グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>老犬のお預かりクラス、老犬との日々を安心して過ごすためにできること

昨日のブログに老犬の七山デビューを紹介させていただきました。

それで引き続きですが、老犬のお預かりクラスについてご紹介します。


グッドボーイハートでは、犬のお預かりクラスをご提供しています。
犬の方からいうと七山に泊まりに行くクラスということです。

犬の預かり先については、飼い主の一番の悩みであることは理解できます。

自分も飼い主という立場で15年間を過ごしてきた中で、一番悩んだことでした。


特に終日もしくは宿泊のどうしても必要な用事のときは、
信頼できる方にお願いするしかありません。

信頼のおける知人や友人にお世話をしていただけるのであれば、
老犬にとってはそれが一番安心できることです。

もしくは信頼のおけるペットシッターの方にお願いできるのであれば、
それもまた、安心できるひとつの対応です。


老犬のお世話をお願いできる時間が短く、夜間不在のため心配だという場合には、
老犬がまだ元気なときにはなれ親しんだ場所でお預かりをするという方法もあります。


グッドボーイハートのお預かりクラスへのお問い合わせを多数いただきます。
中には10才を超える犬のご相談もあります。

ただ、老犬になってから急にお預けを希望されても、対応できないこともあります。

老犬が新しい環境になれるのに時間がかかるかもしれないこと。

老犬と関係を作っていくための時間をどの程度いただけるのかということ。

もしろん、犬以上に飼い主さんとの信頼関係を築いていくためのお時間をいただけるのか
ということも含めて、たくさんの時間が必要になるからです。


グッドボーイハートのトレーニングクラスでお世話させていただいているときには、
犬とも生徒さんともクラスを通して関係作りをさせていただいています。

もしものときに犬が安心して過ごせるようにと、若いころからのお預かり経験をお薦めしています。


これは、多くの飼い主さんが勘違いされていることだからです。

つまり、多くの飼い主は自分の犬が今まで経験したこともないことを
簡単にできると思ってしまいます。

飼い主側に余裕があってお預かりをお受けするときは「できるかどうか心配です。」
といいながら、犬のお泊まり体験にチャレンジされます。

しかし、余裕がなくて預けなければいけない状況になると気持ちが変化することがあります。

犬を誰かに預けなければいけない状況に置かれるということは、
犬ができるかどうかを考える余裕を奪われるからかもしれません。


老犬になってからの急はお泊まりは犬に負担をかけることもあります。

これからの犬の生涯を通して、犬に無理を強いなくていいようにしましょう。


犬のお世話をしてくれる知人やペットシッターを見つけておき、相談しておくこと。

知人や友人に犬を預けてみること。

犬の預かり先を見つけて、犬が負担なく過ごせるかどうかを確認しておくこと。

こうしたことは、飼い主側に余裕のあるときにやっておきましょう。

dav

すでに9才を超える老犬になってしまい、そうした場所や人が見つかっていないなら、
いますぐにこれらの人や場を探しておきましょう。

人の生活はとても不安定なのです。
人はいつも忙しく、移動も多く、時に犬には多大なる負担をかけてしまいます。

ただ人にはネットワークがあります。

犬のことを理解する人が増えることで、犬を預けられる人も増えることになります。

たくさん犬のことを真剣に学べば、いつかあなたが犬を飼っていなくても、
犬を大切にする知人のお手伝いができるようになるかもしれません。

今夜のグッドボーイハートでは老犬のいびきが聞こえてきます。

数ヶ月からお世話させていただいている飼い主さんの大切な犬ちゃんです。

犬ちゃんたちを預かっているときは熟睡できません。

泊まり込みで犬舎のお世話をしていた若き訓練士時代の習慣が抜けないようです。

もちろん、老犬だからといってがんじがらめにはしません。

歩きたければ歩く機会を与え、臭いたければ臭える環境を提供します。

安心プラス素敵な時間を過ごしてもらいお返しするまでの間は、浅い睡眠でがんばります。

とはいえ、体力に限界もあるということで長期お預かりは現在お受けしていませんが、

犬たちの今日という日が良い日であるように、これからもお手伝いさせていただきます。


dav