グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 3月 2016

環境を保護するのか、環境を保全するのか

今日はおもいっきり背中が痛いです。
というのも、昨日お手伝いしていただき、七山校近くの笹薮刈りを行いました。

千里の道も一歩からです。
ひとりよりもふたりでやるほうが勇気がわくので、本当に有難いことです。

野生動物の本を読んで動物の保全について考えるとき、環境保全は必須になります。
それで、荒れている場所が気になって仕方ありません。

笹は昔は畑仕事やいろいろなことに利用されていて、定期的に刈られていたので
藪になということはなかったそうです。

最近は畑にもビニールコーティングされた便利な支柱が使われていますので
笹は用無しになったのでしょうが、刈られずにそのままになっているところもあります。
結構背が高く、その背の上まで蔓があがっていって藪になります。

気になっていた場所を1時間くらい刈り続けていたら雑木のようなものが見えてきました。
目の高さよりも下に、本当に小さな白い花がひとつだけつぼみをつけています。

「梅ですかね…」
「梅だと思いますよ」

そんな風にその木の周辺の笹を刈っていきました。
そしたらなんと本当に梅の木でした。
太陽に近い場所にはたくさんの梅の花が咲いていました。

こんなに山の中に梅があったことと、笹薮の中で生きていたことにビックリです。
いつかどなたかが植えたのでしょう。
太陽の日をたくさん浴びて今年はもっと元気になってほしいです。

「保護」と「保全」は異なるといわれます。
その通りだと思います。

「保全」がどのような態度なのかは、まだ自分でもはっきりとわかっていません。
間違えもあるかもしれませんが、それも学びのひとつなので恐れず行動していきたいです。





Posted in 日々のこと, 自然のこと

クラスメイト

クラスメイトのコーナーです。
今回はチワワのピースくんです。

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はじめまして。
うちのピースの紹介をさせていただきます。
ピースは臆病で甘えん坊です。

いろんなことを飼い主といっしょにするのが大好きですが、
中でもオヤツを使ったトレーニングには目がありません。
家の中では宝探しやボール遊びなども好きで、
体が小さくていつも元気いっぱいです。

何かを教えようとすると、とにかく真剣に向かってくるので
いつの間にか芸持ちになってしまいました。(笑)


楽しい笑顔はもちろん、
毎日違った表情をもみせてくれます。
ですから仕事での疲れを癒してくれる存在でもあります。

あのまん丸の目でみつめらえると、もうメロメロですよね。

トレーニングを通して犬とのコミュニケーションのとり方を学ぶことで
お互いがより理解しあえるようになりました。

お散歩会や専門学校でのデイケアレッスン
グループレッスンなどを通していろいろと経験させてもらっています。

とにかく楽しくて楽しくて・・・といった感じです。

みなさんとのふれあいを通して、
最近では好奇心旺盛になってきたんですよ。

一緒に暮らし始めてから、いろんなことが変わりました。

犬との関わりにより、純粋な気持ちを持てるようになりました。

散歩で四季を感じたり、自然とふれあう機会が多くなったのです。
期待しなかったような喜びをピースとの生活の中で得られています。

これからもピースと共にmかれにとって「幸せ」と思えるような
犬生を送らせてあげたいと思っています。

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このコメントはグッドボーイハート機関紙(2004年11月)に掲載されたものです。

ピース君は現在14歳ですね。
今では二人の弟ができて長男になりましたね。

飼い主さんは訪問トレーニングを通して犬のことをたくさん学ばれました。
飼い主さんの深い愛情の上に、正しい理解が加わり、
怖がりのピース君がどんどん積極的に行動できるようになった成長が感動的でした。

オヤツに夢中になる犬も
オヤツが好きでトレーニングしているのか
飼い主さんに応えたくて行動しているのかは
見ると区別がつきます。

ピース君はもちろん後者。
飼い主さんの気持ちに敏感で共感を得ていたのですね。




Posted in 受講生のコトバ

クラスメイト

クラスメイトのコーナーですが
今回は海外のセミナーで数回ご一緒した知人からいただいたメッセージです。

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みなさま。はじめまして。
みなさまと可愛いワンちゃんは幸せにお暮らしですか?

私の生活は動物とは何の関係もありません。
「じゃ何故ここに?」との疑問に対しての答えはまたいつか。

先日あるランニング雑誌に「Q熱(慢性になった患者の65%が死亡)」になったランナーの記事が出てきました。

当然、治るまではランニング禁止。
きびしい闘病生活を救ってくれたのが愛犬ポピーとの散歩だったそうです。
「走れない辛さもポピーの顔を見るだけで和らぎました。」
とありました。

私にもこういう経験があります。
アラスカのある山から下界に戻ってきたとき、
出迎えてくれた友人が連れていた犬に、疲れていた登山者たちが
どれだけ元気をもらったことか。

世界中どこでも人は犬と暮らしているようです。
自宅前の芝生に愛犬と一緒に寝転びながらランナー達に拍手を送るのはホノルルマラソンの典型的な応援風景です。

エベレストのベースキャンプ(6,000m)付近でも
犬を連れている人を見ました。

一方、RSPCA(イギリスの動物保護団体)のセミナーや
動物福祉関係のシンポジウム等に参加すると、安易に動物を飼い
その結果として動物虐待がいかに多く行われているかの実態を知ります。

コンパニオンアニマルから受け取る恩恵は
双方が幸福
であってこそ生まれると信じます。
皆様とご家族の一員であるワンちゃんたちの生活が幸せでありますように。

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このコメントはグッドボーイハート機関紙(2005年1月発行)に掲載されたものです。

コメントをいただいたKさんは7サミットを2クール登頂され
ホノルルマラソンのボランティアも勤められています。
そして、犬の飼い主でもなく専門家でもありません。
犬のセミナーで数回お会いしたときにとても不思議な存在でした。

何か関心を持たれたことに向き合うこうしたKさんの姿勢が
厳しい自然に向き合う姿勢と同じであることを感じることができます。

犬と暮らしいない人も、犬との暮らしを考えています。
自然と生きる方は、動物たちとも生きています。

学びの機会をありがとうございました。

Posted in 受講生のコトバ

トレッキングクラス

3月に入り暖かくなってきました。
季節の移り変わりがあるというのは心にめりはりができて気持ちがいいものです。

今日は初心者のトレッキングクラスでした。

とても広い環境におかれて落ち着かなくなることは動物としては珍しくありません。
特に犬の場合には、小さいころから人の手が入った状態で育ちます。
狭い場所に拘束されたり、つながれたりするという環境です。
室内で自由にしていても一定の場所から出られないという意味では自由ではありません。

自由にされると一気にストレスから解放されるとおもわれがちですが実はそうではないのです。

だかこそ段階が必要です。
ステップアップというものですね。

このステップアップが犬によってそれぞれ異なるためそれを模索しながらクラスを進めていきます。
事前に犬の性質を把握していても、おかれた環境によって犬がどのように行動するのかは
個体によって異なるからです。
犬の個体別の行動の性質を知る機会でもあります。

落ち着いてくると現在の行動はなくなっていきます。
それでも、今この行動を見ておくということは飼い主さんにとっても大切な時間です。

なので私は預りでトレーニングをすることはしません。
時間がかかっても飼い主さんといっしょに取り組んでいきたいです。
こんなにたのしいことを独り占めすることもできません。
いろいろな変化に悩んだり苦しんだり喜んだりすることを、飼い主さんと共有していきたいです。


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Posted in クラスのこと

ドッグヒーリング

ドッグヒーリングを家庭訪問でさせていただきました。

ヒーリングは見えないエネルギーの循環なのです。
土地や室内環境の影響も受けてしまいます。

土地のエネルギーはとても強く土地のエネルギーの悪いところには人は住みつけません。
神社や神殿が建っている場所はもともと土地のエネルギーの良いところに建てられているようです。
昔の人は自然のエネルギーがよくわかったのでしょうね。
田舎や山林だからエネルギーがよくて、都会だからエネルギーが悪いということでもないようです。

室内のエネルギーもとても大切です。
風水は自然のエネルギーと調和する家や室内をつくるためのものですね。
風水に関心をもたれなくても居心地が良いとか居心地が悪いとか
そんな単純なセンサーで十分だと思います。

ところが、いつも居心地の悪いところにいるとそのことに気づかなくなってしまいます。
動物はとても敏感なので気づきます。
猫は気のいい場所にしかいないといわれているのは、猫が人にあわせずより野生に近かったから
ということでしょう。
最近の猫たちはどうでしょうか?
ずっと室内飼いでいると野生の感覚も遠くなるのかもしれません。

犬は人についていくため「ここって居心地悪いな」と思っても人のそばにいようとします。
逆に具合の悪い人のそばにくっついていることがあります。
自分に体を寄せて寝ているとか、ひざの上に乗って来るという犬がいたら
飼い主さんに何かのメッセージなのかもしれません。

居心地の良さをチェックするセンサーを取り戻すのは難しくありません。
よく整えられた場所で1週間ほど生活してそれから自宅に戻ってみればどうでしょうか。

今がどんなに悪い環境であっても、環境を変えることに抵抗を示すのが動物です。
ゆっくりと変えていくことをおすすめします。

タッチヒーリングを行うときには大切な「環境を整える」ということ。
ご家庭で実践できることが一番ですね。






Posted in クラスのこと, 自然のこと

クラスメイト

クラスメイトのコーナーです。
今回はラブラドル・リトリバーのさくらちゃんです。

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私は4月生まれのせいか桜の咲く春が一番好きな季節。
死ぬときもぜひ桜の樹の下でと思うくらいです。

それだけの理由で7月生まれであってもの彼女の名前は
「さくら」と彼女が来る前からそう決めていました。

ラブラドル・リトリバー=盲導犬のイメージで飼ってしまったのが
そもそもの間違いでした。

さくらが来てから、マニュアルに弱い私は、育犬本、インターネット
人の教えなど、さまざまな情報を駆使してさくらを従順なお利口な犬に
しようとしました。

案の定、素人にも限界。
さくらが何をしたいのか、
してほしいのかさっぱり分からなくなっていました。
私もお手上げ状態でした。
彼女も最悪な家に来てしまったと後悔したことでしょう。
そんな私たちを救ってくれたのは宮武先生でした。

最初のカウンセリングで感じたことは、
私がさくらの行動をよく観察していないこと。
どんな行動をとったのか詳しくいえなかったことです。

多分、見ていなかったし、見ようとしなかったから
彼女の言いたいこともわからなかったのだと思います。

レッスンを続け、課題をこなすことで、
さくらとのコミュニケーションの幅が増え、
だんだんさくらの言い分がわかるようになりました。

そしていっしょに勉強しているみなさんとワンちゃんを見ていると
私達はまだまだ努力が足りないなと思うことも少なくありません。

また、いろんな犬に対する考えかたや、
犬と人間社会との関係についても知る機会があり
私の犬に対する考えはかなり変わったのではないかと思います。

人間に都合のいい犬を育てるのではなく、
犬らしく生きてもらう、人間と一緒に生きてもらうのが
犬にとって幸せな犬生かなと最近考え始めました。

犬らしく生きてもらうという点においては、さくらはまだまだ未熟です。
時折、洗面器や枝をもって走り回る、強烈な匂いをつけてアピール
過度なごあいさつでご迷惑をおかけしますが暖かく見守ってくださると幸いです。
最後にたくさんの出会いを運んで来てくれたさくらへ
ありがとう!

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このコメントはグッドボーイ機関紙(2006年3月発行)に掲載されたものです。

さくらちゃんは桜の花がよく似合う美人さんですね。
今では妹分のリトリバー犬と自然の中で暮らしています。

Posted in 受講生のコトバ