グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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子犬のにおい

犬は乳歯から永久歯に生え変わるのが生後5ヶ月~6ヶ月齢くらいです。この時期が子犬といわれる時代です。そのうち、生後6ヶ月までを発達段階に応じてさらに細かくわけることができます。生後2ヶ月齢が人の3歳くらい、3ヶ月齢で6歳くらい、そして永久歯が生えるころは小学校高学年くらいです。

生後2ヶ月齢くらいまでは、毛質は成犬のような硬い毛ではなくふわふわとした毛です。生後3ヶ月くらいになると艶のあるやわらいけどしっかりした毛になってきます。このふわふわとした幼い子犬特有の毛の時期、おなじように子犬の特徴であるのが、独特の子犬臭です。子犬と接する機会があれば、その独特のにおいにビックリされることもあるでしょう。犬の臭いがするからとシャンプーされてしまうことがあるようですが、子犬にとって大切な臭いだということをご存知でしょうか。

独特の子犬臭、どういう目的のためにあると思いますか?
犬、臭い、臭いつけ、役割。こういうキーワードをあげてくると何を想像しますか?

犬が臭いでつくる世界を大切にしています。犬はお互いの臭いで相手を認識することができ、排泄の臭いつけによって自分のテリトリーを獲得したり、他の犬とのコミュニケーションをとったりします。ということは、子犬の発している臭いもなんらかのメッセージであるということです。それも、他の動物に対するものではなく、同種の犬に対して発せられるメッセージです。

この臭いが子犬特有なものであることから、「自分は幼い犬である」ことを知らせるメッセージであることがわかります。
この臭いは大変強いものです。子犬が少し離れた場所にいても、臭いで存在を知らせています。でもこの年齢ではまだ群れのテリトリーをまもれないし、個体のスペースをまもることすらできません。子犬は成犬の後をついて回ったり、近くで休んだり、子犬たちだけのときには巣穴に引っ込んだりします。

臭いは成犬に居場所を知らせるためにも役立っているのでしょうが、実際には親犬は子犬の行動を強く制限したりはしません。子犬が親犬やテリトリーから離れすぎてしまうとキューキューと鼻を鳴らすため、音に応じて子犬を迎えにいくという行動をします。こういうときには音の方が合図になっていますが、子犬を探すのに役立つ臭いではあるでしょう。

子犬の独特のにおいはもっと別の形で活用されています。親犬でなくとも成犬と子犬をあわせると、成犬が成犬と対面させたときとは明らかにことなる反応を示すことがわかります。同じ群れの仲間でなくても、すべてのおとなの犬たちは子犬を攻撃することはありません。

おとなの犬の子犬に対する反応はさまざまです。たとえば、子犬をグループに受け入れる犬、子犬を無視する犬、子犬をさける犬、子犬がそばにいるとよだれを垂らすような犬もいます。子犬は成犬にとって歓迎されるというよりは、どちらかというと避けられる存在になっているようです。近づけさせないための威嚇をされることはあります。ですが成犬のような扱いを受けることはまずありません。

もちろん、ストレスが過剰となり普通の精神状態でない犬にとっては、子犬はストレスの塊です。成犬がルールを破って子犬を攻撃することもありますので、知らない犬と子犬を接触させることはおすすめしません。

子犬のにおいが消えるころをよく観察してください。子犬が乳歯のころに子犬のにおいは消えてしまいます。成長と発達の過程を見逃さず、飼い主としてその犬の月齢にあった接し方を心がけると子犬は安定した性質に育ちます。

sara070201





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