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タヌキ学

唐津市内の図書館でよく本を借りてきます。
福岡市内の図書館よりも早く入手できて便利で助かっています。

「タヌキ学入門」(誠文堂新光社)という本を借りて読みました。
タヌキは分類学上イヌ科の動物なので犬に近いということと
タヌキは七山スクールの周辺や山での遭遇率も高く身近な動物だいうことで興味があります。

タヌキの生態学的な基礎知識、体のつくりや何を食べているのか、生息地域、行動圏、繁殖といった細かな情報が記されています。

野生のタヌキの寿命は6~8歳で飼育下では14歳くらいという記述もありました。
犬も同じくらいではないかと思います。

取り上げ方として特に興味深いと感じたのは、人がタヌキという動物に抱くイメージについて、文面を裂いて語られていたことです。
イメージの変化の例として「オオカミ」が例題にされていました。

「人が抱く動物のイメージが動物の保全にとっても重要な意味をもつことを示している。」(タヌキ学入門より抜粋)

深い言葉です。

タヌキは野生動物です。
犬はペット化された動物です。

ペット化された動物は本来の犬の状態で保全されることは難しいのです。
人為的な繁殖によって人の好みに合わせて残される形態が偏りつつあります。

どちらにしても動物は人という大きな存在に影響を受けています。

以前にこのブログでも紹介したのですが、数頭のタヌキが円陣を組んでいたのを見ました。
夜暗くなってから福岡か七山に戻る道でスクールのすぐ近くの角でした。
ビックリしたので車のスピードを緩めて横目で見ながら通り過ぎました。
タヌキたちは逃げませんでした。

そのことをずい分人に話したのですが笑いものにされ真剣に聞いてもらえませんでした。
私はタヌキの化かしにひっかかったのでしょうか。

今思い出しても不思議でなりません。