グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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昭和の犬

最近はインターネットでも気軽に映画がみられるようになりました。
映画「ALWAYS 3丁目の夕日」を久しぶりにみました。

犬が主役の映画にはあまり興味がありませんが
映画の風景として隅っこの方に出てくる犬には注目してしまいます。

この「ALWAYS 3丁目の夕日」は時代設定が昭和30年代だということもあり
まだ私が生まれていない時代で少し豊かになり始めているころの
犬や猫がどうしていたのかを知る機会になります。
映画の時代表現が正確であればあるほど「犬はこうしていたよね」
という事実に基づいて作られているので、信憑性も高まります。

映画の中の犬は、和犬風の雑種で体重は7キロくらいのやせっぽちの犬でした。
もちろんリードにつながれていません。首輪もしていません。
子供達が遊び相手にして触ったりしています。
子供に反応はしないで、辛抱強く餌をまっている感じですね。
誰が飼っているという感じでもないですが、誰かが餌を与えているのでしょう。

猫もいました。玄関の外に座っていてひなたぼっこしている感じ。
人を気にすることもなく、こちらも誰も飼っていないようです。

家の前の道はまだ土です。車もたいして通りません。
家事が大変な時代で、主婦は一日中家で仕事をします。
だから家やその周辺は奥さんで溢れています。玄関戸口も空いたまま。
冷暖房がないので熱気が出ることもありません。

そして映画の中では駐在さんが家にチラシをもってくる場面もありました。
「狂犬病が発生しています。大変危険ですので野良犬には近づかないように下さい。」といわれます。
狂犬病予防法は昭和25年に施行されているのですけど、一般の方には
それほどの脅威は感じられなかったのでしょう。

あれから60年。
人の生活が変わり、人の価値観が変わりました。
それに応じて犬の生活も変わり、生き方にも変化を強いられます。

今わたしたちが見ている犬の姿が全てではないのだということを
映画の一場面が教えてくれます。
昔のことだからと人は思うでしょうが、犬はどう思うのでしょうか。

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