グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 9月 2020

コロナが通り過ぎペットたちが捨てられる日本という国で

数日前のニュースで「コロナが収束しはじめたからペットの飼育放棄が続いている」という内容を拝見しました。

テレビニュースをすべて鵜呑みにするつもりはありません。

でも、今年の自粛生活中にペットがいつも以上に販売され「ペットバブル」になっていたことは事実です。

コロナ禍でいろいろな商品な品切れになったようですが、犬猫などのペットも商品として人気があがりました。

他の商品と違うのは、ペットの価格はオークションのように購入希望者が増えると高騰することです。

同じものが二つとないことで取り合いになるということですね。

コロナ禍で販売される犬猫は増えましたがそれでも数に限界があります。

そうすると1頭の価格は高騰します。

福岡でも純血種の販売価格は2倍、3倍となっていました。

これが、ペットを買い求める人が増えていたと証明する事実になります。

コロナ禍で自粛生活となり自宅の中に何か楽しいものを持ち込みたいと考えて犬や猫を迎えた人たち。

そろそろ自粛生活も収束して旅行や外出しての遊びに切り替えるときペットは足手まといとなります。

保護施設や保護団体に飼い主が放棄した犬猫が集まります。

またペットの里親募集サイトを利用される方もいるでしょう。

犬猫の飼育を放棄する人達を「無責任」「最後まで飼うのが飼い主の責任だ」と憤る意見があるでしょう。

これは正論です。

ただ、私は今ではそれでは問題は解決しないと思っています。

ペットの飼育を放棄した方々はペナルティとして何かの負担をおうべきでしょう。

しかし、放棄された犬や猫たちは、無責任な飼い主の元で一生を飼い殺しにされる必要がありません。

犬や猫にはもっと違った「生きる選択権」があって良いと思います。

それは、新しい飼い主の元に行くという選択です。

人の子供でも、子供をきちんと育てることのできない親からは子供を引き離すという法律があります。

犬にも同じようなことができればと思うのです。

飼うことのできない飼い主から引き離して、幸せな生涯を送ることのできる新しい飼い主を積極的に見つけてあげることができれば。

私個人としてできることをいつも考えているのですが、里親になるときの選別について「この犬が自分との生活にあっているかどうか」、無償でボランティアとしてお手伝いしています。

あくまで里親の方で購入に関してのアドバイスではありません。

今放棄されている犬、猫たちが、今以上の幸せを獲得できるように支援の目を向けていきたいと思います。

もしみなさんの周囲に犬を手放したいという方がいたら、無理に引き留めずに積極的に新しい飼い主を見つけるための手伝いをしてあげてください。

人としてどうなんだと問いかけることは、人を成長させる機会なのですが動物にはあまり時間がありません。

いつも、少し犬よりに考えてほしい。

それでちょうど良いくらいだと思います。

保護されて楽しく暮らしている犬ちゃん

Posted in 日々のこと, 犬のこと

犬が脚の指をちゃんと使えているかをチェックしよう!

犬との山歩きをおすすめする理由のひとつは

 

犬と山を歩くという、とても古典的な行動をトレッキングクラスなどといったハイカラな名前を付けて皆さんにおすすめしているたくさんの理由のうちの一つがコレです。

犬が脚の指をちゃんと使えているかどうかを知ること。

脚の指?そんなものはついているだけで使えていると思っているなら大きな誤解です。

まずは前脚の指が片足で五本ない犬もいるのです。

犬の前脚の親指にあたる「狼爪」が切り取られている犬が増えています。

プードルやミニチュアシュナウザー、チワワなどの犬種で指のカットがされているのをなんどか確認しました。

飼い主さんに理由を尋ねられるのですが私の方が聞きたいくらいです。

犬の4つの脚にそれぞれに指があったとして、長さが短い犬が増えています。

指先を使うことがなく短くなった=退化させてしまったようです。

指先の短い犬は山の傾斜でうまくバランスをとることができず、飛び跳ねが多くなります。

そんな指をちゃんと使えていない犬たちのことを考える中、自分にもある出来事が起きました。

つい最近足指の不調が起きそれが現在でも起きているので、ちょうど良い素材として使ってみます。

 

自分の身に起きた足のバランスの崩れから考える

 

私に起きていること。

左足の指が思うように使えていないので、足の指裏の余分なところの皮膚が固くなってしまうという症状が起きています。

そのため明らかに左足の指と右足の指では大きさや厚みや固さに違いがあります。

違和感は、触るとしびれがくるなどといった他の状態などでも自覚できます。

理由は、長年にわたる長時間の運転によって左足裏で車のアクセルとブレーキを踏むという微調整が続いていること、

それに加齢という追い打ちがかかってしまい、足全体の筋肉が一気に減少していることでしょう。

足全体を上手く使うことができず、足の指と足裏に変なバランスがかかってしまい体全体のバランスに不調が起きています。

念のため整形外科でレントゲン写真も撮影したのですが、指が開いた状態になっており、指先が地面から離れているということでした。

(実は今年のはじめに親指を骨折したのですがそれは完治していました。治癒力ってすごい!)

指先を地面につけるように意識して体重を乗せる時間をつくるしかないということになりました。

しかし行きつくところは「山歩きするなら地面をつかむようにあるくと一番良いです。」という医師からのお話を聞くこともできました。

やっぱりね!です。

 

犬が山を歩くことで発達する指先の動きとは

 

犬は人以上に指先、つまり爪部分を土に差し込むようにして歩くように体の構造が設計されています。

人は平爪、犬は鉤爪。

犬はスパイクをはいたような状態だと思うと良いでしょう。

爪が地面に入るとまっすぐと立つことができるのですが、爪がフローリングやアスファルトにぶつかると指は自然に曲がっていきます。

これが結果として股関節の病気やヘルニアにもつながっていきます。

そもそも持っている体の部品をちゃんと使えていなければ体はどこかに負担が来てしまいます。

犬なら指をちゃんと使って歩いていなければ、体全体のバランスに不具合が起きます。

犬が屋外で生活していたころの、つまり野良犬や野犬の構造に近い骨格を持っていれば、正しい山歩きで犬の身体はちゃんと発達していきます。

ただ人の人為的(人のための)繁殖によってつくられた純血種のうちの多くは、骨格形成が本来の機能性の高さから離れてしまっています。

これらの犬の山歩きの場合には、それぞれのペースで無理のないように発達を促す手順が必要です。

今日はどうかな。いつもより安定があるかな。と見るべきところを見てあげることが大切なのです。

 

犬のことも大切だけど、まずは自分をもっと知ること

 

私は現在、自分の今の体の状態がもう少しわかるようになりたくて現在、整骨院の先生のところで教えていただいています。

自分の不調から自分の体の仕組みについて興味を持つことが、犬たちの体について考える機会になるからです。

私のような足指裏の不調からくる場合でも、腰に余分な負担がかかってしまい体のバランスが崩れていることは自分でもよくわかります。

ひとつが上手くいかないとこうなるのだなと感じます。

立て直すために、歩き方、立ち方、山歩き、タッチヒーリング、マッサージなど、

自分が持っているいろんなことを自分に試していきます。

ここを触るとここがしびれる。

呼吸を変えるとこんな風に変わると感じることで、犬はもっと全体がつながっているのだろうなと共感できるからです。

そもそも自分のことすらわからないのに、犬のことなどわかるはずがないというのが私なりの考え方です。

自分が今どのような状態なのか、自分を見つめて自分を知る時間をちゃんと作ること。

自分を客観的にみて自分を受け入れる時間を持つこと。

そのことが犬のことをより知るために大切だと感じていますし、今までもそうしてきました。

自分を大切にできない人は他人を大切にできないし、

自分を大切にできない人は犬を大切にできません。

犬のことを学べば学ぶほど、人として生きることを学ぶことになっています。

山歩きで脚指を使う犬

Posted in 犬のこと, 自然のこと

グループトレッキングクラスで深呼吸してテンションを下げて…そしてゆっくりと集中する。

週末は良いお天気に恵まれですがすがしく犬と山歩きを楽しんでいただけたようでホッとしました。

インスタに写真をあげてこちらもホッとしてしまいブログ更新が遅れてしまってすみません。

今回は気合を込めてトレッキングクラスにご参加いただいた飼い主さんもいらしゃったようで、クラス開始はじめからビックリするような光景を目にしました。

初めてのグループクラス参加で緊張する犬ちゃんでも落ち着かせは大丈夫



グループクラスのときには犬同士が最初に対面するときが一番緊張します。

なんどもグッドボーイハート七山に来ている犬ちゃんなら、今からみんなで山を歩き始めるのだということが予測できますが、それでも緊張感は高まります。

最初はなかなかひとりでは緊張を超えることができないのは当たり前のことです。

飼い主が犬のリードを持って行動制限をしているのですから、ちゃんと落ち着かせるためのサポートをしてあげる必要があります。

最初の落ち着かせが上手く行くと、山歩きの最中はぐんとテンションが下がってきます。

犬が落ち着けるかどうかは飼い主次第です



犬のことをあまりご存知ない方には「犬のテンションが下がる」というと、犬が元気がなくなるなどの悪い印象を持たれるかもしれません。

犬がいつも走り回ったり飛んだり跳ねたりボールを追いかけたりしていないと楽しくないと思っているのなら少し見方を変えてみることをおすすめします。

ドッグランや囲われた場所で犬同士が走り回っているのは楽しんでいるというよりも「テンションが上がっている」状態です。

犬が興奮していることを学習させているにすぎず、安定した犬の性質を引き出す社会学習にはなりません。

山歩きは自然と向き合う場所。

自分の体力、気力、そしてグループの集合力を結集して、バランスよくエネルギーを使うことが大切です。

トレッキングクラスの始まりで見せた犬たちの落ち着きよう。

飼い主さんたちの気合と犬への信頼度を見てすごく嬉しくなりました。

秋のこの季節、山からは薪に良さげな木々を持ち帰るのが私の仕事です。

12月まではトレッキング最高の季節。

できるだけたくさん犬と山歩きをするこの季節にお山デビューを希望される方は早めのスタートをきってください。

飼い主さんの足元で自己紹介をきく犬ちゃん

Posted in クラスのこと

プライベートトレッキングクラスで秋の山を家族で歩こう!

連休中にプライベートクラスでトレッキングの練習に来てくださった犬ちゃんたち。

ご家族のみなさんと一緒に山歩きをする時間を楽しみました。


山歩きの移動の道に平坦は場所はありません。

犬の四つ足はそれぞれに違う位置にあって、次に足を置く場所もそれぞれに違う位置です。

犬は歩きながらバランスをとることを学びます。


「学ぶ」と一言でいってもいろいろな形があります。

オスワリやマテを飼い主から教えられるのも学ぶことです。

合図を学ぶことと山を歩く学びは全く違います。

どちらも犬の人との生活に欠かせないものです。

大きな違いは、山を歩く学びには「山という環境」が必要なことです。

ゆっくりと山を歩くことで犬が受け取っているものは、オスワリの行動のようにすぐに成果がわかりません。

犬の中の何が変化しているのか、周囲からはほとんど分からないのです。

だからこそ結果を求めての山歩きは長続きしません。

長く続けるコツは、山を歩くことを楽しむことです。

犬と山を歩くことが楽しいと思えるようになれば、ずっとずっと続けることができます。

犬にどんな変化が起きるのかを知るのはずっと先のことになるでしょう。

今を生きること、今を大切に想うこと。

おそらく犬が毎日実践していることです。

犬には見習うべき習性もたくさんあります。

あと一日、犬といっしょにゆるりとお過ごしください。


 

 

 

Posted in クラスのこと

短いようで長い犬の生涯は飼い主の人生と共にあることを大切にしたい

犬の寿命はここ20年でずいぶんと長くになったと思います。

室内飼育や食べ物の質の良さ、動物医療の発達などいろいろなことが犬の生涯を伸ばしてくれているのでしょう。

長生きの犬になると12歳、14歳、16歳と、人生を共にする家族となります。

10年をかけると人の人生にもいろんな出来事がおきます。

転職、親との死別、転勤、結婚、出産、離婚、そして自分が他界する。

犬にとって毎日の安定した平穏な日々が大きく揺れ動くときです。

犬は飼い主と悲しみを共にしてくれます。

犬は飼い主がその親と死別したことを知らなくても、飼い主の悲しみを受け取ってしまいます。

犬が直接的に悲しまなくても、自分の悲しみを受け取ってくれると感じられるから人は犬にずいぶんと癒されている、もっと直接的にいえば助けられています。

私も長い間オポという犬に助けてもらいました。

大きな負担をかけていたとごめんねと思ったこともあります。

同時に犬は飼い主の喜びを受け取ります。

楽しいことがあった、心地よいと感じることを犬の方が受け取ってくれます。

 

グッドボーイハートの生徒さんの中には、犬と暮らし始めた後に結婚をされた方が何人もいらっしゃいます。

子連れ結婚ならぬ、犬連れ結婚ですね。

ご結婚される飼い主にとってはまさに人生最大の転機です。

犬は飼い主の人生の大きな変化の波にいっしょに乗ることになります。

犬が飼い主の家族であればあるほど、この波は大きく犬の平穏を揺さぶってしまいます。

それが飼い主にとって成長のひとつの段階であっても犬は飼い主といっしょに波に揺れます。

そしてその先にのもっと広い海に出る飼い主と共に犬も広い海に出ていくことができます。

飼い主の人生のチャレンジは家族である犬のチャレンジでもあるのです。

その生活がお互いにとってより良いものとなるためには、飼い主は犬をできるだけ理解し尊重するように努力するしかありません。

犬だってつまらない飼い主の人生よりも、より豊かな飼い主の人生に沿うことを願っていると思います。

結婚は飼い主に新しい家族ができるのと同じように、犬にとっても新しい飼い主ができることなのです。

結束の高い群れになることを犬は心から歓迎するでしょう。

そのために犬も成長のチャンスをもらえるはずです。

どんな時間も大切に。

家族であることを忘れない。

犬はきっと飼い主が人として成長することを良しとして見守ってくれます。

私自身もすでにこの世にはいない自分の犬がまだ、自分の成長を見張っている?と思って生きています。

あの犬に恥じないように生きたい。

そう思うと今目の前にあって向き合っているいろんなことから逃げずに真剣でいられるからです。

良いご縁をありがとう。

きっとあなたの犬がそのご縁をつないでくれたのだと思います。

グッドボーイハート七山のテラスで白柴くん

Posted in 日々のこと, 犬のこと

<犬のこと>未熟な動物は「欲求」が「要求」になってしまうことに気づこう

あなたの犬は「欲求」が「要求」になっていませんか?

お気に入りのラジオ番組「テレフォン人生相談」をこの日も車で聴いていました。

内容は子育てに関するものだったと思いますがあまりはっきりと覚えていません。

ただ頭の中に入ってきたこの言葉。

未熟な動物は欲求が要求に代わってしまう…

同じような内容のことを言われたので犬に直結しました。

 

犬の「欲求」が「要求」になる具体的なパターン

 

犬には人とベースは同じ欲求というのがあります。

心理学者マズローの有名な欲求のピラミッドの絵図からいうと

人ではトップにくる自己実現以下は同じです。

※自己実現については野生のイヌ科の動物は到達していますがペットの犬については環境が伴っていないと感じます。

犬の基本的な欲求の中で特に犬が人に依存しているものは「食欲」です。

生きるために必要な「食べ物」を完全に人に依存しています。

食べ物を人が与えるという行為で犬と人の基本的な関係性が始まっていますからここはとても大切なところです。

犬の側からすると、食べ物を人に依存しているからこそ人との服従関係も作りやすい反面、中途半端な状態では家畜化(人が飼う動物)にとどまってしまうこともあります。

そうなりたくはない、人と犬は友達なのだ、人と犬は家族なのだ、少なくとも犬は家畜ではなくペットなのだと願うからこそ犬に自由を与えると同時に教育も与え、人の社会の中で社会生活が送れるようにと頑張るのではないでしょうか。

ところがこの頑張りがバランスを崩してしまい犬は人に完全依存という状態となり、未熟性を残したまま体だけが大人になってしまうことがあります。

こうなると犬は未熟な(幼稚な)動物として人から食べ物をもらい続けます。

そしてこのようになるのです。

お腹が空いた

食べ物を食べたい「食欲という欲求」

食べ物をよこせ「要求」

要求はエスカレートしていきます。

このゴハンやだ。

ゴハンの途中で攻撃。

ゴハン飽きたオヤツがいい。

こんなゴハン食えるか。

などなど…。

まるで未熟な若者が引きこもって自室に食事を運んで来させるようなそんな状態になっていきます。

 

犬の行動にみる「食欲」が「餌をよこせ=要求」に変わるとき

 

犬のごはん前の行動に注目すると、ごはんに対する「欲求」が「要求」に変わっているかどうかがわかります。

食事前の犬の行動として「鼻を鳴らす」という行動があります。

鼻を鳴らす=くーん、きゅんきゅん、くんくん

こんな感じの音です。

この鼻ならしは社会的なコミュニケーションのシグナルで、ゴハン以外にも自分が不安定であることを周囲に伝える行動として見られます。

あまり大きな音ではないので離れていると聞こえないこともあります。

本当に周囲にいる動物たちに聞こえる程度の音で抑制の入った音です。

これとはもっと強い音があります。

吠える = キャンキャン、ギャンギャン、ワンワン、わおーん、キュンキュン

こうなると鼻ならしとは言えません。

鼻ならしから吠えるに変わる音で、声を向ける対象もはっきりとしているため鼻先をそちらに向けて音を出します。

興奮が上がって来ているため、立ち上がりが見られます。

前脚を何かにかけたり、例えばサークルやケイジやクレートの戸口にかけたりします。

立ち上がりから飛びつきになります。ジャンプする、飛び上がる、後ろ脚で立ち上がる。

テンションが上がって来て要求が高まっていくのが分かります。

 

「欲求」を表現する行動と「要求」を表現する行動・その行く先の違い

 

この食べ物に関する「欲求」と「要求」の違いがこの先どのように変わってくるのか想像してみましょう。

「欲求」は満たされなければ収まっていきます。

正しくは収めていくといったらいいのでしょうか。

自分に当てはめてみます。

お腹が空いた→でも今食べることができない→少しガマンする→お腹空いてた気持ちが落ち着いてくる

それで結局食べられる状態になったら再び食欲は上がるのですが、今は食べることができないと受け取ることで体はいったんリセットするようです。

つまりは自分で欲求をコントロールして収めたということになります。

 

ではすでに「欲求」が「要求」に変わってしまったらどうでしょうか。

「要求」というのは何かの見返り、つまりは交渉の道具であったり脅しへとつながります。

次第というよりは即効でつながっていきます。

だからでしょうが子犬に食べ物を与える立場の親犬は、当然のことながら子犬の要求には応じません。

要求は無視か却下かしっぺ返しを食らうかのどれかです。

ところがこれが人となると要求はすぐに通ることを学習してしまいます。

キャンキャンと子犬がなくと「お腹空いたのね~」と飼い主が餌を持ってきます。

ワンワンと飛び上がってなくと「可哀そうにすぐにゴハンあげるよ~」といって食べ物を与えます。

犬は毎日同じものを同じ時間にもらっていたとしても、必ずゴハンの前に吠える、鼻を強くならす行為を繰り返します。

必要以上に与えてはいない、規則正しく与えている、だから犬が自分に食べ物のを要求したりなどするはずがないと飼い主は思っているでしょう。

「要求」ではなく「おねだり」といったらしているかもしれないと思うでしょうか。

言葉のちょっとした違いですが同じことです。

要求は犬の未熟性の現れです。

成熟した犬であれば、どんなにお腹が空いていても声や音を出して食べ物をねだるということはありません。

食事をもらう場所にいって伏せたり待ったりして飼い主が食事を与え忘れないようにとメッセージを送るくらいです。

しかしこれは要求には当たりません。

犬が未熟でいることは動物を怖がる人にとってメリットが高いように思えますがそうではありません。

未熟性は攻撃性や興奮性を高めます。

噛みついたりパニックを起こしたり騒いだりする犬になって扱いにくくなるだけなのです。

同時に犬の立場にたってみれば、落ち着いた日々が遠のき自尊心も生まれません。

あなたの犬が尊厳を持って生きていけるようにサポートしたいのであれば、犬の自律を支援しましょう。

それが犬の社会化トレーニングです。

ゴハンのときも静かにマテる犬ちゃん



 

Posted in 犬のこと

<クラス>家庭訪問レッスンでバランスと感覚を鍛えるための障害物練習

グッドボーイハートの家庭訪問レッスンの内容は「その犬に合わせて」が基本です。

対応している問題は多岐にわたりますが、同じように犬の生活環境も様々です。

同時に飼い主側の生活環境や価値観や考え方、犬との暮らし方も様々です。

今あるところから少しだけ努力して犬との暮らしをより良いものになるように提案するのがグッドボーイハートというドッグスクールの使命です。

以下の動画は、家庭訪問レッスンで練習していただいている「コンフィデンスコースの利用」です。

リードを持っているのは飼い主さん、歩いている犬は3才のラブラドルリトリバーのメイちゃんです。

まずはその動画をご覧ください。



 

この動画を見ていただくことのポイントをお話します。

犬は4つ脚歩行ということはみなさんご存知のとおり。

でもわたしたちは2足歩行です。

動物を考えるときにお互いの相違のうちの「違い」の方に注目してあげることの方がとても大切です。

4つ足で歩く犬。

前脚は障害物を超えることができるのは私たちでも同じことです。

しかし見えない後ろ脚が障害物に当たらずに動いているのはなぜでしょうか?

後ろ脚をもう一度スローモードの動画で確認してみましょう。



わかりましたか?

答えが分かった方はレッスンのときに教えてくださいね。

※ラインやメールでは対応しきれないのでごめんなさいです。

障害物競争というと一番メジャーでみなさんが楽しんでいるのはアジリティです。

ドッグスポーツのひとつでオリンピックレベルまであります。

でもこの動画にある障害物を利用して体を使うことは、速さを競う競技ではありません。

目的は困難な環境に対して自分の機能をどの程度使えるのかということです。

もうひとつの大きな目的は、犬がひとりで歩いているのではなくリードをつけて飼い主さんと歩いているということです。

実際にやってみるととても難しい練習であることがわかります。

動画を見てすぐにやってみたくなるとは思いますが失敗の連続は犬に自信を無くさせることになりますのでまずは飼い主さんだけでやってみてください。

老化防止にもなると思います。

 

※家庭訪問レッスン、通学レッスン、グループレッスン、ヒーリングクラスなど、指導内容は個人的な情報ですが飼い主さんの許可をいただいたものだけを公開しています。

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スズメバチとの闘いその後「今度こそ私からのやられたらやり返す」で自然の原理を彼らに教えたい

数週間前にスズメバチにさされました。

詳しくはこちらのブログ記事をどうぞ

やられたらやり返す!スズメバチから倍返しならぬ千倍返しを受けた生涯の不覚

このスズメバチの襲撃を受けて家の周囲にスズメバチ用トラップを置きました。

やられたらやり返すは自然の原理です。

 

スズメバチ用のトラップ設置を決めた理由

 

先に行っておきますが私はそれほど好戦的な方ではありません。

事前に自己主張もできるしテリトリーもちゃんと持っているし守るべき家族もいます。

不用意に生物たちと戦うつもりはありません。

戦いを挑むということはこちらも応戦されるということお互いに関与しなくていい生物なら手出ししないことが安全策です。

そんな風に考える私でも戦わなくてはいけないことがあります。

相手が自分のテリトリーに侵入してきて攻撃をしたときです。

スズメバチの言い分からすると「お前がオレたちスズメバチのテリトリーを犯したんやろうが」というところでしょう。

しかし家の軒下は私のテリトリーです。

「先にテリトリーに侵入したのはあなたたちスズメバチの方じゃないの」

ということで巣は撤去したのです。

ところがひとつのスズメバチの巣がなくなったことで別のスズメバチの群れの数匹が軒下まわりをうろつくようになりました。

もう巣をつくる時期ではないですが、軒下周辺に集まりやすい虫を探しているようです。

いきなり刺したりはしないスズメバチも軒下周辺にうろつかれると作業もままなりません。

テリトリーを侵入してくる攻撃性の高い生物は事前に排除することにしました。

これは攻撃ではなく罠。

攻撃は相手を威嚇して近付けさせなくすることです。

テラスでスプレーをかけたりするのも攻撃のひとつです。

ところがスズメバチは動きの俊敏性が半端ないのです。

スズメバチ用のバズーカ殺虫剤をかけてもスプレーの噴霧よりもスズメバチの後退の方が圧倒的に早く効力がありません。

威嚇も通用しないならトラップをしかけて境界線をはっきりさせるしかない。

 

製作したスズメバチ用のトラップはこんな感じに

 

こんな理由でネットをみながら作ったスズメバチ用のトラップはこちら。

スズメバチ用のトラップ



ちょうど生徒さんからいただいた自家製のブドウがあったので皮を発酵素材として入れています。

家の軒下や家近くの木に下げてみました。

持って歩いているだけで虫が寄ってくるのではないかというほどのお酒のあまーい香りがします。

これなら数キロは臭いが拡散できそう。

スズメバチ用のトラップをさげて様子を見る



先日トラブルのあった家の裏側に集中させて4つ設置してみました。

製作にあたり悩んだのは「返し」のつけ方。

入ったあとに出てこないようにするために「返し」をつけるが「返し」がきつすぎると入ることが難しくなる。

「返し」が弱いと簡単に入れるが出て来れるような気もする。

入口のサイズも小さすぎると入らない。

オオスズメバチなら2センチはいるけれど今回は家周りにいるコガタスズメバチ対応ということで1.6センチで作ってみた。

敵はやってくるのか。

期待に胸が膨らみます。

 

トラップにスズメバチが入ったが唖然とした結末に…

 

翌日雨が降ってしまったが自分で仕掛けたトラップを家の窓からなんどか眺めていると大きなスズメバチ(コガタスズメバチかな?)がトラップの中に入っていくのを目撃した。

ずごい、やっぱり入っていった。

入ったことをダンナくんにラインで連絡しているその瞬間にびっくりする光景を見てしまいました。

なんとトラップのペットボトルに入った大きなスズメバチは一度甘い液を吸い込んだようなしぐさの後再び上にとびあがり「返し」に脚をかけて外に出ていったのです。

えーーーーー。ビックリです。

悩んだ「返し」はほとんど返しの意味がなかったのです。

ではどうすれば良かったのか?

返しのサイズか、返しの角度なのか。

ビデオ撮りすればよかったのですが一瞬のことでびっくりして何もできなかったのです。

しかし、その午後もまたふと窓を見るとスズメバチが入っていってそれから同じように外に出ていくのを同じトラップで目撃してしまいました。

多分同じスズメバチだったと思います。

日頃から肉眼で観察する癖がついていてビデオを撮影しようということが全く頭に入らずに2回目もビデオ撮りできず。

とりあえずペットボトルがないのでこのまま様子を見るということになり、戦いは来週に持ち越すことにしました。

こんなに小さな生物でも人間の生活を脅かすのです。

今みなが恐れているウイルスだってもっと小さな存在なのに私たちの生活を激変させました。

昆虫や哺乳動物たちとの共存は、ちゃんとした境界線を設けることです。

トラップは境界線の印だからちゃんとしたものを作らねば。

自然と共に暮らすことは体力、気力、知力を使いますが、脳は活性化してまた新しい学びになりました。

次回ご期待下さい!

Posted in 日々のこと, 自然のこと

<犬のこと>人によって態度を変える犬は賢い?それともずる賢いのか?

人はある程度は「人によって態度が違う」のがまかり通っている。

上司には礼儀正しく年下には横柄にとか、自分に利益がありそうな人には下手に出てどうでもよさげな人は無視するとか。

人によって態度が違う」が犬にも起きるのを見たことがあると思います。

そんな報告をつい先日受けました。

それはトレッキングクラスの後のお茶タイムのことでした。

ある生徒さんが送迎サービスを利用してトレッキングに参加されていました。

クラス終了後に少しのティータイムを取ることになりました。

犬ちゃんはとても礼儀正しい場をわきまえるしつけのできた犬でした。

「お部屋にいれていいですよ。犬用のマットになるもの(このときは犬用の柔らかいバッグを利用)を敷いてその上に待機させてあげてください。」

とお願いしました。

飼い主さんは犬用のバッグをベッドにみたて、ここに待ってねと犬ちゃんをそこに待たせました。

わたしたちの食べていたおやつに少し興味を示したものの、これ違うよねと犬ちゃんを見ると数歩前に出たもののすぐに後ずさりして待機を続けます。

やっぱりちゃんとした犬ちゃんはどこにいってもちゃんとしていると関心したものです。

私は次の仕事のために「お先に失礼しますね。」といって生徒さんと送迎係のダンナくんを部屋に残して車で出たのです。

その後の犬ちゃんの豹変ぶり行動が「報告」として挙がってきました。

私の車が出ていく音、ブーっという音が聞こえなくなったとたん…犬ちゃんは部屋の中をあちこち探索しまわったそうです。

そしてじゅうたんの上に自分の臭いをこすりつけたり、ダンナくんの手に自分の鼻をなんども押し当てて要求行動を繰り返したりしたとのことでした。


私がいるのといないので、犬の行動がびっくりするほど変わってしまったことに、飼い主さんとダンナくんで大笑いだったということです。

といっても私が格別その犬ちゃんといっしょに過ごしたわけでもなく、ゴハンを与える人でもなく、罰を与えたわけでもありません。

それでも犬は、ここではこの人がルールなのだと環境を通して学んでいたのです。

私がいないと環境が変わることを理解できることは、その犬が賢いということです。

ただ態度を変えてしまうことについては、犬側からするとずる賢いのでもなんでもありません。

犬はただ環境の変化に敏感に反応できる動物であり、環境に応じて素直に行動しているだけなのです。

こうした行動は犬をほめたり叱ったりして起きることではありません。

環境を整えることこそ犬の行動を安定させる道具であり、人はその環境の一部なのだと考えるととてもシンプルです。

豹変した犬くんを見ることができない私は写真でその姿を確認しました。


 

 

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立ち向かう、といえば冬到来の準備。薪ストーブのオーバーホール

立ち向かう…といえば、この間にグッドボーイハート七山校では冬準備のための大勝負が起きていました。

薪ストーブの組み立てです。

この冬の薪ストーブの清掃の際に、なぜかダンナくんが薪ストーブを解体してしまいまして…。

きちんと掃除しようとしてこうなったらしいのです。


これを見て本当にびっくりしたのですが、バイクより構造は簡単だからと本人はあまり気にした様子もなかったのです。

しかしこのあと薪ストーブ屋さんに再度の組み立てに聞いて聞いてみたところなんと「やったことがない」とのこと。

※オーバーホールとは、機械部品を部品単位まで分解して清掃・再組立てを行い、

新品自の性能の状態に戻す作業のことである。(ウィキペディアより)

薪ストーブを解体して組み立てる作業など10年に一度くらいしかしないのでしょうが、そもそもあまりする必要はないらしいのです。

しかしすでに分解されてしまった薪ストーブ。

10月には薪ストーブを使いたいたから早く組み立てしてほしいという私の要望のもと、ようやく組み立て作業が始まりました。

湿度の多い日本だからか部品には落ちない錆も多く、錆とりも完璧にはいかなかったようですがある程度終了。

七山の薪ストーブオーバーホール中



手前にあるのはセメントでこのセメントで部品と部品をつなぎ合わせていきます。

あとは手元の勘のようですが、なにしろ初めてなので勘もなにもやってみるしかないということでした。

 

 

薪ストーブなんとか組み立てられたけど



とりあえず形になってホッとしています。

まだテストをしていないので上手くいったかどうかわかりません。

こんなことが面倒だと思うなら、暖房は電気製品が一番です。

古いものは仕組みは簡単だけど手入れが大変です。

古い生活はシンプルだけど人の手が必要なのです。

古い関わり方も同じ、シンプルだけどやっぱりセンスがいりますね。

犬と人も同じです。

古くてセンスのあるコミュニケーション。

グッドボーイハートでいっしょに学びましょう。

トレッキングクラス

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