グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<受講生のコトバ>3歳から犬のしつけにチャンレジでも遅くない!毎日の練習こそ関係作りのために必要な時間。

グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講して下さった生徒さんからいただいた、受講の感想文です。

今回は、3歳からトレーニングを開始されたビーグルのふくちゃんの飼い主さんからコメントをいただきました。

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今年4歳になるビーグル犬の“ふく”は、初めての室内飼いの犬でした。

うちでは、今までの犬達は全て外飼いでしたし、本当はふくも落ち着いた頃に外で飼うつもりでした。

しかし、来客に対する興奮、家族がそばを離れると吠えるなど、外飼いは無理だなと断念…。

結局、室内で共に生活することにしました。


行きつけの病院がしつけ教室を開いていたので参加しようとしましたが、職場が不規則な勤務体制な為、なかなか日程が合わずにこちらも断念することに…。

仕事も忙しく、ずるずると3年経ってしまいました。

しかし、月日がたつにつれ飼い主である私に対する執着は日ごとに強くなり、散歩中に他の犬や人に吠えたり、過剰な回数の排泄をするなど、ふくの問題行動は悪化するばかりでした。

 


このままでは、ふくも私も駄目になるという危機感からネットで必死にドッグスクールを調べて、宮武先生にたどりつきました。

仕事がら不規則な生活体制だったので、家庭訪問トレーニングはとても助かりました。

初回の家庭訪問カウンセリングを受けて、ふくの状態説明を受けました。

犬の習性を全く理解できていないことを知って、自分が情けなくなりました。

また、私のこれまでの間違ったしつけや愛情がふくを不安にさせていたのかとショックで数日は立ち直る事ができませんでした。


しかし、宮武先生の言葉を振り返り、時間はかかってもふくの為に頑張るぞ!と気持ちをあらためて取り組みました。

毎日習った事をトレーニングしました。

排泄は外、

クレートでの食事や夜の睡眠、

カウチベッドでの休息、

マテ、伏せ等…。

最初は絶対に無理だと思っていた事が、ひとつずつできるようになりました。

また、宮武先生には生活環境に必要な物品や食品なども的確なアドバイスをいただき、本当に感謝感謝です。


家庭訪問トレーニング後も七山のトレッキングコースでふくといっしょに自然の中で楽しい時間を過ごしています。

まだ、社会性で弱い面がありますので、他の犬と触れ合う機会を増やしていきたいです。

そして、ふくの協調性を高めていけたらと思っています。

今後もよろしくお願いします。


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犬の問題行動の改善のために取り組む時期ですが、犬の年齢はやはり大きく影響します。

5歳より3歳がいい、3歳より1歳がいい、1歳より3ケ月がいい。

始める時期は一日でも早いことは間違いありません。

しかし、3歳になってしまったらもう犬の行動を改善することはできないのかというとそういうことではありません。

なぜなら、問題となっているのは犬の行動に影響を及ぼしている飼い主さんとの関係と、犬の生活習慣だからです。

ふくちゃんの初回のカウンセリングで印象的だったのは、室内のトイレシーツにする排泄の回数が20回くらいあったことです。

それでも、ペットシーツの上にする排泄を飼い主さんは当時は問題だと思われていませんでした。

しかしこの室内マーキング状態の排泄回数は、犬からの大きなメッセージです。

何かが上手くいっていない、不安定な状態が続いていますよ、ということを犬が行動を通して飼い主に伝えているということなのです。

犬がトレーニングを始めるには大変な状態や年齢になっていたとしても、やり遂げられる飼い主さんに共通している点があります。

 

犬のしつけに成功する飼い主の特徴その1

指示されたことをちゃんと守り練習を続けていること。

ふくちゃんの飼い主さんも、小さな練習を毎日コツコツと続けていらっしゃいました。

練習が続けられているかどうかは、報告を受けなくてもすぐにわかります。

人によっては「毎日やっているつもり」で全くステップアップしない状態を維持されていることがありますが、これでは練習とはいえません。

練習とは、繰り返しながらステップを上げて犬がよりできるように引き上げていく過程をいいます。

例えば、ごはんの前にオスワリすることなどはできるようになっていれば当たり前のことなのでそれを毎日やることは練習とは言わないのです。

犬とのトレーニング=練習は、自分にも負荷がかかるため忍耐強さがないと続けていくことはできません。

ふくちゃんはちゃんと練習を続けていることがわかる状態でした。

 

犬のしつけに成功する飼い主の特徴その2

自分の持っている思い込みや価値観を捨てることができる。

これは本当に大切なことで、なかなか思うようにはいきません。

多くの飼い主さんが持っている「犬を可愛がりたい」という気持ち、そして「犬がかわいそう」という気持ち。

この小さな価値観にとらわれている中では犬との関係改善はできません。

誤解を恐れずに言えば、この二つはどちらも人の都合に立った考え方だからです。

もし犬の親が自分の子を育てる立場であるとしたら、この二つの気持ちは犬には芽生えてこないでしょう。

親犬も子犬もお互いに真剣勝負です。

人側の犬に対する思いによって作られる思い込みや価値観をすべて捨て去ることは難しくても、一旦横に置くことができなければ「なぜ犬はできないのか。」とやがては犬を攻めることになるのです。

犬の立場に立って感じることが少しでもできるようになると、自然の中で犬と過ごすことの心地よさを肌で感じられるようになります。

自然と犬と山にいったり自然の多いところへ出かけたいという気持ちが芽生えるようになるはずです。

ふくちゃんの飼い主さんはそんな気持ちを感じられたのだと思います。

ふくちゃんとの関係はこれからまだまだ変わっていきますね。

ふくちゃんが他の犬とトレッキングができるようになることがとても楽しみです。

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<受講生のコトバ>犬にしつけをしたつもりだったけど間違いに気づきました。

グッドボーイハートでトレーニングクラスを受講された飼い主さんからの感想をいただきました。

今回は、柴犬の4歳オス犬のもんたくんの飼い主さんからいただいた感想です。

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トレーニングの相談のきっかけは、咬みつきが出てきたからです。

ネット検索でこちらの学校を見つけて電話で問い合わせしました。

相談した内容は、犬の機嫌の上下でだんだん触ることができなくなってきたことです。

次第に咬みつくようになり、手に負えなくなってしまったので、トレーニングをお願いすることにしました。


トレーニングクラス受けて気づいたことは、今まで間違ったしつけをしていたということです。

以前にも犬を飼ったことがありしつけをしていたつもりでした。

犬のしつけの大事さも勉強させていただきました。

トレーニングクラスを通して、もんたの表情が穏やかになり、散歩の訓練で徐々に基本的な動作ができるようになりました。

トレーニングの大切さを実感し、トレーニングで犬が変わることを体感することができました。

今後は、もんたといつまでも一緒に、穏やかに過ごしていけたらと思っています。

本当にありがとうございました。


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もんたくんは、少し臆病なところがあるよくいる柴犬です。

生後6ケ月くらいから飼い主さんと暮らし始めて可愛がっていただき、特別問題となるようなことは感じられなかったということです。

ですがそれは飼い主さんにとって問題として感じられなかっただけで、実際にはもんたくんの中では小さな不安が少しずつ積み重なっていたのでしょう。

その小さな不安とは、自分の飼い主さんはとても優しいけれど弱いと感じてしまうことです。

特にオス犬の場合には集団の力を必要としていて、飼い主さんは自分の群れの大将となるべき存在です。

優しいお母さんがボスとしては力弱いと感じ、自分を防衛する力が強くなっていったようです。

もんたくんを攻撃したのは人でも犬でもなく、自然という大きな力でした。

雷や大雨、風といったものを犬が怖がるようになることがあります。

人だって雷は怖いです。

科学的に解明されているものであっても、自分に対してやってくる自然の力は恐るべきものです。

そんな力にもんたくんは防衛を強めてしまい、最後には飼い主さん対しても自分を防衛するようになりました。

トレーニングクラスで立て直したいのは、人と犬の自然な関係です。

それはお互いを可愛がる関係ではなく、お互いを尊重しあい結束の高い服従関係を結ぶことです。

柴犬らしい性格のもんたくんは、トレーニングを通して飼い主さんの合図に対する反応を高め、散歩のときには飼い主さんの後ろについて歩けるようになりました。

結果、飼い主さんが近づいても反応しなくなり、自分から寄ってきてコミュニケーションを求めるようになりました。

ご相談にはなかったのですが、毛つやが悪いのが気になりごはんのことをお尋ねしました。

食欲にむらがありあまり食べないとのことでしたので、手作りごはんに変えていただきました。

もりもりとごはんを食べて活力があがり、ブラッシングもできるようになりぴかぴかのもんたくんになりました。

最初に見たときには行き詰ったつらそうな表情でしたが、私を認識してくれるようになり到着しても吠えず、飼い主さんのいう穏やかな表情を見せてくれるようになりました。

4歳という厳しい年齢で、毎日の散歩や練習をよく頑張られたと思います。

どの犬であっても、どんな問題であっても、犬の立場にたって考えられる飼い主は問題を解決するために困難を超えていきます。

トレーニングクラスでは環境の変化をご提案しますが、変化のために犬にも戸惑いが起きることは当然のことです。

そこを飼い主さんがしっかりとした心で立ち向かわれることで結果が生まれます。

私自身も飼い主さん頼みのトレーニング。

ドッグトレーナーとしてではなく、飼い主さんと二人三脚で歩むドッグインストラクターとして飼い主さんの頑張りに寄り添うことしかできません。

もんたくんのこれからの成長がまだまだ楽しみです。

犬により良い老後を送ってもらうためにも、まだまだ一歩前進という気持ちで犬と一緒に歩んでいってください。

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不安を抱える犬にどうやったら「大丈夫だよ」を伝えられるのですか?

トレーニングクラスを受講した生徒さんからグーグルマップへのクチコミの投稿をしていただきました。

チワワのペコちゃんの飼い主さんからの受講の感想です。

グーグルマップのクチコミはこちらからご覧ください。

→チワワのペコちゃんのトレーニング受講の感想クチコミ

トレッキングクラスにご参加でいつもおとなしく吠えることもなく、他の生徒さんからも「あのチワワちゃんは何か問題があるのですか?」と尋ねられます。

散歩中に他の犬や人を見て吠えたり、室内にいるときに周囲の物音に反応したりする行動は、犬が不安を抱えている怯えによる攻撃行動です。

自分ひとりでは自分の身を守ることができない、そして頼みの飼い主との関係はべったりのようで依存的関係というとても脆いものでした。

飼い主さんの気づきの早さについては、口コミの返信に書いたとおりです。

まだまだ若いペコちゃんのこれからの成長がとても楽しみです。

初めて山歩きをするペコちゃん



 

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<受講生のコトバ>ずっと犬と暮らしていて初めて知った犬のこと。気づいたことで自分が変わり、諦めかけていたトイレトレーニングも克服しました!

トレーニングクラスを受講された生徒さんからいただいたクラス受講の感想をご紹介しています。

ミニチュアダックスフントのコテツくんと、イタリアングレーハウンドのテツくんの飼い主さんからいただきました。

今回はグーグルマップのクチコミに簡単なコメントをいただきましたので、ブログ用にリライトしてご紹介します。

私のコメントの方に詳しくお話を加えさせていただいています。

ではどうぞ。

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子供の頃から動物が好きで、今までずっと犬や猫と共に暮らしていました。

動物と暮らす事が自分にとってはとても自然で当たり前、動物がいない生活なんて考えられないくらい大好きです。

今いっしょに暮らしている犬は、7歳のミニチュアダックスフントと3歳のイタリアングレーハウンドです。


初めて飼った犬から今の犬達は4、5匹目となります。

今まで犬といっしょに生活をしながらいっぱいいろんな経験をして、自分の中で犬の事はよく理解しているつもりでした。

しかしそれは勘違いだったのです。

まだ犬のことを何も解っていなかったのだなと、宮武先生とお話しして気づいたのです。


実は、今の犬達が起こしていた問題行動で悩んでいて、2年程前から数名のドッグトレーナーさんにお願いしたのですがなかなか改善出来ませんでした。

2頭目の子が来てから先住犬のコテツもいっしょにトイレがきちんと出来なくなってしまったこと、室内で無駄吠えが増えてきたこと、2頭目に迎えたテツが散歩中に他の犬に吠えることなど…毎日の生活の中で起きる犬の問題に頭を抱えていました。

訪問のトレーニングを受けて教えてもらったことをやったけれどうまくいかず、最後は幼稚園形式のドッグスクールにも通わせたのですが問題解決はできませんでした。


うちの子にはトレーニングはやはり難しいのか…もう諦めた方がいいのか…と、断念しようかと思ったのです。

でも、いやもう一度だけチャレンジしたい、これで最後にしようと、ネットで色々と調べて辿り着いたのが宮武先生でした。

最初にじっくりと丁寧にカウンセリングをしていただき、コテツとテツの今の状態について色々とお話して下さいました。

恥ずかしいくらい犬の事に関して無知で、犬にとって良かれと思ってひたすら夫婦で2匹を甘やかすだけだったのです。

むしろ、その愛情が逆に犬を不安にさせてしまい、それがこのような結果を導いてしまいました。


コテツとテツには可哀想なことをしてきたなと、最初に話を聞いたときには泣ける程ショックでした。

でもすぐに『まずは自分たちが変わらなくては!!』と強く思わせてくれたのが宮武先生でした。

こんな気持ちになったのは初めてで、宮武先生には感謝しかありません。

宮武先生と出会ってまだ4カ月ですが、私たちも2匹も確実に良い方向に変ってきています。


コテツもテツも排泄をちゃんと指定の場所でできるようになり、室内で失敗することはなくなりました。

室内での無駄吠えも減ってきて、自分たちのベッドで休む時間も増えています。

犬たちだけで寝せることもできなかったのですが、ハウストレーニングもできるようになりました。

絶対にできないと思っていたことが、どんどんできるようになったのです。

散歩中の犬に対する吠えは今練習中ですが、以前よりも落ち着いて対応できるようになってきました。


一度は七山のトレッキングクラスも体験しました。

はじめてコテツとテツとわたしたちみんなで山歩きをしました。とても気持ちよく楽しい時間でした!

犬の事をもっと理解したいと思うようになり今まで以上に可愛くてしょうがないです。

2匹がもっと快適に楽しく幸せな犬生を送れるようこれからも頑張りますのでよろしくお願いします。

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いくつかのドッグスクールでドッグトレーニングを受けたけれど問題解決にいたらなかったコテツくんとテツくん。

飼い主さんからの最初のお問い合わせと初回のカウンセリングでは、大きな不安が感じられました。

犬のしつけ方やトレーニングの手法がドッグスクールやドッグトレーナーによって違いがあるのは当たり前のことです。

しかしそれよりももっと基本的な、犬という動物にたいする価値観や考え方、ドッグトレーナー自身が飼い主として犬とどのような関係を求めているのかというところに違いがあることを見極めるのは、飼い主にとっては難しいことです。

トレーニングの手法が違っても犬の抱えている行動上の問題を解決することはできます。

でも、犬という動物に対する価値観や築きたい関係性が違えば、問題解決を終えたあとにできる犬との関係性は全く違うものになります。

コテツくんとテツくんの場合は、問題解決に至らなかったということで最後の賭けとしてお問い合わせされたのがグッドボーイハートでした。

指導を受ける飼い主さん側が、指導をするインストラクターに対して不安を抱えている状態ではレッスンを開始することはできません。

ですが、カウンセリングでの犬の現状や行動に関する説明を聞いて、何か腑に落ちたコテツくんとテツくんの飼い主さんの最後のガイドを私がさせていただくことになりました。

今まで犬に対する愛情として向けられていた飼い主の行動が、実は犬を不安にさせる行動であったということに気づいていただくことから始まります。

どの生徒さんもそうですが、今まで愛する犬に対してやってきた犬に愛情を注ぐ行為がしばらくできなくなるという戸惑いからスタートしました

本当に犬を愛するということは、犬を抱っこして撫でさすることではなく、犬という動物の習性を学び犬が犬として生きる機会を与えることです。

そしてそれを犬のトレーニングといいます。

犬が犬として生きるということは野生で犬だけで生きることではなく、犬が人と共に生きるという意味です。

犬は馬と同様にもう人なしでは生きていくことができません。

犬はオオカミに戻ることはできないのです。

犬が犬としてイキイキと生きるためのお手伝いをする、それが犬のしつけとトレーニングだということをわかるようになれば、もう何も怖いものはありません。

ドッグトレーニングとは、犬を痛めつけたり犬をいじめたり犬に厳しくすることではありません。

むしろ、自分自身に厳しく自分を律することのできる飼い主ほど、犬をきちんと飼うことができます。

コテツくんとテツくんの大きな変化は、飼い主さんの変化そのものでした。

本当に強くなられたコテツくんとテツくんの飼い主さん、堂々としてゆるぎなく安定感をもって犬と暮らしています。

長い間の迷路から抜け出して進む飼い主さんの変化の中に、犬に対する深い愛をみせていただくことができ、このガイド役お受けしてよかったとほっとしています。

トレッキングなど全く縁がないと思っていたコテツくんとテツくんが飼い主さんといっしょにみんな尾歩山をゆっくりと歩く姿を見て心からうれしくなりました。

まだまだ犬は変化していきます。

これからも飼い主さんといっしょに成長していくでしょう。

飼い主さんの深い愛、きちんと伝わっています。大丈夫ですよ。

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甘噛み&とびつき攻撃とワンワン攻撃、破壊攻撃に負け、犬に完全に奪われたテリトリーを奪還せよ!

トレーニングクラスを受講された生徒さんからのクラス受講の感想文です。

今回はミニチュアダックスフントのディーンの飼い主さんからいただきました。

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先生と初めてお会いしたのは、昨年の3月でした。

我が家に2代目のミニチュアダックスフンドが来たのは1月末です。

先代犬は女のコでしたが、今回は3ヶ月のミニチュアダックスの男のコのディーンを迎えました。

 

ペットショップでディーンをショップで抱き上げたときにとても元気なオス犬でしたが、このコだと連れて帰りました。

先代犬は大人しくて、あまり手がかからないミニチュアダックスの女のコでした。

だから今回も大丈夫!と思って子犬のディーンとの生活が始まったのです。


ところが、ディーンは甘嚙み、要求吠えが激しくなかなか収まりません。

排泄もいろんな場所でしてしまうし、家具を破壊してしまいます。

さらに散歩に出しても全く歩くことができない状態でした。

前のコと明らかに違う、これはプロに任せないと大変なことになると思い、グッドボーイハートさんを見つけました。


早速、カウンセリングをお願いし先生に見て頂いたところ、すごい状態になっていることがわかりました。

わたしたちは、ディーンに天下取らせてしまっていたのです。

カウンセリングのときにすぐにトレーニングクラスをお願いしました。

家庭訪問レッスンで先生に言われた事を日常生活で取り入れるのですが、これが大変でした。

ディーンとの暮らしでは先代犬の時と180度接し方を変えなければいけないので、飼い主の方が何度も葛藤しました。


先生の言われることが本当にディーンにいいのだろうか…と以前の接し方に戻ったりします。

このままトレーニングを続けていれば本当にディーンは良くなるのか… と不安も生じます。

ディーンと向き合う日々が辛くなり、何度も手放そうかと思ったりもしました。

でも、やり始めたのだからとあきらめず、訪問レッスンと預かりレッスンをお願いして継続したところ、ディーンが1歳になる頃変化が見え始めたのです!!

こちらのコマンドを理解し始めてディーンが合図に従うようになってきたのです。

ディーンに服従心が出てきたのだと感じることができました!


ディーンは今1歳5ヶ月になりましたが、夜はクレートの中で朝まで静かに寝てくれて、家ではほとんど吠えることがありません。

わたしたちがご飯を食べてても、もらえないと思ったら諦めて自分のベッドで寛いでます。

来客時も以前はずっと吠えていたのですが、今は最初に数回吠えるくらいですぐに落ち着いてます。

先生に出会えて本当に良かったです。

グッドボーイハートに出会えてなかったかと思うとゾッとします。


先生が言われていた「3歳の扉を開く」までは油断禁物ですが、ディーンはどんどんお利口さんになってきています。

犬を知ること、犬と向き合うこと、諦めないこと。

大事なことをここで教えて頂きました。

今ではディーンのことが可愛くて仕方がありません(笑) 手放さなくてほんとに良かったです。

先生、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願い致します。


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同じ犬種を迎えた飼い主さんの中に、ディーンの飼い主さんと同じく「前の犬とどうしてこんなに違うのだろうか?」と困惑されている方は結構多いのです。

純犬種の犬を選ぶ理由の中に「犬の性格がわかりやすい」ということもあるかもしれません。

そして迎えた犬がたまたまおとなしいタイプの犬だったとすると、この犬種はとても飼いやすい、次に迎える犬も絶対に同じ犬種にしよう!となるのも当たり前のことです。

ところが、犬は機械ではありません。

同じ犬種であっても、犬の個性は様々です。

ディーンちゃんも、先住犬のミニチュアダックスフントとは全く違う性格をもった犬だったのです。

 

ダックスは飼いやすいという固定観念から脱するのにしばらく時間がかかるため、そのうちにおとなしくなるだろうと子犬期の接し方も、前の犬と同じようになっていました。

吠えたら抱っこ、甘噛みしたらボール遊び、部屋はすべえ解放して、おもちゃは山のように与え、なんなら人のものもどうぞという感じです。

犬にすべてを与えてしまい、犬の要求に応じるように接してきたことで、ディーンちゃんに誤解をさせてしまうことになりました。

犬に伝わってしまったメッセージは「あなたのルールで暮らしていいのよ。」でした。

クレートの中では数時間にわたって吠える、吠える。

さすがに参ったと白旗を上げそうになる飼い主さんに代わって、お預かりクラスでクレートトレーニングを完了させました。

環境が変われば、行動も変わる。

犬のトレーニングの基本中の基本を、お預かりクラスで実現させただけです。

クレート中の吠えはすぐに止まりました。

管理するのは飼い主ではなく、私。

自分の王様部屋はもうありません。

周りにはかなわない犬ばかり、犬たちは私に従っている様子。

ひとりで反発を繰り返したディーンちゃん、間違えて奪ってしまったチャンピオンベルトをなかなか外そうとせずにごねました。

でも、こちらは大自然の中です。

敵は私だけではありません。孤立化するにはあまりにもリスクが高いと理解したのか、やっと私たちのグループに入ってきました。

お預かりクラスのあとは多少落ち着いて過ごしていたディーンちゃんも、ムクムクと以前のチャンピオンの思い出が振り返ったようです。

飼い主さんへのワンワン攻撃が出たり消えたりの繰り返し。

気を許せば噛みつき行動で脅しをかけてくることもありました。

 

サイズは小さいですが、犬の噛みつく行動に立ち向かうためには知識だけでは足りません。

なんどかラインで辛いお気持ちを送ってこられたこともあります。

しかし、ディーンちゃんの飼い主さんは、「このコを飼えるのは自分たちしかいない」という強い気持ちでディーンちゃんに向かって下さいました。

結果として、ディーンちゃんを飼い主さんのグループの中で犬がいるべき立場に落ち着かせることができたのです。

常に上に挑戦しようとするタイプの主張の強い性格の犬は、なかなか気を抜くことができず飼い主さんとしては「大変な犬」となりがちです。

犬に対して「来るなら来い!」という気持ちでいることを楽しいと思えるようになるまでは、ただ辛いばかりです。

大変のように思えますが、この犬に対する態度を持つことで人はかなり強くなります。

人としてもパワーアップして充実した毎日を送れるようになるでしょう。

ディーンちゃんのあらゆる攻撃に勝利した飼い主さんは、人としてとても強く成長されたのではないかと思っています。

犬はそれぞれの時期に何か大切なメッセージをもって私たちの前に現れるメッセンジャーです。

そのメッセージは時に辛いこともありますし、受け取り難いと感じることもあります。

でも、そのメッセージを受け取ることができるのは、やはりわが犬がかわいく愛おしいという気持ちです。

飼い主さんの言われるように。犬のことが愛おしく感じられるようになったのは、犬がおとなしくなったからだけではありません。

飼い主が犬に真正面から向き合った結果、お互いに何かつながりを感じられるような関係が築き上げられたからです。

犬を見れば、飼い主が犬とどのような時間を過ごして来たかがわかります。

初回のカウンセリングのときにもわかるし、レッスンを終了したあとに再会したときにもわかります。

その犬の表情を見たとき「やったね」と犬に話しかけることをいつも楽しみにしています。

ディーンちゃんに今度再会したら「やったね!」と言えるのを楽しみにしています。

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初めてのお預かりクラスを体験して帰宅した犬の変化「すごくフセます」

初めてのお預かりクラスを体験した犬くんの帰宅後の最初の訪問レッスンに伺いました。

お預かりクラスでの様子は毎晩、ラインでご報告していますが、簡単なご報告の他にもいろいろと犬について気付いたことや、今後の作戦などを飼い主にお伝えする大切なクラスです。

同時にお預かりから帰宅した犬がどうしているのかも気になるところです。

入室時に毎回吠える犬くん、今回もお決まりの吠えから始まりました。

ですがその後は、私も犬の落ち着かせに積極的に関与できる関係を築いてきたために、今までとは違う対応も可能です。

レッスン中に吠えたりやんだりを繰り返していた犬くん、お預かり後の最初のクラスでは始めの吠えのあとは全く吠えずに60分のクラスを終えることができました。

預かりクラス後の犬の行動の変化について飼い主の感想

帰宅後の犬の行動の変化については次のようなことだったそうです。

・フセがとても早くできるようになり、今までフセなかった場所でも伏せるようになった。例えば、テラスに出る前にフセをするようになったりごはんの前にも伏せるようになりました。

・散歩中に人や犬に吠えていたのに吠えないこともあり、吠えても落ち着かせが早くできるようになった。そのため今までいけなかった公園にも行けるようになった。

・リードの引っ張りが全くなくなった。

・室内マーキングをしていない。

・クレートをハードからソフトに変えることができた。

・毎晩9時になると自分からハウスに入って寝るようになった。

・室内をつきまとって歩くことがなくなった。

こんなご報告でした。

犬にいろんな面で変化が見られ、お預かりに出してよかったと言われていました。

こうした良い変化が預かった犬のすべてに出るわけではありません。

ただ、多くの飼い主さんがお預かりクラスで犬が成長してお利口さんになって帰ってくるのを期待しているとは思います。

預かりクラスで犬の成長を促すために、飼い主としてはどのような努力が必要なのか、どのようなタイミングが良いのか。

・家庭での基本練習を重ねていること。

練習とはそれぞれに犬ができる段階というのがありますので、一概には言えませんが例えばフセを教えているのであれば、フセの回数をたくさんさせるようにしておくことなどです。

この犬くんもお預かり時のフセは大変早いと感じ、自宅でもちゃんと練習をしていることがわかりました。

・預かり期間が5日以上であること

犬は3日たつとずいぶんと環境に慣れてきます。

言い方を変えれば3日は仮の姿でいられるけれど、4日目には地が出るという感じです。

預かり日数が3日で帰宅すると犬が地を出す前に帰ってしまうということで、騒がしい犬もおとなしいままでいることもあります。

5日たつとまた変化があります。

今回の犬ちゃんは9日のお泊りクラスでした。

初回のお泊りでしたが、他の犬たちも預かっていたので合わせていただいたのです、これもよい結果を生みました。

・合宿メンバーによって内容が変わる

当然のことですが社会性の育っているメンバーの中に入るとすぐに集団行動をさせられるので預かり中の対犬の社会化学習はすすみます。

メンバーは選べないのですが、今回もある犬ちゃんの預かりをインスタで発見した飼い主さんが急いでお預かりクラスに連れてこられたという例もありました。

・犬の年齢

鉄は青いうちに打て、のことわざ通り、年齢は影響します。

若ければ若いほど良い、特に一歳未満の犬は柔軟です。

・帰宅後の接し方には厳重注意

預かり後の接し方について、家庭での行動が不安定な犬については特に厳重にお伝えしています。

帰宅後の飼い主のすり寄りやベタベタ、甘やかし行動が預かる前よりも犬を不安定にさせてしまうからです。

 

今回は預かりクラスでよい方向に変化した犬の行動についてお伝えしましたが、もちろんすべての犬が良くなるわけではありません。

犬によってはとても長い時間や繰り返し預かりが必要になることがあります。

逆をいうと、現在お預かりクラスを利用している犬たちの中で「比較的、社会性が育っている犬」は預かり回数が多い犬であることを否定できません。

グッドボーイハートの群れのポジションを確立している犬といっても過言ではなく、皆自分の役割をよくわきまえて行動してくれます。

預かりクラスと訪問レッスン、この二つの柱はどちらも大切なのですが、飼い主の皆さんが犬とのより良い信頼関係を築いていくためのお手伝いとして上手く活用していただければと思います。


 

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しつけのクラスで犬の腸炎と皮膚病が良くなりました。

家庭訪問クラスを受講されていた生徒さんからうれしいご報告を受けました。

トレーニングクラスを受講された結果、犬は大変落ち着いたのですが同時に期待しない変化も起きたということなのです。

それが、題目にもある「犬の腸炎と皮膚病が全くなくなった。」ということだったのです。

犬ちゃんの種類はトイプードルで年齢は5歳でした。

トレーニングを受ける前はよくおなかを壊していたらしく、初回のカウンセリングシートにも「軟便になりやすく胃腸薬を投薬中」と記載していました。

さらに、皮膚病も抱えていてずっと薬を飲んでいたということも伺っていました。

長年病院へ通っていて、ちょうどグッドボーイハートに問い合わせされたときも病院の待ち時間に電話したというお話でした。

そういえば、お電話を受けたときにワンワンと吠える声が聞こえたので「吠えてますか?」とお尋ねし「今、動物病院からなんです。」とお答えしてもらったことも記憶しています。

そのプードルちゃんについて解決したい問題は山のようにあって、カウンセリングシートとは別にA4の用紙に書き出された犬の行動問題でシートは真っ黒になるほどでした。

吠えること、噛みつくこと、トイレのこと、多頭飼育のこと、散歩のことなど。

たくさんの問題を抱えたまま5歳になってしまったけど今からでも大丈夫でしょうかととても不安げにご相談されました。

飼い主さんの真剣な取り組みの結果、プードルちゃんの行動は驚くほど改善されました。

と同時に、そのプードルちゃんが抱えていた身体的な不具合も解決してしまったというのです。

今では全く病院へ行く必要がなくなったのです、というご報告でした。

犬はストレスの状態から解放されて、身体的なトラブルも解決されたということですね。

この部分には期待されていなかったので、大変喜ばれていて私もうれしくなりました。

吠える、とびつく、噛みつく、興奮するなどの問題行動は、人間にとって迷惑だと感じられたときにご相談を受けることが一般的ではあります。

でも、本当に困っているのは犬の方ではないでしょうか。

犬の行動が変化してストレスレベルが落ちて、落ち着いて過ごせるようになったのは、犬自身もきっと望んでいたことだと思うのです。

犬は何も悪くなかった、悪かったのは周囲の環境であったということです。

腸の調子が悪いとか、かゆみのある皮膚病を抱えているというのは犬にとって辛いことです。

もし自分にそうした状態が何年も続くと考えると暗い気持ちになってしまいます。

体も心も健康になれる、それが本当の犬のしつけとか犬のトレーニングといわれるものです。

犬は元気で生き生きとして健康で、活発で笑顔で過ごせる日がたくさんあるということを人に伝えてくれる動物なのです。

もしそうなっていないなら、何か変える必要があることがあるのではと疑う、それがトレーニングクラスの始まりです。

Posted in クラスのこと, 受講生のコトバ

<受講生の声>4人の子どもたちと共に家族として成長中のリリくん。犬育ては甘くない、でもやっぱり犬は楽しい!

グッドボーイハートのクラスを受講された生徒さんからいただいたクラス受講の感想です。

今回は今月1歳になった柴犬のリリくんの飼い主さんからいただきました。

こちらからどうぞ。

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リリを迎えたのが、生後3ケ月。

実家で柴犬を飼っていたので、犬を飼うことにはなにも抵抗なく、楽しい日々を想像していました。

お友だちの実家で生まれたというのでいただくことになり、写真で見てこの子がいい!とあっさり決めました。

実際に会うまでに自分なりに柴犬の本を読みあさり、ネットで情報収集して、準備ばっちり。

しかし、写真でしか見ていかなかったので、実際我が家に来たらリリは思っていたより大きいしケージに入れたら狭そうな感じです。

もともと外飼いの犬だったので、ケージに入りたがらない。

ケージに入れようとすると噛みつく。

エサでつり何とか入れて扉を閉める、の繰り返し。

部屋に出せば飛びつくし、ソファやカーテンは噛みちぎり暴れてました。

それを見て、犬が来るのを楽しみにしていたはずの子どもたちは、リリを怖がってしまって誰も近寄れず、逃げ回るばかり。

リリを部屋に出すと怖がって、早くケージに入れて!というし…。

トイレトレーニングどころではありません。

部屋に出すと暴れるのが日ごとにひどくなり、だんだん気持ちが沈んできて育児ノイローゼ気味になりました。

夜になると泣きそうになりながらネットでいろんな検索をしました。

それでドッグトレーニングがあるのを知りました。(それすら知らなかった無知な私でした。犬は簡単に飼えると思い込んでいたのです。)

その中で見つけたのが、グッドボーイハート。

これしかない!と思いすぐに連絡をして、来てもらえることになりました。

予約を確保できてホッとしたのを覚えています。


先生に来てもらって、まずびっくりしたのが、

ケージはいりません!

今すぐ外に出しましょう!でした。

もともと外飼いされていた柴犬だったのと、我が家は子どもが4人いて、まだ小さな子もいたので、室内では窮屈でした。それでリリを外飼いにすることに決めました。

リリにとっても庭に開放されて良かったなーと思っていたのですが、たったの一週間、室内のケージに入れていただけなのに、庭に出すとキャンキャンないて窓のところから離れませんでした。

たった一週間でもこんなにも大きな影響を与えてしまうんだなと思いました。

キャンキャンなくのをかわいそうと思って、中にいれてあげなくなる気持ちをぐっとこらえ慣れてもらうしかないと思いました。

先生を信じて、言われたことをやるしかない!!気持ちを固めました。

けど、先生が言ってくれるのは、環境を整えてあげること!

あとは飼い主の犬に対する行動だけ。

触って甘やかしてはダメ。

飛びつくので、飛びつかせてはダメ。

ダメな経験を増やさないようにする。

そのためには犬との距離を置かないといけなくて、ヨシヨシと触りたいのを我慢したり、離れて接することが寂しくて。

こんなに距離を置いてリリとの距離は縮まるんだろうか、と不安ばかりでした。

けれど、言われたことをひたすら続けて、フセ、フセ、フセ。

できなくても、フセ、フセ、言い続けました。

そしたらある日、フセをした!たまたま偶然かな?と思いましたが、またした!

できた!びっくりしました。

できるじゃん!


他にもいろいろと問題はありました。

散歩中に襲われそうになったり、心が折れそうにもなりました。

けど、負けないぞ。

リリがリーダーと認めてくれるまで、負けるわけにはいかない!!

我が子たちのためにも、この戦いんは負けられない!と、なぜかリリと心の中で勝手に格闘していました。

最初はきつかったけどだんだん心に余裕もできて、少し怖がっていた自分もいつの間にか怖くなくなりました。

そして、リリに対して負けない自信がついてきたころ、気づいたら飛びつかなくなっていました。本当に気づかないうちに。

そしたら、トレッキングも楽しくなり、散歩も楽しくなりました。

リリのおかげで身体を動かすので風邪もひかなくなり、いいことばかり。

先生に出会わなければ今頃どうなっていたのか、考えたら恐ろしいです。

トレッキングクラスに行けばお利口さんな犬ばかりで、比べてしまって凹みそうになるのですが目標もできるのでいいです。


室内飼いが主流でリリはほぼ外飼いで夜だけ室内のクレートです。

室内飼いの子に比べると人との距離感や境界線がはっきり分かれていて、共有空間が少ないのが経験値として低いです。

そんなことをどうしてらいいのかなーというのが今の悩みです。

このままでいいのかなと思ったり、もう少し縮まりたいなと思ったり、リリはどうしたいのかなと思ったり、です。

けど、先生のおかげで日々楽しく過ごせています。

リリの幸せを考えて行動できるし、家族としてどのように過ごしていくかを考えられるようになりました。

これでも、まだまだではありますが、もっともっと、伸びしろもあります。

一緒に成長して行きたいと思っています。

先生と出会えて、よかったです。

まだまだですが、これからもトレッキングに参加したり、犬語セミナーで学びたいと思っています。

とても楽しいです。

これからも見守って下さい。

よろしくお願いします。

グッドボーイハートのテラスでフセをする左から、リリくん、小鉄くん、金太郎くん。



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リリくんのご自宅に初めて伺ったとき、リリくんは部屋の中の組み合わせたケイジの中で行ったり来たりしていました。

ケイジを広くしてあげたいという飼い主さんの気持ちは私には伝わりましたが犬の習性にあった飼育環境ではありません。

室内飼いにするのか外飼いにするのかという質問をよく受けます。

私がお伝えできるのは、犬の性質的にどちらが可能性があるのか、今飼い主さんが持っている環境の中で何ができるのかということです。

絶対に言えることは室内飼いの方が良くて外飼いが悪いということではないということです。

室内飼いの方が上で、外飼いが下ということも全くありません。

現時点でどちらが犬にとって最善なのかということを考えることが、最初の子犬の環境作りです。

リリくんの飼い主さんは少し悩まれましたが、結果としてリリくんを外飼いにされること決めました。

それからは犬が落ち着ける環境を整えるためにしなければいけないことがたくさん始まります。

環境整備はどんどん進み、お父さん手作りの素敵な犬小屋も完成しました。

新しい環境に馴染むのには少し時間はかかりましたが、飼い主さんが積極的に環境を整えたことでリリくんにははっきりとした変化が見られました。

散歩中の引っ張りで困っていると相談を受けたころ、リリくんのリードを私が持って歩くとほとんど引っ張らないのを見て飼い主さんは「なぜ?」を繰り返していました。

リリくんが私を怖がっているからでも、ご褒美をもらえるからでも、罰があるからでもありません。

リリくんはとても感受性の強いタイプなので、環境の変化に敏感に反応しているだけなのです。

その敏感さが最初にリリくんを迎えたときの行動の不安定さに表れてしまったのです。

犬の持つ性質(性格)は優良や優劣を決めるようなものではありません。

犬の持っている性質をとらえてその性質がより良い方向に向かうように整えること、それが飼い主がすべきことです。

単純なフセ行動をさせることも、リリくんの社会化を引き上げるきっかけを作りました。

リリくんをお預かりしたときに「相当練習を重ねられた」ことをリリくんを通して知ることができました。

たくさんの練習の成果がリリくんの行動を安定させて、他の犬くんたちとのコミュニケーションを与えるチャンスを得られたのです。

犬を見ていれば日常的に飼い主さんがどのように接しているのかがわかります。

犬は飼い主が育てたようにしか育たない。

犬は子どもたちのように親以外の社会人やテレビなネットなどの社会から影響を受けることはありません。

犬は一番身近な存在である「飼い主と過ごす時間と場所と関係性」の中で成長してるのです。

リリくんの子犬のころからの変化を見れば、リリくんにたくさんの時間をエネルギーをかけて来られたことがよくわかります。

うち犬なら大丈夫。

周りがどう思おうと飼い主だけは犬を信じることです。

リリくんが子供さんたちと一緒に成長していくことを楽しみにしています!

 

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オンライン犬語セミナー受講の感想をいただきました。今後の改善に役立たせます!

はじめての「オンライン犬語セミナー」を開催しました。

ZOOMアプリでのオンラインセミナー、YouTubeを使っての動画共有、ipad を利用してのメモ共有などはじめてのことづくめでした。

お試しセミナーということで受講された方々に感想をいただきました。

一部を抜粋してご紹介します。

「とても勉強になり、有意義な時間でした。

特に問題なく先生からの発信を受け取ることが出来ていたので、十分理解することができました。

オンラインセミナー開催の際はまた参加したいです。」

「動画については、コマ送りのような状態でしたが、犬の動きに全く慣れていないので、それくらいスローの方が観察しやすかったです。

犬が口を膨らませている、口を舐めたなど、細かい動きは、指摘があるまで見落としていました。」

 

「わたしひとりで見ていたら単にじゃれ合っていると思える行動が、分析と解説ですごく見方がかわりました。

少しでも犬のことが理解できるようになり、犬の信頼を勝ち取ることができるように頑張ります。」

 

「犬語セミナー楽しかったです。

耳や目や足の運び、口元までたくさん見るところがあるとわかってからは、映像を見ている時間があっという間に過ぎました。

動きとか小さくて一瞬でわかりにくく難しい部分もありましたが、

回を重ねて慣れていくしかないですね。」

 

「犬の社会化はたくさんの犬に合わせることや人に触れ合うことだと思われていること、犬はフレンドリーなのだというが世間の中での常識となっていることについて、世の中の犬たちに申し訳なくなります。」

 

「先生が以前言われていた「犬の文化」。この言葉が頭に浮かびました。」

 

犬語セミナー、めちゃくちゃ面白かったです!

講師からレクチャーするよりも、沢山の人の意見が聞けるといろいろな視点から見れて更に学びが深いですね。

エキスパートの意見ばかりでないのが逆に参考になるように思います。

 

このような感想をいただきました。

画面の送信速度に問題があったり、動画を事前事後に共有できるようにした方がいいのかという問題、まったく活用できなかったホワイドボードをどこで利用するのか、など課題は山積みです。

しかし何事も一気にはいきません。

やる気があるのであれば「できるところから一歩ずつ」がグッドボーイハートの姿勢です。

オンライン犬語セミナーは今後は定期開催いたします。

次回からは有料化となりますが、価値のあるセミナーをお届けできるようにいたしますのでぜひまたご参加下さい!


 

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<受講生の言葉>2頭でいっしょに楽しく暮らしたい!を実現させるために必要なこととは。

グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講して下さった飼い主さんからのクラス受講の感想のお言葉をいただきました。

今回は、ミニチュアダックスフントのナノちゃんとウェルッシュ・コーギーのひまわりちゃんの飼い主さんからいただきました。

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我が家は元々二頭のミニチュアダックスフンドと暮らしており、先代の一頭が亡くなったことを機にもう一頭のミニチュアダックスフンドをお迎えすることになりました。

ナノと名付けたこの仔は先代犬とも仲良く遊んでおり、すくすくと育ちました。

しかし老犬ということもありもう一頭の先代犬もナノとの共同生活わずか一カ月で亡くなってしまいました。

先住犬のが亡くなったことでナノも寂しいと思い、以前からお迎えしたいと思っていたウェルシュ・コーギーを家族としてお迎えすることになり、ひまわりと名付けました。


コーギーはしつけ等が難しいと聞いていたこともあり、幼いうちから犬の社会性を学ぶためナノと一緒に保育園に通わせることにしました。

二頭は仲良く共同生活をしているように見えていましたが、成長するにつれ、ひまわりはお散歩の際の引っ張り癖や、落ち着きがない、吠え癖等問題行動が目立つようになりました。


ネットの情報等で解決策を探っては見たもののなかなか改善が見られず困っていたところでグッドボーイハートを見つけたのです。

まずは先生にお会いしてカウンセリングをお願いしたところ、問題行動の目立つひまわりだけでなく、おとなしく見えていたナノもストレスを抱えていたことがわかりました。

短時間でそのようなことを見抜かれた先生のすごさに衝撃を受け、この先生ならお任せできると確信いたしました。


スクールを通じて、犬のテリトリーの考え方や、行動から読み取れる意志等、人間と犬が共同生活を送る上で必要なことを学ぶことができました

家という群れの縄張り内でのルールづくりが大切だということがよくわかり、今後も二頭のためにストレスの少ない生活を送れるよう努力していきたいと思います。


先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。

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犬が寂しくでかわいそうだという理由で、新しい犬を迎える飼い主が増えています。

ところが、新しい犬が家にやってきたことで、犬と犬の間に対立関係が生まれてしまいどちらの犬にとってもストレスのかかる生活になっていることがよく見受けられます。

はじめにご相談があったときには、コーギーひまわりちゃんの行動の問題解決についてでした。

しかし、ひまわりちゃんがストレス行動を連続している理由は、ひまわりちゃんだけの問題ではないということに気づいていただくことが大切です。

多頭飼育の飼い主にはよくある傾向ですが、先にいる犬は落ち着いていて問題がなく、あとから来た犬に問題があると思われていることがあります。

先にテリトリーを持っている方が優勢で、2頭目に来た犬には落ち着ける場所がなくなります。

結果として2頭目の犬は多動になったり、興奮しやすくなったり、要求が高まったりします。

問題行動を起こしている理由は2頭目の犬にあるではなく、2頭がうまく関係を作れるような適切な環境がないことです。

問題は犬にあるのではない、問題は飼い主の作った環境や接し方や世話の仕方なのだということに気づいてしまえば、あとはトレーニングの前進あるのみです。

ナノちゃんとひまわりちゃんの飼い主さんは、この問題解決のための重要な視点の変化がとても速かったために犬の行動には次々と変化が起こりました。

飼い主さんの思い込みはなかなかなくならないものですが、新しい視点で見ようという感覚の高さが犬たちを変えていったのです。

犬のトレーニングの仕組みは、はじめは飼い主の行動に変化を起こすことからです。

そして次に犬の行動に変化が起き、そして最後に犬の内面にも変化が起きてきます。

もちろんそのころには、飼い主の犬に対する見方や考え方も大きく変えられています。

クラスのたびにナノちゃんとひまわりちゃんの表情が落ち着いていくのを見て、確実に環境が整ってきたのだということを知ることができました。

いっしょに楽しく暮らすために迎えた2頭目の犬、ひまわりちゃん。

ひまわりちゃんが来てくれたからこそ、犬との新しい生活が始まったのですね。

これからご家族でいっしょに楽しい毎日を送って下さい!

トレッキングクラスで尾歩山を歩くナノちゃんとひまわりちゃん。

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