グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<83OPPO>昨日2回目の分蜂をした七山の日本ミツバチを観察する。

昨日の昼過ぎに大量の日本ミツバチが巣箱の近くの上空を飛び回っているのを発見しましてすぐに担当のダンナくんに業務連絡を入れました。

蜂のひとつひとつはどのように飛んでいるのか意識があるのかないのかわかりませんが、全体を見ると大きな渦のようになっていて、蜂と蜂の感覚はほぼ等しくあいています。

左右のどちらかに偏りのあるわけでもなく、全体としてひとつの大きな円の中を飛んでいるように見えたのです。

その後夕方にダンナくんが七山に到着したので、分蜂したかどうかを確認したところ、していないとのことでした。

でも、私が見たただならぬ風景は、あれは間違いなく何かが起きる兆しのはず。

夜になって「もう一度見てくる」と懐中電灯を片手に木々の枝を照らし、分蜂したブドウ球の蜂を探すと、あったやっぱり。

桜の枝の下に、本当に見つけました。

初めて実物のあのブドウの形を見て大感動でした。

ダンナくんの方は巣箱への強制収用に向けて準備が始まり、夜の七山で大騒ぎです。

犬たちはハウスの中に寝ていたのですが、1頭の犬はわたしたちのバタバタする声や動きに反応したのか、珍しく外に出ると言い始めて駆け出していきました。

何かいつもと違うものを感じとったようですね。

分蜂群はいったん巣箱に入ってもらいました。

数日とどまればしばらくはそこにいてくれるでしょう。

昨年いきなりやってきた日本ミツバチの群れが、これで3群れになったのです。

ここには巣箱が3つあります。

できるわけないと思って始めた養蜂が、こうして自分の目の前で繰り広げられるとやはり楽しいものです。

はちみつが食べられかったとしても、生態のいろんな不思議を身近に感じることができて、これからもっと勉強したいと思いました。

そして、犬のこと。

犬も養蜂と変わらないと思うのです。

犬の不思議な習性や犬としての性質に触れて、彼らが感じる世界や興味を持つもの、生得的な行動に触れることが、不思議で楽しくいつまでも見ていたいと感じるのです。

一方で犬と人がひとつの群れとして、自然に形作られる群れのシグナルで活動をできるようになったらどんなに素晴らしくワクワクするかと思うのです。

ある人にとってはどうでも良いと思える犬のしぐさやコミュニケーションが私にとってはとても興味深く、その不思議を紐解くために時間をいくら使っても良いと思えるのです。

これは犬という動物に対する価値観や興味のはっきりとした違いで、わたしの方は「犬がどのような動物であるかまだわかっていない。」と思っていることです。

すでに知っていると思った段階で、何も自分の脳の中には入ってきません。

犬のことをわかりたいという気持ちと同じくらい、犬のことが全くわからないと思うことがあります。

養蜂については最初から全く知らないのですから、どのようなものを見ても「初めて見た」もの、そこになぜという疑問が常に付きまといます。

養蜂楽しい、日本ミツバチがいつか全員でここを旅立って行ってしまう日まで、彼らのことをひとつずつ学び自然にときめきます。

そして、いつか皆さんにはちみつを食べていただきたいです。


 

Posted in 83ハチミツオポ, 日々のこと, 自然のこと

雨の日に山道を犬と歩くという経験をしたことがありますか?

しとしとと冬の雨が降り続いた一日となりました。

トレッキングクラスのときに雨予報になると開催するかどうかをすごく悩みます。

雨予報が1ミリ程度であれば、参加希望の方だけトレッキングしますというのがここのルールです。

降り止まない雨の中を数名の生徒さんたちが集まってきました。

みんなちゃんと雨具を装備して長靴を履いています。

それにしても、犬たちは元気元気。

5歳を超える犬たちは「雨か~」という感じでテンション低め。

若い犬たちはいつもとは違う環境だということでテンション高めです。


雨の中の山の風景はいつもと少し違います。

木々の色がいつもとちがいきらきらと輝いており、小雨の中の山の風景がわたしは好きです。

私たち人間は目で見て肌で感じることしかできませんが、犬たちはにおいでいつもとは何かが違うことを読み取っているようです。

山の風景の中にいつもと違うものを見つけたり、楽しいこともいろいろとありました。

樹木の根元に生まれる気泡



こんな風景に触れることができたのも、犬がいたからと感謝できます。

犬がいなかったら雨の日に山の中を歩くこともなかったのだと思うのです。

犬がいるから広がる世界。

犬が親しんだ自然の風景。

みなさんの世界が広がり、犬が豊に暮らすためにできることを考えいきましょう。

Posted in クラスのこと, 犬のこと, 自然のこと

寒さより心地良い犬との時間を過ごしてますか?福岡の山でトレッキングクラスを開催しました。

今年も早速トレッキングクラスを開催しました。

七山のトレッキングクラス最高なのですが、時間がなくなかなか七山まで行けないからたまには福岡でもトレッキングクラスを開催してほしいというご要望に応じて行っています。

小雪の降る福岡の空、雨の気配はないけれどただ寒いだけです。

この寒い中をこれから山を歩くのかと気弱な人間だからちょっと臆するのですが、元気に集まった犬たちの表情を見ると「よし、行くか」と気持ちは定まります。

都会の福岡が一望できる山を犬と飼い主さんといっしょにみなで歩きました。

止まると目と目を見つめ合い少し興奮気味になる犬もいますが、前方を向いて行進しているときには他の犬にかまわず、一列で歩いていくことに夢中になっているように見えます。

犬と山歩きをする理由を毎回尋ねられるのですが、犬が生き生きと活動する姿が見られ、犬と一緒に空間を体感して心地よいと感じる場と時間を得る最大の機会だからです。

他にもたくさんの利点があります。

犬は前進の筋肉を鍛えられ、バランス感覚がよくなります。

いつも使えていない後ろ脚に体重がかかるようになり関節も強化されます。

澄んだ空気を吸うことで、呼吸が深くなり脳がリフレッシュします。

山のにおいを嗅ぎながら探索することで脳は動きがよくなります。

飼い主と共に前進行動をすることで社会性が培われます。

そして集団行動に合わせることで協調性が育ちます。

あと一歩を踏み出す力を得ることで我慢強くなります。

そして、ここに書いたことは犬だけでなく人にも同じことが起きます。

毎週という以上に山を犬と歩いている私も、山歩きをすると自分の体調がわかるようになりました。

広い空間の中で自分の立ち位置を把握しながら、考えていることもすっきり整理できるようになります。

福岡でのトレッキングクラス。

2月は平日にと土曜日に開催予定です。

日程はすでに決まっていますので、ご希望の方はお手数ですがお問い合わせ下さい。

犬と暮らしているたくさんの飼い主の中で、犬と山歩きをしている人は一握りしかいないのです。

その最先端を行く犬の理解者として、飼い主さんのおひとりおひとりがもっともっと学んでいただけるように、セミナーの準備がんばってます!

Posted in クラスのこと, 犬のこと, 自然のこと

初めての犬との山歩きで子供のころの感じた自然がよみがえる時間。

先日もまた、初めてのトレッキングクラスで「初めての犬との山歩き」を体験していただきました。

何にでも初めてというのがあるはずですが、私自身が初めてオポと山を歩いたことがあまりにも普通に始まってしまってほとんど覚えていないのです。

そのこともあってクラスにご参加のみなさんが初めて山歩きをされたときにはできるだけ記憶しておこうと思い、こうしてブログにご紹介しています。

初めての犬との山歩きは、犬にとっても初めての山歩きでもあります。

今回の犬くんは数回の預かりクラスを利用されていたので、七山の自然の中で七山の家周辺で過ごす時間は作ってもらっていました。

それでも山を人と歩くという行為は特別なことなので、飼い主さんに初めての山歩きをいっしょに体感して欲しくて預かりの時にはデビューさせていませんでした。

お預かりのあとの山歩きでしたので、最初は少し興奮気味でしたが、次第に山という環境を深い記憶から思い出したのか、入念に地面のにおいをとりながらゆっくりとした足取りで歩くようになりました。

犬ちゃんはまだ生後7ケ月になったばかりです。

まだまだ若く好奇心も旺盛、新しいことにも興味深く、山のにおいは若い犬ちゃんにとっては格別なものであったはずです。

でも見ていると都会のコンクリートの上を、たくさんの人や車と行きかうときとは少し様子が違うようでした。

普段から散歩を見ているわけではありますが、想像するに明らかに街中の散歩よりも落ち着いて行動しているように見えたのです。

何のにおいを嗅いでいるのだろうと犬が知る世界を私たちが知ることもできず、いつものようにもやもやとしながらも、いつもとは違う犬の表情と行動にワクワクとしました。

飼い主さんの方は幼いころに過ごした自然の空間を思い出したとおっしゃっていて、小鳥の声や川のせせらぎが懐かしいととても良い時間を過ごされていたようです。

そして私の頭に残った印象的な飼い主さんの言葉はこんなことでした。

「もうドッグランに行きたいという気持ちがなくなりました。」

実際にドッグランに一度行って見られてもいいとは思いますが、山歩きの楽しさを知ってしまえば、ドッグランなんて全然楽しくないと思うようになるはずです。

犬の表情や行動をちゃんと見ることができる人なら絶対にドッグラン<山歩きですね。

こんな時間を犬と過ごして下さる飼い主さんに出会うことが、グッドボーイハートを続けている理由でもあります。

これからこの犬ちゃんがどのような経験を重ねていくのかとても楽しみです。

犬も人も自然の中から生まれました。

そして自然の中へと帰っていきます。

その生のある間も、ぜひ自然と共にありますように。

初めてのトレッキングクラスに参加したバロンちゃん生後7ケ月



 

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子供と犬の山歩きをもっと広めたいこと。

前回のブログ記事を読んで、子供教育の現場に長くお勤めの教師の先生からコメントをいただきました。

記事の内容には、普段街中を歩くのを嫌がる小さな子供が、犬といっしょに山歩きをするトレッキングクラスに参加して一時間もかかる坂道を楽しいと言いながら歩いたことを紹介しました。

子供の教育に携わる立場から、子供が山を犬と一緒に歩くという体験は、子供の脳や精神や肉体の健全な発達のためにとても役立つことだという後押しのお言葉をいただきました。

コロナの影響で福岡の子供たちにはタブレットが配布されて子供たちはいつでも気軽でタブレットを見れるようになりました。

このことは子供たちの成長を促進するよりも後退することにつながる可能性の方が高いというご意見も伺いました。

子供はYouTubeを見て時間を過ごすようになったことで、まるでYouTubeにお守をされているようなものだということです。

わたしも同じような考えを持っていたので、とても共感できました。

子供にとって大切なのはYouTubeを見続けることではなくて、自分の体を使ってバランスをとったり、木々に触ったり坂を歩いたり土に触れたり草をむしったりすることであるはずです。

さらに、子供だけが山歩きをするのではなく、犬と一緒に山を歩くことにとても大切な学びがあります。

山歩きでは犬が本来持っている能力を最大限に発揮することができるからです。

そして子供たちは山を歩く「犬」の姿を見て、必ず何かをつかみ取るはずです。

親が説明しなくても、犬が山を歩いている姿が部屋の中でボールを追いかけている姿とは違うということを、ただ見るだけで子供はわかるのです。

そこが大人よりも子供が優れているところです。

小さな犬をおもちゃのように子供が扱おうとするのは、山を歩く犬の姿を見たことがないからではないでしょうか?

犬はもっとすごい動物なのだということを子供たちが知る機会が、犬との山歩きにはあります。

子供自身の成長にも役立つ山歩きを通して、犬という動物について新しい見方をできるようになり、より動物として興味関心を持てるようになれば、子供の生涯を通して犬との暮らしは今までとは全く違うものになります。

実は私は子供時代に犬といっしょに山を歩いた経験がありません。

子供の時にやれなかったことを大人になってやっているようなものです。

小さな子供たちが山を犬と歩く姿を見ていると、本当に羨まして仕方ありません。

グッドボーイハートのトレッキングクラスでは、犬の家族の大人は二名まで、子供たちな何名でも参加できるというルールになっています。

子供たちが犬のことを知れば、犬の世界は変わります。

これからも子供と犬のトレッキングクラスがもっともっと広がるような仕組みを考えていきたいと模索中です。

どなたかよい案があれば、ぜひ教えて下さい。

関連ブログ記事 <初めて犬と山歩きですごく楽しく歩けたのは子供が自然だからです。>

 

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iphone13なら大丈夫!じゃなかった山のエリア感はさすがにすごい。ココから発展した「犬を変えるためにできるのは環境を変えることだけです。」

ネットの広告でiphone13を手にした人が激しく動き回ったあとにでるキャッチコピー「iphone13なら大丈夫」を見ながら思ったことは「iphone13も大丈夫じゃなかった」でした。

お預かりクラスのときに撮影している犬の自然の中での姿を、みなさんみたいにきれいに撮影できればという気持ちで携帯電話をiphone13に変更したのですが、2日で返品することになりました。

理由は、電話が通信できなかったからです。

iphone13に変えて七山に戻ると全くアンテナが立っていないことに気づきました。

来客の方々の中にもiphoneを利用されている方はいらしたはずだけど、有効なのはWi-Fiをつかったライン電話の方でした。

ドコモのエリアチェックを受けて、やはりエリア的に非常に通信が難しい場所であることがわかりました。

人工的になんでも発達して機械もどんどん良くなって、みんな最新の携帯機種を持ってより快適でより楽しい生活を作ろうとしている中で、山の奥にあるこのグッドボーイハート七山では通用しないものがいくつもあるということを実感したひとつの学びになりました。

そんな人の力の通用しない山の中にそれぞれの力で生きている動物がたくさんいます。

都会では触れることのできない野生動物のにおいがそこら中にあります。

都会では見ることもできない植物であふれています。

名前もしらない不思議な昆虫がたくさん生きています。

そんな人の手の及ばない場所だからこそ、犬の脳は活発に活動を始めるのだと感じるのです。

今自分がおかれているこの山の中で自分のためにできることは何か?

と、犬の脳が最大限に動き始めたときに、今まで閉じ込められていた壁を自ら突き破り解放されて犬の中で変革が起きることを待つしかありません。

私たちが犬に対してできることは、環境を変化させていくことだけです。

環境とは犬を取り巻く外的な要因のことです。

都会で過ごすのか、自然の中で過ごすのかといった大きな環境要因の問題。

室内で過ごすのか庭で過ごすのかといった環境の使い方。

リードをどのように使うのかという犬に用いる道具の使い方。

そして環境の中には飼い主としての向き合い方、接し方も含まれます。

犬にどのような問題行動が起きていようと、人が変えられるのは周囲の環境だけなのです。

それを内面から変えようとすると「薬やサプリメント」ということになります。

神経に作用するもの、脳の機能に影響を与えるもの、ゆっくりと効果のあるものであれば使用する価値はあると思います。

犬の内的なもの、内臓や脳や神経などに影響を及ぼすものについては急変するものはおすすめできません。

それぞれの犬にできることから精査して初めていきましょう。

でもどの犬にもできることは自然の中に連れ出すことです。

だれにでも気軽にできて犬が受け入れることができる自然がみなさんの近くにもあるはずです。

iphone13とはお別れしましたが、国産の携帯電話が七山では活躍しています。

結局写真はバージョンアップできなかったけど、つたない写真の中から犬たちの気持ちを汲み取っていただければと思います。

 

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初めて山歩きをする犬は何を感じているのだろうか。

今日もまたトレッキングのために山まで行ってきました。

相当寒いと思っていましたが心地よく晴れて涼しい北風が吹く七山、紅葉は赤から黄色へと変化して落ち葉絨毯に埋め尽くされた山を歩くことができました。

参加した小さな犬ちゃんは山歩きが初めてとのことで、どのような反応を見せてくれるのか飼い主さんも楽しみに来られたようです。

最初は脚の毛にまとわりつく落ち葉に戸惑う様子で人に助けを求めるような様子もありました。

しかし、山を歩き進むうちに犬ちゃんは自分からどんどんと前に進んでいきます。

飼い主さんの方は、思ったよりも急坂ですねと言われながら、歩き進む小さな勇士の姿にびっくりした様子でした。

「山を歩きたがらない犬はいないのでしょうか?」という質問をされました。

今までにたくさんの犬と山を歩きましたが、山を歩きたがらないという犬はいませんでした。

山の坂でバランスを崩して動けなくなってしまうのは犬ではなく飼い主の方です。

犬はその四つ足で上手にバランスをとりながら上り道、下り道とむしろ楽しむように進んで歩いていきます。

山歩きが小さな犬ちゃんは臆することなくあゆみを続けました。

ときどきにおいとりをするようになっていきます。

木々から、地面から、風からにおうたくさんの獣のにおいをかぎ分けられたでしょうか。

犬との山歩きは犬だけの楽しみではありません。

犬が自然とどのようなコンタクトをとるのかを私たちが身近に感じることに楽しみがあります。

犬は人と自然をつないでくれるガイド役なのです。

小さな犬ちゃんの山での成長がこれからますます楽しみです。

グッドボーイハートのトレッキングクラスに参加したテトちゃん
 

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雨の日でも犬を大地の上で遊ばせたいという飼い主の気持ち

一雨ごとに寒さが増してきました。

緩やかな一日は過ごしやすいのですが、こうして寒くなったり温かくなったりする緩急が訪れると気持ちが引き締まります。

先日も朝から雨模様の気配の日に、トレッキングクラスに来る予定の生徒さんがいました。

ご連絡しようか迷いましたが、あの飼い主さんならこの天候でも来られるだろうと思っていると案の定、犬を連れて到着されました。

雨が降ってきましたね。降り止むまで少し待ちましょう。

といいつつも、少雨になると待ちきれなかったように山歩きに出かけます。

七山の環境にも慣れていて犬もある程度の自由行動ができます。

生徒さんはいつも草刈鎌を片手に歩きだすようになり、腱鞘炎が続くわたしは「しないでください。」と釘を刺される方で、手持ち無沙汰でしたがいつもとは違う雨宿りコースで山を歩きました。

しばらくするとまたザーっと雨が降ってきて、いったん戻ろうということになり室内で服を乾かし、再び雨が上がったのでまた広場に行ってふらふらと。

一日の気温や天候の変化が激しくても自然環境の中ではあまりストレスを感じません。

飼い主さんも「雨の日の散歩がいつもの散歩コースだったら、いやだなと思うのにこういうところだろ全然いやじゃないのが不思議です。」と。

むしろ天気にあわせて外に出たり隠れたりと天候の変化を楽しめます。

犬たちも同様にまったりして気温の変わらないときはぼーっとしているのに、雨が降ったり急に晴れたり、風が吹いたり止まったりという変化が起きると周囲の環境の変化をいち早く知ろうとするのか集中している様子がうかがえます。

こういうことを重ねていくことが頭を使うということではないかと思います。

その日にトレッキングに来ていた犬ちゃんも雨の日は散歩に行きたがらなかったので、山の雨トレッキングも最初は少し抵抗があったようですが今では全然なんともないという感じで雨の中を歩いていきます。

お預かりクラスに来ていた若いオス犬たちは、むしろ雨を楽しんでいるように泥まみれになって遊んでいました。泣きたいのはこちらの方ですね。

でもドロドロになってみたいという若い犬たちの欲求を満たしてあげる方が、汚れることを怖がることよりもずっと大切だと思うのです。

わたしたちも彼らも同じ動物で、自然の中で活動するための知恵を身に着けることが最も大切なことだとどこかで知っているはずです。

成長期に犬の脳を発達させるというのは、知的玩具でおやつを探させることでも、囲われた人工的な空間に連れていくことでも、たくさんの人に撫でてもらうことでもありません。

大きな自然という環境の中で安心を獲得していくこと、そしてそこに信頼できる仲間が共にいること、この二つが犬にとって最も大切なことです。

といっても体力がいりますね。

やっぱり犬はパワーがあります。

グッドボーイハートの雨の日のトレッキング

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ニホンオオカミに最も近いのは現代の柴犬である論文が発表された。

先日生徒さんから送っていただいたネットニュースの情報が面白いものだったのでここに紹介します。

紹介していただいたのはジャーナリストの田中淳夫氏がYahooに寄稿された記事です。

題名には「オオカミよりも柴犬を放て。獣害対策に有効な「放し飼い」」とあります。

田中氏が記事の中で紹介されている、サル対策のための忠犬事業については以前からネットで配信されている記事などで知っていましたが、二ホンオオカミの遺伝子情報の解析についての論文発表については初めて確認しました。

田中氏の記事の中から引用します。

総合研究大学院大学(神奈川)を中心とする研究チームは、各地の標本から9頭のニホンオオカミの遺伝子情報を取り出して解析し、他種のオオカミやイヌ属の動物と比べた研究が「bioRxiv」に発表された。

それによると、ニホンオオカミは他のオオカミとは遺伝的に異なるユニークな亜種で、現代のイヌにもっとも近いことがわかったのだ。

 しかもDNAの共有率を調べた結果、シェパードやラブラドール・レトリーバーといった西欧の犬種とはほとんど共有していず、日本の柴犬やオーストラリアのディンゴなどと、最大で5.5%のDNAを共有していた。

 

ニホンオオカミは残された標本や写真などから見て、明らかに西洋のハイイロオオカミとは骨格よも容姿も異なることがわかります。

ですから、ニホンオオカミに一番近い犬種が柴犬だということが遺伝子情報として証明されたことについては驚くことではありませんが、科学的に証明されると納得できるということでしょう。

同時に柴犬そのものが野生のオオカミに近い性質や行動体系を持っていることは、犬を長く飼育された経験のある方なら気づかれます。

特に西洋の洋犬種と日本の純血種とは明らかに違いがあり、同じように育てようと思ってもうまくいきません。

同じイヌであっても、これだけ違いがあるのかと思うほどに面白い違いがたくさんあります。

例えば、多くの柴犬はワンワンと澄んだ声でなくことはなく、ギャンギャンとかギャとかといった締め付けられたような声を出します。

声だけを聴くと犬というよりは狐の鳴き声に近いような音を出します。

現在も生育しているハイイロオオカミもワンワンと鳴くことはありません。

やはり同じようにギャとかウォーとかそういった特徴のある音を出します。

日本に生育してきた犬の中でワンワンとなくのは、柴犬よりも野良犬の方です。

その野良犬の多くは雑種=ミックス犬です。

人がきっちりと管理してきた純血種の柴犬の方が、人から離れて勝手に繁殖を繰り返した野良犬の方が犬っぽいというところがあるようです。

西洋のイヌと日本のイヌでは大きな違いがあるうえに、日本の純血種と日本の雑種犬にもまた大きな違いがあるのです。

日本の雑種犬の中には西洋犬が混在を初めていますし、同時に雑種犬たちは純血種の柴犬のように完全管理で飼育されずに、一度の野に放たれて自由になった犬たちも多いのです。

生育の過程の違いが遺伝子に流れ込みまた遺伝子情報に変化を及ぼします。

今度は、柴犬と日本の雑種犬の遺伝子情報がどの程度離れているのかも研究していただきたいと期待しています。

田中氏は記事の中で、獣害被害を抑えるための方法として西洋のハイイロオオカミを持ち込むよりも訓練した飼い犬の放し飼いの方が安心だという意見を述べられています。

私ももちろんこの意見に賛成です。

もともと日本の犬たちが守ってきた里山の獣と人との境界線を守らせるために西洋から動物を入れる必要はないと考えます。

人とより良い関係を作ることができる日本の飼い犬こそ、里山を獣から守るためにともに戦ってくれる同志ではないでしょうか?

今月からイノシシ猟が解禁となります。

七山で活躍してくれる里山犬たちを募集しています。

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はじめてのお預かりクラスで犬の性質を探るヒント・自然環境にどのように反応をするのか

今はお預かりクラスを初めて利用する1歳未満の犬たちの観察に追われています。

はじめて自宅を離れて家族と離れて過ごすこと、場合によっては大人の犬といっしょになることもあり、まだ成熟していない犬たちの行動には成長期にみられる性質の特徴を見ることができるので毎回楽しみにしています。

お預かりクラスを利用したときにどの犬といっしょになるのかということも犬の行動に影響はしますが、犬の性質は変わらないのですからどんな部分が見え隠れするのかという程度です。

一緒になった犬が何歳なのか、どのくらいの預かり経験があるのか、その犬の性質はどうなのかということもはじめて預かりクラスを利用する犬の行動に影響を与えます。

たくさんの情報が知りたいという気持ちと、犬に負担をかけすぎてはいけないという気持ちが行き来しながら対面をさせつつ行動の変化をうかがっています。

自宅では自由気ままにわがままいっぱいで怖いものなしのように振舞っている犬が、預かり場所ではキョロキョロ、おどおどしているのは珍しいことではありません。

特に室内犬の場合には、だれにも襲われることのない安全かつゆるーい空間にいるのですから、七山の山の中の環境に置かれるだけでも犬にとっては驚くことがたくさんあります。

特にこの季節は蜂がぶんぶんと頭の上をよく通過するので、私もときどき大きな蜂の羽音に座り込むことがあります。

昨年、スズメバチに刺されてから少し敏感になっているかとは思います。

室内で暮らす犬にとって、休んでいるときに頭上にまで配慮しなければいけないという環境はありません。

犬はお気楽に慣れすぎてしまいあまりにも無防備かつ無知にもなっているような気がします。

自然の中とか犬にそんな怖い思いをさせるのはかわいそうだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、キングギドラが頭上から舞い降りてくるわけではありません。

犬という動物であればみんな出会う可能性がある小さな生物が空を飛んでいたり地面をはっていたりするだけのことです。

そんなことにびっくりして自分のクレートに戻っていこうとする犬も珍しくありません。

しかし、最初はおどおどしているはじめてのお泊り犬たちも数日を過ごすようになるとたくましく変化していきます。

「そうだわたしは犬だった」と気づいたかのように、飛んでくる虫にカツリと威嚇をしたり身をかがめて隠れたり、地面を動く虫に気を奪われなくなったりしていくのです。

これは犬の野山に対する社会化というものですが、本当であればコンクリートよりも先にこちらの社会に社会化させることが大切です。

なぜ大切なのかというと、犬の脳の発達はそのような仕組みになっているからです。

続きはまた。

 

はじめてのお預かりクラスでクレートから世界をのぞくグリーズちゃん

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