グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

トップページ
お電話でのお問い合わせ
お問い合わせフォーム

犬スペース周りはいつもきれいに

散歩が終わったあとに、犬の足を拭かれる方は一般的なようです。
犬の脚が汚れるのから、室内が汚れるからという理由の二つがあるようです。

確かに都市環境のアスファルトの上は常に黒く汚れているため、
その汚れが犬の脚についているものは取り去ってあげたいと思います。

ところが、室内の犬の空間でよく汚れているなと思う場所があります。
犬のクレートの中や、犬のケイジの中やその周辺です。

特にケイジ周りにはホコリがたまっていたり、オヤツにカビが生えたものが出てきたり
便の一部がくっついていたりと、その汚れ方も年期が入っていることがあります。

犬は土足で外を歩き、土の上に寝転ぶことを好む動物です。
だからといって、不衛生な場所に不快感を覚えないということではありません。

土や緑が豊富な自然環境には、糞便を処理する虫たちもたくさんいて
野生動物たちがウロウロとする山の中でも、糞便の臭いがきつい場所というのは
ほとんど見当たりません。

周囲がアスファルトで固められた空間の庭では、腐葉土が少なく糞便の分解が進みません。
こうした庭空間で犬を飼うと、臭いが臭くなったり便や食べ残しがかびたりと、
室内と同じような悪環境となりやすくなります。

室内であれ、庭であれ、犬が過ごすスペースは常に掃除をして、糞便の臭いがなく
ホコリがないように清掃を心がけてほしいのです。

犬の体は毎週のようにシャンプーに出すため、いつもシャンプー臭がするのに
犬の過ごすケイジは汚れていてホコリが舞ってしまうのはどうしてでしょうか。

犬はダッコしたときに臭いが気になるけど、ケイジには近づかないので
臭いや汚れに気づくのが遅れてしまうのではないかと思うのです。

犬の立場にたって物事を見られるようになると、ケイジや犬用マットの臭いや汚れに
すぐに気づくようになります。

これは、犬を育てる上での基本なのです。
犬がこのケイジやマットの上で過ごしていることをどのように感じているかなと
相手の立場にたって考えることは、犬を理解する上での単純だけど大切な一歩です。

犬のトレーニングというと、犬が命令に従うようにすると勘違いされることがあります。
でも、それは少し違います。

犬が必要な人の合図に反応して行動できるようにする練習はいくつかありますが、
本質的に目指しているのは、犬と人がより良い関係を築いていくことです。
合図に反応する練習はその極一部にしか過ぎません。

クレートの周りやケイジの周りは見落としがちです。
外飼いの場合には犬舎の周りに抜け毛など落ちていませんか?

もしかしたらうちもそうかも…と思ったら、早速お掃除してみましょう。
犬は何もいわなくても、今日は心地よく眠れると感じているはずです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
熊本被災ペット支援ネットワーク
http://kumanimal.blog.fc2.com/blog-entry-3.html