グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のしつけ方>犬の体型はどこまで大きく変化していくのか?

早いもので平成30年も2月に入ってしまいましたね。

毎日の月日の流れるのが早いのですが、1週もしくは2週毎に伺っている家庭訪問のトレーニングクラスでも月日の流れの速さを感じます。

「大きくなりましたね~」という感じの犬たちが多いからです。

中型犬や大型犬になると一週間でも随分と大きくなっていて犬の成長の速さにはビックリしてしまいます。

大型犬については、子犬のころは耳が大きく、頭のサイズが体のサイズに比べてバランスが悪く感じられるのが特徴です。

耳の大きな犬は将来的に大きく成長する予備軍です。

耳のサイズと顔のサイズのバランスがとれて、さらに体に対する顔の割合が決まっているので、体のサイズも比較的大きくなるのです。


最初は脚が伸びるように対高が高くなっていきます。

背中の高さが高くなるといったらいいでしょうか。

ひょろりとした感じの体型になるのです。

犬の中には脚の短い犬もいますし、純血種の体型は特徴のあるものが多いので一概には言えないのですが、一般的にはまず脚が伸びると思ってください。

その後、横幅が少しずつ出てくるようになります。

犬の横幅は、オス犬では肩部分ががっしりと横に広がり、メス犬では腰部が大きくなるのが特徴です。

性別によって行動の役割がありますので、それに応じて骨格が決まるのは人と同じなのです。

幅は4、5才くらいまで大きくなりますので、しっかりとした体型になるのは、4~5才くらいになります。

人でいうと20歳は細い、30歳から40歳、50歳にかけて横幅が出てきます。

犬も同じように幅が整ってがっしりとしてくるのです。

20歳代にあたる、1,2才のころは動きは俊敏ですが、安定度がありません。

40歳にあたる3,4才のころになると、動きの速さは逆におちるのですが、無駄のない落ち着いた動きをするようになります。

5才にもなると貫禄のある体型になりますね。

こちらも役割相当の体型ということでしょう。


中型犬や大型犬と比較すると、小型犬の方は体型の変化がわかりにくいです。

高さもすぐにとまりますし、横幅もあまりしっかりとしていないようです。

小型犬では骨格の歪みが多い犬種も多いため、筋肉のつき方も不安定になりがちです。

シャンプーのために体が濡れると「細い!」と思うこともしばしばです。

その小型犬でも安定した体型になるのは3才くらいです。

小型犬の飼い主さんは「あまり大きくなって欲しくない」というお気持ちが強いようです。

小さな犬が欲しくて選んだ小型犬なので仕方のないことかもしれません。

でも、犬が大きくなるのが嫌だと感じてしまうと、犬も自然と成長が損われてしまいます。

小型犬も繁殖によっては5キロや8キロ、10キロと大きく成長してしまうこともあります。

自然のサイズに戻ろうとするのだから、仕方ありません。

あなたが成長する分は大きくなりなさいと、犬には伝えてあげてほしいものです。

逆に超大型犬の場合には、必要以上に大きくつくられています。

大きくなりすぎるのも犬にとっての負担は多くなってしまいます。

どちらにしてもバランスだと思うといいでしょう。

バランスの良い体型と体長と体高さに、そして犬が成長の必要な分だけと思いつつ、犬の成長を見守ってあげてください。


dav