グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬のリードさばきを習得するには3年はかかります。

週末の犬語セミナーに向けて動画の選別のつもりで見ていた犬と犬の対面の動画。

食い入るように見てしまってあっという間に時間が過ぎてしまいます。

グループトレッキングクラスなどにご参加されたことがある方なら、犬と犬をオンリードで対面させるシーンを一度はご覧になったことがあると思います。

犬と犬がどのような行動をしながら接触をしていくのかを見るための対面ですが、もうひとつ大切な見方があります。

大切なこととは、犬のリードを持っている人(=ほとんどは飼い主)がどのような動きをしているかということです。

今回も動画を見ながら圧倒的に上手だなと思った飼い主さんがいました。

もう何年も犬と暮らしていらっしゃると思いますが、年数は関係ありません。

自分はもう何頭も犬を飼ったという方が、公園でリードに引きずられながら犬と歩いている姿をなんども見たことがあります。

犬のリード使いは、リードを持っているときに飼い主が何を意識して行動をしているかが表れてしまいます。

犬を従わせることはできても、犬に全く関心のない飼い主もいます。

最近では携帯電話を片手にもちその画面を見たまま、片手にリードをもって飼い主の後ろを犬が歩いている姿を見たこともあります。

犬が飼い主の後ろを歩いているのだから従っているのだろうと、形的にはそうですが美しさがありません。

犬にリードをつけているとき…もっと正確に言えば、犬が首輪とリードを装着しているときに犬のリードをもった状態で犬とダンスをしているように行動できる姿は見ていてとても美しいものです。

ダンスというと飛んだり跳ねたりというイメージを持たれるかもしれませんが、息を合わせて動くという意味のダンスです。

呼吸が止まっていては良いダンスは踊れませんね。

実は、犬のリードをちゃんと使えるようになるまでに数年はかかってしまいます。

犬がリードを引かずに歩けるようになるのとは別の次元のリード使いです。

おしゃれにいうとリードワークといいます。

リードは飼い主の動きを犬に伝える道具であり、犬の動きを受け取る道具でもあります。

合図、たとえば「ついて」「あとへ」「とまれ」といった号令を使って犬を動かすというのとは別にリードを持っているときに言葉を必要とせずに動ける状態が日常になるとお互いにストレスが減り、むしろリードをつけて歩くことが楽しくなります。

リードワークのコツですが、一番の練習は上手に歩いている人を見ることです。

見て習得できるのは人の特技でもありますから、より良い動画を探してご覧になって下さい。

犬語セミナーでもチャンスがあれば見ていただきたいです。