グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 5月 2020

最高のお天気なので虫を戯れながら自然を楽しむ犬ちゃん

世の中のみなさんにとっては自粛生活ですが、グッドボーイハートの敷地の中では自粛といっても手入れすべき面積だけでも相当広すぎてとても自粛にはなりきれません。

この季節はこっちを手入れすればあっちが伸びると草との闘いの日々です。

安全な手入れのときにはお預かりの犬ちゃんを同行しながら山を歩きます。

昨日はみなかった昆虫が目の前を飛び去るためにフリーズ「もしかして日本ミツバチ?」と今年は日本ミツバチ病になっているからか昆虫が気になって仕方ありません。

若い犬ちゃんは別の意味で昆虫が気になる様子。

臭いをかいだり手をかけたり追ってみたり、逆に全く興味を示さない昆虫もいます。

犬なりの虫たちとの関わりを見ているのも楽しくて、この季節は自然の中でいくらでも遊べます。

犬との遊びというとボール投げかひっぱりっこがメジャーですが、自然の中では自然との関わりをもつことが一番の遊び。

歳の若い犬ほど遊び方はとても上手で犬に教えてもらうことも増えます。

犬の学びは人が犬に教えることで成り立つわけではありません。

犬に必要なのは学べる環境であって、特に犬が3才まではこの環境を大切にして自習が増えるように環境整備を整えてください。

人の幼少期の学習方法としてシュタイナー教育というものをご存知でしょうか。

ドイツのシュタイナーが指導した学習方法でドイツ発祥の学習法として世界各地に学校があります。

シュタイナー教育では徹底した自然や農業につながる学習を基盤にしています。

人工的な社会が発達する中では置き去りにされていかれそうな学習方法ですが、犬にとっては自然の中での環境学習を切り捨てる危険性はあまりにも大きいと感じます。

Posted in クラスのこと, 犬のこと, 自然のこと, 未分類

<お知らせ>新型コロナウイルス関連の追加情報。犬のお預かりクラスに関するお知らせ

グッドボーイハートでは、通常のクラスとして犬のお預かりクラスを継続しています。

新型コロナウイルスに関して不安を抱える方のために以下の通りお約束と情報を追加します。

1 犬のお預かりに関して感染の危険性がないと判断した場合でも、お預かり時にクレートの清掃と犬の体拭きなどを行った上でお預かりしています。

2 グッドボーイハートのお預かりクラスは屋外での活動を中心としていますので室内に密集空間になることはありません。

3 感染者の飼い主様からのお預かりの場合には、既定のルールにのっとり感染を防止する策をとった上で犬のお預かりをいたします。万が一お困りの飼い主さんいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

環境省などの期間からペット事業者への通達も受けております。

動物取扱業者は新型コロナウイルス以前から動物由来感染症があることが前提で人と動物の暮らしを健全に維持するために事業をすすめています。

この分野では細かな指導が日常的に行われていますのでご安心ください。

以下の資料も皆様のお役に立つかと思い掲載しています。

福岡市では感染者のペットの預かりについて協力体制をつくるという動きもあるようですが詳しくはまだわかりません。

犬の預かり先については普段から密集をさける状態であることがベストです。

これは他の感染症についても同じことです。

グッドボーイハートでは非常に少ない数のお預かりしかしていません。

その他ご質問などお気軽にご連絡ください。


●ペットの預かりについて環境省から事業所に指導のあった内容は以下のとおりです。

感染者のシックするペットについての預かりを行う際は、受け入れる事業者において、その対応を行う職員から事前に受け入れについての合意を得るなどの必要な対応を行うこと。
なお、預かりの際には東京都重視会作成の「新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと」を参照し、対応すること。また必要に応じて獣医師の助言を得ること。

追加の資料について、詳しくは以下をご覧ください。
●環境省ウェブサイト「新型コロナウイルス関連情報(ペットを飼っているみなさまへ)

●東京と獣医師会ウェブサイト

飼い主さんにむけてPDF

新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと

●厚生労働省のページより抜粋
質問:新型コロナウイルスはペットから感染しますか。
 外出自粛により家にいる時間が長くなることもありますが、これまでのところ、新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は見つかっていません。一般に、動物との過度な接触は控えるとともに、普段から動物に接触した後は、手洗いや手指消毒用アルコールで消毒などを行うようにしてください。
 (参考)厚生労働省ホームページ:動物由来感染症

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Posted in お知らせ

<お知らせ>緊急事態宣言延長を受けてオンラインクラスのお知らせ

みなさま、犬たちと共に健康にお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルス感染対策を受けて、仕事や家族との過ごし方自分の行動についてもかなり変化があり犬の方にも何か変化が訪れているかもしれません。

このたび緊急事態宣言が延長されることを受けてグッドボーイハートのトレーニングクラスを有効かつ安心して受講していただけるよう以下のとおりご案内します。
ご自身の生活にあった形でご予約ください。

1、家庭訪問クラスについて
現在でも希望者のご家庭には訪問しています。
マスク着用と手指の消毒剤を持参して対応しています。

2、オンラインクラス
SKYPE 、ZOOM を利用したオンラインクラスの受講が可能です。
現在お持ちの家庭訪問チケットをご利用いただけます。
スマートフォンをお持ちであれば受講は可能です。
お申込み依頼を受けたときに受講方法について詳しくご説明します。

3、七山学校クラス
トレッキングや広場での遊びをかねた形で唐津市のグッドボーイハートで受講できます。家庭訪問クラスのチケットをご利用いただけます。

4、現在お持ちのチケットの有効期限は2ケ月間延長させていただきます。

犬は人間の活動や生活の変化にとても敏感な動物です。
小さな変化も犬の行動に影響を与えることがあってもご理解ください。

福岡県から佐賀県への移動に不安を抱えるかたもいらっしゃるかもしれませんが福岡県内を移動するよりもより安全です。
交通混雑は日常とあまり変わっていません。
屋外が気持ちの良い季節なので、七山でのレッスン受講はお勧めしています。

私たち人間にとっての一日は犬の一週間(7日間)です。

ご予約はお気軽にお電話、ライン、メールでご連絡ください。

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Posted in クラスのこと, お知らせ

<日々のこと>長いお休みもいつか終わるから犬との時間は有意義に使おう!

自粛生活もまだまだ続くことが決まりましたが、少し早めにアイドリング状態くらいにはしておく必要がありそうです。

再び日常が戻ってきたら今までの分の取り返しもあってお仕事やら学校やらと飼い主さんは以前より忙しくなってしまいそうです。

そんな近い未来の変化のことも犬たちは知りません。

犬が知っているのはほんの少し前のことと今日一日のこと。

散歩の時間がいつなのか、散歩の後はゴハンなのか、ゴハンのあとは飼い主と遊んで、あとはテレビを見る飼い主の足元でゴロゴロとする、そして一日が終わっていきます。

毎日がつづがなく平常であって「今日も一日何事もなく無事に終わること」が犬にとってすばらしいことなのでしょう。

その日常の中で最も気がかりなのは飼い主の様子です。

飼い主のテンションの高さ、ストレスの高さ、飼い主の精神的また肉体的な安定のレベルをあなたの犬はいつでも嗅ぎ分ける力を持っています。

どんな変化も見逃しません。

どんな不安定さも嗅ぎ分けています。

毎日飼い主の様子を見ていると次第に犬は飼い主に似てしまうのかもしれません。

生活の変化が犬に急激なストレスを与えないように、ゆっくりと準備して元の生活を取り戻していきたいものです。

七山にもぼちぼちとプライベートクラスにいらっしゃる生徒さんたちと犬の成長について語り合っています。

若い犬から老犬までグッドボーイハートに来て下さるたくさんの飼い主さんと共に犬のことを学ぶ機会をいただいて本当に感謝いっぱいです。

グッドボーイハートは飼い主さん自らが主体となって犬と向き合う学校です。

時間のない方、犬さえ良くなればと思っている飼い主さんには不向きのドッグスクールです。

だけど本当に犬と向き合いたい方、犬を心から愛する方、犬との関係を真剣に考えている方、そして何よりも犬という動物のすばらしさを絶対に知りたい方にとっては納得のドッグスクールだと自負しています。

そんな犬まみれ人生だった自分も、はじめは猛烈に勉強しましたが今はゆっくりと考えたり学んだりしたいとペースダウンしているところです。

生徒さんにいただいたタケノコでタケノコランチを即効で作って七山で青空カフェをして犬のことを考えたりしています。

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人としてできなかった普通のことを日常に取り入れながら、人として生きることとを大切にすること、そのことがまた犬との暮らしについて考えることにつながっていきそうです。

今日からまたお預かりの犬ちゃんと七山をウロウロとしています。

日本ミツバチさがしたりテラスのリフォームしたり、いろいろと楽しく充実した毎日を送ります。

みなさんもアイドリングかけながらいっしょに犬と共に楽しみましょう。

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Posted in 日々のこと, 犬のこと

<受講生のコトバ・梅ちゃん編>人に怯えていた子犬が今では人を魅了する自然と生きる本当の犬として歩く

グッドボーイハートのクラスを受講された生徒さんからいただいたクラス受講の感想文です。

今回は人に慣れていない保護犬の子犬を迎えたことが受講のきっかけになった梅(うめ)ちゃんの飼い主さんからいだたきました。

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去年2月に梅が家に来ました。

北九州の野犬の群れの仔犬で、生後6ヶ月の女の子でした。

ボランティアの方が保健所から引き受けた子犬をネットに里親募集として掲載されていたのです。

気になってボランティアさんに連絡をしたのが梅を家族として迎えるきっかけとなりました。

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自宅に連れてきた梅は警戒心がとても強く、ご飯も殆ど食べませんでした。

ダイニングのベンチの下にずっと隠れていて声をかけても出てこようともしません。

私たち人間が寝静まるとリビングの中央に敷いたペットシーツにトイレをし、遠吠えをして群れを呼んでいるようでした。

犬の事は全く解らない私でしたが、そのなき声を聞くと毎回胸が締め付けられました。

梅はとても私たちを怖がっていましたし、室内のベンチの下から出す事も出来ない様子で、散歩に行くなんてとても出来ない状態でした。

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梅の状態をどうしていいかわからず、以前からご縁のあった(私の妹が宮武先生にお世話になっていました)good boy heartに問い合わせをして宮武先生がカウンセリングに来てもらいました。

先生が初めてカウンセリングに来て下さった時の安心感…。

そして、次の家庭訪問からトレーニングがスタートしました。

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家の外に出ると梅は、人や車、物音など、全てが恐怖だったようですぐにパニックになりました。

大小の排泄物を歩いている途中でお漏らしすることが続きました。

リードの引きも強く、飛び上がったり、跳ねたり、と逃走モードの状態でした。

家から5分の公園まで歩くのが毎日とても大変でした。

先生のレッスンは、私がそれまで当たり前と思っていた事と犬の性質は180度違うのだという内容の、飼い主に対するレッスンでした。

レッスンは毎回楽しく、新しい視野を持って梅を見ることができるようになりました。

そして小柄で華奢でいらっしゃる先生から大きなパワーを貰えます。

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梅は少しずつ少しずつ、落ち着いて過ごせるようになってきました。

梅がうちに来て一年が経った今では、公園までの道をご近所の庭の草花を眺めながらゆったりとリードをたるませた状態で散歩ができるようになりました。

宮武先生と梅のお陰で、私は今までは苦手な分野だったトレッキング(山歩き)が大好きになりました。

どうしてかというと、梅は山では特に美しくすごく格好良いので、私はそんな梅を見るのが好きなのです。

梅、お互いお婆さんになっても一緒に山に行こうね。

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生後6ケ月のやせっぽちだった梅ちゃんと初めて対面したとき、梅ちゃんは室内のベンチの下に隠れて気配を消し、リードをつけることすら恐怖を感じているような状態でした。

犬を飼った経験のある人であっても、人に怯える犬に対して自分たちがどのように接していいのかわからないのは当たり前のことです。

外飼いであったり先住犬との関係が良い状態であれば、犬が自然に人に慣れるのを待つこともできるのですが、梅ちゃんの生活環境ではなかなかそうはいきません。

接するということがどうしても発生してしまう室内飼育の保護犬に関しては、適切な接し方をしなければ子犬は人を警戒したままか攻撃性を高めていく傾向も十分に考えられます。

なんの問題もないように見えても、日常的に繰り返させる小さな緊張が続くと年齢を経てから発作などの強い反応が繰り返される結果になることも予測できます。

そんな先の未来を考えてしまうとどうしてもきちんと接してあげる必要があることをお伝えすることが私の役割です。

そのきっちりさは難しいものではないのですが、怖がる犬をさすったりなだめたりすることをガマンできない人にはできないことなのです。

梅ちゃんの飼い主さんはものすごくきっちりと誠実に梅ちゃんに向き合ってくださいました。

一年経った今、梅ちゃんの行動の変化をみればそのことは誰もが認めざるを得ない事実になっているのです。

きっと梅ちゃんを見た人は「お利口さんですね。うらやましい。」と言われることもあるかもしれません。

梅ちゃんはリラックスして散歩ができ、室内で人のものをとったりテーブルに手をかけたりもしないし、人に飛びついたり吠えたり領域を侵すことをしません。

でも山歩きの最中には常に飼い主さんと共にいることを望み、その小さなテリトリーの中でたくさんのものに出会い探索し冒険しているのです。

山の中で梅ちゃんが社会的に自由に発達する姿を見て飼い主さんは「梅ちゃんが美しい」と感じているのです。

山で過ごす犬を見て美しいと思えるというのは、私が最大に飼い主さんに到達して欲しい境地なのです。

しかもその美しい犬は自分から離れて走り回る興奮する犬ではなく、一歩一歩を大切に自分と共に歩いてくれる一体感感じられる犬なのです。

日焼けとか絶対ダメ山歩き苦手です、と私に宣言した飼い主をトレッキング好きに成長させた梅ちゃんに、犬としてよくぞやったと感謝の気持ちでいっぱいです。

保護犬の梅ちゃんには山で過ごしたDNAが強く残っていたのだと思います。

日本には梅ちゃんのようなミックス犬がたくさんいたのでしょうが、今は保護時に怯えの強い犬になってしまい怯えたまま生涯を終える犬も少なくありません。

梅ちゃんには自然とつながるセンスがある上に、人との暮らしや関係が自分にとって大切であるということも知っています。そんな日本の雑種犬の梅ちゃんのこれからの変化がとても楽しみでなりません。

それにしても私は決して華奢でも小さな可愛さもないのですが、いつも少し遠巻きに私を見てくださった梅ちゃん飼い主さんには遠近法でそのように見えているようで自分にとっては都合が良いのでそういうことにさせていただきます。

Posted in 受講生のコトバ