グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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ラジオ放送補足版:イヌのゴハンはどう選ぶのか?

 ラブFMで放送された月下虫音を聴いて、たくさんの方から感想や励ましのお言葉をいただきました。
遅い時間に耳を貸していただきありがとうございました。

 ラジオ放送では話せなかった事、補足も含めていくつか紹介させていただきます。


● 犬のゴハンを考える前に、犬の基本的な安全欲求を満たすこと

 放送された内容にひとつに、犬のゴハンは何を与えたらいいのだろう?という質問がありました。結論からいうと、環境と個体により異なるというしかありません。ラジオの中ではこのフードがいいという話をすることは、あえて避けました。情報集めはいくらしてもきりはないし、もっと大切なことを今回はお伝えしかったからです。

 もっと大切なこととは、どんなに栄養価の高いバランスのとれた食事も、犬がストレス状態にあったり、環境に強いストレスを感じると食べたものもきちんと消化して見になることはありませんということです。食事の前に環境の安定性を考えて欲しいということをお話ししました。

 その上で、次にゴハンについて考えるなら、いくつか参考になることがあります。


● 犬のゴハンはどうやって選べばいいのか?

 食事にはいくつかの選択肢があります。加工されたフード、手作りで加工したフード、手作りで加工を少なくしたフード、加工の少ない市販のフード、缶詰、療法食など、いくつもの選択肢があります。

 この中で自分の犬のためにより良い食品を選ぼうと思うなら、まず、外してほしい食品はこんなものです。

 添加物が多く臭いのきついものは省いてあげてください。人工的な添加物は化学薬品です。ビタミン剤もこの中に入ります。これらは大変臭いがきつく、犬の体臭にも影響します。しかし、ドッグフードには規制値というのがあり、これらの科学的な添加物がたくさん混入されています。添加物によって栄養バランスがとれたように思わせているだけで、犬にとって健康的な食品とはいえません。

 犬は食べ物を臭いでかぎわけて食べています。よく加工されたフードは消化はいいものでも、個体の食べ物のにおいがしません。たとえば、鶏肉が入っていても鶏肉の臭いはしません。こうしたフードは加工されていることで安定した排泄物をつくりだしますが、犬にとっては喜びの低いフードです。食べる喜びという欲求が満たされないものです。

 とはいえ、犬の中には加工されたフードしか食べられない犬たちもいます。いきなりいろんな食材の入った手作りゴハンを与えてしまうと消化不良を起こしてしまう場合です。これらの犬たちには、加工されたフードが一定期間は必要になります。もちろん、飼い主さんの方が手作りゴハンを与えることも難しいという生活をされているなら、加工食品の一部を臭いのある個別の食べ物を加えることで、食の満足をアップさせてほしいものです。

 手作りゴハンを与えている場合には、ナチュラルなフードに近く犬たちは食を楽しんでいるでしょう。食べ物を生で与えるかどうかは、犬のお腹は食材の確保の仕方、気温などの外的な環境との兼ね合いを見ながら判断してください。

 犬にあった食事とは、犬の身体的な消化能力を含む個体による差、季節や気温による変化により様々なのです。たとえば、この夏はとても暑く皆さんの中にも食欲が低下された方もいたかもしれません。実はわたしもゴハンがあまり食べられなくなり、加工された食品を食べ続けることもありました。気温が下がったり体調を取り戻して、ようやく普通に食事ができるようになりました。

 犬も年齢や状態によって、受け付けるものと受け付けないものがあります。老犬になるとますますこれが激しくなります。それまで加工されたドライフードしか与えたことのない犬でも、ササミや豆腐などの食品しか食べられなくなる犬もいます。犬と話し合いながらその犬にあった、そして犬が喜ぶ食事を選んでいってください。


● ラジオを聴いたあとでうれしいコメント

 生徒さんのおひとりから、こんなコメントをいただきました。

「はじめて犬にバナナを与えました。本当においしそうに食べていました。
今まで、ドッグフード以外のものは与えてはいけないと思っていたけど、
食べる楽しみも大切だと気づきました。」

 犬に健康で病気なく過ごしてほしいという気持ちはよくわかります。
でも、自分たちにあてて考えれば、このストレス社会でそんなに節制して体にいいものだけを食べ続けることができるでしょうか。あまり乱暴な食事になってはいけないけど、ときには果物も食べたいしといろいろと食べてしまいます。その食べ物を室内で暮らす犬たちはいつもそばで臭いを嗅いでチェックしているのです。


 以前、人の食事のときにいつもワンワンと吠える犬がいました。食欲はあって加工されてある程度の価格のする栄養バランスととれているとうたわれていたドッグフードを与えられていました。
 犬の様子を見て、飼い主さんとも話し合い、手作りゴハンに変えていただくことにしました。手作りで食材の臭いのする食べ物を食べるようになってすぐに、人の食事のときの吠えはなくなりました。
 ドッグフードを仕方なく食べていたのですね。逆にストレスだったのかガツガツと早食いだったのに、手作りゴハンにしてから味わうように食べてくれるようになってくれました。

 ゴハンを選ぶことも、これがいいといわれたからと選ぶのではなく、自分の犬にとって最適なゴハンは何かな?ストレスなく過ごせているかなと考える機会になると、犬のことをまた知るチャンスを得られます。


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