グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のこと>やっぱり!ドイツはペットシーツがいらない国

犬の先進国として有名なドイツ。

ドイツでは犬は…というと、ほとんどの方は「ドイツはイヌの先進国だそうですね。」と相槌をうってくれます。

テレビ番組の影響もあるのでしょうが、ドイツの犬事情はわりと知れ渡っているようです。

そのドイツの犬事情を今回久しぶりに生情報として聞くことができました。

というのも、カウンセリングに伺ったご家庭にドイツから一時帰国されているご家族が同席されてお話をする機会を得られたからです。

そもそも室内で犬に排泄をさせる習慣があることを不思議に思っているわたしですが、日本ではなかなかこのことを納得してくださらない飼い主さんもいます。

お互いに価値観の違いとして片付けるしかないのですが、何が犬にとっての普通なのかを説明しておくことはドッグスクールとしての義務なのでつい熱弁をふるってしまいます。

こちらが正しいことを伝えたいのではなく、犬という動物としてどうなのかという部分で譲り難い部分だからです。

ドイツに在住されている日本の方に、ここぞとばかりに質問しました。

ドイツには犬が室内に排泄するという習慣はありませんよね。

「はい、もちろんありません。全く考えられない。」

ドイツにはペットシーツはありませんよね。

「見たこともないです。ドイツの犬たちは屋外で排泄をしますが、きちんとしつけられています。」

ということでした。

やっぱりですね。ヨーロッパの多くの国がペットシーツを販売していないのですが、老犬のためか1枚100円くらいではあるかもしれません。

ドイツをはじめとする、イギリス、フランスは純血種をたくさん作りだした国で小型犬も決して少なくはありません。

むしろドイツではテリア種などの小さな犬はたくさん見かけられます。

小さいから室内で排泄をさせるということはないのです。

そのドイツ在住のご家族によると、ドイツでは犬のしつけがされているかどうかは登録されている情報からでもわかるし、吠えや噛みつきはすぐに裁判になってしまうということでした。

犬を動物として正しく飼育していくことができないものは、犬を飼う資格はないということです。

ところが日本では、犬を正しく飼う方法として室内で排泄をさせる習慣を犬に強要しています。

ペットシーツは今やどのスーパーにも置いてある商品で、これだけですごいゴミが出ていることになります。

犬に室内で排泄をさせたい飼い主の理由

一番多いのは、外でしか排泄しなくなったら毎日散歩に出なければいけなくなるからというものです。

庭のない敷地で飼うなら、朝晩の散歩は飼い主の義務でもあります。

ドイツでは当然犬を散歩に連れ出します。

二つ目の理由は、老犬になって歩けなくなったときに困るから室内でしてほしいというもの。

これは老犬になってから犬が選択をするときに考えることで、子犬のころから室内トイレを強要する理由にはなりません。

二つとも犬の立場に立っているようで、実は人側の都合による理由ではないでしょうか。

ちなみにドイツでは小さな犬を抱きかかけて移動させることはあっても、犬の抱っこはありません。

犬はそもそも外でしつけをされてから室内にいれられる動物なので、犬はあくまで動物であって抱っこするペットという扱いは受けていません。

公共機関でもカフェでも小さな犬が人の膝の上に抱っこされているのは、大変違和感のある光景なのです。

犬はイヌとして扱われているそれがドイツです。

良い部分も難しい部分もあるとは思います。

100%ドイツの犬育てが良いとはいいませんが、排泄の場所と抱っこの習慣がないことは100%共感します。

この二つは犬の生涯の行動にずっと影響を及ぼす行動だからです。

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