グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬語セミナー福岡校開催のお知らせ

グッドボーイハート犬語セミナー開催のお知らせです。

日時 2017年7月30日(日)
   14時~16時 終了後にプチお茶会あります。

場所 グッドボーイハート福岡 博多区住吉

参加費 2500円(税込)当日払い

定員有り 少人数制のセミナーですので、ご参加の方はお早めにご連絡下さい。

連絡先 グッドボーイハート ※初めての方はお問い合わせフォームよりお願いします。


みなさんとの学びの時間を楽しみにしています!


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山を育てる人を育てる、山を育てる人は犬も育てる:山村塾企画の「森林(もり)づくり活動講習会」のお知らせ

 グッドボーイハート七山校の尾歩山の下草刈りがピークを迎えています。というのも、梅雨入りの前にどのくらい整備できるかが今後の作業の量に影響してしまうからです。クラスの終了後によくお手伝いしてくださる生徒さんたちも「今やっとかないとね。」といってくださるので、草を向き合ううちにこれはただごとではないと感じているようです。この危機感と緊張感は毎年襲ってくるので、これを共感してもらえるというのことはそれだけでとても心強いことです。


●森林(もり)づくりとはどういうことなのか

 山を育てているのは、動物たちの住処を育てたいという単純な気持ちだというのは正直なところですが理由はそれだけでありません。犬だけでなく、わたしたち人間が健やかに生きていくためにも、山という自然環境はなくてはならない存在であると感じているからです。

 都心に生活する人々にとっては山は意識しなくてもそこにある存在なのかもしれません。でも今、その山が荒廃しつつあります。整備された登山道ばかりを歩くのではなく、ちょっとした里山で立ち止まったり山を車で超えるときに周囲を見渡して気づくこともあります。人は山から多くの自然を調達してきたので、山のほとんどは原生の姿を残していません。竹林、杉林、果樹園、山間の畑など、人が利用してきた場所が見捨てられ荒廃しているのです。この山は、手を入れつづけていく必要があり、そのためには森林づくりをする人の手を必要としています。

 ここでいう山というのは山の奥のことではありません。山のふもとの里のことです。この境界線をきちんと作って守り育てることは、動物たちから農作物を守ることにもつながるし、山の動物たちが人との急な接近に驚く回数を減らすことにもなります。境界線をきっちりと作るのは犬の飼育環境や犬との関係性についてもまず第一に必要なことですが、それと同じことを山でもやりましょうということです。

 ところがやり始めるといろんなわからないことや上手くいかないことも出てきます。そもそも知っている人について学んだのではなくあくまで我流なので、適当にやっていればどうにかなると思ってやってきたけど、むしろ無駄なことが多いのではないかと感じることもあります。都心と山を行き来すると痛感しますが、とにかく広い、そして高いです。平地がないからしがみついて草刈することもあるし、足を踏み外したら落下するのではとヒヤヒヤすることもあります。無知の強さとはいえ人に手伝ってもらっている身分なのですから、無知ではすまされません。


●山村塾の森林づくり安全講習会

 そこで勉強する機会を求め調べているとなんと「森林(もり)づくりボランティア育成」とい活動を福岡県でやっているという情報を得ました。里山に人が住まなくなって人手が足りないから、それを都心のボランティアの中から求めようということのようです。里山作りに関心のある方も増えていますし、いずれ田舎に暮らしたいという人々を取り込むこともできます。

 福岡県は現在、森林(もり)づくり活動のために活動安全講習会という1年に全7回の講座の運営を主催しています。この活動を企画運営しているのが八女市黒木町にある山村塾という団体です。
 チェーンソーの使い方を学びたくて調べているうちに山村塾のことを知り今年度の講習の案内を送ってもらいました。その資料が上記の講座でした。他の講座の内容が充実していて、どれも関心の高いものだったことに自分でも驚きました。山の裾野で暮らした10年で、「これどうするんだろう」「これでいいのかな」の疑問が続いていたことが全て講座になっていたのです。

・刈払機の取扱い→よく田舎でみかける丸い鋼がブンブンまわる草刈機を刈払機といいます。この講習だけで10時から16時30分までありますのでかなり内容の濃い講習のようです。主に畑などの家付近から山が始まる間の部分や斜面などの草を刈るために使っています。

・下草刈り→鎌などの手道具をつかった下草刈り作業で広葉樹の木の育成にはかかせません。こちらは樹木の間に生えてくる下草といわれる草を刈り取っていく作業です。七山校では今この作業にすごい体力を使っています。こちらの方は鎌とぎに苦戦しているのですが、なんと鎌とぎも講座の内容に入っていました。さすがですね。

・竹林整備→山から里の間にかけて斜面が崩れないようにするいわゆる「土詰め」のために竹や笹はどこにでも生えています。生活にもたくさん使われているものではありませんが、制限をしないとどんどん根を増やして広がってしまいます。放置しておくと年齢がたった竹が倒れて荒れ果てた山になります。実際にたくさん見ることができます。

ほかにもチェーソーの使い方とか間伐という中級編までありました。ボランティアのレベルでここまでくるとすごいと思いますが、この程度なら森林の仕事をしていなくても生活の一部としてだれでもできた時代があったのかもしれません。

これらの講座は無料です。そして1回でも参加が可能です。
詳しくはこちらでご覧いただけます。


平成29年福岡県森林づくり活動安全講習会案内

山村塾のホームページ



●山育てと人、そして動物

 いそがしいから森林ボランティアなんでする時間がないという方も多いかもしれません。しかし都心の小さな部屋の中で体を動かすスポーツではなんだかもったいないと思うのは私だけでしょうか。アウトドアスポーツの方が好きという方もいるかもしれないけれど、オートキャンプのために削られて平坦にされる山はもうあまり見たくありません。自然の中で汗を書いて気持ちがいいと叫びたい方で、犬がそばにいて一緒に協力して作業ができて、ありがとうといえるような関係を気づきたいなら、山育ては絶対にお薦めします。犬がほどよく木が生えて風通しの良い森林で紅潮する気持ちは、犬という動物の歴史を考えるとわかります。そして、犬と過ごす山で得られるこれこそ本当の犬のよろこびだと感じてしまう瞬間」は、自分にとって気持ちの高まる時間です。

 山を育てるということは、結局自分や犬が成長する場をいただいているということになります。考えれば結局は自分のためじゃないかということになりそうですが、それでも構わないと思っています。自分のためといってもいろいろあります。山育ての目的は、自己利益や自己顕示欲のためという気分の悪くなるものではありません。動物にとって体と心と精神の成長は、日々の時間がこのためにあるのではないかと思えるほど大切なことだと感じ、その場を山からいただいていると感じるからです。

 梅雨がもうすぐ始まります。下刈りはますますヒートアップしていきます。


dav

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鹿肉ジャーキーのヤクトさんの試作品ができました:骨を与えるときに注意してほしいこと

大分の竹田市でつくっている鹿肉ジャーキー「やまごち」を販売しているヤクトさんから、試作中の商品をいただいたのでご紹介します。


●骨シリーズ

ときどき譲ってほしいといわれることがあるからということで準備されている骨シリーズが2個でした。

ひとつめは肩の部分です。
手の平くらいのサイズです。全部食べられそうにみえるのですが、実はしゃもじのようになっている形の周りが軟骨になっているだけで、中心部はしゃぶるくらいです。全部食べてしまう犬はいないらしいです。

dav
次は脚の骨です。
中心に骨の髄がはいっているので、ここが大好物なんですよね。
でも骨自体はとても硬いです。サイズは手の平くらいの長さです。

dav

●内臓シリーズ

ひとつめは肺です。
空気がはいっているのでパフパフしていますね。
とても人気があるとのことでした。

dav

こんどは心臓です。やはり色が濃い、血液成分が多いということです。

dav

●鹿の角

角の片方で30センチくらいの長さがあります。
犬が少しずつ食べることもあります。捕る時期によって中が空洞になっているとのことでした。
とてもきれいですね。このサイズで2500円くらいになるそうです。

dav

 いただいた命は全部役立てたいいうヤクトさんの商品作りは、少しずつ新しい商品に変わっていくようです。骨はサイズによって多少金額が違うそうです。内臓関係は試作段階ですが、犬たちの食べ具合によっては商品化も近そうです。試作品はグッドボーイハートで犬たちに食べてもらっています。


●骨を与えるときの注意点

 ここからは硬い骨類を与えるときに注意してほしいことです。まず骨を与えるときは十分に注意して与えてください。骨を与えることによる事故やトラブルはたくさん発生しているからです。注意して与えてくださいという文言はどんな骨商品にも記載されています。ところが、何を注意していいのかわからないので与えるのはなかなか難しいでしょう。犬は動物だから食べないものは食べない、食べるものは食べるだろうと犬に判断させるとトラブルになってしまいます。

 そのトラブルはこんな理由から起きます。
1 犬は遺伝的に顎の強さが変化しており、すべての犬が顎が上部なわけではない。

2 犬はストレスがかかるとかじる行動が多発し、硬い骨でも無理をして噛むため歯を欠損する恐れがある。

3 かじる行動は少しずつ起こるためわかりにくいが、年齢をたってみると歯が磨耗してなくなっていることがある。

4 途中で取り上げるつもりの骨の一部を飲み込んでしまい喉につからせる危険性がある。

トラブルとしてはこんなことがあります。
 特にストレスが強い犬はかじる行動が強いため、どうしても骨をかじらせたくなります。そうしないと家具をかじったり、自分の手足をなめたり、吠えたりするストレス行動が出るからです。とはいえ、骨をかじる行動がストレスの回避行動であれば、犬は必要以上に、また自分の能力を超えて骨をかじるためトラブルが発生する可能性は高くなってしまいます。

 犬はかじることで満足感を得やすいので骨を与えたいという気持ちになってしまいますが、犬が少しでもストレスがかかっていると感じられる状態のときは、大きな骨を与えるのは控えてください。また遺伝的にストップ(鼻先までの長さ)が短い純血種、マズルの細すぎる純血種、歯のかみ合わせの悪い純血種の犬たちには硬い骨は危険性が高いので、選ぶときには慎重にお願いします。


 硬い骨が食べられない犬にも、いろんな部位のジャーキーは与えられます。安心して与えられるものをオヤツやフードのトッピングとして使ってください。ヤクトさんの商品はまた新しい展開があるようです。今からとても楽しみです。

サンプルもたくさんいただきました。
お友達の犬たちにプレゼントしたい方にもお渡ししていますので「サンプル下さい!」とお声かけください。

dav








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犬語セミナー開催のお知らせ<福岡校>&<七山校>

近日中に開催される犬語セミナーの日程をお知らせします。

・グッドボーイハート七山校開催 (佐賀県唐津市七山)
2017年5月28日(日)14時~16時

・グッドボーイハート福岡校開催 (福岡市博多区住吉)
2017年6月4日(日)14時~16時
※あと数名で定員になります。
追記 福岡校開催は定員に達しました。福岡校での平日クラス(金曜日夕方)の参加者を募集していますのでお気軽にお問い合わせください。(2017年5月15日)

どちらも事前予約が必要です。
始めてご参加の方は、お手数ですがグッドボーイハートホームページお問い合わせフォームよりご連絡ください。

犬語セミナーは犬のコミュニケーションを自分で読み取る力をつけるためのクラスです。
2時間の短い時間ですが、毎回参加者のみなさんと真剣に深く読み込んでいます。

どうぞお気軽にご連絡ください。


dav


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ホームページ更新しました:Skype通信講座、犬の訪問介護、預かりクラス、留守のお世話代行サービス

以下の新しいクラスとサービスについてホームページ内容をアップさせました。


■Skype(スカイプ)通信講座クラス
Skype(スカイプ)でトレーニング・行動カウンセリング・行動学クラスを
受講することができます。

遠方で家庭訪問クラス・通学クラスを受講できない飼い主さんや、犬を飼っていないけど犬のことをもっと学びたい方のためのSkypeを利用した通信クラスです。


■犬の訪問介護・犬の預かりクラス・留守のお世話代行

・犬の訪問介護
病気や年をとった老犬にお世話や介護が必要になったとき、
ご家庭を訪問して犬のお世話・介護をします。
飼い主さんが不在のとき、在宅のときにもお手伝いします。


・犬の預かりクラス ※このクラスの対象はグッドボーイハート生のみです。
家庭的な安心して過ごせる犬の預かり場所としてグッドボーイハートがお役に立ちます。飼い主さんがいなくても楽しく過ごせる自然あふれる環境で、犬がリフレッシュする時間を提供します。

・留守中のお世話代行 ※このクラスの対象はグッドボーイハート生のみです。
グッドボーイハートの犬育て、犬との暮らし、しつけ・トレーニングを通して
飼い主さんをサポートするためのサービスです。

グッドボーイハートは、犬と真剣に向き合い、人と犬が共に豊かに生きるためのサポートをいたします。詳細についてはお気軽にご相談ください。


散歩代行

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春のプレゼントのお知らせ:クラス参加の方へ先着順「スープ用鹿骨プレゼント」します。

3月で猟期を終えた鹿肉ジャーキー販売のヤクトさんから
「鹿の肉がついている骨が余っているから購入してもらえないだろうか」という相談を受けました。

骨は与えるには少し大きいです。
慎重な犬だったらしゃぶって遊ぶでしょうが、洋犬は無理にでもかじろうとするためすすめられません。

煮込めばスープとボロボロに落ちる肉が取れるらしいのです。
とはいえ、手間もどのくらいかかるのかわからず、すぐに購入されるかたもいないでしょう。

ということで、グッドボーイハートで少し購入してお手伝いすることになりました。
購入したものを先着順でプレゼントしていきます。

条件は以下のとおりです。

本日よりグッドボーイハートのクラスを受講される方
犬に手作りゴハンを与えたことのある方
犬に与えたあとの感想といくらだったら買いたいと思うかなどの感想を教えてください。
数がなくなり次第終了します。
絶対欲しいという方は直接グッドボーイハートにメール連絡をいれてください。

冷凍庫がいっぱいなので、できるだけ早くみなさんに配ります。
来校で受講の方は保冷剤などをお持ちください。


dav

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犬語セミナー開催のお知らせ:福岡

以下の日程で犬語セミナーを開催します。

日時 2017年4月16日(日)
   10時~12時

場所 グッドボーイハート福岡
※駐車場は近くのパーキングをご利用ください。

参加費 お一人 2500円
定員有り

お申込み方法 グッドボーイハートへ直接お問い合わせください。
はじめての方はホームページのお問い合わせフォームよりご連絡ください。


dav
七山のしだれ梅が開花しました。

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3月の犬語セミナー開催のお知らせ

3月の犬語セミナークラスは以下のとおり開催します。

2017年3月26日(日)
場所 グッドボーイハート七山校
時間 12時~14時
終了後にお茶会あります。お時間のある方はご参加ください。
参加費 おひとり2500円

以下のメールもしくは電話でお申込ください。
info@goodboyheart.com
goodboyheart7@gmail.com
TEL:092-409-0749

犬の行動について楽しくじっくりと学びましょう。
千里の道も一里からです。
少人数制のセミナーなのでお気軽にご参加ください。

dav

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2月の犬語セミナー開催のお知らせ

今月の犬語セミナー開催のお知らせです。

2017年2月26日(日)
時間 12時~14時
参加費 おひとり2500円
場所 グッドボーイハート七山校

参加資格 犬語セミナーはどなたでもご参加いただけます。犬は同伴できません。

少人数制でディスカッションしながら進めるセミナーです。
犬のことがよくわからない方でも、犬を飼っていない方でもご参加は歓迎いたします。

グッドボーイハートメールアドレス→ info@goodboyhaert.com
もしくは問い合わせフォームよりお申込ください。

dav

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熊本県動物管理センターの支援活動について

熊本地震以来、熊本で被災した犬猫とその飼い主さんたちを支援するために発起した熊本被災ペット支援ネットワークの活動は今年の3月末をもって終了し会を解散いたしますのでお知らせいたします。
バザー用品の受付は2月末を持って終了させていただきます。
長きに渡りご支援をいただいた皆様、ありがとうございました。

今日は支援を続けてきた熊本県動物管理センターの状況についてお知らせすると共に、みなさんに考えていただきたいという主旨で現在私が知りえていることと個人の意見も述べさせていただきます。

熊本県内の被災ペットの状況はまだ継続しているようです。被災ペットといっても飼い主のいない犬猫ではなく、飼い主さんが住居の立替や転居により、一時的に預かりを委託していたり飼い主さんと同伴して一時施設に住んでいる犬猫のことです。熊本県が窓口となって対応に当たられています。

熊本被災ペット支援ネットワークの会は、当初被災ペットの支援活動として立ち上がったのですが、多くの活動は熊本県動物管理センターに収容が続く犬猫支援のための活動でした。みなさんからいただいた資金のほとんどが同施設で活動をしているボランティア団体フィリアに物資支援として提供いたしました。詳細は毎月はじめに同ネットワークの会のブログで公開している収支報告でご確認ください。

熊本県動物管理センターに収容されている犬猫のうち昨年10月までに収容されたものについては被災犬猫として扱われています。実際には、猫はほとんどが子猫のときの収容され、犬も飼い主が被災したことによりはぐれた犬というわけではありません。熊本県の10箇所にある保健所に持ち込まれたり捕獲された犬たちのうち、保健所で引き取りがなかった、新しい飼い主を見つけることができなった、収容スペースがない、譲渡対象とされなかった犬猫たちです。

昨年春から譲渡会の開催や動物管理センターからの直接譲渡を始める予定で計画を進められていたようです。その矢先の4月14日に熊本地震に見舞われ、通常業務として行っていた殺処分を停止し、収容数は増え大変な混乱に陥ったというわけです。熊本県動物管理センターには収容施設が整っておらず、屋外に犬舎を設けたり猫舎用のプレハブを立てたりすることにも大変時間がかかっていました。地震の被災によって人の生活のために資金や人手をとられ、動物の方にはなかなか目が向けられなかったことと、他の地域に比べて犬猫の再譲渡や処分を減らすためのシステムがなく活動も遅れていたと感じざるを得ません。

同施設で12月末までに収容した被災犬猫たちは、来月3月を持って被災動物としての扱いを終了し、通常の収容されている犬猫と同じ扱いになります。どういうことかというと、どの動物管理施設でも各行政(県の場合には県行政)の決めた基準を元に、新しい飼い主を見つける譲渡対象動物とされた犬猫には譲渡先を見つける活動をする、譲渡対象とみなされたなかった動物については殺処分ということになります。

殺処分という言葉を聞いただけで胸が痛くなる方もいらっしゃると思います。ですが、この現在の状況を理解しなければ、自分たちにできること必要とされること、改善されるべきことを考えることもできません。ですから、一方的にこうしたシステムを避難するだけでなく現実をきちんと見ていただきたいのです。

昨日の熊本日日新聞に熊本県動物管理センターで殺処分が再開されている内容の記事が掲載されました。数字については実際に記者の方が行政に確認された上でのことですから信憑性のあるものです。以下がその記事です。

<熊本日日新聞2017年2月11日朝刊掲載>
熊本県、犬の殺処分再開 昨年12月、「収容能力超える」 
 熊本県が熊本地震後に保護した犬について、病気などで譲渡が難しい個体に限り、見送っていた殺処分を昨年12月中旬に再開したことが10日、分かりました。保護・収容している県動物管理センター(熊本市東区)や県内10保健所の収容能力を超えたため、「やむを得ない」としています。
 県によると、10日までに犬計67匹を麻酔薬で安楽死。それでも同日現在、犬121匹、猫58匹を保護。通常の収容数である犬約10匹、猫約35匹を大きく上回っています。
 猫の殺処分は見送っているます、子猫の保護が増える春の繁殖期を前に「猫も殺処分を再開せざるを得ない状況になるかもしれない」としています。
 県は地震後、保護した犬や猫を「被災ペット」と位置付け、ボランティア団体などと連携しながら飼い主を探したり、新しい飼い主へ譲ったりしてきました。
 昨年末時点では、保護した犬861匹のうち710匹、猫1163匹のうち718匹を返還・譲渡。同年12月に策定した県政運営の基本方針「熊本復旧・復興4カ年戦略」でも「犬猫の殺処分ゼロを目指す」としていました。
一方、熊本市の市動物愛護センター(同市東区)は昨年4月から今年1月末までに、犬・猫計586匹を保護し、531匹を返還・譲渡。9日現在、計77匹を保護しています。これまで病気の治る見込みのない猫に限って16匹を安楽死させたといいます。=11日朝刊24面、太路秀紀、中尾有希記者
<ココまで>

まず、頭数についてですが、熊本地震が起きたことがきっかけで犬猫の収容頭数が増えているわけではありません。
平成27年度熊本県の犬の収容頭数は1518頭、うち殺処分数は267頭です。昨年は4月14日の地震直前まで殺処分を行っていましたのでその数が殺処分数に入っています。記事にもある被災後に変換譲渡されている数の中には、他の県や市、ボランティア団体や個人への譲渡が入っています。たくさんの支援の手を集めて数字だけでみても、非常に多くの犬猫が譲渡されていることがわかります。

実際、熊本県は一昨年の平成26年にはは昨年の倍近い数の合計で3830頭の犬猫を収容し975頭を新しい飼い主へ譲渡、2524頭を殺処分しています。地震の起きる前の年の方が収容数も非常に多かったという事実があります。

被災により支援の手が集まったにも関わらず、なぜ現在でも収容頭数が上がっていくのでしょうか。この数は被災した飼い主のいる犬猫ではなく、生活の中で飼えなくなり放棄される老犬、子犬、成犬たち、猫についてはほとんどが子猫です。熊本県という地域が、飼えない犬猫を減らすための活動が追いついていないという現実に眼を向ける必要があります。

処分された犬猫は、人が飼うことが難しい人に慣れない野犬、攻撃性を示す動物が主な対象となります。先日の山口千津子先生の動物福祉セミナーの講演の中にもありましたが、収容頭数を過剰に超えて動物を収容することは、動物にストレスを与え精神的な苦痛を与えながら生きながらえさせることになります。特に犬は多数で集まることが苦手な動物です。猫のようにケイジに入れられて大人しくしているということはありません。ケイジはさらにストレスになることもあります。収容時にストレスがかかると動物の行動状態は悪くなり性質にも影響を与えます。そうすると新しい飼い主を探すことも難しい、収容管理する職員にも負担がかかりストレスが上昇する。結果、犬猫が適切に新しい家庭に戻ることは難しくなるという悪循環を生み出します。

犬の場合には大半が成犬や老犬です。中には大人しくどうして捨てられたのだろうという犬もいます。理由はさだかではありませんが、子犬のときは可愛かったけど飽きた、引越すから、いうことを聞かない、吠えるなどの問題行動もそのひとつであることは間違いありません。

上記の熊本の新聞にあるとおり、今回の殺処分は麻酔による安楽死とのことです。最後は負担をかけさせたくないという動物の世話をされてこられた方々の熱意による行為です。麻酔による安楽死は人の手によって行われます。実際に業務としてどの地域でも行ってくださる獣医師の方々は、大変な精神的な負担を受けながら仕事を従事してくださっています。本当に大変な職務であると思います。

犬を飼う方は、犬を飼うということがとても難しいことであるということを事前に知った上で犬を迎えてください。
すごく犬のことを大切にしていた風だった飼い主さんでも、いきなり犬を手放してしまうことがあります。「自分は大丈夫」は危険な考えです。逆に本当に自分は犬が飼えるだろうかと悩むくらいでちょうどいいと思います。

私たちひとりひとりが考えるべきことは、飼い主は自分の犬猫を動物福祉の視点から見ても十分に満足がいくように犬猫に成長と発達の機会を与えて生きる機会を提供できているかということです。その上で、繁殖については本能を満たすことはできません。人が飼う動物はすべて生殖数の抑制をかける必要があります。不妊去勢手術はそれだけが目的ではありませんが、屋外に出て行く猫に関してはどこで子猫を生むかもわかりません。餌を与えるなら不妊手術は餌を与えた方の責任で行ってほしいものです。

犬の飼い主さんにお願いしたいことは、もし自分が死んでしまい犬が残されてしまっても、犬の行動は安定しており、吠えやかみつきや無駄ほえなどがなく、他の人や犬に吠えたりすることもない、精神的に健康な犬でだれもが飼いたいと思ってくれる犬なのかどうかを考えてほしいということです。

国内の犬猫の殺処分数は各行政や地域のみなさんの努力により、確実に減っています。犬猫の殺処分数は一昨年の10万匹からさらにおち昨年は9万匹まで減少しています。これに反してペット販売業者の申請によるペットの販売数は一年前より10万頭増えているという記事も先日新聞で公開されていました。この数字が信憑性のあるものならば、日本はいずれ純血種の国となり雑種犬は希少種になるのかもしれません。いずれにしても、犬猫の未来はひとりひとりが望んだとおりになるのでしょう。


追記2017年2月17日:熊本県動物管理センターでの被災動物扱いの期間が間違っていました。正しくは4月14日以降に2016年10月までに収容された動物が対象となります。訂正してお詫びいたします。

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熊本被災ペット支援ネットワーク
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