グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬は共に成長する飼い主を求めていると思う「犬との暮らし」コラムのご紹介。

犬との楽しい暮らしを想像して犬を迎えたけれど、予想もしていない問題に悩んでいる飼い主に最初にお伝えしたいこと。

犬の無駄吠えやかみつき、散歩ができない、留守番ができない、呼んでも帰って来ない、拾い食いをする、他の犬に吠える、落ち着きがないなどの犬の問題行動は犬が飼い主に発しているシグナルです。

犬は飼い主さんを困らせようとしてこのような問題行動を起こしているのではなく、犬の暮らしがうまくいっていない、飼い主との関係がうまくいっていない、何かが違うのではないかということを表現しているにすぎません。

犬のしつけやトレーニングというと、「問題のある犬の方を変える」方法を教えてもらうのだと思っている方がほとんどです。

しかしこれは大きな勘違いです。

変える必要があるのは、問題を起こしている犬ではなく、犬を取り巻く環境、一番は飼い主そのものです。

犬は人間でなく動物であること、動物であるからこそ自ら犬として活動することを望んでいること。

そして、犬として生まれたのなら、犬として発達して成長しようとする力が犬の命の中に吹き込まれていることを忘れてはいけません。

そんな飼い主としての成長を記された日記を、ある生徒さんが見つけて送って下さいました。

飼い主として共感できるという内容だったようで、実に正直にご自分の犬との関わりをつづってあります。

北海道に暮らしている中道智大さんという写真家兼エッセイストの方のようで、若いころはドッグトレーナーだったということで犬への思いも簡単なものではなかったでしょう。

エッセイ「犬と暮らすこと」をこちらにリンクを張らせていただきました。

興味のある方はご覧になって下さい。

犬と暮らすこと、犬との暮らしは人さまざまであって誰からもその暮らし方を否定されるものではありません。

ただ、あまりにも多様な犬とのいろんな暮らしがある中で、様々な暮らしがYouTubeなどSNSで発信されていることに翻弄されている飼い主が多いのではないでしょうか。

犬との暮らしは楽しい。

でも犬との暮らしはとても現実的な毎日の積み重ねなのです。

共に暮らし、共に学び、共に成長する。

そんな犬との関係を目指していらっしゃるなら、ぜひグッドボーイハートで共に学びましょう。

預かり合宿で自然の中で遊ぶマルクルちゃんときいろちゃん

Posted in 犬のこと

「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」オンラインセミナー受付開始しました。

今年の7月24日にグッドボーイハート七山で、盲導犬訓練士の友人を講師に迎えてセミナーを開催します。

ブログでお知らせした詳細はこちらです。

セミナーのお知らせ:熟練の盲導犬訓練士が語る「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」講師は水谷由美先生です。

定員はすでに満席近くになっていますが、ご要望を受けオンラインセミナーとして配信することが決まりました。

「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」オンラインセミナー概要

条件 ZOOMのご利用が可能な方。

費用 3,000円 当日までに指定の銀行にお振込み下さい。参加者に直接ご案内します。

グッドボーイハート生のみなさんは、ライン、電話、メールでお問い合わせください。

一般の方はお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

Posted in お知らせ

犬を落ち着かせる“”ツボ”は人と共通の身体の部位●●です。

サッカーのブラジル選手に学ぶ、喧嘩を仲裁する方法とは

サッカーのワールドカップの試合、ブラジル対日本の試合を訪問レッスン中に子供たちが観戦していました。

ブラジルの選手たちの様子がネットニュースでも上がっているのを見ましたが、私が食いついたのはブラジル選手たちのある写真です。

それは練習中にチーム内で喧嘩が始まったというニュースの写真でした。

こちらがそのニュース記事です。

リンク→ブラジル 練習中に“大ゲンカ” 日本戦先発濃厚のネイマールが仲裁、本気度の表れか?

写真の転載ができなかったのでニュース全体を転用させていただきました。

数名の選手がもみ合うように一枚の写真に写っています。

記事にあるとおり、練習が真剣化して喧嘩となり、ネイマール選手が仲裁に入っているという状態の写真です。

写真を一見してみたところ、ネイマール選手が仲裁に入っているとわかるのは、全体的な印象というわけではないのは報道記事ですから当たり前のことです。

写真では、ネイマール選手は興奮してもみ合いになている選手のある身体の一部に手を乗せていることがわかります。

首の後ろ当たりに手を乗せています。

ネイマール選手は興奮している選手を落ち着かせるための方法として首の後ろ部分に手を置いています。

もう少しいうなら、ただ触っているために置いているというよりも、少し強く圧をかけておいているのだと想像します。

なぜなら、犬の同じ場所を抑えることで犬を落ち着かせることができるからです。

犬の首の後ろの部位にアクセスすると落ち着きを取り戻す

人間の身体的な部位としてはいろんな表現がある場所ですが、犬については犬の「襟(えり)」と説明しています。

犬の首の後ろの襟部分を持つことで犬を落ち着かせることができます。

あえて襟(えり)といっているのは、襟はカラーともいいます。

首輪のことを英語ではカラーといいます。

首だと英語ではネックですが、首輪ではカラーです。

首というよりもむしろ襟といった方が首輪の用途を示しているはずなのです。

だから、犬を落ち着かせる身体の部位は襟(えり)です。

犬の襟部をもってキープする、同じことを首輪の後ろをしっかりと持つことで実現することができます。

犬を落ち着かせる方法としてレッスンの中でも取り入れています。

犬を落ち着かせるカラーを持つ方法もすぐに試さない方が良い理由

ここまで読まれて、犬の首の後ろのえり部分に手を当てると犬が落ち着けるのか、そう思って早速やろうと思うならちょっと待って下さい。

もし今あなたの犬が飼い主や人に対してかみついてくるような状態になっていたとしたら、犬のえり部分を掴もうとしたら間違いなく反撃をくらってしまいます。

犬にとって、いやすべての動物にとって、首の後ろの部位を掴まれるというのは圧倒的に相手が自分よりも優位であるということの証拠です。

全く逆のことをいうと、喧嘩や対立の関係がある場合でも、相手の襟部に対して攻撃をしかけるという方法もあるからです。

次の写真を見て下さい。

これはクラスの中で対面の練習をしているときに撮影したものです。


写真では、ミックス犬が柴犬の首の後ろの部位に自分の顎を乗せるという行動をしています。

注※ オンリードをつけて犬同士を対面させるには一定のルールが必要です。写真はクラス中に規則的に対面をさせています。日常ではリードがついているときの知らない犬との対面は避けましょう。

ミックスのオス犬は、同年齢に近いオスの柴犬に対して、牽制的に自分の強さをアピールする行動をしています。

柴犬の方も相手が近づいてきたのに対して応戦しようとする構えを見せたため、ミックスが先に首の後ろをとった形になりました。

このあとミックス犬の方から離れていきます。

完全に喧嘩を売るなら牙をあてることができるこの状況で、顎だけを当てて牽制をする。

同じ首の後ろにアクセスするといっても、これは落ち着かせ行動でないことはわかりますね。

犬の襟に対して落ち着かせを発揮するために必要なこととは

では、どうやったらネイマール選手のやったように首の後部に手を置いて落ち着かせを図ることができるのでしょうか?

落ち着けと言われている選手の立場にたって考えれば答えは簡単です。

自分の首に手を当てている人が、自分にとって尊敬すべき人であり自分よりも力があると認めた場合には、落ち着かせのコミュニケーションを受け取ることができるということです。

同じことを自分よりも弱く年齢も低い選手がやったとしても効果がないばかりか、喧嘩がエキサイトしてしまいます。

犬を落ち着かせたいと思うなら、落ち着かせ行動をする前にまず犬に対して自分の強さを伝えることの方が重要なのです。

それは、犬を叱ったりほめたりすることでも、食べ物を与えることでも、犬をたたくことでもありません。

犬に向き合って練習し、犬とともに毎日散歩にしっかりと出て朝活、夕活をして、今日も一日お疲れ様でしたと言い合えるような活力ある生活をすることが大切です。

良い上司や先輩がいれば安心して活動できる、それが犬の群れとしての安定した行動を引き出すコツです。

サッカーの試合を見る時間的余裕はありませんでしたが、サッカーを見る機会のない私でもこの写真のネイマール選手の落ち着かせ行動をみただけで、この選手がすばらしい選手であることを知ることができました。

犬と人は異なる動物ですがコミュニケーションの方法はいろんなところで似ていることもあるので不思議です。

グッドボーイハートにもネイマール選手が生まれるといいな



 

Posted in 日々のこと, 犬のこと, 未分類

犬の屋外テラストイレにペットドアをつけて犬も飼い主も快適に暮らそう。

グッドボーイハートでは室内で生活する犬たちにも、屋外トイレの習慣をおすすめしています。

今回は繰り返し説明している屋外トイレの必要性と、テラストイレを快適にするペットドアの設置についてお話します。

犬にテラストイレの利用をおすすめする理由

戸建てで庭付きの家であれば、犬が庭で排泄できるように環境を整えます。

マンションなどの庭のない場合はテラスやバルコニーに犬用の排泄場所を設置していただくように指導します。

犬用のテラストイレの設置は、人側の視点にたった衛生面にもなりますが、むしろ犬の立場にたって考えた上での提案です。

犬が自分で行動できる範囲内に排泄場所が「屋外」にあることが犬の脳の構造に影響を与えるからです。

犬は自分で活動できる空間と、群れで活動できる地図=散歩、を自分の脳の中にナビとして装備しています。

「▶」この印が犬自身で、空間の中を動いている動物なのです。

その自分で活動できる一番遠い屋外空間に排泄をするのが犬の習性です。

それが庭であり、テラスであり、バルコニーです。

日本の庭のない生活事情の中では、バルコニーといっても洗濯物を干す程度のスペースしかないことも多いのですが、それでも外空間であることには間違いありません。

犬の脳内は、閉ざされた空気の空間が室内で、空気の循環の多い人のにおいが薄い空間を屋外と認識しています。

屋外空間に排泄場所があることで、犬が自分で歩いていける場所に屋外が入ります。自分のマップに屋外空間が入れば自然とそこが排泄場所になります。

もちろん、犬によってはテラスに排泄場所を設置してそこで排泄することができても、より近い別の空間に排泄をすることを好むこともあります。

散歩コースの中に排泄場所を作ると、柴犬や洋犬種の大型犬は散歩のときにしか排泄をしなくなることもあります。

犬の性質や飼い主の生活環境によって犬が何を選択するのかは様々ですが、より安定した選択を促すためにも室内トイレを取り去りテラストイレへ移行する環境整備はトレーニングの必須項目です。

テラストイレにすると犬が排泄にいく回数は数回しかありません。

室内トイレで一日7回8回と排泄にいっていた犬が、テラストイレでは3回程度になります。

排泄を我慢しているのではなく、排泄行動とはその程度のものだということです。ナチュラルな排泄行動とはむしろテラストイレの方なのです。

テラストイレで排泄をする生後6ケ月のチワワのシュートくん。



写真は子犬のころからトレーニングを受講されているチワワのシュートくんのテラストイレとテラスの遊び場です。

そもそも人工芝の上でも排泄しても構わないというスタンスで設置されましたが、ペットシーツが排泄場所で人工芝が遊び場所となっています。

テラスが温かいのでシュートくんはよくテラス遊びをしています。

おもちゃも自分でテラスにたくさん持っていきます。

テラストイレの利用を快適にする網戸用のペットドア

そのテラストイレを利用するために1日3回、テラスドアを開けてあげることが億劫なこととは思えませんが、夏場に一気に蚊が室内に張り込むことに抵抗を感じる方もいるでしょう。

その不快さを解決してくれるのがテラスの網戸用のペットドアです。

犬用のテラストイレに設置した網戸用のペットドア



トイレトレーニングが進んだ結果、ペットドアを設置されたコテツくんとテツくんの排泄場所の写真を掲載させていただきます。

室内でマーキング合戦となっていた2頭の犬くんたち、現在ではテラストイレに自分たちで行くようになり、夏場の虫対策のためにペットドアを導入されました。

これは小型犬用のペットドアです。

大型犬用のペットドアはないのですが、自作で作られた生徒さんもいます。

バルコニーに設置されたDIYのペットトイレと、排泄場所につながる人と犬が兼用するドア。



この写真はラブラドル・レトリバーのサクちゃんのテラストイレです。

テラスに抜けるところにもともとドアはなかったのですが、開いたままだと虫が入ってくるという理由でドアを自作で設置されました。

下部分はビニールが垂れ下がっており、メイちゃんドアとして利用しています。

オポも同じようなビニールのくぐりドアを作っていたので説明して、さらに素晴らしいものになりました。

人のために考えるのか、犬のために考えるのか。

犬との暮らしにまつわるいろんな整備について、人の立場にたって考えるのか、犬の立場にたって考えるのかで意見が分かれるところです。

わたしは、まず犬の立場に立って考えるところからスタートするようにしています。

なぜなら、犬の暮らしについてのことだからです。

犬の生活環境が犬の習性にあっていることが大前提だと考えるからです。

その中には思うようにいかない諸々の飼い主側の事情もあります。

そんな中で、持っている環境をうまく使いできるだけ犬の習性にあった生活環境となるように考えて工夫していく、それが飼い主としての勤めです。

犬の立場にたって考えたマンションでのテラストイレ、犬の室内の吠え対策にも必要なトレーニングです。

追伸ですが、犬のトイレトレーニングにおやつやフードなどの食べ物の使用は絶対にダメです。

犬の排泄行動は犬の習性にそって自然に引き出されるように教えましょう。

関連記事→<犬のこと>犬は境界線の上に排泄(トイレ)をする動物です。

関連記事→<犬のこと>子犬のトイレのしつけは将来にわたり犬の行動に影響を与えます

 

Posted in クラスのこと, 犬のこと

クレートの熱さ対策に。ソフトクレートにするならどのサイズがおすすめですか?

移動中に車のエアコンをLO全開にする季節になりました。

訪問レッスンでご家庭の状況を見ると、エアコンをつけている家庭もあるしまだ窓を開けたままにされている家庭もあります。

家の作りや周囲の環境などで室内の温度は様々ですが、そろそろ犬の居場所を快適に保つための温度について考える時期です。

クレートトレーニング中の場合は、クレート中の温度が適温に保たれるように環境整備をお願いします。

そのひとつの方法として、ハードクレートをソフトタイプのクレートに変える方法があります。

ソフトタイプのソフトクレートは周囲はナイロンのネットで多くを覆われていて通気性が良いです。

隠れるのが目的のクレートの通気性が高すぎると犬が落ち着かなくなりますが、ソフトクレートのネット部分は網戸のように網目が細かくサークルのように穴があいているような通気はありません。

日本の網戸の仕組みはよくできたもので、網戸ひとつで安心感があります。

ソフトクレートも同じような仕組みです。

さらにソフトクレートは真四角にできているものが多く、サイズ的にもハードクレートよりも大きなものを利用できます。

以下のソフトクレートを利用している犬たちは、ハードクレートトレーニングが終了してから次のステップとして使っています。

体重11.2キロのはるちゃん。ソフトクレートLサイズ。



体重13キロの小鉄くん。クレートの奥行は70センチ。



体重6キロのシュナウザーのきいろちゃん。クレートMサイズ。



どこ犬たちもハードクレートよりソフトクレートの方がお気に入りです。

 

こんなに利点の多いソフトクレートでも、犬の状態や状況によっては使用できないこともあります。

ソフトクレート導入をおすすめしないケースは以下のとおりです。

ハードクレートでの練習を初めて間もない場合。

犬がハードクレートに入るのを嫌がる。

犬がハードクレートに入ったあとに騒ぐ。

犬がハードクレートに入ったときに戸口をカリカリする。

犬がハードクレートの戸口部分を咬む。

などハードクレート内でまだ落ち着かない行動をしているときには、ソフトクレートの導入はおすすめしません。

それでも、この夏場少しでも早くソフトクレートに変更をしたいというときには、他の生活管理も合わせて頑張っていきましょう。

ソフトクレートが犬にとって快適な居場所になるようにするのは、ただクレートに入れるだけではありません。

クレートは犬にとって最も大切な巣穴に相当するテリトリーです。

巣穴を持つということは、犬にとってとても大きなことなのです。

最初のステップをきちんと上がっていきましょう。

サーキュレーターで暑さ対策をしている13才のトイプードルちゃん。クレートトレーニングは13才からスタートしました。



関連ブログ記事→

暑い!夏場のクレート対策にはサーキュレーターが大活躍する。

<犬のこと>犬は湿気に弱い動物:この季節「湿度管理」に気をつけてください!

<おすすめのアイテム>クレートトレーニンの最後はこれで「ソフトクレートを買ってください!」

 

 

 

Posted in おすすめのアイテム, 犬のこと

預かりクラスをご利用の方へ。オポハウスの屋根の塗り替え作業を予定しています。

いつもお預かりクラスをご利用いただきありがとうございます。

自然を満喫してリフレッシュするだけでなく、脳の機能を正常化させる環境としてグッドボーイハートの本質である山の学校。

学校の中心に位置するオポハウスは私とオポが中古物件として住み始めたのですが、平成元年築らしく相当の痛みがあります。

気になっていた屋根の塗り替え作業がやっと決まりました。

予定としては梅雨明けからお盆の間の2週間程度です。

塗り替え作業の間、オポハウスの周りには足場が組まれます。

以前にも一度やったことがあるので様子は覚えていますが、テラス周りにも足場が組まれます。

遊び場を他の場所に変えたりと安全に過ごさせつつ預かりクラスは可能ですが、現在お預かりを希望されている方も変更は可能ですのでご相談下さい。

日程が決まり次第お知らせさせていただきます。

合宿クラス中にオポ広場でくつろぐバロンくんとオポハウス。

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瀬川の首輪の金属タグに名前刻印する道具をお貸しします。

おススメのアイテムで紹介している瀬川製作所の日本製のレザーの首輪。

強くて質が良く丈夫で、しかもクラシカルな雰囲気でカッコいいです。

ところがひとつだけ問題があるのは、首輪についているネームタグに名前をいれるのが大変なことです。

レザー刻印となると専門の機械が必要になります。

まれにプロの仕事道具で上手に刻印をされている首輪を見ますが、なかなかできないものです。

それで、試しに名前入れの簡単な機材を購入しました。


細かい振動を繰り返して刻印していきます。

瀬川製作所の首輪についている金具に、こんな風に刻印してみました。


試しにと思い、腱鞘炎の手でやってみましたが、結構ちゃんと彫れてしまいました。

普通にすればちゃんと刻印できそうです。

刻印機材はグッドボーイハート七山のオポハウスに置いています。

レッスンやトレッキングに来られたときに、ご自由にお使い下さい。

 

関連ブログ記事

<おすすめのアイテム>国産レザーのベルト式首輪

 

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犬語セミナーを開催しました。

毎月開催している「犬語セミナー」を今月も開催しました。

犬語セミナーは犬のコミュニケーションや犬の行動学について学ぶ機会として開催しています。

撮影した動画を観察したり分析しながら、犬がどのようなシグナルで何を伝えようとしているのかを学ぶのです。

動画の素材としては、身近なグッドボーイハート生のものがほとんどです。

全く知らない犬の動画を見るよりも、トレッキングクラスで実際に触れ合うことのできる犬の動画を見た方が理解が進むからです。

セミナーに参加している生徒さんの犬が登場することもあります。

普段は身近にいる我が犬でも、こうしてセミナーとして見ると少し客観的に見ることができるようにもなります。

今回の素材としてみたビデオのいつくかはこんなものでした。


これもシグナルのひとつですね。


対面のたびに成長をみせてくれるうみちゃん、今後も楽しみです。

ゆいちゃん、毎度のことながら貫禄ありますね。


犬語セミナーに毎回登場する小鉄くん、コミュニケーション力が高く勉強になります。

犬語セミナーを通して犬の行動学を学ぶと、わたしたちが以下に人に都合のよいように犬を見ているのかを痛感します。

犬のコミュニケーションを含む犬の行動学を学ぶようになると、犬のしつけやトレーニングも理解できるようになります。

犬のトイレトレーニングにおやつを使ったり、リードを引っ張ることに罰を与えたりする必要が全く無駄で意味のないことであるばかりでなく、犬の内面を壊してしまう恐ろしいことだということにも気づかれるでしょう。

犬語セミナーは少々難しいセミナーですが、グッドボーイハート生なら楽しんでいただけるでしょう。

また来月の第4日曜日に開催します。

 

Posted in 犬語セミナー, お知らせ

セミナーのお知らせ:熟練の盲導犬訓練士が語る「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」講師は水谷由美先生です。

7月に講師を招きセミナーを開催することになりましたので以下のとおりご案内します。

テーマは、熟練の盲導犬訓練士が語る「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」です。

グッドボーイハートの生徒さんたちと共に学ぶ機会を作るために何かないかな…と模索していたところ、長く付き合いのある友人とコンタクトがとれて「講演お願い」の依頼に快諾してもらえました。超ラッキーセミナーです。

講師の水谷由美先生は、宮武が本当に若かかりしころに共に同じ盲導犬育成施設で訓練士として仕事を共にした仲間です。

まだまだ青い時代のことなのでできないことはたくさんありましたが、ふたりとも青春を犬の訓練の毎日で埋め尽くしました。

言い換えると戦友ともいえる尊敬する水谷由美先生。

あまりにも知識や経験が多くとてもセミナー2時間では絶対に足りませんが、とりあえずまずは一歩から。今回はグッドボーイハートの生徒さんが興味のある内容にしてくれるらしく打ち合わせ中です。

 

午前中はトレッキングクラスを9時30分~11時まで開催します。

トレッキングクラスにご参加の方は優先的にご予約を受け付けますので、早めにご連絡下さい!

 

犬を知るセミナー開催概要

日時 7月24日 ㈰ 12時~14時

場所 グッドボーイハート七山

題目 「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」

講師 水谷由美 先生

講師プロフィール

盲導犬歩行指導員として35年以上の実務経験があり、今までに200組以上の盲導犬を送り出す。

Asia Guide Dog Breedeing Network(アジアにある盲導犬協会で協力設立された繁殖のための研究組織)では他国の盲導犬協会とも連携を取り、より盲導犬に向く犬を繁殖するための事業に携わる。

現在は、フリーランスとして茨城県にあるいばらき盲導犬協会をはじめとするいくつかの盲導犬協会から繁殖や訓練を委託されている。

定員 あり

料金 おひとり3000円 当日現金でご準備下さい。

申し込み グッドボーイハート生はメールもしくはラインでお願いします。

一般の方はお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

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ゴールデンウィーク中に飼い主のパーソナルスペースを奪った犬たちの闘争行動が止まらない。

ゴールデンウィーク明けのレッスン、犬たちにもいろんな行動の変化がありました。

お預かりクラスを体験した犬たちは、どの犬も「以前より落ち着いています。」と言われ、実際、若い犬ほど驚くほど落ち着いたなと感じる良い結果が出ていました。

ところが、ゴールデンウィークを飼い主と自宅でまったりと過ごした犬の中には、ゴールデンウィークが明けてから、吠える、噛みつく、暴れるなど荒れた行動が増えてきましたというご報告もありました。

飼い主側は「ゴールデンウィークが終わって相手をされなくなったから犬の機嫌が悪くなっている。」のだと、とても人間的な分析をされるのですがこれは少し違います。

犬の機嫌が悪いというのが、犬の精神的な状態が不安定であるという意味であればここは間違っていないのですが、犬の機嫌が悪なる理由が少しずれているようです。

結論からいうこういうことです。

ゴールデンウィーク中に飼い主のパーソナルスペースを犬に奪われたのてはいませんか?

グッドボーイハートの生徒さんたちなら、上の質問に即座にイエスor Noが答えられるはずです。

飼い主のパーソナルスペースとは、自分の個人的な領域のことです。

自分の領域とは全く知らない他人に立ち入ってほしくない身体的なスペースや距離感のことをいいます。

街を歩いているときに、横断歩道で止まっているときに、他人が自分にどのくらいまで近づくのを了解できるでしょうか?

もしくは室内で、来客が自分にどのくらいまで近づいて話すことを了解できるでしょうか?

室内での会話であれば、対面してテーブルの間分、大体60センチくらいは離れています。

横に座って話すときには、最低でも30センチくらいは離れていないと落ち着かないでしょう。

このキープしている自分の領域がパーソナルスペースです。

家族となるともっと近くなり、来客の半分くらい、隣に座って話すなら15センチくらいもあれば十分です。

でも、家族間であってもお互いの膝の上に乗ったり、肩に手をかけていたり、腕を組まれたりすると、自分のパーソナルスペースに家族という他者が侵入してくるという「形」になります。

この形ですが、飼い主と犬となるとまったくもってべったりの関係になり、ほとんどいつもくっついている状態であったり、犬はいつも飼い主の膝の上や飼い主の体のどこかに乗っているような状態になっていることがあります。

飼い主に抱っこされる犬、それって分離不安では?

この飼い主のスペースの上に乗ってくる犬は「飼い主と離れると不安=分離不安」傾向が強く、精神的にはかなり不安定な状態です。

行動としては飼い主の体の上に乗っかるだけでなく、飼い主が動くとついて歩くという行動も入ります。

トレーニングクラスを受講するご家庭の犬にもこの「分離不安傾向の犬」がとても多く、行動を改善するために「飼い主とは少し距離をとって休んだり過ごしたりすること」はレッスンの大切なルールのひとつです。

レッスン受講中の飼い主と犬はお互いのパーソナルスペースをお互いに侵さないようにしながら、適切な距離を保って過ごしていたはず…です。

しかし、ゴールデンウィーク中にその飼い主と犬のパーソナルスペースの境界線があいまいになってしまい、なぜか飼い主の膝の上や飼い主の足元、飼い主の膝の横に犬がいる時間が長くなってしまったり、犬が自分に付きまとうこと日常が戻ってきたのではないでしょうか?

外出の少ないゴールデンウィークはおうちでまったりとソファに寝転びながら体を休めて過ごした飼い主も多いことと思います。

「いつの間にか体の上に犬が乗っていたことがある」という状況になっていることもあります。

飼い主さんによっては「寝ている間じゃないんです。」といわれ、

飼い主さんの弁明では「ソファで寝ている間ではなくソファで気絶してしまうのでいつの間にか自分の体の上で犬が寝てしまうんです。」らしく、気絶しているのなら対応のしようがないのだという主張のようですが、そんなことは犬には関係ありません。

分離不安の犬は飼い主がいなくなると不安行動をします。

飼い主が安心できる我が家で無防備に休むのはあたり前のことですが、その無防備さによって飼い犬に自分のテリトリーを完全にとられてしまうなら、犬にしもべのような扱いを受けたとしても仕方ありません。

犬の方は「飼い主のテリトリーとった!」と勝利したゴールデンウィークがあけると、自分が占領しはずのテリトリーが勝手に仕事に行ってしまうのですから、何それ!と荒れてしまい、いつもはしない悪さに走ってテーブルに手をかけたり、甘噛みが復活したり、排泄を失敗して赤ちゃん行動を繰り広げるなど、飼い主さんのいう「機嫌の悪い」行動を繰り広げているだけです。

犬は、今日は特別とか、お休みの日だからいいのとか、お誕生日だから…といったイレギュラーが苦手です。

特に飼い主と犬とのスペース配分は、飼い主と犬の関係性をそのまま示したものでもあります。

だから今日も明日も明後日もいっしょ、それが一番落ち着くのです。

そして、お互いの領域を侵さない、さらに大きな領域を取り仕切るのは犬ではなくご主人である飼い主の方だということをわかるように伝えていかなければいけないのです。

道を間違えたと気づいたなら、元居た場所まで引き返せ。

帰り方がわからず迷子になりそうなら、ガイドとして私を呼んでください。

ゴールデンウィーク明けも訪問レッスンが続いています。

ガイドとして引き続き頑張ります。

オポ広場で緑に囲まれるサンタくん、はじめてのお泊りクラスで。

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