グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 10月 2020

手作りの犬小屋が犬の隠れ家になって豆柴の子犬くんも安心アップ

家庭訪問トレーニングに伺っている子犬ちゃんのお庭に、手作りの小屋が完成していました。

以前飼っていた犬が使っていた犬小屋らしいのですが、とても頑丈につくってあり、まだまだ使えるということで設置していただきました。

子犬ちゃんは将来はお庭で完全に生活していくために、環境を整えているところです。

屋外飼育の犬も子犬の時期は感染症のことなどを考えて、室内飼育から始められるご家庭が増えています。

子犬を引き取った生後2ケ月齢のころは完全室内飼育から始まりますが、できるだけ早い時期に本来の屋外環境に飼育場所を整えて移行を図る必要があります。

こうした環境を整える手順と時期ですが、

何にとって大切かというとなにより子犬の発達のために大切なことです。

最近、間違った飼育方法でトラブルを発生していることが多いなと感じることがあります。

そのひとつに、屋外飼育予定の犬を生後数ヶ月になるまで、室内のサークルと室内で飼い続けることです。

結局、室内ではトイレのしつけも、コミュニケーションのしつけも、ほとんどままならないまま屋外に出される生後5ケ月の犬がどれほどのストレスを抱えているか想像できるでしょうか。

適切な環境を整えれば、室内で尾を執拗に追い回したり、自分の体を噛んだり、ケージを噛んだり、走り回ったりはしません。

子犬にとって適切な環境とは何かについて学ぶことが、飼い主の子犬のトレーニングなのです。

この環境について知ることが、犬がどのような動物であるかを知る最初の貴重な時間になります。

パピートレーニングを子犬が若い時期に始められた飼い主さんには、本当に感謝しています。

子犬に問題が起きる前に、子犬にとって必要なことを伝える時間をいただけるのですからこんなにありがたいことはありません。

子犬は成長と共にまた新しい問題を抱えます。

それは人の成長期と同じことです。

子犬の問題、青年期の問題、成熟期の問題。

発達に応じて超えていかなければいけない課題というのはあるのです。

パピートレーニングでは、今起きていること。

そして将来起こりうることについてもお話してします。

とりあえず小屋が出来て良かった。

おめでとう!

自分の小屋の前で休憩する豆柴犬のミルクちゃん

Posted in クラスのこと

預かり中の犬ちゃんの行動の変化がとてもうれしいこと

お預かりクラスを繰り返し利用していただくことで犬の行動の変化を見せていただくことは、お預かり中の一番の楽しみです。

今回、お預かりクラスを利用してくれた犬ちゃんも年に数回と定期的にお預かりクラスに来てくれています。

それでも今回で数回目のお預かりになるのですが、それでも大きな変化を見ることができました。

どのような変化を見ることができたのか、少しだけご紹介させていただきます。

 

お預かりクラスにきた犬ちゃんの行動の変化とは

 

今回、お預かりクラスに来た犬ちゃん。

前回までは、移動後に落ち着くまでにある程度の時間を必要としました。

最初は一日以上。その後も一日程度はテンションが上がったり下がったりと気分の不安定さを感じる行動がありました。

今回は到着したときから安定のテンションでした。

散策して場所を確かめる。

適切な場所に排泄。

マテの合図に従える。

鼻をならしたり、吠えたり、ウロウロする時間がなく、

自分の落ち着ける場所を見つける。

私への飛びつき行動がなく、よく観察を続けている。

これが到着当初の行動です。

最初のテリトリーで安定が見られると、私がある程度行動を始めてもその行動は安定しています。

例えば室内で掃除を始める。

室内と庭を行ったり来たりする。

作業のために庭から広場へと行ったり来たりする。

よく観察していますが犬ちゃんが騒いだり興奮する様子はありません。

 

犬の行動を管理する基準が上がる

 

犬の行動が不安定なときは管理を厳しく

犬の行動が安定しているときは管理を緩める

これが犬の行動管理の基本です。

 

基本通り、預かり犬ちゃんの行動の管理を緩めていきました。

庭から出して行動させるときの緩めかたもステップアップで自由度が上がります。

安定した行動は次の安定した行動を作り出していきます。

規則性のある波が広がるような感じです。

明らかに今までの様子とは違うと手応えを感じるとこちらもうれしくなります。

預かり期間中にできるだけステップアップさせたいと意欲もわくのです

 

家庭内のしつけこそ犬の基盤を作る

 

お預かりクラス中の犬の行動に預かりのたびに変化がみられるのは、預かり回数だけの問題ではありません。

犬の行動の基盤は飼い主の整備する家庭環境で育てられているのです。

まさに家庭は犬のしつけの土台になります。

さらに犬ちゃんの年齢は1歳過ぎです。

この一年間に飼い主さんが真剣に犬と向き合ってこられたことが変化を生み出す基盤になりました。

また、若い年齢からお預かりクラスを利用していただいたことも安定した行動を引き出させた理由です。

結果としてどのようにも説明はできるのですが、大切なのは犬の安定した行動を見ることができたということは、犬は安心安全の気持ちで過ごすことができたということです。

せっかくお預かりするのですから、この自然環境の中でできることの最大をやりたいというのが私の気持ちです。

ですがそれを望まない飼い主さんもいらっしゃると思います。

冒険なんかいらない、成長なんかいらない。

私のそばから離れない犬であってくれた方が良いと思われるなら、それもまたひとつの選択です。

できるだけ飼い主さんの要望に応じてお預かりをしますが、その飼い主さんの姿勢を知るための訪問レッスンも大切にしています。

今月はお預かりクラスがとても多くて、これからまた学びが重なります。

預かりクラス中の犬ちゃん



 

 

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グループトレッキングクラスを開催しました!

まだコロナの余波がなくならない日常生活で、少しずつ取り戻したい行動や気持ち。

いろんな思いでトレッキングクラスにご参加いただきありがとうございます。

ここグッドボーイハート七山の池原の谷だったら、どんなに強毒化したウイルスも吹き飛ばしてくれそうな気がします。

あまり多数では歩けないトレッキングクラス。

今回もギリギリの頭数でしたが、みなさんのご協力でなんとか最後尾の方まで確認できました。

楽しみが中心のトレッキングでも安心安全第一であることが重要です。

自分の前の人と犬。自分の後ろの人と犬。

そしてなにより自分と自分の犬のことをちゃんとわかって歩くこと。

その玉の数珠がつながるように歩いているのがトレッキングです。

一番先頭を歩いている私に伝わる気配と伝わらない気配。

なかなかあの犬のオポのようにはいかないことはご容赦ください。

一緒に山を歩いた犬のこと。

何より記憶に残っているから不思議です。

先に別の世界に行ったオポやこの山を一緒にあるいた犬たちから、いつも見られていると思うと気持ちも引き締まります。

グループトレッキングクラスは2頭から開催しています。

頭数が多い方が楽しそうですが、慣れていない方はプライベートクラスがおすすめです。

今月はたくさん開催しますのでぜひお越しください。

七山の尾歩山でグループトレッキングクラス



 

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薪を運ぶ作業のお手伝いをする預かりの犬ちゃんの存在でパワーは倍の倍

七山のスクールの薪ストーブの準備のために、今年も薪をあっちへこっちへ移動。

オポ広場に薪置場をつくる予定はあるのですが、まだまだ時間がかかりそうで予定は未定ということです。

床下の湿気問題を解決しなければいけないこともあり、裏側に設置した薪を移動させる作業をひとりでがんばりました。

家の裏から表までを100回くらいは行ったり来たりしたのです。

その際、お預かりの犬ちゃんにおともをお願いしました。

移動の際は私の後ろ、薪を置くときにはマテ、再び行くよで出発、薪台ではまたマテ、そしてまた行くよで出発、私の後ろを歩いて…。

これをずーっとしていました。

犬ちゃんは私にちょこちょことついて歩き、待ち、再び私の後ろを歩きを繰り返しておともをしてくれます。

犬の方はその中で自分の役割を見つけられるほどの成長はしていません。

ただ、わたしが頼んでいることをやってくれているだけです。

犬には共感するという素晴らしいセンサーがあります。

センサーがちゃんと動いていれば、人が真剣に働いているということは伝わっていきます。

いわゆる「本気モード」というやつです。

山で仕事をしているときには、草刈り、薪はこび、木々の手入れなど、どれも真剣勝負がほとんどなので、犬たちもよく付き合ってくれます。

犬がそばにいていっしょに歩いてくれるだけで、私のパワーは倍増します。

時には倍増のさらに倍になるほどエネルギーをもらえます。

犬が薪を運んでくれるわけではないのですが、なぜか頑張ろうと意欲がわいてくるのです。

これは本当に不思議です。

同じような理由で犬から生きる力をもらって人生が長くなっている人間はたくさんいるでしょう。

動物と暮らすことの不思議な力ですが、自然の中ではそれがさらにパワーアップするから不思議です。

預かり犬ちゃんはお手伝いをしてくれた後はとても満足な感じになります。

要求もなくテンションも下がり、お昼寝や休憩が始まります。

そして夕方からまた再び作業が開始され、犬のお手伝いもはじまります。

都会では、犬に何かをさせようとしてボールを投げたり、オモチャで遊んだりというのが多くなってしまいます。

一番クラシカルで落ち着く犬と人の行動はやっぱり散歩です。

しかし都会にはその散歩をする良さげな場所もなかなか見つからないというのが現状です。

山を買うという選択、2020年こそはありかもしれませんね。

お預かり中の犬ちゃんが薪はこびのお手伝い

Posted in 日々のこと, クラスのこと

薪ストーブのチェック完了!しかしまたもや難問が生じて頭が痛いこと。

先日ブログでご紹介したグッドボーイハート七山の薪ストーブのオーバーホール。

分解に関心のある方には興味深くご覧いただいたようです。

その後の薪ストーブのチェックですが、無事に昨日完了いたしました。

七山の薪ストーブ点灯



今年の冬もドブレの薪ストーブにお世話になることができます。

とりあえずホッとしました。

薪ストーブなどは山暮らしのご褒美のようなものです。

倒れた倒木を片付けるのもおっくうになるところ「これが薪に変わる」と思うと俄然やる気になってしまうのですから本当に不思議ですね。

山の恵みを利用する形で生活をしてきたのが長い文化の日本人なのでどこか血が騒ぐのかもしれません。

薪ストーブが一安心というところに、また難問が降りかかってきました。

それは床下問題です。

 

先日、無料のシロアリチェックのお知らせを受けていたので、家の定期健診ということで受けてみました。

シロアリはいなかったのですが、床下の木々が一部腐食しているとのこと…。

ほんとうに、やっぱり…という気持ちでした。

山側の湿気が気になって土を出す作業を今年はやろうと決意して取り掛かっていたところだったからです。

※その作業中にスズメバチに襲撃されて作業が一時断念したのです。

現在、土出しの作業は細々とですが確実に進行中です。

でも間に合わなかったか。

腐食した木を基に戻すことができなけれど、応急手当が必要です。

その総額がかなりの高額でびっくりしました。

毎年、裏側を注意していれば良かったのですが、土地の形状上致し方のないところもあります。

それでも今までの放置を少し悔やみました。

できることはやってきたつもりだけど、七山と福岡を行き来して仕事をしているのでなかなか手が回らなかったというところです。

過ぎてしまったことを悔いても仕方がない。

今できることをするしかありません。

たくさん考えなければいけないことがあるとき、自然の風と太陽、そして薪ストーブの炎は気持ちを落ち着かせてくれます。

シーズンには少し早いですが、動画をインスタグラムの方にアップしましたのでご覧になってください。

インスタグラムの薪ストーブの動画はこちらから

 

Posted in 日々のこと, 自然のこと