グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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鹿肉ジャーキーのヤクトさんの試作品ができました:骨を与えるときに注意してほしいこと

大分の竹田市でつくっている鹿肉ジャーキー「やまごち」を販売しているヤクトさんから、試作中の商品をいただいたのでご紹介します。


●骨シリーズ

ときどき譲ってほしいといわれることがあるからということで準備されている骨シリーズが2個でした。

ひとつめは肩の部分です。
手の平くらいのサイズです。全部食べられそうにみえるのですが、実はしゃもじのようになっている形の周りが軟骨になっているだけで、中心部はしゃぶるくらいです。全部食べてしまう犬はいないらしいです。

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次は脚の骨です。
中心に骨の髄がはいっているので、ここが大好物なんですよね。
でも骨自体はとても硬いです。サイズは手の平くらいの長さです。

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●内臓シリーズ

ひとつめは肺です。
空気がはいっているのでパフパフしていますね。
とても人気があるとのことでした。

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こんどは心臓です。やはり色が濃い、血液成分が多いということです。

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●鹿の角

角の片方で30センチくらいの長さがあります。
犬が少しずつ食べることもあります。捕る時期によって中が空洞になっているとのことでした。
とてもきれいですね。このサイズで2500円くらいになるそうです。

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 いただいた命は全部役立てたいいうヤクトさんの商品作りは、少しずつ新しい商品に変わっていくようです。骨はサイズによって多少金額が違うそうです。内臓関係は試作段階ですが、犬たちの食べ具合によっては商品化も近そうです。試作品はグッドボーイハートで犬たちに食べてもらっています。


●骨を与えるときの注意点

 ここからは硬い骨類を与えるときに注意してほしいことです。まず骨を与えるときは十分に注意して与えてください。骨を与えることによる事故やトラブルはたくさん発生しているからです。注意して与えてくださいという文言はどんな骨商品にも記載されています。ところが、何を注意していいのかわからないので与えるのはなかなか難しいでしょう。犬は動物だから食べないものは食べない、食べるものは食べるだろうと犬に判断させるとトラブルになってしまいます。

 そのトラブルはこんな理由から起きます。
1 犬は遺伝的に顎の強さが変化しており、すべての犬が顎が上部なわけではない。

2 犬はストレスがかかるとかじる行動が多発し、硬い骨でも無理をして噛むため歯を欠損する恐れがある。

3 かじる行動は少しずつ起こるためわかりにくいが、年齢をたってみると歯が磨耗してなくなっていることがある。

4 途中で取り上げるつもりの骨の一部を飲み込んでしまい喉につからせる危険性がある。

トラブルとしてはこんなことがあります。
 特にストレスが強い犬はかじる行動が強いため、どうしても骨をかじらせたくなります。そうしないと家具をかじったり、自分の手足をなめたり、吠えたりするストレス行動が出るからです。とはいえ、骨をかじる行動がストレスの回避行動であれば、犬は必要以上に、また自分の能力を超えて骨をかじるためトラブルが発生する可能性は高くなってしまいます。

 犬はかじることで満足感を得やすいので骨を与えたいという気持ちになってしまいますが、犬が少しでもストレスがかかっていると感じられる状態のときは、大きな骨を与えるのは控えてください。また遺伝的にストップ(鼻先までの長さ)が短い純血種、マズルの細すぎる純血種、歯のかみ合わせの悪い純血種の犬たちには硬い骨は危険性が高いので、選ぶときには慎重にお願いします。


 硬い骨が食べられない犬にも、いろんな部位のジャーキーは与えられます。安心して与えられるものをオヤツやフードのトッピングとして使ってください。ヤクトさんの商品はまた新しい展開があるようです。今からとても楽しみです。

サンプルもたくさんいただきました。
お友達の犬たちにプレゼントしたい方にもお渡ししていますので「サンプル下さい!」とお声かけください。

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