グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 1月 2022

初めて犬と山歩きですごく楽しく歩けたのは子供が自然だからです。

お正月のお休みを利用して、トレッキングクラス体験にご家族で七山に到着されました。

小さな犬ちゃんと、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、小さな女の子。

山歩きを始める前に「のぼる?のぼらない?」とまずは話し合いから始まりました。

小さな子供たちは今まで一度も山歩きをしたことがないということでした。

登れるか自信がない、楽しくなかったら、怖かったら…と子供なりに、いろんなことを考えてなかなか足が踏み出せません。

やっぱり下で留守番していようかなとお兄ちゃんがかなり悩んでいましたが、結局「やっぱり行ってみる。」ということになり家族全員で歩き始めました。

まだまだ山に入る前の入り口付近で、子供たちはお母さんにしがみつき状態。

都会で育った子供にとっては山の風景は見慣れぬ怖いものなのですね。

小さな犬ちゃんは歩き始めこそ体にまとわりつく枯れ葉に立ち止まりをしましたが、比較的どんどんとにおいをとりながら前進していきます。

その小さな勇士に励まされたのか、子供たちも親へのしがみつきをやめて、自分の足でたって山道を歩き始めました。

楽しい、楽しい、とあっという間にのぼっておりて、歩いた時間は一時間です。

小さな犬ちゃんも野生動物のにおいをとりながら歩く歩く。

街中の散歩中では道路で急に立ち止まることもあるという犬ちゃんですが、自然の山道ではとても軽やかに足が進みます。

下山してお父さん、お母さんがびっくりしていたのは、妹ちゃんの方も整備された街中をなかなか歩けないということでした。

その小さな女の子が誰にも捕まらずに1時間、山の中をひとりでちゃんと歩いて来たのです。

子供のこのような行動の変化は犬と全く同じです。

子供も犬も、自然に親しみ自然環境の中で育つように生まれてきているのに、それを都心の環境の中だけで達成させようと励ましても、不自然さに勝てない子供や犬は「できない」とどんどん内にこもってしまいます。

街中を歩くことを完全に覚える前に、山歩きを少しでも練習して歩くことが楽しいと思えることの方がずっと大切ではないでしょうか。

社会化というのは、たくさんの刺激を与えることではありません。

犬が都心環境に社会化するようにと刺激のあるところばかりを歩いていても、犬は全く社会化しません。

犬の脳が正常にすくすくと発達できるのは、犬が本来育った自然のある環境の中だからです。

楽しかった山歩きなら子供たちの深い記憶の中に残ってくれるでしょう。

山があって良かった。

そう思えたトレッキングクラスでした。

Posted in クラスのこと

犬のしつけとトレーニングは三つ子の魂百までのために。

令和四年を共に迎えたお預かりの犬たちと過ごしながら、またいろんなことを考えていました。

たまたまお預かりした犬たちが生後5ケ月未満の比較的若い年齢のときからトレーニングをはじめたということでこんなことを考えたのです。

犬のしつけは何のためにするのか?

犬をしつけること、犬にトレーニングをすることを何のためにと尋ねられることがあります。

人へのかみつき行動や室内で排泄を失敗する、留守中に吠えるなど、人との暮らしに決定的な問題を抱えている犬もいます。

こうした犬の場合はその問題行動を解決しなければ人と共に暮らすことはできません。

飼い主や地域のために犬の問題解決を解決するための犬のしつけやトレーニングは絶対となります。

こうしたケースのように、犬がドッグスクールに通っているというと「何か問題があるのですか?」と尋ねられることもあるでしょう。

でも、これはとても古い考え方です。

犬のしつけの目的は問題解決よりもずっと深い。

犬のしつけとトレーニングは、犬の問題行動を解決するためにも有効ですが、もっと深い目的があります。

ただこの目的の達成を実感していただけるのは、犬ができるだけ若い子犬のころからトレーニングスクールで学んだ飼い主だけです。

さらに厳しくはっきりというと、自分の価値観を捨てて真剣に学んだ飼い主だけということを付け加えておきます。

人や他の犬にかみつく、吠えるなどの申告な問題を抱えてしまった成犬になったあとでトレーニングを開始しても、子犬のころから真剣に犬のしつけ方を学ばれた飼い主の元で育ったようにはなりません。

何がならないかというと、犬の基礎となる脳の発達がどうしても追い付いていかないのです。

子犬のころから犬を理解するための学びを続けている飼い主の元で育った犬は、何も知らない飼い主が育てた犬とは少し違うのです。

何が違うのか、犬のことをよく知る人が接すればすぐにわかるほど犬の脳の発達に違いが出ます。

そのことで得られる犬自身の生活の質、飼い主との関係などはかり知れません。

子犬のしつけは人でいう“三つ子の魂百まで”なのです。

 

Posted in 犬のこと

新年あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

令和四年の一年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。

すべての犬と、犬と暮らす飼い主が絆を深める大切な時間を持たれますように。

グッドボーイハートの今年の抱負「真っ直ぐ」。

今までとおりまっすぐに進んでいきたいと思います。

もちろん、休憩あり、みちくさあり、ゆっくりモードありと、すべて犬を見習ってあゆみを進めます。

今年も宜しくお願いします。

Posted in 日々のこと, お知らせ