グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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雑種犬の育て方?:雑種は日本が育てた日本の犬

福岡県内ばかりでなく佐賀近辺でも、最近は純血種が増えたと感じます。

ミックス犬、いわゆる雑種犬をほとんどみかけなくなりました。
田舎の七山地区でさえ、純血種を飼っている方がたくさんいます。


「純血種を飼っている人がすごく増えているんですよね。」
と生徒さんにいうと、思いもよらぬ言葉をいただきました。

「雑種って、どう飼ったらいいのかわからないのだと思うんですよね。
ここで犬のことを勉強して、純血種も大変なことがわかるようになったんですけど…。
純血種だったらミニチュアダックスの育て方とかいう本がありますよね。
なんだか、それで育つような気がしたんですよね。」

実は、この方も純血種を飼っています。



なるほど。犬を飼った経験のない人ならではの発想だなと思いました。


私も育てた経験のない観葉植物を買ってきたら「ランの育て方」などの本を読むと思います。

でも、果たしてそれでうまくいくでしょうか。
きっと私はランを枯らしてしまうと思います。


「●●の育て方」で成功するためには、少なくとも二つのものが同じでなければ難しいと思うのです。

まず、種が本掲載のものと同じものであること。
(実際には、何年にどこでとれた種かということで、厳密には育ち方は違うのでしょうが。)

次に、育つ環境が同じであること、です。
鉢植えの中の、土の種類、水の量、湿度、温度、日照について、など、
環境を全く同じにすることで、同じようなものができあがります。
商用の植物は厳密な管理により、一定の条件を維持することで育てられています。

犬はどうでしょうか。

まず、種が一頭ずつ異なります。
同じ親から生まれた兄弟犬といわれる犬たちでさえ、その性質は様々です。

純血種の兄弟犬は形や顔がよく似ていることはあります。
ですが個性については、本当にバラエティに富んでいます。
それがイヌの特徴でもあるのです。

純犬種は、繁殖により強化された行動があります。
ラブラドルリトリバーであれば、物を持ち運ぶ行動です。
歩くようになると同時に始まります。
ボーダーコリーであれば、視覚的に獲物を捕らえる行動です。
この行動を操作することで、羊をコントロールする使役作業をさせています。

ただ、これは強化された行動があるというだけです。
それは、育て方の中に「注意点」としては入りますが、
「●●の育て方」としてまとめられるようなものではありません。


人の兄弟姉妹も同じですね。
同じ親から生まれて、同じものを食べて同じ服を着せて同じ家で育っても
全く違う性格をもっていると思いませんか?

犬の育つ環境も様々です。
室内、屋外、部屋の大きさ、周囲の環境、高さ、家族の数、出入り、散歩の時間
人の接し方、家族の関係など、環境にあるすべてのことが犬の成長に影響します。


本の中には、基本的な犬の習性について書かれているものもあるかもしれません。
だとしたら、その本の内容は「犬の行動と習性」です。

「●●の育て方」は、ハウツー本が流行る中での戦略なのかもしれません。



雑種犬についてはどうでしょうか。

私は「ランの育て方」を読んで、ランを育てる自信はありませんが、
雑草なら育てられるかなと思います。

育てられるというコトバは、適切ではありません。

雑草が健康に育つ環境を整えることならできるかなと思います。

ということです。


植物も環境が悪化して、育ちきれないときはいろんなメッセージを伝えてくれるでしょう。
葉の色が変わる、背丈がのびない、臭いがする、虫にくわれる、しおれる…とかでしょうか。


犬も育つ環境がきちんと整えられていないことを、いろんな方法で伝えてくれます。

くり返しになりますが、育つ環境の中には、飼い主さんと過ごす時間、接し方
コミュニケーションの質、管理のし方など、飼い主さん素材がたくさん含まれています。


犬育ては、雑種も純血種も同じです。

現在では、むしろ雑種犬の方が手にはいりにくくなっています。


純血種と純血種をかけあわせたミックスは雑種犬ではありません。
純血種が雑種と交配をしたあと、その後も雑種の中で遺伝子を広げていけば
いずれ雑種になります。


雑種はザ・犬なのです。

雑種犬が面白そうだなと思った方、きっといい出会いがありますように!

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室内で犬をつなぐこと:犬の社会性に与える環境への理解を急ぐ必要性

室内で犬と暮らしている場合に、犬の成長や、過ごしている環境、や来客などによる環境の変化など
状況に応じて、室内で犬の居場所を制限する必要があります。

たとえば、クレートトレーニングもそのひとつです。
クレートトレーニングは、居場所トレーニングです。

この居場所を制限する方法に、室内につなぐという形があります。

実際には、室内につなぐことは犬の行動習性や環境把握からしておすすめできません。

ただ室内と室外の一番近いテリトリーである庭環境に社会化していく過程の中で
どうしても管理が必要なときに、一時的だけでしたら「つなぐこと」処置をとることもあります。
あくまでも対処法です。

他のいろいろな方法で室内につなぐことをせずに置くことはできます。

庭に犬が過ごせる環境を整える。
犬とコミュニケーションをとる練習をする、子犬なら遊びにたくさんの時間を使う。
室内の移動できる空間をいくつもの仕切りで区切っていく。

など、犬によってできることはいろいろです。

ところが最近は難しくなっていることがあります。
二つのものが不足しているからです。さて、何だと思いますか?

犬が成長するために、多くの飼い主さんにとって不足してしまうものです。


それは、

時間と空間 です。


時間が足りないと、犬と対話の練習をしながら関係作りをすることができません。
時間があってもなでるコミュニケーションだけでは関係は悪化してしまいますが、
時間さえあれば、その方法を変えていくだけでいいので、変化の可能性は大です。
家族が少ないと、犬と関わる人がひとりになってしまい、やはり時間が足りなくなります。
家族の協力があれば、交代で一対一で関わる時間をもつため、関わりを必要としている幼犬にも
必要な社会化の時間を提供することができます。


空間が足りないと、犬を落ち着かせる場所や、犬と人が距離をとることが難しくなります。
都心部では、庭がほとんどありません。
郊外になると庭はあるのですが、庭で吠えたり排泄することを近所の方が嫌がるということで
庭に出したくないという飼い主さんが増えています。
空間が足りなくなると、犬は落ちつかなくなりストレスを表現する行動が増えていきます。

時間が足りなくなると同じように落ち着きをなくし、ストレスを表現する行動が増えていきます。

結果として、ストレスを表現する行動である、ものをこわす、ゴミ箱をあさる、
テーブルにとびつく、排尿する、、、などの行動が増え続けていくのですが、これがまだ問題となります。


この問題を回避するために室内につなぐという対処法をとりいれるのですが、続けることは危険です。


犬は落ち着く事を学習しないまま、室内の人の空間の中に一定のテリトリーをもたないまま過ごします。
つなぐという方法で隔離されることは、あいまいな境界線におかれることになります。
クレートに入っているのとは違う環境をもっていることになります。
庭に出ていることとも状況が違います。

あいまいな境界線となると、自分のスペースが不安定となります。
そして防衛行動が増えていきます。唸る、吠える、とびつく、です。

おなじことがサークルに犬をいれておいた状況でも起こりやすくなります。
特にサークルの外から人が触るとか、犬がサークルに手をかけるという行動が多いと
この状況は、室内につなぐ環境と同じような影響を犬に与えます。

環境による犬の行動は、ひとつの環境でなくさまざまな環境要因の積み重ねによっておきます。
これは犬の個体差が大きく、一概にいえるものではありません。

なので、今回のことも、一例としてください。
自分の犬は…と考えるとき、そこには様々な要因が重なっているのだということです。

どちらにしても、室内につなぐことは成長時期の対処法としてのみです。
できるかぎり他の方法に変えていくことをおすすめします。

時間と空間。
犬と暮らすために必要なことです。
しっかりと準備してください。

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行動を強化する道具:ごほうびやポイントに弱いのは人間かも

最近、グッドボーイハート福岡のすぐ近くにコンビ二ができました。
オープンセールに通っていたら、たまってしまったものがあります。
パンについているスヌーピーのシールです。

よくあるシールです。
シールを集めるとスヌーピーのお皿がもらえる…という例のキャンペーンです。

こういう仕組みって誰が考えるのかなと思いますが、行動の原理をとらえていますね。

このキャンペーンシールは、犬のトレーニングでいうところの「行動を強化する道具」です。

行動を強化するというのはどういうことかというと、
その行動をする頻度が高まる人がいるということです。

シールを集めるともらえるスヌーピーのお皿が欲しい人は、
スヌーピーのシールのついているパンを買う回数が高くなるということです。

まず、ある一定の人はお皿が欲しいために、パンを買うでしょう。
パンを食べることは目的ではないので、パンは人にあげてしまいます。
なぜかというと、そのお皿はパンを買うお金では買えないため(非売品なので)
なぜか、それを獲得したくなってしまうという衝動にかられます。

不思議ですね。
同じお皿が千円で売っていても買わないのに、
非売品といわれると欲しくなってしまうことがあるのです。

千円というお金に変えられない価値を与えられたお皿だということで
人によっては千円のお皿よりも価値のあるものになります。

このお皿の価値はあなたが決めるのです、という選択権を与えられることに対して
選択するという行動が働きます。

そしてシールを集めます。シールの枚数がたまってくると本来の報酬であるお皿が手にはいります。
シールがたまっていく、という快を与えられる機会があります。
ごほうびを得られる機会が近づいている、という快です。

シールをお皿に変えるのは期間限定になっています。
あと1枚あればお皿をもらえるとなると、パンをひとつ買う方もいるかもしれません。

ここまで具体的な数字を出す予測行動は、犬にはありません。
ランダムにごほうびのもらえる合図を与えた練習をすると、このくらいたったら報酬が出るかなと
予測することはあります。

いずれにしも、報酬の出る方向に行動を強化されていくということです。

そんなことないよ。
いつもと同じようにパンを買っているだけで、たまたまシールがたまって
お皿がもらえたらいいくらいに思っているだけだから、私は特にたくさん買わない、
という方もいるかもしれません。

その方々にはこのシールは行動を強化する道具とはならなかったということです。
強化の道具には個体差があります。
報酬となるものが決まっていれば、それをほしいという気持ちがなければ行動は起きません。

スヌーピーキャンペーンはなんども行われているように思います。
なぜなら、集めたお皿がなぜか私のところにたまってくるからです。
お皿をもらったのだけど、実際には使わないからということで、
「先生、スヌーピー好きですよね、使ってください。」といって
持って来てくれるのです。

このキャラクターのシールキャンペーンは多くの方にとっての強化の道具になった
ということでしょう。
こうやって、実際には使わないのにスヌーピーのお皿を手にいれる人が多いからです。

キャラクターが好きとか好きでないとかは、この行動の強化には多少しか影響しないのです。

犬のトレーニングにも、行動を強化する道具を使う必要のあることがあります。

でも注意して使ってください。

なぜなら、人が犬の行動を操作することになってしまうからです。
犬がいうことをきくようになるのなら、良いことではないかと思われるかもしれません。

このことは関係性に影響します。
犬と対等な関係を築くこと、お互いに尊重しあって認め合える関係をつくることが難しくなります。


トレーニングとして必要なときに適切に使いましょう。
そして、操作するトレーニングを上手に卒業することが大切だと思います。

犬にとってのごほうびは、行動を強化する道具だけではありません。
もっとすばらしいごほうびは、人と良い関係をつくって過ごすことです。





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犬はそのうち吠えなくなる?

家に来たばかりの子犬は吠えません。
犬はまだ「吠える」という行動をする年齢に達していないからです。

犬が生まれたときに歩かないのと同じです。
生まれたときすぐに歩けなくても「この犬は歩くことができない」とは思いませんね。
そのうち歩くようになる年齢というのがきます。
必要な年齢に達しても歩けるようにならなかったときに、始めて何かの病気ではないかと調べ始めます。

同じように、
子犬は吠えたり、咬みついたりしません。
キュンキュン鼻をならしてウォーンと遠吠えのような声を出すことはあります。
あま噛みという口で何かをくわえるような行動はします。

でも、ウォンウォンと吠えたり、唸ったりはしません。
そのようなコミュニケーションをまだに身に付けていないからです。

唸り声を上げて咬みついたりはしません。
攻撃性が生じる年齢に達していないからです。

子犬といっても生後3ヶ月齢までのことをいい、犬の種類や個体によっては2ヶ月半くらいで
子犬行動から成犬行動へと移行をはじめます。

犬が吠えるようになると、こう思う飼い主さんがいるようです。
「うちの犬は小さいころは吠えていなかった。だからそのうち吠えなくなる。」とか

「成長したら吠えなくなる。」

「そのうちなんとかなる。」

という考え方です。


犬は飼い主にはっきりとした攻撃性を示すようになるのは、早くて生後5,6ヶ月くらいです。
唸ったり牙を当ててきます。
この年齢になると乳歯が永久歯に変わるため、攻撃する道具を身に付けたことになり
攻撃するという行動も生じるようになります。

やはり、飼い主さんは、「そのうちなんとかなる。」と思うことがあるようです。


「このままにしておけば、そのうちよくなりませんか?」と尋ねられることもあります。


そう思われるのがとても不思議ですが、犬は人と時間の長さが違います。

6ヶ月だと中学生くらい、1歳だと18歳くらいとかそのくらいです。

あっという間に行動が変化していくので、つい昨日まで吠えていなかった、問題はなかったと
感じてしまうのでしょう。


そのことが、もともとは吠えないし咬みつかない犬だったんだから、いつかそうなるはずと
思ってしまうようです。

そのうちよくなるわけはありません。

そのうちもっとひどくなる可能性の方が高いのです。


犬が表現する、飼い主が問題としている行動は、
「その真実を見て向き合うことで犬と人の関わりがかわりますよ。」というお知らせです。

向き合うことで、問題としている行動以外にも、いろいろと問題となることが見えてしまうかもしれません。


そのうちよくなる=放置してしまうと、問題はもっと大きくなってしまい、
もう見ることもできなくなってしまうかもしれません。

そうなる前に、取り組んでほしいのです。

犬と良い関係をつくり、犬も人も安心して楽しく暮らしていくために。

犬と暮らす喜びを膨らませてほしいのです。


犬のことでだれかが「そのうちよくなる」といったら
「本当にそう思ってるの?」ときいてください。

犬のことで自分が「そのうちよくなる」と思ったら
「本当にそう思ってるの?」と自分にきいてください。

それだけでも、きっと一歩はすすみます。






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ペットのための自然療法セミナー延期します!

「ペットのための自然療法セミナー」が延期になりました。
台風接近による悪天候による変更です。

福岡に接近中の台風で被害を受けられた方にお見舞い申し上げます。

セミナーの開催日程は以下のとおりに変更されました。

2016年10月2日(日曜日)
時間 13時~15時 受付12時30分
場所 福岡動物海洋専門学校
講師の先生や題目などには変更はありません。

受講を申し込みされた方には、延期についてのご連絡をメールもしくは電話で行っています。
各自、変更案内をご確認ください。


とても楽しみにしていたので延期は残念ですが、気を取り直して準備を続けていきます。

台風の被害が拡大しませんように。皆様も週末は大事をとってお過ごしください。




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犬好きの犬かまれ?:犬のことを知っていると思ってしまうと見えなくなることもある

30日のLOVE FM放送「月下虫音」を聴いてくださったみなさん。
ありがとうございました。

聴くつもりでラジオの前にいたのに、寝落ちしたみなさんとラジオを聴いてくださった方に
今日は、ラジオ放送の一部を復習したいと思います。(勉強に予習、復習は大切です!!)


いつも大田さんとのトークはテーマはなし、というのが原則というか、
テーマ決めても無理よね、という流れなので、なんとなくふたりの赴くままに向かっていきます。

今回は「犬好きのほうが犬が得意でない人よりも、犬のコトバを読み違えるのよね。」という私のふりに答えて
大田さんが「ここでは、犬好きの犬かまれっていってるんですよ。」ということではじまりました。
どうやら、犬が好きな人ほど犬に咬まれるという意味を短くしたようです。

これは事実です。

犬が好きな人ほど犬に咬まれています。
犬に咬まれる対象の一番は「飼い主」です。

「犬好き」の人と「犬に関心のない人」では、犬との距離感が違うんですね。

「犬好き」な人にはこんな特徴があります。(個体差ありです!!)
・犬を見るとキャー、カワイイー!と大きな声を出す。
・急いで犬の方に近づいてくる
・「触っていいですか?」という
・「写真撮らせてください」という
・手を出して犬に触ろうとする、もしくはさわる、抱き上げる
・多いかぶさるように手を出す
・しゃがみこみ「こっちにおいで」という
・じーっと見つめる
・とびつく犬をなでる

「犬が好き」という感情は「興奮行動」を引き起こすためでしょう。

人も動物です。
もちろん全てではないですが、単純な行動、いわゆる「あるある」というものは
ある程度分類して分けることができ、そして状態を知ることも可能なのです。

元にもどります。

興奮しているときには、相手がどのような状態か観察しないで近づいてしまいます。
自分の気持ちが優先してしまうので、こうなってしまうのですね。

自分が犬に近づいていくとき、犬の行動を観察してそのコトバを受け取ると、犬は安心します。
犬は行動が早いですが、見慣れてくるとよく見えるようになってきます。

犬に関心のない方は、犬を動物として接しています。
多くの人が「動物」に簡単には近づかないように、犬にも簡単には近づきません。

犬とすれ違うときにも、犬をよくみながら「咬まれないように」距離をとってすれ違っています。
あまりにも強い緊張感は犬に伝わってしまうため、よい関係を生みませんが、
お互いに距離、という物理的な長さを保てば、お互いに安心が生まれてきます。

犬に近づいたら「犬がとびついて喜んでいますよ。」という方。
飛びついているのを喜んでいると思うのは、どうしてでしょうか。

犬が犬にとびついたら、大変なことになります。
とびつくのは興奮している行動だからです。

人が興奮して近づくから、犬も興奮してとびつかなければいけない。


結局、「犬好きの入る落とし穴」はあるということです。
だれでもはまる可能性があるので、もし今はまっていても心配しないでください。

この落とし穴は結構浅いので、誰でも自力で出ることができます。

出方がわからない!方は、チャリティ犬語セミナーに出席してください。

番組のあとにも、またたくさんの申込みをいただきました。
みなさん忙しいのでゆっくりと決めていただきたいのですが、残席を気にされている方も多いようです。
今のところ、残席はまだ20くらいあります。
お仕事の調整も無理のない程度で、じっくり検討してご連絡ください!


昨日はブログお休みしてしまい、すみません。
毎日更新+ずる休みアリのブログ更新ですが、今後もゆるりとお付き合いください。

ルーク1


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ラジオ「月下虫音(げっかちゅうね)」に出ます。

本日、LOVE FM 放送の「月下虫音(げっかちゅうね)」に出演します。
先々月くらいから月に1回くらい、お話にいってます。

今回は急に決まったのでお知らせが遅くなりました。
大田こぞうさんとコラボレーションして行う、チャリティ犬語セミナーの打ち合わせで
ものすごくやり取りの行き来が多くなったのですが、大田さんに先日
「先生、今月ラジオ来てないですよね。」
ということになり、今日チラシを持参がてらうかがうことになったのです。

福岡の事務所からは歩いていけるくらい近い天神ですが、普段は立ち寄ることがないため
ものすごく遠くに感じますね。

ラジオに出る日は天神に行く日でもあります。


ラジオに出るというと、「何を話すんですか?」と尋ねられます。

でも、はなしてしまったら楽しみが半減しますよね。

ということで、今日の話しは本当に極秘にしておきます。
でも犬たちが話していることを知りたい!と思う人は、ぜひ聴いてください。

今日の午後10時~LOVE FM 76.1 です。

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犬と花火大会・花火大会に同伴される犬の表情からみえるもの

犬と花火大会

少し前のことになりますが、帰宅中に渋滞にはまってしまいました。
地域の花火大会を見学する車で車道の一列がふさがれていたため、花火を見ている人たちを横目でみながらゆっくり運転していました。

そこで、こういう間違いも起こりやすいのだなという風景を見ました。

花火見物に犬を同伴させている飼い主さんがいたのです。
散歩の途中なのか、リードをつけた中型犬をそばにして、その飼い主さんは花火に見入っていました。周囲にもたくさんの人たちが花火を笑顔で見ていました。
もちろん、飼い主さんも笑顔で見ています。飼い主さんが座っているので、飼い主さんのすぐ横に犬の顔があるような位置ですね。

犬の表情は、大きく口を開けて舌を思いっきり出しています。
身動きをしようとする感じはありません。視線は飼い主ではない方向に向けられています。

この犬の表情から、犬がどのような状態であるのかを知ることができます。

画像で確認しないと、イメージできないかもしれませんが、少し想像してみてください。犬に関心のある方なら、どこかでこんな犬の表情を見たことがあるかもしれません。

その花火見学をしている飼い主さんと同伴されている犬。
飼い主さんとしては、きれいな花火を犬と一緒に見たいという、犬を大切に思う気持ちから発した行動だと推測されます。
そして、きっとその犬が喜びを表現していて「犬も喜んでくれている」と思って、さらに笑顔になっているのでしょう。

動物の表情の中でも、大きく口を開けている表情は読み違いされやすいのです。
イヌ科動物以外の犬も大きく口を開けている表情を、リラックスしていると受け取られてしまうことがあります。

イヌ科動物、特に犬の場合にはこうした表情は「笑っている」と勘違いされやすいのです。
勘違いが答えになりますが、つまり犬は笑っているのではないのです。

犬は緊張を緩和させたい、緊張しているときにこのような表情を出します。
動物の大きなあくびや、口を開けたままにしている表情も、やはり緊張の強いときに動物が表現する表情です。

表情は他のコミュニケーションと同じように、他者へ伝達するシグナルとしての役割を果たします。社会性がつよい犬は、特に社会的なグループの中で常にコミュニケーションをとっているために、表情によって自分の状態を伝える仕組み(機能)を備えています。

では、犬が大きく口を開けている表情を、笑っているのだと勘違いしてしまうのはなぜか。

ひとつは擬人化されることでおこります。
人が口を開けて笑顔を見せる「笑う表情」と似ていることから、犬が笑っていると勘違いしてしまうのです。ですが、人の笑う表情も緊張を緩和させるためにも使われています。
叱られると笑顔を見せる人もいるのをご存知だと思います。
人の表情も進化の過程で少しずつ変化はしているものの、筋肉の使い方、特に顔から上の筋肉の使い方は、緊張緩和のためにはよく使われています。

花火は楽しいものと人が思い込む価値観から、犬も大好きなはずと思ってしまう間違いもあるのかもしれません。
近くを通行する車に乗っている私でもストレスを感じるほどの爆音がしていて、動物が平静さを失うような刺激でした。

犬の気持ちを知る方法はいろいろあります。
表情などのコミュニケーションを上手に読み取ることは、案外練習によってできるようになるものです。

飼い主さんの気持ちをきちんと犬に伝えていくためには
まず犬の表情と行動から、犬の状態(気持ち)を知ることです。

昨日は犬語セミナークラスを開催しました。
ビデオで見る犬の表情と行動。
何度見ても、見逃している小さな部分に気づきます。

知らなかったことは少しだけ悔しいけど、気づいたときはやっぱりよかったと思える。
学び続けるためには、謙虚な気持ちを持ち続けることが大切のようです。


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チャリティ犬語セミナー<チラシできあがりました>

チャリティ犬語セミナー(10月23日日曜日、西南学院大学コミュニティーセンターで開催)のチラシができあがりました。

ハガキチラシ犬語
月下虫音の大田こぞうさんがデザインしたハガキタイプのチラシです。
切手部分には、グッドボーイハートの犬の横顔マークもいれてもらいました。

ハガキになっているので、お友達に声をかけたい人にも使っていただけます。
もちろん、チラシなのでタダで手に入ります。

今日からチラシを設置していただけそうなお店や病院を回りはじめました。
チラシ配りは体力を使いますが、新しい出会いをいただける機会でもあるし
懐かしく再会を果たせる喜びをいただける機会でもあり、どちらにしても
みなさんのご好意には、ありがたいばかりです。

来週の半ばには、天神のLOVE FMの棚にも設置していただけそうです。
設置後は大田こぞうさんからアナウンスがあると思います。こちらもお楽しみに。

それで、どのようなセミナーかということですが
一部は犬のコミュニケーションのセミナーです。犬の行動から学ぶ犬のコミュニケーション。
犬の行動学を学ぶステップを用いて、みなさんといっしょに考えたり予測したりします。
行動学といっても決して難しいセミナーではありません。

犬を理解したいという姿勢さえあれば大丈夫です。
犬好きでなくても構いません。むしろ大歓迎です。
犬と一定の距離のある方のほうが、犬のコミュニケーションを読めたりするのが
とても面白いのです。

二部では大田さんと、里山と犬、土着の犬、について、大幅に道をそれることを
覚悟の対談式セミナーです。

質疑応答コーナーもあります。感想を述べていただくだけでもOKのコーナーです。

グッドボーイハートは、「犬・人・自然」をテーマに活動しているドッグスクールです。
犬のしつけやトレーニングは、犬を理解する手段です。
困ってる犬の問題が解決すると、問題行動はなくなっていきます。不思議ですね。

大田こぞうさんはずっと「生き物」をテーマにラジオで語りかけてくれています。

そんなグッドボーイハートと大田こぞうさんが一緒になって爆発するもの。
そんなミックスを楽しんでください。

犬と暮らしていない方にも来ていただきたいので、チラシハガキを置いてくださるお店があれば
ぜひ声をかけてください。




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犬との正しいあいさつを知っていますか?

先日、お家に来たばかりの子犬のご自宅へ訪問しました。
ところが、その子犬は私の姿を見てワンワンと吠えて飛び跳ねています。
大変興奮した状態なので、何か訳があるのだろうなと思い飼い主さんに状況をうかがっていきました。

話しの内容で、子犬が人を見て興奮するようになった理由がわかりました。

子犬が来ることが以前からわかっており、来客の出入りの多い場所であったことから
子犬が来たら見たいという「犬好きさん」たちがたくさん面会に来たようです。

犬を好きな方の多くは、犬とのあいさつのときに興奮してしまいます。

「キャーカワイイー」と大きな声を出しながら接する

子犬を抱き上げて、タカイタカイをする

子犬を抱き上げて、抱きしめる

子犬を抱き上げて、頬ずりする

子犬に抱きつく

子犬の頭や顔を撫で回す

子犬に覆いかぶさるようにして手を出す
※手の甲の臭いをかがせるという方法が広まっていますが、これは犬によります。

子犬に手を出すと子犬がひっくりかえり、その後腹をなでる。


こんなパターンの行動で接する方が多いのではないでしょうか。

こうした接し方は、犬とのあいさつとしては間違っています。

どのように間違っているのかをひとつひとつ説明するにはコトバだけでは不足になりますが、わかりやすくいうと、犬のスペースを侵しているということです。

接し方の基本は子犬も成犬も同じです。

子犬の方がまだパーソナルスペースがきちんと出来上がっておらず、
他者に踏み込ませやすくなったり、また好奇心がつよく、子犬の方から新しい臭いに
興奮したりとびついたりすることが起きるという違いはあります。

でも、最近では成犬になってもこのパーソナルスペースがきちんとできあがっていないため
来客に飛びついたり、体を押し付けたりしてくることもあります。

では、正しい接し方はどのようなものでしょうか。
相手のスペースを侵略しない接し方です。

よい例は「犬にあまりなれていない」人が子犬に接するときです。

犬に慣れていない人でも小さな子犬で興奮度が低い犬でしたら、怖がる人はいません。

そうした人たちは、子犬を見ても立ったまま、まれに座っても、自分は動こうとはしません。
子犬が近づいてくるのを待ち、近づいてきたら臭いをとらせませます。
ごあいさつはこれで終わりです。

子犬は成長と共に、人を観察するようになり、どのように近づいていくのか
どのように人が自分を認識して受け入れるのかを学ぶようになるのに数ヶ月は必要です。

あいさつのあと、もっとコミュニケーションを深めたければ、オモチャなどの道具をもって
遊んであげるのがいいでしょう。

でも時間が必要です。

遊びとなると関係性を深めていく段階に入っていきます。
なんどもその犬とこれから会う可能性があって、その子犬にとって大切な存在となる人とは
回数と時間を重ねて、少しずつ関係性を高めていってください。

その他の人は、通りすがりの人です。
子犬が臭いを取りにいけば、ごあいさつはそれで終わり
その後は子犬にかまう必要はありません。

犬のスペースを侵さないように配慮してくださればそれで十分です。

犬とのあいさつの仕方は、コトバ伝えることはむずかしいですが、
実際に接しているのをみていただけるとわかります。

レッスンを受講していらっしゃる方は、少しずつ身に付けていかれます。

実はこうした学びは、犬に号令を教えることよりもずっと大切な学びです。

もっとわかりやすく理解していただけるように、イラスト化を企画してます。

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