グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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〈クラス〉テントクラスの風景:犬はテントでどう過ごしているのか?

まだテントクラスをご存知ない生徒さんに「今日は、テントクラスなので七山に泊まりなんです。」とお伝えすると、たいてい同じような質問を受けます。

その質問とは「犬はどこに寝るんですか?」というものです。

「犬はテントの外に寝るのか、犬はテントの中に寝るのか?」がみなさんの一番の疑問のようですね。

テントクラスの際には、犬は飼い主といっしょにテントの中に寝ています。

室内で暮らしている犬であれば当然のことと思われるでしょうが、実は屋外飼育の犬もテントの中に寝ています。

日常的な空間ではないので、テントの中で飼い主と落ちついて眠れるようになるためにはいくつもの克服しなければならないことがあります。

飼い主と一緒に寝ている犬の方が早くテントで眠れるようになると思われるかもしれません。

実際、飼い主のベッドで寝ている犬は飼い主のシュラフの中に入ってきたり体の上に乗ったりして飼い主のスペースの中で過ごそうとするため、いつもと変わらないといえば変わりません。

ですが、テントクラスは犬たちに自然力を発揮してもらい、何かあるときにはいち早く人に伝えて安全を確保しようとする目的も入っています。

犬が人に依存的になりすぎると、自然の中でも犬は人に守られてしまうことになり、自律力をアップするせっかくの自然学習の機会が生かされません。大変もったいないことです。

実際、山中にテントを張っていますのでテントの中に入っているとテントの周囲をうろつく動物の気配などを身近に感じることができます。

テントに入っているときにテントの外に動物が通ったとしても、その動物が自分達を襲撃する気配がなくただ通り過ぎるだけの存在であったなら、気配を潜めてテントで様子を伺うというのが動物としての安全な判断です。

もちろん、気配を察する力はあっても、野生動物の気配にビクビクしてしまうのは家庭犬としては当然のことですので、最初は動物の気配を犬が受け取った段階で「静かに…」といって衝動性を抑えるのは飼い主の役割です。

最初は飼い主の安定度が犬に直結してしまうため、飼い主自身が経験を積むことが大切になります。

熟練の生徒さんになるとこの辺は上手に対応しているのを見ると、経験というのは大きな糧になるのだと痛感するところです。

普段は写真撮影に時間を費やすのはもったいないため控えていますが、今回特別にテント内の写真を撮ってきていただきました。

テントで休む犬たちの寝顔です。

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自分のテント泊のときには、いつも不思議な夢を見ます。

そのいくつかは過去にこのブログでもご紹介しました。

犬たちはどんな感覚を得ているのかと気になるところですが、朝テントから出てくる犬の顔を見ると、単純に朝を迎えられた喜びに満たされていると感じます。

自然の中では一晩を越すことがいかに大変なことかということ、そのことが瞬間を生きる力を高めてくれるのかもしれません。

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〈クラス〉梅雨の合間に犬とテントクラス

週末は犬といっしょにテントで休むテントクラスを開催しました。

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長い間テントクラスに参加している犬と飼い主さんなので、安心して山入りを見送れます。

ゆっくりと時間をかけて作ってきた関係だから、犬も飼い主さんもリラックスして過ごしているのを感じられます。

梅雨入りしていますからコンディションは十分とはいえませんが、屋外は快適さばかりではありません。

面倒なことも大変なことも、楽しめる動物は強いですね。犬と暮らすことにも繋がります。

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犬が山にしたしんで動物力を発揮できるようになると、凄いなと驚くことばかりです。

犬はやっぱり山の生き物であることを痛感して、人としての反省するばかりです。

初心者の方はテントクラスのまえに、まずプライベートトレッキングクラスで経験を重ねてみましょう。

犬と出会ったのに、犬と自然を楽しむ時間がないなどもったいないことです。

ただ、家庭で落ち着かず問題を抱えている状態でいきなり自然環境に連れ出すことはおすすめできません。

動物は衝動性を抑えられない状態で、自由な環境にさらされることがストレスにもつながるからです。

犬との山歩きやテントクラスを安全に楽しむために、家庭内で問題がある場合にはまず家庭内の犬のしつけから地道に取組んでいきましょう。

遠いように感じる道のりも、歩き進めばそんなに遠くはありません。

遠いと感じてしまうのは、まだ一歩も踏み出せないでいるときなのかもしれません。


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<犬のしつけ方>放置しても改善しない犬の分離不安行動

分離不安という言葉をあまり使いたくはないのですが、犬の状態をある程度把握していただくために納得しやすい表現として使用させていただきます。

犬の分離不安行動とは、もっと的確な表現をするなら、次の2つの要素を複合している状態の犬だと思ってください。

2つの要素とは以下のとおりです。

・安心できる自分のテリトリーを持っていない
・飼い主に対して依存執着行動を表現している

特に後者の飼い主に対して依存執着行動を示すことについては、とても分かりやすい行動のため、分離不安行動を特徴づける行動ともいえます。

飼い主が離れると騒いだり、飼い主の気を引く行動をします。

飼い主を自分の要求に応じて行動させるための甘え行動や脅し行動が見られるようになります。

脅し行動の中には、軽い甘咬みや首元に手を近づけると手をなめるといった行動から始まり、しまいには出血するほど咬みつく、あざができるほど咬むといった攻撃性行動にまで発展していくことがあります。

犬によっては、咬みつき行動が少なく甘え行動が中心となりながら、そのうち飼い主が離れると不安定になるパニック行動や興奮行動が見られるだけの場合もあります。

咬みつき行動がでないこうした犬たちは、飼い主が大好きという間違った行動評価を受けながら生涯を終えることもあるのかもしれません。

逆に、咬みつき行動が出た場合は飼い主にとってはとても辛く苦しいことになります。

しかし実際には、咬みつき行動が出始めると飼い主はなんらかの方法でこの問題を解決しようと犬との関係改善に踏み切ることになるでしょうから、こちらの行動の方が飼い主と犬はより良い関係を築く可能性が高まるということにもなるのです。

犬の落ち着かない行動はすべて犬からのメッセージなので、飼い主がどの程度真摯にこのメッセージを受け取るのかで、犬と飼い主の関係性は決まっていくともいえるのです。

とはいえ、飼い主は時には誤った対応をしてしまうことがあります。

飼い主に依存執着する行動からかみつき行動に発展してしまった犬に対して、放置という方法で改善を図ろうとするものです。

分離不安の犬にクレートトレーニングをして長い時間留守番をさせても、犬の分離不安行動は改善されません。

それでも室内犬ではクレートトレーニングが必要なのは、犬に最低でも安全なテリトリーを獲得させることで犬を安全に管理したいからです。

分離不安の犬を外飼いにして数ヶ月もしくは数年にわたって放置したとしても、犬の分離不安行動は改善されません。

犬をひとりにする時間をつくればそのうちに改善しそうな分離不安ですが、外飼いの犬でも分離不安症になってしまうことはあるのです。

保育園や預かり訓練に出しても、犬の分離不安は解決できません。

管理の行き届いた場所で一旦は落ち着いたように見える犬の状態も、飼い主の元にもどればすぐに復活してしまいます。

とにかく犬の分離不安行動は放置しても改善しないということを考えてみてください。

では、どのように改善できるのか。

それは分離不安行動がどのように作られたのかというところに焦点をあてれば見えてきます。

犬のは分離不安行動をつくっているのは、人が飼うという環境の中で起こります。

分離不安行動を作った接し方、環境、犬の性質、思いつくもの全てを書き出してみてください。

分離不安状態に影響を与えている環境を改善すること以外に、解決の道はありません。

そしてその環境の最も強い要因が「飼い主」なのです。


犬は環境にとても敏感な動物で、表面的な接し方ではごまかすことができません。

犬はいつも真実を知っているし、それを教えてくれるすばらしい生き物です。

重度の分離不安行動をかかえている犬がそばにいると、こちらも大変落ち着かなくなってしまいます。

その大変な問題にも解決の糸口があることを、犬自身が教えてくれます。

人として学ぶ機会に犬がいてくれる有難さを十分に感じています。

犬たちが心身ともに健康で朗らかでいるためにお手伝いできることを、飼い主さんといっしょにこれからも取り組んでいきます。

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〈お知らせ〉車が新しくなりました。

七山に移転してからずっと大切な足として活躍してくれたエクストレイルとお別れすることになりました。

山暮らしを始めたときに出会った重厚な車でした。

たくさんの荷物を運んでくれて、不安な悪路でも頼れるパートナーでした。

大活躍してくれて、とても頼りになったエクストレイルくん。
なかなか手放せなかったのですが、気持ちを切り替えて、お別れすることになりました。

今までありがとう。
本当に感謝しています。


新しい相棒は、はじめての軽自動車、はじめてのスズキ車です。

荷物は以前ほど乗せらませんが、小さくて小回りが利いて、燃費が良くてと、今の活動内容にはピッタリの車です。

これから長くお付き合いしてきます。
ゆっくりと、良い関係をつくっていこうと思います。

という事で車が変わりましたのでお知らせしておきます。

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〈クラス〉犬語セミナー開催しました。

毎月、七山校で月に1回開催している犬語セミナー

今月もたくさんの方にご参加頂き、皆で学びました。

今回は、犬語セミナーとしてはイレギュラーなビデオ素材を使いました。

使用した動画は、某テレビ局で最近放送されたものです。

競技会で活躍する多頭飼育の犬たちの留守中の様子をカメラで撮影したものでした。

映像にはナレーションで犬の行動の説明がついていますが、その内容が項目学的には疑問をいだくものでした。

普通の飼い主ならどうみるのか、問いかけてみました。

参加者の方の反応は、実際ビックリといった感じでした。

行動分析についても、参加者のほとんどがナレーションとは違う意見を持たれていました。

七山まで犬についてセミナーを聴きに来られる方々なので、普通の飼い主とはいえないのかも知れませんが、それでも、少し安心しました。

テレビは影響力が強く、放送されるとそれが真実になってしまいます。

自分で考える習慣をなくしてしまい、情報だけを受けとるのは危険です。

犬語セミナーは、自分で考える習慣をつけるためのセミナーでもあります。

思い込んでいることについては、何度も動画をみて確認しましょう。

幸い、今は簡単に動画がとれます。

自分で考える犬語セミナーは毎月第4日曜日に七山校で開催します。

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<クラス>家族いっしょに共感する時間:プライベートトレッキングクラス

雨が降ると梅雨入りしたかのようにシトシトと降り続く季節です。

それでもまだ5月、晴れ間のときには心地よい風が通る尾歩山。

この季節はプライベートトレッキングクラスのご利用が多く、とてもうれしいです。

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うれしいのは、犬という動物そのものについて、もっと知りたいという気持ちを持ってトレッキングクラスに参加してくださるということが一番ですが、他にもいろいろとうれしいことがあります。

なにより、犬がとても充実しているように感じられるからです。

普段は家庭訪問を通して室内で見る犬たちが、山歩きをしているときにはいつもとは違うのです。

それは、楽しそうとか、喜んでいるという単純なことではなく、言葉では表現することが難しい感覚なのです。

その犬の「なんとなくいつもとは違う感じ」を、飼い主自身が受け取られるようになると、犬との関係性は今までとは違う新しい対等なものに近付いていく可能性を感じてしまいます。

その飼い主と犬の変化にワクワクしてしまうのです。

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プライベートトレッキングクラスでの犬の行動は、最初はかなり不安定なことがあります。

土や獣の臭いに興奮したり、ウロウロと多動な動きをします。

普段から完全に拘束されているため行動の自律性が育っていません。

飼い主との関係性もトレッキングに影響するため、トレッキングクラスを通して学ぶことは限りなくあります。


「うちの犬もちゃんと歩けるようになるのだろうか?」というご質問を受けることもあります。

どんな練習やトレーニングも、結果ではないのですがやはり結果は知りたいですよね。

この段階でお伝えできることは、犬には可能性があり犬という動物として生きることについては躊躇はありません。

あとは、飼い主である人が犬が犬でいられる時間と場所にどれだけ付き合えるかということではないでしょうか。

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山歩きをはじめたばかりの生徒さんは、犬よりもっと足元が不安定で「キャー」となってしまうこともよくあります。

最初はこけてズボンが真っ黒ということもあるので、着替えを持ってきたり、虫除けを持参したりと防衛の準備も結構大変です。

そんな大変さも苦にならないほど充実した時間が過ごせるのであれば、犬との山歩きの魅力は半端ないということではないでしょうか。

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うれしいことのひとつに、自分が山で過ごせる時間をいただけるということです。

土のにおい、草のにおい、風が肌に当たる感覚、そして足裏のやわらかさを感じること、自分にとっても貴重な時間です。

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<犬のこと>犬は湿気に弱い動物:この季節「湿度管理」に気をつけてください!

梅雨前のこの季節、雨が降りそうで降らない不安定な天候が続きます。

急に体調を崩してしまう犬も増えているようです。


犬の生活管理に注意を怠らない飼い主さんたちは、室内や屋外の飼育場所の温度管理にはかなり気を使われているようです。

犬は人のように汗を書きにくく一年中分厚い毛皮を着ているため、熱中症になりやすいというのは多くの飼い主さんが情報として持っているようです。

ところが、案外気づかれていないことがあります。

それは、温度管理と同じレベルで重要な湿度管理についてです。


まだ5月というこの季節は、真夏ように連日にわたり気温が高くなることがありません。

気温が25度程度であれば、危険性はないように思われます。

気温があまり高くなくとも、犬の息づかいが早くなってきたり、グッタリした様子をみせるようでしたら、湿度の方を確認してみてください。

犬の毛質やサイズによって個体差はありますが、湿度は60%を越えると犬の体には多少のストレスを与えるような環境になってしまいます。

室内にいるから大丈夫ではないかと思ってしまうのですが、実はそうではないのです。


土の上で生活している犬たちは、暑ければ土を掘って冷たい地面の上に体をうずめて冷気をとっています。

また、日陰で風当たりの良いところは湿度が低く保たれており、好んでこういった場所に身を隠しています。

これに反して、室内は風通しが悪く、土のような冷たさもありません。

体を冷すようなアルミ製のシートなども販売されていますが、土は冷却シートよりも冷たく心地よいのです。


風通しが悪く湿気を発しやすい室内には、エアコンという文明の利器がありますから、除湿で対応していただくしかありません。

特にクレートトレーニング中の犬については、クレート内の湿度が上昇しやすくなってしまいます。

除湿をしっかりかけて、扇風機を回して、室内の空気を循環させてあげましょう。


屋外の犬たちもコンクリートジャングルの中で、風を受けることができなくなっています。

地面は固められて大変暑く、熱気は下りてくるため逃げ場を失います。

屋外用の大きな扇風機を使ったり、日中は土間や玄関スペースや家の一部にいれるように練習するなどの配慮も都心では必要になってきているようです。

人為的に繁殖されている純血種犬の場合、自然環境で生きていくように設計されていません。

あくまでも、人が管理することが前提で人がデザインした犬たちです。

呼吸のしにくい鼻、分厚い毛、長くからまる被毛、脂肪のつきやすい体質など、犬はかなり厳重に管理しなければいけないようになっています。それが純血種犬だと理解しましょう。


愛犬に最適な湿度の基準をみつけるためには、温度と湿度管理をしながら犬の状態を把握して、その犬にあった環境を見つけていくことです。

留守中の気温の変化に対する反応は、リモートカメラでチェックできますね。

人工的な場所で、人工的に作った犬たちを飼うこと。

犬に負担を強いていることを認めた上で、エアコン代は必要と割り切ることも大切です。

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<犬のしつけ方>リモートカメラが大活躍の様子

当ブログで留守番中にリモートカメラを活用してほしいという内容の記事を書きました。

ブログ記事 <おすすめのアイテム>犬の留守番中のカメラ観察:連休明けには必須アイテム

留守番中の練習の他、クレートトレーニングの進行状況を確認するためにも、リモートカメラは結構活躍してくれます。

さらに、そのリモートカメラが安くても結構使える商品であることがわかってきたので、ブログに紹介しました。

数名の生徒さんにリモートカメラをお薦めしていたのですが、紹介記事に納得されたのかリモートカメラの導入率がかなり上がりました。

リモートカメラは静止画や動画の保存のできるものもあるため、留守中の様子を詳しく把握した生徒さんたちからその様子を説明してもらいます。

心配していた留守番の練習が、ステップアップしながら進んでいる様子がカメラを通して確認できます。

下の写真は、クレート留守番から、部屋留守番に変更した犬ちゃんの留守番中のひとコマです。

寝る場所はいろいろと変化しているようですが、安心して休んでくれている姿を確認できるとホッとします。

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ですが、中には部屋留守番にして落ち着かなくなったケースもありました。

こちらもすぐにリモートカメラで確認できたので、不安定行動を放置せずに対応することができました。


中には、留守中に以外な行動をしている犬ちゃんもいて、飼い主さんと「えーーーー!!!!」
となったこともありました。

犬にプライバシーがないのは申し訳ないとは思いますが、行動が安定するまでの確認作業なので、
その点は犬たちには受け入れてもらうしかありません。

それにしても人の世界でも犬の世界でも、録画や録音は動かぬ証拠です。

留守中のあんな行動やこんな行動が飼い主にバレているということを、犬たちは知っているのでしょうか。

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<お知らせ>5月27日犬語セミナー定員わずか他

●犬語セミナー開催についてののお知らせです。

5月の犬語セミナーは残席1名で締め切りとなりますので、ご希望の方は早めにご連絡ください。
<5月22日追記>下記のセミナーは定員に達しましたので受付を終了します。

・開催要項
セミナー名 犬語セミナー

開催場所 グッドボーイハート七山

開催日時 5月27日(日)12時~14時

参加費2500円(当日払)

予約必須


●犬語セミナー開催会場についてのお知らせ

現在まで、犬語セミナーはグッドボーイハート七山校と、グッドボーイハート福岡事務局の2ヶ所で開催してまいりましたが、今月から会場をグッドボーイハート七山校のみとさせていただきますのでご了承ください。

犬語セミナーは犬という動物の行動学を学ぶという、真に犬のことを学びたい方のためのセミナーです。

このセミナーを希望される方には、ぜひ自然環境に触れる機会を増やしていただきたいという願いを込めて、
このような決定をさせていただきました。

人が自然と離れた分、犬も自然から離れてしまいました。

自然は苦手、山は得意でないという人が多いことは十分承知しています。

みなさんが少しずつ自然と距離を縮められるようにサポートするのもグッドボーイハートの役割です。

犬を自然に近付ける前に、まず七山校に足を運んでください。


七山校での犬語セミナーは、基本的に第4日曜日の12時~14時に開催を予定しています。

開催日時が決定次第、当ブログでご案内しますので、ご確認ください。


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<犬のしつけ方>犬の攻撃性の基盤が依存によるときには早急に対応したい

犬のしつけ方やトレーニングを進めるためには、いろいろな視点から犬を理解する必要があります。

犬の習性と本能、犬の行動学、犬の生理学についてはもちろんのことです。

しかし、この分野だけではまだ十分とはいえません。


犬の心理学というと擬人化しているように思われるかもしれませんが、犬の精神構造やその状態を科学的に理解しておくというのは、どのような対応がどのような時期に必要なのかを知る上で重要なことです。

さらに、人に飼われる犬の行動は、人の接し方の影響を強く受けて行動を習慣化したり変化させたりしています。

人の接し方とは、接する人の知識という部分もあります。

たとえば、本に書いてあったからやってみたというものもあるでしょう。

ただ、こうした本に書いてあったからやってみた接し方は、接し方の時間としては短いものです。

犬に最も影響を与えているのは、飼い主がどのような心理状態で犬に接しているのかということの方です。

犬のしつけ方やトレーニングを考えるためには、犬という種を知ることはもちろんのこと、

ヒトという動物について知る必要があるという部分も忘れないでいただきたいです。


さて、ブログの記事を初心者の方にもわかりやすいように書くように努めています。

それでも、言葉が見つからずに専門用語になったり、意味がわかりにくいといったことがあることについては、今後も配慮していきます。

ですが、今日のブログ記事のテーマはあえてわかりにくいと思われる題目にしてみました。


「犬の攻撃性の基盤が依存によるときには早急に対応したい」

この題目に沿って、説明していきます。

まず、犬の攻撃性というのはどのような行動かを明らかにしましょう。

わかりやすいのは「咬みつき」行動です。

しかし、犬の攻撃性に含まれる行動にはもっといろいろな行動があります。

以下にあげる行動は、どのような状況でどのように表現されたかによって、それが犬の攻撃性の表現になるかどうかが決まります。

それをひとつひとつ検証することがここではできないので、あえて単発行動として記しますが、単純に攻撃行動と判断する前に、精細に観察してください。

攻撃性行動の表現として使用される行動にはこのようなものがあります。

吠える、唸る、とびつく、牙を見せる、牙を当てる、咬みつく など。

子犬期に見られる甘噛みは、咬みつきに発展する可能性があります。

まず、今自分の犬に攻撃性行動がどのようなときにどのような表現で出されているのかを観察していきます。


次に、攻撃性行動を毎日表現するような犬の場合には、その行動がどのような環境で作られていったのかを分析していきます。

攻撃性行動がほぼ毎日のように、飼い主や近隣の他人に対して出ている場合には、この犬の攻撃性を育ててしまったのは、飼い主の接し方を含む飼い主のつくった環境にあります。

環境改善や関係改善をしなければ、犬の攻撃性行動を改善していくことはできません。

環境を把握し、適切に整備することは、犬の攻撃性と衝動性を抑えるためにどうしても必要です。

この犬の攻撃性を育ててしまった環境のことを「犬の攻撃性の基盤」としました。

環境というベースを変えなければいけませんよ、ということです。


さらに、この基盤の中に犬が飼い主に甘え行動をとる、つまり依存関係を結んでしまった場合には、即刻対応をしてほしいのです。

この飼い主との依存関係のチェックですが、いくつかあります。

ほとんどのケースで犬が甘え行動として行うのは、以下の行動です。

とびつく、甘噛み、鼻をならす

この三大甘え行動を持ちながら、攻撃性行動もしているのではあれば、大変危険だと思ってください。


この状態の犬が、2才未満で犬の性質に甘えの部分が強く残っているようであれば、時間を稼がずにわかりやすい方法でしっかりと衝動性を抑えておくことも大切です。

わかりやすい方法とは、十分に理解してもらうために飼い主に直接説明させていただきます。

2才未満と区切ったのは、咬みつく行動が頻発となり発作的に咬みつきをするようになるのが2才前後だからです。

人間にたとえると、切れるように咬みつく行動が起きるようになった場合には、短期間で衝動性を求める対応はできなくなります。


犬が2才未満で、攻撃性行動と甘え行動が強く出ていて、しかし突発的な攻撃性が出現していない場合には、なんとか間にあうかもしれないと、早急対応をすることがあります。

人でいうなら、中学生か高校生ころの年齢で、明らかに大人に対して攻撃性の高い行動をとったときに、力のあるものが毅然とした態度で向き合い殴ったとしても、それは虐待には当たらず、生涯その人が攻撃性という衝動をコントロールすることができるようになる貴重な機会なのです。

親や教師が教育として行うことがすべて虐待と受け取られてしまい、人の攻撃性や衝動性が抑制を覚えないままに大人になり、ビックリするような残忍な事件を引き起こしてしまうことは、人として恐るべきことです。

犬も同じように、その年齢や状態でないとできないことというのがあります。

そのことがその犬が生涯を通して、攻撃性を適切に使いながら人と共に社会で自由に生きていくために必要だと感じるときには、自分も毅然とそのように対応します。


しかし、その前に飼い主にお願いしたいことがあります。

犬がどんなに幼くても、その攻撃性行動を見逃さないことと、犬が飼い主に対して甘えと依存を続けるような不安定な状態にさせないでいただきたいのです。

本当はこの部分が一番難しいのだと思います。

人が飼い犬を甘やかしたいという心理を解明すること、これからも続きます。

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