グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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セミナーのお知らせ:熟練の盲導犬訓練士が語る「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」講師は水谷由美先生です。

7月に講師を招きセミナーを開催することになりましたので以下のとおりご案内します。

テーマは、熟練の盲導犬訓練士が語る「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」です。

グッドボーイハートの生徒さんたちと共に学ぶ機会を作るために何かないかな…と模索していたところ、長く付き合いのある友人とコンタクトがとれて「講演お願い」の依頼に快諾してもらえました。超ラッキーセミナーです。

講師の水谷由美先生は、宮武が本当に若かかりしころに共に同じ盲導犬育成施設で訓練士として仕事を共にした仲間です。

まだまだ青い時代のことなのでできないことはたくさんありましたが、ふたりとも青春を犬の訓練の毎日で埋め尽くしました。

言い換えると戦友ともいえる尊敬する水谷由美先生。

あまりにも知識や経験が多くとてもセミナー2時間では絶対に足りませんが、とりあえずまずは一歩から。今回はグッドボーイハートの生徒さんが興味のある内容にしてくれるらしく打ち合わせ中です。

 

午前中はトレッキングクラスを9時30分~11時まで開催します。

トレッキングクラスにご参加の方は優先的にご予約を受け付けますので、早めにご連絡下さい!

 

犬を知るセミナー開催概要

日時 7月24日 ㈰ 12時~14時

場所 グッドボーイハート七山

題目 「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」

講師 水谷由美 先生

講師プロフィール

盲導犬歩行指導員として35年以上の実務経験があり、今までに200組以上の盲導犬を送り出す。

Asia Guide Dog Breedeing Network(アジアにある盲導犬協会で協力設立された繁殖のための研究組織)では他国の盲導犬協会とも連携を取り、より盲導犬に向く犬を繁殖するための事業に携わる。

現在は、フリーランスとして茨城県にあるいばらき盲導犬協会をはじめとするいくつかの盲導犬協会から繁殖や訓練を委託されている。

定員 あり

料金 おひとり3000円 当日現金でご準備下さい。

申し込み グッドボーイハート生はメールもしくはラインでお願いします。

一般の方はお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

Posted in クラスのこと, お知らせ

ゴールデンウィーク中に飼い主のパーソナルスペースを奪った犬たちの闘争行動が止まらない。

ゴールデンウィーク明けのレッスン、犬たちにもいろんな行動の変化がありました。

お預かりクラスを体験した犬たちは、どの犬も「以前より落ち着いています。」と言われ、実際、若い犬ほど驚くほど落ち着いたなと感じる良い結果が出ていました。

ところが、ゴールデンウィークを飼い主と自宅でまったりと過ごした犬の中には、ゴールデンウィークが明けてから、吠える、噛みつく、暴れるなど荒れた行動が増えてきましたというご報告もありました。

飼い主側は「ゴールデンウィークが終わって相手をされなくなったから犬の機嫌が悪くなっている。」のだと、とても人間的な分析をされるのですがこれは少し違います。

犬の機嫌が悪いというのが、犬の精神的な状態が不安定であるという意味であればここは間違っていないのですが、犬の機嫌が悪くなる理由が少しずれているようです。

結論からいうこういうことです。

ゴールデンウィーク中に飼い主のパーソナルスペースを犬に奪われたのてはいませんか?

グッドボーイハートの生徒さんたちなら、上の質問に即座にイエスor Noが答えられるはずです。

飼い主のパーソナルスペースとは、自分の個人的な領域のことです。

自分の領域とは全く知らない他人に立ち入ってほしくない身体的なスペースや距離感のことをいいます。

街を歩いているときに、横断歩道で止まっているときに、他人が自分にどのくらいまで近づくのを了解できるでしょうか?

もしくは室内で、来客が自分にどのくらいまで近づいて話すことを了解できるでしょうか?

室内での会話であれば、対面してテーブルの間分、大体60センチくらいは離れています。

横に座って話すときには、最低でも30センチくらいは離れていないと落ち着かないでしょう。

このキープしている自分の領域がパーソナルスペースです。

家族となるともっと近くなり、来客の半分くらい、隣に座って話すなら15センチくらいもあれば十分です。

でも、家族間であってもお互いの膝の上に乗ったり、肩に手をかけていたり、腕を組まれたりすると、自分のパーソナルスペースに家族という他者が侵入してくるという「形」になります。

この形ですが、飼い主と犬となるとまったくもってべったりの関係になり、ほとんどいつもくっついている状態であったり、犬はいつも飼い主の膝の上や飼い主の体のどこかに乗っているような状態になっていることがあります。

飼い主に抱っこされる犬、それって分離不安では?

この飼い主のスペースの上に乗ってくる犬は「飼い主と離れると不安=分離不安」傾向が強く、精神的にはかなり不安定な状態です。

行動としては飼い主の体の上に乗っかるだけでなく、飼い主が動くとついて歩くという行動も入ります。

トレーニングクラスを受講するご家庭の犬にもこの「分離不安傾向の犬」がとても多く、行動を改善するために「飼い主とは少し距離をとって休んだり過ごしたりすること」はレッスンの大切なルールのひとつです。

レッスン受講中の飼い主と犬はお互いのパーソナルスペースをお互いに侵さないようにしながら、適切な距離を保って過ごしていたはず…です。

しかし、ゴールデンウィーク中にその飼い主と犬のパーソナルスペースの境界線があいまいになってしまい、なぜか飼い主の膝の上や飼い主の足元、飼い主の膝の横に犬がいる時間が長くなってしまったり、犬が自分に付きまとうこと日常が戻ってきたのではないでしょうか?

外出の少ないゴールデンウィークはおうちでまったりとソファに寝転びながら体を休めて過ごした飼い主も多いことと思います。

「いつの間にか体の上に犬が乗っていたことがある」という状況になっていることもあります。

飼い主さんによっては「寝ている間じゃないんです。」といわれ、

飼い主さんの弁明では「ソファで寝ている間ではなくソファで気絶してしまうのでいつの間にか自分の体の上で犬が寝てしまうんです。」らしく、気絶しているのなら対応のしようがないのだという主張のようですが、そんなことは犬には関係ありません。

分離不安の犬は飼い主がいなくなると不安行動をします。

飼い主が安心できる我が家で無防備に休むのはあたり前のことですが、その無防備さによって飼い犬に自分のテリトリーを完全にとられてしまうなら、犬にしもべのような扱いを受けたとしても仕方ありません。

犬の方は「飼い主のテリトリーとった!」と勝利したゴールデンウィークがあけると、自分が占領しはずのテリトリーが勝手に仕事に行ってしまうのですから、何それ!と荒れてしまい、いつもはしない悪さに走ってテーブルに手をかけたり、甘噛みが復活したり、排泄を失敗して赤ちゃん行動を繰り広げるなど、飼い主さんのいう「機嫌の悪い」行動を繰り広げているだけです。

犬は、今日は特別とか、お休みの日だからいいのとか、お誕生日だから…といったイレギュラーが苦手です。

特に飼い主と犬とのスペース配分は、飼い主と犬の関係性をそのまま示したものでもあります。

だから今日も明日も明後日もいっしょ、それが一番落ち着くのです。

そして、お互いの領域を侵さない、さらに大きな領域を取り仕切るのは犬ではなくご主人である飼い主の方だということをわかるように伝えていかなければいけないのです。

道を間違えたと気づいたなら、元居た場所まで引き返せ。

帰り方がわからず迷子になりそうなら、ガイドとして私を呼んでください。

ゴールデンウィーク明けも訪問レッスンが続いています。

ガイドとして引き続き頑張ります。

オポ広場で緑に囲まれるサンタくん、はじめてのお泊りクラスで。

Posted in クラスのこと, 犬のこと

できる飼い主には共通点があった。犬の飼い主が目指す「犬に信頼される飼い主」になるために今日できること。

グッドボーイハートで学ぶ生徒さんたちには毎回頭が下がります。

みなさん勉強熱心で謙虚に学ばれることはもちろんのこと、真摯に犬に向きあう姿勢には関心させられ、学ばせていただくことがたくさんあります。

先日も、ある訪問レッスンのときにあるものを見つけました。


写真撮影の許可をいただいてパチリと、それがこの写真です。

グッドボーイハートの生徒のみなさんなら、どれも思い当たる練習項目です。

この張り紙は、飼い主としての自分の行動を変化させるために、今日いや今やらなければいけないことを書き出してあります。

ほとんどの飼い主が、犬のしつけは犬に教えるものだと勘違いしています。

私というドッグトレーナーを呼べば、そのドッグトレーナーが犬をしつけたり訓練して帰り、犬は勝手にお利口さんになるものだと思っているのです。

これは全く違います。

犬のしつけとは、犬に行動の変化を起こさせることをいいますが、犬に行動の変化をおこさせるために必要なのは、飼い主の行動の変化なのです。

よく言われるのですが、「この犬の状態からよくなるのでしょうか?」と聞かれることがあります。

具体的には「フセと言ったら伏せるようにいつかなるのでしょうか?」と言われます。

すぐにお答えできることは「私がこの犬と暮らしたらすぐにフセといったら伏せるようになります。」ただそれだけです。

そのやり方やステップをレッスンのときにお伝えするのが私の仕事ですが、やるのは飼い主本人です。

「フセの練習をしましたか?」

「はい、はいしました。」と言われます。

一日に何回のフセをさせたでしょうか?

私が犬を預かっているときに、フセができずに落ち着けずイライラとした状態である犬になんどフセをさせていると思われるでしょうか?

私の場合にはプロなのだからできるのが当たり前です。

なぜなら、こうして飼い主さんが用紙に書かれていることは私の頭の中に刷り込まれており、貼り紙をしなくても勝手に体が動いてそうするようにできているからです。

だから私は犬からとびつかれようとしたら反射的にそれを回避もしくは拒否します。

身体がそう反応するようになっているのです。

自分の体がそう訓練されたからです。

ところが飼い主の方はそうではありません。

今までの、犬をじーっとみる、犬をいつも撫でる、犬に声をかける、フセをさせるのを忘れる、散歩でやらなければいけないことを忘れる、などなど。

飼い主として必要な行動のパターンが身についていないため、毎日これを身に着ける練習をする必要があるのです。

こうして部屋に貼り紙をされるのを見ると「飼い主としてのやる気」を感じます。

やり遂げるだという強い意志と、犬との信頼関係を築き上げることに集中されているのだなと感じとてもうれしく、また頼もしいと思います。

そうなると、私もますますその生徒さんのためにできることはないかと考えてしまうのです。

もちろん、すべての飼い主さんためにできることを毎日考えてはいるのですが、キャパシティというのがあるので脳の中に何が割り込んでくるのかという意味ではどうしても感情を伴ってしまうからです。

私も今日できることを考えてノートや机の前に書き出しています。

グッドボーイハートで学ぶ犬と飼い主さんのためにできることを、犬が幸せに暮らすためにできることを。


7月のセミナー開催決まりました。今月中にブログアップします!

Posted in 日々のこと, クラスのこと

厳しさを求めるようになると犬も成長アップ。厳しいGW後半戦へ突入!

前回のブログで「服従することの尊さ」についてアニメの鬼滅の刃を借りて書きました。

中学校で経論をされている生徒さんから「中学生の男子学生は、社会的に厳しくされることを喜ぶ傾向がありますよ。」と教えていただきました。

小学生までは大人から優しくちやほやされていた子供たちが、中学生になると大人から厳しくされることを求めている、なんとなくわかりますね。

厳しくされるというのは、厳しく必要な行動を要求されているということです。

つまりは、自分がその集団の中で必要な存在なのだと感じられますし、同時にその集団の中で上にあがっていきたいという上昇欲求も高まるはずです。

男子にはその傾向が特に強く、女子は少し違ったかたちの競争ではあります。

それでも青年期、もっともっとと自分を磨いてきた経験を皆さんもお持ちではないでしょうか?

そんな青年期の犬たちとともにゴールデンウィークを七山のオポの学校で犬たちと合宿生活を送っています。

新しいお泊り犬たちも含めて、夜中の3時にクレートをがりがりする音で目覚める、鳴き吠えが続く、ごはん食べないとか、排泄なかなかしななどといった小さな抵抗もあり。

お預かりが慣れている青年期のオス犬たちの抑えきれないエネルギーを満足させつつも抑える必要があり、一方で一番年上になったメス犬ちゃんの自由奔放な行動に振り回されたりもしています。

はじめてのトレッキングの生徒さんたちもたくさんいらして下さっています。

その隙間に、チェーンソーで薪のカット、草刈とテンションが上がりすぎて夜も眠れない日々が続いています。

今はアドレナリンが出ているから感じない背中の痛みも、ゴールデンウィークが終わったあとにドッと押し寄せてくるのでしょう。

ゴールデンウィークのお預かり合宿も後半戦に突入しました。

元気な犬たち、負けなくない私、厳しいですが辛くはありません。

犬たちとともにこうして学び成長する場所と時間があって良かったとただそれだけ。

甘やかされることが本当に犬の精神にとって健やかなことなのかを考えます。

ですが、厳しくするというのは家に閉じ込めておくことではなく、屋外に共に出て自然の中で戦うことです。

合宿後半戦に突入、最後まで全速力です。




 

Posted in クラスのこと, 犬のこと

トレッキングクラスと犬語セミナーを開催しました。

ギリギリで晴れてよかったです。

気持ちの良い一日、犬との山歩きのためにグッドボーイハートに集まって下さった生徒さんたち。

回数が増えて慣れてきた犬と飼い主さん、初めてのグループクラスでドキドキの犬と飼い主さん。

飼い主と犬がそれぞれに何を学ぶのかは自分次第ですが、犬と一緒に集団で山歩きをすることで得られる精神的な安定効果は抜群です。


土や草の香りは犬をリラックスさせてくれる。

リードをひっぱるアスファルトの散歩とは違い、山での歩きはとてもゆっくりです。

集団で歩くとグループ性が生まれ規律が高まる。

自分の中に規律があると安定する、それが群れをつくる動物の習性です。


若い犬は生後5ケ月から、熟年の犬は11歳まで、それぞれ違った環境で生活をしている犬たちです。

個々に対面したことのない犬もたくさんいますが、グループになってしまえばそんなことは関係ありません。

群れが歩くから自分も歩く。

一歩の重みも違ってきます。

トレッキングクラスのあとは対面のクラス。

そして午後からは犬語セミナーを開催しました。

みなさんがこうして学んでくださることで、私もいっしょに学びの機会を得られています。

いつもありがとうございます。

みなさんが「山の日」と言って下さっているこのクラスは原則的に第4日曜日に開催しています。

またブログでお知らせしますのでぜひご参加下さい。

初参加のポチ子ちゃん



 

Posted in クラスのこと

雨が苦手で散歩をしない犬、雨でも元気に遊ぶ犬たち、いったい何が違うの?

今日は一日よく雨が降りました。

雨でもトレッキングクラスに来きてくれた犬ちゃんがいます。

いつも福岡の都心で土のにおいを嗅ぐ生活から離れているためご機嫌斜めな犬ちゃん。

少しでも癒しを感じられる時間を過ごしてほしいと、飼い主さんが犬ちゃんを連れてやってきました。

まれに「雨だと嫌がって散歩に行きたがらない」とか「雨だと外を歩きたがらない」という犬の話を聞くことがあります。

特に柴犬に多いようで、雨の日は脚が濡れるのを嫌がって全く歩こうとしないというのが飼い主さんの言い分です。

ところが、この雨の日、トレッキングに来た犬ちゃんも柴犬でした。

この柴犬ちゃんの飼い主さんの話を聞くと、自宅周辺の散歩は雨の日にはショートカットするらしいのです。

なのに、七山では降り止まぬ雨の中、本当にすごく雨が降っているのに、草の中を一気に歩きだしていきます。

飼い主さんもその姿を不思議そうに見ていました。

雨が苦手だと思っていたけれど、都会の雨が苦手なだけで、自然の中では雨でも活動したいという欲求がでたということです。

預かり中で泥遊びをしていた犬ちゃんも柴犬くんたちでした。


水たまりの中に自分から入っていって草をひろってみたり、水を前脚でかいてみたりして自由に遊んでいます。

実は私も、七山では雨の中を歩くことを苦に思うことはありませんが、街中では雨の日に外を歩くことが好きではありません。

わたしの中では、苦手なものがより苦手になるという気分です。

犬がどのように感じているのかはわかりませんが、同じような気分なのではないでしょうか。

活動が広がる場所で犬たちは成長し発達し、そして癒されます。

土のにおい、草のにおい、きれいな空気、自然の中でふる雨音には、ただただ癒されるばかりです。

天気がいろいろでもトレッキングクラスは開催しています。

犬と山。

もっともっと近くなりますように。


 

Posted in クラスのこと, 犬のこと

おやつがあればできるオスワリがなぜ散歩中にできないのか?

家庭訪問レッスンで、犬に何を教えているのかを飼い主さんに尋ねると「オスワリはできます!」とのことでした。

犬にオスワリをどのようなときにさせていますか?

と質問すると、おやつを与えるときにオスワリをさせているということでした。

それで、散歩中にオスワリを定期的にできるように練習をして下さいということになったのです。

ところが、散歩に出ようとして玄関の戸口のところでオスワリをさせようとしても、もうオスワリをしません。

「おやつがあるとできるんですけど…」と飼い主さん。

おやつがあってもできるオスワリが、おやつがないとできないのでは犬のしつけとはいえないのです。

犬の方は「オスワリとはおやつをもらうときにする合図」と覚えてしまったのかもしれませんね。

それで、もう一度「散歩中のオスワリ」の合図を新たに教えることになりました。

散歩中のオスワリの合図は、移動のときには私があなたをリードしていますよと伝える意味があります。

散歩中のオスワリの形は「座って見張る」の形ですが、飼い主側が犬に合図という形で要求をしたらそれに応えて下さいね、と伝えるのが散歩中のオスワリの合図です。

トレーニングを開始するまで散歩中のルールを伝えていなかったことと、飼い主と犬の関係性を伝えきれていなかったため、犬の方はなかなか役割交代に応じてくれませんでした。

リードでオスワリを伝える練習を私が最初にやってみて、次第にオスワリに応じるようになってから飼い主さんに交代しました。

今まで頑としてオスワリをしなかった犬ちゃんが、リードの合図に応じてオスワリをするようになりました。

リードはふんわりと持って、犬の体重が少し後ろにかかりように操作しているだけです。

リードのショックや首輪のチョークなどは不要です。

飼い主さんご家族も犬のオスワリの姿を見て、感動されていました。

リードを持っている飼い主本人は「犬と気持ちが通じ合った感じで心地よいです。」と言われていました。

その感覚を飼い主がリードで感じられるようになるということは、犬も同じような感覚をリードを通して感じているはずです。

オスワリの本当の目的と意味とやることの価値を知れば、毎日の散歩の練習にも楽しくなります。

できるようにさせる。

できることを繰り返すこと。

犬のしつけの基本を押さえて、練習頑張って下さい!

グッドボーイハートの訪問レッスンで、散歩中にオスワリする犬ちゃん

Posted in クラスのこと, 犬のこと

トレッキングクラスと犬語セミナーを開催しました。

梅が満開となった気持ちのよい一日。

尾歩山(おぽさん)でのトレッキングクラスを開催しました。

初めてのグループトレッキングクラスに参加の飼い主さんと犬、

長年毎月、月参りのようにご参加いただいている飼い主さんと犬、

みんなグッドボーイハートで共に学ぶ大切な仲間です。


頭数が多めのクラスになりましたので、大変長い列になりました。

後ろの方は先輩方で固めて、慣れない犬と飼い主さんたちが先を歩きます。

山の中にはいろんな動物のにおいや、木々のにおい、草のにおいがあります。

犬たちがどのような情報を得ながら歩いているのか、鼻の効かない人間は知る由もありませんが、犬たちの真剣かつ楽しそうな表情や行動を見ることがトレッキングクラスの楽しみです。


クラスの終わりには対面のクラスも開催しました。

2回目、3回目という数の少ない対面でも、様子は少しずつ変わってきます。

いつも勢いよく飛び出す犬もいれば、いつも逃げてしまう犬もいます。

毎回変わっていないように思えても、何か変わってくる兆しがあるかもしれない。

そんなワクワク感をいだいて挑戦していただければと思います。

 

トレッキングクラスのあとは、犬語セミナーを開催しました。

ビデオの素材はグッドボーイハートの犬たちがほとんどです。

できるだけ知っている犬の映像を見ることで、自分が犬をどのように見ているのかがわかるようになります。

直接あって感じる感覚と、ビデオで学ぶ犬の行動学、近づいているでしょうか。

みなさんが楽しく受講して下さることを感じると、また来月もがんばろうかなと意欲もわいてきます。

 

セミナー終了後は、数名の居残りをお願いした生徒さんたち、そしてダンナくんと共に裏の土砂崩れをした場所に、つつじの花を植えました。

育つのに何年かかるのかわかりませんが、つつじの庭となるように少しずつ植えたしていきます。

こんな山奥でいろんなことをやらなければいけないと思うのか、できることがあって楽しいと思えるのか、同じやるのでも気持ちが違えば人生が違います。

犬も同じではないでしょうか。

犬と暮らして面倒だと思うことはたくさんあるかもしれませんが、犬がいるからこそできる活動こそが犬と暮らす楽しみになるはずです。

犬は触ったり抱いたり見たりすることで喜びを感じるのはもちろんですが、それ以上に犬とともに活動できるという喜びの方がずっと大きいと思えるのであれば、こんなに素敵なことはありません。

犬との山歩き、犬について学ぶセミナー。

犬と暮らしたからこそ生まれた面倒でも楽しいことばかりを、みなさんとまた一緒に楽しみましょう。

来月もまたご参加をお待ちしています。

 

Posted in クラスのこと

最近の預かりクラスやトレッキングでの犬たちの風景

ブログをしっかりと書く時間がなく、今日はとりあえずクラスの活動写真を紹介します。

 

初めてのお泊りに来た空太くんと小鉄くん



久しぶりにお泊りに来たリンちゃんと、柴犬の小鉄くんと金ちゃん



空太くんのお気に入りになった赤いチョッキがトレードマークの梅吉くん



黒のバロンくんと、柴犬の小鉄くん、金ちゃんに囲まれる空太くん



はじめてのトレッキングクラス11歳のティアラちゃんと6ケ月のロゼちゃん



 

2年ぶりに再会。きいろちゃんが子犬のときにリンちゃんがお世話しました。



7才のユイちゃんと1才小鉄くんが飛びつきあい



オポ広場で土筆を探す空太くん



はじめてのトレッキングを楽しむアイちゃん



毎日過ごしている時間と空間が、自分が何を感じ何を考え何を学ぶのかということでしょう。

その意味においては人も犬も変わらないと思います。

グッドボーイハートた犬と飼い主さんたちに何かを感じたり気づいたりする機会が生まれる場所と時間を提供できるようにするために、やらなければいけないことが山積みです。

ブログ記事、少しお待ちください。

Posted in クラスのこと

初めてのお預かりクラスを体験して帰宅した犬の変化「すごくフセます」

初めてのお預かりクラスを体験した犬くんの帰宅後の最初の訪問レッスンに伺いました。

お預かりクラスでの様子は毎晩、ラインでご報告していますが、簡単なご報告の他にもいろいろと犬について気付いたことや、今後の作戦などを飼い主にお伝えする大切なクラスです。

同時にお預かりから帰宅した犬がどうしているのかも気になるところです。

入室時に毎回吠える犬くん、今回もお決まりの吠えから始まりました。

ですがその後は、私も犬の落ち着かせに積極的に関与できる関係を築いてきたために、今までとは違う対応も可能です。

レッスン中に吠えたりやんだりを繰り返していた犬くん、お預かり後の最初のクラスでは始めの吠えのあとは全く吠えずに60分のクラスを終えることができました。

預かりクラス後の犬の行動の変化について飼い主の感想

帰宅後の犬の行動の変化については次のようなことだったそうです。

・フセがとても早くできるようになり、今までフセなかった場所でも伏せるようになった。例えば、テラスに出る前にフセをするようになったりごはんの前にも伏せるようになりました。

・散歩中に人や犬に吠えていたのに吠えないこともあり、吠えても落ち着かせが早くできるようになった。そのため今までいけなかった公園にも行けるようになった。

・リードの引っ張りが全くなくなった。

・室内マーキングをしていない。

・クレートをハードからソフトに変えることができた。

・毎晩9時になると自分からハウスに入って寝るようになった。

・室内をつきまとって歩くことがなくなった。

こんなご報告でした。

犬にいろんな面で変化が見られ、お預かりに出してよかったと言われていました。

こうした良い変化が預かった犬のすべてに出るわけではありません。

ただ、多くの飼い主さんがお預かりクラスで犬が成長してお利口さんになって帰ってくるのを期待しているとは思います。

預かりクラスで犬の成長を促すために、飼い主としてはどのような努力が必要なのか、どのようなタイミングが良いのか。

・家庭での基本練習を重ねていること。

練習とはそれぞれに犬ができる段階というのがありますので、一概には言えませんが例えばフセを教えているのであれば、フセの回数をたくさんさせるようにしておくことなどです。

この犬くんもお預かり時のフセは大変早いと感じ、自宅でもちゃんと練習をしていることがわかりました。

・預かり期間が5日以上であること

犬は3日たつとずいぶんと環境に慣れてきます。

言い方を変えれば3日は仮の姿でいられるけれど、4日目には地が出るという感じです。

預かり日数が3日で帰宅すると犬が地を出す前に帰ってしまうということで、騒がしい犬もおとなしいままでいることもあります。

5日たつとまた変化があります。

今回の犬ちゃんは9日のお泊りクラスでした。

初回のお泊りでしたが、他の犬たちも預かっていたので合わせていただいたのです、これもよい結果を生みました。

・合宿メンバーによって内容が変わる

当然のことですが社会性の育っているメンバーの中に入るとすぐに集団行動をさせられるので預かり中の対犬の社会化学習はすすみます。

メンバーは選べないのですが、今回もある犬ちゃんの預かりをインスタで発見した飼い主さんが急いでお預かりクラスに連れてこられたという例もありました。

・犬の年齢

鉄は青いうちに打て、のことわざ通り、年齢は影響します。

若ければ若いほど良い、特に一歳未満の犬は柔軟です。

・帰宅後の接し方には厳重注意

預かり後の接し方について、家庭での行動が不安定な犬については特に厳重にお伝えしています。

帰宅後の飼い主のすり寄りやベタベタ、甘やかし行動が預かる前よりも犬を不安定にさせてしまうからです。

 

今回は預かりクラスでよい方向に変化した犬の行動についてお伝えしましたが、もちろんすべての犬が良くなるわけではありません。

犬によってはとても長い時間や繰り返し預かりが必要になることがあります。

逆をいうと、現在お預かりクラスを利用している犬たちの中で「比較的、社会性が育っている犬」は預かり回数が多い犬であることを否定できません。

グッドボーイハートの群れのポジションを確立している犬といっても過言ではなく、皆自分の役割をよくわきまえて行動してくれます。

預かりクラスと訪問レッスン、この二つの柱はどちらも大切なのですが、飼い主の皆さんが犬とのより良い信頼関係を築いていくためのお手伝いとして上手く活用していただければと思います。


 

Posted in クラスのこと, 受講生のコトバ