グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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雨が苦手で散歩をしない犬、雨でも元気に遊ぶ犬たち、いったい何が違うの?

今日は一日よく雨が降りました。

雨でもトレッキングクラスに来きてくれた犬ちゃんがいます。

いつも福岡の都心で土のにおいを嗅ぐ生活から離れているためご機嫌斜めな犬ちゃん。

少しでも癒しを感じられる時間を過ごしてほしいと、飼い主さんが犬ちゃんを連れてやってきました。

まれに「雨だと嫌がって散歩に行きたがらない」とか「雨だと外を歩きたがらない」という犬の話を聞くことがあります。

特に柴犬に多いようで、雨の日は脚が濡れるのを嫌がって全く歩こうとしないというのが飼い主さんの言い分です。

ところが、この雨の日、トレッキングに来た犬ちゃんも柴犬でした。

この柴犬ちゃんの飼い主さんの話を聞くと、自宅周辺の散歩は雨の日にはショートカットするらしいのです。

なのに、七山では降り止まぬ雨の中、本当にすごく雨が降っているのに、草の中を一気に歩きだしていきます。

飼い主さんもその姿を不思議そうに見ていました。

雨が苦手だと思っていたけれど、都会の雨が苦手なだけで、自然の中では雨でも活動したいという欲求がでたということです。

預かり中で泥遊びをしていた犬ちゃんも柴犬くんたちでした。


水たまりの中に自分から入っていって草をひろってみたり、水を前脚でかいてみたりして自由に遊んでいます。

実は私も、七山では雨の中を歩くことを苦に思うことはありませんが、街中では雨の日に外を歩くことが好きではありません。

わたしの中では、苦手なものがより苦手になるという気分です。

犬がどのように感じているのかはわかりませんが、同じような気分なのではないでしょうか。

活動が広がる場所で犬たちは成長し発達し、そして癒されます。

土のにおい、草のにおい、きれいな空気、自然の中でふる雨音には、ただただ癒されるばかりです。

天気がいろいろでもトレッキングクラスは開催しています。

犬と山。

もっともっと近くなりますように。


 

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おやつがあればできるオスワリがなぜ散歩中にできないのか?

家庭訪問レッスンで、犬に何を教えているのかを飼い主さんに尋ねると「オスワリはできます!」とのことでした。

犬にオスワリをどのようなときにさせていますか?

と質問すると、おやつを与えるときにオスワリをさせているということでした。

それで、散歩中にオスワリを定期的にできるように練習をして下さいということになったのです。

ところが、散歩に出ようとして玄関の戸口のところでオスワリをさせようとしても、もうオスワリをしません。

「おやつがあるとできるんですけど…」と飼い主さん。

おやつがあってもできるオスワリが、おやつがないとできないのでは犬のしつけとはいえないのです。

犬の方は「オスワリとはおやつをもらうときにする合図」と覚えてしまったのかもしれませんね。

それで、もう一度「散歩中のオスワリ」の合図を新たに教えることになりました。

散歩中のオスワリの合図は、移動のときには私があなたをリードしていますよと伝える意味があります。

散歩中のオスワリの形は「座って見張る」の形ですが、飼い主側が犬に合図という形で要求をしたらそれに応えて下さいね、と伝えるのが散歩中のオスワリの合図です。

トレーニングを開始するまで散歩中のルールを伝えていなかったことと、飼い主と犬の関係性を伝えきれていなかったため、犬の方はなかなか役割交代に応じてくれませんでした。

リードでオスワリを伝える練習を私が最初にやってみて、次第にオスワリに応じるようになってから飼い主さんに交代しました。

今まで頑としてオスワリをしなかった犬ちゃんが、リードの合図に応じてオスワリをするようになりました。

リードはふんわりと持って、犬の体重が少し後ろにかかりように操作しているだけです。

リードのショックや首輪のチョークなどは不要です。

飼い主さんご家族も犬のオスワリの姿を見て、感動されていました。

リードを持っている飼い主本人は「犬と気持ちが通じ合った感じで心地よいです。」と言われていました。

その感覚を飼い主がリードで感じられるようになるということは、犬も同じような感覚をリードを通して感じているはずです。

オスワリの本当の目的と意味とやることの価値を知れば、毎日の散歩の練習にも楽しくなります。

できるようにさせる。

できることを繰り返すこと。

犬のしつけの基本を押さえて、練習頑張って下さい!

グッドボーイハートの訪問レッスンで、散歩中にオスワリする犬ちゃん

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トレッキングクラスと犬語セミナーを開催しました。

梅が満開となった気持ちのよい一日。

尾歩山(おぽさん)でのトレッキングクラスを開催しました。

初めてのグループトレッキングクラスに参加の飼い主さんと犬、

長年毎月、月参りのようにご参加いただいている飼い主さんと犬、

みんなグッドボーイハートで共に学ぶ大切な仲間です。


頭数が多めのクラスになりましたので、大変長い列になりました。

後ろの方は先輩方で固めて、慣れない犬と飼い主さんたちが先を歩きます。

山の中にはいろんな動物のにおいや、木々のにおい、草のにおいがあります。

犬たちがどのような情報を得ながら歩いているのか、鼻の効かない人間は知る由もありませんが、犬たちの真剣かつ楽しそうな表情や行動を見ることがトレッキングクラスの楽しみです。


クラスの終わりには対面のクラスも開催しました。

2回目、3回目という数の少ない対面でも、様子は少しずつ変わってきます。

いつも勢いよく飛び出す犬もいれば、いつも逃げてしまう犬もいます。

毎回変わっていないように思えても、何か変わってくる兆しがあるかもしれない。

そんなワクワク感をいだいて挑戦していただければと思います。

 

トレッキングクラスのあとは、犬語セミナーを開催しました。

ビデオの素材はグッドボーイハートの犬たちがほとんどです。

できるだけ知っている犬の映像を見ることで、自分が犬をどのように見ているのかがわかるようになります。

直接あって感じる感覚と、ビデオで学ぶ犬の行動学、近づいているでしょうか。

みなさんが楽しく受講して下さることを感じると、また来月もがんばろうかなと意欲もわいてきます。

 

セミナー終了後は、数名の居残りをお願いした生徒さんたち、そしてダンナくんと共に裏の土砂崩れをした場所に、つつじの花を植えました。

育つのに何年かかるのかわかりませんが、つつじの庭となるように少しずつ植えたしていきます。

こんな山奥でいろんなことをやらなければいけないと思うのか、できることがあって楽しいと思えるのか、同じやるのでも気持ちが違えば人生が違います。

犬も同じではないでしょうか。

犬と暮らして面倒だと思うことはたくさんあるかもしれませんが、犬がいるからこそできる活動こそが犬と暮らす楽しみになるはずです。

犬は触ったり抱いたり見たりすることで喜びを感じるのはもちろんですが、それ以上に犬とともに活動できるという喜びの方がずっと大きいと思えるのであれば、こんなに素敵なことはありません。

犬との山歩き、犬について学ぶセミナー。

犬と暮らしたからこそ生まれた面倒でも楽しいことばかりを、みなさんとまた一緒に楽しみましょう。

来月もまたご参加をお待ちしています。

 

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最近の預かりクラスやトレッキングでの犬たちの風景

ブログをしっかりと書く時間がなく、今日はとりあえずクラスの活動写真を紹介します。

 

初めてのお泊りに来た空太くんと小鉄くん



久しぶりにお泊りに来たリンちゃんと、柴犬の小鉄くんと金ちゃん



空太くんのお気に入りになった赤いチョッキがトレードマークの梅吉くん



黒のバロンくんと、柴犬の小鉄くん、金ちゃんに囲まれる空太くん



はじめてのトレッキングクラス11歳のティアラちゃんと6ケ月のロゼちゃん



 

2年ぶりに再会。きいろちゃんが子犬のときにリンちゃんがお世話しました。



7才のユイちゃんと1才小鉄くんが飛びつきあい



オポ広場で土筆を探す空太くん



はじめてのトレッキングを楽しむアイちゃん



毎日過ごしている時間と空間が、自分が何を感じ何を考え何を学ぶのかということでしょう。

その意味においては人も犬も変わらないと思います。

グッドボーイハートた犬と飼い主さんたちに何かを感じたり気づいたりする機会が生まれる場所と時間を提供できるようにするために、やらなければいけないことが山積みです。

ブログ記事、少しお待ちください。

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初めてのお預かりクラスを体験して帰宅した犬の変化「すごくフセます」

初めてのお預かりクラスを体験した犬くんの帰宅後の最初の訪問レッスンに伺いました。

お預かりクラスでの様子は毎晩、ラインでご報告していますが、簡単なご報告の他にもいろいろと犬について気付いたことや、今後の作戦などを飼い主にお伝えする大切なクラスです。

同時にお預かりから帰宅した犬がどうしているのかも気になるところです。

入室時に毎回吠える犬くん、今回もお決まりの吠えから始まりました。

ですがその後は、私も犬の落ち着かせに積極的に関与できる関係を築いてきたために、今までとは違う対応も可能です。

レッスン中に吠えたりやんだりを繰り返していた犬くん、お預かり後の最初のクラスでは始めの吠えのあとは全く吠えずに60分のクラスを終えることができました。

預かりクラス後の犬の行動の変化について飼い主の感想

帰宅後の犬の行動の変化については次のようなことだったそうです。

・フセがとても早くできるようになり、今までフセなかった場所でも伏せるようになった。例えば、テラスに出る前にフセをするようになったりごはんの前にも伏せるようになりました。

・散歩中に人や犬に吠えていたのに吠えないこともあり、吠えても落ち着かせが早くできるようになった。そのため今までいけなかった公園にも行けるようになった。

・リードの引っ張りが全くなくなった。

・室内マーキングをしていない。

・クレートをハードからソフトに変えることができた。

・毎晩9時になると自分からハウスに入って寝るようになった。

・室内をつきまとって歩くことがなくなった。

こんなご報告でした。

犬にいろんな面で変化が見られ、お預かりに出してよかったと言われていました。

こうした良い変化が預かった犬のすべてに出るわけではありません。

ただ、多くの飼い主さんがお預かりクラスで犬が成長してお利口さんになって帰ってくるのを期待しているとは思います。

預かりクラスで犬の成長を促すために、飼い主としてはどのような努力が必要なのか、どのようなタイミングが良いのか。

・家庭での基本練習を重ねていること。

練習とはそれぞれに犬ができる段階というのがありますので、一概には言えませんが例えばフセを教えているのであれば、フセの回数をたくさんさせるようにしておくことなどです。

この犬くんもお預かり時のフセは大変早いと感じ、自宅でもちゃんと練習をしていることがわかりました。

・預かり期間が5日以上であること

犬は3日たつとずいぶんと環境に慣れてきます。

言い方を変えれば3日は仮の姿でいられるけれど、4日目には地が出るという感じです。

預かり日数が3日で帰宅すると犬が地を出す前に帰ってしまうということで、騒がしい犬もおとなしいままでいることもあります。

5日たつとまた変化があります。

今回の犬ちゃんは9日のお泊りクラスでした。

初回のお泊りでしたが、他の犬たちも預かっていたので合わせていただいたのです、これもよい結果を生みました。

・合宿メンバーによって内容が変わる

当然のことですが社会性の育っているメンバーの中に入るとすぐに集団行動をさせられるので預かり中の対犬の社会化学習はすすみます。

メンバーは選べないのですが、今回もある犬ちゃんの預かりをインスタで発見した飼い主さんが急いでお預かりクラスに連れてこられたという例もありました。

・犬の年齢

鉄は青いうちに打て、のことわざ通り、年齢は影響します。

若ければ若いほど良い、特に一歳未満の犬は柔軟です。

・帰宅後の接し方には厳重注意

預かり後の接し方について、家庭での行動が不安定な犬については特に厳重にお伝えしています。

帰宅後の飼い主のすり寄りやベタベタ、甘やかし行動が預かる前よりも犬を不安定にさせてしまうからです。

 

今回は預かりクラスでよい方向に変化した犬の行動についてお伝えしましたが、もちろんすべての犬が良くなるわけではありません。

犬によってはとても長い時間や繰り返し預かりが必要になることがあります。

逆をいうと、現在お預かりクラスを利用している犬たちの中で「比較的、社会性が育っている犬」は預かり回数が多い犬であることを否定できません。

グッドボーイハートの群れのポジションを確立している犬といっても過言ではなく、皆自分の役割をよくわきまえて行動してくれます。

預かりクラスと訪問レッスン、この二つの柱はどちらも大切なのですが、飼い主の皆さんが犬とのより良い信頼関係を築いていくためのお手伝いとして上手く活用していただければと思います。


 

Posted in クラスのこと, 受講生のコトバ

犬が驚くほど落ち着いた訳は飼い主のある行動の裏に…。

家庭訪問レッスンに伺っているときに感じる空気というのがあります。

それは犬の状態が良くなっているのか、悪くなっているのかという今までと違うという空気です。

最近訪問レッスンに伺った時のことです。

リビングに入ったときに犬の様子がいつもと違うと感じることがありました。

あれ、いつもと違う。

いつもより犬が落ち着いている、表情もテンションも今までとは全く違うと感じたのです。

「変わりましたね。」とわたしが一言。

「ホント、なんか今日は特別にお利口さんにしてる」

と飼い主さんも少し驚いた感じでした。

毎日変化は続いていたのでしょうが、飼い主さんの方としてはそういえばいつもと違うという程度だったようです。

そして椅子に座るときに今までそこにはなかったものを発見しました。

ああ、これか。これでこの犬は変化のきっかけを得たのだな。

それは壁に貼り付けられた紙です。


なかなか改善されなかった犬のとびつき行動が

この警告の張り紙で一気に解決したらしいのです。

「犬に飛びつきをさせない」という単純なルールの導入だったのですが、「飛びつかせない」ということができない飼い主が多いのです。

多くの質問が「犬に飛びつたらどうしたらいいですか?」です。

いえ、飛びつかれたら…ではなく、飛びつかせないでください。

この押し問答が続きます。

そしてこの張り紙がリビングに張られていました。

全く飛びつかれなくなったということなのです。

犬が全く飛びつかなくなったと同時に、犬のいろいろな行動が一気に変化しました。

吠え、なきの問題もなくなり、テンションの高い要求行動もなくなっていました。

レッスンの間、フセてマテをして待っていました。

ただの「犬のとびつき行動」。

いえたったこれだけの行動が、犬にとっては大きな行動なのです。

 

初回のカウンセリングクラスで飼い主さんに尋ねられるのは「どのくらいよくなりますか?」という質問です。

質問しなくても心の中で思っている飼い主も多いことでしょう。

答えはひとつしかありません。

「それはあなた次第」

犬は飼い主次第なのです。

飛びつき禁止の用紙を貼り付けて家族で犬の行動に変化を起こした飼い主さん。

本当にびっくりするほど変わったと驚かれていました。

犬の変化は飼い主の変化です。

犬はやっぱり飼い主の鏡ですね。

Posted in クラスのこと, 犬のこと

しつけのクラスで犬の腸炎と皮膚病が良くなりました。

家庭訪問クラスを受講されていた生徒さんからうれしいご報告を受けました。

トレーニングクラスを受講された結果、犬は大変落ち着いたのですが同時に期待しない変化も起きたということなのです。

それが、題目にもある「犬の腸炎と皮膚病が全くなくなった。」ということだったのです。

犬ちゃんの種類はトイプードルで年齢は5歳でした。

トレーニングを受ける前はよくおなかを壊していたらしく、初回のカウンセリングシートにも「軟便になりやすく胃腸薬を投薬中」と記載していました。

さらに、皮膚病も抱えていてずっと薬を飲んでいたということも伺っていました。

長年病院へ通っていて、ちょうどグッドボーイハートに問い合わせされたときも病院の待ち時間に電話したというお話でした。

そういえば、お電話を受けたときにワンワンと吠える声が聞こえたので「吠えてますか?」とお尋ねし「今、動物病院からなんです。」とお答えしてもらったことも記憶しています。

そのプードルちゃんについて解決したい問題は山のようにあって、カウンセリングシートとは別にA4の用紙に書き出された犬の行動問題でシートは真っ黒になるほどでした。

吠えること、噛みつくこと、トイレのこと、多頭飼育のこと、散歩のことなど。

たくさんの問題を抱えたまま5歳になってしまったけど今からでも大丈夫でしょうかととても不安げにご相談されました。

飼い主さんの真剣な取り組みの結果、プードルちゃんの行動は驚くほど改善されました。

と同時に、そのプードルちゃんが抱えていた身体的な不具合も解決してしまったというのです。

今では全く病院へ行く必要がなくなったのです、というご報告でした。

犬はストレスの状態から解放されて、身体的なトラブルも解決されたということですね。

この部分には期待されていなかったので、大変喜ばれていて私もうれしくなりました。

吠える、とびつく、噛みつく、興奮するなどの問題行動は、人間にとって迷惑だと感じられたときにご相談を受けることが一般的ではあります。

でも、本当に困っているのは犬の方ではないでしょうか。

犬の行動が変化してストレスレベルが落ちて、落ち着いて過ごせるようになったのは、犬自身もきっと望んでいたことだと思うのです。

犬は何も悪くなかった、悪かったのは周囲の環境であったということです。

腸の調子が悪いとか、かゆみのある皮膚病を抱えているというのは犬にとって辛いことです。

もし自分にそうした状態が何年も続くと考えると暗い気持ちになってしまいます。

体も心も健康になれる、それが本当の犬のしつけとか犬のトレーニングといわれるものです。

犬は元気で生き生きとして健康で、活発で笑顔で過ごせる日がたくさんあるということを人に伝えてくれる動物なのです。

もしそうなっていないなら、何か変える必要があることがあるのではと疑う、それがトレーニングクラスの始まりです。

Posted in クラスのこと, 受講生のコトバ

犬語セミナーを受講した生徒さんたちからの嬉しいご報告。

週末にグループトレッキングクラスと犬語セミナーを開催しました。

毎回気になるお天気も春らしい暖かな一日となりトレッキングクラスでは犬と飼い主さんたちが一丸となって山を歩いていきました。

慣れている犬も慣れていない犬も、それぞれに大切な時間をみなでいっしょに過ごしていただいていつもありがとうございます。

人や犬、見ている風景はそれぞれに違うのでしょうが、違っていたとしても自然の中でみる風景はどれもみな貴重なものです。

そして、見えているものがそれぞれに違うと感じる「犬語セミナー」

犬の動画をみんなで見て犬の行動について学ぶセミナーです。

動画を見る際には行動学な見方をするのがこのセミナーの目的です。

犬はどのように動いたのか、どのようか形なのか、どのように変化したのか。

同じ動画を見ても見ている風景はみな違います。

そして、犬はどのような意志や目的でそうしているのか、なぜそうしたのか。

こうなってくると同じ動画でもみなさん全く違うことを見ているのだなと感じます。

 

セミナーを受講された生徒さんの数名からセミナー後にうれしいご報告も届きました。

リードの持ち方と歩き方を意識したら、犬が散歩中に全く引かないのに気付いた。

リードを引いていたのは犬の方ではなく自分の方であったのだと。

犬のパーソナルスペースを尊重することを考えるようになった。

犬が自分の領域を持てるようになることの大切さを知りました。

などなど。

みなさんそれぞれに気づきと行動の修正がはじまっているようで、長く学ばれている方々は違うなと感心させられています。

学ぶというのはなかなかできるようでできません。

なぜなら、学ぶというのは自分になにか不足していることがあるということが前提で学ぶのです。

自分は悪くない犬が悪いのだ、自分は何も変えることはない犬の性格の問題だと思っている人はまず学ぶことができません。

学ぶ姿勢があるために謙虚でなければいけない。

私にとってその謙虚さを維持するための最大の方法が山に囲まれて過ごすことなのです。

Posted in 日々のこと, クラスのこと

初回カウンセリングを受講される方へ

ホームページで「はじめての方へ」でご案内している初回カウンセリングについてのお願いです。

初回カウンセリングでは、現在の犬の状態を把握し、犬の飼育環境や犬の行動に影響を与えている要因について把握するために、飼い主さんへの質問を繰り返していきます。

初回カウンセリングでお伝えできることは、

現在の犬の状態

現在の犬の行動の種類

現在の犬のストレスレベル

犬の行動に影響を与えている要因

今後のトレーニングクラスとして可能なこと

トレーニングクラスのご提案

以上が、初回カウンセリングでお伝えできることです。

初回カウンセリングを受講されて同時にトレーニングクラスにお申込みの場合にはその場でレッスンのご予約が可能です。

また初回カウンセリングを受講されても、クラスを開始されるかどうかはご検討いただいて結構です。

ただし、初回カウンセリング後にトレーニングクラスを開始される時点でご予約の空き状態がない場合には、トレーニングクラスの開始時期が延びたり、別のご提案やクラス受講のお約束ができないこともございますのでご了承下さい。

ドッグスクールによって犬に対する考え方や価値観も様々です。

またトレーニングの方法に至ってはスクール毎に違っているといっても過言ではありません。

トレーニングを受けるのは飼い主さん自身ですので、ご自身にあったスクールを選択していただくことが犬の行動問題を解決するために大切なことです。

グッドボーイハートは、犬の困った行動を解決するための学校ではなく、犬を理解し犬と共に成長する飼い主のための学校です。

 

Posted in クラスのこと, お知らせ

雨の日に山道を犬と歩くという経験をしたことがありますか?

しとしとと冬の雨が降り続いた一日となりました。

トレッキングクラスのときに雨予報になると開催するかどうかをすごく悩みます。

雨予報が1ミリ程度であれば、参加希望の方だけトレッキングしますというのがここのルールです。

降り止まない雨の中を数名の生徒さんたちが集まってきました。

みんなちゃんと雨具を装備して長靴を履いています。

それにしても、犬たちは元気元気。

5歳を超える犬たちは「雨か~」という感じでテンション低め。

若い犬たちはいつもとは違う環境だということでテンション高めです。


雨の中の山の風景はいつもと少し違います。

木々の色がいつもとちがいきらきらと輝いており、小雨の中の山の風景がわたしは好きです。

私たち人間は目で見て肌で感じることしかできませんが、犬たちはにおいでいつもとは何かが違うことを読み取っているようです。

山の風景の中にいつもと違うものを見つけたり、楽しいこともいろいろとありました。

樹木の根元に生まれる気泡



こんな風景に触れることができたのも、犬がいたからと感謝できます。

犬がいなかったら雨の日に山の中を歩くこともなかったのだと思うのです。

犬がいるから広がる世界。

犬が親しんだ自然の風景。

みなさんの世界が広がり、犬が豊に暮らすためにできることを考えいきましょう。

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