オンライン犬語セミナー開催のお知らせです。
今回のオンラインセミナーは以下の日程でグッドボーイハート七山で開催される対面の犬語セミナーをZOOMで配信するものです。
当日はオンラインセミナー参加者は発言や質問ができません。
・開催概要
2022年6月26日 ㈰
12時~14時
形式 ZOOMアプリを利用したオンラインセミナー
料金 2500円
開催についてのご質問は気軽にご連絡下さい。
オンライン犬語セミナー開催のお知らせです。
今回のオンラインセミナーは以下の日程でグッドボーイハート七山で開催される対面の犬語セミナーをZOOMで配信するものです。
当日はオンラインセミナー参加者は発言や質問ができません。
・開催概要
2022年6月26日 ㈰
12時~14時
形式 ZOOMアプリを利用したオンラインセミナー
料金 2500円
開催についてのご質問は気軽にご連絡下さい。
グッドボーイハートでは室内で生活する犬たちにも、屋外トイレの習慣をおすすめしています。
今回は繰り返し説明している屋外トイレの必要性と、テラストイレを快適にするペットドアの設置についてお話します。
テラストイレで排泄をする生後6ケ月のチワワのシュートくん。
犬用のテラストイレに設置した網戸用のペットドア
バルコニーに設置されたDIYのペットトイレと、排泄場所につながる人と犬が兼用するドア。
7月に講師を招きセミナーを開催することになりましたので以下のとおりご案内します。
テーマは、熟練の盲導犬訓練士が語る「盲導犬を通して見えた犬との関わり方」です。
グッドボーイハートの生徒さんたちと共に学ぶ機会を作るために何かないかな…と模索していたところ、長く付き合いのある友人とコンタクトがとれて「講演お願い」の依頼に快諾してもらえました。超ラッキーセミナーです。
講師の水谷由美先生は、宮武が本当に若かかりしころに共に同じ盲導犬育成施設で訓練士として仕事を共にした仲間です。
まだまだ青い時代のことなのでできないことはたくさんありましたが、ふたりとも青春を犬の訓練の毎日で埋め尽くしました。
言い換えると戦友ともいえる尊敬する水谷由美先生。
あまりにも知識や経験が多くとてもセミナー2時間では絶対に足りませんが、とりあえずまずは一歩から。今回はグッドボーイハートの生徒さんが興味のある内容にしてくれるらしく打ち合わせ中です。
午前中はトレッキングクラスを9時30分~11時まで開催します。
トレッキングクラスにご参加の方は優先的にご予約を受け付けますので、早めにご連絡下さい!
ゴールデンウィーク明けのレッスン、犬たちにもいろんな行動の変化がありました。
お預かりクラスを体験した犬たちは、どの犬も「以前より落ち着いています。」と言われ、実際、若い犬ほど驚くほど落ち着いたなと感じる良い結果が出ていました。
ところが、ゴールデンウィークを飼い主と自宅でまったりと過ごした犬の中には、ゴールデンウィークが明けてから、吠える、噛みつく、暴れるなど荒れた行動が増えてきましたというご報告もありました。
飼い主側は「ゴールデンウィークが終わって相手をされなくなったから犬の機嫌が悪くなっている。」のだと、とても人間的な分析をされるのですがこれは少し違います。
犬の機嫌が悪いというのが、犬の精神的な状態が不安定であるという意味であればここは間違っていないのですが、犬の機嫌が悪なる理由が少しずれているようです。
結論からいうこういうことです。
オポ広場で緑に囲まれるサンタくん、はじめてのお泊りクラスで。
グッドボーイハートで学ぶ生徒さんたちには毎回頭が下がります。
みなさん勉強熱心で謙虚に学ばれることはもちろんのこと、真摯に犬に向きあう姿勢には関心させられ、学ばせていただくことがたくさんあります。
先日も、ある訪問レッスンのときにあるものを見つけました。
写真撮影の許可をいただいてパチリと、それがこの写真です。
グッドボーイハートの生徒のみなさんなら、どれも思い当たる練習項目です。
この張り紙は、飼い主としての自分の行動を変化させるために、今日いや今やらなければいけないことを書き出してあります。
ほとんどの飼い主が、犬のしつけは犬に教えるものだと勘違いしています。
私というドッグトレーナーを呼べば、そのドッグトレーナーが犬をしつけたり訓練して帰り、犬は勝手にお利口さんになるものだと思っているのです。
これは全く違います。
犬のしつけとは、犬に行動の変化を起こさせることをいいますが、犬に行動の変化をおこさせるために必要なのは、飼い主の行動の変化なのです。
よく言われるのですが、「この犬の状態からよくなるのでしょうか?」と聞かれることがあります。
具体的には「フセと言ったら伏せるようにいつかなるのでしょうか?」と言われます。
すぐにお答えできることは「私がこの犬と暮らしたらすぐにフセといったら伏せるようになります。」ただそれだけです。
そのやり方やステップをレッスンのときにお伝えするのが私の仕事ですが、やるのは飼い主本人です。
「フセの練習をしましたか?」
「はい、はいしました。」と言われます。
一日に何回のフセをさせたでしょうか?
私が犬を預かっているときに、フセができずに落ち着けずイライラとした状態である犬になんどフセをさせていると思われるでしょうか?
私の場合にはプロなのだからできるのが当たり前です。
なぜなら、こうして飼い主さんが用紙に書かれていることは私の頭の中に刷り込まれており、貼り紙をしなくても勝手に体が動いてそうするようにできているからです。
だから私は犬からとびつかれようとしたら反射的にそれを回避もしくは拒否します。
身体がそう反応するようになっているのです。
自分の体がそう訓練されたからです。
ところが飼い主の方はそうではありません。
今までの、犬をじーっとみる、犬をいつも撫でる、犬に声をかける、フセをさせるのを忘れる、散歩でやらなければいけないことを忘れる、などなど。
飼い主として必要な行動のパターンが身についていないため、毎日これを身に着ける練習をする必要があるのです。
こうして部屋に貼り紙をされるのを見ると「飼い主としてのやる気」を感じます。
やり遂げるだという強い意志と、犬との信頼関係を築き上げることに集中されているのだなと感じとてもうれしく、また頼もしいと思います。
そうなると、私もますますその生徒さんのためにできることはないかと考えてしまうのです。
もちろん、すべての飼い主さんためにできることを毎日考えてはいるのですが、キャパシティというのがあるので脳の中に何が割り込んでくるのかという意味ではどうしても感情を伴ってしまうからです。
私も今日できることを考えてノートや机の前に書き出しています。
グッドボーイハートで学ぶ犬と飼い主さんのためにできることを、犬が幸せに暮らすためにできることを。
7月のセミナー開催決まりました。今月中にブログアップします!
前回のブログで「服従することの尊さ」についてアニメの鬼滅の刃を借りて書きました。
中学校で経論をされている生徒さんから「中学生の男子学生は、社会的に厳しくされることを喜ぶ傾向がありますよ。」と教えていただきました。
小学生までは大人から優しくちやほやされていた子供たちが、中学生になると大人から厳しくされることを求めている、なんとなくわかりますね。
厳しくされるというのは、厳しく必要な行動を要求されているということです。
つまりは、自分がその集団の中で必要な存在なのだと感じられますし、同時にその集団の中で上にあがっていきたいという上昇欲求も高まるはずです。
男子にはその傾向が特に強く、女子は少し違ったかたちの競争ではあります。
それでも青年期、もっともっとと自分を磨いてきた経験を皆さんもお持ちではないでしょうか?
そんな青年期の犬たちとともにゴールデンウィークを七山のオポの学校で犬たちと合宿生活を送っています。
新しいお泊り犬たちも含めて、夜中の3時にクレートをがりがりする音で目覚める、鳴き吠えが続く、ごはん食べないとか、排泄なかなかしななどといった小さな抵抗もあり。
お預かりが慣れている青年期のオス犬たちの抑えきれないエネルギーを満足させつつも抑える必要があり、一方で一番年上になったメス犬ちゃんの自由奔放な行動に振り回されたりもしています。
はじめてのトレッキングの生徒さんたちもたくさんいらして下さっています。
その隙間に、チェーンソーで薪のカット、草刈とテンションが上がりすぎて夜も眠れない日々が続いています。
今はアドレナリンが出ているから感じない背中の痛みも、ゴールデンウィークが終わったあとにドッと押し寄せてくるのでしょう。
ゴールデンウィークのお預かり合宿も後半戦に突入しました。
元気な犬たち、負けなくない私、厳しいですが辛くはありません。
犬たちとともにこうして学び成長する場所と時間があって良かったとただそれだけ。
甘やかされることが本当に犬の精神にとって健やかなことなのかを考えます。
ですが、厳しくするというのは家に閉じ込めておくことではなく、屋外に共に出て自然の中で戦うことです。
合宿後半戦に突入、最後まで全速力です。
ギリギリで晴れてよかったです。
気持ちの良い一日、犬との山歩きのためにグッドボーイハートに集まって下さった生徒さんたち。
回数が増えて慣れてきた犬と飼い主さん、初めてのグループクラスでドキドキの犬と飼い主さん。
飼い主と犬がそれぞれに何を学ぶのかは自分次第ですが、犬と一緒に集団で山歩きをすることで得られる精神的な安定効果は抜群です。
土や草の香りは犬をリラックスさせてくれる。
リードをひっぱるアスファルトの散歩とは違い、山での歩きはとてもゆっくりです。
集団で歩くとグループ性が生まれ規律が高まる。
自分の中に規律があると安定する、それが群れをつくる動物の習性です。
若い犬は生後5ケ月から、熟年の犬は11歳まで、それぞれ違った環境で生活をしている犬たちです。
個々に対面したことのない犬もたくさんいますが、グループになってしまえばそんなことは関係ありません。
群れが歩くから自分も歩く。
一歩の重みも違ってきます。
トレッキングクラスのあとは対面のクラス。
そして午後からは犬語セミナーを開催しました。
みなさんがこうして学んでくださることで、私もいっしょに学びの機会を得られています。
いつもありがとうございます。
みなさんが「山の日」と言って下さっているこのクラスは原則的に第4日曜日に開催しています。
またブログでお知らせしますのでぜひご参加下さい。
初参加のポチ子ちゃん
今日は一日よく雨が降りました。
雨でもトレッキングクラスに来きてくれた犬ちゃんがいます。
いつも福岡の都心で土のにおいを嗅ぐ生活から離れているためご機嫌斜めな犬ちゃん。
少しでも癒しを感じられる時間を過ごしてほしいと、飼い主さんが犬ちゃんを連れてやってきました。
まれに「雨だと嫌がって散歩に行きたがらない」とか「雨だと外を歩きたがらない」という犬の話を聞くことがあります。
特に柴犬に多いようで、雨の日は脚が濡れるのを嫌がって全く歩こうとしないというのが飼い主さんの言い分です。
ところが、この雨の日、トレッキングに来た犬ちゃんも柴犬でした。
この柴犬ちゃんの飼い主さんの話を聞くと、自宅周辺の散歩は雨の日にはショートカットするらしいのです。
なのに、七山では降り止まぬ雨の中、本当にすごく雨が降っているのに、草の中を一気に歩きだしていきます。
飼い主さんもその姿を不思議そうに見ていました。
雨が苦手だと思っていたけれど、都会の雨が苦手なだけで、自然の中では雨でも活動したいという欲求がでたということです。
預かり中で泥遊びをしていた犬ちゃんも柴犬くんたちでした。
水たまりの中に自分から入っていって草をひろってみたり、水を前脚でかいてみたりして自由に遊んでいます。
実は私も、七山では雨の中を歩くことを苦に思うことはありませんが、街中では雨の日に外を歩くことが好きではありません。
わたしの中では、苦手なものがより苦手になるという気分です。
犬がどのように感じているのかはわかりませんが、同じような気分なのではないでしょうか。
活動が広がる場所で犬たちは成長し発達し、そして癒されます。
土のにおい、草のにおい、きれいな空気、自然の中でふる雨音には、ただただ癒されるばかりです。
天気がいろいろでもトレッキングクラスは開催しています。
犬と山。
もっともっと近くなりますように。
家庭訪問レッスンで、犬に何を教えているのかを飼い主さんに尋ねると「オスワリはできます!」とのことでした。
犬にオスワリをどのようなときにさせていますか?
と質問すると、おやつを与えるときにオスワリをさせているということでした。
それで、散歩中にオスワリを定期的にできるように練習をして下さいということになったのです。
ところが、散歩に出ようとして玄関の戸口のところでオスワリをさせようとしても、もうオスワリをしません。
「おやつがあるとできるんですけど…」と飼い主さん。
おやつがあってもできるオスワリが、おやつがないとできないのでは犬のしつけとはいえないのです。
犬の方は「オスワリとはおやつをもらうときにする合図」と覚えてしまったのかもしれませんね。
それで、もう一度「散歩中のオスワリ」の合図を新たに教えることになりました。
散歩中のオスワリの合図は、移動のときには私があなたをリードしていますよと伝える意味があります。
散歩中のオスワリの形は「座って見張る」の形ですが、飼い主側が犬に合図という形で要求をしたらそれに応えて下さいね、と伝えるのが散歩中のオスワリの合図です。
トレーニングを開始するまで散歩中のルールを伝えていなかったことと、飼い主と犬の関係性を伝えきれていなかったため、犬の方はなかなか役割交代に応じてくれませんでした。
リードでオスワリを伝える練習を私が最初にやってみて、次第にオスワリに応じるようになってから飼い主さんに交代しました。
今まで頑としてオスワリをしなかった犬ちゃんが、リードの合図に応じてオスワリをするようになりました。
リードはふんわりと持って、犬の体重が少し後ろにかかりように操作しているだけです。
リードのショックや首輪のチョークなどは不要です。
飼い主さんご家族も犬のオスワリの姿を見て、感動されていました。
リードを持っている飼い主本人は「犬と気持ちが通じ合った感じで心地よいです。」と言われていました。
その感覚を飼い主がリードで感じられるようになるということは、犬も同じような感覚をリードを通して感じているはずです。
オスワリの本当の目的と意味とやることの価値を知れば、毎日の散歩の練習にも楽しくなります。
できるようにさせる。
できることを繰り返すこと。
犬のしつけの基本を押さえて、練習頑張って下さい!
グッドボーイハートの訪問レッスンで、散歩中にオスワリする犬ちゃん
梅が満開となった気持ちのよい一日。
尾歩山(おぽさん)でのトレッキングクラスを開催しました。
初めてのグループトレッキングクラスに参加の飼い主さんと犬、
長年毎月、月参りのようにご参加いただいている飼い主さんと犬、
みんなグッドボーイハートで共に学ぶ大切な仲間です。
頭数が多めのクラスになりましたので、大変長い列になりました。
後ろの方は先輩方で固めて、慣れない犬と飼い主さんたちが先を歩きます。
山の中にはいろんな動物のにおいや、木々のにおい、草のにおいがあります。
犬たちがどのような情報を得ながら歩いているのか、鼻の効かない人間は知る由もありませんが、犬たちの真剣かつ楽しそうな表情や行動を見ることがトレッキングクラスの楽しみです。
クラスの終わりには対面のクラスも開催しました。
2回目、3回目という数の少ない対面でも、様子は少しずつ変わってきます。
いつも勢いよく飛び出す犬もいれば、いつも逃げてしまう犬もいます。
毎回変わっていないように思えても、何か変わってくる兆しがあるかもしれない。
そんなワクワク感をいだいて挑戦していただければと思います。
トレッキングクラスのあとは、犬語セミナーを開催しました。
ビデオの素材はグッドボーイハートの犬たちがほとんどです。
できるだけ知っている犬の映像を見ることで、自分が犬をどのように見ているのかがわかるようになります。
直接あって感じる感覚と、ビデオで学ぶ犬の行動学、近づいているでしょうか。
みなさんが楽しく受講して下さることを感じると、また来月もがんばろうかなと意欲もわいてきます。
セミナー終了後は、数名の居残りをお願いした生徒さんたち、そしてダンナくんと共に裏の土砂崩れをした場所に、つつじの花を植えました。
育つのに何年かかるのかわかりませんが、つつじの庭となるように少しずつ植えたしていきます。
こんな山奥でいろんなことをやらなければいけないと思うのか、できることがあって楽しいと思えるのか、同じやるのでも気持ちが違えば人生が違います。
犬も同じではないでしょうか。
犬と暮らして面倒だと思うことはたくさんあるかもしれませんが、犬がいるからこそできる活動こそが犬と暮らす楽しみになるはずです。
犬は触ったり抱いたり見たりすることで喜びを感じるのはもちろんですが、それ以上に犬とともに活動できるという喜びの方がずっと大きいと思えるのであれば、こんなに素敵なことはありません。
犬との山歩き、犬について学ぶセミナー。
犬と暮らしたからこそ生まれた面倒でも楽しいことばかりを、みなさんとまた一緒に楽しみましょう。
来月もまたご参加をお待ちしています。