グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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プライベート・トレッキングクラスを七山で開催しました。

不安定なお天気の合間に、プライベートトレッキングクラスを開催しました。

いつもグループトレッキングクラスに参加してくれているゴールデンリトリバーの犬くんです。

グループクラスとプライベートクラスでは、トレッキングの内容もお話することもまた全く違います。

山歩きをしながら犬ちゃんの状態を聞いたり、環境の変化やそれに伴うご相談などプライベートならでは個別相談に応じられるのがプライベートクラスです。

また、プライベートでのトレッキングクラスでは、グループクラスとは違う目的をもって歩いています。

自制とバランス。

そもそものトレッキングクラスで身に着けたい犬の行動に焦点を当てながら歩いていきます。

今回、クラスを受講してくれた生徒さんと犬くんは、家庭での訪問レッスンを終えられて普段の生活では落ち着いて犬との暮らしを楽しまれています。

そんな楽しい犬との生活をつづけながらも、もっと深い人と犬の関わりについて、さらに一歩ずつ進んでいかれたい方が、継続してクラスを受講されています。

こうしたクラスは私にとっても味わい深いものです。

生徒さんと犬との関係が深まると同時に、時間と場所をたくさん使えば、自然と私と犬の関係にも変化が起きているからです。

犬の一生は長いものでやはり本当に短いです。

わたしたちの時間のながれからするとあっという間に彼ら犬の時間が過ぎてしまいます。

その上、毎日飼い主さんの仕事中は留守番をしている犬たちも多く、人と犬が過ごす時間の質を上げることはとても大切なことなのです。

プライベートトレッキングクラス、この日はとても涼しく心地よい風が吹きました。

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スカイプでのオンラインクラスを開催しました。

今日は、スカイプを利用したオンラインでのプライベートクラスを開催しました。

ご利用者は定期的にオンラインクラスを受講されています。

ドッグトレーナーとしてプロフェッショナルにご活躍の方なので、質問内容もかなり濃く深い内容です。

私なりの考えを述べさせていただくだけですが、私の方も現場の声やプロの方の意見を聞く機会となるので、とても勉強になっています。

こちらがお金をいただきながら勉強させていただくのはどのクラスも同じすが、お相手がプロとなるとまた学ぶことも少し違います。

コロナ禍でペットの販売数が一気に増えたこと、今まで犬を飼うつもりのなかった方が犬を飼うようになったこと、多頭飼育が増えたこと、犬の価格が驚くほど高騰していることなどこの一年で、犬業界にはたくさんの異変が起きています。

ということは、家庭に迎えらえた子犬たちにも何らかの異変が起きているということです。

今までにはあまりなかったような犬の行動のご相談が出てきていることも事実です。

しかし、それらの犬の行動を引き起こすものには、必ず「起源」があります。

犬を繁殖するもの、販売するもの、購入するもの、の三者に知識がありその知識を犬のために使う意志があれば、これらの犬に起きる問題は事前に防げたのにと思うと残念でなりません。

私たちドッグインストラクターはすでに犬に起きてしまった行動問題に対して提案することしかできず、起きるまえに提案することができないことにいら立ちを覚えることもあります。

今日お話ししていて思ったのは、せめて犬を飼うのなら絶対に必要な費用として「犬のしつけ方教室用料金」を見積もっておいてほしいということです。

安易に無料相談やYouTubeで配信させる簡単な対処法を行うと、問題はますます複雑化していきます。

 

さて、オンラインクラスをご利用される一般の方は、ほとんどが遠方のにお住まいの方で私が訪問できない、もしくは通学できない地域の方です。

国内はもとより海外に在住の日本人の方の受講もありました。

一番多いのは「子犬のトレーニング」のご相談です。

最初につくる子犬に適した環境整備についてのアドバイスは、オンラインの中でも比較的説明しやすい内容なので、オンラインクラスでも受講が可能です。

逆に成犬の噛みつき行動などのご相談となると、実際に犬と接して判断する必要が高まるためオンラインクラスには向きません。

犬ことをもっと知りたい、犬ともっと深い関係を築きたいという方には、オンラインクラスをご利用いただけるような準備を今がんばっているところです。

私もひとつずつステップアップ、どうぞ気長にお付き合いください。

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雨が降り止むのを辛抱強く待ち続ける犬

梅雨のような豪雨で携帯電話の非常音が今日はなんどもなりました。

七山に来ていますが異変はなく、毎年の梅雨のような風景になっています。

お盆なのでお預かりの犬ちゃんたちといっしょに七山にいます。

 

しかし今日は朝からずっと豪雨でした。

とりあえず2頭の犬は表のテラスに待機させて、雨が降りやむのを待つことにしました。

2頭の犬ちゃんたちは別々の飼い主さんと暮らしていますが、散歩コースが重なるらしくトレッキングクラスでもよくご一緒されていたので犬同士はお互いを覚えているようでした。

お互いの社会性の段階もありますので仲良く遊ぶというわけではありませんが、年齢も性別も同じ、お互いが気になる存在で関わりをどのように持っていいのか葛藤中というところです。

その2頭の犬ちゃんたちが見上げているのは雨の降る空。

とくにシュナウザーのきいろちゃんは、いつも雨のときにはそうなのですが雨雲をにらむように見つめてテラスの端に仁王立ちします。

それも数十分ではなく1時間以上そうしていることもあるほどです。

空から降ってくるこの雨という物体がいなくなるのをじっと待っているような感じです。

疲れると横になって休み、また起き上がって仁王立ちして空の方を見ています。

少し降りやんできたから出ようかなと準備をすると、また降り始めるの繰り返し。

同じ待つのだったらハウスの中の方が落ち着けるだろうとハウスに入れても、やっぱり外に出るといって空を見ています。

自分の力ではどうしようもないこの天気が変わっていくのを待つ、ただそれだけのことなのですがその辛抱強さに、動物はやっぱり強いなと思いました。

家の部屋の中にいて雨が止むのを待つのもハウスの中で雨が止むのを待つのも同じではないかと思ってしまうのですが、大切なのは状況の変化を受け取るということなのでしょう。

こうしたたわいのないこともまた犬の楽しみであると感じて尊重する時間としました。

一度だけ空を見ていたはずのきいろちゃんがオポのお墓の方に向かって吠え始めました。

お盆のこの時期、オポが帰ってきてくれたらうれしいなと思っていたので、きいろちゃんの短い警戒吠えも笑いに変えてしまいました。

豪雨の続く七山ですが、預かりの犬ちゃんたちはオポが守ってくれるから大丈夫。

そう信じることでこの不機嫌な天気を乗り越えていきます。

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犬の行動の多さよりも表情の豊かさの方が社会性の発達に影響している。

犬のコミュニケーションを学ぶ「犬語セミナー」オンライン講座、まだ準備中。

少しでもコミュニケーションについてお伝えしたいので今日はそんな話題にします。

あまりにも当たり前のことなのに、あまり理解されていないこと。

それは、犬のコミュニケーションの発達は、犬の社会性の発達に直結しているということです。

そして、犬の社会性の発達は犬の豊かな社会生活を作ります。

さらに、犬が豊かな社会生活を送ることは、犬の幸せの値にも相当します。

だからこそ飼い主は犬と自分がわかりあえるようにと努力をするのでしょう。

でもその努力は本当に的を得ているものなのかどうか、犬は確かにコミュニケーション能力を発達させてるのかと疑問を感じる飼い主の行動がたくさんあります。

そこで質問します。

犬のコミュニケーションが発達しているかどうかを判断する「基準」としているのは何でしょうか?

多くの飼い主の誤解が実はここにあります。

犬のコミュニケーションを発達させるつもりで、オスワリ、オテ、オカワリを教えていないでしょうか?

オスワリなどの号令や合図は犬の社会生活に欠かせないものですが、合図をしたら行動をすることは、犬のコミュニケーションの発達することとは少し異なります。

もしくは、犬がじゃれついてきたり、とびついてきたり、鼻をならしたり、吠えたり、前脚をかけてくることを、犬のコミュニケーションだと勘違いしていないでしょうか?

実は人に対する犬の行動の中で、コミュニケーション行動だと思われている行動の多くが犬のストレス性行動や攻撃性行動なのです。

それは犬と犬のコミュニケーションに置き換えてみるとすごく単純にわかることです。

犬の本来のコミュニケーションの発達とは、そうした大きな動作や行動よりむしろ細かな表情やシグナルの発達にあります。

私たち人間にはほとんどわからない程度の小さな表情の動き、それは顔面の筋肉であることもあるし、尻尾の動きであることもあるし、背中の毛の動きであることもあります。

こうした表情筋の動きや細かなシグナルを読み取ることのできない人間は、犬からのコミュニケーションを要求行動と置き換えてしまいます。

かまってほしいと言っている、ごはんがほしいといっている、ボールをなげてほしいといっている、抱っこしてほしいといっている、これすべて要求行動です。

逆に犬と犬のコミュニケーションをみてみましょう。

コミュニケーション力が発達している犬は、表情筋がとても豊かであることがわかります。

そしてコミュニケーション力が発達しにくい犬は表情がとても乏しいのです。

同じ表情が続くというか、筋肉に変化が起こりにくいのです。

生まれたばかりの子犬のころどの犬もコミュニケーション力がまだ未発達のため行動は大きいのですが表情筋肉はまだ十分に発達していません。

しかし生後2ケ月になると明らかに表情が出てくるようになります。

表情筋が豊かに発達している犬はコミュニケーション力が高まる可能性を秘めています。

犬の小さなシグナルを受け取れるようになると、人に対してもよく会話をするようになります。

犬種によってはわかりにくい形のものもありますが、読み取り手がいることでなりたつコミュニケーションなので変化をみていくこともまた楽しいものです。

ただし注意してください。

犬を観察したいという思いが強くなり、犬をじーっと見るのはやめましょう。

犬は特別なことがない限り他者に注目することはありません。

マスク生活でも表情は大切。

私たちも同じことかもしれませんね。

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夏休みのお預かりクラスで犬たちはどのように過ごしていたのか?

七山から福岡に戻ってきて酷暑に凹んでおります。

早速、訪問レッスンに通っていますが、数頭の犬たちが下痢で体調を崩していることを知りました。

あまりの暑さに室内のエアコンの連続や室内と屋外の気温差に犬の体がついていかないのだと思います。

自然な環境に適応しやすい私の体も同じように、屋外はあまりにも暑くかといって室内のエアコンも心地よくないと感じており、犬たちの具合の悪さに共感しています。

 

お預かりクラスの様子を訪問レッスンを受講中の生徒さんにお話しすると尋ねられることがあります。

「お預かり中はどうやって過ごしているのですか?」。

単独でお預かりした場合には、その犬がグッドボーイハート七山の環境の中で社会化が促進できるように適切に時間と場所を使っているとお答えできます。

でも他の犬とお預かりが重なってしまうと少し状況が異なります。

お預かり中の犬たちの過ごし方については、結論からいうと「状況次第」です。

・預かった犬がどのくらいの社会性を身に着けているのか?

・預かった犬がどのくらい人のルールに従えるのか?

・預かった犬はどのくらいお預かりクラスを利用しているのか?

・預かった犬が普段ご家庭でどのように過ごしているのか?

・預かった犬のストレスのレベルはどの程度なのか?

・預かった犬のサイズ、年齢、性別は?

以上が個々の犬に対するレベル付けとなります。

預かりの犬が1頭の場合には、このレベルに応じて犬をどのように管理していくのかを決めていきます。

お預かり中の犬が2頭の場合には、2頭の犬のレベルとサイズと年齢によってどの程度をどのように過ごさせるのかが変わってきます。

そして数頭の犬を預かった場合には、2頭の組み合わせでの可能性について考えます。

3頭、4頭となるとその4頭を同じスペースで管理できる状態にまでは持っていきたいと思います。

しかし、預かりクラスの途中で新しい犬が入ってくるとまたグループ構成が変わってしまったり、犬のテンションが違ったりしてなかなか難しいものです。

全てが私の感覚による匙加減なのです。

いつどのように犬を対面させたり、いっしょにしたり、行動を共にさせたりするのかは、朝起きたときの犬の状態よって決めたり瞬時に変更させることもあります。

こうなると、どのようにして過ごすのか?という質問には簡単に答えられません。

考えているのは、どの犬にも公平にそれぞれの成長の機会が与えられるようにということだけです。

 

お預かりクラスはあくまでお預かりするだけのクラスです。

クラスの中でしつけを教えるということはありません。

それでも管理下で生活をすることで、お預かり中の犬は自然としつけを身に着けていきます。

とはいえ、やはりご家庭での基盤は何よりも重要です。

グッドボーイハートのお預かりクラスはトレーニングクラスを受講されている、もしくは受講された生徒さんのみとさせていただいています。

それは、犬たちがお互いに関係を作りながら成長をしていく機会を得る場だからこそ、家庭内が不安定な状態でお預かりクラスを利用されても、協調性は生まれないからです。

そのような状態で預かりをしても、結局犬に負担をかけてしまいます。

だからこそやはり家庭での過ごし方が一番大切なのです。

それがあれば、預かり中に他の犬との関係性にも必ず扉が開きます。

次回の預かりクラスは8月中旬にご予約が入っています。

また楽しみにしています。

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山で夏休みを避暑地で過ごす犬たち<お預かりクラス>

福岡も唐津市もついに酷暑がやってきました。

暑い夏の間を少しでも心地よく過ごせるようにと、数頭の犬たちが七山にやってきました。

旅行やお仕事の予定がなくても、犬が秘書を兼ねて山で涼しく過ごしてくれたらという飼い主の思いで預かった犬ちゃんもいます。

期待通りに七山のグッドボーイハートはとても涼しいです。

室内ではエアコンいらず、屋外でも木の陰では冷たい風が通り抜けます。

犬たちは朝晩は広場へのお散歩や、日中はそれぞれの木陰の場所に居場所を設けて土や草の上でゆっくりと過ごしています。

夕方になるとテラスの前は夕立の代わりに打ち水をします。

すぐに冷たい風が吹いて打ち水の効果も抜群です。

水を撒くと土が濡れて、犬は土の色になってしまいます。

犬が汚れることを考えると打ち水はなし、でも犬が気持ちよいことを考えると打ち水はありです。

土の上に寝転んだり、草の中に埋もれる犬の姿を見ると、気持ちよさそうだなと思います。

犬がこうして過ごす事を許してくれる飼い主さんに感謝しています。

いつも部屋の中で汚れたらダメ、抱っこするから土の上はダメ、草の上は汚い、といつもきれいにして過ごさなければいけないことは、犬にとってはストレスではないでしょうか?

土の上や草の上で過ごすことは犬にとって自然なばかりでなくメリットもあります。

その最大のメリットとは、犬の体にデトックス効果があることです。

下痢をする犬もいるし、目やにがでる犬もいます。

出始めると犬は活力があがり、動きが多少変わってきます。

体が変化し始めているのを見ている私は感覚的に受け取ることができるくらいです。

こうした変化が犬に起きるには4日ほどが必要です。

短期間の預かりでは実現できないのが残念です。

しかし今回の夏休みのお預かりは少し長めの犬が多くラッキーです。

肉体的にも精神的にも、デトックスは犬にとって良いことばかり。

都会でたまったいらないものはすっきりと絞り出してしまおうね。

まだあと数日、これからも山の匂いを満喫して過ごします。

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お預かりクラス中に犬たちの対面をさせつつ犬の社会性をみる。

今回の数日のお預かりクラスでは同犬種を4頭お預かりしました。

みな柴犬たちでした。

ここ数年爆発的に流行っているようで、これまでに柴犬を飼ったことがない人が飼われることも多いようです。

他にも、小さいころに屋外飼育で飼ったことのある柴犬を室内飼いとして迎えた方もいます。

また柴犬のマンションで飼育も今や当たり前になりました。

ほんの数年前までは柴犬といえば庭で飼うものだったはずなのですが、犬の環境は激変しているようです。

その時代の変化の中で変わっていく柴犬たちをお預かりクラスで同時にお預かりすると、いろいろと比較も見えてきます。

今回は同じような月齢の若い犬たちもいたので、一対一の対面の時間を作りながら犬に対する社会性のテストのようなものをやってきました。

数日の時間があったので、サイクルを変えたり環境を変えたり、回数が増すごとにどのような反応になるのかを観察していくのはとても楽しいことです。

長い間犬の仕事をしてきた甲斐があったからか、よく見れるようなったことと、感覚的に得られるものが多くなってきたからです。

ただ、この内容を生徒さんにお返ししようと思うと、なかなか思うようになりません。

一番は対面させているときにはビデオ撮影ができないことです。

両手にリードを持っていることもあるし、対面を制御するために両手を開けていたいという思いもあります。

毎度のことですが、誰かがビデオを撮影してくれないかと毎回思うのです。

携帯で撮影したビデオがありますが、一番大切なシーンは撮影できておらず本当に悔しい限りです。

かすかに得ることができた犬の動画をレッスンのときに見ていただき説明しますがそれでも不十分。

やっぱり犬のコミュニケーションを伝えるには犬語セミナーしかないなと痛感しつつ、こから準備に入ります。


 

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グループトレッキングクラスを開催しました。

暑さのピークのトレッキングだったので少し心配ではありましたが、7月も無事にグループトレッキングクラスが開催できました。

さほど暑さもなく多少の虫の多さはありましたが様々な虫よけ用品が大活躍しました。

はじめてトレッキングクラスに参加してくれた犬くん。

まだ1歳未満と若さとエネルギーがたくさんです。


2回目の参加となる生後7ケ月の柴犬くん。

大人の犬に囲まれていつもよりおとなしいですね。

 


数回目となる犬くん。

山歩きのコツを覚え始めたくらいかな。


一番のお兄さん犬だけどこれだけ年下が増えるとちょっとプレッシャーなのか。


雄犬が多いので人気のある雌犬ちゃんはずいぶんリラックスだけど、

少しウエイトがあったかな。


この季節はなかなか大変なゴールデン犬くんだけど山歩きは得意中の得意。


いつも落ち着いている年長の犬くん。

お家では新たな変化があったとのことで何歳になっても成長するね。


小さいけれど自信がついてきたチワワくんはこの季節はたくさん動けます。


トレッキングクラスにどのような意味があるのかを説明するためにはとても長い時間がかかりますが、とても単純な活動なのにとてもシンプルでわかりやすい活動であることは間違いありません。

あまり深く考えずに、気持ちが良かった、楽しかったと思えるのだったらそれでよしです。

山歩きがきついと感じられる方や犬は、少しウエイトを下げるとよいと思います。

山が歩けるくらいの体重が、犬にとっても、人にとっても、程よい体重じゃないかなと思います。

来月もまたご参加をお待ちしています。

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福岡でグループトレッキングクラスを開催しました。

今年は例年より暑さは緩やかな気がします。

でもアスファルトとビルの谷間の気温は最悪です。

犬たちもエアコンの中でぐったりの日々。

そこで早朝トレッキングクラスを開催しました。

福岡の山に出かけたのですが、虫もいなくて風も冷たくて、少し汗をかくくらいでとても気持ちよく歩けました。

犬は休憩をたびたびはさみながら、水をときどき与えつつ、みな元気に歩いていました。

下の写真は最後尾の生徒さんが撮影してくださったもので、もう一頭がいっしょでした。

先頭が私と預かり中の犬くん



犬と山歩きするトレッキングクラスにときどき誤解が生じます。

それは、犬を山歩きを教えるためのクラスだと思われていることです。

でも違います。

なぜなら犬に山歩きを教えるということは、犬に匂いを嗅ぐことを教えるようなことだからです。

犬はもともと山を歩いていた動物なのです。

山は犬の里、人よりも山歩きができて当たり前です。

だから、犬が山歩きをすることを「おりこうさん」とほめる必要はありません。

それはむしろ犬のことをかなり能力の低い動物だと思っているということです。

「今日は山を歩くから私のお供をしてね。」と山のガイド役を頼むつもりで歩くことです。

犬の仕事は飼い主さんのお供ですから、山歩きをしている人の方がやる気をなくしてしまうと犬はなんのために歩いているのかわからなくなります。

コンクリートブロックで固められた地域を歩くことが犬は苦手です。

馴れた自分の家の近くならまだましですが、知らない場所となると脚がすくむこともあるでしょう。

ところが山の場合には、どんどん歩いていきます。

脚が勝手に進んでいるのではないかと思うほど自信を持って歩いているのだなということが行動を通して感じられるのです。

小さな犬も大きな犬も関係ありません。

今回は生後7ケ月齢の柴犬くんと3歳以上の成犬たちのグループトレッキングでした。

途中で対面のごあいさつも終え、クラスは終了しました。

今日は大暑。暑さはピークですね。

長い夏休みは犬となにしようかなとワクワクしてください。

折り返し地点で休憩中の飼い主さんとお供の犬たち



 

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生後5ケ月の子犬たちの対面レッスンを開催しました。

今年は涼しくて気持ちがいい!と言えるのは山の方です。

日光が柔らかく風が冷たいので日中もなんとかしのげます。

そんな七山でトレッキングクラスを開催しました。

2頭の生後5ケ月齢ほどの子犬たちです。

飼い主さん同士がお知り合いだということで、子犬を対面させることになりました。

他の犬に会うということは子犬を緊張させます。

特に緊張感が高いのはご家庭での生活環境がまだ整っていないときです。

ある程度家庭での生活が落ち着いてから対面させた方が良いのですが完全に落ち着くのを待っていると子犬は成犬になってしまいます。

そこで今回の対面の機会となりました。

犬と犬を対面させるときのルールを説明する。

犬同士の状態を確認しながら接触をさせる。

そのときの犬の行動について飼い主に説明し、犬がどのような状態であるのかを理解していただく。

これが対面クラスの目的です。

行動は一瞬にして終わってしまうので細かいシグナルを見分けることは難しいのですが、ある程度の犬の大きな動きだけでも、犬の状態を説明することはできます。

犬はただ遊びたいのではありません。

犬は自分の安全な居場所に関心があります。

それが相手とどのように変化していくかに関心があるのです。

犬が飛び跳ねているのを見て遊んでいるとだけ思わずに、犬は遊びを通して何を学んでいるのかを考えていくと面白くなります。

人側は面白く観察が続き、犬にとっては人の理解が進むことで社会性が発達します。

こうした対面を細かく見ていただくのが犬語セミナーです。

コロナ禍で今は開催しておらず、オンラインでも開催したいと思いつつも知識も技術もおいつかず実現できていません。

何か新しいことを始めるというのは活力が必要ですね。

犬たちの新しい出会いにもかなりのエネルギーが投入されたようです。

対面後はいっしょにトレッキングに行きました。

これから仲良くなりそうで楽しみですね。

先輩犬たち、よろしくお願いします。

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