グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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ご家庭でドッグヒーリング

今日は家庭訪問でのドッグヒーリングを行いました。
ドッグヒーリングは私が直接犬に手をあてて行うタッチヒーリングを行うものです。

今日のわんちゃんは5年ほど前に体調不良を起こし深刻な長期治療を控えていました。
七山で自然のエネルギーにふれながらドッグヒーリングを続けられ、数ヶ月すると状態が変化してきました。体の変化はドッグヒーリングによるものだけではないと思います。ですが、ドッグヒーリングが飼い主さんと犬に何かきっかけや変化のお手伝いをしていたことも真実だと感じています。

今はとても元気に過ごしています。

人では初老にあたるような年齢のため、飼い主さんの希望で定期的にこのクラスを利用されています。
しばらく車で移動する手段がなくなったため、ご家庭を訪問することになりました。
また通学できるようになれば、きっと七山に来られるのだろうなと思います。

飼い主さんがそのわんちゃんに「七山にいくよ」というととても喜ぶのだと話されたことがあります。

自然のエネルギーは見えないだけに、わかるものにしかわからない。

動物の感覚はそんなことにも敏感です。

Posted in クラスのこと

暖炉

寒のもどりなのか体の芯まで冷える日が続きます。
今年はもう暖炉は使わないかな~と思っていたけど、あともう少しのこの冬を乗り切るために今日思い切って暖炉に火をいれました。

火をおこすときはパチパチといった拍手のような感じで始まります。
よしうまく起こせてきたなと思ったら
とたんに、ゴーッとという底からわきあがるような音にかわります。
このときは火が思いっきり上にあがるために最初はとても怖かったです。
そのあとはその炎が落ちついてくるのを待ちます。
少し落ち着いてくると、パチパチ・・・・パチパチ・・・・という感じ。
炎も音も心地よくずっと見ていたい気持ちになりますね。

暖炉の前にいると、オポがこの前で暖をとっていた姿が目に浮かびます。
暖炉の前の犬用のマットにオポが伏せて、私もお尻をマットの上に乗せて。
コトバもないけどただゆっくりと時間が流れて、冬のひとときに楽しみ。

オポが旅立ってからもうすぐ2ヶ月になります。
会えないことは本当にさびしい。
でもいっしょに過ごしたときの積み重ね、記憶っていうものは時に大きな力になるのだなと思います。

暖炉の火がいとおしい。
そう感じるのはありがたいことです。

オポ14歳と暖炉

Posted in オポのこと

プライベートカウンセリングを行いました

今日はプライベートカウンセリングを行いました。
犬の行動についてのご相談にカウンセリング形式で対応していきます。

小さいころからトレーニングクラスを受講していて楽しく犬との生活を楽しんでいても
ちょっとした思い込みが重なってしまい「うちの犬はこうだから」と小さなシグナルには目を向けなくなることはどんな飼い主にも多少はあります。
問題は大きくならないと「これって問題かも?」と気づきません。

ですが、犬のコミュニケーションや犬という動物について少しずつ学ぶことを続けていくと、多くの方が見過ごしてしまう犬のわずかな行動の変化に気がかりになります。

今回は少し落ち着きがないなと感じていた行動がエスカレートしていったことがこのクラス受講のきっかけになりました。行動をよみとき犬が必要としていることを進めていくと、飼い主さんの思い込みもはっきりとしてきます。たとえば本当は必要としていたことを犬が嫌がっていると勘違いしていたことなど、思い込みというのは真実を見る目をくもらせてしまいます。

しっかりと見るようになると見えてくるものがある。
見えてくるものがあれば、飼い主としてできることがはっきりとする。
以外とシンプルなのです。

「これって問題かも?だけ」の扉をあけることは勇気がいります。

扉はインストラクターがいっしょに開けます。そこに何が見えても大丈夫。
まずは扉をあけて一歩を踏み出す勇気は飼い主さんの愛の力ですね。

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コラム「たくさんの知識が必要なのか?~しつけ・トレーニング~」

久しぶりに美容室へいきました。グッドボーイハート福岡のご近所の美容室です。髪の手入れをしてもらっているときもこの地区の近所犬のはなしがつきません。
美容師さんはミリちゃんというミニチュアダックスの飼い主さんです。ミリちゃんの子犬時代からグッドボーイハートで犬のしつけやトレーニングを通して犬についてたくさん勉強され、散歩中に会う犬についてもわかることが多くあるといわれます。

「勉強する」というとどこから、どのくらい勉強すればいいの?と不安に思われるでしょうか。実はとてもシンプルに犬のことを学び始めることができます。

ミリちゃんの飼い主さんがグッドボーイハートに犬の飼い方について相談された理由は「犬を飼ったことがないし犬があまり得意ではないけど知人に相談されてつい飼うことになってしまったんです。」というものでした。家に迎えたミリちゃんのことがわからない、だけどきちんと育てたいという責任感からトレーニングは始まりました。

最初、飼い主さんは犬については真っ白の状態です。子犬がどのような生活環境を必要としているか、何をしなければならないのかなど、課題が決められインストラクターの指導によってトレーニングはステップアップしながら進みます。課題は「こうしてください」というものだけではありません。「ミリちゃんはそのときどうしていましたか?」という質問の方が多くなります。飼い主さんはミリちゃんをよく観察して、こういうときにこういう行動をするのはこういう意味があるのだな、と理解を深めていきます。

この段階で自己流のしつけ方にこだわりインストラクターのアドバイスを受け入れられなかったり、事前に得た知識「私は犬のことをよく知っている。」という気持ちが観察力を落としたりします。なぜしなければならないのかと納得できないとしない、という場合にはトレーニングはなかなかすすみません。それがわかるのは実際に練習をくり返し犬に変化がみられたときなんです。

大切なのは知識や情報を仕入れることではなく、この犬に何が必要なのかというシンプルな答えだからです。頭の中だけで知ろうとするのは意味がないばかりかその間にも犬は問題を山積みにしていきます。そのためにこの道の専門家がいるのです。美容師である飼い主さんは、専門家がいうことを「ただ実践するという力」を持っていました。技術は魔法ではありません。飼い主さんの受け取る力が大切です。

Posted in クラスのこと, 犬のこと, コラム

初回カウンセリングを行いました

GoodBoyHeartのホームページの制作のため、デザイナーさんに初回カウンセリングについて知っていただくために、協力者の飼い主さんとその犬を対象に初回カウンセリングを行いました。

特に困っていることはないということでしたので最近気になっている犬の行動についてお尋ねしたところ、いくつか今までとは異なる行動をしていることがわかりました。
さらに、犬の全体の状態を把握するためにいろいろな角度から質問をさせていただき飼い主さんには質問に答えていただきます。

質問をくり返すことによって、飼い主さんがあげた「最近気になっている犬の行動」とは別の犬の本質的な問題行動が表面化してきます。
この「飼い主さんが問題だと思っていない犬の行動」が実は犬が解決を必要としている行動であることがよくあります。
注目すべき犬の行動が問題とされない理由のひとつは「しつけがうまくいかずに悪癖が残った」と飼い主さんが思っていることです。

初回カウンセリングでは、現在犬がどのような状態にあるのか、犬はどのような気質(=性格)なのかということを十分に把握します。現在抱えている犬の問題行動を解決に導くために必要な情報だからです。

飼い主さんは今まで知らなかった犬の本質的問題に触れ「犬がそんな状態でいたことを気づいてあげられなかった」と肩を落とされることもあります。犬は人とは異なる動物であり、犬が必要としていることを理解できなかったり、犬の発しているコトバを受け取れないというのはどんな飼い主にもあることです。
大切なのは、知らなかった犬ことを知ってよかったと思い、今自分にできることは何かを考えることです。その気持ちも犬に伝わり落ち着いてくることもあるんですよ。

「今飼い主さんができること」については初回カウンセリング後に始まる訪問トレーニングクラスの中で行っていきます。飼い主としてできることはまだまだあります。飼い主と犬の関係作りはここがスタートです。

Posted in クラスのこと

立春

七山で暮らすようになってから、季節の移り変わりを身近に感じるようになりました。
暖かくなったり寒くなったりという外気の温度差が身にしみます。

「今日はわりと暖かいかも」「えー、また寒くなった」
と肌の感覚を味わいながら「こうやって暖かくなっていくのよね」と自分を落ち着かせる。
そろそろ春はもうすぐそこに来ていることのお知らせがいくつも届き始めます。
冬が来るときもワクワクしたのに、厳しい冬の終わりには春が来るのが待ち遠しくなる。
勇み足にならずに変化する瞬間を楽しめるようにと踏ん張ります。

犬は暦をみなくても風の臭いをかぎながら春の訪れを感じているようです。

春はもうそこまで来ています。

Posted in 日々のこと

プライベートクラスを行いました。

生徒さんがプライベートクラスを七山スクールで受講されました。

どのようなケースでもプライベートクラスは家庭訪問から始まりますが、
本日クラスを受講された飼い主さんと犬は家庭訪問トレーニングを終えたあと
グループトレッキングや行動学を専門的に学ぶ犬ナティボコースまでを修了されています。
現在でもグループトレッキングと犬語セミナーを定期利用されて学びに生かされています。

こうした生徒さんには七山スクールでのプライベートクラスを開催しています。
犬の行動や環境についての把握ができ、カウンセリングの中でのトレーニングの説明を
実践する力をつけているからです。

今日のプライベートクラスでは前半はカウンセリングを行いました。
現在の犬の行動分析をしながらその行動がどのように学習されていったのかを
飼い主さんといっしょに謎解きをしていきます。
飼い主さんも自分で謎解きができるようになるととてもやりがいを感じられるようですね。

後半はヒーリング効果のある皮膚の刺激の仕方について説明し、
実際に犬に試してもらいました。
するとすぐに目の前で犬の行動に変化がありました。

この犬は変化し続けていること、
成長しつづけているというお知らせでもあります。

一旦停止してしまったものを再稼動させることは大変です。
少しずつでも変化、成長を続けていくという安定を得られるのは犬もいっしょです。

Posted in クラスのこと

ブログを再開しました。

長い間お休みをいただきましたが、
本日よりブログを再開いたします。

GoodBoyHeartのクラスのこと、トレーニングのこと、
犬について、日々のこと、GoodBoyHeartでは
伝説の犬となったオポのことなど、
つれづれにつづってまいります。

Posted in お知らせ

移り変わるけど変わらないもの

長かった梅雨があけた。夏真っ盛りなのに涼しいの風がやんわりと吹いてくる。
梅雨があけると、庭の草たちの背丈は私を越すほどになり
春にがんばった草刈の成果はみじんにも感じられないほどとなる。

この季節、頼りにしてしまうのが「草刈部隊」。
数日前にみなさんの手をお借りして草刈を決行した。

ひとりのときは躊躇する藪や坂の厳しいところにいけるようになる。
ひとりだと「なにかったらどうしよう」が、みんなといると「なにかあっても大丈夫」となるから不思議。

数名の草刈部隊とはいえ、あなどれない。
やはり「手」は多い方がいい。
藪を見ながら無力感でつぶされそうになっていたはずなのに草刈部隊到来の後はがぜんやる気になった。
次の日も、その次の日も、「ひとり草刈」が続く。

目の前にやるべきことがあって、少しでもできることがあるなら
やろうじゃないか、という気持ちをいつも持っていたいのに、
慣れないことや、苦手なことは、なかったことにしたい気持ちがあるのも事実。
でも、それでは精進にはほど遠い。

1時間ほどの草刈を終えて戻ってくるとテラスあたりで番犬のオポが迎えてくれる。
「こちらも異常なし。」って感じかな。

季節は移り変わり、目の前にあるものも変化する。
うれしいお知らせもあるし、さびしいものもある。
そんな移り変わる日々の中でも、変わらないもの。
そうありつづけるのも自分次第だということをわかっていても実践するのは楽じゃない。

そんなとき、パートナーや仲間っていうのは本当に力強い存在となる。
いつのときのもそれを感じられることに感謝したい。
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パソコンが壊れたのをきっかけに長らくブログを更新せずに見て下さっていた方には申し訳なく思います。

ただ、私が日々感じていることは直接会ってお話したい。
その気持ちはいつのときにも変わっていません。

この山中のグッドボーイハート七山のクラスではいっしょに体験し、いっしょに学び、いっしょに語り合う
そんな分かち合う時間がたくさんあります。

パートナーのオポも年を重ねてきました。
オポという犬と直接会って感じられるものも、ここでお伝えすることはとてもできません。

このブログはお休みさせていただきます。
ブログにはその時々で感じたことを正直に記しましたが
未熟さや生意気な表現もありましたことお詫びいたします。

グッドボーイハートは生きています。
私もオポもそしてグッドボーイハートの仲間たちもそれぞれの学びを続けています。

汗をかきながら、暖炉にあたりながら、語り合い学ぶ学校としてこれからもこの山と共にいます。

今まで読んでいただきありがとうございました。
またここでお会いできることを、楽しみにしています。

宮武佐千子・オポ

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Posted in お知らせ

心地よいとき

今年も満開になったコデマリの花がドライフラワーとなって美しく枯れていく姿を見せ、
雨降る日をまちのぞんでいた紫陽花が季節の移り変わりを教えてくれる頃となった。

オポの様子についてお心遣いのコトバをいただいた。
そのオポはただ毎日を力いっぱい生きながら今までと変わらず、
出会いある人々や犬たちに必要なメッセージを届けながら過ごしている。

オポの日々の体調変化には敏感な私も、それを点としてとらえず、流れの中のひとつとして
受け取ることができるようになってきたようだ。

そんな中で、毎日の生活を共にするパートナーとして
「心地良いと感じるとき」と「違和感を感じるとき」を
彼がわかりやすく伝えてくれることには感謝している。

たくさんのメッセージの中から見つかった物の中に
私が「あることをしている時間は心地良いときが流れる」ことを知った。
「あること」というのは「手針仕事」のことである。

きっかけは、着れなくなった服をバッグに作り変えたことだった。
一度つくってみると結構楽しくて、いくつも出来上がってしまい
数が増えたのでチャリティバザーに出したりしていた。

電動ミシンのようにスピードのある道具にはついていけない。
古い手回しのミシンを助っ人におきながら、ほとんど手でチクチクと布を縫いながら夜がふけていく。

この時間はオポの安眠を妨げることもない。
どこかゆるやかな時間が流れていくのを感じている。

なによりも私が落ち着いた気持ちでいるからなのか。もちろん、作品作りにこだわりはない。
いつでも途中で止められるし、失敗しても平気である。
目標を達成しようなどとは思っていない。ただ、ひと針ひと針を通すだけ。

「以前からこんなことが好きだったですか?」と聞かれるが、とんでもない。
お裁縫道具は小学生時代で時を止めていた。
何時間もただ縫うだけの作業をできるようになるとは、忙しい自分には思いもよらぬことだった。

オポがひなたぼっこをするその横で部屋で風にあたっているときにもその傍で。
こうした時間を共に心地良いと感じることができるのも自分の中で起きてきた変化のひとつではあるが、
その変化すらも、自分だけで実現されたわけではない。


本当に知りたいと思う。
何を知りたいのかもきちんと知りながら自分をみつめて学びを続ける日々。
そんな中で教えてもらったことのひとつ。だからこそ大切な「心地良いとき」なのだ。

とりさんとお昼寝縮小


Posted in 日々のこと, オポのこと