グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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伝わる言葉

グッドボーイハートのホームページを改定している途中ですが
チラシも新しくすることになりました。

グッドボーイハートのチラシは最初から自分でつくっていました。
はじめはパソコンで文字をうって自分で書いたイラストを貼り付けたもの。
その後は印刷所での処理に困るということから
自分で文字とイラストを書いたあとレイアウトを指定し、
イラストレーターなどのソフトに取り込んで版下を作ってもらうようになりました。
面倒ですができるだけ自分の言葉で伝えたいという気持ちからこうなりました。

ホームページでもチラシにしても、作る困難さというのがあります。
「グッドボーイハートとはこういうドッグスクールです。」
ということを伝えたいのですが、チラシでは文字数が限られているし
ホームページは文章をたくさん掲載できるのに、言葉で伝わるのか
という不安や葛藤が生まれてしまいます。

たとえば「てにをは」がちょっと違っただけで受け取るニュアンスが
違ってきますし、受け取り方も様々です。

それでも、伝えるために大切にしていることがひとつだけあります。
今日、そのことで共感を得る出来事がありました。

信号待ちをしていて建設途中の複合ビルの中の垂れ幕の広告を見ました。
垂れ幕にはこう書いてありました。

「オープン日は晴れますように。」

本当よね。と感心しました。
すごく伝わってきます。
なぜなら、これは真実のメッセージだからです。
本当に「晴れてほしい」という気持ちが伝わってきます。

私がチラシやホームページで伝えるときに大切にしているのはこのことです。
「真実を述べよう」ということです。
文章を書いている私はライターではありません。
なかなか良い言葉が思いつかないこともあります。
それでも、つたない文章ですが真実をチラシの中に盛り込みました。

みなさんにも新しいチラシを見ていただきたいです。

ちなみに、複合ビルのオープン日は4月21日になっていました。
どなたが決めたのか分かりませんが、
21という数字の力をご存知の方なのかなと思いました。

「晴れますように」という言葉からも
自然にはかなわないという思いも伝わってきます。

どんなところになるのでしょう。
ちょっとだけ楽しみです。








Posted in 日々のこと

力量

七山校の裏山はとっても広いです。
移転したときに森林組合さんのすすめもあって
杉林を雑木に植え替えていただきました。

その雑木が育つまで下草を刈る「下刈り」なるものを続ける必要があります。
もちろん自分ではできないので、いくらかのお支払いをしてお願いするものです。

でも、山よりももっと近い家の周辺は自分でなんとかしなければいけません。

裏庭にあってどんどん背丈が伸びて、家の屋根に枝がしっかりとかかるようになった
木がありました。
幹がとても太く、登って枝を切ろうとチャレンジしたのですが、ひと騒動で
そのままになってしまいました。
チェーンソーとなると、さすがになかなか体力と筋力がいります。
特に生木の場合は跳ね返りが強いため、チェーンソーが自分の方に戻ってくることも。
数回チャレンジしたことがありますが、緊張すると筋肉や手が硬くなり難しいものです。

チャレンジしたいという気持ちもあるけど、自分の力量を知ろという気持ちもあります。

最近、知人がチェーンソーを使っているという話を聞き、早速相談しました。
幹は太すぎて無理だけど、上の方からなら…ということで切ってもらうことにしました。
おかげ様で屋根の腐食問題は一旦回避できました。

自然といっても家の周囲は放置するわけにはいきません。
切る必要のあるもの、植える必要のあるもの、背丈を短くするもの、
よくわからないのだけど、なんとなく感覚をつかみながらやっていくしかありません。

年々、筋肉も体力も落ちているような気がしてなりません。
今はオモチャのような電動式チェーンソーを使っていますが、
チェーンソーが使えるようになるくらいの筋力をつけることが先なのかも。

「薪ガール」という呼び名もあるそうです。
もうガールではないけど「薪レディ」くらいにはなりたいですね。


Posted in 日々のこと

小鳥たち

今日は七山で作業中です。
少しだけ暖かくなってきたけど、風が冷たいですね。
今日は小鳥たちがよく鳴きます。

鳥は声で聞き分けられるはずですが、なかなかわかりません。
聞き取れるのは、ウグイス、シジュウカラ、メジロ…くらいでしょうか。

色や形となるとますます区別がつきません。
ウグイスは鳴き声と共に識別できます。
シジュウカラは色が鮮やかなので分かりやすいかも。
あとは難しいですね。
それほど興味がないということなのかもしれません。

小鳥は、庭に降り立って何かをつついています。
土の表面にあがってきた虫を食べているようです。

小鳥をよく見るようになったということは、虫が出てきたということ。

虫はいろいろと面倒なので、やっぱり好きになれません。
生活に影響を及ぼさなければ、きれいだなとか、変わっているなとか
人事で済ませられますがそうもいきません。

虫→刺す→かゆい→跡になる
虫→部屋に入ってくる→増える→大変
とかですね。

人が自然を嫌う理由があるとしたら「虫」が一番なのではないかと思うくらいです。

犬の反応は様々ですね。
基本的には害のある虫、つまり毒性をもって攻撃をしてくる虫は避けます。
ただ動いているという理由だけで虫を殺したり追いかけたりするのは
何かストレスをかかえているのかもしれません。

オポのお墓に植えたしだれ梅が、つぼみをいっぱいに膨らませています。
咲くのかな、咲かないのかな。
毎日気になって仕方ありません。

咲いても咲かなくても、楽しみのひとつです。




Posted in 日々のこと

ドッグ・ヒーリングクラス

ドッグ・ヒーリングクラスを行いました。

人と共に暮らしている犬は長生きになりました。

食べ物を安定して得ることができ、清潔な場所で過酷な寒さや暑さにさらされずに
生活することができるからでしょう。

一方で、純血種が増えることで遺伝的な病気が多くなり、病気がちな犬が多いことも事実です。

ドッグ・ヒーリングは医療行為ではありませんが、体を健全に保つためのサポートではあります。
体に圧力や刺激を加えるマッサージとは違うので、凝り返しのようなものはありません。

リンパマッサージの本には「悪性腫瘍の場合にはリンパマッサージは行わない」と書いてあります。
リンパマッサージと一言にいっても、やり方や取り入れ方によって様々だと思いますので
すべてのリンパマッサージがそうだということではないと思います。
私が学んだ学校のやり方や考え方ではそうだということです。

ドッグ・ヒーリングで用いるタッチ・ヒーリングの場合、もちろんこれもスクールにより違いはあるでしょうが
悪性腫瘍の場合にはより十分にタッチ・ヒーリングを行うとなっています。

ドッグ・ヒーリングには、手順を踏んで皮膚に圧をかけるという行為がありません。
それでも体の循環が起こるということが実際にありますから、本当に不思議です。

ドッグ・ヒーリングをすぐにできるようにならなくても、ご自宅で取り入れられる
ドッグ・タッチというものがあります。

「ふれる」ことを「コミュニケーション」に。
そしてその「コミュニケーション」を「癒しに」に変えていきます。

高齢犬のお世話をされている方に、知っていただきたいドッグ・タッチです。


Posted in クラスのこと, 犬のこと

穴の中のおとなりさん

グッドボーイハート福岡は集合住宅なので住宅の中からよく音が漏れてきます。
ゴトゴトというイスを引く音とか、洗濯機が回る音とかいわゆる生活音のようなもの。
古い建物なのでお互いに注意はしているものの、横も上下も壁ひとつだから
どうしても通ってしまう音がありますね。
こうした雑音は、人が近くで何かをしている音という雑音として気にしないようにしています。

七山校はとても静かですが、人の気配とは違った音が聞こえてくることがあります。

数日前、日が暮れてからパソコン作業をしていると裏の小屋のあたりから音が…。

ゴト、ガリガリ、ゴトゴト。
家具を移動させているような、わりと大きな音です。

野生動物、たぶんアナグマでしょうね。

もう長らくいろんな音を聞き分けてきたので最近は驚かなくなりました。
それでもかなり長い時間、その音のする作業が行われていたので気になってしまい
一度表の電気をつけてから、少し近くまで様子を伺いにいき、そして戻ってきました。

翌日、音のしていた場所を見たところ、思ったとおりでした。
以前、アナグマが子供を産んでいた巣穴の近くに掘り返しのあとが見られました。

急に寒くなったので暖をとろうとしたのでしょうか。

翌日の暮れになると、その音はとても小さなものになりました。
穴におさまって過ごしているようでした。

野生動物を怖いと思われる方もいるかもしれませんが
実は怖がっているのは向こうの方です。

動物がかわいいといってえさを与える方もいるようですが
これは動物たちの生活を乱してしまいます。

野生動物が近くに生活しているというのは、彼らがこの七山校をよく観察した結果でもあります。
使っていない場所だし、多少の面倒が出ても対応できる範囲内なので
私は拒否もしないし手出しもしません。

お互いの距離感をわきまえる動物だからこそできることだと思っています。

あなぐまですが、顔が細くて無表情なところがきょとんとしているように見えてしまいます。

犬にもビックリしますが、追われなければ大丈夫です。
犬の反応は犬によって違います。よく知らない犬は追いかけてしまいますね。

環境の中にいる動物だということを知っている犬は、あなぐまを追いません。
よほど食べるものがなければ食べられますが、本来捕食の対象ではないですし
それに他においしいものを食べていますからね。

動物と動物の関係。
とてもおもしろいですね。





Posted in 日々のこと, 自然のこと

プライベート・トレーニングクラス

プライベートトレーニングクラスを行いました。

トレーニングクラスを受講する目的は、犬の状態や飼い主さんの希望によりさまざまです。

犬の問題行動を解決されるために受講される場合もあるし
特に大きな問題はないが、犬のことをもっと理解したいとか
犬の成長のために環境を整えたい、できることをしたいというように
その目的もステップアップしていくように思えます。

私も少し前まではオポという犬の飼い主でした。
犬に必要なことはわかっていて犬を迎えたはずです。
問題行動というものはありませんでした。
たとえば、吠えたり、飛びついたり、リードをひっぱったり、物をかじったりなど
そうしたことはありませんでした。

それでも、犬がストレスを抱えていることや
犬が本当に必要としていることを十分に提供できていないと感じていました。
そのため、都市部のマンションから田舎の戸建てへと、
犬の生活環境を変えていくことになっていったわけです。

動物として大切なことは、人として、犬としてと、種により多少異なるとは思います。
それでも、犬と人は長い歴史の中でとても近い距離に住むようになったことを考えると
似ていることがたくさんあるのではないかとも思います。

最近、某量販店のカタログにすばらしい言葉を見つけました。

テニスプレーヤーのインタビュー記事でした。
「家族、社会性、柔軟性、精神力、喜怒哀楽、好奇心・・・・・。
これらはすべて、テニス以上に大切なこと」

自分に挑戦しつづけた人だからこそ言える意味のある言葉です。

人と犬は違いますが、似ているところがたくさんあります。
だから近くにいられるのかもしれないとも。

まさに、この言葉の中にあるようなことが犬にとって生きるために大切なことだと感じます。
そしてこれらを犬として発揮していくためには、飼い主さんの力も必要なのだと。

もちろん飼い主さんにも努力は必要ですが、
犬の成長や変化を目の前にしていただければ
苦労も報われるほどの喜びが得られるでしょう。

「何かおかしいかも?」と気づいたときがチャンスです。

訪問カウンセリングよもぎ1

Posted in クラスのこと, 犬のこと

ドッグヒーリング

寒の戻りですね。
雨がみぞれになり道路状況も心配です。

今日は七山校でドッグヒーリングクラスを行いました。

「ヒーリング」という言葉や手を当てるタッチヒーリングは
ずい分と知られるようになってきました。

わたしたちが何を必要としていて、何を大切にするかで
その興味や関心の向き方が変わってきます。

今の時代では、無添加、オーガニック、自然療法、マクロビオテック…といった
自然に近いものに関心が向けられるようになっている気がします。
食品売り場や雑貨店などでもよく目にするようになった言葉です。

「ヒーリング」は日本語に訳せば「癒し」です。
それをを文字にして表現すのはとても難しいのですが、
動物が生きていくためにはなくてはならないものです。

タッチヒーリングは頭では理解できにくいものです。
マッサージでもなく、整体もなく、気功でもありません。

ですから、一度体験していただきたいです。
飼い主さんも体験ヒーリングを受講できます。

全ての人と犬、そして動物たちの癒しの力を信じています。

Posted in クラスのこと

使役動物の行方

今日のニュースで「ロシアが軍用イルカを復活」の一文に目がとまりました。

イルカだけでなく、過去の戦争で様々な哺乳動物が訓練され
軍用として使われていた事実があります。
犬は軍用犬として使われていました。

「使われていた」という言葉通り、こうした動物は使役動物といいます。
使役動物の定義は曖昧になりがちですが、
人が作業のために使われる動物
人が作業をすることを教えて使う動物
といったところでしょうか。

「作業」の目的は軍用から荷物運び、福祉事業に入る盲導犬なども使役動物に含まれます。

どの目的が良いもので、どれが悪いものだという区別はできません。

人がいないと生存が成り立たない状態では、動物は依存性を高めます。
特に使役動物になりうる動物たちは人と同様に共感性が高く、
飼育や訓練を行う人の感情に敏感になります。
そのため、育て親になる人が喜べば作業の意欲は増していきます。

動物の側はとても純粋でシンプルな動物としての社会性や感情を動かされています。
だからこそ、動物を使いたい側の人間は、動物以上に社会的な存在であることを
求められている気がします。

伴侶動物、つまりペットといわれる人が飼っている犬は使役犬ではありません。
それでも、私たちは何かの希望や目的があって彼らを近くに呼んだのではないでしょうか。

対等であるということは、どこまでも難しいことです。
それでも、一歩ずつそちらに進んでいきたいという希望だけは持ち続けています。


Posted in 日々のこと, 犬のこと

クラスメイト

クラスメイトのコーナーです。
今回はミックスのビビちゃん(2才のオス)
同居猫はぽぽちゃん(6ヶ月のメス)です。

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ビビはすごく甘ったれで初対面でも膝枕で眠ってしまうほど!
名前の由来はビビリのビビだったんですけど、
今はあんまりビビる事もないです。

とにかく走ることが大好き。
狭いマンションに住んでいることもあって、
自由に走れるところに行くとひたすら走ります!

一方、猫のぽぽさん仕草や動きをみているだけで楽しいです。
今、何を考えているんだろう??と想像するのも楽しいです。

レッスンを受講する前に比べると、私もビビも別人です。

押し付ける事では犬と仲良く暮らせないんだ、ということが
よくわかりました。

それと、私もビビも楽しみながらトレーニングできるのがすごく良いです。
ビビといることが何倍にもなりました。

最初は私もビビも戸惑ってばかりでしたが
今は少しずつでも信頼関係が生まれてきていると思います。

以前の私は、歩くことすら嫌いだったのに
ビビと一緒だと散歩やお出かけが楽しいです。

気持ちよさそうに走り回るビビを見ると
ゴロゴロしてはいられないです。

面倒臭いと思っていた事も
「ビビのためだ!」と思うと不思議とヤル気が出てきます。

最近は散歩から変えるとぽぽさんが
「お帰りなさいニャー」とやってきて
ビビと鼻をくっつけあって猫式?のあいさつをしています。

一緒にお腹を出して寝ている姿はとても微笑ましいです。

トイレや食事などの面で、種類の違う動物と一緒に暮らすのは大変なこともあるけれど・・・。
3人?毎日たのしく暮らしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このコメントはグッドボーイハートの機関紙(2004年12月発行)に掲載されました。

ビビちゃんはエネルギッシュなタイプのミックス犬でしたね。

都会のマンションで育てるには大変な努力と労力が必要になります。
車がない飼い主さんなので、とにかく「歩いて、歩いて」。
とても努力されていました。

エネルギッシュな犬はなんとかしようとするとこちらが疲れます。
だけどそのエネルギーをもらって自分にもエナジーが湧き上がると
あれ不思議?今度は飼い主さんの方が行動的になっていきます。

犬はこうして人をサポートしているのだろうなと教えてくれたビビちゃんでした。

Posted in 受講生のコトバ

都会で自然を探す

街中を歩いているとどうしても自然を探してしまいます。
最近はおしゃれなお店には自然の素材のものがたくさんあります。

美容室のお店のドアが木でできている。
病院の入り口にたくさん花を植えられた花壇がある。
デパートの中に大きな観葉植物が置いてある。
ショップの床が無垢の木でつくられたフローリングでできていたり。
マンションの表の細長い電光掲示板に、なんと小川の映像が流れているものも発見しました。うーん、さすがにこれは擬似にもほど遠いし少し悲しいですね。

いろんな形で自然を生活に取り入れようとしていることを感じます。

公園の木は高くなるのを防ぐためか、上を見ると中途半端な長さで切られていたりして
それは少し悲しい感じがします。
みなさんが求めている自然のひとつ、緑がもっと身近に戻ってくるように、新しくできる公園などがあったら森みたいにしてほしいですね。

東京の明治神宮は長い計画のもとに再生された森です。
森があると生き物たちが戻ってきます。

福岡オフィスの近くにある住吉神宮もひとつの森になっています。
都会の中なのに原生林のままなのかのびのびと空に向かって立っている木々があります。
住吉神宮をオアシスにしている人と犬も多いのでしょうね。
私もそのひとりです。

もっともっと自然の力が都会に戻ってきますように。


Posted in 日々のこと, 自然のこと