グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>夏休みだから、子供といっしょにドッグトレーニング:犬との接し方を子供に教えてほしい理由

夏休み中盤に入りました。

お盆休みになると「孫たちが帰ってくるのでその日にあわせてレッスンしていただけませんか?」と予約を頂きます。

子供たちが犬とどのように過ごせばいいのかがわからない。

犬が子供に対してとびつきや甘噛みをするにどう対応したらいいのかわからない。

こうした疑問や不安を解消されたいということですから、プライベートの訪問トレーニングクラスを受講されている生徒さん宅では対応させていただきます。


子供といっても年齢は様々ですが、犬にかかわりたい、犬と遊びたいという年齢は幼稚園生から小学生くらいまでが多いようです。

この年齢の子供たちは好奇心旺盛なので、見たい、知りたい、触りたい欲求が高く犬への関心が大変高いようです。

関心が高いということはすばらしいことなのですが、動物との接し方を正しく伝えていないと、惨事を招くことになります。

惨事とは、犬が将来的に子供や大人にまで咬みつくようになったり、子供を見たり声を聞いただけで吠えたり興奮したりするようになることです。

ただ、子供たちが犬といっしょに遊んでいただけといわれることが多いのですが、その接し方はただ子供の好奇心を満たすだけの一方的なもので、犬にとっては虐待に相当するような扱いまで含まれてしまいます。

虐待というと犬を叩いたり投げたりすることのように思われるかもしれませんが、そうではありません。

例えば、子供たちがお友達とたらいまわしに抱っこして回ったり、立ったり寝ているところを急に抱え上げたり、不安定な状態で抱っこしてつれまわしたり、前脚だけを持った状態で持ち上げたりすることも、犬の側からしてみれば恐怖を抱く行動になります。

他にも、大声を出して追い掛け回したりすることもそうです。

子供は喜んで犬を追い回すため、見ている大人(親)は、子供と犬が楽しげに遊んでいると思うかもしれません。

子供の追いかけに対して、犬は逃げ回ったりとびついたり、場合によっては腹部を見せるような行動をするでしょう。

逃げ回りは逃走行動、とびつきは闘争行動、服部を見せる行動は降参行動で緊張状態にある行動です。

子供に対して恐怖を抱える犬もしくは子犬を笑ってみている大人に対する信頼もなくなってしまいます。

好奇心の強い子供には、特に距離を置いて犬という動物と接するように教える必要があります。

犬の行動のひとつひとつの意味を伝えてあげる必要もあります。

子供に犬を抱っこさせてはいけません。

子供にリードを持たせてはいけません。

小学生未満の子供さんに犬の管理を任せてはいけません、それは大人の仕事であり、子供が中学生になったらお願いするようなことなのです。

また、犬の方が子供に興奮するような状態であれば、ルールを持って接することができるよう、犬そのものをしつける必要があります。

この犬のしつけがある程度進むまでは、子供に会わせることはできません。

犬が子供にとびついたり吠えたり、ひどい場合にはマウンティングや甘噛み行動をすると、子供は犬のことを怖がるようになります。

犬は弱い動物を脅すことを覚えてしまいます。

小さな子供は大人とは違う匂いを出しているのです。

どんな犬も、子供という動物が大人という動物とは少し異なることを知っています。

犬が室内で生活のルールに従って安定した行動を見せるようになったら、子供といっしょにできるゲームを考えたり、オモチャ遊びを提案して親もいっしょにやってみましょう。

クラスの中では、子供さんとの過ごし方や、遊び方も提案しています。

実際に子供たちといっしょに犬を遊んでみたり、やってはいけないことをお話ししたりすることもあります。

特に、帰省などで一時的にきている子供たちは、犬にとっては来客と同じです。

犬と子供たちだけにしないように、必ず大人が安全を見守ってください。

子供の皮膚は柔らかく、興奮した犬の牙があたればすぐに破けてひどい怪我につながります。

飼い主である大人の知識不足や管理不足で子供たちと犬を、身体的にも精神的にも傷つけず、良い夏休みの思い出になるように配慮をお願いします。

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<クラス>犬語セミナー開催しました:子犬の家庭内行動

毎月開催している犬のコミュニケーションを学ぶ「犬語セミナー」を開催しました。

午前中はいつもとおりトレッキングクラスで犬たちと山歩き。

秋のような雲と山の上をめぐる冷たい空気を感じながら、しばらく休憩したり、大雨の後に倒れた大木をみんなで移動させながら環境整備もすすみます。

これまできっちりと管理してきた若い犬くんも、経験を重ねて今日はステップアップします。
自律行動を促され、自分のブレーキを発揮しながらワクワクの山歩きだったことでしょう。

午後の犬語セミナーの今回のテーマは「自宅での家庭犬の行動」でした。

家庭訪問のトレーニングクラスで撮影させていただいた犬のほんの数分の行動をよく見て、その行動を意味を探っていきます。

ほんの短い時間の犬の行動ですが、ビデオ観察でも最初はなかなか細かく見ることができません。

今回使用したビデオの中には数ヶ月の子犬の行動も入っていました。

子犬はコミュニケーションが単純で、くり返し行動が多いのですが犬が小さく行動が多いためつい見逃してしまうこともあります。

そこでビデオのスローモーション機能を使って詳細にその行動を観察していきます。

子犬のよく見られる行動だったのですが、参加者の方が案外首をひねって困惑されています。

子犬の行動はほとんどが「遊んでいる」「じゃれている」「構ってほしい」で片付けられています。

遊んでいるように見えるけどどうなんだろう?

この行動は遊びではないかもしれないと思って子犬の行動全般を観察していくと、子犬の成長と発達に必要な要素がたくさん入っていることがわかります。

飼い主はこの子犬のくり返される行動に毎日毎日接するのです。

その日々の接し方によって子犬の精神的は発達が決定付けられていくとしたら、子犬を育てる飼い主は大変責任が大きいのです。

犬を飼われる方の多くが子犬から育てたいと願います。

子犬は可愛いですし、愛着も深いのですが、子犬のためにはたくさんの時間と労力と理解する力も必要です。

子犬を飼われるなら、日中も犬と過ごす時間が使えて子犬の成長と発達のために必要な環境を提供できる準備がある状態で迎えてください。

犬語セミナーは来月8月26日(日)の午後に開催予定です。

ハロおひるね

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<クラス>家庭訪問トレーニングクラスで犬のボールボーイを務める

先日テレビでウインブルドンを少しだけ観賞しました。

日本選手の暑い戦いに、スポーツではあまりエキサイトしない自分ですがちょっとだけ力が入るのを感じました。

というのも、学生時代にテニス部に所属していた事がありまして、下手だったのですが練習だけは毎日倒れるほどした青春の思い出がよみがえるからです。

自分が経験したことのあるスポーツを見ると、自然と使った筋肉や体の感覚が反応するのがわかります。

だから、やったことのないスポーツ観戦よりも、経験したことのあるスポーツの方が脳が活性化するのではないかと思うのです。


ところで、そのウインブルドンの暑い戦いの中でどうしても気になってしまうのが「ボールボーイ」の存在です。

ボールボーイとは余分なボールを素早く走って取りにいったり、選手にボールを投げ渡したりする役割を果たしている青年たちで、コートを囲むように立っていたり、地面に手をつけて走り出す体勢でスタンバイしていたりします。

テニス部でも下級生時代は、ボール拾いといわれるこのボールボーイ役と、素振りと、ランニングなどの基礎体力作りしかさせてもらえないので、むしろラケットを握ってボールを打つよりも、ボールボーイとしていかに上手くボールを処理できるかということに専念していたように思えます。

このボールボーイの姿を見ながら「そういえば、この前あの犬ちゃんのボールボーイをやったばかりだった…」と思い出したことがありました。


犬のボールボーイとはどんなことなのか。

ある家庭訪問の犬のトレーニングクラスで「お庭でのボール遊び」を飼い主さんに指導しているときのことでした。

その犬ちゃんはリトリバー種といわれる「運び屋」なので、ボールを持ってくることはかなり得意分野なのです。

飼い主さんいわく「ある程度持ってくるのだけど1回で終わってしまう」ということで、ボール遊びを継続させようという練習をしていたのです。

最初に私の方で「こんな風にお願いします」と犬ちゃんと数回のボール拾い遊びをするのを飼い主さんに見ていただきました。

その後、飼い主さんに同じようにやっていただくのですが、最初はタイミングが合わず犬ちゃんが微妙な位置でボールを口から離してしまいます。

数個のボールを使ってボール遊びを継続していくように教えるため、その微妙にこぼれ落ちたボールを飼い主の元に返す「ボールボーイ」役が必要となるわけです。

そこで当然のことですが、私がボールボーイとなって犬ちゃんのこぼした球を拾っては飼い主さんにワンバウンドで投げる(ワンバウンド!これがボール渡しの鉄則でした)を繰り返します。

もともとテニス部に入ろうと思ったのも、犬の訓練士になるには体力が必要だから体力づくりをする必要があるというのがその理由でした。

まさかこんな形であの過酷なボール拾いの経験が役立とうとは、その当時は知る由も在りません。

卒業してうん十年がたち、到底18歳の体力はかげろうとなった今の自分にとって、ボールボーイに絶えうる時間はほんのわずかしかありません。

ほど良いところで犬ちゃんもボール遊びを切り上げることになりました。

今週はきっと練習を重ねて、私のボールボーイはお役ゴメンとなることを願っています。

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<クラス>グッドボーイハートのお預かりクラスについて

6月の終わりくらいから「お預かりクラス」についてのお問い合わせが増えています。

特に新規のお問い合わせをいただくようになりました。

7月、8月に帰省や旅行を入れられるため、預かりを兼ねてトレーニングしたいという意向でドッグスクールを探していらっしゃる方が多いようです。

グッドボーイハートの趣旨をよくご理解いただくために、お預かりクラスについて説明させていただきます。

まず、お預かりクラスはグッドボーイハートでトレーニングクラスを受講している、もしくは受講したことがあるご家族の犬だけが対象となっています。

お預かりクラスの目的は、犬たちにできるだけ負担なくご家庭と同じような管理環境で過ごしていただくことを目的としています。

ただし、グッドボーイハートの場合にはそれだけではありません。

飼い主さんの不在のお預かり時に、いつもとは異なるプラスの体験をする学習の機会を多少なりとも提供したいということが預かりクラスの目的です。

いつもとは異なるプラスの体験とは、七山という自然環境の中で過ごすことです。


そのため、預かり場所は七山校のみとさせていただいています。

散歩のコースも七山校の敷地内となりますので、庭や山など犬の状態を見ながら自然に触れる機会をつくっていきます。


また、預かり中のストレスができるだけ軽減されるように、トレーニングクラスを受講する中で学ぶいくつかの項目をクリアしていることが預かりの条件となります。

条件の中には「クレートトレーニング」も入っています。

他の数点の項目も、預かりのためのトレーニングではなくご家庭で暮らしていくために必要なしつけやトレーニングばかりですので、預かりクラスのために項目が足されるということはありません。

また、預かりクラスでは、預かり中に犬の行動などで気付いたことはすべてご家庭のトレーニングクラスに反映させていただきます。

犬を預かるとご家庭でどのように接しているのかがよくわかります。

飼い主さんが意識しないで行っていることが、犬の行動に影響を与えてしまうというのが犬の問題行動の発生ですので、日常的な犬の行動パターンを読み取ることはとても重要なことです。

上記のような内容を含んだお預かりクラスなので、一度にお預かりできるのは原則として3頭までとさせていただきます。

場合によっては1頭のみ、2頭しか預かりができないという状況もあります。


これらの規則は、犬たちを安全に且つ積極的に学びの機会提供をしたいという趣旨で設定をしました。

グッドボーイハートの全てのクラスには、一貫して「犬を理解すること」「犬を尊重すること」「犬と対等であること」の理念が反映されています。

これらの趣旨に賛同していただいたみなさんと犬に関わり犬のことを共に学ぶ機会をいただくこと、いつも感謝しています。

7月8月は預かりクラスのお申込がすでにかなり入っていますので、早めにご連絡ください。

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<クラス>トレッキングクラス&犬語セミナーを開催しました

今月も犬語セミナーを開催しました。

グッドボーイハートのブログを検索ヒットで見つけて下さり、かなり遠方からご参加いただくことがあります。

今回もトレッキングクラスの見学も兼ねて犬語セミナー初参加のメンバーといっしょに午前中の犬たちとのトレッキングを満喫しました。

梅雨も中盤といっていいのでしょうが、湿度も低く気温も安定していて、犬も人も心地よく自然の風と土と緑の臭いをかぎながら、探索行動で共感力を高める時間を持ちました。

犬との山歩きは飼い主の意識がどこにあるのかでその質は全く違うものになってしまいます。

山という自然の中で楽しませてもらおうと受身になりすぎることも、山を自分のスペースとしてわがままに使いすぎることも、どちらもバランスを崩してしまいます。

一体感という言葉はあまりにも漠然としすぎているとは思いますが、ゆっくりとした時間の流れを意識するようにしています。

午後の犬語セミナーでは、人に対して吠えたり咬みつくという攻撃性行動を見ながら、その行動を深く観察し、そして分析してその背景にあるものを探していくという、今回は深く読み取るという形で行いました。

参加者の顔ぶれやスキルによって犬語セミナーの内容を変えていけるのも、少人数制のセミナーならではできることです。

犬に関する学びは、長く続けているといったりきたりしながら少しずつ前進です。

学び続けるうちに不安は疑問、立ち止まり、引き返しがでるのは当然のことです。

前進したいという意欲とエネルギーをもつ者だけが、迷いによって引き返すことをやめ新たな道を切り開いていくのかなと思います。

犬の行動学を学ぶ犬語セミナーは、最初は少しなじみのないものでしょうが、知っていくと動物の不思議に触れることができる味わいのあるセミナーです。

来月は第4日曜日の12時~開催を予定しています。

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<クラス>犬の預かりクラス:外飼いの犬は落ち着ける空間が室内飼育の犬とは違うこと

グッドボーイハートのクラスの中に「お預かりクラス」というのがあります。

名前がよくないのでしょうが、よく預かり訓練と間違えられてお問い合わせをいただくことがあります。

グッドボーイハートでは、預かり訓練は行っていません。

理由は、預かり訓練は飼い主との関係改善にはならないというとてもシンプルなものです。

では、なぜ「お預かりクラス」というのかというと、単にお世話をする預かりではありませんよという意味合いをこめています。

飼い主さんがご不在やご旅行のときに犬を預かるといういわゆるドッグホテル形式であることは間違いありません。

一般的なホテルと違うのは、犬を預かっている際に見られる行動やシグナルについて飼い主さんに報告すると同時に、自宅で出来ていること、十分にはできていないこと、犬の変化やステップアップのためのヒントなどをご報告することがクラスの目的にもなっています。

預かりの方法については、できるだけ犬に負担をかけずに一対一で向き合う時間をつくるために、原則として1頭ずつしかお預かりしないことにしています。

また、預かり時の扱いについては、犬の環境に対する適応性と安定度をみながら、室内、屋外のどの場所をどのように使うのかも決めています。

たとえば、先日は外飼いされている犬くんの預かりをしましたが、この場合には、係留が可能な時間には落ち着ける場所に係留し、係留時に安定できるように観察しています。

お預かりのときに、他の生徒さんのトレッキングクラスが重なってしまうこともありますが、お互いにストレスとならないように上手に回避できる空間を作っています。

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トレッキングから帰ってくると、山の上から犬くんが寝ているのが見えました。

写真ではよくわかりませんが、さらに近付いてみるとわかります。
置いてあるクレートに入って熟睡しているようです。

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プライベートクラスにもよく参加してくれて、グッドボーイハートのルールもよくわかっている犬たちは、預かりのときには安定した状態で過ごしてくれます。

自宅では物音や子供の声などに落ち着かなくなってしまうことのある犬くんも、グッドボーイハートでは騒ぐことなく落ち着いていられるのです。

環境が広く臭いがなく、自然環境に恵まれているというのも理由のひとつなのかもしれません。

さらに、その環境を管理している人間が、この場合には私がその管理者になりますが、一定のルールをもって接し、預かり中は犬をきちんと守るという意志を表現できるほど強くなければ犬は不安になってしまいます。

先日のブログにご紹介したように、犬に対する甘えが犬を不安定にさせてしまうのです。

犬に必要以上に厳しくする必要はないんのですが、不安定になりがちな犬に対しては、興奮しないこと、慌てないこと、パニックを起こす前に落ち着きをもたらす強さを示すことは、犬のために必要なことです。

犬も人も同じかもしれませんが、精神的に弱く恐怖を感じやすい動物ほど、パニックになりやすく攻撃性も高まりやすいのです。

群れとして、家族として、規律のある社会に存在することは、社会性の高い犬という動物にとって、愛情よりも大切であるということを犬たちが教えてくれます。

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<犬のしつけ方>人が犬を甘やかすと犬が不安になるという仕組みを理解しよう

犬の問題行動の発生に関しては、そのほとんどが「厳しくしつけた」ことが原因ではなく、甘やかし過ぎたことが原因になっています。

「甘やかし過ぎました」というのはあくまでも飼い主側の言い分であって、
事実としては、甘やかし過ぎではなく単なる甘やかしが犬にとっては大変な負担になるということを理解することが難しいようです。

可愛がるところのどこがいけないのですか?という質問を受けることがありますが、
可愛がることがいけないのではなく、その行為は可愛がりではなく甘やかしですよということなのです。

犬の甘やかしを人の甘やかしとは違うと思ってしまうのは、犬にはできないことが多すぎて日常の世話を必要以上に飼い主に頼っているからです。

ゴハンをもらうこと、散歩に行くこと、ドアをあけてもらうこと、トイレにつれて行ってもらうこと、排泄を処理してもらうことなど、完全管理状態の人に飼われる犬たちは人から世話を受けないと生きていくことができません。

しかし、お世話をすることは甘やかしとは違います。

犬に行われている最も多くの甘やかしはもっと違うところにあるのです。


甘やかすとはそもそも犬がひとりでできることをできなくしてしまう存在として飼い主がいるということです。

たとえば、犬がすぐに膝の上に乗ってきて飼い主に抱っこ状態になったとしましょう。

犬は自分のベッドで落ちついて過ごすことができなくなると、すぐに飼い主に頼る状態になっています。

これは、すでに飼い主が甘やかしの結果、犬を落ち着かない状態にしてしまったということです。


他にも、必要以上の触るという行為は甘やかしになります。

常に人が接触することで犬は落ち着いていることができなくなってしまいます。

これも犬ができることをできなくする人の典型的な行動なのです。


また、必要以上に話しかける行為も甘やかしになります。

上記と同じように、人が犬に話しかけを続けることで(ときには愚痴のこともあるかもしれませんが)、犬は落ち着かない状態になっていきます。


犬ができないことを食べ物を使ってさせることは、当然甘やかしです。

これには、多くの飼い主さんも「いけないとは思うんですけど」といわれることがあります。

食べ物でつっているという行為について、飼い主としても多少の後ろめたさを感じているということでしょう。


こうやって人の犬に対する甘やかし行動を見ていくと、これらの行為は人が犬を甘やかしているのではなく、人が自分自身を甘やかす行為のように思えてこないでしょうか?

甘やかしとは、そういった人側の不安定な精神状態が犬に伝わる行為であって、その結果、犬は不安定な状態に追い込まれているのです。

かわいい犬を前にして「毅然とした態度で」いることが、人にとっては辛いことだといわれる方もいます。

かわいい犬をかわいい、いとおしい、大切を思う気持ちはとても大切です。

ただ、犬に接する際には、犬という動物を尊重し犬に理解できるように一定のルールを持って接することが本質的な犬への愛です。

犬は人の可愛がりではなく甘やかしの行為によって、犬としての落ち着きをなくしてしまい、本来の落ち着いた生活を送る権利を奪われていることを、そろそろ理解する必要があるのではないでしょうか。

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<クラス>プライベートトレッキングクラスで山デビュー:初めてのトレッキング体験

梅雨の前半なので、まだ晴れ間の見える時間もあります。

わずかな雨の隙間を利用して、プライベートトレッキングクラスを開催しています。

グッドボーイハートのクラスのご利用で一番多いのは家庭訪問タイプのトレーニングクラスです。

ご家庭の環境を改善しながら、犬との暮らし方、過ごし方、しつけの仕方を覚えていただきます。

トレーニングクラスのご依頼も、家庭内での犬の困った問題解決のご相談がほとんどです。

家庭訪問トレーニングで日常的な接し方やしつけについて学んでいただく過程が進んだ方を対象におすすめしているのが、プライベートトレッキングクラスです。

なぜ、おすすめしているのかはひと言ではいえませんので、少しずつブログでも紹介させていただいています。

それでもひと言でというならば、犬と人という動物が自然とのつながりを思い出し、心身を健康にして生きる術を身につける機会とでもいえばいいでしょうか。

結局、ひと言では収まりませんね。

犬とのトレッキングクラスは奥行の深いクラスなので、あせらずじっくりと細く長く親しんでいただくことが大切です。


犬との関係と同じように、自然との距離感も一気に縮めることはできません。

急いで学ぼうとしたり、何かを得ようとする行動はむしろ危険です。

犬に動物らしさが残っていれば、山歩きをする犬の行動はとても慎重なのです。

自然の方が近付いてくれない上に、とてつもなく広く大きく、そしていろんな生き物がそのスペースを利用しているのが山という空間です。

山に入る動物は、警戒心を持ってゆっくりと行動してしまうのは、山という生き物に対していつの間にか身に付いている接し方のルールではないでしょうか。

いつの間にか身に付いているというのは、それぞれの動物が種として生きる文化の上に成り立っています。

犬には犬の文化が、人には人の文化があり、そして人という種の場合には地域によって異なる文化の違いがあるのが、他の動物の比べて際立っています。

犬という動物として、人という動物として、山という自然環境がどの程度遠くなってしまったかを行動を通して知ることは、それぞれの文化の変化を感じる瞬間です。

今回は、プライベートトレッキングクラスを利用して山歩きデビューをした犬と飼い主さんと一緒に山歩きをしました。

まだ若い年齢の犬くんですが、興奮の度合いはいつもよりもぐっとひくく、歩行の速度もゆっくりで立ち止まりながら臭いをかぎながら、最初は慎重に行動しています。

普段は飼い主さんの方ばかりをずっと見ているのに、飼い主さんをチラチラとは見ますが、他のことに強い関心を示しているようです。

山歩き初めての飼い主さんたちの方が、体や気持ちが山になじんでいないため、バランスを崩したりビックリしてしまいます。

犬くんが最初の体験で山環境に夢中になっている間に、人の方も自然に近付く練習をしなければなりません。

犬くんが視野を広げて観察できるようになったとき、そこに不安定な姿勢と気持ちの飼い主さんがいるということでは、群れという家族としてのバランスも失ってしまうからです。

山歩きという犬との静かな時間は、犬の生涯を通してできる関係作りの場です。

しかも、どの犬にでもできるということではありません。

犬という動物としては可能なのですが、犬の状態や飼い主側の準備としておすすめできない場合もあります。

山歩きを学び始めたということは、階段を一歩上がったといえることでもあるのです。

自分も都心での活動が多くなり、山で過ごす時間が今はかなり少なくなっています。

せっかく学び始めた自然とのつながりを大切にしたいと思います。

自然の中で人として過ごすことは、時間があるからではなくて、まず最初に選択したい時間です。





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<クラス>老犬のトレッキングクラス:老犬の過ごし方もさまざま

人と関わりの深い犬は、人の医療の発達の中で確実に寿命を延ばしているようです。

20年前なら、12歳といえば相当の老犬だという印象を受けたり、
15歳まで生きたというと、神がかったように思えたのですが、今ではそうでもありません。

もちろん、人と同じように犬の寿命には個体差があります。

犬という動物の生きる時間を考えれば、10歳まで生きれば十分な時間だといえます。

生物学的には活動しない動物ほど長く生き、活動する動物は寿命が短いという見方もあります。

だから、10歳を越えての昇天は、長くも短くもなくその犬が活動する分は使ったという風に見るようにしています。


今日は2組のペアのトレッキングでしたが、いずれも10歳を越える犬たちでした。

12歳が2頭、そして14歳が1頭です。

若い犬たちが歩くのと同じ山のコースをゆっくりペースで歩きます。

息切れしたり疲れることもなく、淡々と上っていくのは小型犬ならではの活動力かなと関心します。


自分がどのように老後を生きていきたいのか、この年齢になると考えることがあります。

その生き方の望みはやはりそれぞれなのでしょうが、自分としては活動を終えたと同時に死を迎えられればと思うのです。

そうなるためには活動し続けるしかないのですが、できるだけ人の世話にならないようできることはするということでしょうか。


老犬たちのトレッキングする姿には勇気をもらいます。

ついこの前まであんなに元気だったのに、と自分もいわれたいと思ってしまうのは欲深いことでしょうか。


梅雨の晴れ間に絶好のコンディションで老犬たちとトレッキングできて、良い時間をもらいました。


もしも老犬が家庭の中にいたとして、その犬がどのように過ごしていたとしても、最後までその自律性を支えてあげてください。

老犬の過ごし方それぞれ、それでよしだと思います。

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〈クラス〉テントクラスの風景:犬はテントでどう過ごしているのか?

まだテントクラスをご存知ない生徒さんに「今日は、テントクラスなので七山に泊まりなんです。」とお伝えすると、たいてい同じような質問を受けます。

その質問とは「犬はどこに寝るんですか?」というものです。

「犬はテントの外に寝るのか、犬はテントの中に寝るのか?」がみなさんの一番の疑問のようですね。

テントクラスの際には、犬は飼い主といっしょにテントの中に寝ています。

室内で暮らしている犬であれば当然のことと思われるでしょうが、実は屋外飼育の犬もテントの中に寝ています。

日常的な空間ではないので、テントの中で飼い主と落ちついて眠れるようになるためにはいくつもの克服しなければならないことがあります。

飼い主と一緒に寝ている犬の方が早くテントで眠れるようになると思われるかもしれません。

実際、飼い主のベッドで寝ている犬は飼い主のシュラフの中に入ってきたり体の上に乗ったりして飼い主のスペースの中で過ごそうとするため、いつもと変わらないといえば変わりません。

ですが、テントクラスは犬たちに自然力を発揮してもらい、何かあるときにはいち早く人に伝えて安全を確保しようとする目的も入っています。

犬が人に依存的になりすぎると、自然の中でも犬は人に守られてしまうことになり、自律力をアップするせっかくの自然学習の機会が生かされません。大変もったいないことです。

実際、山中にテントを張っていますのでテントの中に入っているとテントの周囲をうろつく動物の気配などを身近に感じることができます。

テントに入っているときにテントの外に動物が通ったとしても、その動物が自分達を襲撃する気配がなくただ通り過ぎるだけの存在であったなら、気配を潜めてテントで様子を伺うというのが動物としての安全な判断です。

もちろん、気配を察する力はあっても、野生動物の気配にビクビクしてしまうのは家庭犬としては当然のことですので、最初は動物の気配を犬が受け取った段階で「静かに…」といって衝動性を抑えるのは飼い主の役割です。

最初は飼い主の安定度が犬に直結してしまうため、飼い主自身が経験を積むことが大切になります。

熟練の生徒さんになるとこの辺は上手に対応しているのを見ると、経験というのは大きな糧になるのだと痛感するところです。

普段は写真撮影に時間を費やすのはもったいないため控えていますが、今回特別にテント内の写真を撮ってきていただきました。

テントで休む犬たちの寝顔です。

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自分のテント泊のときには、いつも不思議な夢を見ます。

そのいくつかは過去にこのブログでもご紹介しました。

犬たちはどんな感覚を得ているのかと気になるところですが、朝テントから出てくる犬の顔を見ると、単純に朝を迎えられた喜びに満たされていると感じます。

自然の中では一晩を越すことがいかに大変なことかということ、そのことが瞬間を生きる力を高めてくれるのかもしれません。

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