グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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グループトレッキング&犬語セミナーを開催しました。

2月もグループトレッキングを無事に開催できました。

菜種梅雨なので降ったり止んだりは覚悟の上でしたが、お天気に恵まれたトレッキング日和となりホッとしました。

参加回数の多い犬たちばかりだったからか、いつもは緊張しそうな犬ちゃんたちも穏やかに過ごせていました。

グループトレッキングスタート地点でオスワリして待機する犬たち



社会化は決して「馴れ」だけではありませんが、「馴れる」過程は社会化の中で欠かせません。

「馴れる」を通して安心を得られるようになると見えてくる景色や得られる感覚も変わってくるはずです。

犬も飼い主も「馴れる」トレッキングをしていただくために、月1回のグループトレッキングは今年も継続していきます。

 

トレッキングの風景



同じことの繰り返しは面白くないと感じられるかもしれませんが、小さな違いを見つけることが楽しいのです。

トレッキング中の風景も、毎回同じ写真のように思えるかもしれませんが、犬は年齢を重ねているし自然も年齢を重ねています。

私がこの尾歩山に移転したときにはトレッキングコースは杉山で歩く場所もないほどでした。

トレッキングで歩いている道がちゃんとした道になるのもずいぶん時間がかかりました。

昨年からヤギのアール&ゼットが山の風景として参加したため、尾歩山の風景は少し変わりました。

尾歩山で過ごすヤギのアール&ゼット



動物がいるだけで自然の風景が生き生きとして見えるから不思議です。

●来月のトレッキングクラスのお知らせ

3月のトレッキングクラスは以下の日程で行います。

3月24日㈰ 10時開始~

午後のセミナーは3月はお休みさせていただきます。

ご質問があれば4月のセミナーのテーマとして取り上げますのでお気軽にどうぞ。


最後になりましたが、この日に2月生まれの私の誕生日を祝っていただきありがとうございました。健康でお役に立てるように今年もがんばります。

Posted in クラスのこと, お知らせ

オポディトレッキング開催しました。

12月17日にオポディトレッキングクラスを開催しました。

オポディとはオポ(私の愛犬)の命日である12月と年末トレッキングを合わせて、皆で一年を締めくくるトレッキングです。
今年もちらつく雪にどきどきしながらのトレッキングとなりました。

 


写真は生徒さんたちが撮影されたものが綺麗でしたのでインスタグラムから引用します。

 

 


 
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トレッキングコース途中で山羊のアール&ゼットが待っていました。
朝から山羊たちをフリー活動させていたのですが、勝手にスタンバイしれてくれていたのです。
アール&ゼットもグッドボーイハートの一員になってくれたようで飼い主としては満足でした。

しかし、アールとゼットの関門を通行するというイベントとなり、リードワークはかなり大変だった犬もいたようで良い思い出になってくれたらいいです。


今年もたくさんの犬と人で何度も尾歩山を歩きました。

いろんな山があるけれど同じ山をなんども歩くことで見えてくる風景もあります。

単調な山歩きですが、山歩きを通してゆっくりとつながってくる関係性を大切にしています。

またアールゼットも参加させてください。

 

Posted in クラスのこと, 犬のこと

10月のグループクラストレッキングクラスを開催しました。活動の秋のはじまりの脚ならし活動です。

山歩きの楽しい季節の始まりです。

山の気候はぐんと冷えており、山の学校に到着された人々は「やっぱり寒くなってますね…」と都市環境との気温の差に驚かれていました。

犬たちにとっては最高に過ごしやすい季節です。

小型犬たちも夏は決して得意ではありません。

ほどよく冷たい風が通り過ぎて、季節の変化をいち早く教えてくれるのが山の季節です。

月に1回のグループクラスですが、山の斜面、木々の色合い、山のにおいなどひと月でずいぶん変化していきます。

先月と全然違うなと思っていただけるくらい季節感を感じることができます。


においならお任せの犬なら、山の変化にきっと気づいてくれるでしょう。

今回はトレッキングクラスで危険な生物とも出会いました。

一週間に3から4回は山歩きをしているので「いつもとは何かが違う」を感じるセンサーがいつの間にか発達しています。

トレッキングクラス後は、有志のメンバーで山歩きコースの手入れをしていただきました。

また裏山の工事のために撤去される予定の小さな植木を安全な場所に植え替えていただきました。


根付かないかもしれませんが、もしかしたら根付くかもしれないし、何もしないよりも可能性が少しでもあった方がいいとお手伝いいただいたみなさん、ありがとうございました。



トレッキングコースの整備のために、お手伝いに来てくれていた若い男性がいっしょに初めて山にあがりました。

作業後に「山歩きどうでした?」と尋ねると、意外な答えが返ってきました。

その答えとは「ここでも空気が綺麗だと思っていたけど、山の中はここよりももっと空気が綺麗なのでびっくりしました。」。

これは本当にそのとおりなのですが、その感想を聞いてうれしくなりました。


山に入った途端に、山を歩き進むたびに、空気感が確実に変化していきます。

山を歩くというのは、山の空気の空間の中に自分が溶け込んでいくようなそんな感じなのです。

自分と犬がいっしょに山に溶け込んでいける瞬間の連続というのが犬との山歩きの共感の楽しさです。

感覚なのであくまで個人のものです。

みなさんおひとりおひとりが何を感じられているか、その方にしかわかりません。またその犬にしかわかりません。

誰にもわからない自分だけの体験、だからこそ特別で大切なものなのではないでしょうか。

アールゼットはお留守番でした。

メエーメエーないていました。ついていくつもりが離れてしまうときだけ鳴きますので、この日はいくつもりだったのかもしれません。

アール、ゼット。トレッキングお勉強がんばろうね。

Posted in クラスのこと

<犬のしつけ方>犬の居場所を指定する【ハウス】【ベッド】を誘導するためのヒント

このブログではトレーニングの手法ややり方についての説明はできるだけ避けるようにしています。家庭訪問レッスンを行っている理由は、言葉では伝えられない部分を身振り手振りでお伝えすることが目的だからです。

ですが短いレッスンの間に確認できなかった補足の資料としても当ブログを活用していただくというのも目的のひとつでもあります。

犬のしつけ方やトレーニングは、犬の行動学や習性にのっとっていなければ成功することがありません。

ドッグトレーニングをうまく進めていくためには、犬の習性を良く学ぶ必要があり、言い換えれば犬という動物について知れば知るほど“犬のしつけ”の仕組みは理解できるということです。

犬の居場所を指定するトレーニング

二つの居場所「ハウス」「ベッド」

グッドボーイハートでは、犬の居場所を指定するトレーニングを大変重要視しています。

トレーニングの柱といっても過言ではないというほど、次々に居場所の指定トレーニングが連なっています。

その「居場所を指定するトレーニング」の中で、初期に始まる合図は「ハウス」そして「ベッド」です。


上記の写真はクレートの中で休憩する犬ちゃんです。

ハウスとは、犬の室内用の巣穴になる居場所です。

屋外飼育の犬の仕様する犬小屋に相当する場所です。

ハウスの利用は、寝場所、留守番場所、避難場所…といろいろとありますが、室内飼育の場合にはどんな犬にもハウストレーニングが必要です。

ベッドの方は犬のソファにあたる場所です。


室内にはみなさんにもいろいろな休憩場所があると思います。

ソファ、椅子、座椅子などと同じように、犬にも自分の椅子やソファの代わりになる居場所が必要です。

「ベッド」や「プレイス」というような合図で指定される場所は犬にとってのソファだと思って下さい。

もちろん「犬専用のベッド」は人が利用することはできません。

ここは犬の専用席なので、犬が犬のベッドにいるときは人は自分の椅子やソファを使って下さい。

居場所を指定するために号令(合図)使う

号令や合図と呼ばれるものは、オスワリ、フセ、マテなどと同じことです。

号令やコマンドという言い方だと常に強い口調で言わなければいけないのかという誤解を生みかねないので、わたしは「合図」という言い方にしています。

犬のコミュニケーションはシグナルで成り立っており、においや音や形などで区別されています。

においのシグナルを発することのできない人間にとって、犬とのツールは音か形です。

そのため合図もほとんどが音とハンドシグナルの二つを併用します。

例えば、クレートを指定する合図は人によっては、ハウス、クレート、おうちなど様々ですが、いつも同じ合図であれば何でも構いません。

音の合図はできるだけ短く犬が聞き取りやすいものであれば構いません。

居場所を指定するハンドシグナルは、その居場所の方を指差しする行動になります。

ハウスならクレートを指さしする。

ベッドなら犬用ベッドを指さしする。

指さし行動については過去のブログ記事でもご紹介しましたが、人の指さしを理解できるようになるのは動物としては高度なコミュニケーション力なのですが、犬はある程度それを理解することができるようになるというのがすごい能力なのです。

<犬のしつけ方>人の指差しを理解する犬に観る理解力

もちろん、子犬のころから指さしを理解しているわけではありません。

人との生活の中で人が指すものを理解できるようになるのですから、犬にわかりやすいように手順を踏んで伝えていく必要があります。

そのためには、手指しを始めるまえに「指定する居場所に触る」という行動から伝えていきます。

居場所を指定するトレーニングは「誘導」と「誘発」で構成される。

「誘導」とか「誘発」というのは行動を起こさせるトレーニングの道具のようなものです。

ハウストレーニングを例にあげましょう。

ハウストレーニングでいう「誘導」とは、犬をハウス(クレート)に連れていくということです。といっても抱き上げて連れていくのではありません。

犬が地面を歩きハウスに入っていく行動を「誘導」するわけです。

犬の脇を抱えるようにゆっくりとハウスまで歩かせること。

犬の首輪にリードをつけてハウスまで歩かせること。

犬の首輪をもってハウスまで歩かせること。

この3つはハウスへの誘導です。

この誘導トレーニングだけでも、ある程度の犬たちはハウスというとハウスに入るようになります。

特に状況別で覚えていきますのでいつもごはんをハウスで与えてれば「ごはんのときにはハウス!で入ります。」となります。

となれば、ハウスの合図は覚えているはずなのに、自分の都合の良いときだけ行動するがその他のハウスの合図は無視されてしまうという場合もあります。

(一定数の犬は誘導だけでハウスの合図を理解し入るようになります。)

ハウスの合図をもっと強化するためには、ハウスの行動を誘発する=事を起こさせるためのきっかけづくりが必要です。

ハウスの行動を誘発するきっかけづくりは、ハウスをとんとんとたたく行動がおすすめです。

本来なら犬のテリトリーに触るという行為が犬の注目を引きやすいのですが、犬がより気づきやすくするようにするために、ハウスをトントンと音を出してたたきます。

指定した場所をたたく誘発行動は、ベッドの場合にも同じです。

小さな子供を自分のところに呼び込むために、座ってパンパンと手をたたきながら「おいで~」と叫んだことはないでしょうか。

これもひとつの誘発行動で音と動く手の刺激によって子供が何だろうと不思議がって近づいてくる行動を引き出す道具になっています。

犬にもこのような姿でオイデをしている飼い主さんを見ることがあります。

オイデの場合の居場所の指定は飼い主の足元なので、オイデの場合には自分の足をたたく行動がおすすめです。(オイデの練習はハウスはベッドができてからです。)

クレートに近づきハウスといってハウスをポンポンとたたき、すぐにハウスに入るようになればハウスの合図はほとんど完成したようなものです。

ここから上級になり、少しずつハウスから離れてハウスを指す合図に変化させていき、手指しの合図と声の合図の「ハウス」→「犬がハウスに入る」が完成します。

ここまで読まれて、いやいやそんなに簡単にハウスに入るようにならないよという方。

もしくは、子犬のころには応じていた合図に、成犬になったら従わなくなったという場合もあります。

ここには飼い主と犬の対立関係が生じています。

対立関係はできるだけ早く収束させる必要がありますが、子犬は飼い主と主従関係を結ぶようになるのに青年期になるまでい時間のかかるものです。

個体差はありますが、生後6ケ月~1歳半までが犬の青年期。

子犬からおとなの犬となり、飼い主と良い関係を築き上げていく一番楽しくかつ大変な時期です。

犬の成長は簡単には終わりません。

だからこそ長い長い伸びしろがあって、どんどん成長する犬が楽しくて仕方ないはずです。

自分たちだってそんなにすくすくと成長したとは思いません。

犬は人を理解するまでにかなり時間を必要としています。

気長く根気強く、愛情より愛をもって犬育てを楽しんで下さい。

 

Posted in クラスのこと, 犬のこと

秋のはじまりもやっぱり犬との山歩きをしよう。山という環境が犬と人に与えてくれるゆっくりとした時間に感謝。

彼岸花にクロアゲハが立ち止まる季節となって、ようやく山の学校にも冷たい風が吹き心地よさを体感できるようになりました。

これから一番楽しい山歩きの季節がはじまります。

この季節にトレッキングデビューできる犬たちはラッキーです。

犬との山歩きクラスについて「何の目的があってやっているのですか?」と尋ねられることがあります。

目的と聞かれると少し返答に困るのですが、犬との過ごす時間の使い方として絶対に外してほしくないことが山歩きなのだと言ったらよいでしょうか。

犬が人と山を歩く行動は非常に原始的なもので、同時に非常に多い経験として脳内に刻み込まれているはずなのです。

犬と人が出会ったのも山だったはずだし、犬と人が協力して活動するようになったのもそもそもは山であるはずだからです。

その山歩きという空間の中では、犬も人も最大限に使わなければいけないのは体全体です。

表面的な刺激に対してただ反応する脳の動きを止めて、一歩一歩踏み出す脚に注意を払うこと、鼻先を通り過ぎる風のにおいを嗅ぐことなど、山の中でもっとも優先させるべきことに集中して歩きます。

犬と暮していると犬が暇していて可哀そうだと思い、室内空間でたくさんのオモチャやオヤツを与えたりゲームをしたり、撫でたり触ったり、抱っこしたりして過ごすことが増えてしまうかもしれません。

しかし、それは犬本来の活動とはいえないのです。

室内でしか過ごす経験がない犬たちが繁殖を重ねていき、犬という動物が次第に自然の中から遠ざかっていくのが時代の流れかもしれませんが、犬が山の中で活動する姿をわたしは自分が死ぬまでは見ていたいなと思うのです。

ほんの数千坪しかない山の学校の敷地でも、仔山羊のアールゼットのお世話や犬たちの活動に付き添うとかなりの上下運動を必要とします。

博多の家だったらどんなに歩き続けても平らしかないはずなのに、山の空間には平らという場所がそもそもありません。

小さいころから都会育ちの私の体には大変なことも多いですが、俊敏な犬や山羊に負けないぞという気持ちで山歩きを楽しんでいます。

Posted in クラスのこと, 犬のこと, 自然のこと

グループトレッキングの開催&仔山羊のR・Zが皆様にご挨拶。

7月10日の災害以来のグループトレッキング開催となりました。

7月は開催を断念したため、尾歩山でみなさんといっしょに山を歩けたことに感無量でした。


豪雨当日の朝のこと、停電して右往左往した時間、土砂の撤去を生徒さんやボランティアさんたちと繰り返した日々が続き、これからどうしていこうかと悩んだことなどが思い出されてしまいました。

土砂はずいぶんと撤去されて生活できるようになっていて前進した方なのですが、地すべりのあったオポハウスの裏の悲惨な光景を見てびっくりされた方もいらしたと思います。

トレッキングコースの方は全く問題はなく、山自体はびくともしていなかったことがわかります。

崩れたのは、道や家や畑を作るために削り取った部分からです。

要するに人が手を入れた弱い斜面が崩れ落ちた部分でした。



何事も謙虚に受け止めなければなりません。

山の気温はかなり低くなっており、不快な刺す虫もかなり減ってきました。

参加してくれた犬たちも、暑い夏を超えたばかりでほっとした顔つきで安心しました。

 

そして、この日は仔山羊のアール・ゼットがたくさんの人に会う日でもありました。

皆さん交代であいさつに上がってきてくださいました。

ワイワイしすぎて写真撮影をするのを忘れてしまいました。

普段は「触ったらダメルール」を徹底させているこの私が、「触ってもいい」と山羊には犬とは別ルールを導入しています。

皆さんが「山羊は触ってもいいんですか?」と聞きながら触っている風景が楽しかったです。


それにしても、人間の数は30名くらいいたのですが、人には全く動じることなく草を食べ続けている仔山羊のアール・ゼットにまた驚かされました。

人には動じないことはわかっていましたが、人だけでなく犬も15頭くらいいたのです。

それでも全く動じることなく、草を食べ続けているのですから…。

オポハウス前の斜面で草を食べる仔山羊を見る犬たちの様子ですが、ほとんどの犬は顔を若干背けています。

仔山羊を直視したり、吠えたりする犬は1頭もいませんでした。

頭数が多かったので山羊に近づけることはしませんでしたが、4~5メートルの距離でも犬たちは顔を背けて直視しません。

擬人的にいうと「見ないふり」ということですが、これもまた犬の社会性のひとつです。

グループクラスに来ている犬たちが山羊を見て興奮したり吠えたりせずに、山羊を見ないふり行動に徹してくれたことは、嬉しいことでもありました。

少しずつ時間をかけて距離を縮めていけたらいいなと思っています。

来月もグループクラスを開催します。詳しくは後日のブログでお知らせします。

Posted in 山羊, クラスのこと

<お知らせ>8月は“オポハウス復興”グループトレッキングクラスを開催します。

土砂災害でダメージを受けたグッドボーイハート七山学校ですが、復興に向けてまだまだ戦っております。

日常の生活は取り戻せたものの、課題は山積みです。

ひとつひとつ考えつつ歩を続けなければいけないのは「犬のトレーニング」と同じです。

8月は復興に向けてのグループトレッキングクラスを再開させることになりました。

●8月のグループトレッキングクラスの日時

8月27日 日曜日 9時30分~

ご参加いただける方はラインやメールなどでご連絡下さい。

午後の犬語セミナーは8月はありません。9月に開催いたします。

 

斜面の整備についてはまだ日程が決まっていません。

当日と重なる可能性はありますが、山の方は問題なく歩けていますので、ぜひご参加下さい。

尾歩山にはグッドボーイハートの新しいメンバーがお待ちしています。

アールとゼットです。

宜しくお願いします。


 

 

Posted in クラスのこと, お知らせ

グループトレッキングクラスを開催しました。

お天気が心配な梅雨の季節のトレッキングクラス。

「雨が降っても行きます!」と強気の生徒さんからの連絡もあり、できることをやればいいのだと望んだトレッキングクラスでしたが、生徒さんたちの祈りも届き無事に開催できました。


毎月開催しているといっても年に12回しかないグループトレッキングクラス。

みなさんのご都合が合えばご縁があったということ、貴重な時間だと感謝していっしょに山歩きをするひとときを楽しみました。


知っている顔も知らない顔も、いっしょに山を歩くことでたくさんの会話を交わさなくとも仲間意識が芽生えてくるから不思議です。

同じ風景を見て、同じ空間を共有して、いっしょに気持ちいいねと感じる時間が大切なのかもしれません。


実際に歩いていただければ、ひとりだとこんなに楽しくないのになと感じる時間になるはずです。

最初は知らない人や知らない犬に緊張することもあるとは思いますが、みんな犬を愛する気持ちはいっしょ、回を重ねていくうちに自然に会話が始まるようになります。

お互いに一気に近づき過ぎると離れるのも早くなります。

ゆっくりと近づくと離れる気持ちもゆっくりとになるはずです。

犬と人の関係性も同じようなものではないでしょうか。


そんなスローな山歩きクラスはゆっくりと過ぎていきました。

クラスの終わりには対面のクラスを開催しました。

毎回楽しい対面クラスですが、新米犬が登場して今回も盛り上がりました。


午後はお昼ご飯のあとに、有志の方々で子山羊を迎えるための柵の準備をしました。

子山羊の小屋などの制作がなかなか進まず、子山羊のお迎えが遅れています。

子山羊が来たらまたゆっくりと犬たちの社会化勉強が進みます。

やることがたくさんありすぎるほどあるのですが、どれも自分が望んだ時間です。

皆さんの人生の中にも、好きなこと、知りたいこと、楽しいこと、うれしいこと、ワクワクすることがいっぱい起きますように。

犬と巡り合えた皆さんには、ワクワクはいっぱいありますね。

来月のグループクラスのときには、たぶん子山羊が来ています。


楽しみ、楽しみ。

 

Posted in クラスのこと

名古屋の黒柴犬はなちゃんのお泊り日記

ゴールデンウィークを前にして名古屋在住のはなちゃんの飼い主さんから連絡をいただきました。

「今年のゴールデンウィークにはなを預かっていただきたいのですが…」というご相談でした。

黒柴犬のはなちゃんの飼い主さんははなちゃんが子犬のころにオンラインクラスを利用してトレーニングクラスを受講されました。

受講のご依頼を受けたときは、遠方だし近くに対面でアドバイスをもらえるドッグスクールがあれがそちらがいいのではないかというお話もしたのですが、どうしてもグッドボーイハートで学びたいという意欲を持っていらっしゃったので、お引き受けすることになったのです。

一年間ほどオンラインクラスを受講されて、はなちゃんはすくすくと成長していきました。

飼い主さんも定期的にはなちゃんと山歩きに出かけたりと、犬との暮らしを楽しんでいらっしゃるようでした。

そして「いつかはなを預かってほしい」と言われていたときに、コロナがやってきたのです。

移動が難しくなり、はなちゃんの預かりの話はそのまま流れていきました。

そのはなちゃんの飼い主さんから「あれから時間がたってはなももう4歳になったのですが、どうしても一度そちらに連れていきたいのです。」という連絡を受けました。

一度、はなちゃんに会ってみたいと思っていたこちらの方は大歓迎でお迎えの準備をいたしました。


名古屋から飼い主さんの車で移動してきたはなちゃん。

私と会うのも初めて、全く知らない場所で全く知らない犬たちとの合宿が始まりました。

「あなた誰?」「ここはどこ?」「お父さん、お母さんは?」

はなちゃんにとっては疑問だらけの預かり開始となり、なかなか警戒を解いてくれません。


ここは話のわかる犬同士でと、小鉄くんやバロンくんの手伝いも借りながら交渉を続けていきます。

小大将の柴犬の小鉄くんからしてもはなちゃんはお姉ちゃん犬です。

遠慮しながらの接触となりましたが、あまり積極的に関わることがなくガードの堅さが見受けられました。


連休にレッスンに来た女帝のゆいちゃんは弟分のチャメルくんにも参加してもらいました。

鼻高々にテリトリーを主張していたはなちゃんもゆいちゃんには少し尾を下げていました。

天候が良くてかなり時間を屋外で共に過ごせたことで、はなちゃんの行動は少しずつ変化してきました。


自宅付近や友達などで関わりを持たせられる犬が見つからなかったとのことでしたので、他の犬たちの関係については少し不安な部分もありました。

しかし、飼い主さんが真剣に育て上げられていましたので、拒絶や威嚇はなく、強く押しすぎることもなく、かといって逃げたり隠れるということもなく、自然と犬たちと関わるようになってきました。


最終日には、飼い主さんといっしょに尾歩山をトレッキングしました。

他の犬たちやプライベートクラスで参加した黒柴のななちゃんもいっしょにちょっとしたグループトレッキングができました。

トレッキングのあとは、散歩中のリードワークを実践で指導しました。

オンラインではなかなか伝わらなかったリードの使い方を、手取り足取りで実践していただくと、リードワークでの動きはとたんに美しい形に変わりました。

トレッキングクラスとリードワークの練習のために、飼い主さんと子供さんは日帰りで飛行機を利用して七山まで来て下さり、お父さんははなちゃんを車に乗せて長い道のりを名古屋へ向けて帰っていかれました。

はなちゃんの飼い主さんに「先生のところで学んで本当に良かったです。」と言っていただけたのですが、私の方こそ共に学ぶ機会をいただいて本当にうれしかったです。


実は、はなちゃんが到着するまでは、すごくがつがつとしたやばい柴犬を想像していました。

オンラインクラスでは映像があまり鮮明でなく、子犬のはちゃんの甘噛みに格闘するブレブレの激しい映像をみながら、相当やるやつなのかなと想像していたのです。

預かり希望が入った時には腕まくりするつもりで、どこからでもやってこいという気持ちではなちゃんが車から降りてくるのを見守りました。

ところが、車から降りて来たはなちゃんがとてもかわいらしいフォルムと表情の黒柴犬ちゃんだったため拍子抜けしてしまいました。

このタイプの柴犬ちゃんだったのねと、予定していたプランを変えてはなちゃんの預かりを模索しました。

名古屋から福岡までお預かりに来るなどと特別な経験をしたはなちゃんと飼い主さん、そしてそんなに遠くから七山まで犬と共に来て下さる飼い主さんと巡り合ったわたしたちグッドボーイハート。

何かの大きな力が巡り合いを決めているのだと思わざるを得ません。

福岡、佐賀、長崎と地域の飼い主さんとの出会いもまた大きな力によって実現されたことを忘れずに、大切にして共に学んで参ります。

はなちゃん、またいつか会えるといいな。

Posted in クラスのこと, 犬のこと

グループトレッキングクラスを開催しました。

この季節は毎日のように風景が変わっていきます。

緑や花がどんどん増えていく時期で、草木が伸びると昆虫が出てきて、小鳥が増えて、飛んだり這ったりする爬虫類も出てきます。

毎日が変化の楽しい季節に、犬たちとトレッキングするクラスを開催しました。


緑のじゅうたんがまぶしいくらいですね。

慣れている犬も慣れていない犬も、犬にとっては不思議な空間ですが、飼い主さんたちは仲間意識がちゃんとあってお互いを讃え合い、協力しあっているグループだから大丈夫です。


山歩きをするとわたしたちに見えてくる風景は犬の中ではにおいの世界ですが、この季節は新しい香りがどんどん芽生え始めていて、犬の鼻もふんふんと休まることがありません。

たくさんのにおいの分子を嗅ぎとり、嗅ぎ分けていく頭の中の作業は、囲われた室内のにおいを嗅いで生活している犬にとっては特別な時間です。


初めて参加した犬ちゃんも、久しぶりのトレッキングクラスで落ち着かない犬ちゃんも、ゆっくりとした時間で次第に興奮も覚めてきます。

トレッキングクラスのあとは有志による草刈大会&薪作り大会を行いました。

ほとんどの生徒さんは山での草刈りは薪割などやったことのない方々ばかりです。

山の中にこもって黙々と笹を刈る作業は地道で終わりのない作業です。

目標達成というレベルではなかなか進まず、スローマイペースが一番です。

草刈には犬も同伴してもらいました。

薪作りの方は、はじめてのチェーンソーでの薪割を体験してもらいました。

山暮らしの一部でも体験していただけたかと思います。

おかげ様で数週間かかるような作業がほんの半日で終わりました。

昨年から植え始めたつつじの谷に、さらに今年もつつじ苗を追加してもらいました。


三年後、五年後にどんな風景になっているのかが楽しみです。

育つもの、草木も、山も、犬も、人も、みんなでいっしょに成長します!

皆さんからやっていただいた分は、お預かりの犬たちのお世話に時間と体力を回してがんばります。


 

 

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