グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>初めてのトレッキングクラス:自然とつながるツール持っていますか

春だからお天気の乱れのあることは仕方のないこと。

でも週末のトレッキングクラスに雨が降るのはちょっと避けてほしいところです。

だけど雨にかぶってしまいました。

せっかく成長期の子犬ちゃんがトレッキングクラスに来てくれたのだから、せっかく飼い主さんが遠くから七山に足を運んでくださったのだから少しでも楽しく過ごしていただきたいという気持ちだけで頑張るしかありません。


子犬の成長期には散歩に出てもなかなか公園で排泄ができないことがあります。

公園で排泄するというのは、自分のにおいを置くことで他の犬に自分の存在を知ってもらうこと。

「我ここにあり」を宣言するのですから、まだその準備ができていない子犬は警戒して排泄を外ではしません。

七山に起こしいただいたときに排泄をしないで帰ってしまうこともあります。

子犬でなくとも成犬であっても、内向的な行動パターンとして現れるのです。


今回はじめてのトレッキングクラスを体験してくれた犬ちゃんもまだ散歩中に公園で排泄をすることができていませんでした。

トレッキングの前に預かり場になっているお庭で環境を確認させて行動を観察すると、すぐに排泄をする気持ちがあることがわかりました。

無事に排尿と排便を済ませて犬は少しスッキリして安心を得た表情になります。


雨がなかなか降りやまないので雨具を着て尾歩山へと歩き始めます。

子犬ちゃんは臭いとり行動の連続ではじめての現場での探索行動の開始しました。

犬が臭いをとりながら歩いていると、何を臭っているのだろうと想像するしかありません。

きっとその犬の脳内はものすごい情報処理に追われていて、脳が活性化しているのでしょう。

いつものちょっと頼りない表情の子犬ちゃんが、なぜかたくましく見えてしまうのです。

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雨の日でも里山への動物活動は活発になりがちです。

雨の日は人の活動が抑えられることを、動物たちは知っているのかもしれません。

雨足の音で獣の気配が聞き取りにくくなるので、こんな日はなんども犬の方を確認して犬の感知能力に頼ってしまいます。

でも今日は子犬ちゃんしかいない。

子犬ちゃんにはなかなか難しいことですが、それでも犬ですから人の能力など比べようがありません。


山を歩くことを楽しいと感じられるかどうかは、山にいるときのその動物の脳が開かれるかどうか、ただそれだけです。

犬も人も同じ動物です。

でも人の方は犬と少し違います。

山を歩いているときに脳が活性化するかどうか、人によっては個体差が激しいようです。

自然とつながるツールのようなものが引き出されやすいタイプの人と、あまりにも奥にしまいすぎて自分が動物であることすら思い出せない人の差は歴然としています。

犬が人と暮らすときに、どちらのタイプの人と共にいることが楽しく幸せであると感じられるでしょうか。

犬はいつでもはだしで山を歩ける裸族なのです。

共感性が発揮できやすいのは、前者の方でしょう。

だから、トレッキングに来てくださった飼い主さんが「気持ちがいい」「楽しい」と感じて下さるとすごく嬉しくなってしまうのです。

よかったね。あなたの飼い主さんはきっといつかあなたと深い関係になってくれるその素質を十分に持っていると犬に知らせてあげたくなります。

私から助言されなくてもそのことを一番わかっているのは犬の方です。

特別な時間を過ごしてこの日はゆっくりと休めたでしょうか。

また都会での厳しい生活が待っています。

でも、次の山行きを楽しみにしているのは、犬だけでなく飼い主さんもいっしょになりました。

そんな時間が信頼関係を築き上げていくということです。

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<クラス>「同居犬と上手くいかない」多頭飼育でお悩みの方、犬同士に任せてはいませんか?

グッドボーイハートの家庭訪問トレーニングクラスは3頭まで料金が変わりません。

60分の家庭訪問クラスを10回のチケットをご購入の場合には、お時間でいただいているので3頭までは対応させていただきます。

そのせいかもしれません、多頭飼育されているご家庭からのトレーニングクラスの依頼がよくあります。

家庭犬のトレーニングを始めて20年立ちます。

その間犬と人の暮らし、特に福岡地域の流れについてはずっと経過を見てきたのですが、多頭飼育は確実に増えていると思います。

理由のひとつ目は、飼われている犬のサイズがかなり小さくなってきたことです。

二つ目は、犬の留守番時間が長いためひとりでは寂しいだろうということで2頭とか3頭を飼われることが多いようです。

同胎犬を2頭迎えるという場合もあるし、1歳とか2歳の犬がいるご家庭に新しく子犬を迎えるケースも多いですね。

先住犬がいるご家庭に子犬を迎えたけれど、犬同士があまり仲良くなれないというご相談も多々あります。

人の兄弟や姉妹でも仲良しばかりではありません。

仲良く遊ぶ兄弟もいれば、喧嘩ばかりの兄弟もいます。

犬は人と同じ理由で喧嘩をしているわけではありませんが、人の兄弟よりも犬の同居犬同士のトラブルはどちらの犬にとってもストレスの多い不幸なことです。


この多頭で暮らしている犬と犬がうまくいかない問題について、犬が問題だと思われていることがあります。

子犬が元気すぎるとか、乱暴すぎるとか言われることはよくありますが、子犬は基本的にわがままで自制が聞かず、興奮しやすく、とびついたり甘噛みしたりしてくるのは正常な行動です。

それに対して先住犬がどのようにふるまっているのかということがまず観察事項です。

もしも、先にいる犬が10歳を超える老犬であれば、社会的な活動を縮小させる時期なのであまり期待せずに住み分けを考えてください。

もし先にいる犬が10歳でも元気だとか社会的に活動できそうな状態であれば、それより若い成犬たちと同じように観察していきます。

成犬の子犬に対する行動はどうでしょうか?

子犬を自分のグループの一員として受け入れようとしているのか?もしくは拒絶して追い出そうとしているのか?いずれかです。

子犬は成犬から拒絶される行動を受けると、犬としての社会性にゆがみが生じ、成長してから(1歳を超えたくらいから)他の犬に吠えたりうなったりする攻撃性を示すことになります。

行動に現れるまでに時間がかかるのです。

子犬が来てから1年近くたってからなので、なかなか先住犬との関係が他の犬への社会的行動に結びついていると考えることができないかもしれません。

ですが、犬のどのような社会的行動も、そのベースは家庭内の一番小さなテリトリーの中で作られているということはもはや真実です。

人の他人に対する態度を学校の先生に教えてもらおうとしても難しいのです。

それは社会性ではなく社交性であって、人の力にはなりません。

社会的な態度という真の社会性は家庭の中で作られている、これがベースです。

成犬がまだ若く大人としてうまく対応できず、子犬といっしょになって興奮してしまったり、お互いの攻撃性を高めたりする結果になることもあります。

犬同士が体をぶつけあうプロレス遊びですが、適切に介入していかないと犬はただの攻撃性の高い犬になるだけです。

多頭飼育の問題は、犬同士で解決することはありません。

そこには人という大親分がいて、その家庭の中で行われていることは人とそれぞれの犬の関係性なくしては語れないのです。

犬が寂しいだろうと思って新しい犬を迎えても、今の犬と飼い主の関係が安定した信頼関係でなければ、子犬が来ることで余計にトラブルが増えて犬のストレスが増すだけなのです。

多頭飼育となりトラブルが始まったことで家庭訪問トレーニングクラスを受講される方も多いので、クラスを通して犬のことを学んでいただく機会をもっていただけたことだけは好機に恵まれたなと思います。

なにかきっかけがないと犬のことなど学ぶ機会はないでしょう。

犬と暮らしているという理由だけでは、犬のことを学ぶ機会にはならないのです。

みなさんにとってとても大切な存在なのに、たくさんの知らないことがあるのはもったいないことです。

なぜ犬が思い通りにならないのだろうという考え方の場合には、なかなか先にはすすみません。

問題を解決するために何かをすると改善しそうだけどしないのです。

犬は知っているのです。自分が本当に愛されているかどうかを。

犬はなんでも知っています。

多頭飼育で上手くいかない方も、まだ諦めないでください。

犬たちにとってもこの犬生は一回限り、生まれ変わってから幸せになるよりも今幸せになってほしい、そのためにできることはまだたくさんあります。

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<クラス>トレッキングクラスと竹切りお疲れ様でした

春のこの季節、グッドボーイハート七山のトレッキング中に目につく伸びすぎた竹たちをお手入れしました。

トレッキングクラスの後、有志の生徒さんたちにご協力いただいて決行です。

竹を切るのこぎりやら大きなハサミなど、普段の生活の中では使うことのない刃物を使っていただくのでケガをされないかと心配しつつも、やりながら上手になっていくことがきっとみなさんの将来に役立つはずだと思い込んで応援しています。

この竹切り作業中、番犬を任される犬たちは作業から安全かつ敷地を見渡せる場に配置されています。

番犬のできそうにない犬たちにはそれぞれのハウスに待機するなどのお役目もあります。

犬も適材適所ですからそれぞれの性質や状態にあった仕事を任されることで成長の機会を得られます。

どんなに小さな犬でもみんなが頑張っているときには協力することを求められます。

普段ならわがままをいいそうな犬ちゃんでも、人が命をかけて仕事をしているときには黙って手伝ってくれるものです。

山の手入れは本当に命がけなので、見ている犬の方も真剣モードになれるのかもしれません。

孟宗竹はものすごい重量でして、切り倒して倒れてくるときにケガをしたら大変です。

また竹は用心しないと切目が鋭利で武器にもなります。

なんどかヒヤッとする思いをすると、嫌でも慎重にならざるを得ません。

数名の女子部での作業になりましたが、本当にスッキリとしました。

グッドボーイハートが七山に学校をもって12年になります。

この12年間、たくさんの人がこの山の手入れを手つだって下さいました。

ここに育っている森は、決して私ひとりでは育てることのできなかった貴重な場なのです。

だからこそ守り続けたいと思い、この尾歩山で犬たちの生命がワクワクするのをこれからも見たいと思います。

作業の後のお昼ご飯は最高に美味しかった。

そして、作業を手伝ってくれた犬たちの姿にまたうれしさを感じました。

4月から5月にかけてもう少し頑張っていきます。

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<クラス>犬の預かりクラスからみる犬たちのエネルギーの高さとその行方

お預かりクラスが続いていて、たくさんの犬たちと楽しく学ばせていただいています。

犬たちの預かり中は24時間で仕事が続くわけですから、1週間近くになってくると体力の快復をはかり再びきちんと犬に向き合います。

飼い主さんならご存知のとおり、犬は大変エネルギーの高い動物で小さな子供を抱えているのと同じくらい体力も気力も使います。

生後5歳未満の犬とくらしていてうちの犬にはパワーがないという方は、犬が少し内向的になっているのかもしれません。

犬という動物は基本的には外向きで好奇心旺盛で活力があります。

だからこそいっしょにいて楽しいのですが、それが問題行動に発展してしまうととても人の手には負えないものになってしまいます。

行動が人の手に負えないというだけなのですが、結局のところ犬からも心が離れてしまいますので犬は孤独になってしまいます。


今回の預かりクラスではサイズは小さいものの1歳未満の犬ちゃん~3歳までの若い犬ちゃんばかりだったので、どんなに遊んでも全く疲れることを知りません。

2頭を連れて尾歩山にトレッキングに出かけてもただテンションが高いばかりで不安定な行動を落ち着かせるだけでもかなりのエネルギーを消耗してしまいます。

そのエネルギーをもっと役立つことに使って欲しいと懇願したいところですが、若い犬たちにそんなことはまだ難しいことです。

犬も2歳半を過ぎるころから成熟してくると、役割としてエネルギーを発揮することになります。

そのエネルギーの発揮の仕方はただ走り回ったり飛んだり跳ねたり吠えたりすることではなく、考えたり警戒したり辛抱したり注意深く行動することにも大変なエネルギーを費やすことを学びはじめるでしょう。

若い犬たちとともに過ごす預かりクラスで少しでも成長のお手伝いができるようにと、シチュエーションを考えながらうまくいったりうまくいかなかったり。

過度な期待はエゴですからそうならないようにと注意しながら、預かりクラスをとおしてやはりどの犬にも今までみることのできなかった性質や行動を見ることができました。

今年はゴールデンウィークにも預かりのご予約をいただいていますので、いろいろと楽しみです。

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<クラス>犬語セミナーとトレッキングクラス開催しました

サクラ咲く七山で週末はトレッキングクラスを開催しました。

いつもは数頭で緩やかに上る犬とのトレッキングですが、犬語セミナーの前は少し数が多くなって緊張も高まります。

春のタケノコを取りに来るイノシシの気配も満載なので、犬たちの鼻は地面から離れることがありません。

クンクンクンクンとどんな情報を仕入れているのかわかりませんが、どの犬も普段の都会生活よりもイキイキとしているように見えます。

山は犬のお里ですから当然のことかもしれませんが、こんな風ににおいをかぎながら探索行動を楽しめる時間を飼い主さんと共有できる犬たちは幸せです。

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午後は不定期開催している犬語セミナーを開催しました。

犬の動画を見ながら犬のコミュニケーションと行動学を学ぶプチセミナーです。

わずかな時間ですが、なにかひとつでもハッとしていただければという気持ちで開催しています。

ずっとわからないこともこうした学びの積み重ねでハッと気づくときがあります。

そんなとき脳はとても活性化しているらしく、脳の老化防止にも役立つとのこと。

犬のコミュニケーションは学習によって生まれる言語コミュニケーションとちがって体系化したものです。

どんな犬のDNAの中にもこのコミュニケーション機能が備わっています。

ではどうしてうまくコミュニケーションがとれないのかというと、そうした機会が得られていないからです。

それはただ他の犬に合わせればいいということではありません。

今回はそんなことをテーマに犬語を勉強しました。

みなさんの犬のコミュニケーションの扉が開いて犬たちの世界を広げていくために、自然という環境を外すことはできません。

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<犬のこと>竹の水を飲む犬の姿に自然とつながる力を感じること

先日トレッキングクラスのときに、久しぶりに懐かしい犬の姿を見ました。

クラスに参加してくれた犬ちゃんが切った竹の節の中に溜まっている水を飲んでいるのを見てうれしくなったのです。

その犬ちゃんが黒ラブちゃんだったので、懐かしく思い出したのかもしれません。

竹の節の水をよく飲んでいたのはオポでした。


山歩きをするときには必ずといっていいほど、竹の水を飲んでいました。

私が持っていく水は飲まないときにも竹の水を飲んだので、特別な水なのだろうと思いました。

犬がこうやって人が要求もしないのに自らする行動を見ていると、犬にとってすごく大切なことなのだろうと考えます。

しかも竹の水は人にとっては不潔に思えてしまうので、とてもそれを自分も飲んでみようとは思いません。

その不潔な水が犬にとっては特別な水なのです。

科学的にはわからないのですが、推測するところ竹の成分や竹の節の中に溜まった枯葉によって溜水が発酵しているのでしょう。

食べるものであれ、飲むものであれ、犬にとっても発酵食品は健康であるために欠かせないものです。

わたしたちもいろんな形で発酵食品をとるのと同じ理由ですが、発酵した食べ物は犬の腸内環境を整えてくれます。

ところが犬たちはテレビやネットでその情報を仕入れて頭で考えて行動しているわけではありません。

「この水ってお腹にいいってこの前テレビでやっていたな」と考えることもないのに、なぜ竹の水を飲むのでしょうか。

それは彼らの心底に秘められた長く受け継がれた情報網によるものです。

こうした自然の力を自らのものとするセンサーが働いたときに「すごい!」と関心します。


ちなみに同じ理由なのだと思いますが、玄関前のバケツに溜まった水を預かり犬ちゃんが競うようにして飲みます。

バケツの中には枯葉と雨水が入っていて、雨が降るたびに水の入れ替えが起きています。

井戸水を飲み水として準備しておいても、なぜかバケツの水の方を飲もうとするのです。

どんな味がするのだろうかと思うのですが、まだ自分で飲む勇気がありません。



犬の自然とつながる力のほんの小さなこと、もっともっと犬たちには大きな力が隠されています。

人はそれを封印しようとするけれど、犬たちはきっと使ってみたいと思うでしょう。

飼い主さんたちはどちらがいいのでしょうか。

人のようであってほしいのか、犬のようであってほしいのか、犬は皆さん次第だと思います。

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<お知らせ>3月の犬語セミナーではオポの動画を使用します。

この3月24日に開催予定の犬語セミナーで、オポの動画を題材にひとつとして使用します。

オポの動画をセミナーで見るのは4年ぶりくらいかなと思っています。

日常的に撮影した動画がたくさんあるので、以前見た動画を繰り返し取り上げることはほとんどありません。

グッドボーイハートの先生だったオポの姿すら見たこともない方も多く、ビデオを見たいという要望があったので今回取り上げることにしました。

ところがオポの映像はほとんど残っていないのです。

私とオポが他の犬と対面するときには、ビデオ撮影をする余裕がなかったからです。

さらに私自身は写真や動画を撮影するのがあまり好きではなく、プライベートでは撮る習慣がありませんでした。

また、わたしたちはいつもひとつのグループとして活動しており、私がビデオ撮影者として枠外に出ることはなかなかできませんでした。

オポのコミュニケーションは生徒さんたちの目には焼き付いているものの、実際の映像は数点しか残されていません。

今回はそのひとつを題材として取り上げます。

すでにご覧になった方もいらっしゃるとは思いますが、何かをつかんでいただけると思い今回は使用を決めました。

犬語セミナーの残席はあと少しです。

もしこの機会にと思われる方は、お早目にご連絡ください。

次にオポの映像を取り上げるのはまた三年後くらいになるかもしれません。

本当にユニークな犬で、私にとっての犬の先生でした。

2011/02/24 14:25

2011/02/24 14:25




Posted in お知らせ, クラスのこと

<クラス>初めてのトレッキング体験で何かが変わるかも?

いつも通り週末をはさむお預かりクラスと七山でのトレッキングクラスで、活発に犬たちと楽しく学んでおりました。

今週もはじめてご家族でグッドボーイハート七山の山にトレッキングに来てくださった犬ちゃんがいます。

普段は大都会の中で家族と楽しく過ごしている犬ちゃんですが、ご家族の生活スタイルが自然に近く、車でいろんな遊び場に連れていっていただけるようなとてもすばらしい環境も持っています。

そんな活動的なご家族と暮らす犬ちゃんでもまだ山歩きをしたことがないということでしたので、訪問トレーニングの進行をみながら、このたびやっとお誘いできました。

朝から海遊びをしてきたということでしたが、若いから全然疲れておらず、すごいエネルギーでびっくりです。

どんな犬も最初山に来た時にはにおいで興奮してしまうのですが、少し落ち着かせをしてから歩き始めると、ゆっくりとにおいをかぎながら歩けるようになってきます。

山歩きで犬を興奮させるのか落ち着かせられるのか、要はこちら次第ということです。

そうはいっても、犬と人の関係がよい関係でなければ犬に協調性を促すこともできません。

山歩きは実はご家庭の毎日の生活の中で培った関係性を表すものでもあります。

だからトレッキングクラスに参加していただくことで新しい発見もあり、そのことをまた訪問クラスに返していきます。

グッドボーイハートのクラスはすべてつながっているのです。

お預かりクラスで得られた情報も、家庭訪問トレーニングクラスに返していきます。


まだご家庭でできることがあるはず、まだ環境を整えることができるはず、そんな思いがいつもわたしの中にあり、飼い主さんも同じ気持ちでいて下さることをありがたく思います。

きいろとさら1

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<クラス・犬のこと>犬のオモチャ遊びからみる犬の認知力と創造力の不思議について

犬のオモチャ遊びを見ていると、ときどき不思議に感じることがあります。

犬のひっぱりっこ遊びやボールを持ってくる遊びやオモチャを壊す遊びなどは、子犬から成犬にかけて見られる一般的な行動です。

こうした遊びとは別に、オモチャの形を変えていこうとしたり、知恵の輪的にあっているオモチャからオモチャを取り出したりする遊びもあります。

例えば、このボールを見てください。

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二つのボールが組み合わせれています。

ハニカム型にゴムを組み合わせて作った赤いゴムのボールの中にテニスボールを入れています。

二つのオモチャは単体であったものを、少し押せば入るテニスボールを押し込んでみました。


実はこのボールですが昔オポにオモチャとして与えていたことがあります。

どちらもお気に入りのオモチャだったので遊びでテニスボールを中に入れて与えておきました。

すると、この写真のオモチャを与えられたオポは、テニスボールを赤いボールの中から取り出そうとしたのです。

そして実際にわりと簡単に取り出してしまいました。


このオモチャに対するオポという犬の行動はとても興味深いものでした。

興味深い理由は二つあります。

まず、テニスボールをゴムボールの中から取り出したいという欲求が芽生えたこと。

ふたつめは、実際に取り出すことができた行為についてです。


大変面白かったので、このボールを当時クラスに来ていた他の中型から大型の犬に与えて様子をみました。

みなオモチャとして使ったのですが、テニスボールを取り出そうとした犬は限られていました。

興味の対象や行動のパターンが分かれるところです。

そして実際にテニスボールを取り出せた犬はまた限られていました。


最近、トレーニングクラスを受けている黒ラブちゃんにこのオモチャを買っていただき与えていただきました。

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ラブラドールリトリバーはボールで結構テンションが上がります。

その黒ラブちゃんも、大好きなボールのセットなのでオモチャをもらって相当楽しかったようでずっと持ち歩いたり投げたりと盛り上がってくれたようです。

そしてテニスボールを赤いゴムボールの中から取り出そうとする行動が見られたとのことでした。

ところが、テニスボールを取り出そうと単純にボールをくわえても赤いゴムの一部もいっしょにくわえることになり、テニスボールをうまく取り出すことができません。

飼い主さんが何回か取り出して見せたらしいのですが、今のところまだ取り出せていません。

もしかしたらそのうちに、テニスボールを取り出すかもしれませんね。


このラブちゃんを見ていて、このラブちゃんだったらテニスボールを取り出そうという発想にいたるだろうと思ったのでやっていただきました。

ラブちゃんはテニスボールを取り出せなくても、楽しく遊んでいるのでそれで構いません。

こうしたオモチャ遊びの行動や展開を見ていると、その犬のもっている関心や物事をどのようにとらえているのかという認知についても知ることができて、ただ楽しいものです。

小さなサイズのハニカムボールもありますので、ぜひトライしてみてください。

ただあくまで犬が自分でそうしたいと思うのかどうか、そして実際にするときにも必要以上に手伝うのではなく、犬の遊び行動を見守る気持ちでいっしょに楽しんでください。

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<クラス>質問「どうやって止めさせたらいいんですか?」に答えはありません。

毎日のクラスを通して、飼い主さんからたくさんの質問を受けます。

質問があるのはすばらしことなのです。

わたし自身、セミナーに出席したときも終了後は必ず質問をします。

質問はあるのが当たり前ですし、良い質問はセミナーの質を上げると確信しています。

同じようにクラスを受講される飼い主側に質問があるのは当たり前のことですし、良い質問はクラスの質を上げます。


このたくさんの質問の中でも最も多い質問が、「犬の○○をどうやって止めさせたらいいんですか?」という質問です。

特にトレーニングクラスに入られて間もない生徒さんたちからこの質問が出ます。

結論から言うとこの質問に答えはありません。

例えるなら「うちの子供がゲームばかりをするのだけどどうやって止めさせたらいいんですか?」とか「うちの嫁がいらないものばかり買ってくるのだけどどうやって止めさせたらいいのか?」と尋ねているのと同じことです。

犬の場合のこのケースではこんな質問になるでしょう。

犬がとびついてくるのだけど、どうやって止めさせたらいいですか?

犬が家具をかじるのですが、どうやって止めさせたらいいですか?

犬が来客のときに吠えるのですが、どうやって止めさせたらいいですか?

犬が食糞をするのですが、どうやって止めさせたらいいですか?・

犬がリードを引っ張るのですが、どうやって止めさせたらいいですか?

犬がかみつくのだけど、どうやって止めさせたらいいですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・

エンドレスですね。


継続して起きる動物の行動を止めさせる手段はないのです。

継続して起きる動物の行動の大半はストレス性行動というものです。

ストレス性行動はつまりストレス行動、動物にストレスがかかることで起きている行動です。

ストレス性行動は叱ったりほめたりしても全くなくなりません。

悪いと思っているのにやっているとか、私を困らせようと思ってやっているという考え方もいったん横に置いてください。

犬が日常的に落ち着かない状態にあるのですから、犬の生活環境を整える、接し方を変える、犬の欲求をきちんと満たすための機会や環境を与える、犬の習性に見合った環境を提供するなどの根本的な対応が必要です。

そしてこれらの対応は対処法とは違い整備にも時間がかかりますし、飼い主さんの理解と行動の修正にもかなりの時間を要します。

こうした変化を促すことが犬のしつけ方やトレーニングになるのですが、結果を早く求めたい飼い主はどうしても「止めさせる」という思考回路から抜け出せずにフラストレーションを抱えます。

じっくりと犬のしつけに取り組んでいただいても犬の行動に変化が起きるのに数週間とか数ケ月かかることがあります。

犬をよく観察したり理解できる人から見ると変化していくことが事前にわかるのですが、表面的にしか見ることのできない段階では飼い主目線でこの変化に気づくことができなくてつい焦りも出てしまいます。

トレーニングを受けても全く変わらないと感じるのか、少し変わったように思えるになるまでに時間もかかるのです。

焦ってしまい叱ったりほめたりすることに頼って犬の行動を変化させようとすると、犬はとても不安定な状態になっていきます。

叱ることとほめることがしつけだと思っておられるなら、この落とし穴から脱出しましょう。

落とし穴が浅ければ自力で脱出して穴の中から見えているものとは違うものを見てください。

落とし穴が深すぎて自力で脱出できなくなった飼い主さんには、私が脱出のためのはしごを提供しますので自分で上がって来てください。

叱ったりほめたりしようとしてなんとかしようとしているのは、世界が犬と自分だけになってしまっているからです。

私たちを取り巻く世界はもっと広いのです。その世界に気づいていただく機会をつくるためにトレッキングクラスをしています。

とても広く可能性もたくさんあるのに、小さな枠にとらわれているのは飼い主さん、そしてその囚われの中に入っているのが犬です。



どうやって止めさせたらいいんですか?の質問は、トレーニングクラスを重ねるうちに飼い主さんの口からきくことがなくなっていきます。

飼い主さんが変化されたのだなと感じるときであり、インストラクターとしてはとても喜びを感じるときです。

そしてここからステップアップが始まります。

焦らずじっくりと楽しみながら、犬のしつけは結果ではなく過程が人と犬の関係をつくっていくことを大切にしていただきたいです。

ゴールデンそら4


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