グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

トップページ
お電話でのお問い合わせ
お問い合わせフォーム

<クラス>老犬の七山デビュー、山で家族と癒しを深める時間に

福岡では暖かい日が続きますが、山の方は日々北風が厳しくなっています。

それでもやっと昆虫たちが静まったこの季節は、貴重なシーズンです。


老犬くんでクラスを受講中の飼い主さんから、七山訪問したいという希望を受けました。

老犬の移動にはかなりの負担がかかります。
同時に、老犬でもより良い環境に接することを求めている犬がいることも事実です。

老犬にとっても負担なく、飼い主さんと老犬の時間が必要以上に拘束されないように
かなり考えたのですが、やはり最後は直感でした。

このコは七山に来れるような気がする、なぜかそんな気がしたのです。


老犬になってヒーリングやドッグホームセラピスト講座やカウンセリングのクラスをご利用いただいていますが、1才未満のときに家庭訪問トレーニングでお世話させていただいた犬くんです。

小さいころを知っているので、老犬になって行動がほとんどなくなっているのですが、
やはり多くのことを受け取ることができるのは不思議です。

それで、このベストシーズンにはじめての七山訪問になりました。

ご家族全員で、犬との時間のために協力しあって心配しながらもワイワイと
楽しく過ごしていただけました。

草の上に座ったり立ったりしたのは何年ぶりかとのことです。

土のにおいを嗅いだり、空気の臭いを嗅いだりしています。
自然の臭いに脳がちゃんと反応してくれているようです。

普段は部屋の一部でたっては座りの行動になるのですが、
行動もいつもとは違っていました。

本当に不思議ですが少しの支えしかしていないのに、
どんどんと移動していきます。

家族も犬もリフレッシュして無事に帰宅されました。

すべての老犬に同じ体験ができるわけではありませんが、
犬の能力の限界を人が決めすぎないようにしなければいけません。

もちろん、犬に無理をさせないことは何よりも大切です。
そのためには、どんなときにも犬の表情や行動からのメッセージを見逃さないことです。

これからも最大限のサポートをしながら、明るい老犬介護をお手伝いできればと思います。

DSCN9470-1

Posted in クラスのこと

<受講生>1才のだいずちゃんが成長し11歳の扉を開けた日々のこと

今回の受講生の感想文は、今年で11歳を迎えた、だいずちゃんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初にだいずのことで相談したいと思ったのは、ドッグランで小学生の手を咬んだのがきっかけでした。

いろいろ勉強してから、今になってあのことを考えると、だいずなりに「こっちに来ないで」という行動をしていたのだと思います。
でもその時は、だいずの行動の意味がよく分かりませんでした。

他にも、、、いろいろと問題と感じることがありました。
犬を迎える前に「犬の飼い方」の本を熟読していたのに、本のとおりにはならなかったのです。

それで、ドッグトレーニングスクールに相談することを決めました。

IMG_0132
自宅から近くて、家庭訪問で教えていただけるところを探していました。
最初は家庭訪問でレッスンを受けていましたが、その後通学で通うようになりました。

グッドボーイハートが博多駅南から七山へ移転になったとき、最初はとても遠いなと思いました。
運転もあまり得意ではなかったのですが、実際に山の学校に行ってみると、とても気持ちがよく、だいずも気に入ってくれたようでした。

それで、苦手な運転も克服してしまい、定期的に通うようになりました。

2017.3.19-1
以前は散歩中に引っ張ったり吠えたりが多く、散歩に行くのが大変でした。
自転車や走っている人にもリードを引っ張って吠えていました。
勉強と練習を重ねるうちに、リードを引っ張らずにゆっくりと歩けるようになりました。

犬とすれ違うときは、相手の犬が落ち着いているときには、ほとんど気にかけることもなく、チラ見しながらすれ違うことができます。
でも、飼い主さんが犬をだいずに急に近づこうとしたり、犬から吠えられたりすると、無視することができずに吠えてしまうこともあります。
基本的に怖がりなので、他の犬に吠えられないように散歩のコースを工夫したりして歩くようになりました。だいずが安心して歩ける散歩を心がけています。


七山校に通うようになって、土や草の上を歩いているだいずが、草の上に体をこすりつけているだいずが、とても楽しそうに感じられるようになりました。

都会での生活では味わえない楽しさやリラックス感がありました。

次第に、家族と共に自然に足が向くようになり、ついに都心から郊外へと引っ越すことになりました。

140123_1144
こうしただいずとの時間を通して、自分たちに必要な時間や生活の場所を考えたり選んだりすることができました。

今、だいずはお庭のテラスでひなたぼっこするのが日課になりました。
暖かいところがとてもお気に入りなので、とても気持ち良さそうに寝ているようです。

以前は室内のトイレだったのに、ペットドアを使って自分でお庭に出て排泄するようになりました。

DSC00033
最初はすぐに改善されて終わりってなるかなと思ってましたが、もう10年も通っています。

最初は問題を解決するのが目的になっていたのですが、次第に他のことに関心が移っていきました。
たとえば、だいずといっしょに経験しながら学んだり考えたり、だいずの変化を楽しんだりすることの方が楽しくなってきたのです。

だいずだけでなく、他の犬の行動にも関心を持つようになりました。
自分の周囲にいる犬たちの行動も少しずつわかるようになり、たくさんの人が思い違いをされていることも感じられるようになりました。

テレビを見ていても、これってどうなのと思うこともあって、自分なりの考え方ができるようになったと思います。

dav
だいずのいろんな行動が、実は同じ原因で起こっていることに気づくこともあります。
また、問題はだいずではなく自分の方にあることでも、そう気づけないこともありました。

頭では改善するためにすべきことはわかっているはずなのに、実際に完璧にやっていくのは難しいなという壁にぶつかったりもします。

でも、それも含めて全部だいずのことを考えたり理解するきかっけになるので、とても楽しくやっています。

KIMG0039
だいずはかなり落ち着いてきたと思います。
細かくはいえないのですが、変化したところはたくさんあります。
そしてだいずだけでなく、自分もずい分落ち着いたかと思います。

完璧にすることは無理でも、だいずと自分のためにできることはすぐに実践していきたいと思っています。

これからも、もっとだいずの言いたいことがわかるようになるといいなと思っています。

そして、特別な刺激がなくても、だいずと家族がいっしょに穏やかな日々を送っていきたいです。

だいずおひるね1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11歳になっただいずちゃんが1才くらいだったときのことを懐かしく思い出しています。

だいずちゃんは小型犬によくあるように、怖がりだけど周囲の生活環境が都心部だったため、
社会化が進みにくく逆に怖がりを強めてしまうような状態になっていました。

限られた環境の中だけで学習を促すことが難しいこともあります。
だいずちゃんはまさにそのような性質と環境が組み合わさったようになっていたのです。

家庭内での環境管理が整い始めたところで、博多駅南にあった学校を七山に移転させました。
そのことでだいずちゃんは山に定期的に通うようになり、その社会性を延ばしていったのです。

山の環境はだいずちゃんと飼い主さんの関係を作っていき、お互いの社会性を発達させるのに
適切な環境であったのです。

運転が苦手だった飼い主さんが、七山まで自力で運転して来られたときは、わたしもドキドキしていましたが、同時にその成長や変化がとても頼もしくパワフルに感じられたものです。

当時は元気に七山校を守っていた犬のオポといっしょにトレッキングによく出かけましたね。

ルールがあればちゃんと守ることができて、自由があるけど自分勝手じゃない行動の意味を
少しずつ身につけていく過程を見せてくれました。

だいずちゃんの中に育った心がとても大切なものであることを、飼い主さんが一番よく感じていらっしゃることでしょう。

飼い主さんとだいずちゃんが見つけた新しい生活や時間の使い方は、犬にとっても安心で心地よく、飼い主さんとだいずちゃんが共感できる生活であるようです。

人側から考えるのではなく、犬側から考えて共感性を高めていくと、お互いにとって大切なものを選ぶことができるようになります。それを実践されていることは底力となります。ここは当人たちしか感じることのできない感覚が生まれていることでしょう。

だいずちゃんは女のコなのに、よく男のコと間違えられていました。
どこかボーイッシュなところがあるのでしょうね。
だいずちゃんがこれからも毎日を充実して過ごせるように、飼い主さんといっしょに考えたり悩んだりできる幸せをわたしも頂いています。

だいずちゃんの苦手な寒い冬がやってきますね。
たくさん暖かくして乗り越えてくださいね。

KIMG0043

Posted in 受講生のコトバ

<犬のしつけ方>子犬に使ってはいけないケージをご存知ですか?犬が不安症になるケージとは

はじめて子犬を迎えるときには、いろんなペット用品が必要になります。

子犬の居場所としてケージの購入をすすめられることがあるようです。

飼い主さんのご家庭に訪問トレーニングに伺うと犬の生活環境が一目瞭然です。

犬用のケージを使われていることはよくあります。

この犬用ケージの使い方に、絶対にこれだけはやってほしくないという使い方があります。

いくつかありますが、今日はそのうちの3つだけをご紹介します。


絶対にやって欲しくない犬用ケージの使い方

その1 ケージの下にキャスターをつけて使用すること

その2 ケージの中に床網を設置して使用すること

その3 ケージを積み重ねて使用すること(多頭飼育の場合)


この3つの使用法では、犬の精神が不安定になります。

こうしたケージの使用によって多くの犬が不安症になっていることは危惧すべきことです。


では、なぜいけないのかを考えてみてください。

犬は地面に脚をつけ安定させて生活する動物です。

そのため、犬は地面に脚がつかなくなると四つ足をバタバタとさせます。

これは、犬のナチュラルな反応で自発的に起こる行動です。


むしろ抱き上げて脚の裏がどこかに接触していないのにじっとしている場合の方が状態は不安定です。

大人しいといわれる犬たちですが、地面におろすと不安定行動が多く見られます。


ケージにキャスターをつけたり床網をつけることは、
犬に不安を学習させることになります。

犬は毎日の生活空間で不安を身に付け成長します。

床網では常に脚をバタバタとさせますので、多動になることも多いのです。


キャスターの使用でケイジが微妙に揺れます。

ロックがかかるから大丈夫と思われるかもしれません。

しかし犬にとってはこの微細な揺れは大問題なのです。


ケージを積み上げて使用されているのもよく見かけます。

犬は自分の上部に何か物体がある状態で不安を抱きます。

前者と同じように、毎日の生活で犬は不安を蓄積していくでしょう。


不安は社会的状態であり、犬の社会的行動でもあります。

犬が不安を抱えて生活しているかどうかは、犬の行動観察で明らかになります。


飼い主は不思議に思われるでしょう。

犬にとって不便なものが、なぜ商品として売られているのか?

犬にとって良くないものなら、最初から販売しないでほしいという不満もあるでしょう。


世の中の多くは、まだ犬の利便性よりも人側の利便性に立っているのです。

床網は排泄物の処理のため

キャスターは掃除が楽だから

積み上げは場所がないから

そんなところではないでしょうか。


犬のことを理解し犬のよき協力者になるためには、
犬にとっての安心安全を第一に考えて選択をしてください。

安心できる毎日の居場所は、犬にとっても人にとっても大切なものなのです。

dav

Posted in 犬のこと

<クラス>月が大きく丸い夜に、犬と飼い主のテントクラス

月が丸くて明るいなと思ってカレンダーを見ると
3日前が満月になっていました。

満月の日は、折り返し地点でいろいろと混乱を生じることもあるようです。

一昨日は満月から折り返して月が欠けていく日。

満月よりも少し安心して、犬たちといっしょに月明かりの下を歩けそうです。

今日は犬と飼い主さんがテントに寝るクラスがある日です。

dav

犬と人では時間を味わう感覚が違います。

おそらく犬は、遠い将来のことを思い煩う時間を持っていません。

犬は何かを達成することやクリアすることを目的に行動をしません。

すべての犬が、今に集中できる力を持っています。


人からすると、こうしたことは犬の能力ではないと感じるかもしれません。

未来や過去の流れる記憶を持つヒトという動物の方が、優れていると思ってしまうのかもしれません。


実際にヒトがこのような時間を持つようになったのは、大脳が発達したからでしょう。

しかし、そのことが今目の前に起きていることを見失ってしまう欠点でもあるのです。

この点では圧倒的に、犬の方が能力が高いと思うのです。


たとえば、テントクラスもテントに犬と寝るということが目的ではありません。

確かにテントに犬と寝るのですが、それはひとつの形にしか過ぎません。


テントを張るために荷物を担いで山を歩いて気づくことがあります。

犬の行動がいつもと違うことを感じることもできます。

自分が吸っている空気が、都心のものとは明らかに違うことを感じることもできます。

この季節、明日になったら変化してしまう風景を目にすることもできます。

dav
犬といっしょにいるからこそ、輝く景色があると感じることもあります。

犬が山を歩いているとなぜかホッとするのです。

そして、犬と山を歩いていると見える景色が違うのです。

さて、今回のテントクラスでは何か夢を見たでしょうか?

不思議なことは特別なことではなくて、犬と過ごす普通の時間です。

その普通の時間に、ときどき「山と犬」をいれていただけるとうれしいです。

dav

Posted in クラスのこと

今シーズンの薪ストーブ解禁

朝夕は少しだけ寒さが厳しくなってきた七山です。

福岡や唐津や伊万里にも、犬たちの訪問トレーニングに出かけた日は汗ばむ日もあるのに。

さほど距離は離れていないように思えるのに、標高と環境で大きく気温が違います。


それで、最近七山ではソワソワしていました。

薪ストーブをいつから使い始めようかと、迷っていたからです。

その日がついにやってきました。


犬と飼い主さんがテントに寝るテントクラスの日の夜は、冷え込みが予想されました。

体を温めてからテントに入った方が、体温の保持も十分にできます。

薪ストーブは遠赤外線の力で、体の深部から温めてくれます。


昼の間に乾燥させておいた薪を室内に運び込みます。

手で抱えての作業なので何往復も運びます。

薪は三度、人を温めてくるといいますが、本当ですね。


薪ストーブの点火には小さなトラブルもありましたが無事に解決。

きれいな炎を見せてくれました。


薪ストーブのこの炎の揺らぎはなんとも不思議です。

見ていると気持ちがゆるくなっていくのはなぜでしょうか。

いつまで見ていても飽きの来ない美しさです。


しかし薪ストーブは夜に使うのがいいですね。

外が真っ暗なので、室内のストーブの炎がいっそう美しく見えるのです。


以前は暖炉だったこの場に、犬のオポが休んでいた姿を今でも思い出します。

その姿はもうないけど、その感覚はまだここにあります。


グッドボーイハートにご縁のあるみなさんに薪ストーブにあたっていただきたいと思います。

冬の山歩きのご予約時に、ご希望があればお申し出ください。

dav

Posted in 日々のこと

<クラス>小さな犬くんのはじめてのお預かり(お泊まり)クラス

グッドボーイハートにはドッグホテルはありません。
ドッグホテルよりももっと上のサービスがあります。

グッドボーイハートの受講生の犬さんたちを自然環境の中で預かるというクラスです。

クラスの名称は「グッドボーイハートお預かりクラス」といいます。


このクラスを利用するためには、いくつかの条件があります。

グッドボーイハートのいずれかのクラスを受講生であること
をはじめとして、他にも生活上のルールとして必須項目があります。

これらの必須項目は、犬が知らない環境で不安や恐怖を抱くことなく、
安心して過ごしてもらうために大切なルールです。


週末には、はじめてこのお預かりクラスを利用してくれた小さな犬くんがいます。

dav
初めて犬を他人に預けるというのは、飼い主さんにとってもドキドキの体験です。

犬は不安でいないだろうか。
ゴハンは食べたかな。
どうやって過ごしているんだろう。

など、いつもは飼い主という自分がいないと生活がなりたたない犬たちのことです。
いろいろと飼い主さんが心配をするのは当然のことです。

でも逆に、うちのコなら大丈夫、きっと上手に過ごしているはず。
うちのコなら、きっと山歩きを楽しんでいるのではないかと、
犬を信頼することで生まれる絆もありますね。

お預かりクラスを利用したすべての犬が、山歩きを体験するわけではありません。

どのような状況下で、犬が安心を獲得しながら、でもちょっとだけ冒険もできるかも。
そんな状態を、犬の観察を続けながらすすめています。

この犬くんならここまでできるかなと思っても、実際にはそこまでいかないこともあります。

逆にこの犬くんならここまでかなと思っても、それ以上に落ち着いていることもあります。


今回お預かりクラスを利用してグッドボーイハートに来てくれた犬くんには、
いろんな体験を準備していました。

どの体験も、犬くんのテンションを少しあげるものではありましたが、
一定の落ち着きをキープしているのことを確認できました。

犬くんのお泊まり経験は、安全で安心できるようになるものとするために、
また、新しい経験や、自然経験が犬の行動に影響を与えやすくするために、
すべては、飼い主さんとの生活の基盤が重要な鍵となります。

dav
薪ストーブは、今年初めての点火となりました。

犬くんにとってもはじめての薪ストーブだったのではないでしょうか。

お預かりクラスは、他のクラスよりも優先して予約を受け付けてします。

また、犬同志ができるだけ重ならないようにお預かりを調整しています。

利用希望の場合には、早めにご予約をお願いします。



Posted in クラスのこと

<お知らせ>11月の山の手入れ日決まりました。

お知らせ続きですみません。

11月の尾歩山(おぽさん)の手入れ日が決まりました。

11月15日水曜日 9時30分くらいからお昼くらいまで

終了後に昼食会
お昼はこちらで準備します。


グループクラスにご参加の方で、犬の管理がご自分でできる方は
山の手入れ中も犬の同伴が可能です。

不慣れな犬たちの場合には、グッドボーイハート内で待っていただく
ことになります。
時間をみて山歩きを楽しんでください。

山上部の手入れは今季はこれで終了します。
紅葉まっさかりのとてもきれいな尾歩山です。



Posted in お知らせ

<お知らせ>犬語セミナーを福岡校・七山校にて開催のお知らせ

犬語セミナーは一般の方でも気軽にご参加いただけるセミナーです。

以下の日程で犬語セミナーを開催しますのでお知らせします。

●七山校開催

2017年11月26日 日曜日 
時間 12時~14時 終了後にお茶会あり

場所 グッドボーイハート七山校
※駐車場のご案内は、申込者に直接ご連絡します。

●福岡校開催

2017年11月29日 水曜日 
時間 13時~15時

場所 グッドボーイハート福岡校 
※近隣のコインパーキングご利用ください。

●詳細
参加費 おひとり2500円(税込) 

お申込 はじめての方はお問い合わせフォームより
    
受講生の方はメールか電話でご連絡ください。


少人数制で予約制のセミナーです。

お気軽にお問い合わせください。

ドログレ1

Posted in お知らせ

<受講生>犬語セミナーの参加者の感想です。

先日、はじめて犬語セミナーにご参加いただいた生徒さんから、
感想文を送っていただきましたので掲載します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

初めて犬語セミナーに参加させて頂きました。

一言で感想を言うならば「・・・・・!」です。
感想になっていませんね、すみません。

セミナーでは、動画を通して犬を見ました。

でも、おそらく犬語を理解する上で大切な事であるはずの、
「犬の行動」が見えていないのです。

具体的に言うと、セミナーを通して学ぶうちに、
犬の行動としてこんなものが見えてきました。

口を開けている・顔をゆらゆら左右に動かす・立ち止まる・
人に近づく(追う)・しっぽの動き(横、上、ふにゃふにゃ)・
耳がぴくぴくしている・吠えている時の声が高いか低いか、等々たくさんありました。

犬が「吠えている」とかは、特に何をしているのだろう?と意識して見なくても
すっと入ってくる情報だと思うのです。

でも犬語セミナーではそれだけでは不十分です。

犬の行動を言葉として理解するためには、かなり注視して、
細かな行動も見逃さないように見なければいけないのだなと思いました。

先生が、犬語を学ぶ上で「可愛い」や「好き」という感情を持って見ると
見えるものが見えなくなるとおっしゃっていた意味がよくわかりました。

要するに見るべきところが、まだ分かっていないのです。

だから感想は、何も見ていなかったんだなぁということで「・・・・・!」です。

参加後、意識して自分の子を見ていますが難しいです。

だってかわいいし!どう見てもかわいいけん!こんなかわいい犬おらんし!!!
・・・・・まだまだ道のりは長そうです。

見るべきところをちゃんと見れるようになること!
まずはここから始めていきたいと思います。

とても興味深く、奥過ぎる!!とも感じました。

でも、だからこそもっと知りたい!分かりたい!とも思えたのです。

次回の犬語セミナーも予約してしまいました。

今からとても楽しみです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

素直な感想をいただきありがとうございます。

動画をジーっとみるので、多少疲れる作業ではありますね。

でも、その中で得られたことで、犬の理解が深まるなら、
いくらでもやる価値はあるというものです。

他の犬の動画では、自分の理解につながらないと思うのなら、
それは全く違っています。

逆に、他の犬の動画を通して理解が深まるから、自分の犬への理解も深まるのです。

この不思議さを克服できた飼い主さんは、さらに一歩前進します。

次回の犬語セミナー福岡校開催のお知らせは近々行います。

どうぞ、お楽しみに。

dav

Posted in 受講生のコトバ

<犬と山>人為的繁殖による飾り毛で不快を得る犬たち

週の初めは唐津や伊万里方面の家庭訪問のトレーニングクラスに出かけます。

合間の時間には、七山校にトレッキングクラスやヒーリングクラスを開催。

さらに、新ドッグホームセラピスト講座を受講する生徒さんと楽しく過ごしていました。


秋の深まりを知らせる庭の梅もどきの木も、真っ赤な実をたくさんつけています。

dav
昨年は実の少なかったユズも今年は豊作のようです。
七山の野菜やさんにも、そろそろユズの実が並ぶことでしょう。


この季節に犬と山歩きをするとき、よく思うことがあります。
秋の気配深まる山では、雑草の種の類や、木々の枯れ葉がたくさん落ちています。

尾歩山は広葉樹の山として生まれ変わりましたが、周囲はほとんどが杉山です。

杉の枯れ枝や枯れ葉は引っ掛かりが多くやっかいなものです。


これらの種子や杉の枯れ葉をたくさんつけてしまう被毛の犬が増えているのです。

飾り毛というフワフワした毛に覆われたぬいぐるみのように改造された犬たちです。

足の裏にも飾り毛が生えていますので、その部分にも種子が絡まりやっかいです。

最終的には、はさみで毛を切り取ってしまうしか対処の方法がありません。


こうした被毛は、自然環境の中では犬を守ってくれません。

本来の犬の毛はとても柔らかいけれど張りがあります。

種子の運搬は野生のイヌ科動物のお役目ではありますが、
種子は犬の体から離れることでその目的を達成します。

犬が体をブルブルっとさせたり、多少動きをとると落ちるようにできています。

人為的に繁殖された犬の飾り毛に種子や枯れ葉がついて不快感を覚える様子を見ると
人がやっていることの矛盾につきあたります。


以前、犬が山を歩くという話をしたときに受けた質問を思い出しました。

その質問とは、種子が皮膚から体の中に入って病気になると聞いたので
山歩きをさせるときには靴が必要なのかというものでした。

実際には、そのような例は聞いたことがありません。

人の皮膚は弱いためとげが刺さったらそれを排除しようとして炎症を起こすことがあります。
原始的に裸足で生活を続けている部族でなければ、裸足のまま歩くことは難しいことです。

もし犬の体が、人のように弱く変化しているなら、それは大変なことです。

事実をよく確認した上で、もし事実ならその犬種の繁殖はもう止めるのが懸命でしょう。


犬は洋服や靴をはかなくても、自然環境の中でなんら不自由なく快適に活動できるように
その身体的な能力や装備を発達させて、遺伝的にイヌ科の犬という動物として遺伝してきました。

人による犬の遺伝の人為的な関与により、こうした身体的機能を一つずつ失いつつあります。

山は犬の里なのです。
山歩きも苦痛になってしまうように犬の繁殖に関与する必要性を理解できません。

しかし、この飾り毛ですが人の方には快を与えてくれるらしいのです。
触ったときにフワフワして気持ちがいいという快を得られること、
見た目がフワフワして可愛らしいという快を得られること。

人は動物を利用する生き物であることは認めなければなりません。

ただその利用については、一定のルールが必要ではないかと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Posted in 犬のこと