グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<おすすめの映画>「ビハインド・ザ・コーヴ」

昨日おすすめの映画としてご紹介した「ザ・コーヴ」のあとに見ていただきたい映画が、この「ビハインド・ザ・コーヴ」です。

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よく見ているニュース番組に監督の八木景子氏が出演して紹介していたのを見て、これはザ・コーヴとセットで見るべき内容なのだろうなと期待しました。

映画の題名通り、ザ・コーヴの主体者の反対側から捕鯨問題をみることができます。

太地町の人々の声、捕鯨委員会に出席していた委員の方々の声、捕鯨問題に国内で取り組む専門家の意見は、捕鯨についてザ・コーヴとは異なる視点で知る機会となります。

環境保護団体のシーシェパードのメンバーがインタビューに答える画面もあり、捕鯨に反対する側の声も拾われています。

映画をみて捕鯨問題に審判を下す必要はないと思います。

むしろ、良い悪いを決める前に、自分はこの問題をどのように捉えているのか、どのように考えるのかという姿勢を自分自身に問うきっかけになります。

社会的な問題こそ、みんながそうだから自分もそう思うという姿勢よりも、自分はどう思うのかを自分の中で明らかにすることが、社会そのものを変えていく力になるのではないかと思うからです。

犬についても同じことです。

犬にとって何が必要なのか、犬と人の暮らしをどういう方向へ向わせていきたいのか。みんながしているからそれがいいのか。みんながやっていることが犬に必要なことなのか、なんどもくり返し自分の頭で考える習慣を取り戻していけば、犬に対して人が行うことは、今とは少し違うものになるのではないかという希望が見えてきます。

欧米では、犬はイルカと同様に人と知能が高く保護すべき存在として扱われています。
その一方で商業的な繁殖や販売、愛玩的な接し方や扱いはむしろ強まっているのではないでしょうか。

動物を愛するなら、可愛がる前に動物に対する理解を深めるべきです。

そして、動物にまつわる人の暮らしについても知る義務があるでしょう。

この映画、ぜひザ・コーヴといっしょにご覧ください。