グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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30年来の犬の訓練士の友人と再会して盛り上がった犬の話。

30年来と年数を少しごまかしていますが、実年齢の計算に影響するのでご了承下さい。

犬の訓練士の友人とは、若いころに一緒に盲導犬育成施設で働いていたことがありました。本当に若い頃にです。

私が盲導犬の仕事から離れたあとも、なんどか機会をもって話しをしており、オポにも3回ほど会ってもらい、以前あった博多のドッグスクールや、今の七山のスクールにも来てくれました。

盲導犬の育成事業は、盲導犬の育成を通して視覚障害者の方々の自立支援を行うことを目的とした福祉事業です。

仕事の内容は多岐にわたる多忙な彼女と話せる機会もなかなかないのですが、短い時間でもスキルアップされていることを実感できました。

犬の話の中では、繁殖の話、性質の話、現状の話。

犬に対する一般的な見方の変化や、変わるもの、変わらないもの。

盲導犬の育成と家庭犬のトレーニングは全く別のものではありますが、共通する大切にしていることもいくつかあります。

最も共通していると感じるのは「犬と人の関係性」についてです。

盲導犬だから、人のために働く犬だから、人と深い絆を結べるわけではありません。

その犬の出生から活動する現在にわたって関わるすべての人々がそれぞれの人としての役割を果たすことで、犬の中に人とのつながり=関係性というものが生まれてきます。

それは、人が一方的に犬から受け取るという形では成り立たず、やはり人も犬に対して与える必要があるのです。

訓練の中ではもっとも大切なことができない犬が増えているという話も、家庭犬も同じような状況だと共感しました。

その多忙な彼女に、この令和4年の夏、おそらく7月くらいに、グッドボーイハートでのセミナーの講師をお願いして即答でOKをもらいました。

犬と暮らすグッドボーイハートの勉強熱心な飼い主さんのために、どんな話をしてもらおうかとワクワクと企画中です。

近々詳細をブログにアップいたします。

楽しみにお待ちください!

Posted in 日々のこと

マツコ・デラックスさんが大好きな猫を飼わない理由を深く考える。

ほとんどテレビを見る習慣がありませんが、見識のある方の意見を聞きたくてたまに見る番組があります。

そのひとりがマツコ・デラックスさん。

知識がすごいというだけでなく、ものの見方が深い、最もだと思うことが多いので話の中で学ぶべきことが多い方です。

そのマツコさんが、番組の中で「大好きな猫を飼わない理由」を尋ねられ、答えた内容が本当にごもっともな内容でした。

犬を飼いたい方、すでに犬と暮らしている方にもご紹介したくてこちらに記載します。

マツコデラックスさんのことばはこちらから

「猫を飼うくらいでは、この怠惰な人間が矯正できるとは思っていないの。

猫が幸せあって思える状態にしてあげられない気がする。

自分が都合よく癒されたいときは、わーってやるけど、じゃそれ以外…

ねこだっていやされないといけないじゃない。

その状況っていうのを、物理的にも精神的にも作ってあげられる自信がまだないし、なかなかに踏み切れない。」

こういうご意見でした。

大好きだからこそ相手を理解し思いやる気持ち、どうでしょう。

自分が犬に癒されたいときにはわーって犬に近づき、触って、抱っこして、抱きしめて。

自分が癒されたいときは、犬の背中をなでたり、首元を触ったり、犬をずっと見ていたり。

癒されたいと思っていなくても、多くの時間、犬を眺めたり見たりしてしまうのは、そのことが結果として癒されているからなのです。

結局、犬と暮らしている方のほどんどは犬によって癒されています。

逆に、犬が癒される状況っていうのを作ってあげられるかと考えている飼い主がどのくらいいるでしょうか?

もしかしたら、飼い主に抱っこされたり、触られたり、キスをしたりすることが犬にとっての癒しと勘違いされているのかもしれません。

ただ、マツコさんのこの言葉の中にあるように、人が癒される犬や猫に対する行為で犬や猫の方が癒されるということはないということです。

では、犬や猫という動物が癒される状況ってどんな状況なのでしょう。

猫のことはわかりませんが、犬のことだったらどうでしょうか。

一日の人と暮らす時間の中で犬が癒されている時間は、どのような場所でどのように過ごすことなのでしょうか?

そう深く考えてしまうと犬を飼うことができなくなってしまいます。

実際に犬を飼ったけれどその犬が他界したあとに犬を飼うことができない飼い主の中には、この疑問にぶつかった結果、犬が癒される状況を準備することが今はできないという結論にいたる場合もあるでしょう。

すでに犬との暮らしが始まっているなら「犬が癒される状況ってなんだろう」と深く考える必要があります。

なぜなら、癒しを求めている犬が目の前にいるのです。

その犬の癒しのためにおすすめしたいのは、自然の中で過ごす時間です。

とりあえず、まずは自然の中でゆっくりと過ごす時間を持ってみて下さい。

犬の動きや表情の中に都会で見るのとは違う何かを見つけられるようになれば、いつのまにか犬と自然の風景の中にいる時間が長くなっていきます。

新緑のまぶしい季節です。

ぜひお出かけ下さい。

Posted in 日々のこと, 犬のこと

日差しに当たりたい季節に犬を庭に出してあげましょう。

週末は花見にでかける車で渋滞にはまりましたが、季節が良くてきれいな若葉や花を見たいという気持ちがまだ人間の中にあるということにホッとしています。

福岡に小さな庭があるので週末は預かりの犬ちゃんたちを遊ばせながら庭木の手入れを楽しみました。

庭木の手入れに集中しはじめると、犬の行動が一辺してしまうのことが不思議です。


私が何もしないでただ座っていたり、スマホをいじっていたりすると犬たちは私にまとわりついたり走り回ったりして落ち着きません。

ところが、高枝切ハサミを持ち出して作業を始めると、落ちてくる草木をにおったりと周囲の探索が始まります。

私が庭木の手入れという形で環境に影響を与えているのがわかるようで、切った枝葉が地面に落ちるたびににおいを嗅ぎに行き、口に入れてみることもあるし、運んで調べていることもあります。


2頭の犬たちはそれぞれに自分の今やっていることに集中しはじめて、お互いにちょっかいを出したり、逃げることもなくなります。

庭にひとつだけ出していたピンクのボールには全く興味を示さず、ただ人工的なおもちゃはそこに置かれたままです。

犬の行動の安定を引き出すために何ができるのか、犬が自然に興味関心を持つものを提供するためには何を準備すればよいのかをいつも考えていますが、答えはやはりここにあるようです。

犬の脳がゆっくりと動き、犬の中に幸せや豊かさが広がっていくのは、犬がずっと暮らしてきた土の上、草の香り、木々に囲まれた空間。

その中で、得意の犬の鼻を使って調べ、何かを探し歩きながら自分の頭の中に地図をつくっていくこと、これこそが犬が「大丈夫」と思える瞬間です。

暇そうな犬の時間をトリートボールやおやつ探しゲームで埋めようとすると、犬の脳内は食べ物で埋め尽くされてしまいます。


都会の庭はすぐに乾燥してしまうので、野菜や花をなんども植えましたがなかなかうまく育ちません。

七山の手入れはもっと時間がかかるため、忙しいを理由に進まないことばかりです。

でも、犬が自分のそばにいてうろうろとしてくれていると、できなかったことも進むようになるから「やる気」はやっぱり犬が与えてくれているのかな。

そんな犬たちのために、この季節や庭に犬を出してあげて下さい。

庭のない方は、そろそろ庭を持っているご実家に帰省したり、もしくは山歩きに出掛けましょう。

家を買うなら庭付きしか考えられないし、新しく建てるならやっぱり庭を作って下さい。

すべては犬が犬として、人と暮らしていくために。

飼い主としてできることはまだまだたくさんあります。

Posted in 日々のこと, 犬のこと

他の犬におびえる犬を抱っこして「大丈夫、怖くないでしょ」は犬には通じない。

街中を移動しているとワンワンと犬の吠え合うような声が聞こえてその方向を見ました。

想像したとおり散歩中の犬がワンワン、ギャンギャンと吠えている姿がありました。

その向こう側には、小型犬よりも少し大きめの犬が飼い主さんに抱きかかえられた状態のまま、ワンワン、ギャンギャンと吠えています。

リードをつけた犬を持つ飼い主は止まったまま、犬を抱きかかえた飼い主は脚早に通りすぎようとしています。

抱きかかえた犬に大きな声で話しかける飼い主の声が聞こえてきます。

「大丈夫だよ。お友達だよ、お友達。」

そんな声が聞こえてきました。

さほど珍しくない、街中ではよく見かける光景にはなりましたが、いろいろと思うところがあります。

 

一番お伝えしたかったことは、他の犬におびえる犬を抱っこして歩いてもその問題は決して解決はしないということです。

解決しないばかりでなく、抱っこされていた犬はこれからもますます他の犬におびえるようになるでしょう。

飼い主としては、他の犬に吠えたりおびえたりする犬を特別問題を抱えている犬という風には感じていないからこのような行動になるのでしょうが、これは大きな問題です。

動物が他の種類の動物を怖がったり怯えたりするのであれば、それはあまり問題ではありません。

誰でも苦手な動物がいますから、うさぎが大好きという人もいれば、嫌いという人もいる。

猫が大好きな人はたくさんいますが、絶対に触れないという人もいます。

そして犬が大好きな人もいれば、犬におびえる人間もいるのです。

そうだとしても、その人は社会的には全く問題を抱えていません。

人が問題を抱えるとしたら、特定ではない他の人を怖がったり怯えたりするようになったときです。

他の犬に吠える犬、他の犬におびえる犬というのはこれと同じことで「同種」に対して恐怖を抱くという、大変難しい状態に置かれているということをまず理解する必要があります。

「他の犬におびえたり吠えたりする行動が、犬としてとても危険な状態である。」

ということを理解することができたら、次に犬が抱えているその問題を解決するために飼い主としてやるべきことがあるかを考える必要があります。

絶対に間違えてはいけないのは「この犬は、自分のことを犬だと思っていない」などという一方的な判断を下さないことです。

これは判断というよりは飼い主としての逃げなのでしょう。

「わたしの犬は自分のことを人間だと思っている。だから犬のことを怖がっているのだ。」という言葉をたまにですが聞くことがあります。

これは本当に問題なことであって、犬が犬であるということを理解できるように育ててあげるべきです。

他の犬に吠える、他の犬におびえる行動をする場合には、ほとんどの場合、飼い主の犬に対する接し方や育て方がその行動を引き出している理由になっています。

犬を抱っこして「大丈夫だよ。」となだめても全く問題の解決にならないのに、それを続けているのはなぜなのでしょうか。

犬よりも飼い主の方が「わたしの犬は人間の子どもなのだ。」と思い込みたい気持ちをもっているからかもしれません。

犬が犬として生まれて来たからには、犬として幸せになる権利をみな持っています。

すべての犬が幸せになれなかったとしても、自分のもとにいる犬には幸せになってほしいと、このブログを読まれている方なら思うでしょう。

そう思うなら、他の犬への怯えや、怯えからくる攻撃性を解決するために、今までの自分の犬に対する価値観や態度を一度おもっきいり捨ててやり直してみて下さい。

飼い主として間違いに気づくことにはとても勇気が必要です。

自分が犬に対してやってきたことが間違っていたと知る瞬間は胸が痛くなるものです。

しかし、痛みを感じたら癒しは一気に進みます。

犬についてもっと知ってほしい、

いや犬についてもっと共に学びましょう。

Posted in 日々のこと, 犬のこと

犬語セミナーを受講した生徒さんたちからの嬉しいご報告。

週末にグループトレッキングクラスと犬語セミナーを開催しました。

毎回気になるお天気も春らしい暖かな一日となりトレッキングクラスでは犬と飼い主さんたちが一丸となって山を歩いていきました。

慣れている犬も慣れていない犬も、それぞれに大切な時間をみなでいっしょに過ごしていただいていつもありがとうございます。

人や犬、見ている風景はそれぞれに違うのでしょうが、違っていたとしても自然の中でみる風景はどれもみな貴重なものです。

そして、見えているものがそれぞれに違うと感じる「犬語セミナー」

犬の動画をみんなで見て犬の行動について学ぶセミナーです。

動画を見る際には行動学な見方をするのがこのセミナーの目的です。

犬はどのように動いたのか、どのようか形なのか、どのように変化したのか。

同じ動画を見ても見ている風景はみな違います。

そして、犬はどのような意志や目的でそうしているのか、なぜそうしたのか。

こうなってくると同じ動画でもみなさん全く違うことを見ているのだなと感じます。

 

セミナーを受講された生徒さんの数名からセミナー後にうれしいご報告も届きました。

リードの持ち方と歩き方を意識したら、犬が散歩中に全く引かないのに気付いた。

リードを引いていたのは犬の方ではなく自分の方であったのだと。

犬のパーソナルスペースを尊重することを考えるようになった。

犬が自分の領域を持てるようになることの大切さを知りました。

などなど。

みなさんそれぞれに気づきと行動の修正がはじまっているようで、長く学ばれている方々は違うなと感心させられています。

学ぶというのはなかなかできるようでできません。

なぜなら、学ぶというのは自分になにか不足していることがあるということが前提で学ぶのです。

自分は悪くない犬が悪いのだ、自分は何も変えることはない犬の性格の問題だと思っている人はまず学ぶことができません。

学ぶ姿勢があるために謙虚でなければいけない。

私にとってその謙虚さを維持するための最大の方法が山に囲まれて過ごすことなのです。

Posted in 日々のこと, クラスのこと

大脳はお疲れですが犬を見る感覚は研ぎ澄まされています。

ブログの更新が遅れていているので、もしかしたらオポの墓の上で倒れているのでは?とご心配をおかけしているかもしれませんが、とっても元気です。

ここ数日にわたり連日でいろんなご相談を受けることになり、スケジュール調整やメール返信や電話対応など忘れていることはないかとドキドキしながら働いております。

大脳は20代から老化しているそうですが、本当にそうだなと思います。

スケジュールなどの記憶や大脳皮質を使った考えには行き詰まりが見られるこんなときでも、逆に冴えわたってしまうこともあります。

それは「犬を見る目」です。

はじめて犬を見て感じること、普段から犬を観察していて受け取れることは大脳皮質とは違う部分の脳から来ているような感じです。

考えた結果わかるというよりは、むしろ直感的に入ってくるという感じなのです。

直感的に犬のことを受け取ることができるのですが、それをお伝えする道具として言葉選びや説明に大脳皮質が必要になってきます。

それでも私が犬について受け取ったことを100%お伝えすることはできません。

おそらく50%くらいしか言葉にはすることができません。

忙しくなると、この直感的な感覚が研ぎ澄まされてよりよく見えるようになってきます。

少しハイになって食欲や睡眠欲も落ちてくるときです。

まさに今そんな感じの状態になっています。

そして明日は犬語セミナーが開催されます。

私が直感的に受け取ることを、みなさんがどのように受け取られているのかをお尋ねするのが毎回楽しみです。

答えはみなひとつではありません。

どう見えるのか?なぜそう見えるのか?

そんな質問をお互いに繰り返しながら、セミナーを楽しんでいただきたいと思います。

Posted in 日々のこと

冬が終わってしまう前に犬と山歩きに行こう。

山のクラスでは極寒の数日を過ごしました。

インスタグラムなどをご覧になった生徒さんからは「大丈夫ですか?」のお声もありましたが、全然積もっていません。

とても寒い数日でしたが、少しだけ積もった雪景色に大興奮する今月1才になったばかりの若い犬たちの行動を見ていました。


オポと一緒に何年も山で冬を越したので、2月からの寒さのたびに春がやってくるのを感じられるようになりました。

雪解けと同時にみられる新芽や黄色の花たち。

雪が降った日は犬たちもふんふんと雪の地面を嗅ぎまわり、雪の下で起きている春の変化を敏感に感じ取っているように思えます。

都会で暮らす犬たちの多くは彼らの健康のために不妊去勢手術を行っていますから、野生動物のように春とともに出産を迎えるわけではありません。

それでも、動物にとって春の兆しというのは厳しい冬を超えてワクワクと何かが湧き出る感じがあるのではないのかな~と犬をみながら感じています。

どの空間にいても季節は感じるものですが、山の自然の風景の中で感じる季節感はやはり特別なものです。

その自然の空間の中で犬が何を感じるのかをじっと見ているのが楽しいのですが、寒さでダメージも大きいですね。本当に戦いです。


さて、犬と暮らすみなさんは犬が何をしているのを見るのが楽しいでしょうか?

犬の寝顔を見るのが好き。

犬がおもちゃ遊びをしているのを見るのが好き。

犬がごはんを食べているのを見るのが好き。

いろいろとあるかもしれませんが、犬が自然の中で探索しているのを見るのが好きという方もきっといらっしゃるでしょう。

だとしたら、この季節にしか見られない犬の特別の行動をぜひじっと観察してみてください。

山の中を歩く犬、山の中を探索する犬が何を思い何を感じているのか。

犬はそれを人のそばで見せてくれる特別な動物なのだということを知ったときに、犬はきっと今よりずっと豊かな時間を持てるようになるはずです。

Posted in 日々のこと, 犬のこと, 自然のこと

新年あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

令和四年の一年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。

すべての犬と、犬と暮らす飼い主が絆を深める大切な時間を持たれますように。

グッドボーイハートの今年の抱負「真っ直ぐ」。

今までとおりまっすぐに進んでいきたいと思います。

もちろん、休憩あり、みちくさあり、ゆっくりモードありと、すべて犬を見習ってあゆみを進めます。

今年も宜しくお願いします。

Posted in 日々のこと, お知らせ

今年もたくさん学びました。年末はお預かりの犬たちと年越しします。

昨晩は同僚であり共に学ぶ仲間でもあるドッグトレーナーの先生と今年の反省会も含めてオンラインミーティングを開催しました。

家庭犬を取り巻く状況はますます厳しくなっていますね…という話が長くなりました。

犬と取り巻く状況とは、犬に対する価値観や思い込み、犬の幸せとは何かを感じる感性などがあまりにも作られたものになってしまったなということです。

犬という動物のすばらしさを知って感動しながら犬と暮らす感動を得る飼い主が少なくなっているなというため息をつきました。

犬の形がぬいぐるみのようで可愛いとか、犬を撫でるのが好きとか、犬をあちこちへ連れていくことが趣味とか、犬におもちゃを買って与えたり食べ物を与えることで犬が喜んでいると思っているとか…そんな犬との暮らしに満足する人が圧倒的に多くなったのです。

わたしたちの感じるところの「犬との暮らし」を体感するための道は結構長いようで、い一緒に歩いて下さる方は本当に貴重な飼い主なのだということも実感しています。

今年もグッドボーイハートと出会って真剣に学び続けて下さった生徒さんたちに心から感謝する思いが沸き上がりました。

そしてこれからもグッドボーイハートは犬のことを学び続けます。

今までは100人に一人の飼い主でいいから犬の本当の素晴らしさを知りたいと学んでくださる方と出会えればと思ってやってきましたが、これからは千人に一人の飼い主を探して引き続き活動を続けていきます。

年末にも数名の飼い主さんたちが草刈のお手伝いに来て下さいました。

わたしが十分にやりきれていない部分をサポートしてくださっていること重ねて感謝いたします。

また様々な形で今までグッドボーイハートで学び今も学び続けていることをお知らせして下さる飼い主さんもいます。

歩いていけばいつかはたどり着く素晴らしい場所も、たどり着くまでにはたくさんの困難な課題があってたどり着ける人はほんの少数です。

なのでみなさんはお気楽にたどり着いたらラッキーと思って、風景を楽しみながらゆるりと進んでいけばそのうちたくさんの気づきが生まれて夢中になって歩みを進めて行かれるでしょう。

さて、オポが旅立った翌年から毎年のことではありますが、今年もお預かり犬ちゃんと年越しをすることになりました。

寒いね、暖かいねと言いながら青空の下、曇り空の下、雪模様の中に山の中をうろうろ。

興奮しないで落ち着いて相手をよく見て、と心を落ち着かせて犬同士のやり取りを見守って、ああ、やっぱり犬っておもしろいなと思っている自分がいることを確信する今年最後の一日でした。

犬たちは一日遊んで大満足。

また明日も変わらず元気に過ごします。



 

 

Posted in 日々のこと, 犬のこと

今日は何の日、今日はオポの命日。

昨日は七山に懐かしい生徒さんがたちが集まって下さいました。

今日のオポの命日にあわせてお声かけしたメンバーはオポが亡くなった日に埋葬のお手伝いまでしてくださった生徒さんたちです。

オポのあとに旅立った犬の飼い主さんや、今も老犬の余生をゆったりと過ごしていらっしゃる生徒さんもいらっしゃいます。

この時期に集まって懐かしくお話するのが習慣になっていましたが、このご時世でできなかったお顔合わせが久しぶりにできてほっとしました。

わたしもオポという犬の一飼い主として、飼い主同志の対話ができることをグッドボーイハートで楽しんでいました。

わが犬が一番かわいいの自慢あり、自虐あり、他の犬とのかかわりの中で生まれた思い出や、若かった自分だったからこをできたことなど七山の風景とともに思い出します。

オポが亡くなってから6回目の命日を迎えました。

この6年でたくさんの犬と飼い主さんとの出会いと学びをいただきました。

オポがわたしに教えてくれたことはたくさんありますが、何よりもすごかったオポの力は私を七山という山奥に連れてきてしまったことです。

オポがいなければこんな山の中で犬といっしょに暮らすなどということを考えることも決めることも実行することもあり得ないことだったからです。

この集まりの前日にはじめてのトレッキングクラスに参加してくださった生徒さんも同じことを言われていました。

この犬と暮らしていなかったら、山歩きをしたり、マンションから戸建てに引っ越すなどあり得ないことだった、と。

また今日は別の生徒さんからのお手紙にこうありました。

犬のために始めたトレッキングは実はわたしのために必要だったのだと思うようになりました、と。

こうして私の周りで新しい人生を開いていく生徒さんの言葉を聞くたびに、これもまたすべてオポが私を変化させた結果なのだと、やはりオポに戻っていくのです。

だからオポは私の原点です。

みなさんの犬はまだまだ若いのです。

オポが七山に引っ越したのは7歳を過ぎてからです。

そして写真は11歳のときに七山の庭で寝そべる姿です。

この11歳のオポの姿、最後の輝きではありますが十分な輝きがあります。

わたしも最後の輝きに入る年齢です。

オポの姿を思い出しながら気合で犬と向き合っていきます。

19日開催のオポディでは、飼い主さん同士のつながりを深めていただく時間にしていただければと思います。

悩み、愚痴、自慢、なんでもありの時間です。

どうぞお気軽にご参加下さい。

家の前でひなたぼっこするオポ11歳

家の庭でひなたぼっこするオポ11歳

Posted in 日々のこと, オポのこと