グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬に会わせた方がいいの?<他犬への社会性>

犬に「会わせた方がいいのか、会わせない方がいいのか」という質問を受けます。
この質問は、一般的ではないので考えたこともなかったという方もいるでしょう。
犬のコミュニティのようなものがSNSなどで知られるようになって、犬に会わせたいという方が増えてきているのかもしれません。

犬が犬と過ごすことは、飼い主さんのライフスタイルや犬を飼う目的によって全く異なります。犬が犬と「出会う」状況にはこのようなものがあります。

散歩中に互いにリードをつけて犬とすれ違うくらい
親戚の犬にたまに接触させる
他の犬と近づくことはない
散歩中にリードをつけて鼻をつきあわせるくらい
友達の犬といっしょに出かける
ドッグランで他の犬と過ごす

散歩中に犬同志が鼻を付き合わせる程度のことをするか、もしくは犬に近づけられないという方も結構と多いと思います。

犬が犬と出会う風景の例をあげます。犬にリードをつけていない時代に、犬が各自のなわばりをうろついています。普段からなわばりが明確なので、どの犬がどのように通行したのかという情報を犬は知っています。避けたい犬は避け、避ける必要のない犬は避けない。出会えば対立もある。メス犬を探していればその臭いを追跡してたどり着く。そういった単純な出会い方です。

ところが、最近では犬にお友達を作らせようという飼い主の愛情から、犬と犬を複数でいっしょに過ごさせる場所や機会が増えています。でも飼い主の準備した「会わせる」という行為が犬の負担になることもあります。

リード付きの犬は、公園などで犬と出会ってしまうと避けることができずに、犬と犬は互いに近づいていくことがよくあります。飼い主さんは犬と犬が仲良しだと思い込んでしまいます。これらの行動は、リードという道具によりなわばりが不安定になり、犬に不自然な行動を強いられていることで起きているものですが、このような不自然行動がたくさん見られます。

ドッグランや他のコミュニティでも同じです。多数の犬が同じ場所に入れられて柵があって逃げられない状況下の場合、犬たちの行動を十分に監督する必要があります。自分のテリトリーでない場所でしかも逃げる場所もない、そのような場での犬の行動が不安定であることに気づいているでしょうか。

どのような状態でも、犬の行動をよく観察してください。犬の行動はとてもシンプルで読み取りやすいのですが思い込みによる間違いは多いものです。走り回っている、飛び跳ねているのを犬が喜んでいると思って放置すると、いずれこの犬は、他の犬に対してストレス行動を示すようになるかもしれません。

犬は犬とコミュニケーションをとるときに、はじめて自分が犬である機能性を発揮するため、犬との関係作りというのは、犬の成長において大切なことです。ですがそれは「あわせる」という単純な行為でもなく、興奮させるということでもありません。

犬と犬のコミュニケーションには、犬の性格や犬同志の相性だけでなく、日常生活のストレスや飼い主との関係性が強く反映されています。動物のコミュニケーションとして自分たちに置き換えて考えると、生活のストレスや家族間の関係性や日常の行動が、他者とのそれに影響していることを理解していただけると思います。

このことに関しては、単純に説明できないないのですが、注意してすすめていただくためのポイントだけを紹介します。

まず、犬と犬は会わせるのではなく、関係を作るのだということ、そして、その関係作りには、年齢や性格や経験によって、それぞれの関係性ができますが、全てが「仲良し」にはならないのだということ。関係作りには十分な時間と環境が必要です。さらに、それぞれの犬の飼い主と飼い主の関係も反映しています。

こうした条件で、犬と犬の関係作りを支援しようと思ったら、お友達や家族間の犬と犬が最も可能性が高いということです。お友達といってもグループ行動は危険です。一対一で信頼関係を結べるようなそんな関係作りをすすめてください。

最後に飼い主さんの目的をはっきりさせてください。犬に「会わせたい」と思うのは、自分の犬に犬のお友達が欲しい、という理由からでしょうか。もしそうなら、自分の犬の社会性をまず知ってください。他の犬と並んで写真を撮りたいのであれば、犬はそれを望んでいるのかを考えてください。

少し厳しい意見ですみません。子犬のパーティや犬と会わせる会に参加した経験が、犬の社会性を後退させることもあります。飼い主自身が学び、現実をきちんと見れるようになれば、やるべきこともはっきりしてきます。犬語セミナーなどのビデオ勉強を通して、客観的に細かくシグナルを観察しながら犬と犬のことを学ぶ機会をつくっていきます。「理解すること」これが一番の気持ちです。


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もしもマムシに咬まれたら

七山を数日離れて戻ると、草刈したはずなのになぜ?という状態になっていました。この梅雨の時期、刈っても刈っても延びてくる雑草。その生命力には驚くばかりですが、気持ちが負けそうになることもあります。「あとは野となれ山となれ」というコトバの感覚が、山暮らしにより身にしみて分かるようになりました。

梅雨の晴れ間に都合よくトレッキングクラスが開催できました。わんこ山の下刈りをお願いしたばかりだったのでコース変更でわんこ山散策となりました。下刈りというのは、まだ成長しきっていない雑木を育てるために、雑木の間に生えてくる成長の早く高い雑草を刈り込んでいく作業です。私も手をいれますが、梅雨時期になると一気に伸びてしまい、素人では思うようにいきません。それで、下刈りをお手伝いしていて、おかげさまで雑木はスクスクと成長し、山は健康に育っているようです。

下刈りをお願いしている方はご近所にラブラドルリトリバーと暮らしています。子犬のころから七山のきれいな空気と水と空間のある環境で暮らせるなんて素敵ですね。そのラブちゃんとご家族が立ち寄られてお野菜をいただきました。少し前にマムシに咬まれたと聞いていたのですが、腫れもほぼひいてとても元気な様子でした。

山歩きや畑近くの散策でマムシと遭遇する確立は非常に高いです。草むらで何かの動く気配があり、顔をつっこんだり、脚を踏み出したりしてマムシに咬まれる可能性も十分にあります。「マムシに咬まれたらどうしたらいいですか?」と聞かれることもよくあります。

マムシに咬まれるときは突発的なので、瞬間なにがあったのかわからないこともあります。マムシに咬まれたとわかる理由の一つ目はすごく腫れてくるということ、二つ目は、咬み跡が穴が開いたように小さいけどはっきりとした傷があることでわかります。

腫れは、時間の経過と共に少しずつ進むので、数十分にかけてゆっくりと、かなり大きく腫れてくるでしょう。咬まれた傷から出血し少しずつですが継続します。毒が体内に少し入ってくるのを防ぐため免疫反応が高まり、息遣いが荒くなってくることもあります。最初はゴハンも水も取りたがらず、じっとふさぎ込むようになるか、犬によっては土の上にいたがることもあります。体は毒素をできるだけ外に排出しようとするため、嘔吐するような症状が出る事もあります。戦っているんですね。

いずれも自己治癒力のなせる業です。治癒反応は、犬も他の動物のようにとても高いなと思います。人と暮らして長く、動物力を落としているように思えるのですが、犬という動物の底力はたいしたものだと関心します。腫れは人間よりも少なく、食欲の快復も早く、2日目には何かを口にするようになり、行動も快復に応じ普通に動くにようになります。

犬は治癒反応を出しながら快復へがんばるのですが、飼い主はどうしたらいいのか、というのがみなさんの知りたいところでしょう。犬がケガをしたときにどのように対応するのかには、飼い主さんの価値観や経験が強く反映されます。よく「病院に連れて行ったほうがいいのか」尋ねられるのですが、それを私が決めることはできません。私だったら、と答えるしかなく、飼い主さんのしたいようにしていいのですよ、ということです。

マムシに咬まれたら、私だったら病院へは連れていかずに様子をみます。それは私が自分の犬が自律して行えることに対しては、それができる環境を整えたいと常々思っているからです。特に自然環境の中で、犬として生きていたら遭遇する確立の高い昆虫やヘビなどに咬まれることについては、犬の体もそれに対する機能を備えていると信じていますし、毎日の生活の中で犬である過ごす時間を大切にしていれば、犬の動物力は見えてきます。

でも、普段から犬という動物のことを知らなかったらとか、また、下痢をしたりゴハンを食べなかったらすぐに動物病院へ連れて対応される飼い主さんには、病院へ連れていかずに様子を見るということは難しいことです。またストレスのかかる生活をしている犬は、何事においても無気力なる傾向があります。体が戦う用意があるのかどうかと不安を感じることもあることも事実です。

そして、犬にとって一番難しいことは、自分のグループの基盤である飼い主が落ち着かず、不安で、悲しげな顔をして緊張していることです。だから、病院へ連れていきたいと思うのならそうしてください。犬のためにというよりは、自分を落ち着かせるためにという理由であっても、結果、犬も落ち着きます。犬がケガをしたり症状が出たのが、病院と連絡のつかない夜間や土日に出るのであれば、夜間対応する病院を事前に把握しておくといいでしょう。

それよりも、常日頃から犬が犬らしく過ごせる時間や環境、関係性を大切にしているかどうかを考えてみてください。犬らしさがわからないのでしたら、犬ってどんな動物なんだろうという素朴な質問をもって学ぶことをおすすめします。まずは思い込みを捨てること、これが最初の一歩です。

まるちゃん3




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自然療法セミナー

今週予定していた熊本でのお手伝いが高速道路が不通となってしまいました。また仕切りなおして、寄贈いただいた中古の犬舎などを、早く現地に届けたいと思っています。

ボランティアというと特別のことをしているように思われることもありますが、人にほめていただいたりお礼をいわれるようなことではありません。ボランティア活動を通して、普段は関わりのない方々と話す機会を得られたり、日常とはことなる現場を体験したり、新たな出来事について考えたりと、活動を通して得られるものは、どれも自分にとって宝になることばかりです。その中で、自分が十分に役立っているかどうかについての評価は常に自己反省が必要とでが、日々の仕事を含める基盤をしっかりと軸にしながら、できることをチャレンジさせていただいています。

熊本地震の支援活動のためのセミナーを今年の9月に開催します。その打ち合わせの会議が昨晩行われました。企画のきっかけは、臨時に構成したボランティアの会のメンバーと、こうした災害などの非常事態に備えるためには、日々の心の備えというのが大切なのではないかという話しが持ち上がったことです。

日々の備えというと、災害時のペットのためのフードや人のための避難グッズなどのハード面では、十分な情報が得られていると思います。準備をするかどうかは自分次第ということです。ところが、心の備えとなるとどうでしょうか。いつか自分も災害に会うかもしれないと思うことは心の準備にはなるでしょうが、こちらに偏ると不安に心を奪われてしまうのではないかと思うのです。

心の備えを考えるにあたり、やはり自然の力と切り離して考えることはできないと行き当たった次第です。自然の力が犬や猫など人と暮らしている動物に与える影響をいろんな側面から知ることで自然と動物のつながりについて触れ、それが心の備えになるのではないかと思いました。
このテーマについてはいろんな側面から様々なセミナーが思いつきますが、今回は今までなかなか聞く機会のない「ペットの自然療法」について、地域の臨床獣医師の先生方の生の声を聞けないだろうかということになりました。

早速、自然療法をしている獣医師の先生にチャリティセミナーということをご理解いただき、セミナー講師について快諾いただきました。それだけでなく、ペットの自然療法の研究会が主催団体として参加してくださるということになったのです。一般の飼い主さんは、動物のために自然療法を取り入れている動物病院を選び、治療法としてそれを選択することは可能ですが、様々なペットの自然療法について獣医師の先生から話しを聞くという機会は、日常ではなかなか得られるものではありません。

どんなことでも、特に動物たちに代わって彼らのために選ぶためには、まずきちんと知ることが大切です。きちんと知るというのは、インターネットで検索したり、本を読んで情報や知識を得ることだけでは終わりません。私はやはり、人と人だと思うのです。どんなことでも、直接会って話す、話しを聞く、ということが本当に知ることだと、常々思っています。

熊本地震を通して災害が自分たちにとって身近なものになることで得られる備えたいという気持ちは、学びたいという気持ちと同じものです。みなさんに湧き上がるこういう気持ちが広がって、セミナーの開催に至ったのだと実感しています。

昨晩の会議では、一般飼い主や会場として借用するペット系専門学校の学生たちにとって、理解しやすく興味のもてる内容に構成されることなどが決められました。真剣なお話はもちろんですが、簡単にご家庭でも取り入れられることも紹介していただけるようで、私も主催の一員ですが、今からとても楽しみにしています。

今回のチャリティセミナー「ペットのための自然療法セミナー」の詳細は、近々ブログ末尾にある「熊本被災ペット支援ネットワークの会」ブログでもお知らせします。チャリティセミナーは定員がありますので、早く知りたいという方はグッドボーイハートへご連絡下さい。


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チラシのPDFをこちらに添付します。
ペットのための自然療法セミナーチラシ



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犬と夢

犬も夢を見るんですか?と尋ねられることがあります。

犬が夢を見ているように感じられるのはどういうときでしょうか?
犬が寝ている最中に、吠えたり唸ったりして、声を出すことがありますね。他には、寝ているときに、歩いたり走ったりするように四肢を動かしたり、耳をぴくぴくさせたり、尾を振ったりすることもありますね。

犬が夢を見ているかどうかは、犬にしかわかりませんが、犬が夢をみているような睡眠をしているかどうかなら、知ることはできます。犬にも人とおなじように、睡眠の深さに違いがある深い睡眠と浅い睡眠があります。深い睡眠のときには、脳も体も休んでいるので、ぐっすり寝ているような感じです。浅い睡眠のときには、体は休んでいるのだけど、脳が機能しているため脳の反応によって筋肉や神経が動き、それが動きや声などとなって表現されています。

寝ているときに声を出したり走る四肢の動きを見せると、「夢のなかで楽しそう、走っているのかな。」と思ってしまいますね。

実はこの浅い睡眠は、私たち動物にとっては大切な睡眠らしいのです。脳の情報を整理する役割をもつ睡眠で、余分な情報を処理するためにも必要な睡眠です。浅い睡眠ができていると、脳もスッキリするということです。「なんか昨日いやな夢を見たな。」という風にはならないでしょうから、安心してください。

逆に、寝ているときに吠えたり鼻を鳴らしたりしているのがかわいそうに思って、犬を起こしてしまうことがあるかもしれませんね。せっかくの情報処理の時間ですから、そのままにしてあげた方が犬のためにいいので、ぜひ見守ってあげてください。

この浅い眠りと間違えられるのが、ほとんど寝ていない眠りです。たとえば、犬の目の前を静かに歩いただけでも目覚める、なんども目をあけて寝返りをうったり顔を上げたりする、などの行動をして、寝付けない状態になっている犬がいます。安心して寝る場所が確保できていなかったり、興奮してハイになりすぎたり、緊張しすぎたり、不安が継続すると、犬も「眠れない症候群」になってしまうのです。静かな環境が得られにくいとか人工灯が明るすぎるなど、犬の「眠れない症候群」も増えているようです。

なかなか眠れない犬は、他の行動も不安定になってきますので、飼い主さんは早めにそのシグナルを受け取ってあげましょう。事情があってたくさんの犬たちの入る犬舎や、多頭飼育を強いられいている環境にいる犬の安眠は難しいものです。一時的に睡眠の取れる場所に移動させるなどの工夫も必要です。

夢を見ているような犬の睡眠は、犬にとって大切な睡眠です。
今日もいい夢がみられますように。

オポお昼ね22年3月


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留守番する犬のためにできること

レッスン以外でも犬と暮らしている飼い主さんと話す機会がよくあります。どんな飼い主さんからも犬が喜ぶためにできることをしたいという気持ちを感じます。みなさんがすぐにできることでやっていることは何でしょうか?

順位付けるのは難しいと思いますが、オヤツや食べ物を買ってきて与えるということではないでしょうか。都市環境で忙しく時間もないし、伸び伸びとした環境も整っていないとなると、帰宅の時に留守番してくれた犬に何かお土産を買い与えたくなるのも、飼い主ゴコロというものです。もちろん、犬は大喜びするでしょう。与えられれば喜んで食べる、犬は素直に反応してくれます。

でも全く別の面からも、犬の留守番を助けてあげることができます。何だと思いますか?

犬の留守番する環境を整えるということです。
このブログでも何ども紹介した、犬が落ち着けるように道具などを用いて環境を整えるということはもちろんです。これについては、犬の成長の段階や、生活環境、ライフスタイルによりステップアップ式なので、個別の指導を受けられることをお勧めします。さらに、もうそんなことは十分にできているという飼い主さんでもできることがあります。

今日、本屋さんに立ち寄ったら、掃除や整理整頓、持たない暮らしなどの話題の本を集めたコーナーがありました。
現代の人の生活で見直すべきことのひとつなのだろうな、みんなが必要としている本なのかもしれないと眺めつつ通り過ぎながら、今日のブログの話はこれにしようと決めたのです。
実は、これらの本に書いてあることを実行することで、犬が過ごす環境を整える手助けができます。


一時期流行ったコトバでいうと「断舎利(だんしゃり)」という整理整頓です。以前にこんな間違いがありました。留守番するスペースに、犬が隠れるような場所を作ってあげてほしいと飼い主さんにお願いしたら、使っていない荷物をダンボール箱に入れたものを部屋に敷き詰めて、犬のスペースを小さくしたというケースがありました。隠れる場所を作ってくださいというお願いには応えてくださったのですが、不要なものをいれたダンボール箱で囲まれた犬の感覚は、理解しがたいものだったようです。犬も空間のかもし出す空気感に敏感なんですよ~と説明しました。

エネルギーつまり「気」の話しになりますが、犬や猫が「気」に敏感だということを感じられることはありませんか?
では、人が要らないものに囲まれて暮らしていると精神的に不安定になることがあるけど、物や気持ちの整理整頓をすると、身も心も軽くなり今までできなかったことをやってみようと思ったり、悩んでいたことが解決したなどの体験をされたことはないでしょうか。

少しでもそんな体験をしたことがある飼い主さんなら、飼い主さんが抱えている余分なものを犬もいっしょに抱えているという姿を想像してみるとよいでしょう。犬の生活空間である部屋の生理整頓や、要らないものや心を整理することで、部屋の空間はずい分と変わります。それは他人が部屋に入ったときでも感じられるほどの変化となります。室内だけで留守番している犬は、人よりもずっと長い時間その部屋にいるのです。忙しくて帰って寝るだけという短い時間ではなく、昼間もずっとその部屋の中で過ごしているのです。留守中に犬が寝ているだけでほとんど動いてなかったとしても、その部屋から感じるものの影響を受けるとしたらどうでしょうか。

そんなことあるわけないと思われた方も、ぜひ一度やってみてください。この要らないものを捨てることって結構エネルギーが必要です。買うことの10倍以上のエネルギーが必要だと感じます。本当に要らないものならいいのでしょうが、捨てられないものを捨てることが難しいからこそ、断舎利やものを整理する本がたくさんあるのでしょう。

普段はできないと思っていたことでも、大切な犬のためなら!と一念発起する飼い主さんもいると思います。
犬はいつも以外なところで背中を押してくれます。雨の週末、ちょっとだけ犬のために整理整頓する時間をつくってみてください。オヤツをもらったときのような反応がなくても、犬は心地よさを感じてくれるはずです。

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純血種の繁殖について

大雨で地盤が緩んでいたり、鉄砲水に襲われたり、浸水したりと、福岡でも避難勧告や避難準備を促すサインがネット上に出ています。七山校はすぐ裏手が山なのですが、七山校よりも博多駅の近い福岡の方が、よほど危険にさらされているのは不思議なことでしょうか。

グッドボーイハート七山校は、七山地区でも最も奥、つまり一番標高の高いところで、七山校の集落を基点に佐賀市へ向かうと下りになるという場所にあります。あまりにも奥地過ぎて人の手が入りにくい状態で維持されているので、山の奥の姿は昔とたいして変わっていないようです。

それと比較すると、人の入りやすい場所はなんども手を入れられ、植生も人の必要にあわせて変わり、道路も作り変えられるなど、人の手による改善がくり返されてきました。博多の都市環境になると、都市整備は大変進んでいるのですが、その分、大量の雨水の流れる場所がないことで、こうした大雨には弱い環境になってしまったのでしょう。

人が手をいれるということは、人にとって良い方へと考えて行われているはずなのに、自然の力までを考慮できなかったという反省は、都市整備だけではないと思います。

犬の場合もこれは多いにあります。純血種の犬を家族に迎えている方が増えました。先日もミックス(雑種)の犬を人に紹介したところ「これは何犬ですか?」と尋ねられました。純血種が犬だと思ってしまうと、全ての犬が何かの純血種だと思ってしまうのかもしれません。純血種が犬だという誤解も、いつの間にか広がってしまいました。

純血種とは、人が必要だと思う形質を、人為的な繁殖で強めていき、それを固定化させて作った様々な犬の種類です。その繁殖方法は、非常に狭い遺伝子のプールの中でくり返し行われます。そのくり返しの繁殖により、通常のイヌ科動物には出ないような毛の質、色、尾の形、骨の形、脚の長さなどが出るようになって、今のような、いろんな種類の純血種をつくってきたのです。

人為的に選択した形質は残せたけど、近親繁殖により動物に不利な情報を持つ遺伝子を隠すことができず、本来なら隠れている弱い部分が現れやすくなります。
特別な形質を持った犬はいろいろと弱い部分をかかえているのは、純血種と暮らしているみなさんもご存知のことと思います。遺伝的な病気として有名なものは当然のこととして、神経の障害、脳の障害、骨の形成の異常、関節形成の異常など、純血種の抱えている問題はとても深刻です。

純血種の繁殖が始まってから120年くらいになります。これを長いと考えるか、短いと考えるか。その間、遺伝子のプールはどんどん小さくなっており、そして、今でもまださらに、その純血種をさらに人の好みにあわせて繁殖する動きは止まりません。最近、日本では純血種をさらに小型化させている傾向があります。

小型の純血種が一番多いのは、日本ではないかというのが私の印象です。それほど旅人ではありませんが、外に出るたびに犬の行動にはつい目がいってしまうのですが、これほど小型の純血種が街中を歩いているのをみることも、海外では珍しいと思います。

小型化は、小型の犬のさらなる小型化と、日本犬のような中型犬の小型化にも広がっています。マンションなどの住宅事情で、小さな犬しか買えない日本人のライフスタイルに合わせた工夫と、愛玩化を好む傾向に応えることのようです。この小型化をビックリする方もいるようですが、今までの純血種の繁殖の目的と変わらない「人為的繁殖」ということで、流れとしては何も変わっていないのです。

ですが、みなさんに注目してほしいことがあります。小さな遺伝子プールでの繁殖は、動物の機能にいつか障害をもたらすことになります。行動が不自然、ストレス行動が多い、不自然行動が多い、など、なんらかの形で行動に異常が見られたら、それは動物としての危険信号として受け取ってあげてください。

犬という動物も自然とひとつです。自然からあまりにも離れてしまうといつか大きな災害を受けるように、犬もその波に飲まれてしまう危険性もあります。犬が犬らしさを失わないように、犬を愛する皆さんで見守ってほしいのです。

犬の繁殖をされる方も、純血種と暮らしている方も、みんな犬のことを本当に好きなのだと思います。あまりにも好き過ぎていろんなものが見えなくなることもあります。だから、犬好きたちは、お互いに関わりをもって、「もしかしたらおかしいかも。」という犬のメッセージを大切にしてほしいのです。そのためにも、犬の行動のいろいろについて、これからもブログを通して伝えていきます。

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<犬のしつけ方>子犬のトイレ失敗はいつまでに解決する?

子犬の家庭訪問のときに、初回のカウンセリングで説明する必要があるトレーニングが、トイレトレーニングについてです。そして、子犬のトイレの失敗について、ほとんどの方が「まだ犬が小さいから、トイレを失敗するのは当たり前」という誤解をされています。

人間の赤ちゃんのころにはオムツをしているし、オムツを外せるようになっても排泄の失敗はしばらく続くので、子犬のトイレも同じように思われているのかもしれません。子犬を母犬から離して人が飼うようになる年齢は、生後7週齢~8週齢が一般的です。子犬のこの年齢は、もう幼稚園生に入るくらいの年齢になっており、人でいうとオムツはとうに外れている年齢にあたります。

子犬がひとりで排泄行動ができるようになるのは、生後21日目からです。生後3週齢という早い時期なのはあまり知られていません。生後21日になると、子犬たちは巣穴から出てきます。この巣穴から出てくるときと、排泄を巣穴の外でするようになるときが同じなのです。巣穴から出て排泄をするようになった子犬は、巣穴を汚したりしません。外環境でこのまま成長する犬は、成長と共に排泄をする場所を変化させていきますが、そもそもトイレトレーニングとも、トイレの失敗とも無縁ということです。日本の一昔前の犬たちはみな外飼いでしたから、トイレトレーニングなどなかったということですね。

「トイレの失敗」という環境を作っているのは、犬を室内に閉じ込めたことでおきてしまうのです。犬は室内空間で排泄をする場所を失い、がまんできずにいたるところで排泄をするようになってしまいます。子犬だからトイレの失敗をするのではなく、必要な環境が整えられていないことで排泄の失敗をしてしまいます。

戸建てで庭のある環境でも、子犬の排泄場所として庭を提供できていない場合があります。ワクチン接種が完璧でないから外には出せないと思われていますが、そんなことはありません。ご自宅の庭には他の犬も入ってきません。子犬の時期から庭で排泄できるようになり安定している犬の方がストレスが少なくなり、免疫力にも影響を与えます。

集合住宅で庭がない場合にも、環境を整えてあげるとトイレの失敗をすることはありません。環境の中には人に対する社会化や、新しい家庭に移動するまでにどのように過ごしていたのかということも含まれます。せっかく子犬が生後21日で排泄行動を自律してできるようになっているにも関わらず、子犬が育った場所がその行動を可能にするものでなければ、家に連れてきた子犬はすぐに排泄の失敗をしてしまうでしょう。

とにかく、トイレの失敗は子犬の問題ではなく、環境の問題であることがわかれば、トイレトレーニングはほめたり叱ったりすることではないことも、わかっていただけると思います。

排泄の場所を室内に限定させたいという飼い主さんも増えています。外に出ないと排泄をしてくれないのは困るとか、預けたときに室内でしてくれたら助かるとか、その理由は犬側の都合ではなく、人側の都合によるもののようです。

室内で排泄をしたがらない犬と、室内でも排泄をする犬の気質は異なります。室内飼育される場合に、室内で排泄したがらない犬の方が性質が安定してきます。性質とは犬の性格のことです。性格は、遺伝的要素や、後天的に得られた経験や環境の影響などがあり、一概にひとつのことだけをとりあげて限定することはできません。それでも、犬の排泄行動が犬のテリトリーを決める行動であることなど、犬の機能性のしくみを知っていただくと、排泄行動と、日常行動の安定の関連性について理解していただけると思います。。

といっても、排泄を街中でされると臭いがきつい、家の周辺でされるのは迷惑だというご近所の言い分も十分にわかります。都市環境では、犬の生活密度が上がっていますので、こうしたペット公害に対しては、犬を飼っている側が気配りをして対応をすべき問題です。排尿のあとは水を流すことなどは当然のマナーであると思います。

犬の排泄行動が、犬にとってできる限りナチュラルな犬の習性にそったものとなるよう、飼い主さんとしてぜひ協力してあげてください。

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犬の隠れる術「カモフラージュ」

ご家庭にレッスンに伺うと、汗だくで「犬を洗ったんです。」といいながら飼い主さんが出てこられました。様子を伺うと、田舎のご実家に連れていったところ、田んぼの中を走り回ってドロだらけになってしまったため、汚れた犬を洗ったとのことでした。

犬が楽しげにやっていることは、遊びもあるけど犬なりに意味のあることもたくさんあります。若い犬が泥まみれになってはしゃいだりするのは、遊びの一面もありますが、犬としては理にかなった行動でもあります。

若い犬で、まだマーキング行動を行えない犬は、自分のテリトリーを守ることもしません。生活圏となるテリトリーは群れで守っているので、飼い主さんの気配に頼りきりになるか、黙って隠れていたりします。
ところが、守るスペースといってもいろいろとあります。一番小さな自分だけの領域、つまりプライベートスペースは最初に守るべき空間となります。自分で守る術を身に付けながら、生きていくために必要な安心を獲得しようとするのです。群れに守ってもらうだけでなく、個体でも安全を確保する「身を守る術」に「カモフラージュ」があります。

昆虫がいろんな色や形で自然の風景の中にカモフラージュしていることは有名ですね。森の動物が木の葉のような目立たない色をしているのも、カモフラージュのひとつです。人は視覚の動物ですが、犬は嗅覚の動物です。カモフラージュも臭いを通して行われます。田んぼを走った幼犬は、最初は広い場所に興奮して走り出したのでしょう。そのうち周辺を漂う強い泥の臭いに気づきます。その臭いを全身につけるために、田んぼの中で寝転び四肢を空に向けます。このころには、その風景のそばで飼い主さんの悲鳴が上がることが想像できます。

全身が泥だらけとなった若い犬。臭い泥の臭いで自分の臭いはしっかり隠せています。これで安心して生活圏を離れても行動することができます。犬は自分を完璧にカモフラージュしました。でも、こうした行動は人にはなかなか受け入れてもらえません。人は犬と比較すると嗅覚が全く発達していないわりには、臭いものには反応が強いのです。犬にとって臭いものは、人工的な香料やシャンプーの臭いや洗剤の臭いなのに、人にとって臭いものは、泥の臭い、糞便の臭い、汗の臭いなどです。動物としては異種ですから、犬と人の世界は異なることがあるのは当然です。どちらの世界を優先するのか。人は案外迷いません。
若い犬が、カモフラージュした自分を満喫したのはわずかな時間でした。

もし、こんなことに遭遇したら、少しの時間でいいからそのままにさせてあげてください。洗ってはいけないなどとは言いません。室内に犬をあげるためには、汚れは拭き落としたくなりますよね。その気持ちはよくわかります。室内に臭いのついている香料や、アロマを焚かれるなら、それを少し遠慮してあげてください。集合住宅は風のとおりが悪く、以外に臭いがあります。それもいい香になっています。

自然の中で過ごすときには、思いっきり泥臭く過ごしてください。犬が犬らしい行動をするときは、それを認めてあげたいものです。私たちは違う世界観を持つ犬という動物と共に暮らしています。互いを認め合うこと、これからも大切にしていきたいです。

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うちの犬ってどんなコ相談会・行動は犬のメッセージ

今日は福岡市早良区にある脇山の家の「手づくりフェア」に行ってきました。
熊本被災ペット支援ネットワークで集めた、手作り品チャリティバザーの販売と、チャリティ犬の相談会を同時開催という形で参加しました。

チャリティ相談会「うちの犬ってどんなコ?」は、犬のしつけやトレーニングの相談とは違って、家庭でいっしょに暮らしている犬のことをいっしょに話し、犬への理解を深めよう!という目的の相談会です。

犬のしつけ・トレーニングで陥りやすいミスは、犬のことを理解する前に、犬を「イイコ」にするためのトレーニングを開始することです。犬にオスワリやフセを教える前に、飼い主さんが知る必要のあることがたくさんあります。飼い主さんの知る必要のあることというのは、犬が人のコトバを話すことはできないけど、伝えたい大切なことです。

といっても、犬の相談会となると、ほとんどが「犬の困っていることをどうやったら解決できるか。」という質問から始まってしまいます。犬を飼っている人は犬が大好きなのですが、犬に問題がないときには犬のことにあまり関心がありません。
このことは、私自身が学生時代に暮らしていた犬のことについて、ほとんど知ろうとしなかった経験があるので、身をもってわかるのです。その犬は、全く問題となる行動がなかったからです。よく人のいうことをきき、イタズラもしない、吠えもない、噛み付きもない、家具をかじるということもありませんでした。だから犬のことが大好きだったのに、犬の本を何冊も買って読んでいたのに、目の前の犬について本当に知ろうとはしなかったのです。今思えば、あのときもっと関心をもってあのコのことを知ってあげれば、もう少しいろいろとできたことがあったのにと悔しい気持ちもいっぱいです。

犬に関心を示される機会は「犬の行動を問題と感じたとき」だという方が、ほとんどだと思います。
その問題をどのようにしたら解決できるのか、という気持ちでドッグスクールを尋ねたり、本を読んだりされるでしょう。ですが、ここが大切な分かれ目です。どうやったら解決できるのかということに焦点をあわせて学び始めると、単なる対処法で終わってしまい、犬のことを理解するせっかくのチャンスを失ってしまいます。

「犬の行動を問題と感じたとき」に、犬が必要としているのは、その行動の意味を理解してほしいということです。犬の行動はコミュニケーションの手段だからです。犬は社会的な動物です。そのため、自分の状態を、常に群れの仲間に対して表現するさまざまなコミュニケーションの形を備えています。その中でも行動という表現は、私たち人間が受け取る場合にも最もわかりやすいコミュニケーションのツールです。犬のように嗅ぐ力を持たず、感性の低い人間に対して、犬たちはわかりいやすい行動でメッセージを伝えてきています。それを、受け取っていけばいいのです。

どうやって?もちろん、最初はひとりでは読み解けません。犬のコトバは、人間にとっては外国語と同じです。だから通訳を使ってください。それが私たちのような犬の専門家の仕事です。動物の心の声を聞くアニマルコミュニケーターという通訳者もいます。そのコトバは奥深いものではありますが、それより以前に受け取る必要のある現実的なコミュニケーションがあります。犬が一番伝えたいことは、犬の行動から発しているメッセージです。そして、そのメッセージは、勉強すれば誰でも受け取れるようになります。

相談会では、そんな「犬が伝えたい大切なこと」を受け取りながら、犬がどういう状態でいるのかということを焦点にお話しました。その状態を解決してあげるためには、少し時間が必要です。「ああ、そんな状態だったんだ。知らなかったよ、ごめんね。」と思える方は、もう何歩も先を進んでいます。「そんなことどうだっていいよ。自分が困らなければいいんだ。」と思う方は、犬との関係作りにまだ時間がかかりそうです。感じるのことも、思うことも、選択することも、自分の自由です。

準備のできた方から遠慮なく、犬の世界へ飛び込んでください。
そこには、難しいことはなにもありません。あるのは犬の平和です。


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犬の不安を解消する

犬の問題行動を見つめていくと、その犬がどのような状態であるのかを知ることができます。
犬の困った問題行動について「どうしたらよくなるのか?」ということより先にまず考えるべきことは、「犬はどのような状態なのか?」ということです。

犬が感情を持つ動物だということは、よく知られています。
ですが、その感情は人と全く同じものではないことは、あまり知られていません。

いっしょに暮らす犬という動物を家族として大切に思い、人と同じ気持ちで付き合うあまり、彼らが「犬」であることを私たちは忘れてしまいがちなのかもしれません。
犬の感情的行動について触れるときには、犬という動物としてみることが大切です。

犬にも「不安」という感情があり、その感情を表現する行動があります。たとえば、飼い主に執着するような行動や、ものを破壊するような行動などは、不安を表現する行動にみられます。

「飼い主に執着する行動」とはたとえばこういう行動です。飼い主にとびつく、強くじゃれるようにして飼い主の手や服を口でくわえる、歯をあてる、マウンティングする、膝の上にのりたがる、体を寄せたりよりかかってくる、後ろをついて回る、など。

飼い主に執着する行動がみられる犬は、飼い主がそばにいないときや気配を感じられないときに、不安を表現する行動をします。何かをかじったり破壊する、排尿をする、置いてあるものを動かしたり散らかしたりする、自分の皮膚をなめたりかじったりする、ウロウロして落ち着かない、などの行動をします。

飼い主への執着行動は、犬の生活の中で解消されない不安が元で起こりますが、執着する対象が「飼い主」である場合には、飼い主の犬への接し方がその行動の原因になっています。原因となる飼い主の接し方もいろいろありますが、多いのは「人の赤ちゃんのように子犬に接して育てた」場合です。
特に、子犬が不安を感じているときに、抱き上げるとか、抱きしめる、なだめる、撫でる、声をかける、という接し方をしていると、子犬から成犬になったときの不安傾向は強くなります。

人間の子供だったら同じことをしてなだめるから、という飼い主さんの優しさから出た行動でしょうが、相手は犬です。子犬が不安を感じたときにできることは、その環境を整備することだけです。それよりも不安を感じやすい生活空間や、長い留守番によって、日常的に不安を強めていることがほとんどです。

犬の不安行動の解消、できることのひとつは「生活環境の整備」です。環境整備についてはくりかえし強調します。たとえば、屋内飼育や移動の多い犬にクレートトレーニングは必須です。過去のブログでクレートについてお話しました。→クレートトレーニング

次に、犬らしい行動ができる機会を与えてください。土の上を歩く、都会の臭い臭いのしない風を感じたり臭ったりする、静かな環境でゆっくり過ごす、草を食べる、新鮮な水を飲む、山をゆっくりと歩く、犬に伝わるように接することなど、犬の成長に応じてできることがたくさんあると思います。

犬は犬らしくいきることで不安を解消できるということ、これも犬の力です。

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