グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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映画「グレース・オブ・モナコ」の中に見る純犬種犬の行動と役割

映画を見るときにも映画の中に出てくる犬の行動がいちいち気になって仕方がないのは、もはや職業病だとは思います。

スクリーンの中の犬の姿があまりにも擬人的のときは嫌悪感がしてみるのを止めることもあります。

日本のテレビ番組で犬を見る気にならないのも同様の理由です。

しかし、中には映画の中で犬という動物について明確に記されているものもあります。

少し前に見た映画「グレース・オブ・モナコ」に出てくる犬もそうでした。

この映画はグレース・ケリー・モナコ王妃の自伝的ストーリーです。

ハリウッドの映画スターであったグレース・ケリーがヨーロッパのモナコ王の王妃となったことはまだ歴史に新しく覚えのある方も多いかと思います。

映画の舞台はモナコ王室で当時の貴族たちのきらびやかで豪華な生活を映画としてみることができます。

細かく再現することに意味のあったこの映画では、当時の貴族が飼う純犬種の姿もまた正確に再現されていると感じたのです。

最初に登場した犬はスパニエル系の大型犬2頭です。

グレース・ケリー王妃が貴族として作法を学ぶために通った貴族の家にその犬はいました。

最初にスクリーンに出てきたときの犬の姿は「フセの姿勢」。

2頭とも尾を振ることもなく顔を動かすこともなく、微動だにせず「フセてマテ」の待機状態で室内の暖炉の横当たりにいました。

犬の伏せている部屋で貴族の男爵がグレース王妃と会話をしています。

知らない人が見たらきっと「置物」だと勘違いされると思います。

場面が変わると城の庭部分を男爵と王妃が一緒に歩いています。

その横を先ほどの2頭の犬たちが駆け抜けていくのです。

庭では一定のルールを守れば活動を許されているということなのでしょう。

生き生きと走り抜けていく姿が非常に気持ちが良く「仕事終わった!さあ遊ぼう。」という雰囲気が出ています。

 

別のシーンに登場したのは、トイプードルです。

王室の子供が大人の会議中に地面に座ってトイプードルと遊んでいます。

トイプードルはまるで玩具、子供を傷つけないようにしつけをされている様子に見えます。

怯えもなく、小型犬特有の表情のなさはありますが、緩やかに動きを表現しています。

もちろんトイレシーツなどありませんし、マナーパッドなどしていません。

 

犬という動物を考えるときに、まずは犬という動物であると考えるのが始まり。

そしてその枝として純血種という犬について考えてみる必要があります。

純犬種犬は人が必要としたために作られた人為的繁殖による犬種です。

使役犬としてのはじまりはあったものの、現在の純犬種として系統立てたのは貴族の利用によってです。

貴族そのものが血統と純血にこだわる必要のある存在ですから当然のことです。

純犬種は系統事に役割と形が決められていました。

まさに貴族の階級制と同じようなものです。

純犬種はヨーロッパではひとつの文化であり伝統でもあるのです。

形と用途の両方が受け継がれているのかどうかは実際に見たことがないので不明ですが、その文化の中にいた犬の姿をこの映画では見ることができました。

この映画に出てくる犬の姿を日本人なら「かわいそう」というかもしれません。

しかし小さな室内に閉じ込められている犬を見てヨーロッパの犬を飼う方が目をそらしているとしたらどうでしょうか。

貴族のように純犬種を飼うことを進めているのではありません。

実際にはそんなにスペースもないですし、そんなことを言ったら犬は飼えません。

しかし犬のことを理解せずに犬を幸せにすることはできないというのは真実です。

犬は屋外の動物であり、犬の習性を崩さない、その上で犬を活用してきたという意味では純犬種という文化をもつヨーロッパの人々の中に学ぶこともあります。

しかし文化も永遠ではありません。

純犬種が生まれて200年近くがたとうとしています。

繰り返される人為的繁殖にどこかでひずみが生じるころです。

犬と暮らすなら犬のことをたくさん学んでください。

それは犬との暮らしを楽しくすることに必ずつながっています。


 

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エルエルビーンのドッグベッドのサイズ選びで悩む方へ

グッドボーイハートではおすすめのベッドといえば、あの高価なエルエルビーンのベッドです。

あまりにも高値のために別ブランドのベッドで試した結果、結局エルエルビーンにたどり着いたという飼い主さんもいます。

「買う」と決めたけど難しいのはサイズ選びです。

どのサイズがおすすめですか?

と聞かれることもあるのですが、大きい方がいいのか、小さめがいいのか、犬にもよるしお部屋のサイズのこともあります。

また子犬のときだったら少し大きなものを買う必要がありますね。

参考にと、生徒さんたちからご提供いただいた犬用ベッドの写真をアップしておきます。

お部屋に応じて大小を使っている犬ちゃんもいます。

Mサイズリビング用



コーギーのメイちゃんは2台持ち。

リビングには大きなサイズを利用しています。

よくゴロゴロと転がっていて、大きいものにしてよかったと言われています。

寝室用にSサイズのベッド



寝室の冬用にはSサイズを利用しています。

丸くなって寝るのにちょうどよいらしいです。

Sサイズ 体重は6キロ



ジャックラッセルテリアのダンちゃんは、過去に準備したベッドをボロボロに噛みちぎり振り回した結果、エルエルビーンのベッドをついにかってもらいました。

ベッドの下のベッド台はお父さんの手作りですね。素敵!

「なんで、このベッドだけ噛まないの?」の質問に、エルエルビーンさんからの返答が欲しいですね。

Sサイズでダブル



2頭でお揃いの色のSサイズのベッドです。

刺繍はブランドでしてくれるのですが、モモちゃん、ネネちゃんはお母さんに刺繍をはってもらいました。

来客のときには各自のベッドで寝ています。

Mサイズ 子犬から成犬まで



子犬のときのはるちゃん。

大きくなっても使えるようにとMサイズを購入されましたが、大きく育ったので良かったです。

Sサイズの端っこにいます



ミニチュアダックスのモナカちゃん。

小さなベッドを振り回していたのでLLビーンを買ってもらいました。

このベッドも持ち運びにチャレンジしていましたが最近はよく寝ているようです。

Sサイズのベッドを愛用するサクちゃん



かなり年期がはいっているお気に入りのベッドに寝るサクちゃん。

購入してすぐに利用しなかったのですが、慣れてくるとこちらが気に入ったようです。自分仕様になっていて居心地がよさそうですね。

お留守番中はよくここにいるそうです。(カメラで確認)

Lサイズ ゴールデンリトリバー



クールちゃんは、最初は円形のベッドを利用していましたが、今そのベッドは寝室に移動になり、リビングにはLサイズのベッドで寝ています。

顔をこすりつけているらしいです。

Lサイズ ラブラドルリトリバー



黒ラブのメイちゃんはベッドの上で木をかじっていることが多いですね。

ベッドというとすごい速さで移動するのはさすがにラブですね。

 

サイズ感つかめたでしょうか。

小さな犬と大きな犬はあまり迷いがないでしょうが、中型犬が一番迷うところでしょう。

迷ったらひとつ上のサイズ選択がおすすめかもしれません。

お値段の高いベッドですが、子犬のころに買っておけばずっと使えるのですから、値段相応の価値はあるかと思います。

 

関連ブログ記事↓

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犬がずっと自然へのガイド役であるためのトレッキングクラス

梅雨らしい雨も降らないのに山では夏蝉のジーという声が聞こえ始めました。

小鳥たちの鳴き声もそろそろ終わり、もう少し雨が降ったらいいなというこの頃。

6月末にもお天気を心配する中、すごく心地のよい空気と冷たい風にあたりながらグループトレッキングクラスを開催できました。


なぜトレッキングクラスをしているのか?

トレッキングクラスとは犬と山を歩くクラスです。

実は家庭犬のトレーニングスクールを始めたときは、犬と山を歩くことなどあまりにも普通のことだと思っていました。

ところが、クラスを通して犬のことを飼い主さんにお伝えしていく中で、犬と山を歩くことを知らない飼い主がほとんどだということがわかったのです。

そこで「犬と山を歩くクラス=トレッキングクラス」を作りました。

グッドボーイハートが福岡市博多区から唐津市七山に移転したことで、犬と自然についての学びはどんどん深まり、トレッキングクラスの内容もかなり変化してきました。


 

犬が人のそばで果たしてくれる本当の役割とは

今言えることは、犬は人と自然をつないでくれるガイド役として私たちのそばにいてくれるということです。

人は自然なしでは生きていけません。

人という動物も自然のひとつであるし、水や風、新鮮な空気、土、そして多くの人から嫌われる昆虫だって、現代の文明のある生活を支えています。

ところが人工的な都市生活の中では、自然とのつながりが途絶えてしまいます。

人と人の間だけで起きていることに執着すると、人や病んでいくような気がするのです。

それを助けてくれているのが、犬という存在です。

犬の存在によってたくさんの人々の心が救われているのが、犬が癒しの存在であるからですが、それは単にかわいいという単純な作用ではありません。

犬が自然の一部として人のそばにいるからです。


 

犬を人にしてしまうと病気になるって知ってますか?

その犬を自然から切り離して人の方に寄せすぎてしまうと、犬は病気になります。

人の方に寄せすぎるとは、犬を人として育てることです。

もしくは犬を人のように扱うことです。

身体の病気になることもあるし、感覚や行動の病気になることもあります。

病気になった犬たちは病院かドッグスクールに行くことになるでしょう。

ストレス行動が繰り返されることもまた犬の精神が少し病んでしまった証拠なのです。


 

犬が犬として健康であるためのトレッキングクラス

トレッキングクラスは犬が自然とのつながりを忘れずにいるための時間です。

同時に、自然とのつながりを人に教えてくれるガイド役として活躍する場でもあります。

トレッキングクラスは人が犬に何かを教えるためのクラスではありません。

トレッキングクラスでは他のクラスと同じようにおりこうさんとほめる必要もありません。

むしろ人の方が「上手に歩けたおりこうさん」と犬からほめてもらうことくらいでしょう。

いっしょにがんばった、犬を通して何かを感じた、共感できた、気持ちよかった。

そんな時間を持つことがトレッキングクラスの目的です。

 

グループトレッキングは来月も開催します。

お写真はすべてトレッキングクラスに参加してくれたガイドちゃんたちです!

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子犬のトイレトレーニングを成功させるために!子犬の生活管理表を作りましょう。

子犬のトイレトレーニングについて昨日の記事「子犬のトイレトレーニングは生活管理と行動管理が重要※ごほうび・罰は不要です!」の続きです。

子犬のトレーニング(パピートレーニング)の基本は「管理」から始まります。

子犬が家に来たばかりなのに、ほめたり叱ったりして子犬を傷つけてはいないでしょうか。

良かれと思ってやっていることが実は子犬にとってストレスを与えています。

まだ環境に馴れていない子犬に、物事を分かるようにと要求するのはあまりにも酷なことです。

子犬にとってストレスになるばかりでなく、子犬の成長は阻む接し方です。

 

子犬にとって最初に大切な事は「適切な環境を整えて管理すること」です。

人間の赤ちゃんと同じことです。

人間の赤ちゃんもコミュニケーションを覚えつつも、まずは生活の管理から始まりますね。

何時になったら寝せる、何時になったらお乳を与える、排泄をする、毎日の管理を通して赤ちゃんの生活のリズムがつかめるようになってくるでしょう。

子犬の場合にも同じです。

子犬の生活をきっちりと管理することがトイレトレーニングの成功につながります。

そのため家庭訪問レッスンでは「子犬の生活管理表」の作成をお願いしています。

 

今回は柴犬のはるちゃんの生活管理表の写しをいただきましたのでご紹介します。

とてもよくできていて、月齢と共に生活が整ってくるのがわかります。

はるちゃんは2月2日生まれです。

一枚目はこちらです。お家に来てまもないころにトレーニングを開始しました。

トレーニング初回のときに管理表の作成をお願いしたのでそのころのものです。

子犬の生活管理表1



ピンクはクレートの中

△がトイレの失敗、〇はトイレの成功ですが、このころはまだ排泄場所が室内にありました。

室内のトイレトレーでさせているために、成功は多いけれど回数もとても多くなっています。

子犬の生活管理表2



管理表がバージョンアップしました。

このあたりから排泄場所としてテラスを利用していたころですが、サークルを完全に撤去できたところです。

テラスに行く手前にもトイレシーツがあり、まだ排泄回数が多めですね。

子犬の生活管理表3



最近の管理表です。

排泄場所は室内のものは撤去してお庭だけになってひと月以上がたちました。

排泄はすべて成功。

散歩も始まり、散歩中にも適切に排泄を行っています。

トイレの回数は大が2回くらい、小が4,5回くらいです。

はるちゃんは今生後4ケ月半になりますが、この程度が普通の回数です。

 

子犬の生活管理は飼い主さんがどのくらいの時間、子犬のお世話ができるかどうかでその進行度合いは変わってきます。

当然ですが、飼い主さんが自宅にいて管理ができる方が子犬の行動は安定します。

留守番の長い子犬は安定するまでにかなりの時間を必要とします。

 

だからといって子犬を毎日他の犬のいる幼稚園に預けるような生活はおすすめしません。

子犬はたくさんの犬に囲まれて成長するとテリトリーの形成が不安定になります。

それぞれの環境での子犬の育てなので、皆が同じようにできるとは限りませんが、生活管理表の作成は、子犬を適切に管理できているかを客観的に見ることができる道具です。

お写真のシートを参考にしてご自分なりの子犬の管理チェック表を作成してみてください。

 

 

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子犬のトイレトレーニングは生活管理と行動管理が重要※ごほうび・罰は不要です!

引き続きですが、子犬のトイレトレーニングのためにフードやオヤツなどの食べ物を使う方が多いことで「それ違いますよ」の説明が続いています。

しかし毎回お話するのですが、違っているということを説明するためにたくさんの時間を使う労力と時間が本当にもったいないです。

なので今日も何が違うのかという説明はいたしません。

とりあえず、犬のトイレトレーニングには食べ物は不要です。

同時に犬のトイレトレーニングには罰や脅かしは絶対にしてはいけません。

 

子犬のトイレトレーニングを成功させるために必要なこと

は、たったの二つだけです。

1、生活環境の整備を整える

2、行動観察を常に行うこと

 

1、生活環境の整備を整える

子犬は自分の生活空間を汚しません。

だから巣穴変わりのクレートの中では排泄をしません。

同時にクレート周辺の自分の場所や、自分のベッドやマットなどに排泄をしません。

同じように、室内を自分の住処とみなすようになると犬は室内に排泄を失敗することはありません。

生活環境の整備が不十分で子犬に排泄の失敗をさせてしまうのはこんな例があります。

・子犬が自由行動できるスペースを広げすぎた。

・子犬が死角にはいるようなわかりにくい家具の配置をしている。

・子犬のクレートトレーニングが上手くいっていない。

・子犬が自分の排泄場所で歩いていけるような環境が整えられていない

・子犬がソファなどの高い場所に生活をしている

もし子犬に排泄の失敗が多いなら、以上の環境整備で間違った部分を訂正してください。

 

2、行動観察を常に行うこと

子犬が部屋の中を住処とみなし、排泄場所への移動が適切に行われるようにするために、子犬が排泄のシグナルを出し始めたらすぐに排泄場所に誘導します。

子犬が排泄をするシグナルとは、床の匂いをとりはじめる、匂いをとりながら周りはじめる、左右に動くような動きをする、肛門が膨らんでくる、こんな感じです。

子犬は生活空間が安定していれば、室内で排泄をしたくなるような行動はしないのですが、室内空間に馴れていない子犬は室内の匂いですぐに排泄をはじめてしまいます。

今まで屋外で飼育していた犬や、家に来たばかりの犬、テリトリーを広げ始めているときなどの飼育環境を変化させたときには、子犬に失敗をさせないようによく観察をしてください。

 

子犬が排泄の失敗をしたからといって、叱っても子犬はそれがだめだということを理解しません。

トイレトレーニングは子犬に善悪を教えることではありません。

あくまでも「自分の住処は汚さない」という子犬の習性にのっとって、環境整備と行動観察で子犬が適切な場所に排泄をするように導いてください。

焦らず、急がず、きちんと記録をとることも大切です。

子犬のトイレ管理表の作り方については次回ご説明します。

関連記事はこちらへ↓

<犬のこと>犬は境界線の上に排泄(トイレ)をする動物です

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犬の快適な移動の手段として「犬用リュック」の活用を!

先日のブログ記事でお手製の犬用カートをご紹介しました。

生徒さんの自前のカートでマンションのエレベーターの移動でも犬に負担をかけません。

しかし、中には動けない状態で他人や他の犬との距離が近くなることを恐れる犬もいます。

こうした犬たちのための有効な移動の手段は「犬用リュック」の活用です。


リュックを活用している生徒さんから写真をいただきました。

体重5キロくらいのミニチュアダックスちゃんの移動に使っています。


横開きになるので犬を抱えて無理にいれなくとも、ハウスにいれるように自分の足で歩いて行かせることができます。

こうして自分で入れるバッグは犬にとってはストレスが少ないのです。

リュックに入った瞬間は犬は何となりますが、すぐにリュックを背負うと飼い主さんの背中と密着する状態になり、すぐにおとなしくなります。

今までにもこのタイプのリュックを使用された方がいましたが、どの犬たちも静かに入っていました。

マンションの移動中に抱っこの状態では人の吠えてしまう犬も、クレートやリュックの移動のときには吠えません。

自分が無防備な状態であるのに、拘束されて動けない状態になることは犬にとっては大変なことなのです。

もちろんそれで我慢のできる犬もたくさんいますが、中には感受性が高かったり、幼少期の経験などで抱っこ移動苦手な犬たちもいます。

それらの犬たちのために安全かつ安心できる移動手段を飼い主が提供するのは、犬に対する支援であって過保護ではありません。

リュックは夏の暑いアスファルトを避けて散歩をしたいときにも有効です。

子犬のお散歩デビューのときにも使えますね。

リュックに入っているミニチュアダックスくんのお顔はこちらです。


どこでも行ける。

いつでもいっしょ。

安心&安全の移動の方法として犬用リュックを活用しましょう。

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マンションの移動の手段にお手製のカートが大活躍してます。

マンションなどの集合住宅での共有部分の犬の移動について、原則として犬を歩かせないで移動させるというところが多いようです。

犬を歩かせないで移動する方法とはこんな感じでしょうか。

・抱き上げて移動する

・カートにいれて移動する

・クレートにいれて移動する

・リュックやバッグを使って移動する

道具がいらず一番簡単なのは「抱き上げて移動する」ことです。

しかしこの「抱っこ移動」は犬の立場にたつと最善とは言えません。

犬によっては「抱き上げできないサイズ」「抱き上げを好まない性格」もあるからです。

なので、移動の方法としては「抱き上げ」以外の方法をお勧めします。

犬のサイズによってはリュックやバッグ可能ですが、中型犬以上ではこの方法もできません。

そうなると、カートでの移動が現実的な選択になります。

犬用のカートは高額なものが多いですが、そんなおしゃれなカートも体重が6キロくらいの犬しか入れません。

もう少し大きなサイズとなると、カートも結構高いです。

マンションの入り口に置いたときにとられるかも…と思うだけで悩みます。

その悩みを解決した素晴らしい道具をDIYで製作した生徒さんがいます。

なんと犬のエレベーター移動のために手作りのカートを作ったというのです。

それがこれです。


なんと台車に木の板を付けて犬用の台車にしたというのです。

後ろからみるとこんな感じに。


すごくないですか?

抱き上げんしなくても自分で乗って自分で降りることができる。

だけど移動中はじっとして乗っているということなのです。

リヤカーに形が似ていますよね。

ゴールデンウィークにお父様が作ったとのことで感動して写真をお借りしました。

犬のためにできることっていろいろとあると思うのです。

それは「犬の立場にたって考える」ということです。

マンション内の移動について、犬の立場にたって考えた結果がこのスタイルになったのでしょう。

素晴らしいです!

なんだか犬くんのお顔も凛々しくみえますね。

 

 

Posted in 日々のこと, クラスのこと

モグラをとる犬をお探しの方へ、子犬がモグラを捕獲しました!

犬にはいろんな能力があって、それを短かに見たり知ったりするとワクワクします。

先日、トレッキングクラスに来てくれた犬くんの飼い主さんから「モグラをとったんです!」という話を聞きました。

モグラをとる犬というか、むしろモグラをとることできる犬はなかなかいません。

モグラは日本の柔らかい土にはたいてい生息しています。

七山のオポ広場やお庭にもモグラの通ったあとにできる土の盛り上がりが無数にありますが、実際にモグラをとった犬はいません。

今回「モグラをとった犬」は、生後5ケ月の柴犬の子犬くんです。

いつも散歩中に立ち寄って排泄をしている場所が柔らかい土になっていて、その中に口を突っ込んでとったそうです。

ほとんど死にかけていたのではないかと飼い主さんはいうのですが、口にくわえたあとなかなか離そうをしなかったというのですから、子犬にとって獲物をしとめた感は強かったのでしょう。

モグラは土の中では動きが早く、モグラたたきとはよくできているなと思うほど簡単にはとれないようです。

さらに、犬はモグラを食べるのかというと、食べているのを見たこともありません。

モグラはモグラ科という生物で、食べられないこともないけれど美味しくないというらしいのですが、試してみたいとはだれも思いませんね。

これだけ数がいて人間が食べていないのですから、相当美味しくないのだと思います。

犬は自分のテリトリーの中に入ってきた動物を食べる目的でなく殺傷することがあります。

特に柴犬の場合には囲われるかもしくはつながれてある程度狭い場所で飼育されている歴史がありますから、自分の狭いテリトリーの中に入ってきた生物はすべて殺してきたことでしょう。

そのため柴犬は特に蛇やムカデといった毒性の高い動物ほど、殺すことが得意です。

日本犬全体にこのような気質が見られます。

今回モグラを退治してくれたのも、こうした柴犬気質から来たもののようです。

そしてモグラをとった子犬くんにも、独特の性質があります。

少しひとつのことにとびぬけている、同時に全体的にはまだ成長が整っていない、ざっくりいうとそんな感じの気質です。

子犬の成長記録として残しておきたい一枚の写真をいただきました。

犬と関わるにあたり「犬ってすごいな!」と感じることはたくさんあった方がいいのです。

子犬ちゃんすごい!

関心した出来事でした。

 

モグラちゃんはペン消ししていますが、苦手な方はご注意下さい。

Posted in クラスのこと, 犬のこと

週末はトレッキングデビューで山はとても賑やかでした。

週末の山は気温もほどよく苦手な蚊もあまりおらず風は涼しい、とても過ごしやすい天候に恵まれました。

トレッキングデビューさんたちがたくさんいらしたので、コンディションが良くて助かりました。

小さな赤ちゃんを連れてのご家族で、赤ちゃんも背負子に乗ってトレッキングしました。

お若いご夫婦に連れられた生後5ケ月の子犬ちゃんのトレッキング。

お父さんとグループトレッキング前の練習のためのトレッキング。

子供たち4人といっしょに大人数でのトレッキングデビュー。



性別も年齢も暮らしている環境がそれぞれに違う犬たちが、こうして飼い主さんと一緒にトレッキングに参加して下さる機会は私にとってのご褒美です。

たくさんの生徒さんたちがグッドボーイハートのクラスを受講して下さいます。

まずは家庭訪問レッスンでの環境整備から始まり、日常生活を安心して過ごしていけるように犬の習性やしつけについて学んでいただきます。

一定の基盤が出来上がったらトレッキングクラスにもご参加いただけます。

しかし、みなさんなかなかお忙しいようで家庭訪問レッスンを受けられてもトレッキングクラスには参加されないことも多々あります。

お預かりクラスを利用して飼い主さんの代わりに私が山遊びを犬と楽しんだりする機会はいただくことがありますが、やっぱり飼い主さんと犬がいっしょに山を歩くという体験を通して学んでいただきたいと思うのです。

犬を連れての山歩きですが、もちろんスタイルはそれぞれです。

ただ犬といっしょに山を歩くという行動は同じなのですが、ここに犬に対するある大切なものが入っているかどうかでその姿はかなり変わってきます。

その大切なものとは何か。

グッドボーイハートの生徒さんならもう気づいていらっしゃることでしょう。

とりあえず宿題としますね。


 

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本気の犬のお散歩バッグなら絶対に●●タイプでお願いします!

雨がしとしとと降っていますが、このくらいの雨なら犬も嫌がらずに散歩に行けそうです。

犬と一緒に散歩で歩いている人を見ると、持っているリードや姿勢、そして何よりも気になるのがバッグです。

なぜバッグが気になるのかというと、微妙なバッグを持って散歩している方の体のバランスがとても気になるからです。

微妙なバッグとは小さなサイズの買い物用のバッグ、手に持つタイプですね。

片手にバッグを持ったまま犬の散歩など、私はとてもできません。

犬の散歩は犬といっしょにいくパトロール行動です。

同時にいつ何時でも犬の安全を確保する必要があります。

犬の散歩のときにお願いしたいスタイルとは、

1、いつも両手が空いていること

2、体のバランスを保って歩けること

この二つのことを達成できるタイプのバッグを持っていただきたいのです。

リュックでもいいのですが、リュックタイプはすぐに排泄袋や水が取り出せないなど少し厄介です。

それで私はショルダーバッグを使います。

ベルトを少し短めにしたショルダーバッグなら行動を邪魔せず、またウエストバッグよりもたくさんのものが入ります。

ショルダーバッグを肩から下げたら、両手はリードを持つために開けておきます。

リードは両手で持つ場合もあるし、片手で持つ場合もあります。

いずれにしても、犬を必要に応じて自分の右側、左側へと移動させることがあるので

散歩のときには両手が空いている必要があります。

都会はもちろんのこと、田舎道でも、山道でも、同じです。

犬がさほど大きくなくても、小型犬でもチワワでも同じです。

ショルダーバッグをかけて姿勢よく犬と散歩している飼い主はめったに見かけません。

だからこそ人眼をひくものです。

犬との散歩は日々の暮らしのゆったりした時間でもあるとは思いますが、自転車に乗るときと同じようにやっぱりちゃんと歩いてほしいのです。

きっと自転車を販売されている方も、ほとんどの人がちゃんと自転車に乗れていないとみているのではないかと思います。

きちんとした犬との散歩は、犬も楽になるしお互いが楽しくなります。

犬の散歩のときのバッグはショルダーバッグで、ぜひお願いします。


 

 

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