ついに昨日、七山でずっと待っていた生物がやってきました。
「グッドボーイハート七山に二ホンミツバチを復活させる」ために設置した蜂箱に二ホンミツバチが入っているのを確認しました!
この日、午前中のトレッキングのクラスで生徒さんの知人が大分の養蜂家であるという話を聞きながら歩いていたのです。
実はここにも蜂箱を2年前から設置して二ホンミツバチを待っているのだけど、まだ入っていないのだけどちょっと見てみて、と立ち寄った蜂箱。
最初に近づいたときは気配を感じられず、やっぱり来てないなと思ったのですが、箱の近くまでいくとちらちらと飛んでいるものが見えます。
さらに近づくと「いる?いるよね?入ってる?」と興奮する私。
いますよねと動画を撮ってくれる生徒さん。
日本ミツバチかな?
西洋ミツバチかな?
その場で、生徒さんの知人の養蜂家に動画を送って聞いてもらいました。
なんと、養蜂家が即答で「日本ミツバチ」だと教えてくれたのです。
このブログ記事には2019年11月末からスタートさせたことが記録されています。
昨年は七山、博多、朝倉に設置した蜂箱には何も来ず、
今年も七山、博多、朝倉に同じように蜂箱を設置しました。
七山の箱の位置だけを変えて、春先に一番トビムシの多い花の咲いているひそかな場所に設置を試みました。
分蜂の時期、七山に来るたびに見に行ったけれど来なかった日本ミツバチ。
もうあきらめてこの1ケ月は見に行っていませんでした。
豪雨の前に手前から一度見たけれどそのときにもう入っていたのかもしれません。
でも明らかに分蜂の時期や夏を越えてから蜂箱にはいったはずです。
季節外れにやってくる日本ミツバチは、他のところにいったん巣を構えたものの何か環境に合わないことがあり全員で移動してきた可能性があります。
まだ巣箱を開けていないので、女王蜂が入っているかどうかも確認していません。
さらにスズメバチがうろうろとしていて、もう少しガードを強くしなければいけません。
養蜂初心者なのでハチミツを採取するところまではいかないかもしれません。
それでもとてもうれしかった。
日本ミツバチは日本の里山の環境に生息していた生物です。
環境の変化でとても七山でも一度も見かけたことがありませんでした。
5年以上前にはいたはずの日本ミツバチがこのグッドボーイハート七山の周辺からいなくなったのは、この環境が乱れたからなのかと思っていました。
そんな中、日本ミツバチに戻ってきてほしいという願いを込めて始めた養蜂です。
どこから逃げてきたのかはわかりませんが、私たちの庭の中に戻ってきてくれて、ただその姿を見ただけでとてもうれしくなりました。
こうしてブログを書いているときにも、こんな時間にミツバチたちはどうしているのだろうかと思いを向けています。
自然の中に暮らすということは大変なことばかりです。
先日、テラス横を襲撃した土砂もダンナくんが少しずつ移動させていますがまだまだ時間がかかります。
草刈りも追いつかないし、冬の薪ストーブの薪も準備ができていません。
でも、日本ミツバチの姿を見て、今日はここで暮らせてよかったと思いました。
犬たちもきっと変化できる。ここなら大丈夫。
そんなことを思う一日となりました。
これからまたがんばってみなさんに一口ずつはオポハチミツを食べていただきたいと思います。
期待してください!
Author Archives: miyatake
二ホンミツバチがグッドボーイハートにやってきた!
犬の多頭飼いで2頭目に子犬を迎えるならいつ頃がベストなのか。
「先生、子犬を飼いたいんですけどいいですか?」
推定7歳になる犬とトレッキングクラスに通っている生徒さんからの突然の質問でした。今まで、7ケ月くらいの犬や3歳くらいの成犬を保護犬として迎えて育てて来たけれど、一度も子犬を育てたことがないので一度は子犬を迎えたいということでした。
先住犬と4年ほど暮らしているので、おそらく推定ですが7歳くらいか。
そうなると子犬を迎える時期は、このコが旅立ったあとに迎えるか、もしくは今迎えるかのどちらかになります。
先住犬が10歳にもなってしまうと活動力が落ち、子犬に対応する体力も気力もなくなります。
先住犬は社会活動を縮小しようとするのに対し、子犬は成長と共に社会活動を広げることになり、共に活動することが難しくなります。
これは、犬との活動場所のほとんどが室内だという飼い主にはどうでもよいことです。
でも、先住犬と毎日山歩きをしているような彼女には重要なことです。
「子犬を迎えるなら今…ですね。」
多頭飼いを始めるために必要な環境とは
多頭飼いとなると他にも考えなければいけないことがあります。・生活上のスペース
犬と人が生活をしているスペースが十分にあるのかという問題です。
室内でそれぞれの犬ともちろん人も休める広さがあるのか。
庭に2頭の犬がお互いにリラックスできる広さがあるのか。
2頭の犬を別々に散歩に連れていくこともあれば、場合によっては2頭をふたりで、もしくは2頭をひとりで散歩にいくことになるかもしれません。
車に乗せるなら、2頭の犬をのせて移動ができるのかどうか。
・物質的な問題
2頭の犬を飼育するための資金が確保できるのか。
2頭目を迎えることで先住犬の生活の質が落ちるようなことはないか。
動物病院に連れていく資金があるのか。
子犬のトレーニングクラスのための資金があるのか。(※重要!)
・時間の問題
留守番を数時間程度にとどめられるほどの時間的余裕があるのか。
・家族の問題
小さな子供やお世話の必要な家族などにかかわる時間や労力を減らすことなく子犬を飼えるのか。
・社会性の問題
先住犬は子犬を迎えられるほどに精神的に成長しているかどうか。
先住犬は子犬の社会性の発達を阻害しないような安定した性質であるかどうか。
先住犬は子犬が成長して多頭飼いとなった場合、今よりも豊かな社会生活が送れるのかどうか。
そのような柔軟性のある子犬の確保ができるかどうか。
考えなければいけない問題がたくさんあります。
先住犬のいる環境に子犬を迎えて多頭飼いを始めたいとなると、最初の条件をクリアした上で迎えて下さい。
「子犬を迎えるなら今…」と思い悩んでいたような生徒さんですが、翌日になると「子犬を見てきました!」とラインで報告がありました。
思い悩んでいたように見えたのですが、すでに子犬を迎えることは決まっていたようですね。
子犬は先住犬と共にスクスクと成長しています。
新しい子犬が来たことで、先住犬も成長する、飼い主も成長する、飼い主の家族も成長する。
家族が豊かになりその成長が周りの人々へも影響を与えていく。
これが多頭飼いの目指すところではないでしょうか。
子犬くんはそろそろトレッキングデビューしそうです。

<おすすめのアイテム>日常使いのレザーリード※2本目はこちらがおすすめ
リードは犬とのコミュニケーションをとるためにとても大切な道具です。
その大切なリードは絶対にレザー(本革)製をおすすめします。
よく街中で見られるような、布製の細いものやナイロン製のフワフワしたリードでは犬とのコミュニケーションをとることができません。
犬のリードは、乗馬で使われている手綱と同じ役割を果たしています。
犬はリードを通して飼い主の動きを知ることができ、自分もその動きに合わせていきます。
逆に、犬の動きが人に伝わる道具であって、目を閉じていても犬がどのような状態であるかをリードを通してわかるようになるほどリードは繊細な道具なのです。
おすすめのリードについては以下のブログ記事で紹介しました。
<おすすめのアイテム>犬用のレザーリードの取り扱いを始めました。国産のレザーリードは絶対にお勧めします。
この記事で紹介したリードは両端にナスカンという金具がついています。
最初の散歩練習のときに、ハーネスとリードの双方に装着できる利点と、リードを長くしたり短くしたりするときや、短時間つなぐことができるためとても役立つものです。
様々な用途で使うことで、リードをどのように活用すればいいかを学ぶためにおすすめしています。
同時に、このリードは少し重たいのでリードの振り回しの癖がなくなり、リード持つ手の位置のポジションもつかみやすいと思います。
リードを1本持つなら、最初にダブルクリップのこのリードをおすすめします。
さらに、今日おすすめしたいリードは2本目として選ぶレザーリードです。
片側だけに金具がついている通常タイプのリードです。
軽くて使いやすくリードの使い方をマスターした方におすすめします。
リードの長さは150㎝でダブルクリップのものと同じです。
写真のものは幅が12ミリで中型犬5キロから20キロくらいまでの犬におすすめします。
幅は9ミリや15ミリがあります。
最初にリードの使い方を学べば、このリードの持ち手だけを持つような間違った使い方をすることもありません。
国産で作りがしっかりしているのにお安い!
デザインはクラシカルですが私は好みです。
ずっと長い間変わらないデザインは、リードという道具の機能性をよくとらえています。
グッドボーイハートでも購入できますが、たくさんの在庫をかかえていないのでご注文の際は早めにご連絡ください。
山のお預かりクラスで犬の社会化が進むのは安心できる場所、管理と時間があるから。
お預かりクラスを繰り返しご利用いただくたびに、犬の行動に変化が訪れてくるのを見るのが毎回楽しみです。
七つの山に囲まれたこの空間の中に、飼い主から離れて過ごしている犬。
最初は不安を抱えている犬も、繰り返しお泊りに来てくれるようになることでここでの過ごし方に馴れていくようです。
特に「おひとり様お預かりクラス」の場合には優雅にテラスを独り占めしています。
写真の中に犬ちゃんの姿は見つかりましたか?
ひさしの向こう側の下あたりにチワワちゃんが休憩しています。
テラスの上で、周囲見張っていたり休んでいたりしながら一日をゆっくりと過ごしています。
寝ているようですが、たくさんのものを感じています。
空気の流れ、その流れにのってやってくる匂い、太陽や雲の動きで変わる気温、湿気と風、鳥たちの声、川の流れる音、草のふれあう音など。
この中心的テリトリーから出るときは、私と共に広場や散歩やトレッキングに行くときです。
戻ってくると、ここが自分の居場所とばかりにすぐにお庭に入り、テラスの上や草の中にある所定の位置にむかいます。
寝場所はドアの内側にあるクレートの中。
クレートカバーの隙間から撮影したけれど起きてしまいました、ごめんなさいね。
クレートの中は犬にとっては巣穴なのでここには外敵は入ってきません。
ゆっくりと丸まって頭を休めて、そしてまた外で見張り番をしています。
この小さなチワワちゃんを空からみたらどんな風景なのか。
グーグルマップの航空写真でみたらこんな感じです。
ブルーの丸印がチワワちゃんが休憩しているテラスですね。
周りは緑に囲まれた山です。
都会のマンションの中と比べるとやっぱり環境が大きく違います。
犬にとっての楽しみや幸せは、オヤツを食べることやドッグランで走り回ることでは全く物足りないと考えています。
犬にとっての充実した時間は、犬としての時間を持つこと。
それがこの風景の中に自分の居場所を持って役割を果たし、心地よく一日を終えることなのです。
犬たちがこうして過ごしてくれるから、テラスの片づけも頑張らなければ!
オンライン犬語セミナーZOOMテストミーティングを開催しました。
なかなか進まないオンライン犬語セミナーの準備に向けて、テストミーティングをやってみました。
数名の生徒さんにご参加いただいてZOOMミーティングを開催しました。
結果は、グッドボーイハート七山が光通信が届いていない奥地だということと、持っているパソコンの性能があまりにも低すぎることで動画配信に問題を抱えていることがわかりました。
まずは物理的に何ができて何ができないのかをはっきりさせることが大切なことだと考えるので、二つの環境整備の問題が明らかになり次のステップに進むことができます。
ホワイトボードの使用についても、課題があることがわかりました。
これも、クリアするための方法はわかっているので、あとはやるだけです。

オンライン犬語セミナーのテストミーティング開催前の風景
一番問題なのは、これらの問題解決のために新しい機材が必要になるということ。
先行投資と思えば大したことではありませんが、投資先は他にもたくさん必要です。
今、七山ハウスの至るところが劣化しているため、こちらの整備資金のためにほとんどの資金が投入されていきます。
福岡と七山のどちらに住まれているのですか?とよく聞かれます。
福岡はトレーニングスクールとしての拠点であることは間違いありません。
生徒さんの多くは福岡の方で、都会で抱える犬を飼う問題が一番多いことと、福岡で犬と暮らすからこそ生まれる疑問を解決してより犬と良い関係を築いていただくためのご提案をしたいからです。
その犬とより良い関係を築くための環境の提案として活用しているのがグッドボーイハート七山だからです。
しかし自然が近いと人工的なものは自然に帰っていきますね。
腐敗というのは自然現象のひとつでとても大切な過程ですが、家が腐敗するのは困ります。
さらに老化も自然現象のひとつですがこちらもいろいろとできることを減らしてしまいます。
自然と戦うのを止めて、敬意を表しながらその力を利用させていただくことが最善の策だという考えは変わっていません。
犬にも敬意を表しながら、それが正当に犬と向き合うという私の姿勢です。
オンラインセミナー開催に向けても背中を向けずに向き合い続けます。
また次のテストのときにはご協力、よろしくお願いします。
豪雨で流れ込んだ土砂が七山のテラスに上がった風景のその後。
先日の豪雨で崩れた土砂に埋もれたテラスの一部にどんどんと山から水が流れ込んできてています。
ダンナくんが少しずつかきだしていますが、かなり苦戦している様子です。
土が水を含んでおり体積も容積も広がっているからです。
土と水ってすごく重いのだということを実感できます。
土砂災害の整備にボランティアが必要な理由がよく理解できました。
しかし、そんな土砂まみれのテラスの周辺にいろんな生物が集まっています。
特にトビムシたちがたくさん集まっているようです。
土砂は赤土のような粘土風のものですがおそらくたくさんの養分がはいっているのでしょう。
しばらくその風景を見ていて湿地帯のようだなと思いました。
そんなテラスの湿地帯を訪れた生物をダンナくんが撮影した写真がこちらです。
写真の中央付近に小さな羽のある生物、わかりますか?
興奮を抑えつつ早速、養蜂の師匠に写真を転送して確認を取りました。
師匠によると、ミツバチ…おそらく西洋ミツバチではないかという意見をいただきました。
日本ミツバチを待つ私たちですが、西洋ミツバチであってもかまいません。
こんな悲惨な状況でもこの1匹の生物で心躍りました。
心はすでに来年に向けて準備、準備。
その前に片付けですね。
グループトレッキングを開催しました。
雨天で延期になっていたグループトレッキングクラスを開催しました。
晴天に恵まれ心地よい風も吹き、8月としては十分なコンデイションとなりました。
この日は、5歳や7歳といった成熟した大人の犬が数頭いたことと、犬のサイズが少し大きめだったこともあって、いつも以上に落ち着いたトレッキングができました。
写真は振り返って撮影したものでぶれていてすみません。
今日はGOPRO撮影テストも行いました。
チェストバンドを装着して撮影したのですが、思ったより重たさがあって苦戦しました。
画像が上手くとれていたら動画アップいたします。
参加頭数もちょうど良いくらいで全体を確認しながら歩くことができました。
馴れている犬が多く、みなさんとてもゆったりと余裕を持って歩いていました。
犬と飼い主さんが息をあわせて歩くこと。
全体が集合としてまとまっていること。
犬の行動はシグナルですから、落ち着きのある行動は犬が落ち着いて過ごせているということです。
このような集団での協調性のある行動は日常的になかなか実現することはできないので、グループトレッキングクラスは貴重な時間です。
今日はふたつの「あまりないこと」がありました。
ひとつめは視界に入る距離にイノシシを目撃したことです。
グループトレッキングクラスでは集団の気配で事前に逃げていることが多く遭遇の機会はほとんどありません。
すぐに人の気配に気づき走り出しました。
山で保護された犬たちがキュンキュンと鼻慣らしをして興奮を始めました。
イノシシが逃げるタイミングが遅れるほど、集団が静かに歩いていたということです。
ふたつめはこれです。
「なんでこんなところにゴルフボールが?」とびっくりしました。
ずっと山歩きをしていますが、あまり見かけたことのないキノコでした。
豪雨で環境が急に変化したために出現したようですが、シロオニタケという名前でした。
今日はこのキノコが主役だったように思えます。
オポ広場に戻っていつも通り、いくつかの対面のクラスを開催しました。
成長期の犬、久しぶりの対面で興奮する犬など様々でした。
犬と犬のコミュニケーションを学ぶことが、犬のコミュニケーションを学ぶ最大の機会です。
だからこその犬語セミナーですね。
プライベートオンラインクラスでも犬語セミナーは開催いたしますので、またご案内します。
犬が楽しめる環境整備!マンション住まいならベランダを活用しよう。
前回のブログ記事では犬の脳の発達にはお庭の活用が欠かせないことをお話しました。
ブログ記事→犬の脳を発達させるために「庭」の活用は必須です。
住居に「庭」のない場合には、知人や友達のお庭の活用も推奨しています。
でも、日々の生活のためにもっとできることがあります。
庭のないマンションでは、外の空気をすける場所=ベランダの活用をおすすめします。
ベランダの活用についてはマンションの規約で制限があるため、事情は様々かと思います。
でも中にはここすごいな!と関心するベランダもあります。
都市空間にあるファミリータイプのマンションでは、子供たちのために広めのベランダが整備されていることがあります。
ある生徒さんの例をご紹介します。
こちらのご家庭では、ちょうど育ちざかりの子供さんたちがいて子犬を迎えられました。
子犬が来る前からクラスについてのご相談があったので、犬を迎えられることに対して真剣に取り組まれているのだと思いました。
そして伺ったご自宅で見たベランダが、すごく素敵なベランダだったのです。
広いベランダは今までなんども見てきました。
でも、こちらのベランダにはソファがおいてあったのです。
ソファだけでなく、小さなテーブルや、子供たちの玩具道具もたくさん置いてありました。
お話を伺うと、子供たちがソファで朝食を食べたり、ベランダで遊んだりできるようにされているとのことでした。
ベランダの床部分も、木材を組み合わせたフローリングのようになっています。
伺うとこれも最初はなかったのだが、オプションで付けても良いということがわかったのでこのような仕様にされたそうです。
もちろん、子犬ちゃんもベランダに出せるようにと、小さな隙間をどう埋めようかとたくさんのツールがそろえてありました。
2回目のレッスンに伺ったときには、デザイン性の高いベランダの隙間から子犬ちゃんやおもちゃなどが下に落ちないようにするためにしっかりとガードが設置されていました。
水が流れるようになっている排水溝にも入れないようにこちらもガードされています。
環境を整備する際に、いろいろと大変だからできないと言われることもよくあります。
隙間があって危ないから犬をベランダには出したくないと言われることがありますが、整備しようと思う方は積極的にされます。
また、ベランダに出すと犬が汚れるからいやだ、と言われることもありますが、それはベランダが汚れているからではないでしょうか。
要するに、自分がやりたいかやりたくないか、が行動を起こせるかどうかの違いです。
ベランダを最大限に活用して、自宅にいる時間も子供たちが楽しく過ごせるようにと考えられるからこそ、子犬がベランダで遊べたら楽しいだろうなという発想にもなります。
そしてそのイメージをどうやったら実現できるのかを考え、そして工夫をする。
言えば簡単なことのように思えますが、こうしたことを楽しいと思えるようにならないとできないことばかりです。
これは犬を育てて飼うことの全てに通じることです。
犬を飼うことなど、そんなに簡単なことではありません。
毎日の食事、散歩、お世話、と続き、病気になったら病院へ連れていき看病もする。
動物だからわからないことがたくさんあったり、犬はストレスを感じると人が困るよう名行動もたくさんします。
犬を理解して共に楽しく過ごすためにできることがあれば、それを楽しみながらトライできる飼い主であれば、犬を飼うことは苦痛ではありません。
素敵なベランダで子供たちと遊ぶ犬ちゃんのこれからの成長が楽しみですね。
ベランダの活用について悩んでいるなら、ぜひ犬のために積極的に取り組んでみましょう。
犬の脳を発達させるために「庭」の活用は必須です。
先日のオンラインクラスの際にご質問を受けたのは「犬の脳の発達について」でした。
「犬の脳の発達」というと仰々しく聞こえるかもしれませんが、動物が幸せに生きていく上で脳の発達について考えるのは当然のことです。
犬の心身の機能は脳の機能にゆだねられているのは人と同じことです。
「犬の脳」などというと「犬にも脳みそがあるのですか?」と冗談抜きで言われたこともあります。(本当に冗談抜きで!)
つまりは、単純に「犬を飼う」ことだけの簡単なことなのに、なんでそんなに面倒なことを考えなければいけないのかという疑問なのだと思います。
しかし、犬の行動があまりにも不安定で、不健康なものになっていくこの時代に、あえて「犬の脳の発達」というそろそろ考えなければいけないことを飼い主さんに考えていただいても良い時期ではないかなと思っています。
そうはいっても、飼い主として「犬の脳の発達」のためににやらなければいけないことはそれほど難しいことではありません。
犬の脳を発達させるために一番身近にあって活用するべきなのは「家の庭」です。
庭とは自然を家の空間にきりとって持ち込んだものです。
日本でなく海外の都市空間の家には必ず「庭」があります。
国は違えども人は自然空間と切り離されて生きていくことはできません。
それを身をもって知っているからこそ、家の敷地の中に「小さな自然=庭」は必ずありました。
その小さな自然として切り取られた「庭」で犬を活動させることが、犬の脳の発達のためにすぐにできることであり、また最も効果的な方法です。
博多の小さな庭にできるだけ柔らかい土が戻ってくるように雑草を育てているのも、少しでも犬たちが「庭」で過ごす時間ができるようにと考えたからです。
もちろん、私自身も都会で息がつまりそうになることを回避する空間にしたいという思いもありました。
以前からブログ記事に書いていることですが、マンションで庭がない方も、ご近所や友人、知人、親戚、実家などなど、あらゆる手を使って自分の犬が庭とつながりを持っていられるように努力すべきです。
犬ができるだけ幼少期から始めた方がよいことをお伝えしておきます。
プライベート・トレッキングクラスを七山で開催しました。
不安定なお天気の合間に、プライベートトレッキングクラスを開催しました。
いつもグループトレッキングクラスに参加してくれているゴールデンリトリバーの犬くんです。
グループクラスとプライベートクラスでは、トレッキングの内容もお話することもまた全く違います。
山歩きをしながら犬ちゃんの状態を聞いたり、環境の変化やそれに伴うご相談などプライベートならでは個別相談に応じられるのがプライベートクラスです。
また、プライベートでのトレッキングクラスでは、グループクラスとは違う目的をもって歩いています。
自制とバランス。
そもそものトレッキングクラスで身に着けたい犬の行動に焦点を当てながら歩いていきます。
今回、クラスを受講してくれた生徒さんと犬くんは、家庭での訪問レッスンを終えられて普段の生活では落ち着いて犬との暮らしを楽しまれています。
そんな楽しい犬との生活をつづけながらも、もっと深い人と犬の関わりについて、さらに一歩ずつ進んでいかれたい方が、継続してクラスを受講されています。
こうしたクラスは私にとっても味わい深いものです。
生徒さんと犬との関係が深まると同時に、時間と場所をたくさん使えば、自然と私と犬の関係にも変化が起きているからです。
犬の一生は長いものでやはり本当に短いです。
わたしたちの時間のながれからするとあっという間に彼ら犬の時間が過ぎてしまいます。
その上、毎日飼い主さんの仕事中は留守番をしている犬たちも多く、人と犬が過ごす時間の質を上げることはとても大切なことなのです。
プライベートトレッキングクラス、この日はとても涼しく心地よい風が吹きました。