犬語セミナーを開催しますのでお知らせします。
今回の犬語セミナーはグッドボーイハート七山で開催する対面クラスです。
犬語セミナーの内容は、犬の動画を見ながら犬のコミュニケーションや犬という動物の習性について学ぶ犬の行動学の講座です。
新型コロナウイルスの感染防止のために一時中止しておりましたがこの度復活いたします。
日程 10月24日㈰ 12時~14時
場所 グッドボーイハート七山
参加資格 どなたでもご参加できます。(※ただし午前中のトレッキングクラスにご参加の方を優先させていただきます。)
人数制限 あり 12名まで
参加費 おひとり 2500円(税込)※小学生は無料
同日の午前中10時~11時半までグループトレッキングクラスを開催します。
グループトレッキングクラスにご参加の方で犬語セミナーにご参加の方は、クラスご予約時にその旨をお申し出ください。
※セミナー&トレッキング共に定員に達しましたので受付を終了します。
待ち時間内のようにお昼時間を短くとらせていただきました。
室内での飲食は換気を十分に行いご利用いただけるようにします。
皆様にはいつもお手伝いいただき感謝いたします。
行き届かないないこともありますが、よろしくお願いします。
オンライン犬語セミナーの開催について
オンライン犬語セミナーは10月下旬に開催いたします。
このブログでご案内いたしますので少々お待ち下さい。
久しぶりの犬語セミナーでお話したいことがたくさんあります。
どうぞ奮ってご参加下さい!
Author Archives: miyatake
犬語セミナー開催のお知らせ
<受講生のコトバ>犬が犬として幸せに暮らせるよう、人との暮らしをいい具合にできるよう環境を整える事。
クラスを受講された生徒さんの感想をご紹介しています。
今回はグーグルマップにクチコミ掲載して下さった子犬の天ちゃんの飼い主さんの感想をご紹介します。
今回はクチコミ用に書いていただいた文章なので、ドッグスクールを探されている方にわかりやすいように書かれています。
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クチコミ掲載引用ここから
犬の先生に来てもらってる話をすると、ほとんどの方が『わー、おりこうさんになったでしょー!』という反応ですが、違うのです!
飼い主の為の指導、全て飼い主であるわたしの問題でした。
犬に先生をつけるなんて、そんな贅沢なー!と、頭によぎらなかった訳ではありません。
大人の犬くんと対面する天ちゃん
実際、図書館で本を借りたり自分なりにネットで調べたり。でも情報も多く、我が犬に合ってるのかがわかりませんでした。
また、わかったつもりで差し当たって困り事はない、と思っていたので。
でも、それは大間違いでしたが、、、
そして、犬に先生をつける、も間違いで飼い主に先生ですね。
決して、贅沢ではなく必要経費です。 早い時期からいい専門家に出会って欲しいです。
同年齢の犬ちゃんとごあいさつする天ちゃん<リードをもっているのはインストラクター>
犬が犬として幸せに暮らせるよう、人との暮らしをいい具合にできるよう環境を整える事。
境界や社会化の話。
当初、おそろしい事にダメな事にも気づかないで過ごしていました。 先生が犬に直接指導をする事はほとんどないのですが、当たり前だけど日々の生活でわたしと犬が関係をつくっていく。
七山でトレッキングする天ちゃん
クールに見える女性の先生ですが犬に対する深い愛情をお持ちでプロの指導は一見の価値ありです。
そしてなにより、七山の自然の話が興味深く、ますます先生を好きになるのでした。
ひとりでも多くの方に知ってもらいたいです! まずはカウンセリングを!!オススメです!!
引用ここまで

ハウスで休む天ちゃん
初回のカウンセリングで天ちゃんに会ったとき、天ちゃんは生後3ケ月くらいでした。
迎えられた犬ちゃんは山の中で保護された子犬でした。
天ちゃんは山の保護犬によくある警戒の高い資質を持っており、とてもおとなしいタイプでした。
飼い主さんは天ちゃんに特に困っていることはなかったのですが、飼い主さんのご友人がグッドボーイハートで学ばれていたことがきっかけで、早期にご相談をいただきました。
感想のコメントにもあるように、カウンセリングで説明させていただいた内容がとても衝撃的だったとのことです。
山犬の子犬育ては慣れていない方には本来は難しいのですが、子犬は小さいころは警戒心が高くおとなしいために、その難しさにはすぐに気づきません。
犬の行動に問題があると感じられるのは1歳近くになってから。
犬が1歳というのは若いといえば若いのですが、人の年齢に例えると18歳くらいなので問題解決にはある程度の時間がかかります。
天ちゃんの成長に必要な環境を整えるためにできることを、天ちゃんが子犬のころに提案させていただけたことはとてもラッキーなことだったと思います。
また、飼い主さん自身が自分を囲む生活環境に対して自然とのつながりを求めていらっしゃることが、天ちゃんに対する理解を早める理由になりました。
犬のことは頭で理解しようとしてもなかなかわからないことがあります。
犬は人と違う、犬は動物なのだといっても、その言葉の犬を理解することは難しいのです。
ここには感性がどうしても必要になってきます。
自然ってなんだろう、
動物ってなんだろう、
私たちと違うってどいうことだろう、
そんなことを肌で感じられるようになれる飼い主さんは、犬の立場にたって考える力がついていきます。
天ちゃんは出会うべき飼い主と出会ったので、これからゆっくりと社会化を進めていくことでしょう。
天ちゃんが1歳になったとき、天ちゃんが3歳になったとき、どんな犬になっているのかとても楽しみです。
山歩きがとても上手な天ちゃん!
またいっしょに山歩きしましょうね。

トレッキングクラスで探索する天ちゃん
初回の訪問カウンセリングをご希望の方はこちらをご覧ください。
⇒グッドボーイハートの初回訪問カウンセリングについて
訪問対象外地域の方はオンラインクラスをご利用下さい。
グループトレッキングクラスを開催しました。
暑さ寒さも彼岸までというのは本当のことですね。
秋のお彼岸を越えて山ではすっかりと涼しい季節がやってまいりました。
みんなで山歩きするグループトレッキングクラスも、良い天候の中で開催できました。
毎回ご参加いただいているベテランたちと初めて参加されたビギナーまで。
一緒に協力しあって安全に山歩きをして元のテリトリーに戻ってくることが本日の任務です。
山にはいつ何が起こるかわからない仕掛けがたくさんあります。
イノシシの気配なのか、他の動物の足跡の匂いなのか、上を飛び交うスズメバチなのか、もしくはひらりと落ちる落ち葉なのか。
何があっても驚きすぎず、衝動的に吠えたり飛び出したりせずに、警戒心と勇気をもって落ち着いて歩くことが大切です。
犬にも人にも集団心理というものがあり、皆が同じ行動をしていると自分もまたその行動に合わせようとする力があります。
集団化は明確な方向性と安定性がなければ危険な武器になることもあります。
集団の力の中から安定を引き出すためには、ゆっくりと大地を踏みしめるようにしっかりと歩くことがポイントです。
飼い主さんと犬のひとつのグループがお互いの信頼で結ばれていることもとても大切なことです。
それにしても気持ちの良い空気が流れていました。
北風が山の中をゆっくりと回っているのを感じます。
時間と共にさす日差しの位置が変わると山の風景がとたんに変化してしまいます。
ここさっき通った道だよねと思うほど光と影の力で山が変わっていきます。
この季節の山を「山装う」と言いますが、昔の方はよく言ったなと思います。
犬たちもみな心地よい空気を感じていたようです。
なかなか良い写真が取れませんが、こうして輪になって同じ空間の空気を吸って気持ちが良いと思えるだけで素敵なことだと思います。
山歩きは地味なので、派手なキャンプやドッグスポーツのように注目を浴びませんが、やっぱり山はいいです。
来月は少し紅葉していると思います。
この季節を犬と楽しんで下さい。
散歩中の犬の排泄「したいときにその辺でしてます。」ってこれ、すごく犬が困ってる行動ですから。
犬の散歩中の状態を飼い主さんに質問するときに、必ず尋ねるのが「犬が散歩中にどこで排泄するのか。」ということです。
この質問の意味がもしわかるのでしたら、相当に犬の行動について勉強をされて来られたということです。
ほとんどの飼い主さんが、犬が散歩中に排泄をする場所や目的について考えることがありません。
散歩中にどのような場所で排泄をしますか?という私の質問に多くの飼い主がこう答えます。
・散歩中に排泄をします。いつも同じところです。
・散歩中に歩いていて適当な場所でします。
・散歩中に自分がしたいと思ったところでします。
どの答えもしっくりときません。
いつも同じところでしますと答えた場合でも、歩道の上でする。
歩いていると急に立ち止まってするなどいろいろとあります。
犬が排泄をするときだけ立ち止まっている行動についても、立ち止まってすると思ってしまうようですね。
犬が排泄をする目的は常にテリトリーの境界線との関係があります。
排尿はもちろん、排便にはもっと深い意味があります。
ここぞと思うところで犬は排便をするはずなのです。
ところが、犬が「ここぞ」と思える場所がないと、歩いている途中で便意をもよおしコンクリートの上に排便をしてしまことがあります。
犬がここぞと思った場所で排便をするときは、入念に匂いを嗅いで「ここ」と場所を決めてするものです。
また排便は当然のことながら消化が終わったあとの便のことなので、未消化のものや軟便をするときには本来の排泄とは違う目的で出してしまったことになります。
人間からすると、そんなに都合よく自分が目的とする場所にたどり着くまで排便をがまんするわけないと考えるでしょう。
でも、ある意味人間ですら便意を催したときに、適切な場所(せめて近場のトイレ)に駆け込むまでは我慢できるはずです。
以前知人から聞いた話だと小学生の息子さんは、便をするためにわざわざ学校から自宅まで戻ってきていたということです。
となると、本当に適切な場所でないと排便できないのは犬も人も似たもの同士です。
犬は排泄物でテリトリーを構成する習性を今でも固辞しています。
もし散歩中に排泄を「その辺でしたいときに」しているとすれば、散歩の環境やさせ方の何かに不具合が発生しています。
犬の行動には面白いほど「意味」があることが多いのです。
だからこそ犬を学ぶことは新しい発見の続きです。
犬語セミナー動画募集に早速答えて下さりありがとうございます。
動画はまだまだ募集しております。
名作をお待ちしています。
犬語セミナーの教材用ビデオを募集しています。
オンライン犬語セミナーの2回目のテストを終了しました。
いろいろと課題はありますが一歩ずつ前進しています。
犬語セミナー用の動画を選びながら考えたことがあります。
今手元にある動画はすべて私が撮影したものばかりです。
つまり、動画に映っている犬の行動には私という人間が大きく関与しています。
動画を見ていても私の動きや気配が場の環境に影響を与えていることがわかります。
しかし、みなさんがもっと知りたいのは「いつもはこんなじゃないんです。」という、あのときの犬の行動ではないでしょうか?
私自身も普段は見ることのできない犬の行動を観たいし、その行動を説明したいです。
ということで、オンライン犬語セミナー用の動画を募集しています。
オンラインでは動画をYouTubeの非公開動画としていったんアップし、セミナーではアプリ上で共有できるようにします。
動画を送って下さる場合は、長さが3、4分以内のものでできるだけ背景のあまり映っていないものをお願いします。
メールもしくはラインで送って下されば結構です。
オンラインセミナーは来月(必ず)開催いたします。
追い込まれると頑張るタイプなので、宣言しておきます。
そこで、みなさんにお願いがあります。
私をもっと「やる気」にさせてくれるような犬の動画を送って下さい!
動画を採用させていただいた場合、提供者は優先的に犬語セミナーにご参加いただけるようにします。
ご連絡をお待ちしています。
犬を可愛がるだけではない、一緒に共存しお互いを尊重していくことでより良い関係を築く事で犬人生も充実したものになることを教わりました。
グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講された生徒さんからいただいた受講の感想です。
今回は黒い柴犬のななちゃんの飼い主さんからいただきました。
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グッドボーイハートには、二年前からお世話になってます。
柴犬が大好きで幼い頃からずっと共に成長してきました。
なので一人暮らしを始めてからも柴犬と共に過ごしたいと決めて迎えた柴犬が今は18歳。
ほとんど寝ているそのコと穏やかな生活をしていたのですが、父の体調不良で実家で飼い始めたばかりの若い黒柴のなな

ななちゃん
ななを預かって一週間経った頃にななを触っていたときに噛まれました。(流血でした!)
その時はただの偶然で噛んでしまったぐらいに軽く考えていました。
次は主人がななの足に引っかかったリードを取ってあげようとしたらまた噛ま
その後、父の体調が悪化していき私が引き取ることになったのですが、ななは小さなことで唸ったり噛みつこうとしました。
父が育てていた頃は元気で優しい子だったのに、父とななと一緒に旅行にも行ったこともありますが、当時は噛む様子なんてなかったのになぜ?
元々の先住犬を含め5匹目の柴犬ですが噛むコは初めてで困り果て、

預かってトレーニングしてもらうのは私たちが寂しすぎて無理だと思い、自宅
グッドボーイハートのホームページにたどり着き、ここならうちのコに合ったトレーニングをしてもらえるかもっと思いカウンセリング
初回の訪問カウンセリングから、もぅ…それはそれは「目から鱗」でしたよ。
幼い頃から犬と共に生活してきて犬のことはわかっているという自信は、音を立てて崩れました。(笑)
犬用のケージの選択や飼い方のほとんどのことが誤った知識でした。
先住犬との共同生活は先住犬のストレス(
そんなななにとってもストレスであるはずのイレギュラーな環境にも関わらず、訪問レッスンを受けられることになりとても助かりました。

山では生き生き!
トレーニングクラスを受けるうちに、ななのことが少しずつわかり始めました。
しかし、感想文に皆さん書かれてますが、飼い主の固定概念を変えることが本当に難し
先生の言っていることが頭では理解できているのですが、思うようにいかないこともありました。
もうななはお利口さんになったから大丈夫だと思って気が緩んでしまうと、また噛まれ…噛まれ…。
自分の意識を完全に変えるのには苦労しました。
でも、ななと向き合いたいという気持ちで続けているとななに変化が訪れました。
どうしたらななが落ち着いて過ごせるのだろうと生活環境やななとの会話についても今までの価値観を捨てて自分でもたくさん考えました。
そして、今ではやっとななと意思

マンションでの環境整備
ななは一年前までは首輪を掴むこともリードの付け替えすら出来ないひど
ブラッシングや足を拭くことも、何をしてもキバを剥き散歩も拒否されてしまう。
でも今では日常のお世話をお互いにストレスなく過ごせています。
こんな穏やかに生活できるようになったのは、いつでも相談に乗ってくれる心強い先生のおかげです。

ななが小さいころは山に囲まれた自然いっぱいの田舎の家で育ったのに、都会のコンクリートに囲まれた集合住宅に引っ越したなながたくさんのストレスを抱えていることがすごく大変なことなのだということも納得してきました。
それになんといっても七山でのトレッキングトレーニングはオスス
コンビニもない田舎育ちの黒柴にとっては特に都会の生活はストレ
私自身も七山に伺うのがストレス発散になり七山の環境に魅力されています。

ご近所のグッドボーイハート生と仲良しに
飼い主の認識が変われば犬にもかならず伝わります。
犬を可愛がるだけではない、一緒に共存しお互いを尊重していくことでより良い関係を築く事で犬人生も充実したもの
先住犬の時にも先生に出会っていたら、この子にももっと素敵な犬人生があったんじゃないかと思います。
ぜひとも子犬を新しく迎える方、犬について悩みを抱えてる方はまずカウンセリングを受け先生の言葉に耳を傾けてください。
こんなに犬の事を考えてくださる先生は他にはいないと思います。
これからもっとななと良い関係を築いていきたいと思います。
よろしくお願いします。

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小さい頃に広い空間で人とは一線を画す屋外飼育で育てられた、急に都会のマンションに引っ越すことになったななちゃんは、多感な時期の環境の変化に強いストレスを受けたことでしょう。
またそこには先住犬の犯してはいけないテトリーがある上に、散歩にでればそこはコンクリートの道にたくさんの犬のマーキングの匂い。
ななちゃんは閉じ込められたようになり防衛心が高まっていったことでしょう。
そこに、柴犬大好きの飼い主さんの「あなたのことが大好きなの」という大きな思いが境界線を越えて自分に迫ってきます。
動きが取れない中で高まるななちゃんの攻撃性は、結果として自分のテリトリーを守り切る報酬行動になってしまいました。
犬に噛まれるというのは犬が大好きな飼い主さんにとってとても悲しいことです。
傷ついて痛みが生じたのは飼い主さんの体だけではありません。
でも、考えてみてください。
もっと傷ついて痛みを感じているのは犬の方ではないでしょうか。
噛みつくと人は犬のことを避けるようになったり、おだてるようになります。
適当に付き合ってごまかしていればいいやと思うようになる人もいます。
犬はどんどん孤独になって、飼い主も、他の犬たちも遠ざけて引きこもり状態が続きます。
ですが、そんな引きこもりになりそうだったななちゃんを飼い主さんはひとりにはしませんでした。
私が絶対にこのコの飼い主なのだという決意を行動に移すときがやってきました。
飼い主が正面から向き合うことを犬はよく知っています。
ごまかしはきかないのだ、この人は自分にまっすぐなのだということをななちゃんは知ることになります。
生活環境が厳しい中でこのことを続けることには大変な労力が必要だったと思います。
トレッキングクラスにも、レンタカーを利用して忙しい仕事を休んでななちゃんを山歩きに連れてくる飼い主さんの本当の犬に対する愛情。
その飼い主の姿勢が噛みつき唸っていたななちゃんに変化をもたらしてくれました。
飼い主さんの指導にあたっているインストラクターの私には、飼い主さんに犬が何を求めているのかを話したり説明することまでです。
実際に犬と接して、犬のために時間を使い、犬のために労力を使うのは飼い主さんの方です。
どの生徒さんにもいわれ、ななちゃんの飼い主さんにも言われた言葉があります。
「犬は本当に変わるんでしょうか?」
いつも同じ言葉をお返しするのですが、それは飼い主次第です。
もしわたしが飼い主だったら、全力で犬のために時間とお金と体力を使います。
それが私の飼い主としての犬に対する姿勢です。
この言葉にななちゃんの飼い主さんは行動をもって応えてくれました。
犬を見ていると、飼い主が犬にどう接しているのかわかります。
最近は、ななちゃんとトレッキングしながら草刈りのお手伝いをしていただいています。
つかず離れず上手な立ち位置にいるななちゃん、
飼い主が呼ぶと戻ってくるななちゃん、
他の犬といっしょに草刈りをしながらトレッキングするななちゃん、
素敵な犬と飼い主さんの姿を見せていただき、ありがとうございます。
これからもななちゃんの成長が楽しみです。
ななちゃんは今3歳、まだまだこれからですね。

犬との山歩き・トレッキングクラスデビューで感じたことを大切に。
ここ2週間ほど山では雨の合間に心地よい天候の日々が続いています。
山には秋がやってきたようですね。
この季節を待っていた生徒さんたちがはじめてのトレッキングクラスに犬といっしょに山歩きのために訪れています。
初めてのトレッキングクラスは、ほとんどの方が思った以上に「山」であることに驚かれるところからスタートします。
七山に入ったところからグッドボーイハート七山校までたどり着くまでにそういう印象が生まれるのでしょう。
山と谷に囲まれた不思議な地形の中にある山の学校です。
そしてもっと大きな驚きは「犬が思ったよりもずっと落ち着いて歩いている。」ことです。
山歩きというと、山の中を走り回る犬の姿を想像されて来られる方が多いのですが、グッドボーイハートのトレッキングクラスは犬が山を走り回るクラスではありません。
人と犬がお互いに協力しあって山歩き行動を行う、協調性を求められるクラスです。
その歩行はゆっくりゆっくり。
多分みなさんが想像されているよりもかなりゆっくりのスロースペースで歩きます。
初めてのトレッキングクラスでは、ワクワクドキドキ、風景や雰囲気を楽しむのでいっぱいです。
気持ちが良かった、犬が楽しそうだったともう一度、犬との山歩きをやってみたいと思っていただければそれで充分です。
繰り返し、犬と山歩きを続けていると、歩いているときにふと人と犬の互いの息があっていると感じられるときがきます。
その瞬間は、人と犬の間に心地よいコミュニケーションが通っているときです。
犬と仲良くなりたい、犬とコミュニケーションをとりたいと思っている飼い主の多くしていることは、おもちゃを投げたりオヤツを上げたり体を触ったりなでたりすることです。
これは自分の気持ちを犬に一方的に伝えるためには有効ですが、お互いを尊重しあって過ごす時間とは少し違いがあります。
山歩きなそんな日常の人と犬の関わりを変えてくれる時間にもなります。
みなさんが初めてのトレッキングクラスで何を感じていらっしゃるのか、みんんなそれぞれであってかまいません。
気持ちよかった!楽しかった!と感じていただけたら、これから犬とずっと続けていただきたい「犬との山歩き」
明日、明後日もトレッキングデビューが続きます。
<おすすめのアイテム>AIRBUGGY:マンション内の移動にはペットカートを利用しよう。
20年前には考えられなかった犬との生活スタイルが今は当たり前のことになりました。
いろいろありますがそのひとつが「マンションでで犬と暮らすこと」です。
犬がマンション(=高層集合住宅)で暮らすにはストレスのかかることもあります。
そのひとつがマンション内の移動です。
マンション内の抱っこ移動は犬にとってはストレス行為
毎日の散歩に出るたびにエレベーターを利用しなければいけません。マンションによってはエレベーター内も犬の利用が許可されていることがあります。
しかし多くのマンションでは、エレベーターなどの共有スペースでは「犬を容器にいれるか抱きかかえること」という規約になっています。
犬を抱っこして他の人と接触したり長い時間移動することは犬のストレスになるためおすすめしていません。
エレベーターで抱っこされている犬に他人が手を出してしまい犬が噛みついたという例は数えきれないほどです。
実際には噛みつかなかったとしても、犬が吠えたり唸ったりしたこともあると思います。
もしくは、抱っこされているときには他人に触れさせる犬が来客が来ると吠えるという犬の場合抱っこ中の他人との接触によって犬が不安を生じていることも考えられます。
そのため、小型犬のマンション内の移動には犬用バッグやリュックの利用をおすすめします。
しかし中型犬・大型犬となるとそうもいきません。
中型犬や大型犬におすすめの移動カート
中・大型犬のマンション内の移動にはカートの利用をおすすめします。先日ブログでご紹介した手作りのカートなどはとても良いです。
⇒マンションの移動の手段にお手製のカートが大活躍してます。
しかしこのカートの状態ではやはり犬に触る人が出てくるのを回避するのが大変なことがあります。
また怖がりの犬にはもっとガードの堅い方法をおすすめします。
例えば、ソフトクレートやハードクレートを台車に乗せた状態でも構いません。
でもそれではあまりにもセンスがないと思われるなら、バギー会社が製作したペットカートをおすすめします。

柴犬・小鉄くんの利用するエアーバギー
赤ちゃんのバギーを販売するエアーバギー社のペット用商品です。
赤ちゃん用のバギーがかなり高性能に作られているため、移動の振動がほとんどなく、回転もスムーズです。
カートに乗せられているソフトクレートを外して車に乗せることもできます。
車で移動先でもバギーの利用が可能になります。

入口を開けると自分からエアーバギーに乗り込む小鉄くん

網越しに見える小鉄くん
クレートトレーニングを完了している犬であれば、問題なく利用できます。
福岡の大名に実店舗がありサイズをさわせてみることできるそうです。
高価なお品ですが犬がストレスフリーで長ーく使えるならお得ですね。
AIRBUGGY FOR PET ホームページ

犬と犬のコミュニケーションを学ぶ。犬と犬の対面クラスを開催しました。
プライベートクラスを利用して七山で犬と犬を対面させるクラスを開催しました。
お預かりの犬たちが数頭いたこともあり、いろんな組み合わせでの対面ができました。
犬と犬の対面のクラスとはどのようなクラスなのか?
犬と犬の対面とは、犬と犬を会わせるということです。リードつきで対面させることもあれば、リードを外して対面させることもあります。
犬の状態によって変えています。
リードをつけた犬と犬の対面について
リードを付けた状態で犬と犬を近づけることは、お散歩ではよく見かけられるリードを近づける行為になります。日常の散歩ではリードを付けたまま知らない犬に近付けさせないようにお願いしています。
リードをつけた対面には特にやり方によっては犬にストレスを与えることや、トラブルの危険があることがあるためですが、飼い主さんにやり方を覚えていただくことで犬のあいさつを上手に進められるようになることもこのクラスの目的です。
次に犬と犬を対面させると、犬と犬の間でコミュニケーションが生じます。
その行動を読み取ることで、お互いにどのようなコミュニケーションをとろうとしているのかを学びます。
2頭の犬の間で起きている「犬語」を読み取るクラスです。
リードつきで対面させる時間は短ければ数秒、長くでも数分程度でそれ以上はありません。
対面の状態によってはオフリードでの対面に切り替えていきます。
リードをつけた犬同士の対面で飼い主が学ぶこと
また、リードがついているということは、リードを少しフリーにしたとしてもそこにリードを持っている人とのコミュニケーションも発生しています。他の犬に近づいてよいという合図がリードで送られる、同時に他の犬に対して行動を起こすときには犬の方からリードを持つ人に対してどのように行動すべきかという逆の合図もあります。
リードをつけて犬と犬を対面させるためには、リードを通して犬と会話ができる技術も必要です。
リードをつけた犬が散歩中に他の犬や人に対して近づこうとしたり走り出そうとしたりしたあとに起きる行動をみたことがあるでしょうか?
他の犬や人に対して興奮しやすい犬、かつリードをつけて飼い主とグループ行動ができない犬は、この興奮した対面行動によって社会性を落としていきます。
犬と犬をリードなしで対面させることの危険性とメリットとは
オフリード(リードがない状態)で対面させる場合は、オンリード(リード付き)での対面が上手くいった場合のみです。同時にオフリードで人の合図に従わなければいけません。
何らかの方法で人が犬の首輪を持てる状態になることを前提としてオフリードで犬と犬を対面させます。
オンリードでは対面が難しい犬、またオフリードでは飼い主がコントロールできない犬をドッグランなどの囲いのある場所でフリーにする状態で対面させると他の犬に対する社会性はどんどんと落ちてしまい、他の犬に吠える怯える行動が増えていきます。
逆に、飼い主もしくは誰かが犬のコントロールができる状態で犬と犬の相性があう状態ではオフリードで対面させることでコミュニケーションはすすみ関係性も進みます。
結論になりますが、結局飼い主は犬をリード上で信頼関係をつなげるようになること、リードなしでもお互いの役割を果たせるようになることが犬の世界を広げるということです。
プライベートクラスでの対面クラスは、グループクラスで相性のよさそうな犬の飼い主さんにお声かけして開催することもあります。
まずはリードをつけた散歩の練習からしっかりとがんばりましょう!

犬は違いを見分けるのが上手。“わたし”に特別待遇をしてくれるたくさんの犬たちについて。
犬の行動について説明をするときは、実証されていることの積み重ねで行っていきます。
たとえば、犬が吠える行動をしたときには、いつ、どこで、誰に対して、どのような声で、吠えるのかという情報をできるだけ詳しく把握します。
その中で、「吠える行動」にどのような意味や目的があるのかを推測することで、犬の行動から情報を得ていきます。
ところが、それがたまに特定の人に対してだけ他の対象とは違う「反応」を示すことになります。
今回の話は、犬が他の人にはしないのにわたしに対してだけする行動がとても多いというなぞについてです。
「わたし」に対してだけ違う反応をする犬の例
家庭訪問レッスンの回数が進んでくると、犬はわたしが訪問したときには特別の態度で迎えてくれるようになることは今までにもお話しました。それは、わたしが特に犬に対してすごく訓練をしているわけではないのにです。
家庭訪問レッスンの目的は「飼い主に対する指導や説明」ですから、簡単なリードの持ち方や多少のやり方をアドバイスする程度で、基本的にはあまり犬に直接的に接しないようにしています。
それでも、家庭訪問レッスンに行ったときのわたしに対する犬の反応は、他の一般的な来客に対する反応とは違う場合がかなりあります。
回数が進むたびに飼い主がいう「いつもはこんなじゃないんです。」のセリフ。
レッスンを受講されている生徒さんたちはこの行動の変化を見ることになります。
はじめての「わたし」との対面でも他者とは違う行動をする犬たちのこと
その違いもいろいろありますが、「こんにちは。」と部屋に足を踏み入れたときにいつもの来客とは違う行動をする犬もいます。いつもは飛びついていく犬が後ずさるとか、
いつもはそんなに吠えないの、吠え続けるとか、
逆にいつもは近づかないのに近づいてくる犬などいろいろです。
はじめてでも直接対面のときにはわたしの服についている他の犬の匂いや、バッグについている古い犬たちの匂いなどがありますから、「普通ではない」と犬が違いをかぎ取ることがあるでしょう。
しかし、匂いを嗅ぐ相当前から反応をする犬もいるのです。
インターホンを鳴らしたときに「わたし」に対して特別の行動をする犬たちのこと
玄関を入ってもいないのに、まだ一度もあったこともないのに他者とは違う行動をした犬たちもいます。一頭ではなく数頭、こうした犬がいました。
はじめての訪問カウンセリングのときに、玄関のインターホンを鳴らすと部屋の中から「ワンワンワン」と声が聞こえてきます。
よくあるインターホンに対する吠える行動なのだろうと思い戸口を開けると、犬はかみつきそうな勢いで戸口の前まできています。
「すみませーん。リードをつけていただけますか?」というわたしの声に、びっくりしたようにリードを準備する飼い主さん。
ようやく部屋に入ることができたのですがワンワンと吠え続ける犬にリードをつけて持っている飼い主さんと大声で会話をした結果わかったことは「今まで他人に吠えたことはないんです…。」ということだったのです。
そのときにもこのような例はよくある行動だったので、わたしの方は「そうなんですね、よくあることですから。」と受け流しました。
この犬のように特別な反応をする犬が他にもいます。
わたしのインターホンにだけ吠えてくれる犬について
上記で紹介した犬に似ているのですが、別の犬ちゃんはわたしがインターホンを鳴らしたときだけ吠えてくれます。宅配のときも友達のときも来客のときも、マンション下のインターホンにもドア前のインターホンにも一切吠えないのに、なぜか「わたしのインターホン」にだけ反応してくれます。
吠えるという行動なので「警戒」であることは間違いありませんが、わたしにだけ反応してくれるわけです。
こちらは過去にもこうした例があったので、何かが違うのだろうなと思うのですが、わたしが見えてもいない状態で「わたしのインターホン」だけに反応するわが犬が何を察しているのかを一番知りたいのは飼い主さんの方でしょう。
もちろんわたしも知りたいです。
わたしが他の人と違うのは何なのか?
いつかそんなこともわかるようになりたいです。
