グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 12月 2025

2025年オポディトレッキングとオポの会を開催しました。

12月のグループトレッキングは毎年オポディトレッキングとして開催しています。

一年を一緒に過ごした皆様に感謝の気持ちを込めながらの一年を締めくくるグループトレッキングクラスです。

年末の多忙な時期にも関わらずたくさんのご参加をいただきました。前日からの大雨にも関わらず、みなさんの笑顔で曇り空も気にならぬ程に賑やかに開催しました。


はじめてグループトレッキングに参加した犬ちゃんと飼い主さんはやや緊張気味です。



たくさんの犬と人が一列に並んで山を歩くという経験はなかなかできるものではありません。この日は20頭ほどの犬と30人ほどの人が一緒に歩いたのですが、みなとても落ち着いて歩くことができました。

常連の皆さんがうまく声かけをして下さって、みんなの雰囲気が柔らかくて失敗しても大丈夫な感じが漂っています。そもそも山を歩く行為に正しいも間違いもないのですから、失敗することはありません。

しなければいけないのはお互いへの配慮です。犬との山歩きに最も大切なのは協調性です。同時にグループトレッキングでは人と人、犬と人の協調性のどちらもが引き出されます。


大きな犬が目だってしまいますが、チワワやトイプードルやフレンチブルドッグといった小さな犬も参加しています。小さな一歩も繰り返すとちゃんと山を登っていきます。


やんちゃな表情の柴犬くんは生後8ケ月です。反抗期まっさかりな時期ですね。


つい先日まで子犬だったボーダーコリーちゃんはもうお姉ちゃんになりすっかり落ち着いてきました。


体は一番大きいのに年齢は一番若い生後7ケ月のシェパードくんは、お兄ちゃんお姉ちゃん犬たちが気になって仕方ないようです。

 

 


毎月参加して下さっている保護犬ちゃんたちは貫禄がついてきました。


今年はグループトレッキングご参加回数の多い方に景品をお渡ししました。お品はジェイのお里であるいばらき盲導犬協会の友人からの差し入れです。最年長のゴールデンくんと4歳の黒柴ちゃんが最多のご出席でした。

 


犬達は景品に興味深々です。

プライベートトレッキングで最多の柴犬ちゃんペアもこの日ご参加して下さったのでプレゼントを差し上げました。


こちらの柴犬ちゃんも景品に釘付けですが、残念ながらオヤツではありません。

たくさんご参加して下さった皆様だけでなく一度でもトレッキングクラスにご参加下さった皆様にお礼申し上げます。

犬が山に触れる時間を飼い主さんが作って下さったということに感謝いたします。

オポディトレッキングの後は、毎年恒例のオポの会を開催しました。


写真はお迎え前の前日に撮影したものです。犬達はお庭やハウスなど各自いろんな場所に待機しています。オポの会では飼い主さんだけのお食事会です。犬のこと、しつけのこと、普段の課題のこと、そして楽しい思い出、大変だったこと、これから実現したい夢の話などで盛り上がりました。

オポハウスの私達もまだ夢にもなっていない妄想活動を発表しました。グッドボーイハートのこれまでの歴史も振り返るとほとんどが私の思い付きでやってきたことばかりです。

これは人の為になるだろうかとか何かの利益になるだろうかなどと考えたことはなく、ただ考えていたのは犬は何をしたいのだろうかということだけでした。

結果として自然の中で自然と共生する時間を過ごすことが犬達が一番健やかでいられる時間なのだと思い、今こうして里山に犬やヤギと暮らしています。そんな田舎暮らしの中でチャレンジできることとして養蜂を始めました。そして次の活動もそんな流れなのだろうなと思っています。(もし次の活動があるとしたらですが…)

最後に、オポの会にはみなさんからたくさんの差し入れをいただきありがとうございました。また、はるちゃんママことキリ屋さん特製のクッキー缶を今年も作っていただきました。キリ屋さんは犬のお菓子やさんなので普段は人用を作っていませんが、オポの会のための特製人様用クッキーです。



まさにプロの味ですが、私が山で拾った栗やうちのミツバチたちの蜂蜜も使って下さっています。プロだからこその作品に毎回頭が下がります。いつもありがとうございます。

来年もまたオポの会が開催できるようにですが、まずは来年一月のグループトレッキングクラスは1月24日の10時~開催します。


集合写真より切り抜きで、ダンナくんことおぽあきと私とジェイ。

 

Posted in クラスのこと

動物たちとの共生と戦い、まずは相手を知ることから

唐津方面から車で戻っているときのことです。中原のバス停を超える付近から左手の山を見上げると一角だけ黄色と橙色がひときわ目立つ綺麗な山があります。あー綺麗だなと思うその山はオポハウスの裏に控える山で、尾歩山(おぽさん)と私が名付けました。

このきれいな山と家の境界線で、先日から野生動物のイノシシとの境界線争いが始まったことを先日のブログでお伝えしました。その後、隠しカメラにその姿を残していたあのイノシシは次第に気配を感じさせなくなりました。

戦いの最中に、もう少しイノシシの行動習性を復習しておこうと自宅にあった本を取り出してみました。その本はこちらです。

野生動物観察辞典(東京堂出版)



野生動物観察辞典「東京堂出版」今泉忠明先生著

今泉忠明先生の本で私がグッドボーイハートの本棚で紹介しているのは「野生イヌの百科」ですが、実はこちらの「野生動物観察辞典」はダンナくんが以前したものです。

ダンナくんがこの本を購入した理由は、猟師の試験を受けるにあたり色々な野生動物の習性を知りたかったからのようですが、本を買って満足したのか本棚に置いたままになっていたのを私が活用しているという次第です。

今泉先生のこの本によるとイノシシの基本情報は以下のとおりです。

分類は偶蹄目イノシシ科、主に夜行性で、本州、四国、九州、淡路島、対馬に分布し、サイズは体長1.3~1.4メートル、尾の長さ約30センチ、肩の高さ約80cm、体重は75キロから190キロ。

体重から想像するとやはり中型犬よりもずいぶんと大きなサイズです。約18ケ月で性成熟に達し寿命や野生では5歳以下とありました。(飼育下では20年)

イノシシが栗林や花壇の近くまで接近していたことを記している蛇行する土を掘り返した後をラッセル痕というそうです。雪の中を滑走するような左右に揺れる独特の痕が土の上に残っています。

また山歩きの最中には牙を樹木や竹に擦り付けた後を見ることができますが、これは牙かけという行動によりつく痕です。他にもヌタ打ちといって体を地面にこすりつける行動をした後にできる沼のような穴を山の奥で発見したこともあります。この行動から起きた言葉が「ぬた打ちまわる」です。

ヌタ打ちは水の流れがわずかにある湿地に見られ、ダニなどの寄生虫を落とすためにすると同時に自分の臭いをつける行動にもなっています。いわゆるマーキング行動ですが、牙かけにもマーキングの意味合いは十分にあるのでしょう。このあたりは犬も同じような行動のパターンを持っているので似ていて面白いです。

牙かけにはもっと重要な意味があるそうで、松の木に牙をひっかけるようにかけて樹液を出すとそれを自分の体にぬりつけてオイルコーティングをするらしいのです。松のねっとりとした樹液をつけたイノシシの皮膚は通常の鉄砲では打ち抜くことができないということで、クマ猟でもおなじようにクマの皮膚は簡単に打ち抜けないというところにつながります。

戦闘情報が満載のダンナくんによると、刺すという攻撃行動にかなうものはないということでした。イヌでいうと牙で咬みつくという行動がこれにあたります。その刺す攻撃である弾も通らないということですから、イノシシの防御機能はとても高いのでしょう。

そんなイノシシの便を犬達は大好きです。イノシシの便は団子状につらなっていて当たり前のことですが独特の臭いを発して、強く発酵したチーズのような臭いです。オポが山の奥からペロペロと舌なめずりをして戻ってきたときに口の臭いを嗅ぐとなんとも言えない臭いがします。こんなときにやっぱり犬は犬だなと思えて、反面はうれしくなります。

犬が好物のイノシシの便の元は、キノコ、タケノコ、どんぐり、卵、木の根、昆虫、山芋、野菜などで場合によっては野生動物の死骸も食べるということです。ジェイの場合はまだそのおとなの味を堪能していないようですが、いつかその日がくるのかなと野生動物たちとの関わりのひとつとして見守っていきます。

「野生動物観察事典」にはその他にも有益な情報がたくさんあります。例えば毒ヘビに咬まれたときの対応などは忘れがちな基本姿勢について触れてあり納得する内容です。

野生動物がご近所さんという生活をすることになったのですから、まずはちゃんと相手を知ることが大切なこと。そうしなければ防御もできないし配慮もできません。日本国内ではオオカミを絶滅させたという記憶がほんのつい最近のことですから、この過ちを繰り返さないように、同時に自分たちの家族や生活をしっかりと守りながら、今後も対策を練ってまいります。

グッドボーイハート生の中には山歩きが日常化されている方もいるでしょう。ぜひ山と山に暮らす動物たちの痕跡に注意を向けながら山に親しんでいただきたいと思います。


 

Posted in 自然のこと

オポディトレッキング&オポの会開催のお知らせ

今年もオポディがやってきます。

オポディとは12月に他界した犬のオポをしのびながら一年を締めくくる会として始まったのですが、その後、一年をグッドボーイハートで学ぶみなさんと共に語り合う会と変化し、毎年開催しているものです。

12月21日 日曜日

10時~ オポディトレッキング→通常のグループトレッキングなのでお気軽にご参加下さい。※要予約

12時~ オポの会 →昼食をいただきながらみなさんと思い出を語り夢を語る会です。

お弁当を準備しています。今年は豚汁の差し入れもあると聞いていますのでご予約の際にご参加人数を教えて下さい。

お土産用に特製の人間用のオヤツ(こちらも生徒さんの手作り)もお願いしています。昨年とても好評をいただいたので、是非にとお願いしたものです。どちらもお楽しみに。

犬の10年はあっという間です。犬にとっては今が一番大切だということも言うまでもありません。しかし人間である私達としては、過去を振り返ってこんなこともあったなと笑って思い出す時間もたまには大切な時間です。

昨年は私がたくさんの夢を語り(いつも夢溢れてばかりですが…)みなさんを驚かせました。今年はみなさんからいろんな夢を語っていただきたいと思います。


 

Posted in 日々のこと

野生動物との戦いは里山生活の日常のこと【イノシシ編】

最近のオポハウスの話題は「イノシシ来訪」につきます。

イノシシが来るようになったのは約二週間前からでした。朝起きて広場に出ようとしたときに、広場横の紫陽花の道が破壊されているのを見たのです。

紫陽花の道は、四年前に生徒さんたちが育てて下さった紫陽花を植えた道でトレッキングコースで最初に歩く細い道です。ちょうどオポハウスの前を通るように道が続いています。か弱い斜面だったので紫陽花を植えて斜面の崩れを止めようと思い皆さんに手伝っていただいて作りました。

その大切な皆でつくった紫陽花の道に並べた土嚢袋がみな落とされて紫陽花の上に乗っているのを見て泣きそうになるほど悲しい気持ちになり、またこんなひどいことをする猪に怒りがわいてきました。

あの線状降水帯がきて被災したのが四年前ですが、それ以降はあまりイノシシが家に近づくことはなかったのに、なぜか今年は餌場として降りてくるイノシシが出てきたのです。ヤギを飼い始めたのも同じ時期だったので、ヤギが来てから猪がほとんどくることがなかったと安心していたのですが、ヤギの存在にイノシシの方が慣れてきたということかもしれません。

最初は壊された土嚢袋を積み直したり、その脇を石やレンガで固め簡単な柵を置いてみたりしましたが、同じようなことが一日置きに続いて起こりました。そして次第に少しずつ家に近づいて来ていたのですが、昨日ついに花壇のところまで猪に荒らされてしまいました。しかも、ちょっとだけ黄色のチェーンゲートをくぐって家の方にも入って来ていたのです。


イノシシに荒らされた花壇



花壇は生徒さんたちが少しずつ作って下さっていてとても素敵な花壇になっていたので本当に悔しくてたまりませんでした。イノシシを退治するまでの間だけ、花壇ガードを設置しました。

イノシシ対策で網を設置した花壇



まだやられていないハーブ園の方にもガードを作りました。


さらに、イノシシが降りて来る山側にもガードを付けておきました。こうしたガード作りはこれまでに何回もやってきたことなのでわりと根気強くできるようになりました。小さなことですが里山暮らしで身に着けたことです。都会のようにガードの強い環境ではない里山だからこそ起こりうる動物たちとの戦いのひとつです。

今回はイノシシの来ている場所が家のすぐ横なので、夜布団に入るときには今日もイノシシが来るのではないかと警戒しながら寝るようになりました。昨晩も寝るときに警戒モードで眠りにつきました。なにか、外の自動ライトが点灯した感じがしてダンナくんを起こすベルを2回鳴らしたのですが(このベルについては後ほど説明)ベルは鳴らずにそのまま寝てしまいました。ですが朝起きるとベルは別の場所にありました。夢を見ていたのです。

実は数日前に同じようなことが現実に起こりました。その夜もイノシシのことを考えながら床に着きました。夜中にジェイの気配で目が覚めました。普段なら起きても私の寝ているベッド側に顔を突き出すことすらしないジェイが、珍しくこのときは私の顔面近くまで顔を寄せていたのです。

何時だろうと時計を見ると3時19分、その時、外の点灯ライトが数回点滅したのです。ジェイは小さく鼻を鳴らして部屋の中を動いています。下痢などの時に外に出ることを要求することもあるのですが、このときは違うと思ったのです。ライトの点滅ならイノシシだと。そしてダンナくん緊急呼び出しのベルを3回押したのですがダンナくんが起きる感じはありませんでした。

私も一人で出ていくのには少し躊躇してしまい、ジェイにベッドに戻るように伝えるとジェイはベッドに戻りました。そしてそのまま息をこらして外の様子を伺っていると、やはりジェイがウーと唸っているのです。家に危険が迫っていることを伝えているのだということがわかりました。

朝起きて一部始終をダンナくんに伝えると、はじめはベルは鳴っていないと言い張ったダンナくんでしたが、数回のテストのあと「音を大きくしたから今度は大丈夫」といって呼び鈴に気が付かずに爆睡していたことを認めたようです。

朝確認するとイノシシが荒らしていた場所はちょうど私の部屋に一番近い場所でした。それでジェイも気が付いて侵入者接近を教えてくれたようで、そのことはとても嬉しく思いました。

ですが、ジェイのセンサーもイノシシが通行するくらいでは発揮しないようで、その後はジェイのお知らせもなく、私達も爆睡状態でイノシシの通行を許可し続けている状態です。

ちなみに敵は中型のイノシシ一頭でした。イノシシの通行する場所に暗視カメラを設置してその正体を確認しています。今後は猟師の免許ももち罠も持っているダンナくんがイノシシ猟に取り組む決意を見せていますので期待しています。

クマの問題も大きな問題ですが、野生動物が人を全く恐れなくなるというのはやはり今後もっと違う形の問題に発展しそうです。アフリカなどに旅行に行くと野生動物たちが人を恐れずに行動しているのを和やかにまた気持ちよく感じるということはあると思います。しかし、クマやイノシシが人里に下りてきて土地を荒らすという問題はまた全く別の問題なのです。

もっともっと深く考えていきこの問題を少しでも解決へと向かうために私にできることをと考えた結果、山の手入れに時間を割くことにしました。うっそうとした山に光が入る山となるように毎日少しでも、できることはできる限りという思いで荒れた山の手入れをしています。その山の手入れに犬達が寄り添ってくれると勇気百倍で頑張れます。

山の整備をするさゆちゃんと飼い主さんとジェイ



山の整備をするきいろちゃんと飼い主さん



山の整備は来年の三月まで継続して行っています。やってみたいとか興味があるという方はぜひお手伝い下さい。私にとっては20年近く育てた山なので愛しい山です。我ながら素敵な山になったなと感慨深く山肌に接しています。その山をわが犬と歩く幸せをまた得たのですから、今年は張り切って山を手入れしてまいります。トレッキングしながら皆さんにもその変化を楽しんでいただきたいと思います。

イノシシのその後はまたご報告します。

 

・オマケ

最後に怪しげな「呼び出しベル」についての説明事項。先日、私が室内でダンナくんにヘルプのために名前を呼び続けていたのに隣室にいるダンナくんは全く応答がなく、預かりの小鉄くんが私の声でワンワンと吠え始めました。それでダンナくんが小鉄くんをトイレに出したりして、結局私の呼び声には気が付かなかったという事件がありました。この事件の翌日にダンナくんがアマゾンで購入したのが呼び出し用のベルです。これを鳴らしたら大丈夫だからと私の部屋に設置されました。設置後はじめての非常事態でもベルに反応しなかったためダンナくんのセンサーに対する信頼はだいぶ失われているのですが、ベル音量アップで信頼回復に努めているところです。

Posted in 日々のこと, 自然のこと