グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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日々の雑談

お預かりクラスについてブログで紹介させていただいたばかりでしたが、
急遽、お預かりの必要なご連絡が入りました。
今回はタイミングよくお迎えにも間に合い、無事に七山校にいっしょに帰ることができました。
緊急時にお役に立ててよかったです。

お預かりクラスをご利用される方は、本預かりの前に一度テストでご利用ください。
緊急時となると、新しい環境に預けることに飼い主さんも不安を抱えられると思います。
ドッグホテルというよりも「先生の家におまり」な感じなのです。
先生の家ですから、「ちゃんとできてるかしら…」というご心配もあるかもしれません。
いっしょに散歩したり、遊んだりと日常生活でとっているコミュニケーションを飼い主さんの代わりに私がとります。そして、部屋も事務所兼個室でいっしょです。もちろん休息時は犬はハウスですね。

今日対応させていただいた生徒犬は、テストお預かりを含めて預かりクラス利用経験があり、
緊急でしたが荷物の手配もきちんとできていて、安心して迎えに行く事ができました。

緊急対応もできるだけさせていただくのですが、うまく駆けつけられないことがあるかもしれません。
対応できないときは本当にすみませんが、うまく都合のつくこともあるのでまずは連絡ください。


ところで、午後に七山校に到着すると、また来てたなということがありました。
もう来ないだろうと置いていった明るいグリーンの1足のうちの1個がなくなってました。
通用口に置いたままにしておきました。
しばらく来てなかったので油断してしまいました。

同伴して帰宅した生徒犬に、玄関周りや倉庫周辺の臭いもとってもらいましたが、
特別な気配は感じなかったようです。
それよりも、自分のハウスをどこに置かれるかが気になったようですね。

明日は朝早くからパン作りなので、今日はどちらにしても早く寝入る必要があります。
しばらくパンを作っていなかったので緊張しますね。

dav




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Posted in 日々のこと, クラスのこと

犬の恐怖心、不安を考える

それはひと月ほど前に起きました。

庭に続く山の笹林の手入れをしていたときです。
その日は小雨がふっておりコンディションが悪かったのですが、時間がとれなかったため、今日のうちにやってしまえと思ったのです。
少し前に切り倒したばかりの笹が横倒しに倒れており、その上の踏みながら歩かなければいけません。倒れた笹はまだ若いために踏みつけることもできず、笹の重なりがばねのようになってしまい、とても歩きにくく、濡れてすべりやすくなっていました。
夕方で作業を早く終わらせたいという気持ちのあせりもありました。それで、うっかりと脚を滑らせて後ろ向きに倒れたのです。背中が倒れている場所は平地ではなく下り坂なので90度倒れるよりもっと大きく、180度に近いほど後ろに倒れることになりました。

不思議なことはこの瞬間に起こりました。

あ、倒れると思ってから背中が地面に着地するまでの間が、スローモーションだったのです。
倒れてしまった瞬間に普通の速度に戻っていました。
倒れて怪我をしなくてよかったと思うよりももっと前に「今、見たものがスローモーションに見えたのはなぜか」と思ってしまったのを鮮明に覚えています。

映画の事故などの危険なシーンを直前にしたときに映像がスローモーションになるのはそのように見た人がいるからなのだと、今さらですが自分が体験してはじめて真実であることがわかったのです。

ネットではありますが少しだけ調べてみました。今年千葉大学が「危険なときには視覚能力が高まり事態がスローモーションのように感じる」という研究結果を出していることがわかりました。科学的に説明されればさらに納得がいくのでしょうが、実際にその体験をしたことがある人たちが証言すれば、それも信憑性のうちといえるのでしょう。

生徒さんにこの体験を話したところ「私の友人も遊具から落ちる瞬間にスローモーションになったといっている」という話を聞きました。同じような体験をした人がいて安心すると同時に、こうした不思議な動物の能力はきっと、いや確実に犬に備わっているに違いないと思えたのです。

なぜかというと、危険を感じる能力は動物の方が人よりも圧倒的に高いからです。それは動物が脅かされているという意味ではありません。動物は危険を感じたらそれに対してみずから行動する力を持っているという意味です。人は自律して行動しているようで、意外にそうではありません。自立や独立はしているのだと思いますが、いざというときに必要に体が動く人はそれほど多くないと思うのです。人はあらゆる道具と科学の力を駆使して安全を獲得したと思っているため、危険に対して鈍感になりすぎていると思うのです。

犬も同じかもしれません。危険なものを危険だと犬が認識してしまうと、人は犬を飼うことが難しくなります。犬を人のそばでたやすく飼う方法として、危険なものを見せないごまかす、認知力の低い動物にしてしまうことで危険を感じにくい自律しない犬をつくっているのかもしれないのです。周囲の環境を把握するよりも、ごほうびを選ぶ行動を取るなどです。

あのゆっくりとたおれる瞬間、何かをつかまなければと思ったのですが、つかめるものが周りになく、そのまま倒れてしまいました。唯一できたのは、背中が着地したとき頭を手前に引き上げて衝撃と怪我を和らげる事ぐらいでした。でもそれすらも、スローモーションになっていなければできなかったのかもしれません。

オポのお墓のすぐ近くの出来事でした。


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Posted in 日々のこと, 犬のこと, 自然のこと

草履が三度見つかったこと

草履消失事件、自分でつけた事件の名前も忘れてしまいましたが、とにかく草履がなくなる事件の続報です。

つい先日、なくなった草履のうち赤い草履の片方を見つけました。

もともと、赤い草履は片方しかなくなっていなかったのです。

その草履があった場所は倉庫の棚の上なのです。

見つけたときは、本当にビックリしました。

その棚の前には薪台に薪がつまれておいてあり、その高さは1メートルくらいあります。
よほどのジャンプ力がないとそこに上がることはできません。

見つかった草履を確認したら、やはり歯型がついていました。

ここに飛び乗れる動物といえば…。犬にはとても無理です。

猫は俊敏なので飛びあがれる高さではありますが、草履をくわえたままというのは難しいでしょう。

タヌキはそんなにジャンプ力があるのでしょうか。

キツネなら難なく飛びあがるような気がします。

写真を撮ったのですがブログアップには間に合いませんでした。
後日写真は掲載しておきます。

草履の見つかり方も次々と変わっていく。

私が草履を探しているのを知っているのでしょうか。

だとしたらこれはもう「捜そうゲーム」になっています。


赤い草履は片方しか持ち去られていませんでした。

手紙をつけた片方の赤い草履はまだ持ち去られていません。

手紙を受け取る気がないのでしょうか。

動物を相手にしたやり取り。やり取りになっているのかどうかも分かりません。


野生動物が怖くないですか?と尋ねられますが、

今のところ距離を保っているので怖くありません。

野生動物で一番警戒してしまうのはサルです。

集団で行動しているサルが最も脅威に感じます。

七山では「サルを見たらできるだけ避けるようにして、挑発しないようにしてください。」というようなアナウンスがよく流れます。サルは数も少なく希少動物でもあり扱いも難しいのでしょう。

草履をもっていくのはもしかしたらサルかもしれないという仮説もたてたのですが、
草履が消える時間が夜間であったことから、サルが活動する時間帯ではないと思い
この仮設は消えました。

やはり、タヌキもしくはキツネか。

難問はまだまだ解けそうにありません。

追記:見つかった赤い草履の発見現場。発見時の状態です。
赤い草履はどこにあるでしょう。

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草履紛失事件:策をねる

このブログが草履紛失事件の主にのっとられそうになっていますが、引き続きお知らせします。
昨晩なくなったものは以下のとおりです。
・青い草履の片方
・椅子の上に乗せておいた一度回収したピンクの草履の片方
・机の下においてあった食べかけの柿1個
これらが跡形もなく消えていました。

回収したものは1点。
生徒さんが山歩きの最中に落したものを探しに山に上がった際、2番目になくなったブルーの草履のうちの片方を見つけてこられました。発見場所は、ワンコ山の頂上付近の尾根の一部です。1週間前には同じ場所にはなかったので、一旦テラスからどこかへ持ち出したあとにさらに移動したことで落としていったのだと思われます。いくつもの歯型が見られました。しっかりとした歯型である程度のサイズのある動物であることが伺えます。怪しい、間違いなくイヌ科動物の仕業です。

昨晩は椅子の上に置いているものはとることがないと油断してしまい、回収したピンクの草履をふたたび取られてしまったことに愕然としました。予測がはるかに甘かったということです。
二つ目の草履の発見場所が山の上付近であったことから、家周辺の藪や巣穴への持込説が否定されることとなりました。山歩きの最中にくまなく草履を探しながら、犬たちにも「草履を探してください」と声をかけたりしたのですが、あいにく草履探しに熱心な犬もおらず、結局新たな草履は見つかりませんでした。

次の一手をどのような策にしようかと考えましたが、ここはやはり童心にかえってみようと思います。それで手紙を書きました。

手紙は細くおりたたんで、ひとつのこっている赤い草履に結び、持ち帰るのを待つことにします。

dav





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三度草履がなくなったこと

今月に入りブログを継続してご覧いただいている方は、
草履紛失にまつわる事件の成り行きを見守ってくださっていることでしょう。
野生動物や山の中の生き物に関心の高い知人やブログの読者からは、
「あのあとどうなった?草履はまたなくなりましたか?」と聞かれます。
最後の草履がなくなってからしばらく動きがなかったため、草履事件はひとまず決着がついたように思えていました。犯人が結局どの種だったのか、どこへ草履を持って行ったのか、なんのために草履を持っていったのかなど、事件は謎を含んだまま終わりと告げたように思えたのです。しかし、今日次の動きがあったことを確認しました。

三度、草履がなくなっていたのです。
しかも、草履の持って行くパターンが今までとは違うものになっていたのです。
テラスには二つのドアが離れてついているのですが、その各ドアの前に草履がひとつずつ置いてあります。片方には赤い250円の草履、片方は青い100円の草履でした。
なくなっていた草履は、その片方ずつなのです。赤いのが片方、青いのが片方なくなっていました。

この休戦期間がはじまったのは、片方に絹糸をつけられた草履が1足なくなってからでした。小さな絹糸の衝撃が動物の行動に警戒心を芽生えさせたのだとしたら、それ自体がすごいことだなと思っていたのです。この絹糸をつけた草履がなくなるまでは、いつも1足、つまり2個の草履がいっしょになくなっていました。一晩で1足を持っていくという行動だったのです。ですが、今回は2足のうちの1つずつがなくなっていました。数日確認していなかったので、一晩で2個なのか1晩で1個ずつなのかがわかりません。絹糸をつけていたときは片方だけだったので、絹糸の学習から片方ずつしかもっていかなかったとしたら、高度な関連付けの学習行動です。今まで一度に1足だったのが、片方になった理由が絹糸かどうかもわかりませんが、行動の変化が見られたことは確かでした。その上、直前まで犬たちがテラスですごして臭いつけをしていたのに、野生動物がテラスに接近したということも再度の驚きでした。

もうひとつ足跡がありました。その足跡とは、柿の実の一部が食べられていたことです。
ずっとテラスの下においてあって、テラスをウロウロする犬たちが目もくれないような熟した柿でした。
熟した柿。オポならすぐに見つけてその前で四つ脚でまっすぐとたち、柿を見つめ続けて私が来るのを待つ姿が想像できます。一般的には、柿を食べるかどうかは犬にも個体差があるようです。食べる犬もいれば関心を示さない犬もいる。食器に入れたり手で差し出すと食べるけど、という犬もいるでしょう。
この足跡を残した容疑動物が、草履犯動物と同じかどうかは不明です。

不思議な草履紛失事件。一体犯人は誰なのか。野生動物は何を考えどのようにして草履を持ち出したのか。
謎は深まるばかりですが、この野生動物との不思議な距離感と動物への好奇心は、人という動物の特権であるような特別な気持ちがします。

ぞうり

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Posted in 日々のこと, 自然のこと

週末の月下虫音を聴いてください。

ラジオ放送LOVE FMの番組「月下虫音」は、大田こぞうさんがパーソナリティをつとめる番組です。平日の月曜日~木曜日までの22時~23時30分と、日曜日の22時~23時という、みなさんがまったりとしている、もしくは布団の中に入ってうつらうつらとしている時間に聴けるとても素敵な番組です。

何か素敵かというと、いろいろとありますが、やはり他の番組にはない「生きもの」をテーマにしていること。「生きもの」から自分を学ぼうという姿勢に溢れた内容で、大田こぞうさんの純粋な視点にワクワクさせられる番組です。

その日曜日版で、ときどきグッドボーイハートのブログを朗読してくれているのです。朗読として大田さんが取り上げてくれるのは、大田さん自身も納得、伝えたいと思って共感しれくれた内容です。
今週の日曜日、11月20日の22時から、またブログを読んでくれるとのこと。
すでに録音されているらしく、どのブログが読まれるのかとても楽しみです。

ブログはとにかく感じたことをどんどんと更新していこうという、走り書きのような状態なので、誤字脱字、言い間違え、うち間違え、文章飛んでるし、とかいろいろと不具合はあるのですが、その辺は大田さんの力量でなんとかしてね、とお願いしています。

感じたことを時間をかけて自分の中で膨らませたことも書いていますが、ついつい長くなってしまいます。言葉という2次元の道具ではとても伝えきれない、やはり3次元の世界でないと伝えられないなと思うことばかりです。

それでも、まず2次元で整理して、3次元で体感してもいいではないかとも思うのです。言葉や文章の難しさというのはありますが、言葉によって整理されることも多少はあると感じます。

大田さんがブログを朗読してくれると、分かりやすいなとか、分かりにくかったなという部分が自分でも再認識されて、とても助かります。できなかったことはできなかったこととして認めていかなければ、進んでいくこともできません。

月下虫音にはいろんな部活動があるらしいのですが、その中に「犬部(いぬぶ)」というものがあります。大田こぞうさんが部長のクラブらしいです。
私もなんだか役職をいただいたような気がするのですが忘れてしまいました。
ぜひ、ラジオ番組の犬部あてに、犬についてのいろいろを送ってみてください。月下虫音を聴きながら、みなさんはそんな風に感じたり思ったりするのだなと、自分の勉強にもなっています。

ということで、11月20日の月下虫音をぜひ聴いてください。
聴き逃した方は番組放送から1週間は、ラジコのタイムフリー機能という
すごい機能で聴くことができます。うっかり「寝落ち」するわたしも活用しています。

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Posted in 日々のこと, お知らせ

犬と野生動物の関係:オポとキツネの不思議な風景

夜中から降り出した雨のため、草履消失事件の容疑動物の再現を見る張り込みは空振りに終わりました。
容疑動物としてキツネが浮上した経過については、昨日のブログをご覧ください。

キツネの話をすると「え?九州にキツネっているんですか?」という反応をよく受けます。
キツネといえば想像するのは北海道の大地。暖かな九州にキツネが生息しているということを知る方はいても、実際にキツネを目にしたことがある方は少ないのではないでしょうか?ここ七山でも唐津地区に近い地域の方にお尋ねしたところ、同じように「七山にキツネっておるとかいな」という答えでした。

わたしがはじめてキツネを見かけたのは、七山の樫原湿原(かしばるしつげん)を夜遅くに七山へ向かって車を運転していたときです。雪が地面に残るような季節でした。車をゆっくりと走らせると追いつかないのがわかっているのか、明らかにゆるやかなスキップという足取りで前進を続けたかと思うと、突然止まって振り返り、そして見事に山中へ消え去っていくという風景でした。その歩行する背骨のまっすぐで揺れのない美しい動作にうっとりとしてしまいました。同じ場所で4回ほど遭遇したのです。

七山校のテリトリー内でキツネを見かけたのは1回だけです。わたしが気づいたのがその1回であったとしても、先方はなんども訪れていることは間違いありません。その1回は、オポがキツネを見送る風景となりました。

場所は戸口を出た先にある動物たちとの境界線の内側、オポのテリトリーの中です。季節は春から秋にかけてです。冬は戸口を閉めてしまうため、戸口のあく「ガチャ」という音に反応して動物たちが去っていきます。戸口をあけている季節は、音もなく庭に出るので動物たちが逃げ去る影を目撃ことができます。そして、このときある事情でいつもは持たない懐中電灯を手に持ってオポについで庭に出ました。

そのとき、車のある位置よりひとつ高めの段から山の境界線にかける坂を、音もなく動く動物の気配に気づきました。オポは少し鼻先をそちらに向けており、私は懐中電灯を当てました。そこにいたのがキツネだったのです。

オポは他の野生動物に対しても大体同じように接していましたが、キツネに対してもやはり同じように接していました。相手がテリトリー内から後退し茂みに入っていくのを見ているというのがオポの行動でした。その野生動物を見ている行動が見届けているというふうに感じられるのです。もちろん視覚だけではなく全身の感覚でそれを得ているということです。後退を確認すると藪の中でガサガサと逃げていく動物を追い立てたり吠えたりすることはありませんでした。さすがにキツネはガサガサと音を立てることもなく、影のように藪の中に消えていきました。

野生動物に対するこのオポの反応は、引越しした当初からではなかったと思いますが、わたしがオポと共に動物達に会うようになった山暮らし1年後には、ほぼこのような行動で安定を見せていました。オポ8歳のときです。
そういえば、オポの隣犬だった里山犬が動物を追いかけているのを見たことがありません。安全確認の必要な情報だったら臭いを追いにいくはずなのですが、山中でたくさん嗅いでいる臭いのうちのひとつだったのでしょう。わたしが得ていない山の情報を、オポという犬がたくさん持っていることに勇気づけられたものです。

樫原湿原にしかいないと思っていたキツネを庭で見かけたのはこの1回限りでした。そのキツネ(まだ容疑中)が七山校を再来。しかも草履を4足も持っていったという事件は犬という動物の結界の強さを思い知らさせる事件です。草履をくわえていく姿を目撃できれば、その行動の意図へのヒントが得られると思うのですが、今日も雨なのでまた待ちぼうけになりそうです。

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消えた草履事件:容疑動物浮上

数日前に「ぞうりがなくなったこと」についてブログで紹介しました。
草履紛失事件が始まった1回目の出来事です。
1回目と書いたのは、そのあと3足の草履がなくなったからです。消えた草履は合計4足になりました。

続いてなくなった3足ですが、3日連続して毎日1足ずつなくなったのです。
1足ずつというのは、テラスにおいてあったのが1足しかなかったからでしょう。

最初にブログで紹介したときに一番有力だった紛失の理由は、私がボケたのではないかということでした。
どこかに置き忘れたのではないか?どこかに持っていかなかったか?捨てたのではないか?部屋の中においていないか?車の中に置いていないか?
ちょうどクラスのある朝に1つ目の草履セットがなくなったことに気づいたので、相談した生徒さんたちから、可能性のあるあらゆる質問を受けました。まったく思い当るところがないのですが、覚えてますか?とくり返し聞かれると、自分の記憶にも自信がなくなってしまうという曖昧さを体験しました。
ところが、今回3足が連続してなくなったことが、明らかに私の置き忘れではないことを証明してくれました。

2番目になくなったブルーの草履は、前回同様になくなったことに気づいたのが朝です。ちょうど来られた生徒さんに「草履がまたなくなった。」旨を訴えました。
そして、この日に買ってきたばかりの鮮やかなピンクの草履をおいたままにしておいたのです。それが一晩あけて戻ってきたらなくなっていました。
それで、昨日また新しい黄色の草履をおいておきました。持って行く方向が知りたくて、すぐに切れる糸を巻きつけておきました。月明かりが明るくて庭がよく見えたので夜遅くまでがんばって見張ったのですが、張り込み中に眠たくねり3時間ほど寝てしまった間に黄色の草履もなくなっていました。糸は切れていましたが、糸の方向から考えて持ち去った方角がわかりました。これで動物が来る方向もわかったということです。同時に昨晩はテラスの机の下に熟した柿をおいておきましたが、それは手つかずでした。どうやら草履にしか関心がないようです。

ブログを見て「キツネだと思う!」という連絡をいただいたので、ネットでキツネ、草履と検索してみると、キツネがビニール製の草履を山積みにしている写真やビデオに写っていたといういくつかの情報を得ました。

今までの情報を整理すると「犯人はキツネではないか」という線が最も強いものになっています。相手がイヌ科動物となると、こちらの関心も高まってしまいます。
それで、現時点でいくつかの疑問を残していますので以下に整理しておきます。

・草履は1足だとふたつ。一度に1個しか持てないから往復する必要があるのに、なぜ1晩で2個を持っていくのか。(毎回チェックはできていないが、少なくともこの3日間は、1日で2個を持っていかれている)

・すぐ下の家の犬が夜8時とか9時くらいまで吠えていたが、草履のなくなった時間は吠えていないと思う。(情報不確定)

・一度は短いブーツも同じ場所に置いたままにしていたのに、草履しか持って行かなかったのは何故か。

・ピンクの草履がなくなった日には、犬2頭が来ておりキツネの来るルートの方や、テラスのすぐ前になんども排尿をしていた。犬が排尿をしたばかりの日なのに、警戒せずに草履を持っていったのは何故か。

・容疑動物を「キツネ」だとして、一体何のために使うのか。
(ネットでは子狐の遊び道具のためという説明があったが、イヌ科動物の行動として納得できない部分があるから)

以上が現在の疑問点です。

疑問のある中でも、実際起きていることをこのように仮定しています。
・容疑動物「キツネ」イヌ科、イヌ亜科、キツネ属 和名:キツネ
・単独
・持ち帰り場所 巣穴
・行動の理由 執着行動?

今日は作戦を変えてみます。作戦は、草履をとられないようにするためのものではありません。容疑動物を特定したいという気持ちから行っています。
なぜかというと、環境の中にどのような動物がいて、どのような行動をしているのか、そしてその行動の目的が何であるのかを知りたいというのが作戦の動機です。
動物の行動は日常のひとつであり「害」があると感じるものに対しては対応はしますが、その前に動物を特定しその理由も知りたいと思うのです。

昨晩はひっぱれば切れる絹糸にし、1足しか結んでいませんでした。
多少の衝撃であれば相手を警戒させず、室内にいる私にも情報が伝わりやすいと思ったからです。しかし、昨晩は、眠いのと寒いのに負けてしまい3時間で張り込みを断念、星野道夫さんの影にも近づけない有様となり、自分でも情けない限りです。

本日の作戦は長いビニール紐です。簡単には切れないので時間かせぎになるのと、噛み切るのか、持ち去るのを諦めるのか、警戒してくわえようとしないのかという情報を得たいと思います。
まずは動物の特定、できることなら直接見て確認したいです。
天気が快復してますので月明かりは期待できます。

dav

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ラジコのタイムフリーで月下虫音を聴いてみた

現代にはいろんな便利な機能があるらしく、
アナログでいろんなものが苦手なわたしも少しずつ「順応」を見せています。

便利な機能のうちに、先日ブログでも紹介したラジコのタイムフリーがあります。
聞き逃してしまった番組を1週間はあとで聴けるというものです。

自分でもできるのだろうかと操作したら案外簡単にできました。
わかりやすく作られているのですね。

11日にラジオ出演したときにお話した「犬の落ち着きについて」は
1週間はラジコで聴くことができます。

ブログを読んで「聞き逃した」という方は、ラジコからアクセスしてみてください。

ラジコはこちらです。
http://radiko.jp/

タイムフリーのボタンを押して、
番組に「月下虫音(げっかちゅうね)」といれて
10月11日 を指定します。

当人のわたしも聴いてみました。
反省することばかりですが、自分を知ることは犬を知ること以上に大切なことです。
わかりやすく表現できるように、今後も努力していきます。

明日のブログ記事では、さらに犬の落ち着きについての追記の記事をアップします。
ラジオの内容とあわせて勉強の素材にしてください。

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ペットのための自然療法セミナー延期します!

「ペットのための自然療法セミナー」が延期になりました。
台風接近による悪天候による変更です。

福岡に接近中の台風で被害を受けられた方にお見舞い申し上げます。

セミナーの開催日程は以下のとおりに変更されました。

2016年10月2日(日曜日)
時間 13時~15時 受付12時30分
場所 福岡動物海洋専門学校
講師の先生や題目などには変更はありません。

受講を申し込みされた方には、延期についてのご連絡をメールもしくは電話で行っています。
各自、変更案内をご確認ください。


とても楽しみにしていたので延期は残念ですが、気を取り直して準備を続けていきます。

台風の被害が拡大しませんように。皆様も週末は大事をとってお過ごしください。




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