グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Monthly Archives: 3月 2018

<クラス>犬語セミナー開催しました:犬のしつけ方の基礎学は犬の行動学であること

平日に福岡校で犬語セミナーを開催しました。

今回もはじめて犬語セミナーにご参加の方がいらっしゃいましたので、初めての方にもわかりやすい犬の動画を題材にセミナーを行いました。

教材として使用したビデオは、犬の散歩風景、家族と接している日常的な風景、多頭飼育の犬たちの日常の関わり風景です。

こうした日常的な風景の方が、より身近な犬を理解することにつながるはずです。

はずですと書いたのは、動画を見て犬を理解できるようになるためには、ある材料がそろっていることが前提になるからです。

その材料とは、犬の行動学に関する基礎学です。

犬語セミナーでは、まず犬の行動をよく観察して動画の中で確認できた事実をまとめていきます。

観察力も人によって差はあります。
犬語セミナーではひとつのビデオをたくさんの人間が見るため情報整理は短時間でできます。

動画はコマ送りもできるし、細かに状況を把握することが可能です。

犬の行動の情報が集まったら、犬の状態を読み解いていきます。

この読み解きの際に必要なのが、犬の行動学に関する基礎的学問です。


犬の行動学に関する基礎学をどこで学べばいいのか、という質問をよく受けます。

参考になる犬の行動学に関する書籍は全て目を通される事をおすすめします。

本を選ばれる際には、行動学者もしくは生態学者によるものを選択してください。

そして、それらの本はあくまでも「参考にする」程度のものとしてください。


本にこのように書いてあるからそうだというものはないということです。

犬は様々な生活環境で、幅広く行動を変化させてきた動物です。

繁殖に関しても人為的要素が強く、野生動物の行動学とは違う難しさがあるのです。

ですが、犬の学問は学びやすいというメリットもあります。

なぜなら、犬はいつも身近で様々な行動を観察することができ、その環境を変化させることも、飼い主ならばたやすいことだからです。

飼い主ひとりひとりが、家庭の犬の行動学者として犬を観察し、基礎情報から行動を分析できるようになってほしいというのがグッドボーイハートの希望でもあります。

情報を入手するときには、インターネットで簡単に入手する情報を鵜呑みにしてはいけないことだけはお伝えしておきます。

ネットにこのように書いてあったからこうだと決めつけることは、犬への理解を遠ざけます。

ネットではなく、あなたはどのように見るのか、なぜそのように見るのかを徹底的に自分に問い、そしてそのことを他者と意見交換する場が必要です。

犬語セミナーはそのような場を提供する勉強会です。

犬語セミナーの案内はブログにアップさせていきます。
はじめての方もお気軽にご連絡ください。

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Posted in クラスのこと

<犬のしつけ方>犬の散歩風景:東京の犬と福岡の犬は何が違うのか?

以前、東京から引越して来られた生徒さんからこんな話を聞きました。

「福岡に来て道を聞かれたのでビックリしたんです。
東京では他人に道を聞いたりするなど、話かけることが許されないんです。」

ということでした。

実はわたしも小学生低学年まで東京暮らしの経験があるのですが、
人に道を聞くこともできないような印象はあまり持っていませんでした。

ところが、この話は他の東京から来られる方に聞いても全く同じでした。

東京では人に話かけることが失礼な行為だというのです。

東京ならではの人付き合いと、マナーのルールだということでしょう。


この話を聞いて、東京の街中を散歩する犬たちの不思議な表情や行動に納得がいきました。

東京で見た犬の散歩風景というのは、簡潔に言えばどの犬もとても「おりこうさん」に見えるというものでした。

東京の都心の公園を散歩する犬たちは、お互いに顔を見合うこともなく、全く相手を無視して通り過ぎていきます。

そのため、犬と犬がすれ違うときに吠えたり、リードを引っ張ったりする姿を見ることも少ないのです。

犬同志が吠えあうなどほとんど見ることはありませんでした。

犬と犬が顔を合わせずにお互いに相手との距離をとって通り過ぎるように、人と人も全く関わらない意志をあらわしているようでした。


犬は散歩中に他人に話しかけられることもなく、他の犬が近付いてこられることもないため、落ち着いて歩いているように見えます。

あまり動物らしい行動とも言えないのですが、人と人の関係性と距離感が犬に影響を与えていることは間違いありません。

少なくとも、散歩中に自分のスペースを侵されないという一定の安定のもとに散歩をしているのでしょう。


この東京の犬の散歩風景は、福岡の散歩風景とは全く違うことに気づかれたでしょうか?

福岡のようなローカルな場では、散歩中の犬に話しかけるのは普通のことになっています。

「かわいいですね。」
「触ってもいいですか?」

話かけ方はそれぞれですが、犬を通して飼い主同士が関係を作っていくのも福岡では日常の風景なのです。

これは、良い部分もあるかもしれませんが、犬にはストレスを与える行動になっているという事実もあるのです。

飼い主が飼い主に話しかけるというよりは、犬の方に接触を図ろうとするからです。

犬の方をみて大きな声を出すとか、

犬に近付いて興奮させて飛びつかせるとか、

犬の頭をなでるとか、ひどい場合には犬にオヤツを与えたりもします。


これらの行動は全て犬の最小のテリトリーであるスペースを侵害する行為になります。

そのため、犬は人が近付いてくるたびに落ち着かなくなり、散歩行動自体が不安定になっていくのです。


善意で犬に話しかけたりなでたりしている人々からすると、こうした行為が犬にストレスを与えていると受け取ることは難しいかもしれません。

これを理解するには、長い犬の行動と習性についての説明を受ける必要があるからです。

こうした人の行為によって、犬は散歩中に落ち着かなくなるのです。

犬は吠えたりとびついたりリードを引っ張ったりするようになってしまいます。


もちろん、個々人によって犬に対する行動はそれぞれに違いはあるでしょう。

犬に対して反応を示さず通り過ぎていく人々もたくさんいると思います。

しかし、一部の人間でも、犬に対して積極的に手や声を使ってアプローチしようとする人々がいることを否定はできません。


結果、東京の犬の散歩風景と福岡の犬の散歩風景には違いが見られるようになってしまいました。

犬たちの都心の散歩スペースは大変小さく、その中での社会活動には無理があります。

飼い主を含む犬と犬の関係を進めたいなら、もっと身近な人と人のつながりについて考えてみてはいかがでしょうか?

散歩中に他者と関わらないというルールでいることにも窮屈さはありますが、

それが東京という都心が出した答えが、不自然であっても今の犬にとっては最適な場合もあります。

あとは個々人が犬がストレスなく楽しく飼い主との散歩ができるように考えていくしかありません。

散歩は犬にとって貴重な時間であることは言うまでもありません。

その散歩タイムをより良いものにするためにできること、考えていきましょう。


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Posted in 犬のこと

<動画:犬のしつけ方>犬の遊び道具「トリートボール」を身近なペットボトルで活用

室内に長い時間拘束されがちな犬は、暇で仕方ありません。

動物は一日をゆるりと過ごすものですが、室内という人工的空間の中に閉じ込められている犬のストレスは計り知れないものがあります。

自然環境の中で散策したり、危険を回避しながら一日をゆっくりと過ごす野生動物とは時間の使い方が違うのです。


室内ではたくさんの家庭犬たちが時間をもてあましており、そのうち家具をかじったり、自分をなめる自虐行動を始めます。

中には、不安な状態が継続しすぎて飼い主さんの存在を確認できないと、排泄の失敗をしたり家具をかじったり、食べ物を盗みとったりと様々な飼い主を呼び戻す行動を継続してしまうこともあります。


そこで、室内で多少夢中になり時間がつぶせるペット用品をある程度は活用したいものです。

そのひとつに「トリートボール」という道具があります。


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名前のとおり、オモチャの中に食べ物を入れて犬に与えるオモチャです。

オモチャを転がしたり噛んだりして、フードを取り出していくことにほとんどの犬は夢中になります。

トリートボールにはいろんな形状のものがあります。

犬の関心と噛み具合によって最適なものを選んでいただきたいのですが、最初の導入ならペットボトルで代用できます。


空のペットボトルの中にフードを少しいれて与えるだけです。

ペットボトルのカラカラといった音も含めて夢中になっています。
以下の動画ははじめてペットボトルのトリートボールで遊ぶ犬くんの様子です。

ペットボトルの中が濡れていたため、フードが出にくくなってしまったのですが、諦めずに取り組んでいます。




ペットボトルは薄い素材なので、簡単に破損してしまいます。
使用の際には飼い主さんが監視できる範囲内で行ってください。

特に中型犬以上のサイズの犬の場合には、破壊行動のスピードが速いため十分に注意して与えてください。

フードを食べ終わっても、ペットボトルをつぶしたり口にくわえて遊んでいる犬ちゃんもよくみかけます。


活用の方法としては、人が何かの作業で犬がイタズラをしそうになることが予測されるときや、

人が仕事をしていて犬に十分に構えないときにも使用できます。

また、なんらかの理由でドッグフードの遊び食べが出てしまう場合にも、このトリートボールで与えると食べることもあります。


ただし、トリートボールには依存性が高まるという欠点もあります。
長時間にわたる依存性は、執着行動といってストレス性行動のひとつですから見逃せません。

なかなかフードが出てくない場合でも10分程度で切り上げてください。

また、トリートボールを与えなくても犬が行動に満足を得られるような生活上の工夫や提案を、併行して考えましょう。


犬という能力の高い動物にとって、トリートボールからオヤツを取り出しながら食べるという作業はあまりにも単純なことだと思います。

それでも他にする事がない場合には、こうした道具に夢中になってしまいます。


トリートボールは対処法的な遊び道具ですが、成長の過程では上手にお付き合いしていきましょう。

そしていつかトリートボールのいらない豊かな生活が犬に生まれることを願っています。

Posted in 犬のこと, 音声・動画

<犬のこと>アニメ「カムイ伝」に学ぶ:犬が魅了される魔法の小道具“犬万”をご存知ですか?

山の気温もかなり高くなってきました。
ジャケットを着込まなくても山歩きができるようになり、身軽で快適な上にまだ草も生えていないので、最高に気持ちのよい犬との山歩きができます。

こんな風に山の中を歩いていると、最近見たアニメのシーンを思い出しました。


そのアニメは昭和の時代のもので「カムイ伝」といいます。

検索していただければ一番わかるのでしょうが、白土三平先生が書かれたマンガがアニメ化されたものです。

原作のカムイ1964年から1971年まで『月刊漫画ガロ』に連載されたようですが、数回の中断をくり返す長編マンガらしいのですが、原作の方はまだ読んでいません。

アニメのカムイ伝の方は、大人向けとはいえ簡潔に表現されつつも、一定の社会的メッセージがちりばめられており集中してみることができました。

カムイ伝の主人公は忍者カムイですが、物語の中にはたくさんの動物たちが様々な役割で登場します。

中でも登場回数が多いのが犬なのです。


忍者の時代にも犬はすでに人といろんな意味で深く関わっていたことを伺える話がいくつもありました。

犬の登場の際に「犬を魅了するもの」として紹介された品、今でいうグッズがあります。

それが「犬万(いぬまん)」といいます。


犬万を使って忍者たちは犬の行動をコントロールしようとします。

この犬万は猫が夢中になるまたたびの犬バージョンのものだとナレーションが紹介します。

犬万があるとすべての犬たちが執着してその犬万を追うというのです。


そんなビックリする犬万とはどのようにして作られているかというと、その材料がビックリです。

犬万はミミズを干したものを丸めて作るというのです。


このナレーションを聞いて、本当に納得しました。

干されたミミズが特定の犬たちを魅了する姿をなんども見ました。


特に、七山校の庭では季節になると巨大ミミズがひからびて転がっています。

その干からびたミミズの上に体をこすりつける犬たちもたくさん目撃しました。


この行動は、干からびたミミズの臭いを自分につけるものですが、その執着の高さとこすりつけの動作を見ると「猫がまたたびに」というのと同じように見えて、まさに犬は干からびたミミズに夢中のようです。

もちろん、この干からびたミミズを臭ったこともあります。
いうまでもなくかなりの刺激臭です。

すべての犬がこの行動をするわけではありませんが、する犬には特定の気質や行動の特徴があります。

それを踏まえて評価するなら、これらの臭いつけは犬のカモフラージュ行動ではないかというのが自分の今のところの意見です。

白土先生の犬万の使い方とは少し異なるかもしれませんが、犬が魅了されるというところでは同じ意見です。



カムイ伝の著者の白土先生は、動物の行動についてたくさんの情報をお持ちであったようです。

それにしても、本当に忍者は干からびたミミズで犬万を作っていたのでしょうか?

犬万を武器に使うほど、犬という動物は能力があり存在の高い動物だったのでしょうか。

カムイが手にもつ犬万が巨大すぎて、どんなに臭かろうと可笑しくもなりました。


主人公の忍者カムイは、アニメの中では野山を自由自在にかけめぐるタフでカッコイイ存在です。
なにより裸足で歩いていることがうらやましいです。

干からびたミミズに体をすりよせる犬をみかけたら、そのかぐわしい臭いを嗅いでみてください。

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Posted in 日々のこと, 本の紹介

<クラスのこと>七山校で犬語セミナー開催しました。

寒暖の差が厳しい初春の日々、山は寒いので暖炉に張り付いています。

今日は春分の日、まさに分け目の日です。

分かれる境というのは良くも悪くもいろんなことが起きる可能性があります。

良いことはラッキーとして受け入れられるものの、悪いことは落ち込んでしまい受け入れに時間がかかることもあります。

犬のトレーニングや犬との関係作りや犬の成長についても、一進一退になりますから思い通りに進まないことに落ち込むこともあります。

こうしたときにこそ、分け目の力を使って上手く転機を図っていただきたいのです。

休憩するもよし、学びを深めるもよし、ただ前向きな気持ちだけキープできればまた一歩進んでいきます。


ということで、今日は七山校では学びを深める方々の「犬語セミナー」を開催しました。

犬の動画を見ながら犬の行動学を基本として犬そのものについて学ぶセミナーです。

奥の深いセミナーなので最初は難しいと感じることもあるでしょう。

そのちょっとの難しさを越えて参加を継続されると新しい視点が生まれてきます。

犬語セミナーは継続して参加していただきたいため、七山校では毎月1回、福岡では1~2ヶ月に1回を目安に開催しています。


今回の参加者のみなさんは、お互いに犬同志を対面させたことのあるお互いの理解も進んだグループでした。

犬語セミナーの内容もいつもとは異なります。

自分の犬だけでなく、他の犬に対する関心が高まるようになると犬への理解はもっと進むのです。

身近な犬には先入観や思い入れが強くなかなか見えない部分が、他の犬になると客観的に冷静に見ることができるからです。


犬という動物への理解には、客観的視点、冷静な接し方、理論的な考え方もある程度必要になることもあります。

科学的にいろいろと理解していなくても、自然に犬にストレスを与えない接し方をできる方はたくさんいます。

科学的に理解できるようになると、仕組みが分かるということなのですがより学びへの関心が深まるのです。


次回の犬語セミナーは3月29日木曜日に福岡校で開催します。
あと数名受付していますので、ご希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

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Posted in 未分類, 犬のこと

<犬のしつけ方>指定された居場所へ犬が移動するトレーニングで安心スペースを獲得しよう

昨日のブログで、ハンドメイドの犬用ベッドについてご紹介しました。

犬用ベッドは室内飼育の犬には欠かせないペット用品であることもあわせてご紹介しました。


犬用ベッドは、犬専用のソファにあたるものです。

「うちでは人のソファにあがっているから犬用ベッドは必要ない」という反論もあるかもしれません。


しかし、これは違うのです。

犬の一番小さなテリトリー=居場所について知れば知るほど、犬用ベッドの重要性がわかるようになります。


また、人が管理しなければいけない室内飼育環境という条件の中では、犬を指定の居場所に移動させなければいけないことも多くあります。

実は、室内は屋外よりも刺激が多く環境が不安定になりがちなのです。


そこで、犬が不安定になる前に犬に安心できる居場所へ移動するように誘導するトレーニングを行います。

生徒さんにお願いして2回目の練習風景を動画撮影させていただきました。

イメージのための提供動画ですのでほんの少しですがどうぞ。



「ベッドの合図で犬用ベッドに移動するトレーニング中の犬ちゃん」

撮影のために少し緊張感が漂いますが、いつもはもっとリラックスです。
フードの誘導は使っていません。

フードは必要のない場合にはできるだけ使用せずに、本来の姿に近付くように練習しています。

いつもは少し興奮しやすい犬ちゃんなのですが、全てではありませんが少しずつ落ち着く時間が見られます。

こんな数秒の動画の中にも、犬を知る大切なメッセージがたくさん詰まっているのです。


この犬ちゃんのご家庭の犬用ベッドは、このあとハンドメイドの極上品に変わっていました。

よりリラックスし安心できる居場所を提供したいという飼い主さんの真心が伝わってきます。


犬に愛情を持って可愛がるということは、犬を撫で回すことではなく、犬を理解し必要なものを提供することです。

それには、物理的に必要なもの、発達として必要なものがあります。

発達として必要なものの中には、犬が学習の機会を提供した結果得られるものがほとんどです。

犬用ベッドを活用することは、犬にこの二つを提供することにつながります。


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Posted in 犬のこと, 音声・動画

<日々のこと>ハンドメイドの犬用ベッドに驚いたこと

グッドボーイハートのレッスンで欠かせないペット用品のひとつに室内の犬用ベッドがあります。

なぜ、欠かせないのかというと、犬の大切な居場所になるからです。

レッスンを受講された生徒さん方は、この重要性を認識していらっしゃるでしょう。

だからこそ、犬用ベッドは安心、安定、快適を条件に選びたいのです。


ところが市販のベッドにはなかなかこれといったものがありません。

それで、グッドボーイハートではお薦めの犬用ベッドとして「エルエルビーンのドッグカウチ」をご紹介しています。

しかしエルエルビーンのベッドは高いし、極小のチワワちゃんたちには少し大きいと感じてしまうこともあります。


そんなときに家庭訪問レッスンで伺ったご家庭で、素敵な犬用ベッドを発見しました。

こちらです。

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すごく素敵な犬用ベッドですね。

色柄だけでなく安定感があり、コットン時のやさしい肌触りでした。

このご家庭では、犬用のクレートカバーも専用の素敵なものを持たれていたので、もしはこれはハンドメイドではないか?いやそれにしては凄すぎると思いつつ、恐る恐る尋ねてみました。

「これって、ハンドメイドですか?」
「はい、そうです。」

即決のお答えでした。

そのあとは写真を撮らせて欲しいとお願いして、たくさん撮影しました。

もちろん私は作れないのですが、ミシンを持っているみなさんなら、見様見まねで作られるかもしれないと思ったからです。

ベッドの詳細はこんな風です。

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カウチ部分には綿を詰め込んであるそうですが、ちゃんと自立していて安定感もあります。


ハンドメイドのベッドを作ることができる技量をお持ちのみなさんはぜひチャレンジしてみてください。

もし、そうした技量がなくやはり市販のものしか買えないという方には朗報があります。

あのエルエルビーンのドッグカウチがセールになるかもしれないとのことでした。
毎日まめにチェックしている生徒さんから教えていただきました。

LLビーンドッグカウチの通販ページ

高価なことが唯一の欠点であるエルエルビーンの高級ドッグカウチとドッグベッドがお安くなるのであれば、本当におすすめです。

いずれにしても使うのは犬たちです。

安心・安全の居場所を獲得してゆるりと休めるよう、飼い主さんの協力よろしくお願いします。

Posted in 日々のこと

<犬のしつけ方>犬の社会性について:父親不在で荒れるオス犬たち

犬は性別によって行動のいくつかが明らかに違います。

中でもはっきりとしているのは、争う相手が基本的には同性であることです。

オスとメスという生き物に分かれていることと、オスとメスの存在によって子孫を増やしていくという仕組みはヒトと同じです。

犬を擬人化することはおすすめしませんが、仕組みが同じ部分については自分たちの種に置き換えて考えても結構似ているところがありますので参考にしていきましょう。

犬のオスはオスと緊張感が高く、多くのオスはメスの非礼な行為や乱暴なコミュニケーションには寛容です。

どうでしょうか。ヒト社会に置き換えても納得できる傾向ではないでしょうか。


そのため、オス犬が散歩中に眼をとばしたり、吠えて緊張したりする傾向があるのが、相手がオス犬のときだけということもよくあることです。

犬の社会的順位については、そもそも交配の権利を争うために行われるという意味もありますが、オスの場合にはもっと深い意味もあります。

オス犬たちはグループで行動し防衛や攻撃を行う体制を整える必要があります。

近隣では、互いのテリトリーを構築したり、もしくは数頭でグループをつくったりと、オス犬ならではの社会関係が進められます。

昭和一桁時代であれば、犬たちは夕方になると係留から解放されて、犬同志が集まるコミュニティを形成していました。
その中では、オス犬の序列が自然とつくりあげられ、ボスを呼ばれる犬もいたことでしょう。
弱い犬は弱い位置におさまり、犬だけで作られたオス同士の序列はある程度安定したものであったのではないかと推測します。

ところが、最近のオス犬たちは少し変わってきました。

リードや室内といった拘束環境から解放されるときがないため、犬だけのコミュニティを持たないこともひとつの理由ですが、ある傾向がオス犬のけん制行動を複雑していると感じています。

それは、家庭に父親という存在が不在のまま育つ社会性についてです。


犬社会であっても、オス犬が一番先にぶつかるのは、同じ群れのオス犬です。
犬からしてみれば、父親と同じ存在にあたります。

強く、恐ろしく、また尊敬する存在でもある父親役を果たす犬の存在は、若いオス犬の横暴な態度を改め、冷静さを引き出し、抑制をつけさせる大切な存在なのです。

ところが、飼い主という人が親役を引き受けるようになって、この父親の役割が不安定になってきました。

飼い主さんの中には女性ひとりで犬を飼われる場合があること。
父親の存在が家庭の中で小さくなってしまっていることなどがその理由です。

家庭の中の父親が犬のしつけに細かく関わって欲しいということではありません。
お世話は母親や子供たちが協力して行うが、家庭の中に父親という要が存在するかどうかが重要なのです。

犬は非常に社会性の高い動物で、飼い主家族の社会的関係についても熟知していると感じることがあります。

家庭内の不和や不安定は、室内飼育の犬に直接的に影響を及ぼしてしまうことを否定できるでしょうか。


家庭に父親の存在がはっきりとしない状態で育ったオス犬は、甘えが強く社会的力に従うという社会性を身につける機会を失ってしまいます。

では、女性ひとりで犬を飼うことは無理なのかというと、そうではありません。
女手一つで見事に子育てをされる母親もいるからです。

ただ、その場合には、女性は時には父親という存在に変わって、威風堂々と接する必要があるということです。

それには、体力も気力も必要です。
オス犬育てが大変な理由はここにあります。

たかが犬育てですが、犬と向き合ってその成長を見守り、動物として必要な発達の機会を提供するとなると莫大は時間と空間と気力が必要なのです。

オス犬がお母さんべったりなら早急に家族会議が必要です。

すべてのオス犬が自信を持ち役割を発揮する場を得られるよう願ってやみません。

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<おすすめのアイテム>車専用の犬用クレートは使えるのか?

グッドボーイハートでクレートトレーニングを習得されたみなさんなら、クレートの重要性について理解を深めてくださっていることでしょう。

クレートの活用法のひとつに、移動時の利用というのがあります。

最近は車も広々空間で、座席の移動が可能になったり、車で宿泊できるなどスペースはかなり広くなってきました。
しかし、タイプによっては座席の座り心地を重視したものもあります。こうした車ではフラット部分の確保が難しいため中型犬以上の犬のクレート設置は結構大変です。

後部座席にクレートを乗せられたとしても、クレートが中途半端にのっているため不安定になったり、クレートをささえる台座を設置する必要が出ることもあります。
後部座席は平ではないため、振動によってクレートが微妙に揺れるなどの欠点もあります。

後部座席にしかクレートが乗せられないようなシート形状の場合でも、車のバッグスペースは十分に余裕がとられているようです。

海外ではよくみかける車専用の楕円形タイプのクレートが、こうしたケースでは最適です。

車専用のクレートになるので、予算的にもなかなかおすすめできないのですが、設置されている方がいたので写真をいただきました。
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七山で撮影したので太陽光がすごいですが、こんな感じでうまくおさまっています。
車のバッグスペースを最大限に利用した設計になっています。

クレートの入り口の網部分がバリケンネルなどと比較すると細くてもろいように感じましたが、クレートトレーニングが完了していれば特に問題なく使用できます。

底の安定性が高いので揺れが少なく犬も落ち着いていられます。

飼い主さんに尋ねると、自分も運転に集中できるとのことでした。

もちろん、ちゃんとカバーをかぶせて利用していただいています。
床面はすべらないようにマットを設置しています。

写真のサイズで20キロ前後くらいまでの犬が利用可能なサイズでしょう。

もうひとつの利点は、犬に後部座席を占領されないため、人も車に乗れるということです。

気温が高くなってきましたので、犬を車に置いて離れることだけはさけていただきたいですが、
ご家族で上手の車用クレートなどの備品を利用して、これからのお出かけの季節を犬と楽しんでいただければと思います。

写真の商品は「アトラス キャリーケージ」というものです。

移動は犬にとって大きなストレスでもありますから、
より優れた犬用グッズで犬も飼い主も快適に移動できることは大切なことです。

備品の購入には資金も必要ですが、長く使うためには早めに購入することでしょうか。

また、良いお品を見つけたら紹介していきます。




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<犬のしつけ方>動物同士の距離感:犬と人、犬と犬、人と人

先日から風水講座に参加された生徒さんたちが、それぞれに自宅の間取りを持参されていたのを見ました。

グッドボーイハートの生徒さんがほとんどなので、家庭訪問トレーニングで間取りをある程度把握していたご家庭もあるのですが、リビング以外の間取りについては想像する範囲でしかないので、こうして図面を見ると間取り図面からメンタルマップができあがって、より詳細にご家庭の空間についてイメージできます。

今回は風水判定のために間取りが必要だったのですが、犬のトレーニングの場合は犬の空間スペースの利用の提案と限界について考えるために、間取りはとても重要です。

日本の住宅は犬を室内で飼う文化のある海外諸国と比較しても、圧倒的にスペースは狭いのです。特に核家族化が進むと同時に、ひとり暮らし、ふたり暮らしといった家族の少ないご家庭で犬を迎え入れされることも多く、必然的にスペースの狭い空間に犬が生活するということになってしまいます。

室内空間は屋外空間の影響も受けます。
たとえば、七山校であればドアを開ければ、すぐに広い庭と山にアクセスできます。
境界線沿いに他の家もない上に、周囲は森なのでその空間の広さによる開放感は特別なものです。

ところが、都心住宅になると庭もありません。マンションのベランダは有効利用したいものの、そこから外部にアクセスできない環境は犬にとっての孤島を意味しています。表現は悪いですが、都心の室内飼育ではよほどの大邸宅でない限り、犬は軟禁状態を強いられているといっても過言ではないと思います。

そしてその軟禁状態の上に、室内では犬と人が狭いスペースを共有することになります。当然のことながら、お互いのスペーシング(感覚をとること)は難しくなります。

ところが人は犬に対するスペーシングには無頓着なことが多いのです。抱っこやいっしょに寝るなどの犬に対して密接に行っている行動を、人に対しては行わないはずです。赤ちゃんは別ですが、一般的に大人になった人が、上記のような密接度で人に接するのであれば、それは愛撫とか闘争といった特殊な密接に近付く距離感のことになります。

犬は人のこうした過剰に接近してくる接触の距離感によって、依存と闘争を芽生えさせます。飼い主にまとわりつく犬が、他の犬や人を闘争相手とみなしたり、依存状態がいつも動くものを追い回すなどの行動につながっていくからです。

この室内の狭さが生み出す犬と人の距離感は、犬と犬が小さなサークルやケイジにいれられて発生する距離感と似ています。実際、子犬のころから落ち着かない犬のほとんどが、小さなサークルやケイジに他者と共にいれられて飼育されています。

犬も人も、どちらもスペースをきちんととることのできることで、自分の安全と安心の感覚を得ています。スペースをとるということは、お互いの関係性を築いていく上で最大限に大切なことではないでしょうか。むしろ、愛情の高さや好きの度合いよりもずっと重要だと思っています。

スペースをとるというのは、空間を区切っていくことではありません。ここではクレートなどのテリトリーのことを差してはおらず、共有する空間でのスペースの安定性のことをお話ししています。

日本の家屋はもともと狭かったのです。狭いから寝る場所の布団をあげて、昼間は家族スペースとして利用したのです。ダイニングの各自の小さな卓袱台すら、食後は片付けていた時代もありました。

生活のスタイルがベッドや椅子やテーブルを置いたままにする西洋式に変わったのに、空間は以前よりも小さくなっているというストレスの多い状態になっています。
少しでも空間を開けたいなら、いらないものを捨ててスペースを作るしかありません。結局のところ断舎利ということになりますが、何もしないよりはできることはわずかであってもやってみることです。そのことで何かが変わるかもしれないし、変わらなくても行動できたというエネルギーは次につながっていきます。

あとは、アウトドア空間の有効利用です。散歩や自然空間に出かけてスペースがあることを確認することは、長らく屋外で仕事をすることが生活であった日本人としての空間の上手な使い方でもあります。

先日、七山校を出ると数十メートルでイノシシに遭遇しました。
車のスピードをあけて、距離感をとりゆっくりとついてくと、急いで走り出すことなく少しずつスペースを開けていきます。お互いにスペースを開けようとする意志が伝わっていると感じて、少し気持ちが落ち着きました。

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Posted in 犬のこと
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