黒ラブのジェイ(名前はJade)がうちにきて一年を過ぎました。一歳九ケ月で迎えたジェイも来月で三歳になります。
家に迎えたときには自分の尻尾をなめたり口でくわえたり、その他の体の部位をなめる習慣があったため被毛の一部が変色して茶色になっていました。特に尻尾の部分はひどく、生まれつき色素の薄いタイプなのかと思うほどでした。
しかし一年を過ぎて色は全体的に黒味が増してきて、特に目立った尻尾の茶色のアクセントもほとんどわからないくらいに黒く変わってきました。

テラスで休むジェイ
うれしいことに最近では「ジェイくんは毛の艶がいいですね。」と言われることが多くなりました。
そして、どのくらいシャンプーをしているのかとみなさんに尋ねられるのですが、実はジェイはここにきて一度もシャンプーをしていません。
そう答えると皆さん相当驚かれるのですが、逆に私の方は毎月のように犬をシャンプーすることの方が驚きです。カットの必要な毛の犬であれば定期的なプロのケアは必須だと思いますが、短毛の犬たちには月一回もシャンプーをする必要があるのだろうかと思うのですが、なかなか事情は難しそうです。
ジェイの場合は暮らしているのが自然環境の中ですから、汚れといっても泥汚れくらいです。都会暮らしの犬たちは科学的な汚れが毛についてしまい黒くなったりべたべたしたり、土で汚れるのとは違う汚れ方をしてしまい、そのことがシャンプーの多さにつながっているのかもしれません。
過ごしている環境の違いという点を考慮したとしても、シャンプーの回数を減らす、石鹸を使わずにお湯で洗うなどの方法を多く取り入れることで犬に負担をかけないケアができる可能性もあります。

オポ広場で雑草のカラムシを食べるジェイ
実は先代の黒ラブのオポも、山の家に引っ越してきてから八年間、一度もシャンプーをしたことがありませんでした。そのオポの毛づやの良さではよく褒められていました。
今目の前にいるジェイという犬の毛づやがきれいなのは、シャンプーの回数でもシャンプーの種類でもないということをジェイを通して伝えることができれば、これもまた犬からメッセージのひとつです。
もちろんジェイの毛づやが良いのはシャンプーをしていないからではありません。私たちの毛と同じように毛の一本一本に栄養だけでなくエネルギーや活力がみなぎっているかどうかということです。
毛のカールしたタイプの犬でも毛づやがすばらしい犬を何度もみたことがあります。その犬たちはイキイキと生きているというエネルギーやパワーを感じます。精神的な強さや脳の発達も毛のエネルギーに影響を与えます。そう考えると犬の毛というのはとても分かりやすい情報源です。
犬たちの生活やもっと大きなライフについて何が必要かを考えるのも、それを提供することができるのも、ただ飼い主だけです。だからこそ責任も重いのですがやりがいもあります。

敷地の境界線で宅配便を迎える犬のジェイ



