オポが旅立ってからなんとなく始まった「オポの日」のお誘いです。
「オポの日」はグッドボーイハートの七山スクールを生徒さんたちに自由に過ごしていただく日としています。今年は以下の日程で開催します。
日時 令和元年 12月 15日 (日)
場所 グッドボーイハート七山スクール
時間 10時~15時まで お好きな時間にお尋ねください。
グッドボーイハートの尾歩山とお庭、整備中のオポ広場でそれぞれのスタイルでリフレッシュするひとときを過ごしてください。グッドボーイハートの生徒さんだけが利用されますので、お互いにルールを守ってご利用いただけます。
いつものグループクラスと違いますので、リードをオフにすることはできません。
安全管理をしていただきながら、ゆっくりと冬の一日を満喫していただきたいと思います。
体が冷えたら室内であたたかいお茶とコーヒーとお菓子をどうぞ召し上がってください。
お知り合いの方もそうでない方も、グッドボーイハートの仲間ですからお気軽にお声かけしながら、犬育ての楽しさ&辛さを共有してください。
室内に入られるときには、犬ちゃんはクレートで待機となります。
室内にもクレートを設置しておきます。
ご予約は必要ありませんが、準備のため事前にお知らせいただけると大変助かります。
当日庭には車が駐車できません。下道の広いところやご案内する場所に駐車をお願いします。
「オポの日」を迎えるたびに毎年不思議なことがたくさん起きています。
さびしい別れもたくさんあったこの一年。なつかしく思い出す犬たちのこと。
楽しい出会いもたくさんありました。
今年をちゃんと感謝して新しい年を迎える、そんな日です。
お気軽に遊びにいらしてください。
連絡先 グッドボーイハート電話 もしくは スクールライン
メール:goodboyheart7☆gmail.com までどうぞ。 ☆マークは@マークに変換してください
Author Archives: miyatake
<お知らせ>グッドボーイハート生のみなさんへ「オポの日」のお知らせ&お誘い:オポのこと知っている方も知らない方も、ぜひ遊びに来てください!
<お知らせ>27日(日)は犬語セミナーの日です。ご参加まだの方急いでご連絡ください。
ブログのお知らせを見逃した方もいらっしゃったようなので、再度ご案内します。
犬語セミナー開催日程
10月27日(日) 12時~14時 グッドボーイハート七山スクール
参加費 おひとり 2500円
事前予約必要
人対象のセミナーですので犬は参加できません。
セミナー中はクレートでお預かりしますのでお問合せ時にご確認ください。
まだあと数名でしたらご参加可能ですのでお急ぎお申込みください。
当日10時からトレッキングクラス開催します。
グループトレッキングクラスに参加経験のある犬ちゃんたちはご参加可能です。
ご予約時にお申込みください。
犬語セミナーは現在不定期開催となっております。
次回の開催予定がまだ未定ですので、ご都合があえばぜひご参加ください。
ご予約はお電話もしくはメールで受け付けしております。
<受講生のコトバ・ダンちゃん編>変わるのは犬ではなくわたしたち飼い主であるという学び
グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講されている生徒さんからの感想のお言葉をいただきました。
今回はジャックラッセルテリアのダンちゃんです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年の2月に生後4ヶ月のダンを迎えました。
ダンは私たち家族にとって初めての犬です。
私はもともと犬が苦手でしたので、本やインターネットで調べていろいろと準備してダンを迎えました。
準備万端で迎えたつもりですが、最初からもう大変なことだらけです。
ダンのしていることに何をどうしていいかも分からないし、
そもそも、犬とどう接していいのかも何もわからないような状況でした。
実は犬を飼おうと思ったころからトレーニングスクールをあらかじめ探しておきました。
とりあえず自分たちでできるところまでして、無理そうだったらプロにお願いしようと話していたのです。
でもダンの状態を見て、スクールに相談するのは早いほうがいいんじゃないかということになりました。
結局、ダンを迎えて1ヶ月待たずしてグッドボーイハートへ連絡しました。
先生との出会いは、私たち家族に大きな衝撃を与えてくれまいした。
同時にダンとの生活の変革の始まりでもありました。
犬のことを全く知らない私たちに、
「犬という動物は…」と話す先生の話は何もかもが新しくとても興味深いものでした。
レッスンの日がいつも待ち遠しくて仕方ありませんでした。
ベランダのトイレがやっと安定しはじめた頃に始まったマンションの大規模改修工事にドキドキしたこともあります。
もともとお留守番の時間が長くてダンにストレスを与えがちな生活環境の中で
私たちがどう変わればダンと共に心地よく暮らせるか不安になったこともあります。
ただわかってきたのは「変わるのはダンではなく飼い主である私たち」だということです。
これが先生からの一番の教えです。
ダンはお散歩もまだまだ下手です。
飛びつきもまだ決してゼロになっていません。
「私たちが変わればダンも変わるのだ」そう分かってはいますが、それが簡単ではなくむしろ何より難しいのです。
ダンを見ていると、私たちに向かってなにか必死にアピールをしていることが伝わってきます。
それを理解して受け止めたい、もっとダンに近付きたい、犬のことを知りたい、といつもそう思います。
全然成長しない私たちに、きっと先生はヤキモキすることも多いでしょう。
でも、こんな頼りない飼い主のもとでも、ダンは確実に成長しているのです。
ほんの少しづつでも前に進んでいる、そう信じてこれからもがんばります。
ストレスだらけの生活の中でダンが少しでも自然を感じられるようにと環境について考えています。
先生の教えを常々振り返りながら、ダンとの毎日のお散歩を欠かさず、週末にはリフレッシュする時間を持っています。
ダンと一緒に私たちの暮らしも豊かになればと思います。
今の一番の夢は、「リードを通じて一体感を感じるお散歩」です。
ダンとわたしたちの生活はまだまだ始まったばかりです。
これからもずっと、犬のことを勉強し続けて、たくさんの幸せと喜びを、家族とダンと一緒になって積み上げていきたいと思います。
私たちとダンの修行はまだまだ続きます…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最初にカウンセリングのお問合せをいただいたときのことを今でも覚えています。
ダンちゃんの飼い主さんはお電話でこんなことを言われました。
「わたしたちの生活は決して犬にとって理想的ではないと思います。
それなのにジャックラッセルテリアという活発な犬を迎えてしまったのです。
こんな自分たちでもトレーニングを受けることができるでしょうか。」
トレーニングクラスのお問合せのときには犬の方が悪いと判断して連絡してこられるのが普通です。
クラスを受講されるうちに飼い主さん側がいろいろと不足していることがあるのだということに気づかれていきます。
ダンちゃんの飼い主さんのように最初から犬にとってベストではない環境に迎えたのだという認識を持たれていることの方が少ないのです。
なので、お問合せいただいたことがとても印象的でした。
実際にカウンセリングやトレーニングクラスを受講されるときでも、細かくいろんなところに疑問を感じてくださりダンちゃんの行動をいつも細やかに観察して報告されました。
普段は留守番が長くダンちゃんに負担をかけている分、どのようなサポートをすればいいのだろうかという気持ちが思いっきり伝わってきます。
指導の立場にある私であっても、明らかに飼い主さんが拒否を示されることはご提案できません。
ダンちゃんの飼い主さんは最善のことをご提案すれば、その中でできることを考えてくださるようなご家族だったのでこちらも安心してたくさんのご提案をさせていただきました。
アウトドアがご家族の趣味でジャックラッセルテリアのダンちゃんをキャンプに連れていきたいという夢をさっそく実現されて、ご家族で幸せな時間を過ごされたことをご報告いただいたときには、心から嬉しかったです。
犬は山がお里の動物だから土の上で、太陽の下で、風にあたりながら、というのが健康なスタイルです。
ジャックラッセルテリアならどんなに汚れても平気ですね。
犬が犬として過ごせる時間を大切にしてくださることに感謝しています。
そうしていれば、犬たちは忘れていたものを取り戻しもっと自信に満ちた姿で生きていくと思っているからです。
自律したジャックラッセル「ダンちゃん」への道、これからも楽しみです。
<クラス>犬との対面クラスを開催しました。
普段は七山のトレッキングやお預かりやプライベートクラスで犬と犬の社会性について学ぶクラスを開催しています。
今回は特別に車を持っていない生徒さんたちのために、福岡の事務所スペースを利用して犬と犬がおちついて対面できるかどうかのテストとその方法について説明するクラスを開催しました。
お預かりの犬ちゃんたちと同じくらいのサイズや年齢の犬ちゃんたちだったのですが、それぞれにもう社会的に自信のない状態になりつつあったのでその様子についても説明しました。
実際に犬の行動をみながら説明するのはかなりハードルが高いのですが、生徒さんたちが熱心に観察していてくださるので大切なことをいくつかは学んでいただけました。
グッドボーイハートでの犬のしつけは、家庭訪問トレーニングクラスを中心にしてはじまります。
その理由は「しつけの基本は家庭にあり」というところからきています。
人の子供のしつけも同じようですが、人としての態度を学校の先生にいろいろと注文を付けることでは改善されません。
人としての態度は家庭の中で身に着けられるものだからです。
人の子供であれば、一緒に生活していてゴハンを食べさせてもらって住まいも与えられてそして愛情いっぱい育ててくださる親に対して傍若無人な態度をしたり、暴言を吐いたり、暴力を振るような状態になっているものを、学校教育でどうのこうのというのは無責任です。
犬も同じようにご家庭内でいうことをきかない、わがまま、甘えが許されているキュンキュンと鼻をならすような状態であることがそもそもの問題です。
犬と人は動物として全く異なるためいろいろと違いはあるのですが、こうしてテリトリーを共有して過ごすことができるのは、どこかに似ている部分があるからです。
その最も似ている部分というのが、社会手的構造です。
犬という動物は群れという社会的なグループに所属する習性を持ちます。
そのグループ内では役割分担が必要で、誰が主導権を握り誰がそれに従うのかを決めていきます。
この主導権がうまく取れていないと、他人、つまり他の人や犬に対して吠えたり飛びついたり怯えたりするようになるのです。
こうした犬の社会的な対象となる「人」や「犬」に対する恐怖行動や興奮行動を罰を与えて止めさせることはできません。
グループ内の社会的な立場がわかるようになると、積極的なコミュニケーションは取れないとしても、怯えや恐怖を抱くことなく相手を観察することができるようになります。
まずはここからスタートなのですが、いずれにしても飼い主と犬との関係が影響をしているわけですから自分次第というところです。
飼い主さんの理想と現実は少し遠くても、現実に近い理想には確実に近づいていきます。
<犬のこと・動画>飼い主さん自家製のペットドアでベランダへ排泄にでるご機嫌なメイちゃん
前回のブログでドイツでは犬は室内に排泄する習慣がないことをご紹介しました。
このブログで紹介するまでもなく、犬を犬として扱うドイツではこうした犬の習性を大切に扱うことは日本でも知られています。
むしろ日本人は「外で排泄させるなんて犬がかわいそう」という発想にいたってしまい、今のような犬の飼い方になってきたのではないかと思いますが、本当に犬が可哀そうでしょうか。
たしかにマンションなどの集合住宅では庭もなく屋外トイレの確保はかなり大変です。
ですが少しの工夫で犬の世界が広がるとしたらどうでしょうか。
実は先日、家庭訪問レッスンのときに室内トイレからベランダトイレへと環境を移行中の犬ちゃんの環境が激変していて驚きました。
驚いたのは飼い主さんお手製というベランダに通じるペットドアです。
全くドアのない場所にどうやって設置されたのかと思うほどの人も犬も通れるドア
よく見ると廃材のドアを加工してご主人が作ったというのですから驚きです。
排泄をする場所も手作りされてすぐに掃除ができる形に整えてありました。
小型犬だったら簡単に設置できるベランダへのペットドアですが、大型犬となるとそうはいきません。
まずサイズがない、あったとしても料金が高い、なにより大変なリフォームとなってしまいます。
そしてもっと問題なのは、ペットドアが大きいと重たくなり大型犬にかかる負担も強くなってしまいます。
実は私も黒ラブのオポと暮らしていたときにこのドア問題ではかなり悩みました。
オポの自由な排泄のために庭への通路を確保したかったのですが、なにしろ犬のサイズは40キロ近いのです。
里山ということもあり、ドアを開けたままにしておくといろんな生物がドアという境界線を越して室内に入ってきてしまいます。
そのことでトラブルが多く、なんとかしてオポだけが利用できるペットドアをと考えたのです。
そして考え出したのがビニールを下げたペットドアです。
写真はこちらのブログ記事で紹介しています。
「犬の排泄行動に自由を与えよう!」
このオポ用のドアの写真をレッスンのときにご主人に見ていただきました。
そうすると「ああなるほどね」と何かひらめかれたようで、その後すぐにこの素敵なドアが設置されたということです。
短い動画ですが犬のメイちゃんがうれしげに通行する姿を見てください。
ベランダへのドアが設置されてからメイちゃんは自由にベランダに排泄に出られるようになり、またベランダでよくひなたぼっこしたり、オモチャをもっていったりして自分のスペースを楽しんでいるとのことでした。
風に当たったり日光に当たったりする場所で排泄ができるというのは犬という動物の基本です。
マンションでいろいろと難しい方も、このひとつの広がりで犬の行動は激変してしまうことをぜひ知ってください。
メイちゃんの成長がこれからも楽しみです。
<犬のこと>やっぱり!ドイツはペットシーツがいらない国
犬の先進国として有名なドイツ。
ドイツでは犬は…というと、ほとんどの方は「ドイツはイヌの先進国だそうですね。」と相槌をうってくれます。
テレビ番組の影響もあるのでしょうが、ドイツの犬事情はわりと知れ渡っているようです。
そのドイツの犬事情を今回久しぶりに生情報として聞くことができました。
というのも、カウンセリングに伺ったご家庭にドイツから一時帰国されているご家族が同席されてお話をする機会を得られたからです。
そもそも室内で犬に排泄をさせる習慣があることを不思議に思っているわたしですが、日本ではなかなかこのことを納得してくださらない飼い主さんもいます。
お互いに価値観の違いとして片付けるしかないのですが、何が犬にとっての普通なのかを説明しておくことはドッグスクールとしての義務なのでつい熱弁をふるってしまいます。
こちらが正しいことを伝えたいのではなく、犬という動物としてどうなのかという部分で譲り難い部分だからです。
ドイツに在住されている日本の方に、ここぞとばかりに質問しました。
ドイツには犬が室内に排泄するという習慣はありませんよね。
「はい、もちろんありません。全く考えられない。」
ドイツにはペットシーツはありませんよね。
「見たこともないです。ドイツの犬たちは屋外で排泄をしますが、きちんとしつけられています。」
ということでした。
やっぱりですね。ヨーロッパの多くの国がペットシーツを販売していないのですが、老犬のためか1枚100円くらいではあるかもしれません。
ドイツをはじめとする、イギリス、フランスは純血種をたくさん作りだした国で小型犬も決して少なくはありません。
むしろドイツではテリア種などの小さな犬はたくさん見かけられます。
小さいから室内で排泄をさせるということはないのです。
そのドイツ在住のご家族によると、ドイツでは犬のしつけがされているかどうかは登録されている情報からでもわかるし、吠えや噛みつきはすぐに裁判になってしまうということでした。
犬を動物として正しく飼育していくことができないものは、犬を飼う資格はないということです。
ところが日本では、犬を正しく飼う方法として室内で排泄をさせる習慣を犬に強要しています。
ペットシーツは今やどのスーパーにも置いてある商品で、これだけですごいゴミが出ていることになります。
犬に室内で排泄をさせたい飼い主の理由
一番多いのは、外でしか排泄しなくなったら毎日散歩に出なければいけなくなるからというものです。
庭のない敷地で飼うなら、朝晩の散歩は飼い主の義務でもあります。
ドイツでは当然犬を散歩に連れ出します。
二つ目の理由は、老犬になって歩けなくなったときに困るから室内でしてほしいというもの。
これは老犬になってから犬が選択をするときに考えることで、子犬のころから室内トイレを強要する理由にはなりません。
二つとも犬の立場に立っているようで、実は人側の都合による理由ではないでしょうか。
ちなみにドイツでは小さな犬を抱きかかけて移動させることはあっても、犬の抱っこはありません。
犬はそもそも外でしつけをされてから室内にいれられる動物なので、犬はあくまで動物であって抱っこするペットという扱いは受けていません。
公共機関でもカフェでも小さな犬が人の膝の上に抱っこされているのは、大変違和感のある光景なのです。
犬はイヌとして扱われているそれがドイツです。
良い部分も難しい部分もあるとは思います。
100%ドイツの犬育てが良いとはいいませんが、排泄の場所と抱っこの習慣がないことは100%共感します。
この二つは犬の生涯の行動にずっと影響を及ぼす行動だからです。
<犬のこと>ラグビーワールドカップの人気に乗って犬のはなし
ラグビーワールドカップの日本チームの活躍がすごいですね。
毎日ラジオを聞いているので躍動感が伝わってきます。
そのラグビーワールドカップのニュースを聞きながら思ったことです。
ラグビーのプレーの中にジャッカルというプレーがあるということで、それがすごいという話がラジオで盛り上がっておりました。
パーソナリティがなぜそのプレーにジャッカルという名前がついているのかを解説しました。
「ジャッカルは立ったまま餌を食べるから、ラグビーのプレーの中で立ったままボールを拾う行為をジャッカルと名付けそうですよ。」という説明でした。
まあ、ここまではなるほどね、というところです。
ラグビーの発祥はイギリスではなかったかと思ったのですが、現在イギリスにはジャッカルはいません。
発祥地が不明なのか、ラグビーがイギリスで生まれたときにジャッカルが生育していたのかと、運転しながら少し頭が混乱してきました。
続いてパーソナリティがいったコメントで大混乱です。
「ジャッカルってハイエナみたいな動物ですよね。」
というコメントだったからです。
いや。ジャッカルはイヌ科の動物です。
ジャッカルという動物が一般的にはあまり知られていないのだとびっくりしました。
しかし、そもそも立ったまま食べ物を食べる動物に例えるならば、なぜジャッカルではなくドッグ(犬)とかウルフ(オオカミ)ではいけなかったのでしょうか。
犬もオオカミもたったまま食べ物を食べます。
ジャッカルよりはより身近な動物であったのではないかと思います。
オオカミよりもジャッカルの方が小柄で残飯をとりに来る可能性も高く、犬に近い動物でしょうから目にする機会は多かったかもしれません。
しかし、それなら犬はラグビーの発祥より以前に人と暮らしていたのですから「ドッグ」と名付けられなかったのはなぜなんだろうと考えていました。
そのうち訪問レッスンのご家庭に到着してこの考えはとん挫したわけですが、こんなことを考えるのも自分くらいかと半ば自身であきれております。
日本チームのみなさまにはますますジャッカルを含めたプレーで観衆を魅了してくださるでしょう。
名付けられたジャッカルは地球上にいろんな種として生育していますがその一部は絶滅危惧種なのです。
ジャッカル見たことがない方、ぜひ写真だけでもご覧ください。
<クラス>秋のお預かりクラス&トレッキングクラス
大きな台風で被害を受けられたみなさまにお見舞い申し上げます。
ものすごく離れている七山のある唐津でも突風が吹き荒れており、台風直撃された地域のことが気がかりな週末でした。
自然の猛威が近づいてくると予測することができるような文明を持っている人間は、やはりその猛威が近づいてくるとわかっていても身動きができないような動物でもあります。
自分もきっと身に危険が迫っていても住み慣れた場所を離れることはできないかもしれないと想像して、そうならいずれこの七山で土砂に埋もれてしまうこともあるだろうから今この時を楽しもうと開き直ってみました。
動物が一番活発になる季節。
お預かりのクラスとトレッキングクラスが増えて、学びの多い週末を過ごせました。
お預かりクラスが続いてくる犬ちゃんの様子が変化していってうれしいことや、お預かりクラスが初めてて飼い主さんを呼び続ける犬ちゃんに手を焼きつつもやり取りの中で変化が起きるのを待つのも疲れるけれどやりがいのあることです。
トレッキングクラスは最高の季節。
動物たちが山をウロウロするこの季節は1月くらいまででしょうか。
山にはたくさんの動物の気配があります。
青くてたくさんついていた柿の実が忽然となくなる事件がまた今年もありました。
あの青い柿は一体だれが持ち去っているのか本当に不思議です。
いつかこの謎が解けたときに、また少し山の住人に近付いた気持ちになれそうです。
北風を受けて気持ちよさそうな犬たちの表情。
冬到来の前に蓄えを探すためにテンションが上がる動物の姿。
私たち人間の中にもまだ残るこの感じは絶対に犬たちの遺伝子の中にも残っているはずです。
このワクワク感を共感できるのはこの季節だけです。
週に1回のお休みもおちおちと休んではいられません。
犬との山歩き、ぜひお出かけください。
<犬のこと>「こんな日が来るとは夢にも思いませんでした」…
生徒さんとご予約の変更などのやり取りのためにラインアドレスを交換させていただくことが多くなりました。
生徒さんの中にはレッスン中に解決した問題があったり、一山超えることがあるとうれしい報告を送ってくださる方もいらっしゃいます。
毎週のレッスンのときに「前回の宿題どこまでできたかな?」と想像しながらご家庭に伺うのも楽しいものなのですが、ラインでご報告をいただいたときには飼い主さんのうれしさが伝わってきて、それもまたうれしいものです。
先日もある生徒さんから犬ちゃんの写真が送られてきました。
コメントには「こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。」とあります。
写真よりもコメントの方にびっくりしてしまい、思わず三度見してしまいました。
送られてきた写真はこちらです。
生後5ケ月になる犬ちゃんのお昼寝タイムの写真でした。
犬が自分から初めてハウスの中で寝ているのを見たので感激したとのことでした。
犬が休みたいときにハウスに入って寝るのは、ハウスを日常的に使われている方なら珍しくない光景です。
ハウストレーニングをしなくても、ハウスをリビングに置けば入って休もうとする犬はたくさんいます。
ですがこの犬ちゃんのように設置したハウスが自分の巣穴となるのに少し時間がかかる犬もいます。
全く珍しいことではなく、環境の変化を受け入れていくのにほんの少しの時間がかかるというだけのことです。
その間は飼い主による管理が必要になるのです。
ところが、なかなか変化が見られないと辛抱たまらずに諦めてしまう飼い主さんもいます。
あと少し頑張れば安定したのになと残念に思うこともありますが、そこは飼い主さんの決められることなので仕方のないことです。
犬にも一定のルールを受け入れさせるガマンを教えるトレーニングですが、飼い主側も同じようにガマンしなければいけないことがあります。
必要以上に触らないようにとか、抱っこしてはいけませんとか、赤ちゃんのように扱わないとか、散歩に行かなければいけないとかですね。
人が飼う犬という動物との暮らし、もちろん人側が優勢であることは否定しませんがそれでもお互いに自制しあうという距離感は必要なのです。
ハウスに入って寝ている犬ちゃんの写真と飼い主さんのコメントを拝見して、こうした普通の風景が犬との生活の中にあるということをお伝えできてよかったと安堵しました。
同時に、この距離感をうまく保ちながら距離ではなく深い関係を築いでいかれると、また新しい気づきがたくさん生まれられるだろうと楽しみでもあります。
人からみればただのペットの犬のこと、でも私にとっては尊敬してやまない愛する犬のことなのです。
ブログ掲載に快く応じてくださった生徒さんからコメントも使ってくださいと言われ、うれしいお気持ちが伝わってきました。
まだまだ若い犬ちゃんですからこれから山あり谷ありでしょうが、一緒に歩いて行けるということが幸せですね。
<日々のこと>生まれては消えるオポパンの夢
いつもグッドボーイハートのブログを読んでくださりありがとうございます。
いろんなことを考えすぎて私の脳もパンパンなので、今日はどうでもいいことを書かせていただきます。
先日、レッスンのときに生徒さんからパンをいただきました。
パン教室を開かれているそうで『干支のパン』ということで、ハリネズミのかわいいパンをいただいたのです。
パンといえばいつか実現させたい生産性のないベーカリー「オポパン」のこと。
パン屋さんをやりたいと思ったのは、犬の訓練士になりたいと思った後でした。
訓練士になれなかったらパン屋さんをやりたいくらいの順番でした。
結局、犬の訓練士いわゆるドッグトレーナーとかドッグインストラクターといわれる現在の仕事をさせていただくことになりパン屋さんになりたい夢は消えていきました。
やっていることが充実しているから別の夢を追う必要もなくなったからでしょう。
オポという犬と出会ってグッドボーイハートという出会いと学びの場をつくって、たくさんの犬たちとその飼い主さんと共に学んでいます。
そしてその人生の中に別れと出会いがまたあって、新しい「オポ」という場もできました。
オポが教えてくれたのでつくった七山の基地での活動も整備しながら少しずつ、かかわることを楽しみながらやってきました。
そしてまたその道の中で「オポパン」という宝物が生まれたいいなと想像を巡らしたりしていました。
私の頭の中での小さな妄想のことです。
オポが「パン」という単語を聞いたときの何とも言えないその表情が忘れられなくて「オポパン」作りたいなと思ったのです。
そして先日パン教室を開いている生徒さんの犬ちゃんのレッスンに通いながら、パン教室の雰囲気だけを味わっていたのです。
そこでいただいたハリネズミのかわいいパン。
すごく素敵でおいしいパン。
こんなパンを作れるようになるには何年も時間と努力を根気強く積み重ねてこられたのだろうなと味わいつつもパクリといただきました。
オポパン。そんなに簡単じゃないんだなとオポパンの夢が少し遠くに消えていきました。
オポパンの前にハチミツオポ…。
その前に草刈りか、巣箱作りか…。
まずは目の前にある大切なことから一歩ずつです。