グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<日々のこと>七山校の柵のリフォームにあたり考えた事

グッドボーイハート七山校が開校してから11年目となり、節目の年なのか家のあちこちでリフォームを必要としている箇所がでてきました。

急いで整備する必要があったのが、表側の庭の柵です。

ここは、預かり犬がよく使用する場所なので、柵もきっちりとつくらなければならないし、その他いろいろと考えている整備事項がありました。


整備のひとつは、表庭にある大きくなった木々を小さく整備することです。

家から数メートルのところにある木々なので、大きくなると家の湿気や傷みに直接的に影響を及ぼしてしまいます。

大きくなる木々を切ることに最初は抵抗があり、なかなか思い切ることができないまま大きすぎる状態になってしまいました。

大きくなりすぎた木を切るには危険も伴います。

ついつい後回しになった木々を低木にして、風通しよく整えました。


柵は10年の月日で老朽化し倒れる直前となっていました。

柵のリフォームにあたっては、高さや横板の感覚などを再検討しました。

七山に移る前は福岡の博多という都市で犬と暮らしていました。

福岡の中心部ですから、犬の暮らしも窮屈なものでした。

犬の安全を確保するために、管理が少し強める必要があったからです。

七山に移った際に作った柵の仕様にも、強く管理する方向性が反映されていました。

柵は高めに作り、横板の隙間はほとんどなく、周囲からは中が見えない上に風の通りもない完璧な柵でした。

福岡の生徒さんたちにも、いつも同じ事をお願いしています。

前が道路や通路のときには、中にいる犬が外を見ないくらいしっかりと目隠しの柵を付けてくださいということです。

刺激が多く環境が不安定なときには、強い管理環境を必要とするからです。

ですが、10年間七山に暮らしてみて、この環境にはこんなに強固な柵は必要ないのだという感覚が芽生えました。

この土地は、ゆるりとしていて人は少なく、動物たちもゆったりと生活しています。

空間は広く時間もたくさんあって、がんじがらめとは無縁の空間です。

今回のリフォームでは、この七山校にあった空間作りを模索しながら、柵はもうすぐ出来上がります。

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<日々のこと>夜間に犬に異変が起きた時は福岡夜間救急動物病院へ

先日、夜の8時過ぎに知人から緊急の連絡が入りました。

飼っている犬に異変が起きているのだけど…という相談でした。

福岡の知人は、夜間時に対応してくれる夜間救急動物病院についてよく知っていました。

でも、ちょうどその8時という時間帯は、一般の病院が終了したばかりで、夜間救急動物病院が開院する9時の間のため対応に困る時間帯でした。

幸いにも、犬の状態を見ながら9時前くらいに夜間救急動物病院にたどり着けるように移動ができ、その犬は応急のオペを受けて大事に至らずに済んだそうです。

犬も小さな子供と同じように、飼い主が帰宅して夜の8時過ぎくらいから体調に異変が起きることが多く、夜間時に対応できずにいることは長くに渡って犬と暮らす飼い主の悩みでした。

福岡では平成4年に福岡市博多区月隈に福岡夜間動物救急病院が開院したことで、飼い主の多くが安心を獲得されたことでしょう。

夜間病院については、かかりつけの動物病院で紹介を受けるものと思いますが、いざというときのために、電話番号と場所だけは事前に確認されておくことをおすすめします。

ホームページはこちらです。
 ↓
福岡夜間救急動物病院

福岡夜間動物救急病院は、福岡県外の方でも利用できる病院です。

佐賀や唐津からでも、高速道路を利用すれば一時間程度で到着できます。


ご自宅から病院までの距離や時間などを知っておくと、犬の緊急時に慌てずに対応できます。

とても緊急だという事態に至ったときは、事前に電話をしながら病院に駆けつければ、応急処置の準備などもしてくださっているようです。

ですがひとつだけお願いがあります。

犬の病気対応について基礎的な知識だけは身につけておいていただきたいのです。

たとえば、日常的な下痢や嘔吐で夜間救急動物病院に連れてこられると、本当に緊急な場合の動物の対応が遅れてしまうし、夜間の移動で犬にも余計は負担をかけてしまいます。

犬の普段からの行動や病気の傾向を知って、今は朝まで様子をみても大丈夫と思える状態を把握しておくことも、飼い主としても勤めです。

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<日々のこと>脳を鍛えるために始めたこと

気温の上昇するこの時期、気持ちも高まり活動も活発になります。

わたしたちヒトもやはり動物なのだなと実感できる感覚があります。

この春の季節に、生活の中に取り入れたことがあります。


ここ数日、七山校に来校された方はテラスにいつもないものが置いてあるのに気づかれて
随分と驚かせてしまったみたいですみません。

始めたのはバイクです。といっても、自分の身の丈にあったもので、気持ちが寄り添えるものを選びました。

排気量が少ないけど、とても古い時期に作られた中古車のバイクを入手しました。

なぜ、わたしがバイクなのかと不思議に思われるかもしれません。

実は20歳のころに中型自動二輪免許を取得したものの、当時のバイク=不良という印象を持った家族から、
バイクだけは絶対に乗ってはいけないと押しとどめられてしまいました。

その後、折を見ていつでもバイクに乗ることはできたのでしょうが、なかなかその機会も得られないままとなりました。


最近になって中年という山を越える年齢になり、若いころに出来なかったことでやってみたいことを今やろうと思いました。

それで中古車のバイクを入手したという経緯です。

バイクの入手には友人からのアドバイスをたくさん受けられる環境にあることもきっかけになりました。


お付き合いの長い方であれば、わたしが古くて文化を備えているものに愛着を持つ傾向があることを、ご存知だと思います。

古いバイクは故障しやすく手もかかるし、新型のバイクよりも扱いも難しく大変なことばかりです。

これからこうした古いバイクは、ひとつずつ消えていく運命にあるのだと予測してしまいます。

なくなってしまうかもしれないものだからこそ、大切にしたいと思うものと一緒に過ごせる今が、かけがいのものにないと思ってしまうのです。


犬にしても、太古から犬が持ち続けている文化のある世界がわたしは好きです。

そしてそれは近々無くなってしまうのでしょうが、そうした犬の文化にやはり触れていたいし、その時間が貴重だと思い始めるようになりました。



ちなみにバイクといえば反応の高い犬たちですが、テリトリーの中に入ってしまうとバイクの音にすら反応を示さないことがわかりました。

バイクは単なる恐怖の対象ではなく、とても大きなエネルギーを持った人と共に居る生き物とみなされているのでしょうか。

中年からのバイクとの時間、犬とバイクのこと、またこの春から楽しいことたくさんです。

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<犬のこと>アニメ「カムイ伝」に学ぶ:犬が魅了される魔法の小道具“犬万”をご存知ですか?

山の気温もかなり高くなってきました。
ジャケットを着込まなくても山歩きができるようになり、身軽で快適な上にまだ草も生えていないので、最高に気持ちのよい犬との山歩きができます。

こんな風に山の中を歩いていると、最近見たアニメのシーンを思い出しました。


そのアニメは昭和の時代のもので「カムイ伝」といいます。

検索していただければ一番わかるのでしょうが、白土三平先生が書かれたマンガがアニメ化されたものです。

原作のカムイ1964年から1971年まで『月刊漫画ガロ』に連載されたようですが、数回の中断をくり返す長編マンガらしいのですが、原作の方はまだ読んでいません。

アニメのカムイ伝の方は、大人向けとはいえ簡潔に表現されつつも、一定の社会的メッセージがちりばめられており集中してみることができました。

カムイ伝の主人公は忍者カムイですが、物語の中にはたくさんの動物たちが様々な役割で登場します。

中でも登場回数が多いのが犬なのです。


忍者の時代にも犬はすでに人といろんな意味で深く関わっていたことを伺える話がいくつもありました。

犬の登場の際に「犬を魅了するもの」として紹介された品、今でいうグッズがあります。

それが「犬万(いぬまん)」といいます。


犬万を使って忍者たちは犬の行動をコントロールしようとします。

この犬万は猫が夢中になるまたたびの犬バージョンのものだとナレーションが紹介します。

犬万があるとすべての犬たちが執着してその犬万を追うというのです。


そんなビックリする犬万とはどのようにして作られているかというと、その材料がビックリです。

犬万はミミズを干したものを丸めて作るというのです。


このナレーションを聞いて、本当に納得しました。

干されたミミズが特定の犬たちを魅了する姿をなんども見ました。


特に、七山校の庭では季節になると巨大ミミズがひからびて転がっています。

その干からびたミミズの上に体をこすりつける犬たちもたくさん目撃しました。


この行動は、干からびたミミズの臭いを自分につけるものですが、その執着の高さとこすりつけの動作を見ると「猫がまたたびに」というのと同じように見えて、まさに犬は干からびたミミズに夢中のようです。

もちろん、この干からびたミミズを臭ったこともあります。
いうまでもなくかなりの刺激臭です。

すべての犬がこの行動をするわけではありませんが、する犬には特定の気質や行動の特徴があります。

それを踏まえて評価するなら、これらの臭いつけは犬のカモフラージュ行動ではないかというのが自分の今のところの意見です。

白土先生の犬万の使い方とは少し異なるかもしれませんが、犬が魅了されるというところでは同じ意見です。



カムイ伝の著者の白土先生は、動物の行動についてたくさんの情報をお持ちであったようです。

それにしても、本当に忍者は干からびたミミズで犬万を作っていたのでしょうか?

犬万を武器に使うほど、犬という動物は能力があり存在の高い動物だったのでしょうか。

カムイが手にもつ犬万が巨大すぎて、どんなに臭かろうと可笑しくもなりました。


主人公の忍者カムイは、アニメの中では野山を自由自在にかけめぐるタフでカッコイイ存在です。
なにより裸足で歩いていることがうらやましいです。

干からびたミミズに体をすりよせる犬をみかけたら、そのかぐわしい臭いを嗅いでみてください。

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<日々のこと>ハンドメイドの犬用ベッドに驚いたこと

グッドボーイハートのレッスンで欠かせないペット用品のひとつに室内の犬用ベッドがあります。

なぜ、欠かせないのかというと、犬の大切な居場所になるからです。

レッスンを受講された生徒さん方は、この重要性を認識していらっしゃるでしょう。

だからこそ、犬用ベッドは安心、安定、快適を条件に選びたいのです。


ところが市販のベッドにはなかなかこれといったものがありません。

それで、グッドボーイハートではお薦めの犬用ベッドとして「エルエルビーンのドッグカウチ」をご紹介しています。

しかしエルエルビーンのベッドは高いし、極小のチワワちゃんたちには少し大きいと感じてしまうこともあります。


そんなときに家庭訪問レッスンで伺ったご家庭で、素敵な犬用ベッドを発見しました。

こちらです。

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すごく素敵な犬用ベッドですね。

色柄だけでなく安定感があり、コットン時のやさしい肌触りでした。

このご家庭では、犬用のクレートカバーも専用の素敵なものを持たれていたので、もしはこれはハンドメイドではないか?いやそれにしては凄すぎると思いつつ、恐る恐る尋ねてみました。

「これって、ハンドメイドですか?」
「はい、そうです。」

即決のお答えでした。

そのあとは写真を撮らせて欲しいとお願いして、たくさん撮影しました。

もちろん私は作れないのですが、ミシンを持っているみなさんなら、見様見まねで作られるかもしれないと思ったからです。

ベッドの詳細はこんな風です。

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カウチ部分には綿を詰め込んであるそうですが、ちゃんと自立していて安定感もあります。


ハンドメイドのベッドを作ることができる技量をお持ちのみなさんはぜひチャレンジしてみてください。

もし、そうした技量がなくやはり市販のものしか買えないという方には朗報があります。

あのエルエルビーンのドッグカウチがセールになるかもしれないとのことでした。
毎日まめにチェックしている生徒さんから教えていただきました。

LLビーンドッグカウチの通販ページ

高価なことが唯一の欠点であるエルエルビーンの高級ドッグカウチとドッグベッドがお安くなるのであれば、本当におすすめです。

いずれにしても使うのは犬たちです。

安心・安全の居場所を獲得してゆるりと休めるよう、飼い主さんの協力よろしくお願いします。

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<日々のこと>バイクに伴走する小さなトイプードル犬くんのこと

先日、マラソン練習に伴走する犬についてコメントしました。

犬と犬が速度をあわせて走るという行為とは、イヌという動物として発揮できる能力と社会性の発達の機会としては貴重なものです。
たとえ数十メートルであっても、「走るよ」といっていっしょに呼吸をあわせて走りきったときの楽しさを、ぜひ味わっていただきたいです。
もちろん、長距離の伴走は犬に負担をかけますので、その辺は考えながらすすめてみてください。


犬の運動の中には自転車の引き運動というのがあって、これも人が走るときに伴走するのと同じ仕組みです。

自転車の速度を上手く調整すれば、人の乗る自転車に伴走して上手に走るようになります。

速度を上げすぎると引きずりまわす過酷なトレーニングになりますので、注意は必要です。


さらに伴走する対象が人が乗っているバイクだとしたらどうでしょうか?

実は、七山校のとても身近な場所で、バイクに伴走して走るトイプードルを見かけたことがあります。
バイクのサイズは400CCくらいの少し大きめのバイクのようでした。

もちろん、公道ではありません。
七山にある公園の駐車場にいるときに、そのバイクに乗る飼い主と飼い犬のトイプードルがやってきました。
駐車場には人気はなく、私も駐車場横の公園で犬の散歩中だったので、多少の距離感はありました。

トイプードルは、バイクのタンクの部分に四つ脚でしっかりと立ち上がりバランスをとっていました。
ネットの動画などでは見たことがありますが、小さなトイプードルがバイクのタンクにバランスをとって乗った状態でバイクが走っているのを初めて見たので、とても感動したことを覚えています。

駐車場に到着すると、飼い主はバイクのタンクからトイプードルが飛び降りるのをサポートします。
トイプードルは地面に着地します。

飼い主はバイクを発進させるポーズをとってバイクの横にいるプードルを見ています。

バイクをゆっくりと発進させると、トイプードルはそれにあわせて伴走を始めたのです。

伴走距離は数十メートルでしたが、ゆっくりとUターンをします。
バイクのターンにあわせてプードルもターンしながら伴走しています。

飼い主はバイクを上手に扱いながら、プードルの動きをおっていました。
とても協調性のある行動で、トイプードルもうれしそうに、しかし興奮せずに自制しながら走っています。

数回往復をくり返すと、今度はトイプードルがタンクに飛び乗るのを飼い主が再びサポートします。
バイクといっしょにタンクに乗ったトイプードルは退場していきました。


七山という空間と時間のたくさんある環境の中で、作り上げてきた飼い主と犬の関係性ですから、
都会では実現できるものではないことも理解できます。

そうであっても、愛玩犬として抱っこされることが日常になりがちなトイプードルという犬種でありながら、この姿を見たことは自分にとっての励みになりました。

この小さな犬は、毎日よくゴハンを食べてよく寝て、飼い主との共有する時間を楽しみながら生きているではないかと想像したからです。
そして、こうした自律した時間をもつ犬たちが増えてくれればと願いました。

小さな願いですが、大きな希望を持っています。

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<日々のこと>音の振動が胸に響くことで学んだこと

結構大変な状況に追い込まれると、山を越さなければなかなか人には言えないこともあります。実は自分にもそんな状況が起きてしまいました。

最近、訪問レッスンに伺った生徒さん宅ではやっと自白できるようになりました。

実は、肋骨を骨折してしまいました。
筋肉痛だと思って放置していたのですが、咳をすると痛みが響くようになり明らかに異変を感じたためレントゲンをとると、すっぱりと骨折していたのです。
衝撃を受けた記憶はなく、疲労骨折というものらしいのです。

病院の先生には「大きな声を出しませんでしたか?」と尋ねられました。

大きな声ならよく出しています。
もう30年くらい出していると思うので今さらという気はします。
あとは老化という悲しい現象なのでしょうか。

肋骨の骨折は自然治癒しかないとのことでしたので、通常業務を続けてはいたのですが結構大変でした。

しかしこの骨折状態にいたり、普段は気づかぬことに気づいてしまいました。

肋骨を骨折した状態で家庭訪問レッスンに伺ったときに気づいたのですが、吠える犬の声がいつも以上に肋骨に響くのです。

かなりビンビンと響きます。
声の量で痛みを感じるほど響きが伝わってきます。

よく「胸に響く」という言葉がありますが、感動するというよりも音の振動が伝わるという意味で生理的にまさに胸に響きました。

音の高さによっても響き方が異なり、音の振動というのはすごいコミュニケーションになっているのだと納得した訳です。

つまり、犬が音を受け取るときにも同じように受け取っているのでないかと推測したわけです。

言葉の意味ではなく、犬の肋骨に響く音の振動を受け取ることで、それに応答する力が出てくるのではないかと感じました。かなり確信的に感覚を得ることができました。

動物は弱っているときは感性が高くなりますが、今回の自分の状態もまさにそんな感じだったのでしょうか?

折れた肋骨が周囲の環境の変化をいち早く受け取ろうとしたのかもしれません。
理由はわかりませんがとにかくよく響きました。

ということは、犬を制する声を出すためには、犬の肋骨に響くほどの音量は必要だということです。

犬に対して大きな声を出すのは、はしたないとか野蛮だという印象を持たれることもあります。

しかし犬は犬。

オヤツで吊り上げてさせるくらいなら、正々堂々と声を出した方がいいと思うのです。

それに、誰にでもできることではありません。

きちんと声を出せるということは、結構奥の深いことなのです。

折れた肋骨では声量のある声を出すこともできないですし、意志の強さも必要です。


さらに、普段は痛みが強いものの、レッスン中はほとんど痛みを感じていないことも不思議でした。
アドレナリンが放出されて痛みを押さえ活動が優位になるように体が調整しているようです。

こんな風に骨折から学ぶ日々が続きました。

こうしてブログに書けるようになったのは、どうやら山場を越したようだからです。

骨折部分の治癒には1ヶ月以上かかるとのことですが、医師によるとわたしは随分痛みに強いらしく、一般的な活動状態ではないらしいのです。

ということで、普通に活動していますのでご安心ください。

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Posted in 日々のこと, 犬のこと

クローン技術で犬をつくる:犬のクローンはその犬なのか?

先日、イギリスのBBCテレビ局が製作した、犬のクローンを取り上げた番組を観ました。

クローンの技術を研究して実際に犬のクローンを作っていると紹介されたのは、韓国の研究チームです。
その韓国のクローン研究チームがイギリスの愛犬家のためのキャンペーンを行います。
実際には10万ドルの費用が必要な犬のクローンを、応募者の中の飼い主の犬の1頭に行うというものでした。

自分の犬のクローンが欲しいとキャンペーンに応募した愛犬家が、チームの若手メンバーの面接を受けることが番組の主題になっています。

わが犬のクローンを求める飼い主が「なぜ、自分の犬のクローンが必要なのか?」を力説するのです。

その多くは涙ながらに語られるものばかりでした。
つまりはこんな感じです。 
「この子(犬)はわたしの生きがいなんです。この子がいないと生きていくことができない、だから私にはこの子のクローンが必要なの。」
「この子はとても賢い犬なのです。だからこの犬がいなくなるなんて考えられない。」
「この子は家族のお世話をしてくれます。いなくなったらどうしようと、どうしてもこの子が必要なんです。」

こんなコメントでしたが根っこのところはひとつかなと思いました。


もちろん、番組内では一般的意見として「クローンなんて絶対にダメ」「倫理に反している」「この犬は他にはいない」といった意見も紹介されています。

自分の周囲にも、もしクローン技術を使ってわが子を再生できるならやりたいという日本人がいるとも思うのです。その希望を否定することはしませんが、その根底に流れるかい問題は別に考える必要のあるものだと思います。

犬の純血種も人の知識と能力のあわせ技です。
これらとクローンを比較することはできませんが、人は一体何をしたいのだろうという単純な思いを、犬の姿の中に見ることはできないでしょうか。

あなたの犬のクローンをあなたは必要とするでしょうか。

深く考えさせられた番組でした。
NHKのBSドキュメンタリーなのでDVDで観られるようになるかもしれません。
ぜひ一度ご覧になって、そして自分たちはどうするのか考える機会となればと思います。

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Posted in 日々のこと, 犬のこと

<犬のしつけ方>寒波で具合の悪くなる犬のためにできること

今週は福岡の歩道の色も真っ白になるほどの寒波に見舞われました。

凍結による事故など、雪に不慣れな九州に限らずとトラブルも起きているようです。

急激な気温の変化によって体調を崩される犬も増えているようです。

犬にもケンネルコフというウイルスがありますが、ワクチンによる予防接種も広がっていますので、犬を多数収容する場所以外ではあまり感染することはありません。

ウイルス感染とは別に、人でいう風邪のような症状は犬にも起こります。

鼻水や咳といった症状が出ることもありますが、他にも発熱や消化不良のような症状が出ることがあります。

犬は人よりも若干ですが平常時の体温が高いため、体温が多少上がっても気づきにくいですが、犬がぐったいした様子であれば、高熱になっている可能性も高いのです。

もっとわかりにくい寒さによる具合の悪さが、消化不良です。

食べないとか嘔吐、下痢をするという早いからだの反応があれば、まだ対応も早くなります。

少し分かりにくいのはよく食べるのに、体重が落ちてしまうような虚弱な体質に変化していくことです。

一時的な寒さで起きるのではなく、少しずつ体が弱くなっている中で急激な気温の低下を受けて体が外気に適応できなくなってしまうことがあります。

犬は外で元気がモットーだといいたいところですが、現在の犬たちはそうともいえません。

なぜなら、犬は常にリードにつながれいたり、狭い室内や庭に閉じ込められていたりして行動の自由を奪われているからです。

さらに、精神的な未発達によって行動の自由はもっと奪われることになります。

行動に自律性がなく誰かに依存しているというのは、行動の自由を奪われているのと同じことになるからです。


寒さでダメージを受けてしまった犬たちには、まずは外的な環境整備で寒さから犬を守りましょう。

ただし、服を着せすぎたり、服でがんじがらめにすることはおすすめしません。

犬の行動の自由が奪われすぎないような、工夫のある暖かさの完備を考えてみましょう。

あとは日頃から、自律した行動を引き出し、犬が落ち着いて行動ができるような環境や関係性を築いていくことも、困難を乗り越えるために根本的に役立ってくれるのです。

この期間の三寒四温という自然の厳しさを越えて、暖かい春を迎えるまであと少しです。

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Posted in 日々のこと, 犬のこと

<日々のこと>コンビ二で見つけた雑誌に犬用品情報がありました。

先日、お昼にたちよったコンビ二の雑誌コーナーに犬の写真を発見しました。

雑誌コーナー自体に立ち寄ることがないのに、何かのお知らせというものでしょうか?

立ち寄ったときに見つけた雑誌はこちらです。

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表紙の写真がかなりふざけた感じなのですが、アウトドアに出かける気満々の感じが伝わってきて、つい手にしてしまいました。

雑誌の主旨は「男心をくすぐる遊びがいっぱいのライフスタイルマガジン」ということらしいのです。

犬が「男心をくすぐる遊び」道具になっていなければいいのにと願いながら、ページをめくりました。

雑誌に紹介されている犬たちは、どの犬も彼らの相棒として人生の遊びをいっしょに楽しんでいる犬たちばかりのようです。

もちろん、飼い主さんと成長中なのだろうなという犬もいるでしょうが、みなさん犬を相棒として大切にされていることが伝わってきて、少しほっとします。


その犬の相棒にも快適でセンスの良いグッズと使わせてあげたいと、こだわりぬかれた犬用のグッズが紹介されていました。

もちろんこれもありました。

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グッドボーイハートおすすめグッズのひとつ、LLビーンの犬用ベッドですね。

犬と飼い主の過ごす写真は、大半が山や海といった自然の中で過ごす時間を紹介したものであることも共感できました。

みなさんおしゃれに都会で生活をされている様子やアクティブなお仕事のようですが、こうして犬と自然の中でゆっくり過ごす時間がとれることなど、先端のお仕事の方はこうなのかなという印象を受けました。

福岡・佐賀近郊では、自然はすぐ近くにあります。

ほんの土曜日、日曜日でも自然環境で過ごすことは難しくないし、古民家だっていっぱい余っています。

犬を通して幸せを模索してみる。
そんなチャレンジも良いのかもしれません。

ぜひ書店で手にとってご覧ください。




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