グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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住み始めて約三ケ月でテリトリー(生活圏)が安定してくる

犬のJは私にとって大人になってから飼う二頭目の犬です。

犬の育て方を教える立場として、犬についてのたくさんの知識や経験が必要となりますが、人生でそう何度も犬を飼うことはできません。

自分が持っている経験は、他者が育てた犬のこと、訓練所で接した犬のことで、知識は実際に起きていることを裏付けするために役立ちます。

ですが他者が育てた犬はどのような環境でどのように接しているのかを知るのに完全ということはありません。完全に掌握できるのはあくまで自分が作った環境と接し方、つまり自分の犬のことです。

今回Jを迎えたことで貴重な実体験をする機会を得たことになります。

ブログには「Jのこと」としてJの成長を記録するためだけでなく、知識として蓄えていたことが本当だったのかを確認して発表していきます。忘れることも多くなりましたので忘れる前に…ということで早速はじめます。

広場で左から小鉄くん、J、バロンくん20250502



今回は「引っ越ししてどのくらいでテリトリーを獲得できるのか」についてです。

Jが自宅に到着したときにダンナくんから「どのくらいの時間でJはこの家が自分の家だってわかるようになるのか」という質問を受けました。

一般人らしい質問ではありますが、馴れるのに時間を必要としているということを理解しているという意味ではまずは理解が進んでいる質問です。

答えとしては「Jは成犬なので、三ケ月位でテリトリーを獲得する」です。

知識として学んだことはありませんが、大きな環境の変化に対する順応する比較的短い単位としては三ケ月ということです。

環境の変化の内容であったり、その犬の経験値、社会性、受け入れ側の準備や対応によってもその長さは変わってきます。

そのため、この三ケ月というのは私達がきちんと準備して環境を整えていくことが前提になります。

Jの受け入れ場であるここは、定期的に預かり犬が宿泊するという家庭犬としては非日常的な空間になります。

そのことでJが生活圏を獲得するのに三ケ月という時間で足りるだろうかという思いもありました。

例え、生活圏の獲得にもっとたくさんの時間を要したとしても悪いことではないのですが、生活圏の獲得は犬のベースになるものなので飼い主の努力によって早く安定させられるのならそうしたいという気持ちがあります。

他の犬達が出入りする不安定な環境で不安を抱かせないようにするためにできることは、日々の生活の中で私という飼い主との関係性を深めるための時間をもち、同時にその質を上げることです。

幸いなことに仕事の合間にすぐにJと豊かに活動できる場がここにはあります。

そんな思いを抱きながら共に暮らしを作ってきましたが、本日5月4日でちょうどJを迎えて三ケ月になりましたが、昨日今までにはない行動がまた見られました。

今まで部屋で吠えることがなかったJが、室内で2回吠えることがありました。(外で吠えたのは2回くらい、これもワンという単発でした)

1回目は朝、お手伝いのトシちゃんが到着したときで、このときは足音が庭先に聞こえてJはリビングにいたときでした。

2回目は、同じくJがリビングにいたときに、軽トラをバッグで上げる音がしたときです。

どちらも警戒吠えで、ウォン、ウォン、という低い声、多少緊張しているのか体は窓側とドア側の両方になんども向けられています。

どちらも私が室内にいたため「フセ」の合図で待機させて、窓から外を確認しました。これで警戒吠えは収まりました。

警戒吠えというのは「テリトリーに異変が起きていますよ。」というのを周囲に知らせる音です。

もっと引くバフバフというささやきのこともあるし、唸り声のこともあり、このようにウォンということもあります。

状態がもっと安定してくれば、いつも来ている人は仲間と見なして吠えることはなくなります。

Jが初めての室内で吠えたことにダンナくんは驚いていましたが、「ちょうど三ケ月たったからね」と私が言うと納得した様子でした。

生活圏を獲得するというのは単なる馴れとは違います。Jがこの家を自分の家として私達と共に守ってくれるポジションを獲得したのですから、とても嬉しいことでした。

Posted in Jのこと, 犬のこと

<犬のJ>Jのテリトリー構築の過程と時間について

今年の2月4日に一歳八ケ月で家庭犬として迎えた犬のJ(正式名称はJade)の記録です。

今回はJのテリトリーの構築がどのように進んできたのかについてです。

新しい環境での生活がはじまった犬にとってテリトリーの構築は絶対にするべきことです。犬は無意識のうちに生活圏を構築していきます。

動物にとって生活圏(生活のテリトリー)を獲得するということは、メンタルマップを作り替える作業にもなります。

どの動物にとっても何よりも大切な行動は「巣に戻ること」です。

私はアルコールを飲めないので経験はないのですが、知人がアルコールを浴びるほど飲んでしまって、どうやって家に戻ったのか記憶がないけれど帰宅していた、という話を度々聞いたことたがあります。人間にとっても「巣に戻ること」は命に係わる重要な行動なため、脳が危険を察知したときほど「巣に戻る=帰巣本能」が発揮されるのでしょう。

動物にとって最も大切な帰巣本能も、巣を中心としたマップがなければ使えません。

では、どのようにして巣を構築していくのでしょうか。

Jは成犬になってから家庭が新しくなるという環境の変化に直面しています。

成犬の巣の構築も子犬と同じ手順です。巣ですべきこと、寝ること、食べることを行い、安全に身を隠す場所となるのが動物にとっての巣穴です。Jは室内犬ですから、室内にはJの居場所を作り生活を管理します。食べる場所、寝る場所、休む場所の習慣があれば、これはすぐにスタートできます。

自分のベッドで休憩するJ。後ろはJのリビング用のハウス。



次に大切なのは、巣穴から出て排泄をする場所です。

Jは子犬期から訓練施設に至るまでの期間、一定の音を出して排泄を促す習慣を身に着けていました。Jの場合には「ワン、ツー」です。

ワンツーの合図と排泄行動とはまた別の内容になります。ワンツーの合図が必要となるのは、むしろ生活管理上で環境の変化が生じた時のためであって日常生活に必要なわけではありません。

排泄の合図の教え方は必要性についてはまた別に記載することにします。

到着した翌日のJ、係留して写真撮影をしています。向かって右手が最初の排泄場。



ここに暮らすJにとって必要なのは、排尿、排便をする場=テリトリーの構築です。

犬は自分の脚で行ける安全なテリトリーの最大に遠いところで排尿をします。排便の多くはグループ(家族)で出る習慣のある日常的な移動の最大に遠いテリトリーになります。普通は散歩コースになりますので、散歩途中で立ち寄る公園が排便場所となるのはテリトリーがちゃんとできているということです。

Jの場合には一般家庭とは少し異なります。というのも敷地が莫大に広く、家族で移動する場もすべて自分たちの敷地の中になるからです。ですから、一般的なケースとは少し違うと考えて下さい。それでもJのテリトリー構築に排尿、排便場所は欠かせません。Jはどのように排泄のテリトリーを作るのかを観察しました。

Jがオポハウスに到着してリードなしで自分で排泄にいけるようになるまでの期間を一ケ月間と予測していていました。ところが、実際にJがリードを付けずに排尿、排便を済ませて戻って来るようになったのはもっと短期間、10日間くらいでした。

最初は排泄場になりそうなところへリードを付けて同行する行為を繰り返しました。排泄の出る時間は朝、昼、夕です。特に朝の排泄行動は長く巣に帰った後の行動なのでとても重要です。そのうち補助リードを付けたままリードを持っていなくても最初に決めた排泄場に自らいくようになりました。

そしてこの期間に排泄とは別に私とともにリードをつけて庭を散策する活動を毎日続けました。ところが想定外の困難は、ちょうどJが到着した2月4日から大雪となりテリトリーの構築が難しい空間となったことです。私の移動もいつものようにいかず臭いも変化してしまいます。これが一週間近く続いたことで日々の散策活動のスタートは決して順調とは言えませんでした。

ところがJは、リードを付けずに自ら排泄場に行って家まで戻って来るようになりました。雪がなければもっと短期間で排泄テリトリーを構築できたかもしれません。この期間の短さは、Jのメンタルマップ獲得の速さでもあり、また新しい巣への順応性の高さを示しています。後者の方は新しい人という家族(つまり私とダンナ)への関係構築の速さでもあります。

上の写真はまだ重機があり、Jにはロングリードを付けています。

重機は庭の工事のために置かれていたもので、この時期はまだ工事が完全に終わっておらず庭の利用も難しかったのです。工事が2月終わりに終了すると活動が活発なりました。エントランス広場(自宅のテラス前の広場)をフリーで活動するようになりました。


写真は3月1日のもの、J広場の最期の角の柵が右側に見えています。エントランスの庭の上でこの上にのぼるとテラスからは姿が見えなくなります。これ以上登るときには許可なく進まないようにさせていましたが、このときすでにリードはつけていません。

この境界線がJにとってのエントランスの境界線となりました。


写真は庭の前の工事によって張られたグラスシート(草の生えるシート)です。このグラスシートを含む一体がエントランス広場になります。

ヤギたちのお世話に同行するJと世話をするダンナくん。3月4日



ヤギ小屋へ行くときにはフリーでついてくるようになりました。写真はちょうど自宅に来て一ケ月がたったころです。この日はダンナくんがヤギのお世話をしています。Jが到着して最初の一週間はダンナくんがオポハウス不在で私が一人で世話をしていましたので、私意外の人間とテリトリーを歩く行動が身に付いたころの様子です。

山羊たちとの接触についてはまた別に記載します。

庭の散策コースで犬のJ



上の写真はJ広場からヤギ小屋に向かう少し峠になっているところです。ひとつの分岐点になっています。私がこのあたりに座って休憩することもあるからです。

ヤギ小屋でヤギのお世話をしてぐるっと回って自宅に戻るコースが朝のコースで、左回りだったり右回りだったりします。周り方も少し手前を回るときと山の中腹を回るのに分けましたが、次第に休憩中に山の中腹あたりまでJだけで行くようになりました。

歩いている場所まではヨシとしているのですが、呼ぶまでに少し時間を長くしたときにはちょっと先まで行っているようです。

排泄に関しては、朝一の排便を終えたあとも何か特別なものを察知すると山でも排便をしているのを見ることがあります。まだ回数は少なくいつも同じ場所というわけでもないので観察を続けたいと思います。

こうしてテリトリーを構築してきたJですが、予想を超えて早くしかも広くテリトリーを持ち始めていること、同時に予想を超えて同行する人との距離をとる(離れていく)ということが分かりました。人との距離感については、生活圏を出るときには結束するのをルールとしていますが、生活圏の中では呼び戻しができること、移動時は戻ることの二つができればヨシとしています。

散策時の人との距離感をJがどの程度と捉えているのかについては次回記載します。

フリーで活動できるようになるまでの一ケ月間も、お預かりの犬たちが連日いる状態だったのでそれがどの程度の影響を与えたのは不明ですが、不安定な環境にも関わらずマップと関係を構築していくJの能力を知ることができ、また達成できたことについても安堵しています。

下の写真はリビングのマイベッドで休むJです。夕方まで外で活動してハウスで夕飯を食べた後から私が寝室で寝るまでの間、このベッドでずっと休んでいます。活動量はしっかりとあり豊かな環境のおかげで、夜に騒いだりうろうろしたり要求することもありません。

ベッドで寝る犬のJ

Posted in Jのこと

<犬のJ>初めて唸り声を聞いた日のこと

2025年2月4日に生後一歳八ケ月になる黒ラブのJade(愛称はJ)を家庭に迎えました。ブログカテゴリーの「Jのこと」は、そのJの行動について書き留めるためのブログ記事となりますので関心のない方はスルーして下さい。

昨日ここに迎えて初めて、Jが「唸る」行動をしたことと、その唸る行動にいたった環境について記憶に残ったため記録します。

Jはここに来てから人や犬や他の物体に対しても、唸ったことがありませんでした。人に対しては当初は相手が興奮していると軽くジャンプする程度のもので、人に執着する様子もなく、犬に対しては回避か逃げるため唸って何かを主張することもありません。

むしろ、寝ているときに唸っていることはよくあり、よほど鬱積したエネルギーがたまっているのではないかと心配していたくらいです。その寝ている時にしか唸らなかったJが昨日初めてはっきりと唸りました。

実は昨日は本当に久しぶりの朝からお預かり犬のいない日でした。Jのお休みとしてゆっくりと過ごす計画でしたがあいにくの激しい雨、短い散策を終えた後に昼過ぎにかけて休憩タイムとなり、Jはリビングで伏せており私はキッチンで作業中でした。

その時、ウーと唸り声をあげました。音量的には小さくもなく大きくもなくですがはっきりと聞こえました。伏せたままですが顔は出窓の方、入口付近に向けられています。

この日宅配便が来る予定だったので、恐らくそうだろうと立ち上がってみるとシャッターの前に宅配の人が立っています。私が見に行くと同時にJも立ち上がり立ったまま外を見ています。Jに「もういいよ、私がいくから」と声をかけて戸口から出て宅配受け取りの対応をしました。

リビングに残したJの行動が気になってそとからガラス越しにJを見ると、部屋の中で少しうろうろいった感じでしたが、出窓の前で座りました。犬にとっては座る行為は見張る行為でもあります。

そして私が部屋の中にはいるとゆっくりと私に近づいてきて伸びで終わりです。

これまでに来客が到着したときにも唸ったり吠えたりしたことがなかったため、というかそもそも唸ったり警戒吠えをすることがありませんでした。そのため警戒吠えはしないタイプなのかもしれないと考えていたのですが、そうではありませんでした。

犬のお預かりやクラス受講のためにもたくさんの人の出入りがある場所なので、常に警戒モードでは犬が疲れてしまうため、できるだけそうならないように来客到着の手順については考えています。

しかし、もしかしたら(これもまだ推測の範)ですが、たったの数ケ月というこの期間で私の状態をJが知ることが私が思っている以上に進んでいるのかもしれないとも思っています。

子犬の成育なら三ケ月で迎えたとしても警戒吠えや警戒唸りを発するようになるまでそれから3ケ月はかかります。その間に子犬の知覚や感覚も発達をするわけですが、成犬として迎えているので、どの程度の期間で私と感覚共有をするのかが私にとっても未知の体験でした。この期間には個体差が大きく出ますし、ここの生活環境は一般家庭とは大きく違いがあります。

番犬を期待していなかったJが、私たちの身に危険が迫っていることを知らせる唸り声を出したことは、想定外でしたがうれしいことでした。でも、大きな期待はしません。Jの持っている能力ができるだけここで発揮されて、そのことでJが楽しく生きてくれればそれが飼い主としての幸せです。

犬のJとオポハウスの裏、山羊たちも

Posted in Jのこと

<Jのこと>犬の家族を迎えました。

オポハウスに新しい家族として犬を迎えました。

ブラックのラブラドールレトリバーの雄犬、年齢は1歳8ケ月です。

名前はジェイド(Jade)といいます。

愛称はJ(ジェイ)です。

2月3日にJを迎えるために茨城県ひたちなか市に向かいました。

向かった先は「いばらき盲導犬協会」です。


Jは同協会で盲導犬としての訓練を受けていた犬です。

今回キャリアチェンジ犬となり、家庭犬として迎えることになりました。

キャリアチェンジ犬とは、盲導犬育成に至るまでの「繫殖、育成、訓練」の過程の中で、盲導犬としての適性がないと評価された犬です。

盲導犬としての適性がないというのは、身体的な問題、性質的な問題として盲導犬としての仕事が向いていないということです。

性質の評価は様々な段階で盲導犬育成施設が作った適正評価テストに基づいて行われています。

私が盲導犬育成に携わっていた時代には施設によって異なった基準を持っていましたが、現在では全国の盲導犬協会が作る団体で共通のテストが使われているとのことでした。

Jは訓練を受けていましたが最終的に性質的に盲導犬としての性質がないと評価されたため家庭犬にキャリアチェンジすることになりました。

キャリアチェンジのケースとしては、盲導犬から災害救助犬、盲導犬から介護犬となる場合もあります。

Jの引き取りには私とダンナくんのふたりで向かいました。

キャリアチェンジ犬を引き取るにあたっての説明を受けて手続きをした後に施設見学をしました。

事務所、犬舎、視覚障がい者と訓練を行う共同訓練室などを見せていただきました。

使役犬の施設は、盲導犬、警察犬、介助犬、災害救助犬、セラピー犬とたくさんありますが、その中でも盲導犬育成施設は特に整備されています。

ダンナくんは使役犬の育成施設を知らないので今回は勉強を兼ねています。ダンナくんはとても関心を持って見学していました。

オポハウスでも当たり前のことですが、複数の犬が収容されている施設でも全く犬の吠え声はありません。

施設に部外者が入ることで犬はとても緊張しますが、管理者(ここでは指導員)がきちんと管理していれば吠えることはありません。一言でもワンと犬が吠えれば「ノー」という管理者の声が響きます。

グッドボーイハートでも同じことをしていますが、それは盲導犬でも家庭犬でも同じことだからです。

普段はペットショップやホテル、トリミングショップなどでワンワンと犬が吠えている場しか知らないダンナくんにこの光景が当たり前であることを知って欲しかったので、今回は良い機会となりました。

写真は最後に排泄場に出る前のJとダンナくんです。


Jを受け取りハスラーにのってオポハウスへの道1279キロを走りました。

当初は途中で一泊しようかいうプランもあったのですが、Jを早くオポハウスで落ち着かせたいという気持ちが高まり、宿泊なしで戻りました。

しかし、ふたりとも中年+アルファの年齢なので途中で休憩をとりつつオポハウスに到着したのは4日の夜明けになりました。

運転はダンナくんが引き受けてくれたため、帰宅後は私がJのお世話を担当しました。


オポハウスに到着したばかりのJです。

途中から吹雪いていたので想像はしていましたが、オポハウスは真っ白の雪景色で凍えそうな寒さです。


はじめてオポ広場に入ったJです。

Jのいろんな行動から思いや感じることがあり、頭の中にメモを取るように記録しています。

今私が感じていることが間違っているのか間違っていないのかはまた時間がたってわかることです。

自分の犬なので自分が最も観察できる立場にあります。

犬と暮らす楽しみはたくさんありますが、犬を理解することが最も楽しい時間です。


MYベッドにはじめて顔を落としたJ、これから始まる生活がお互いにとって楽しく豊かな時間となるように努めます。

今回、Jを家庭犬として迎えることになりましたが、オポハウスは家庭犬の育成場となるドッグスクールです。

初代のオポは家庭犬の育成のために先生を超えて最後には教官として犬たちの育成に携わっていましたので、生徒さんのJへの期待も高まっています。

しかし、Jにはそのようなタフな仕事は向いていません。

そもそも、他の犬を抑えて頂点に達するような犬は盲導犬として最初から向いていないため繁殖の段階ではじかれています。

オポも海外の盲導犬育成施設が繁殖した犬ですが、オポは子犬のときから家庭犬として引き取ったので盲導犬には適さないタイプの犬でした。

どのような犬にも“適性”というのがありJは家庭犬向きの性質ですから犬の教育はいたしません。

みなさんにとっては私の犬育てを初めて身近で見られると期待も大きいことと思います。

犬育てにとても慎重ですから、犬との対面にも時間をいただくことになると思いますがそのあたりもご理解いただきながら今後もお付き合いください。


“Jお迎えプロジェクト”で留守番となった山羊のアールとゼットは山羊部のトシちゃんがお世話をしてくれました。

途中連絡ではトシちゃんがゼットに「先生は帰って来ないよ。」というとゼットがメエーといいながら首を横に振ったとのことでした。

トシちゃんも山羊と対話ができるようになったようで頼もしいです。

Jを通して学んだことをこれからもブログでお知らせしていきます。

Posted in Jのこと