グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬の夏の暑さ対策

福岡は残暑が厳しいですね。山と比較すると夏の入りは同じ時期なのに、夏の終わりは都市では遅いと感じます。山ではもう秋の風が吹き降ろしてきているというのに、それが福岡の都市環境には届きません。

これだけ暑さが長引くと、犬は体力を消耗します。
暑さにより生じる犬の行動の変化はいくつかありますが、その中でも気をつけたいのは「食欲の低下」です。

食べものを消化することは体力を使います。夏の季節に食が細くなることは、犬の自己調整力でもあります。食べることを少なくして体力を温存させているのですね。
少し食欲が落ちる程度でしたら、犬の調整力と思って見守ることができます。
ですが場合によっては、本当に食欲が落ちていると感じられる状態になることがあります。

たとえば、夜の暑さで睡眠を十分に取れないと、朝ゴハンを食べません。犬の個体差や状態によりますが、いつも半分くらいは食べるのでしたらまだしも、全く食べないとなると睡眠の質は大丈夫だろうかと考えてあげた方が良いでしょう。

睡眠は消化機能や体力を高めるために必要な時間でもあり、脳の機能を休めるためにも大切です。犬は浅い眠りで長時間寝続けますが、夜の睡眠を十分にとることは体力回復のためにも役立ちます。暑さのために日中も体力を使っています。屋外飼育の場合には、若いときは大丈夫な犬も、10歳を超えたら夜の環境整備を考えてあげてください。

郊外にお住いの場合には、都市開発によって毎年暑さや風の流れが変わっています。昼間でも昨年よりも暑くなったなと感じられるときは、犬小屋のある外環境も同じように悪化していることもあります。離れたところでの環境の変化が、犬の環境にも影響を及ぼしていることにはなかなか気づきにくいものです。

屋外飼育の犬の場合は、室内の涼しい場所で過ごせるようにすることを犬が受け入れることができるなら、そのような工夫もあってよいでしょう。他にもそれぞれの環境の中で工夫できることがありそうです。犬が受け入れる形で少しずつ変化させていくことも、犬とのコミュニケーションのひとつです。

あとは秋を迎えるだけ。
秋風が早く犬たちを元気にしてくれることが待ち遠しいです。

※犬の暑さ対策については過去ブログ「犬が暑さを乗り切るコツ」でもお伝えしました。参考にしてください。

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