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<本>「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」運動は自然環境がベストなのは人も犬も同じ!

いろいろと本を読むのですが、なかなかおすすめしたいと思う本が見つからない中、
久しぶりにおすすめしたい本がありました。

書名:GO WILD 野生の体を取り戻せ!

著者」ジョンJ・レイティ、リチャード・マニング
NHK出版

dav
著者のジョンJレイティは医学博士、ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授という肩書きで紹介されています。

肩書きで本を選んだり本の内容に評価をつける必要はありません。

ただ、本の内容を通して著者に関心を持つことができ、
どんな人なんだろうと思い、プロフィールを見ます。

多くの精神医学を必要とされる患者に直接ふれる医師として、
臨床経験を通して得られた見方がとても興味深いと感じました。

そして、何よりもすばらしいと思えたのは、
この考察の過程を通して、著者自体が暮らし方や生き方を変化させていることです。

本書の中にも、本を書くことで自分が変わらないのであれば意味がない、
という旨の文章がありました。

心を打たれます。

こうしてブログを書いている自分も、ブログを書くことで考えを整理し
整理した考えや見方を新たな行動に移しています。

ただ考えをめぐらせるだけなら、ただ起きていることを述べるだけなら、
ブログなど書く必要はありません。


実際、本の著者は自分の生き方を変化させていくなかで、
様々なものに出会い、体験し、そして習得していく過程を見せてくれます。

さらにこの過程を「トレイル」と呼び、自然の中に出ていったことで
多くのものを知ることができたということも述べられています。

その多くのものがこの本の中に書いてあるのです。


本の中書いてあることが、自分にあっているかどうかはまた別のことです。

帯には「文明に飼い馴らされた生き方は、もうお終いだ。」とあります。


犬のしつけ方の学校でこのような本を薦めることを疑問に思われるかもしれません。

理由はとても単純なのです。

人が人として生きる選択をするほど、犬も犬として生きる道が拓けるから、
ただそれだけのことなのです。

本を通して、自分もたくさん体感したことも書いてあったので、
共感できることがいくつもあったというのも推薦の理由です。


本書にたどりついたのは、同著者の別の本を読んだことからでした。

書名:脳を鍛えるには運動しかない
著者:ジョンJ・レィティ、エリック・ヘイガーマン
NHK出版

dav
もちろん、こちらもお薦めなのですが前者の「GO WILD」の方が一般向けかなと思います。

ぜひ、この秋の夜に読んでみてください。


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