山の方は日に日に秋の訪れを感じられるようになりました。
気になるお米の収穫はまだ始まっていませんが、もうそろそろかなと期待しています。今年はお米がたくさん収穫できるとうれしいです。
9月のグループトレッキングは以下の日程で行います。
9月28日 日曜日 10時~ ※9月から10時スタートとなります。
雨天中止
ご参加希望の方は事前にご予約下さい。
9月からは山の本シーズンです。一番楽しい季節を犬と共にゆっくりとお過ごしください。

山の方は日に日に秋の訪れを感じられるようになりました。
気になるお米の収穫はまだ始まっていませんが、もうそろそろかなと期待しています。今年はお米がたくさん収穫できるとうれしいです。
9月のグループトレッキングは以下の日程で行います。
9月28日 日曜日 10時~ ※9月から10時スタートとなります。
雨天中止
ご参加希望の方は事前にご予約下さい。
9月からは山の本シーズンです。一番楽しい季節を犬と共にゆっくりとお過ごしください。

当校ではお預かり犬ちゃんたちがお泊りに来ている日があります。ほとんどの犬が連泊で、なぜかリレーのようにやってきます。
Aちゃんが帰る日にBくんが来て、Bくんが帰る日にCちゃんが来るみたいな感じです。そうなるとお預かりの日々が続くことになります。
そんな連泊中の犬たちがいるある日、ダンナくんがこんなことを言いました。「さちこ先生がいるとよく眠れるけど、さちこ先生がいないと何度も目が覚めてしまうよ」と。
なるほど、脳のRASシステムが起動しているわけですね。
RASとは「脳幹網様体賦活系」。こう書くとすごく難しい印象ですが、英語では「Reticular Activating System」とシンプルな感じです。
RASのシステムはAIによるとこういうものです。
引用:脳幹にある神経ネットワークであり、覚醒状態の維持、五感からの膨大な情報の中から自分にとって重要なものだけを選び出し、意識に上げるフィルターとして機能するメカニズム
だそうですが、もっと簡単には「五感から入った情報の中から自分にとって気になるものだけを選択して注意を向ける」ということです。気になるものといってもいろんな方向がありますが、特に「責任を感じるもの」には強く反応することがあるようです。
お預かり中の犬たちは、夜は各自のハウスに入ってちゃんと寝てくれています。もちろん、大いびきをかく犬もいるし、寝言をいう犬もいるし、初めてのお泊りでキュンキュンが続く場合もあります。しかし、それ以上に黙って具合が悪くなる犬がでても不思議ではありません。
犬にとっては普段とは違う環境、普段とは違う日中の過ごし方、屋外での遊びや他の犬との接触、また分離不安傾向の犬にとってはストレス値が上昇するなど、預かりの状態は決して日常とはいいがたいのです。
24時間預かりといっても人間も寝るのだから24時間ではないですよね、と言われたこともありますが、私達の脳は24時間ずっとお預かり状態が続きます。ダンナくんは私がいることで責任を私に投げるため、自分は熟睡できるということを言っていたのです。
若いころに盲導犬の育成施設に寝泊まりしていたときも、犬舎まで3歩くらいの部屋に寝泊まりしていた時代がありました。犬の小さな鳴き声や吠え声にもすぐに起きて見に行く習慣があったので、今でも犬の気配には敏感に反応してしまいます。今思えば、若かったからこそできた体験でした。
私自身が体力が限界のときにはそのことをダンナくんに伝え、要するに私は今日倒れるからあなたは熟睡しないでね、ということを遠回しに伝言してから休みます。
とはいっても私の方が親分ですから、お預かりの犬がいるときはいつでも眠りが浅い状態が続きます。ダンナくんのいびきなどで起こされると激昂するのは、そういう背景があるからでもあるのです。
いびきを改善するために、今年こそ鼻の手術を受けると宣言しているダンナくんですが、その日程は今年もとれそうにありません。私達の浅い眠りはまだまだ続きそうです。
しかし、脳のRASシステムが健在であることは、老化を恐れる私達にとっては有益はお知らせです。
ちなみに、犬にも脳幹にRASがあります。犬達はどんな情報を“重要”だと捉えているのかとても気になります。

撮影した写真を確認するダンナくんの背後にいるラーズくんとルージュくん
まだまだ蒸し暑い夏の終わりですが、今月もグループトレッキングクラスを開催しました。
月に1回しか会うことのないメンバーもいるので、集合するときには元気な姿が見られて嬉しいという気持ちもあります。

グループトレッキング集合風景

ゴーグルを装着したジェイとそれを調べるアルクくん
いつも GoodBoyHeart の活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
このたび、より専門的で持続的なサポートをご提供するため、料金の一部を改定し、新たに通学クラスを開設する運びとなりました。
改定対象のクラス
●家庭訪問 初回カウンセリング
●家庭訪問トレーニングクラス(10回コース)
※2025年9月1日以降のご予約より適用となります。料金は9月以降ホームページ上でご案内します。
新設クラス
これまで多くのご要望をいただいていた「通学カウンセリングクラス、通学トレーニングクラス」を新たにスタートいたします。詳細は9月以降にホームページ上でご案内します。
自然環境を活かした山の学校で、犬と人が集中して学べる環境を整えました。
すべてのクラスはプライベートのマンツーマン形式で行い、他では得られない深い理解ときめ確かなサポートをお約束します。
改定の理由
GoodBoyHeart のカウンセリング・トレーニングは、行動科学に基づく専門的な分析、自然環境で培った独自のトレーニング法、飼い主と犬がお互いを理解し合うための実践的アプローチ、を軸としています。
単なるしつけや問題に対する対処法ではなく「犬と人のより良い関係作り」を目的として活動を続けてまいりました。こうした取り組みを持続可能な形で提供し、さらに質を高めるために今回の改定に至りました。
なお、すでにご予約済の方、改定前にご予約いただいた方は従来の料金にてご案内いたします。また、現在のアフタークラス、プライベートトレッキングクラス、プライベートトレッキングクラスの料金は変更なく従来の料金となります。
自然環境の中で犬と過ごす時間、犬と暮らす時間を最も大切にしていただきたい、そしてまた私もその時間を最も大切にしています。
今後もグッドボーイハート生の皆様と共に学ばせていただきますので、宜しくお願いいたします。
山ではお盆とともに暑さも通り過ぎていきました。
この夏も厳しい季節にも関わらず、トレッキングクラスやお預かりクラスをご利用いただきましたが、無事に夏を超えることができてホッとしています。

虫の来ないオポ広場でくつろぐ犬達と写真撮影をするダンナくん

川で過ごす犬のジェイ
柴犬を代表とするアンダーコートをしっかり持つ犬の換毛期に、ブラシをかけてもかけても驚くほど抜けてくる毛には本当に関心します。
最近は室内飼育の犬が増えたので、アンダーコートもだいぶ退化したのではないかと思うのですが、それでもまだまだ湧き出るアンダーコートに悩む飼い主も多いはずです。
そんな悩みを解決してくれるブラシが見つかりました。
福岡のトリミングサロン「アンドパイン」の店長兼トリマーさんが「柴犬のアンダーコートにはこれがおすすめ」と言ってみせてくれたのが、この商品「ZOORO ゾロ」です。
トレッキングに来ていた柴犬ちゃんでプロの腕前を見せてくれましたが、プロでなくても使えるブラシなのでみなさんにおすすめできます。
実際に使っている柴犬のはるちゃんは、こんな感じで使っています。
体のどこをかけてもはるちゃんは気持ちよさそうにしているとのことでした。
本当によくとれていますね。
櫛の金属部分はファーミネーターとよく似ているように思いましたが、トリマーの先生曰く「ファーミネーターよりも毛が切れない」ということでした。
はるちゃんのケースでは、ZOOROでアンダーコートを取り去ったあとに、レデッカーのブラシをかけるとつやつやのはるちゃんが出来上がるそうです。
犬用のブラシは犬の毛質にあわせて使うのがベストで、このブラシはアンダーコートがしっかりとある犬用です。
またブラシはかけ方のコツはありますので、無理せず優しくゆっくりと、犬が気持ちよさを感じられるように使いましょう。
はるちゃんはとても気持ちよさそうです。
商品はネット上のショップ、楽天ショップやアマゾンでも購入できます。
毎日多くの犬達と関わっているのに、未だに会話を全て読み取ることができません。
わかることもあるし、わからないこともある、こうではないかなという推測にいたることもたくさんあります。
動物の専門家たちはどのように動物の会話を読み取っているのだろうと常に関心があるため、犬以外の専門家の方々の本に触れることは犬を学ぶ楽しみにつながります。
今回読み終わったのはこの本です。
福岡県、佐賀県に大雨警報が出ていましたが皆様ご無事でお過ごしでしょうか。
三年前に線状降水帯で災害を受けた七山の学校の記憶もまた新しいためご心配をおかけいたしましたが、こちらは斜面の崩れる気配もなく安全、安心で過ごしています。
明日から晴れに向かうようですが、しぶとくも今日もまた雨と晴れを短時間で繰り返す天候が続いています。
晴れた!と思った次の瞬間にはザーっと雨。雨だな、としょぼんているとファーと晴れて来る。慣れるまでは気持ちが上がったり下がったりしますし、犬達を避難させたり広場に出したりと忙しく立ち回るために犬も興奮してしまいます。
こんな風に晴れたり雨になったりと気分次第で変わるのが天気なのだと諦めてしまうと降っても晴れてもどうでもよくなって、むしろ落ち着いて過ごすことができます。
私達の方が気持ちを決めてしまうと犬達も右往左往することもなくなり、激しい雨が降ると木の下や小屋の周辺に塊るように避難し、小雨になると再び活動を始めるという風に落ち着いて過ごしています。
犬の方は私達という管理者がグループを統率していることをわかっていますから、こちらの気持ち次第で犬の落ち着きは違ってきます。こうした管理者の心の動向は常日頃から犬に影響を与えています。
犬を何度も飼育した経験があるか犬についての基本的な知識がある程度身に着いていれば、犬のちょっとした変化にドキドキすることもありません。しかし、犬を初めて飼う方や犬を何度も飼ったことはあるがどう育てたのか記憶にないという人の場合、犬の小さな変化にドキドキしてしまいそのことが犬を負担にさせることもあります。
なんでも始まりというのがありますから、初めから完璧を目指してということではなく、犬という動物は飼い主の気持ちに敏感なのだということを頭に入れておいて、犬に何か異変があったときにもまずは「大丈夫」と言い聞かせてゆっくりと対応をお願いしたいです。
犬はとても自浄作用も高いためちょっとした環境の変化で下痢や嘔吐をすることもあります。人間なら驚くような血便をしたとしてもそれがすぐに大病に結びつくわけではありません。
逆をいうと、犬の方が朝晩ちゃんと排尿、排便をする健康な動物であって、人の方が圧倒的に下痢、便秘、過食を繰り返す病的な動物です。最近読んだ書籍によると、お腹が空いている状態を長く続けてきた動物であるわたしたち人間が短期間で飽食になったことが人が病気をしやすい理由だと書いてありました。全くその通りだと思うのだけど食欲を抑えることは難しいです。
さて、こうして晴れても雨でもどうにでもなれという気持ちでここ数日を過ごし続けた結果、わたしの気持ちも落ち着いてきました。雨に濡れてしまう犬達が気がかりではありますが、タオルは山ほどあるし拭けばいいのです。毛が退化した小型犬にはドライルームも完備してあるし、犬は体温が高いので毛はすぐに乾いてしまいます。
雨は辛かったですが真夏の暑さの中でひとときの涼をいただきました。暑さこそ犬の敵ですから、とりあえずこれでお盆を迎えれば山の学校には秋がやってきます。
福岡はきっと蒸し暑いのだろうなと想像していますが、山の方は涼しい風が通り抜けていき梅雨時期のような湿気を感じることはありません。私が一年の間でもっとも大好きな季節「秋」、ツクツクボウシが鳴き始めたら秋の到来です。

北海道でクマが人を襲った事件が起きたことで、いろいろと考えることがありました。
ある程度、考えがまとまってからブログに書こうと思っていたのですが、答えがはっきりとでないまま考えを巡らせてしまい今日に至りました。
事件の経緯としては7月12日に北海道でヒグマが新聞配達中の男性を襲って殺害し、同月18日に現場近くで偶然、ハンターにより射殺されたヒグマとDNAが一致したことで同個体であることがわかったというものでした。
ヒグマは体長が2メートル、体重が218キロだったらしく、動物園以外でクマに接したことのなくても、人を襲うには十分のサイズでありその殺傷能力も高いものであることも十分にわかります。
また、このヒグマが4年前に女性を襲ったクマであることもわかったため、このヒグマは繰り返し人に対して攻撃を繰り返していたことになります。