グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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想像を巡らせても犬のことを全て知ることはできないが、それでもやっぱり知りたい犬という動物のこと。

犬を理解するためにたくさんの時間を費やして勉強をしたとしても、犬の考えていること、犬が行っていること、犬に起きていることを全て知ることはできません。

先日ある本を読みました。

ローレンツ先生の翻訳者でもいらっしゃる理学博士の日高敏隆先生の著作。

「動物と人間の世界認識~イリュージョンなしに世界は見えない~(筑摩書房)」です。

日高先生の一般の方向けの本であるろうとは思うのですが、その内容は非常に深くここで私が説明しきれるような内容ではありません。

その上で、受け取ったことを簡易に述べるなら、ヒトも含めてそれぞれの動物たちの見ている世界は違うということを科学的にとあり上げたものです。

例えば、ドイツの学者「ユスクキュル」の環世界の紹介もあり、動物が見ている世界はわたしたちが見ている世界とは違うということの科学的な説明が書かれています。

私たちヒトと犬の場合でも、入ってくる情報の感知する部分が人は視覚重視、犬は嗅覚重視という風に違っています。

私たちの視覚で見ているのと同じなことを犬が見ているわけではありません。

同時に、犬が山の中で嗅いでいるたくさんのにおいを、ヒトの方はほとんど嗅ぐこごができません。

今流行しているアニメの鬼滅の刃の炭治郎くらいの動物的嗅覚があれば、犬が嗅いでいるものと同じ量を感知できるかもしれません。

このように感受する器官が異なるということとは別の世界を分ける理由があります。

それは、興味と関心の向け方が違うということです。

ヒトにとってどうでもいい環境が犬にとっては興味や関心となりますが、逆に犬が気にする地面の臭いにおいの物体は、ヒトにとってはどうでもいいものでしかありません。

入ってくる情報が違い、興味のある世界も違う、こうなるとイヌとヒトというのはかなり違いのある動物だということになってしまいます。

それだけ違いのある犬という動物についてすべてを理解することはできないのですが、想像を働かせることで見えてくるものがあるというのが日高先生のこの本の中でいうところの「イリュージョン」ではないかなと思います。

この犬はこのときにこのような動きをしたのはこういう情報を受け取ったからではないか…という風に想像を巡らせていくしかなく、そこには答えはありません。

しかし、想像は時として動物に対する擬人化に発展してしまいます。

特に人の生活の中でいっしょに活動し、犬が自分にとっての子供に値するくらいの近い関係になってくると、犬にとって自分はお母さんやお父さんであり、親として十分に理解したいという気持ちが犬の擬人化を強めてしまいます。

人の感情の満足のため犬を飼っていることは否定できませんので、ある程度の擬人化は仕方のないことだと思います。

しかし、最終的には犬は動物であり人とは違う世界をもっていること、私たちが知ろうとしてもわからないことはたくさんあるのだということを謙虚に受けとめることも犬と暮らす上で必要な姿勢です。

分からないことが多すぎて難しく落ち込むこともあるかもしれませんが、何でもわかった気でいて思い込みすぎるよりは良いと思います。

どんなに学んでもどんなに付き合ってもまだまだ分からないことばかり。

こんなに夢中になれる犬という動物と出会えたことをありがたいと思います。

今は犬飼いではな山羊飼いとなりました。

犬と山羊の関係もまたいろいろと学びが深いです。

Posted in 本の紹介, 犬のこと, 未分類

早すぎる旅立ちを迎えた私たちの仲間をオポハウスにお迎えしました。

オポハウスの丘の上にある私の愛犬オポのお墓のとなりに新しいお墓ができました。

トレッキングクラスなどでみなさんと一緒に学んでいた黒柴犬の5歳の犬ちゃんが、急性の病気で今週半ばに突然旅立っていきました。

あまりの急なお別れに私やお友達の生徒さんたちはもちろんですが、何を置いても飼い主さんのお気持ちがついていかないことは言うまでもありません。

それでも大切な愛する犬の体を、大切に葬りご冥福をお祈りしなければなりません。

突然のお別れだったのですが、ご縁があったのかたまたま私は近くに滞在していて、旅立ちの連絡を受けてすぐにご自宅へ向かうことができました。

そして、なんとなくの流れでしたが、黒柴ちゃんの飼い主さんともよく交流のあったダンナくんが「ここに迎えたら…。俺が迎えに行く。」と言い始めたことを飼い主さんに伝えました。

お気持ちもあるから好きなようにして下さいと話したのですが、飼い主さんの方から「七山に埋葬させてほしい」と連絡を受けました。

連絡のつく犬ちゃんとよくトレッキングしていた生徒さんにも連絡をして、数名が集まり埋葬の儀を行いました。

オポのお墓のとなりに場所を作って、そちらに犬ちゃんを埋葬させていただきました。

 

本当に大変な愛で育てられていた犬ちゃんで、日々のごはんや毎日の長い時間の散歩、休日にはレンタカーを借りて自然の中で歩き、そして真剣に向き合って下さいました。

これから、犬ちゃんがもっと伸び伸びと暮らせるようにと庭のついた家を探したいと行動に移されていたところでした。

これからもっといっしょにやりたかったことがたくさん、たくさんあったのだと知っていますので、本当に胸が痛く苦しく、やるせない気持ちになり、落ち込んでしまいました。

ですが、犬はやはり動物です。

どんなに愛して育てても、知らないうちに何かの病気にかかっていることもあるし、生まれたときから持っている遺伝性の病気がいつ芽生えるのかもわかりません。

だれだって犬が健康であるように最善を尽くすはずですが、結果としてそうならないこともたくさんある、なぜなら犬は動物だからです。

人ならまだできることがあったのかもしれないと思いますが、人でも手の付けようがない事態はあるはずです。

だからこそなのですが、今日一日、犬がどのような時間を過ごしたのか、犬として充実した時間を持てたのか、犬として生きる時間があったのかがずっと大切なのではないかと思います。

5歳というあまりにも早い旅立ちに戸惑いは一切隠せませんが、山で生き生きと山歩きをして活動をしているその犬ちゃんの姿しか思い出すことができません。

お墓にはお友達の生徒さんが準備して下さった木いちごの苗木を受けて、うちの草刈隊員から守るべくみどりのネットを張っています。

私たちのやっていることをきっと見守ってくれると信じています。

ななちゃん、いっぱい学ばせていただきました。

楽しい時間をありがとう。


 

Posted in 日々のこと

<おすすめのアイテム>散歩中の「さわってもいいですか?」をガードする最強アイテムを発見。

散歩中にかけられる謎の言葉「さわってもいいですか?」。

本当に不思議なワードだと思うのですが、ものすごく多くの人が笑顔でこの言葉を発して近づいて来られるようです。

この「さわってもいいですか」をどのように回避したらいいのかという質問を受けます。

対策1 訓練中なので…と断る。

対策2 まだ子犬だから…と断る。

対策3 うちの犬咬みます…と断る。

対策4 聞こえないふりをして通り過ぎる。

対策5 どうも~と言い返して足早に通り過ぎる。

対策6 話しかけられないオーラを放つ。

という作戦で上手に回避するしかありませんが、なかなかうまくいかない場合もあるようです。

この、次々にやってくる「さわってもいいですか」を思いっきり防御するアイテムをある生徒さんが身に着けていました。

こちらです。


同じもの2枚をリードを挟んではりつけるようなもので、材質はかなりしっかりしています。

さわらないでね、の文字はとても小さいのですがイラストから意味は伝わってきます。


リードにつけるとこんな感じになっていて、すれ違うときにはっきりと見えます。

なんと飼い主さんがネットで探して見つけたアイテムらしく、楽天市場などで2400円くらいで購入できるそうなのです。

同じシリーズで、「こわがりです」というのと「かみつきます」というのがありました。

しかし、この「さわらないで」が一番わかりやすく伝わりやすいメッセージです。

なんどもTシャツ化しようと考えていたのですが、とうとう商品化されるとは。

やっぱり困っている人が多いということですね。

犬として尊重する気持ちがあるなら、そう簡単にさわってもいいですかという言葉は出てきません。

それは、友人の子供さんに対して同じことを言っているのと同じレベルの話です。

何より、犬は見ず知らずの人に触られることを喜んだりはしません。

犬のパーソナルスペースを守るための「うちの犬ガード」は飼い主としての責務だと思い、正々堂々と戦いましょう。

 

 

Posted in おすすめのアイテム

<お知らせ>グッドボーイハート七山校の電話番号が変更になります。

お知らせです。

2023年9月よりグッドボーイハート七山校の電話番号が変更になります。

詳しくは以下のホームページのスクール紹介でご確認下さい。

https://goodboyheart.com/school/index.php

 

変更理由は、ネット回線などの変更により適切な環境となるように整備したためです。

福岡校や携帯電話番号は変更はありません。

黒豆ちゃんとアール(オポ広場にて)

Posted in お知らせ

グループトレッキングの開催&仔山羊のR・Zが皆様にご挨拶。

7月10日の災害以来のグループトレッキング開催となりました。

7月は開催を断念したため、尾歩山でみなさんといっしょに山を歩けたことに感無量でした。


豪雨当日の朝のこと、停電して右往左往した時間、土砂の撤去を生徒さんやボランティアさんたちと繰り返した日々が続き、これからどうしていこうかと悩んだことなどが思い出されてしまいました。

土砂はずいぶんと撤去されて生活できるようになっていて前進した方なのですが、地すべりのあったオポハウスの裏の悲惨な光景を見てびっくりされた方もいらしたと思います。

トレッキングコースの方は全く問題はなく、山自体はびくともしていなかったことがわかります。

崩れたのは、道や家や畑を作るために削り取った部分からです。

要するに人が手を入れた弱い斜面が崩れ落ちた部分でした。



何事も謙虚に受け止めなければなりません。

山の気温はかなり低くなっており、不快な刺す虫もかなり減ってきました。

参加してくれた犬たちも、暑い夏を超えたばかりでほっとした顔つきで安心しました。

 

そして、この日は仔山羊のアール・ゼットがたくさんの人に会う日でもありました。

皆さん交代であいさつに上がってきてくださいました。

ワイワイしすぎて写真撮影をするのを忘れてしまいました。

普段は「触ったらダメルール」を徹底させているこの私が、「触ってもいい」と山羊には犬とは別ルールを導入しています。

皆さんが「山羊は触ってもいいんですか?」と聞きながら触っている風景が楽しかったです。


それにしても、人間の数は30名くらいいたのですが、人には全く動じることなく草を食べ続けている仔山羊のアール・ゼットにまた驚かされました。

人には動じないことはわかっていましたが、人だけでなく犬も15頭くらいいたのです。

それでも全く動じることなく、草を食べ続けているのですから…。

オポハウス前の斜面で草を食べる仔山羊を見る犬たちの様子ですが、ほとんどの犬は顔を若干背けています。

仔山羊を直視したり、吠えたりする犬は1頭もいませんでした。

頭数が多かったので山羊に近づけることはしませんでしたが、4~5メートルの距離でも犬たちは顔を背けて直視しません。

擬人的にいうと「見ないふり」ということですが、これもまた犬の社会性のひとつです。

グループクラスに来ている犬たちが山羊を見て興奮したり吠えたりせずに、山羊を見ないふり行動に徹してくれたことは、嬉しいことでもありました。

少しずつ時間をかけて距離を縮めていけたらいいなと思っています。

来月もグループクラスを開催します。詳しくは後日のブログでお知らせします。

Posted in 山羊, クラスのこと

犬たちと仔山羊の楽しい交流が始まりました。

8月4日に生後3ケ月半になる仔山羊のR&Z(アールとゼット)を迎えて、2週間がたちました。

夏休みの合宿中に迎えたこともあり、仔山羊たちを犬に社会化させようといろんな対面を試みています。

それが、楽しくて面白くて、また学びの深いことがたくさんありすぎて、ブログ記事としてまとめる時間が足らないため今回は雑談として軽く紹介します。

仔山羊を迎えるときに仔山羊を繁殖させられた山羊飼いの先輩からは「山羊は犬が苦手だ」と聞いていました。

山羊は散歩している犬を見かけると、避けたり逃げたりするということだったのです。

ドッグスクールにいる山羊なのに犬を子が怖がるようになっては山羊のストレスが心配です。

そのため、仔山羊を早くお迎えして犬に対して社会化させようという計画を立てていたのですが、7月の被災により1週間延長となりました。

しかし「社会化」は後戻りできないのを一番知っているのは私です。結局、待ちきれずに山羊小屋も仮完成のまま、仔山羊たちを迎えることになったのです。

仔山羊たちに最初に対面させたのは、当初の予定通りに小鉄くん(2歳半の雄の柴犬)でした。

預かり経験が豊富で環境にも慣れており、社会性が高く怯えや恐れがあまりない犬であるからです。

仔山羊と小鉄(オポハウスにて)



予想通りではありましたが、小鉄くんは仔山羊を脅かすことなくゆっくりと距離を縮めていきました。

仔山羊と小鉄くん(山羊小屋の近くで)



上の写真は小鉄くんと仔山羊のアールとゼットがフリーの状態ですが、お互いの距離を保っています。

他の犬たちとも対面を練習していきました。

仔山羊とクルルちゃん



仔山羊とアンちゃん



仔山羊と菜々ちゃん



仔山羊のゼットとはるちゃん



仔山羊のゼットときいろちゃん(間にいるのはダンナくん)



こんな感じで対面を重ねています。

白いアールはいつも逃げ気味なのに対して、色の濃い方のゼットは逃げが少なく、一定の距離で相手が戦うシグナルを見せなければ、自分のスペースをキープして頭を突き出し「はい、そこまで」と相手の接近を許しません。

牙のない雑食性のさらに角もまだ生えきっていない仔山羊ですから、犬からの攻撃の合図を受け取ればすぐに逃げます。

コミュニケーションの違う動物でも、わずかにですが共通に交わされるシグナルというのを山羊と犬という二つの対象を通して見ることができるのがこの対面の醍醐味です。

最後の写真ではダンナくんが仲裁役となっていますが、普段は私が間に入り込んでいるので写真は動画を撮影することがほぼできない状態です。

動画を後でゆっくりと見たいという気持ちもありますが、肉眼でしか受け取れない感覚というのが絶対的にあるためそれを優先させたという気持ちもあり、もやもやした感じで観察しています。

まだまだ観察したことが蓄積されている時間が続いており、ブログで説明するには時間がかかりそうです。

そうこうするうちに、仔山羊たちもどんどん成長しており環境に馴染み始めることでこちらはこちらで行動が変化しています。

地すべりで崩れた裏山の悲惨な斜面がまだ復旧していないので心痛む日々ですが、仔山羊と犬の間で交わされる何かを見る楽しみがあることで救われました。

いつか本当にアールとゼットと犬たちでトレッキングに来る日が実現できるかと、妄想を重ねています。

木で頭をこするゼットと左がアール。右はスタンプーのレオンくん。

Posted in 山羊, 日々のこと, 犬のこと

<受講生のコトバ>3歳から犬のしつけにチャンレジでも遅くない!毎日の練習こそ関係作りのために必要な時間。

グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講して下さった生徒さんからいただいた、受講の感想文です。

今回は、3歳からトレーニングを開始されたビーグルのふくちゃんの飼い主さんからコメントをいただきました。

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今年4歳になるビーグル犬の“ふく”は、初めての室内飼いの犬でした。

うちでは、今までの犬達は全て外飼いでしたし、本当はふくも落ち着いた頃に外で飼うつもりでした。

しかし、来客に対する興奮、家族がそばを離れると吠えるなど、外飼いは無理だなと断念…。

結局、室内で共に生活することにしました。


行きつけの病院がしつけ教室を開いていたので参加しようとしましたが、職場が不規則な勤務体制な為、なかなか日程が合わずにこちらも断念することに…。

仕事も忙しく、ずるずると3年経ってしまいました。

しかし、月日がたつにつれ飼い主である私に対する執着は日ごとに強くなり、散歩中に他の犬や人に吠えたり、過剰な回数の排泄をするなど、ふくの問題行動は悪化するばかりでした。

 


このままでは、ふくも私も駄目になるという危機感からネットで必死にドッグスクールを調べて、宮武先生にたどりつきました。

仕事がら不規則な生活体制だったので、家庭訪問トレーニングはとても助かりました。

初回の家庭訪問カウンセリングを受けて、ふくの状態説明を受けました。

犬の習性を全く理解できていないことを知って、自分が情けなくなりました。

また、私のこれまでの間違ったしつけや愛情がふくを不安にさせていたのかとショックで数日は立ち直る事ができませんでした。


しかし、宮武先生の言葉を振り返り、時間はかかってもふくの為に頑張るぞ!と気持ちをあらためて取り組みました。

毎日習った事をトレーニングしました。

排泄は外、

クレートでの食事や夜の睡眠、

カウチベッドでの休息、

マテ、伏せ等…。

最初は絶対に無理だと思っていた事が、ひとつずつできるようになりました。

また、宮武先生には生活環境に必要な物品や食品なども的確なアドバイスをいただき、本当に感謝感謝です。


家庭訪問トレーニング後も七山のトレッキングコースでふくといっしょに自然の中で楽しい時間を過ごしています。

まだ、社会性で弱い面がありますので、他の犬と触れ合う機会を増やしていきたいです。

そして、ふくの協調性を高めていけたらと思っています。

今後もよろしくお願いします。


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犬の問題行動の改善のために取り組む時期ですが、犬の年齢はやはり大きく影響します。

5歳より3歳がいい、3歳より1歳がいい、1歳より3ケ月がいい。

始める時期は一日でも早いことは間違いありません。

しかし、3歳になってしまったらもう犬の行動を改善することはできないのかというとそういうことではありません。

なぜなら、問題となっているのは犬の行動に影響を及ぼしている飼い主さんとの関係と、犬の生活習慣だからです。

ふくちゃんの初回のカウンセリングで印象的だったのは、室内のトイレシーツにする排泄の回数が20回くらいあったことです。

それでも、ペットシーツの上にする排泄を飼い主さんは当時は問題だと思われていませんでした。

しかしこの室内マーキング状態の排泄回数は、犬からの大きなメッセージです。

何かが上手くいっていない、不安定な状態が続いていますよ、ということを犬が行動を通して飼い主に伝えているということなのです。

犬がトレーニングを始めるには大変な状態や年齢になっていたとしても、やり遂げられる飼い主さんに共通している点があります。

 

犬のしつけに成功する飼い主の特徴その1

指示されたことをちゃんと守り練習を続けていること。

ふくちゃんの飼い主さんも、小さな練習を毎日コツコツと続けていらっしゃいました。

練習が続けられているかどうかは、報告を受けなくてもすぐにわかります。

人によっては「毎日やっているつもり」で全くステップアップしない状態を維持されていることがありますが、これでは練習とはいえません。

練習とは、繰り返しながらステップを上げて犬がよりできるように引き上げていく過程をいいます。

例えば、ごはんの前にオスワリすることなどはできるようになっていれば当たり前のことなのでそれを毎日やることは練習とは言わないのです。

犬とのトレーニング=練習は、自分にも負荷がかかるため忍耐強さがないと続けていくことはできません。

ふくちゃんはちゃんと練習を続けていることがわかる状態でした。

 

犬のしつけに成功する飼い主の特徴その2

自分の持っている思い込みや価値観を捨てることができる。

これは本当に大切なことで、なかなか思うようにはいきません。

多くの飼い主さんが持っている「犬を可愛がりたい」という気持ち、そして「犬がかわいそう」という気持ち。

この小さな価値観にとらわれている中では犬との関係改善はできません。

誤解を恐れずに言えば、この二つはどちらも人の都合に立った考え方だからです。

もし犬の親が自分の子を育てる立場であるとしたら、この二つの気持ちは犬には芽生えてこないでしょう。

親犬も子犬もお互いに真剣勝負です。

人側の犬に対する思いによって作られる思い込みや価値観をすべて捨て去ることは難しくても、一旦横に置くことができなければ「なぜ犬はできないのか。」とやがては犬を攻めることになるのです。

犬の立場に立って感じることが少しでもできるようになると、自然の中で犬と過ごすことの心地よさを肌で感じられるようになります。

自然と犬と山にいったり自然の多いところへ出かけたいという気持ちが芽生えるようになるはずです。

ふくちゃんの飼い主さんはそんな気持ちを感じられたのだと思います。

ふくちゃんとの関係はこれからまだまだ変わっていきますね。

ふくちゃんが他の犬とトレッキングができるようになることがとても楽しみです。

Posted in 受講生のコトバ

<お知らせ>8月は“オポハウス復興”グループトレッキングクラスを開催します。

土砂災害でダメージを受けたグッドボーイハート七山学校ですが、復興に向けてまだまだ戦っております。

日常の生活は取り戻せたものの、課題は山積みです。

ひとつひとつ考えつつ歩を続けなければいけないのは「犬のトレーニング」と同じです。

8月は復興に向けてのグループトレッキングクラスを再開させることになりました。

●8月のグループトレッキングクラスの日時

8月27日 日曜日 9時30分~

ご参加いただける方はラインやメールなどでご連絡下さい。

午後の犬語セミナーは8月はありません。9月に開催いたします。

 

斜面の整備についてはまだ日程が決まっていません。

当日と重なる可能性はありますが、山の方は問題なく歩けていますので、ぜひご参加下さい。

尾歩山にはグッドボーイハートの新しいメンバーがお待ちしています。

アールとゼットです。

宜しくお願いします。


 

 

Posted in クラスのこと, お知らせ

仔山羊がオポハウスにやってきました。山羊との暮らしが始まります。

復旧作業はまだ終わっていませんが、同時並行して仔山羊を迎えることを決めました。

8月2日に仔山羊2頭を七山のオポハウスにお迎えしました。


波佐見町の「お庭」さんという民宿で今年の4月17日に生まれた仔山羊のメス2頭を引き受けるお約束をしていて、本日オポハウスに移動させました。

復旧作業や犬たちのお世話で私たちが迎えに行けなかったため、緊急で作った“山羊部”の皆さんにお願いしました。

引き渡しの様子を聞いた話では、お母さん山羊とのお別れのときにはそうとう強く鳴いたらしく、心痛むほどだったとのことでした。

群れで暮らす習性のある山羊にとって辛い経験になったに違いありません。


移動後は比較的落ち着いて草をもりもりと食べていたのですが、日が暮れ始めると戻る場所に親がいないことを知り猛烈に鳴き始めました。

ちょうど私が不在にしていたのでダンナくんが対応してくれたのですが、なんども逃げだそうとして大変だったらしいです。

日が完全に暮れてしまうとおとなしくなり(電気を消すとおとなしくなる犬のように)、鳴きは収まりました。

ここで起きて、食べて、寝るという時間を繰り返すことで少しずつ慣れてくれると信じています。

それにしても、はじめて山羊を飼うので山羊の行動のひとつひとつが新鮮で目を離すことができません。

すでに預かりできていた犬たちとは遠巻きに対面をさせていますが、山羊の方は反応が低く犬の方が非常に強く反応しています。

8月の夏休み合宿はすでにスタートしているのですが、今年は「犬と山羊」がテーマになりそうです。


 

Posted in 山羊, 自然のこと

オポハウス復旧報告3:斜面の土留めの工事が今月中に行われそうです。

前回のオポハウス復旧報告をご覧いただき、お声かけをいただき感謝申し上げます。

ボランティアさんや生徒さんたちの手作業の土砂撤去はいったんやるべきところまでを終えて次の段階を待っています。

下の写真は土砂が崩れた直後に撮影したものですが、同様していたのか全体が上手く撮れておらずわかりにくくてすみません。


 


崩れ落ちた土砂の幅は20メートル以上にわたり、土砂の量はすでに運び出した20トン以上の3倍はありそうなので、60トンくらいはあるような気がします。

何トンという単位も全くわからない素人ですが、トラックに積まれる土砂の面積を見て土って本当に重いのだなと実感しました。

今後の土砂留めの作業について、ボランティアさんたちがたくさん見に来てくださっています。

重機を扱えるボランティア団体さんたちは、熊本県、宮城県、長野県…と大変遠くから来てくださっていることに驚いたのですが、それぞれに地元が被災されたことをきっかけにボランティア団体としての活動が始まったというお話を聴くこともできました。

もちろん皆さんはこうした土砂留め関係の専門家でいらっしゃるのですが、それぞれに提案されることが違っています。

ある方はこうした方が良い、別の方は別の提案があり、3名来られるとそれぞれに違った意見が出てきます。

どうしたら一番良いのか、私たちがどの方向に向かっていきたいのかという意見も尋ねられました。

ダンナくんとも話し合ったのですが、私たちとしてはガチガチのコンクリート留めよりも自然に草が生えて再生していく方向を模索したいということになりました。

それが最善なのかどうかはまだわかりませんし、専門家の意見を最優先として今後の復旧計画を立てていきたいと思います。

復旧工事は今月中に着手されるかもまだわかっていません。

2次災害を防ぐために早期にとりかかる予定だということをボランティア団体さんから伺っていますので、復旧は確実に進んでいきそうです。

オポハウスの風景は大きく変わっていきそうですが、私たちも自然に寄り添いつつ同時に人の知恵や力も借りながら、今後の展開を受け止めていきたいと思います。

Posted in 日々のこと