グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<受講生のコトバ>犬が犬として幸せに暮らせるよう、人との暮らしをいい具合にできるよう環境を整える事。

クラスを受講された生徒さんの感想をご紹介しています。

今回はグーグルマップにクチコミ掲載して下さった子犬の天ちゃんの飼い主さんの感想をご紹介します。

今回はクチコミ用に書いていただいた文章なので、ドッグスクールを探されている方にわかりやすいように書かれています。


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クチコミ掲載引用ここから

犬の先生に来てもらってる話をすると、ほとんどの方が『わー、おりこうさんになったでしょー!』という反応ですが、違うのです!

飼い主の為の指導、全て飼い主であるわたしの問題でした。

犬に先生をつけるなんて、そんな贅沢なー!と、頭によぎらなかった訳ではありません。

大人の犬くんと対面する天ちゃん



実際、図書館で本を借りたり自分なりにネットで調べたり。でも情報も多く、我が犬に合ってるのかがわかりませんでした。

また、わかったつもりで差し当たって困り事はない、と思っていたので。

でも、それは大間違いでしたが、、、

そして、犬に先生をつける、も間違いで飼い主に先生ですね。

決して、贅沢ではなく必要経費です。 早い時期からいい専門家に出会って欲しいです。

同年齢の犬ちゃんとごあいさつする天ちゃん<リードをもっているのはインストラクター>



犬が犬として幸せに暮らせるよう、人との暮らしをいい具合にできるよう環境を整える事。

境界や社会化の話。

当初、おそろしい事にダメな事にも気づかないで過ごしていました。 先生が犬に直接指導をする事はほとんどないのですが、当たり前だけど日々の生活でわたしと犬が関係をつくっていく。

七山でトレッキングする天ちゃん



クールに見える女性の先生ですが犬に対する深い愛情をお持ちでプロの指導は一見の価値ありです。

そしてなにより、七山の自然の話が興味深く、ますます先生を好きになるのでした。

ひとりでも多くの方に知ってもらいたいです! まずはカウンセリングを!!オススメです!!

引用ここまで

ハウスで休む天ちゃん



初回のカウンセリングで天ちゃんに会ったとき、天ちゃんは生後3ケ月くらいでした。

迎えられた犬ちゃんは山の中で保護された子犬でした。

天ちゃんは山の保護犬によくある警戒の高い資質を持っており、とてもおとなしいタイプでした。

飼い主さんは天ちゃんに特に困っていることはなかったのですが、飼い主さんのご友人がグッドボーイハートで学ばれていたことがきっかけで、早期にご相談をいただきました。

感想のコメントにもあるように、カウンセリングで説明させていただいた内容がとても衝撃的だったとのことです。

山犬の子犬育ては慣れていない方には本来は難しいのですが、子犬は小さいころは警戒心が高くおとなしいために、その難しさにはすぐに気づきません。

犬の行動に問題があると感じられるのは1歳近くになってから。

犬が1歳というのは若いといえば若いのですが、人の年齢に例えると18歳くらいなので問題解決にはある程度の時間がかかります。

天ちゃんの成長に必要な環境を整えるためにできることを、天ちゃんが子犬のころに提案させていただけたことはとてもラッキーなことだったと思います。

また、飼い主さん自身が自分を囲む生活環境に対して自然とのつながりを求めていらっしゃることが、天ちゃんに対する理解を早める理由になりました。

犬のことは頭で理解しようとしてもなかなかわからないことがあります。

犬は人と違う、犬は動物なのだといっても、その言葉の犬を理解することは難しいのです。

ここには感性がどうしても必要になってきます。

自然ってなんだろう、

動物ってなんだろう、

私たちと違うってどいうことだろう、

そんなことを肌で感じられるようになれる飼い主さんは、犬の立場にたって考える力がついていきます。

天ちゃんは出会うべき飼い主と出会ったので、これからゆっくりと社会化を進めていくことでしょう。

天ちゃんが1歳になったとき、天ちゃんが3歳になったとき、どんな犬になっているのかとても楽しみです。

山歩きがとても上手な天ちゃん!

またいっしょに山歩きしましょうね。

トレッキングクラスで探索する天ちゃん



初回の訪問カウンセリングをご希望の方はこちらをご覧ください。

グッドボーイハートの初回訪問カウンセリングについて

訪問対象外地域の方はオンラインクラスをご利用下さい。

 

Posted in 受講生のコトバ

犬を可愛がるだけではない、一緒に共存しお互いを尊重していくことでより良い関係を築く事で犬人生も充実したものになることを教わりました。

グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講された生徒さんからいただいた受講の感想です。

今回は黒い柴犬のななちゃんの飼い主さんからいただきました。

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グッドボーイハートには、二年前からお世話になってます。

柴犬が大好きで幼い頃からずっと共に成長してきました。

なので一人暮らしを始めてからも柴犬と共に過ごしたいと決めて迎えた柴犬が今は18歳。
ほとんど寝ているそのコと穏やかな生活をしていたのですが、父の体調不良で実家で飼い始めたばかりの若い黒柴のななを二週間預かることになりました。

ななちゃん



ななを預かって一週間経った頃にななを触っていたときに噛まれました。(流血でした!)

その時はただの偶然で噛んでしまったぐらいに軽く考えていました。

次は主人がななの足に引っかかったリードを取ってあげようとしたらまた噛まれました。

その後、父の体調が悪化していき私が引き取ることになったのですが、ななは小さなことで唸ったり噛みつこうとしました。

父が育てていた頃は元気で優しい子だったのに、父とななと一緒に旅行にも行ったこともありますが、当時は噛む様子なんてなかったのになぜ?

元々の先住犬を含め5匹目の柴犬ですが噛むコは初めてで困り果て、本を読んだりネットで調べても結局は何もわからず、いろんなドッグトレーナーさんを探しました。


預かってトレーニングしてもらうのは私たちが寂しすぎて無理だと思い、自宅に訪問していただけるトレーナーさんを探しました。

グッドボーイハートのホームページにたどり着き、ここならうちのコに合ったトレーニングをしてもらえるかもっと思いカウンセリングをお願いしました。

初回の訪問カウンセリングから、もぅ…それはそれは「目から鱗」でしたよ。

幼い頃から犬と共に生活してきて犬のことはわかっているという自信は、音を立てて崩れました。(笑)

犬用のケージの選択や飼い方のほとんどのことが誤った知識でした。

先住犬との共同生活は先住犬のストレス(てんかん発作有)になるため、動物病院の先生と相談しマンションの中で2匹は顔を合わせる事なく生活していました。

そんなななにとってもストレスであるはずのイレギュラーな環境にも関わらず、訪問レッスンを受けられることになりとても助かりました。

山では生き生き!



トレーニングクラスを受けるうちに、ななのことが少しずつわかり始めました。

しかし、感想文に皆さん書かれてますが、飼い主の固定概念を変えることが本当に難しいのです。

先生の言っていることが頭では理解できているのですが、思うようにいかないこともありました。

もうななはお利口さんになったから大丈夫だと思って気が緩んでしまうと、また噛まれ…噛まれ…。

自分の意識を完全に変えるのには苦労しました。

でも、ななと向き合いたいという気持ちで続けているとななに変化が訪れました。

どうしたらななが落ち着いて過ごせるのだろうと生活環境やななとの会話についても今までの価値観を捨てて自分でもたくさん考えました。

そして、今ではやっとななと意思疎通ができる様になってきた感じます。

マンションでの環境整備



ななは一年前までは首輪を掴むこともリードの付け替えすら出来ないひどい状態でした。
ブラッシングや足を拭くことも、何をしてもキバを剥き散歩も拒否されてしまう。

でも今では日常のお世話をお互いにストレスなく過ごせています。

こんな穏やかに生活できるようになったのは、いつでも相談に乗ってくれる心強い先生のおかげです。


ななが小さいころは山に囲まれた自然いっぱいの田舎の家で育ったのに、都会のコンクリートに囲まれた集合住宅に引っ越したなながたくさんのストレスを抱えていることがすごく大変なことなのだということも納得してきました。

それになんといっても七山でのトレッキングトレーニングはオススメです!

コンビニもない田舎育ちの黒柴にとっては特に都会の生活はストレスが溜まりますが七山の学校に行った時だけはとても穏やかな表情に変わり生き生きとしています。

私自身も七山に伺うのがストレス発散になり七山の環境に魅力されています。

ご近所のグッドボーイハート生と仲良しに



飼い主の認識が変われば犬にもかならず伝わります。

それを教えてくださった先生には感謝しかありません。

犬を可愛がるだけではない、一緒に共存しお互いを尊重していくことでより良い関係を築く事で犬人生も充実したものになることを教わりました。

先住犬の時にも先生に出会っていたら、この子にももっと素敵な犬人生があったんじゃないかと思います。

ぜひとも子犬を新しく迎える方、犬について悩みを抱えてる方はまずカウンセリングを受け先生の言葉に耳を傾けてください。

こんなに犬の事を考えてくださる先生は他にはいないと思います。

これからもっとななと良い関係を築いていきたいと思います。

よろしくお願いします。


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小さい頃に広い空間で人とは一線を画す屋外飼育で育てられた、急に都会のマンションに引っ越すことになったななちゃんは、多感な時期の環境の変化に強いストレスを受けたことでしょう。

またそこには先住犬の犯してはいけないテトリーがある上に、散歩にでればそこはコンクリートの道にたくさんの犬のマーキングの匂い。

ななちゃんは閉じ込められたようになり防衛心が高まっていったことでしょう。

そこに、柴犬大好きの飼い主さんの「あなたのことが大好きなの」という大きな思いが境界線を越えて自分に迫ってきます。

動きが取れない中で高まるななちゃんの攻撃性は、結果として自分のテリトリーを守り切る報酬行動になってしまいました。

犬に噛まれるというのは犬が大好きな飼い主さんにとってとても悲しいことです。

傷ついて痛みが生じたのは飼い主さんの体だけではありません。

でも、考えてみてください。

もっと傷ついて痛みを感じているのは犬の方ではないでしょうか。

噛みつくと人は犬のことを避けるようになったり、おだてるようになります。

適当に付き合ってごまかしていればいいやと思うようになる人もいます。

犬はどんどん孤独になって、飼い主も、他の犬たちも遠ざけて引きこもり状態が続きます。

ですが、そんな引きこもりになりそうだったななちゃんを飼い主さんはひとりにはしませんでした。

私が絶対にこのコの飼い主なのだという決意を行動に移すときがやってきました。

飼い主が正面から向き合うことを犬はよく知っています。

ごまかしはきかないのだ、この人は自分にまっすぐなのだということをななちゃんは知ることになります。

生活環境が厳しい中でこのことを続けることには大変な労力が必要だったと思います。

トレッキングクラスにも、レンタカーを利用して忙しい仕事を休んでななちゃんを山歩きに連れてくる飼い主さんの本当の犬に対する愛情。

その飼い主の姿勢が噛みつき唸っていたななちゃんに変化をもたらしてくれました。

飼い主さんの指導にあたっているインストラクターの私には、飼い主さんに犬が何を求めているのかを話したり説明することまでです。

実際に犬と接して、犬のために時間を使い、犬のために労力を使うのは飼い主さんの方です。

どの生徒さんにもいわれ、ななちゃんの飼い主さんにも言われた言葉があります。

「犬は本当に変わるんでしょうか?」

いつも同じ言葉をお返しするのですが、それは飼い主次第です。

もしわたしが飼い主だったら、全力で犬のために時間とお金と体力を使います。

それが私の飼い主としての犬に対する姿勢です。

この言葉にななちゃんの飼い主さんは行動をもって応えてくれました。

犬を見ていると、飼い主が犬にどう接しているのかわかります。

最近は、ななちゃんとトレッキングしながら草刈りのお手伝いをしていただいています。

つかず離れず上手な立ち位置にいるななちゃん、

飼い主が呼ぶと戻ってくるななちゃん、

他の犬といっしょに草刈りをしながらトレッキングするななちゃん、

素敵な犬と飼い主さんの姿を見せていただき、ありがとうございます。

これからもななちゃんの成長が楽しみです。

ななちゃんは今3歳、まだまだこれからですね。

Posted in 受講生のコトバ

赤ちゃんの登場に戸惑いワンワン吠える「くるみちゃん」が飼い主に伝えたいこと

グッドボーイハートのクラスを受講された生徒さんから感想をいただきました。

最近はグーグルマップのクチコミを読まれる方も多く、そちらに投稿してくださいました。

ミックスの小型犬のくるみちゃんの飼い主さんからです。


 

引用ここから

私が妊娠をし、出産したらきっと赤ちゃんと仲良くしてくれるだろうなぁという淡い期待を抱いていました。しかし、退院したその日からほぼ一日中そして毎日赤ちゃんに対する吠えが始まりました。

出産後に待ち受けていたのは自分が想像していた現実とはあまりにもかけ離れており、慣れない育児の中、犬の吠えで困り果てていたところグッドボーイハートさんに出会うことができました!

初めての家庭訪問レッスンから本当に驚きばかりで、犬の事を全く分かってあげられていなかったことにショックと申し訳なさを感じるほどでした。

レッスンをお願いした当初はなんとか吠えを止めさせたい、そんな気持ちでいましたが、犬を変えようとするのではなく変わらなくてはいけないのは私、飼い主であると気付かされました。

一緒に寝たり、抱っこしたりいつも一緒に過ごしていた私にとって今までの習慣を変えることは私自身が一番苦労したところでもありますが、生活環境を整えてあげ、私自身が変わることで、赤ちゃんへの吠えもみるみるとなくなり行動が変わっていきました。

「犬を理解すること」「人と犬が共に成長すること」というグッドボーイハートの理念が体感出来たように思います!

まだまだな未熟な飼い主ですが、これからもトレッキングクラスやお預かりなど利用させていただきながら犬と共に成長していきたいと思っております。

本当にグッドボーイハートさん、宮武先生にお会いできて良かったです、ありがとうございました。

飼い犬との生活にお困りの方には本当におすすめしたいスクールです!

引用ここまで


くるみちゃんの問題とされた行動は「吠えること」でした。

よくあるタイプの吠えですが、今回は赤ちゃんに対して終始吠えが止まないことがトレーニングを受講されるきっかけとなりました。

よくあるタイプの吠えというのは、犬が自分のテリトリーに来客や自分の思い通りにならない人物やものが入ってきたときに吠えて攻撃するという行動です。

飼い主さんからすると自分には可愛くある程度はいうことを聞き、特別なイタズラや困った行動をしないくるみちゃんが、来客などの他人に吠えることはめったにないことであまり気にするようなことでもありません。

しかしそれが自分の赤ちゃんとなると大問題ですね。

トレーニングクラスでやるべきことは「くるみちゃんが成熟した犬という動物へと成長してくための環境を整える。」ということでした。

飼い主さんも記されているとおり、今まで赤ちゃん同様の扱いをしていたくるみちゃんに対して、接し方を変えることなどはなかなか簡単にできることではありません。

でも、そのことがくるみちゃんにとってどんなに大切なことかを理解されることが、飼い主さんの価値観を変えていくことになります。

犬に変化を起こさせることのできる飼い主さんは、やはり理解力が高い方なのです。

くるみちゃんの飼い主さんはその理解力の高さを柔軟性で、くるみちゃんに変化を起こすことができました。

大切なのは自分たちの想いではない、くるみちゃんの成長の方にあるのだということをすぐに理解されました。


レッスンのたびにとても速い行動の変化を見せるくるみちゃんに私も驚きました。

飼い主さんによって犬はこれだけ違うのかと痛感させられました。

偶然ですが、グッドボーイハートを満喫している犬ちゃんと散歩コースがいっしょで、公園で対面できたのことも幸いしました。

これから赤ちゃんの成長と共に、くるみちゃんもまた成長していくことでしょう。

そしてお父さん、お母さんもいっしょに成長ですね。

私もたくさん学ばせていただきました。

赤ちゃんが大きくなったら一緒に山歩きに来られることを楽しみにしています。

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ダブルスのパートナーが迎えた犬のパートナー☆あいちゃん

訪問トレーニングを受講して下さった生徒さんからいただいた【受講生の声】

今回はトイプードルのアイちゃんの飼い主さんからいただきました。

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コロナ禍の中、生後50日の小さなトイプードルを迎え入れました。

わたしは以前から「子育てを終え仕事も引退したあかつきには絶対に犬を飼うぞ!」と決めていたのです。しかしなかなか機会がなく月日が過ぎていきました。

しかし、時代の変化が後押ししたのか、予期せずにその時がやってきました。

みんなに愛されるように「あい」と名付けました。


いつかワンちゃんを飼ったなら、学生時代の友人である宮武先生(いつもはさっちゃんと呼んでいます。)にご指導いただこうと思っていたのです。

でも、ご時世的に自粛期間中ということもあり、子犬を飼いたいのだけどと相談をしたものの実際に会うことはできず。

「クレートあったほうがいいよ。」などのアドバイスをたよりに自分なりにネットで調べ、我流で子犬育てに邁進するという日々でした。


今時は何でもネットで学べて便利な時代だなぁと、それなりに犬育てが進んでいたと思ったのも束の間…

アイが生後8ヶ月になる頃についにギブアップする事態になってしまいました。

子犬のころはおとなしかった犬が、次第に散歩中に人、犬、自転車、バイク等への吠えが激しくなってきたのです。

特に家の近くでは前から歩いてくる人に向かって走り出しその勢いでリードが外れ、立ちすくむ人の周りを吠えまくる犬とそれを追いかける飼い主がぐるぐる回るというような、パニクリ事件が数回おきました。

ネットで紹介されていた様々な対処法はまったく効き目なし…。

がるがるの猛犬ぶりに散歩に行く事がストレスになってしまい、早速さっちゃんに正式にトレーニングを依頼しました。


電話で相談すると「私のやり方はチーチーパッパじゃないからね!」と言われ、どう厳しいのかとドキドキしましたが、それはさっちゃんの犬に対する熱量、本気度を感じ取ることで理解できました。

自分のやってきたことがことごとく間違っていたと指摘され、レッスンの度に衝撃を受けるも、目から鱗が剥がれような感覚でした。

それを主人にも伝え、今後の接し方を変えるよう協力を求めました。

撫でて抱っこして、癒されたいと思って飼ったのに、触っちゃダメなん!?

主人は「おれはあいちゃんの飼い主じゃなくて遊び友達でいいよ。」といいましたが、それが犬にとってはストレスになっているのであれば可愛いそうだということで、主人も納得し、一緒に生活環境や接し方を変えていきました。


レッスンは散歩中の問題だったので、散歩の練習がメインかと思いきや、8割方はあいとの服従関係構築のためのレッスンでした。

訪問クラスでいろいろなことを教えてもらいつつもなかなか問題の改善が見えなかった頃は、このコには精神的な障害があるのでは?と逃げ道を探している自分もいました。

しかし、レッスン後半の散歩の練習時に、一台の自転車に対しては吠えたのに、4台でくる自転車には吠えずにスルーしたのです。

「あいちゃんはパニック吠えじゃないよ。冷静に吠えるかどうかを判断しているよ。」と言われ、やはり問題は自分の飼い主としての力不足にあることを認識しました。

「1歳からでも全然遅くないよ。」という言葉に勇気付けられながら、途中挫折しそうになったりしつつも頑張って練習を続けました。

そして10回目のレッスンでは「まだ完璧ではないけど散歩中の興奮度も減ってきた。私があいちゃんをコントロールできるんだという自信がつき、リラックスして散歩ができるようになったよ!」と報告する事ができました。


レッスンを受ける前は人間目線でしか犬の気持ちを考えていなかったことに気づきました。

長い間、このコは生き辛さに耐えていたのかと思うと胸が痛みます。

最初からちゃんとレッスンを受けていればと悔やまれます。

でも私の場合さっちゃんが友達だったことで、回り道する事なく、ここにたどり着けたことはとてもラッキーでした。

学生の頃から頭脳明晰で思慮深く、視点が乙女的ではない会話が印象深く今でも覚えています。それからうん十年、経験を積み重ね、犬のみならず人をも惹き付ける素敵な女性になられたのですね。

毎日お忙しいと思いますが、これからも頑張り過ぎずに、ワンちゃんのキモチを飼い主さんに教えてあげて下さい。

私とあいも次は七山トレッキングデビュー!を目標にこれからは今以上のワンコライフを楽しみたいと思います。

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文章にもあるとおり、あいちゃんは私の大学時代のテニス部の同期です。

しかもずっとダブルスのパートナーを組んでいました。

テニスをされたことがある方ならお分かりのとおり、ダブルスのパートナーはお互いの息があっているかどうかがプレーに出ます。

犬のと暮らしもそんなものではないかなと思うのです。

例えばリードを持って散歩をしているときにも、相手の呼吸を感じながら一体感を感じながら歩くと、相手の状態がよりわかるようになります。

普段の生活の中では、「犬は何を考えているのだろう」といつも受け取りの気持ちを持って接していると真実はすごく見えてくるものです。

犬に対する間違いは最初から飼い主側が犬にしたいこと、犬にしてほしいことを決めてしまっていることです。

確かに犬は可愛がられるために生まれてきたのですが、それだけではありません。

犬は犬として生きていくために生まれてきたのです。

そして当然幸せになる権利を持っています。

大切なのは犬という相手に対するリスペクト、それがお互いの主従関係を作り上げていくのです。

私のダブルスのパートナーなど誰でも務まるものではありません。

彼女だったからこそパートナーになってくれたのだと思っています。

きっと<犬をリスペクトすること>これからますます深みにはまっていかれるでしょう。

訓練士になると決めていたあの青春時代から数十年、こうしてお役にたてて幸いです。


 

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パピートレーニングを受講して:初めての子犬はるちゃんの育児日記は飼い主さんの成長の証。

クラスを受講された生徒さんからいただいた「受講生のコトバ」。

今回はパピートレーニングクラスを受講された黒柴犬のはるちゃんの飼い主さんからいただきました。

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「いつかは、犬と暮らしたいね」が私達夫婦のいつもの会話でした。

そして、犬を迎えたらやりたいこと、お世話やしつけについて色々と夢を膨らませて話していました。

「初めて犬を飼うのでパピートレーニングは必ず受講したい」というのが、その中の一つに入っていました。

そして、今年の春、念願かなって柴犬の女子を家族に迎えることになりました。

ただ、問題は、どのスクールにお願いするかということでした。

グッドボーイハートを選んだ理由は、

HPの「犬との暮らしはきっと楽しいずっと幸せ」という言葉に惹かれたのと、

犬とトレッキングができるクラスがあったことです。

自然の中で犬と一緒に活動できることにとても魅力を感じたからです。


そうして子犬を迎えて4日目に、宮武先生に初めてお会いしました。

私なりに、子犬を迎えるために環境を整えようと、動画投稿サイトでかなりの時間を費やし、子犬専用の部屋にサークル、ケージ、クレート、トイレスペースなど用意していました。

しかし、私が用意したものの中で必要だったのは、クレートと水飲み用の器くらいでした(笑)

なぜその他の用具が、私たちの暮らしの中では必要ないか、

トレーニングを通じて理解することができました。

それは、私が思っていた「犬と暮らすための環境を整える」という概念を覆すものでした。

太古から犬が受け継いでいるDNAや習性に基づいた行動ができる環境を整えるだけで、しつけはできるというものでした。


実際、ご褒美のおやつをあげることも大きな声で叱ることもなく、トイレトレーニングやクレートトレーレングをすることができました。

もちろん、すべてがスムーズにいったわけではありませんが、今思い返すと、私たち家族が一貫したルールで犬に接することができるように後押ししてくださった先生のおかげです。

プライベートレッスンなので、前回のレッスンから次のレッスンまでの間に生じた問題や困りごと、日々の状況など相談して、現状での課題と対策を教えていただき実践するという形で進めていってもらいました。

毎週のように、新しい問題が発生して頭を抱える日々でしたが、それは、犬(はる)の成長と捉えて、一緒に頑張ることができました。


先生から当初、「はるちゃんは、相当な甘えただねぇ」と言われるほどでした。

例えば、雨が降ると外に出られない、庭で係留するとキュンキュン鳴いて家に入りたがるなどなど…

可愛かったですが、今では、庭で雨に濡れながら排泄をして急いで帰って来るようになりましたし、夕暮れから寝るまで自分から庭で過ごせるようになりました。

どの問題も原因となる環境や私達の対応を変えるだけで、犬はメキメキと成長するので、先生の的確なアドバイスに感謝しています。


現在は、散歩のトレーニング真っ最中です。

リーダーウォークをマスターできるよう頑張っています

毎回、散歩中の人や犬に飛びついて行こうとリードを引っ張りあいこしているので、まだまだ時間はかかりそうですが、はるを信じて一緒に成長出来たらと思っています。

そして、念願のトレッキングに参加して、自然の中でのはるの行動をみたいです。

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「子犬を迎えようと思っているのでパピートレーニングをお願いします。」

というメールをいただいたのは、はるちゃんを迎えられる一ケ月も前のころでした。

子犬が来るかなり前から子犬のカウンセリングクラスをご予約されたので、相当な準備で子犬のはるちゃんを迎えられるのだとその覚悟を感じました。

カウンセリングではるちゃんと対面し、事前に準備された環境や子犬との接し方を見てから、早速最初のアドバイスをさせていただきました。

生徒さんのコメントにもあるとおり、飼い主さんがネットで入手された情報を遠慮なく次々と覆していく私にびっくりされたことでしょう。

子犬期の生活環境と接し方、つまり子犬の環境整備は子犬の生涯にわたって影響を与えるため、どうしても譲れないという部分が多く大きく改変することをお願いしました。

せっかく準備された高価なペット用品も「これ使いませんね~」と撤去してしまい申し訳なかったです。

はるちゃんの子犬期の生活管理表は少し前のブログでご紹介しました。

管理表を見てもわかるとおりとても細かい観察力ではるちゃんの行動をチェックされていました。(この管理表を見てたくさんの生徒さんが救われました!お礼。)

レッスンのときにお渡ししたプリントは書き込みのあるポストイットが大量に張られており、毎回レッスンのときにはるちゃんの変化を飼い主さんから聞くことを楽しみにしていました。

よくなったこともあるし、成長と共に出てくる新しい行動もありました。

私にとってはどの行動も楽しく微笑ましいものでしたが、飼い主さんにとっては新しい箱が次々と空いていくような驚きと同時に戸惑いも感じられることがあったと思います。

その箱を開けることを恐れることなく、クラスを通してはるちゃんが犬として成長していく姿を見守ってこられた強さとはるちゃんへの真実の思いに感動しています。

はるちゃんの表情が弱々しい子犬から凛としてキリリとした表情に変化していったあるときに、やっと犬として人と生きていくことを決意できたのだなと感じました。

はるちゃんがこれからトレッキングクラスを通して成長していく姿をきっと皆さんも目にされることになると思います。

もうすぐトレッキングデビューしますのではるちゃんのこと、よろしくお願いします。

Posted in 受講生のコトバ

<受講生のコトバ・ディーノちゃん編>犬が犬本来の姿を取り戻すことができるためなら飼い主は絶対に頑張る!

クラスを受講して下さった生徒さんからいただいた感想文を掲載します。

今回はボーダーコリーの3歳のオス犬のディーノくんの飼い主さんからいただきました。

同居犬のナノちゃんもお写真に登場しています。

ではこちらからどうぞ・・・・・・・・・・・・・・

私がGoodBoyHeart(グッドボーイハート)の宮武先生に出会ったのは、2019年の夏です。

当時3歳ボーダーコリーが病気になり、何をどうしたらよいかわからなく途方に暮れていました。

カウンセリングでの先生のお話は心強く、信頼できると感じました。

先生とともに頑張ろう!と思い、お世話になる決心をしました。

ディーノくんとナノちゃん



先代の犬から10数年ともにドックスポーツを楽しみ、自分なりに犬とちと気持ちも通じ、ある程度は犬のことを知っているつもりでした。

でも、先生から指導されることは、基本中の基本であり、常に犬を意識したものでした。

決して甘やかすことはなく、でも本当の意味で犬の気持ちに寄り添う温かい指導でした。

 




先生の知識はとても深く、多岐に渡り、私たちは、毎週、先生から聞けるたくさんの知識を心待ちにしていました。

今までやってきた勘違いの知識でのトレーニングを犬に謝り、新しい知識でリスタートを切りました。

犬の行動学に基づいた観点から、環境を整え、接し方を変え、飼い主としての気持ちを改めることで、犬たちは本来の姿を取り戻し、のびのびとゆったり、落ち着いた生活ができるようになっていきました。




犬たちが変わっていく姿がモチベーションとなり、家族の励みになり、犬との新しい生活を楽しむようになりました。

先生のおかげで病気で後ろ向きだった気持ちも前に向くようになりました。先生は、犬を通して飼い主の成長も促してくれます。

 


まだまだ続く犬との生活、より豊かな時間を過ごすために、これからも歩みをとめず、しっかりと犬たちと向き合って行こうと思います。

人も犬も生きている限り成長し続ける」

先生、今後ともどうぞよろしくお願いします!


ここまで・・・・・・・・・・・・・・

グッドボーイハートにはいろんな行動のご相談があります。

吠える、噛みつくといった犬の問題行動の他に、犬自身がコントロールできない行動についてのご相談も多くあります。

ディーノくんの状態はそうした状態でした。

犬がセルフコントロールを失う状態には病名がつくことがあります。

投薬の必要があったとしても行動がゼロになることはなくどう犬につきあっていったらいいのか悩まれることも多いでしょう。

迷ったときは基本に戻ろうが犬についての真実です。

まず犬という動物の習性をもういちど素のところから勉強すること。

ディーノくんの飼い主さんにカウンセリングでお話したのはそんなことだったと思います。

私はいつも「こうしたらよくなる」「いつまでに改善する」とは言いません。

あなたが見ていることはこう、でも私ならこう見ると言えるくらいです。

そして犬という動物がどういう動物で何を求めているのかを知ること、それが本当に自分の犬を知るということだということをみなさんにお話しします。

今まで犬たちの幸せを考えて真剣に取り組まれたディーノくんの飼い主さんだからこそ私のど真ん中直球をちゃんと受け止めて下さったのだとこちらも感謝しています。

犬に何が起きているのか分からないといって、犬の脳を切り開いてみても何も出てきません。

でも犬に行動が起きている限り、どんなに小さな行動でもその中から真実を探す手がかりはあります。

そこに近付いていくためには、飼い主自身が変わっていく必要があるのです。

そしてその自分の変化が犬という動物に一歩近づけたのだと感じられるようになると、きっとはまります!

でもその興味は、犬を楽しむ道具として見る興味ではないのです。

その興味は犬を人の友達として知るという興味であり、愛したいという理解の始まりです。

ディーノくんのこと、ナノちゃんのこと、これからもっと知られることでしょう。

犬の世界にはまる楽しみ、犬たちと共に歩きながら体験していってくださいね。

Posted in 受講生のコトバ

プライベートトレッキングクラスに参加したななちゃん飼い主さんからの手紙

昨日のブログをアップした瞬間、トレッキングクラスに参加してくださった生徒さんから連絡をいただきました。

ブログを読んで下さっての感想かと思ったのですが、それにしてもあまりにも早いレスポンス。

話を伺うとトレッキングクラスの後に驚くような変化があり共有してくて連絡しました!とのことで、まだブログは読んでいませんとのこと。

何か強い思いが共鳴したのでしょう。

うれしいお知らせを生徒さんが書いて下さった文章でお伝えします。

ココから・・・

約一年間の訪問トレーニングを受けて

その後も宮武先生から誘ってもらい七山に遊びに行ったり

相談に乗ってもらったりでとても頼りにしています。

今回はトレッキングへの参加!

毎回どんな事を学ぶのか、楽しみでそれと同時に普段変なことしてないか怒られないか不安で 笑

七山に着いて、着く前から鼻を鳴らす我が家の犬。

ワクワクの子ども達!

今日は絶対飼い主より前に歩かせない練習でした。

お散歩の引きは無くなり、リードも緩く持ってお散歩に行けるようになるまでなったものの…

実は私よりも半歩から一歩前を歩いている我が家のななは正解なのかなーとちょうど聞いてみたいと思っていたところでした。

正にトレーニングの内容が「前を歩かせない」やっぱりそうか…と反省しつつトレーニング開始!

リードは付けているが手には持たづに私の後ろを歩かせると言う、すごくハードルが高いように聞こえる内容でした。

が、始まってみるとルールがあればリードを持たなくても着いてくるがいました。

まだまだ完璧にはほど遠いのですが、私にとっては大きな一歩をかんじました。

そして「絶対に私よりも前に歩かせないぞ!」と心に誓いトレーニングの翌日の散歩

今日は絶対に私の太ももから前に腕を出さないぞと決め歩きました

私が思っているよりもななの方がすんなり受け入れている。

やればできるじゃん!と言うより、私のリードの持ち方や迷いがななの歩きにでていたのだと実感しました。

こんなにもエネルギーの持ち方で犬の行動は変わるものなんだと。

とても感動したので、共有したく感想文書いてしまいました!

迷いが出た時にはすぐに大先生へ相談します。

宮武大先生との出会いに感謝と七山という環境を整えてくれている大先生の存在にも感謝です。

また学ぶことがいっぱいで次にお会いできる時まで、みんなで散歩を続け少しだけでも成長した私たちを見せれるように頑張りまーす!


ココまで・・・

ななちゃんの飼い主さん!うれしいお言葉ありがとうございます。

文章には「エネルギーの持ち方で犬が変わる」と表現されています。

これは犬に対する意志や意識といった強い思いがエネルギーの変化に現れるということです。

犬はとても賢い動物です。

飼い主の変化を受け取ってくれるからこそ犬とのコミュニケーションを楽しめます。

大先生と言われるほどの域には達していないのですが、生徒さんからの励ましの言葉として謙虚に受け取ります。

率直に受け取れば「がんばれよ!」ということですね。

学ぶことは楽しいこと。

犬との暮らしはいろんな学びをもらえます。

非言語コミュニケーションは奥行が深いもの、ぜひこれからも楽しんでください。

関連ブログ記事→<クラス>プライベートトレッキングクラスで学ぶ大切なこととは

Posted in クラスのこと, 受講生のコトバ

<受講生のコトバ・なつめちゃん編>黒柴なつめちゃんが家庭訪問レッスンを受けて

グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講された生徒さんからいただいた感想をご紹介しています。

今回は家庭訪問レッスンを受講した黒柴のなつめちゃんの飼い主さんからいただきました。

ここからどうぞ・・・・・・・・・・

犬のことで悩んでいたときにグッドボーイハートの家庭訪問レッスンをネットで検索して見つけました。


犬のしつけ方を習おうと思ったきっかけにはいろいろなことがありましたが、一番気になっていたのはなつめの散歩の問題です。

なつめは散歩に出かけるときは自分から犬用のバッグに入っていくのですが、歩きはじめるとリードの引っ張りが強すぎて喉を痛めてしまうのではないかと大変心配になったのです。

散歩中のリードの引っ張りを止めさせたくて、ネットでいろいろと調べて試してみましたがどれもうまくいきませんでした。

それで家庭訪問のレッスンを受講することになりました。


家庭訪問のレッスンを受講して、なつめの行動は少しずつ変化してきました。

まず一番悩んでいた散歩の歩き方が改善したことです。

クラスを受講する前は引っ張りが強く二本足立ちになったりくるくる回りながら歩いたりしていました。

練習の成果が見られ今では自分の横について人にあわせてゆっくりと歩くことができます。


はじめは全くできなかった散歩中のオスワリも最初は少し抵抗をしましたが、一旦できるようになるとすぐにできるようになりました。

散歩の途中でお座り待てをさせて人と話すこともできるようになりました。


家の中の行動もかなり変わりました。

なつめのハウスやベッドなどを準備して、リビングでは自分の居場所で落ち着くことができるようになり、前よりずっと落ち着いている時間が増えました。

部屋で家具を噛むことがなくなり、自分のオモチャやガムや木などを噛んで遊んでいます。


トレーニングを受ける前は来客のときインターホンがなると吠えたり興奮したり来客に飛びついたりしていたのですが、今ではとても落ち着けるようになってきました。

来客が来たときもマテがずいぶんと待てるようになりました。


他にも毎日自分の帰宅のときに興奮して飛びついてとびついていたのがなくなったり、日常的によくあった要求吠えが減ってきました。

トレーニングクラスを受講して、自分のなつめに対する接し方でなつめにどのような影響を与えていたのかが理解できるようになりました。

先日はなつめを連れて家族で外出する機会がありました。

そのときお店でもとても落ち着いていたのを見てなつめはずいぶん変わったと思います。

お世話になり、ありがとうございました!


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黒柴のなつめちゃん、トレーニングクラスを受講された年齢は生後6ケ月を過ぎたころでした。

犬が成長と共に変化する年齢がいくつかありますが、乳歯から永久歯へと体が変化する生後6ケ月にはいろんな変化が訪れます。

その変化の中には、今まで溜まっていた不安が吹き出すようにあふれるストレス行動があります。

散歩中のひっぱりも喜んで散歩に行きたいのだと誤解している飼い主が多くいます。

ほとんどの犬は逃げるようにリードを引いたり、不安でマーキングを繰り返します。

リードで犬を制しようとしても普段の日常の生活からルールがはっきりしない状態だと、犬はリードの制御を受け入れられません。

なつめちゃんの飼い主さんは、ひとつひとつのルールの積み重ねをきっちりと重ねていかれました。

飼い主さんがレッスンで導入したルールを自分流にしすぎず正しく守っていただくことがトレーニングの成果に現れます。

なつめちゃんはその成果を発揮できた犬ちゃんになりました。

ひとつひとつできるようになることが増えることが、ほめたり叱ったりしすぎることを減らしていきます。

オヤツや罰をしつけに使う必要はほとんどありません。

なつめちゃんもちゃんと飼い主さんに答えながら自分に自信をつけて不安を解消していきました。

これからもなつめちゃんはご家族といっしょに学び、いっしょに成長していきますね。

またお山でなつめちゃんをお待ちしています。

山歩きで休憩するなつめちゃん

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<受講生のコトバ・梅ちゃん編>人に怯えていた子犬が今では人を魅了する自然と生きる本当の犬として歩く

グッドボーイハートのクラスを受講された生徒さんからいただいたクラス受講の感想文です。

今回は人に慣れていない保護犬の子犬を迎えたことが受講のきっかけになった梅(うめ)ちゃんの飼い主さんからいだたきました。

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去年2月に梅が家に来ました。

北九州の野犬の群れの仔犬で、生後6ヶ月の女の子でした。

ボランティアの方が保健所から引き受けた子犬をネットに里親募集として掲載されていたのです。

気になってボランティアさんに連絡をしたのが梅を家族として迎えるきっかけとなりました。

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自宅に連れてきた梅は警戒心がとても強く、ご飯も殆ど食べませんでした。

ダイニングのベンチの下にずっと隠れていて声をかけても出てこようともしません。

私たち人間が寝静まるとリビングの中央に敷いたペットシーツにトイレをし、遠吠えをして群れを呼んでいるようでした。

犬の事は全く解らない私でしたが、そのなき声を聞くと毎回胸が締め付けられました。

梅はとても私たちを怖がっていましたし、室内のベンチの下から出す事も出来ない様子で、散歩に行くなんてとても出来ない状態でした。

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梅の状態をどうしていいかわからず、以前からご縁のあった(私の妹が宮武先生にお世話になっていました)good boy heartに問い合わせをして宮武先生がカウンセリングに来てもらいました。

先生が初めてカウンセリングに来て下さった時の安心感…。

そして、次の家庭訪問からトレーニングがスタートしました。

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家の外に出ると梅は、人や車、物音など、全てが恐怖だったようですぐにパニックになりました。

大小の排泄物を歩いている途中でお漏らしすることが続きました。

リードの引きも強く、飛び上がったり、跳ねたり、と逃走モードの状態でした。

家から5分の公園まで歩くのが毎日とても大変でした。

先生のレッスンは、私がそれまで当たり前と思っていた事と犬の性質は180度違うのだという内容の、飼い主に対するレッスンでした。

レッスンは毎回楽しく、新しい視野を持って梅を見ることができるようになりました。

そして小柄で華奢でいらっしゃる先生から大きなパワーを貰えます。

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梅は少しずつ少しずつ、落ち着いて過ごせるようになってきました。

梅がうちに来て一年が経った今では、公園までの道をご近所の庭の草花を眺めながらゆったりとリードをたるませた状態で散歩ができるようになりました。

宮武先生と梅のお陰で、私は今までは苦手な分野だったトレッキング(山歩き)が大好きになりました。

どうしてかというと、梅は山では特に美しくすごく格好良いので、私はそんな梅を見るのが好きなのです。

梅、お互いお婆さんになっても一緒に山に行こうね。

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生後6ケ月のやせっぽちだった梅ちゃんと初めて対面したとき、梅ちゃんは室内のベンチの下に隠れて気配を消し、リードをつけることすら恐怖を感じているような状態でした。

犬を飼った経験のある人であっても、人に怯える犬に対して自分たちがどのように接していいのかわからないのは当たり前のことです。

外飼いであったり先住犬との関係が良い状態であれば、犬が自然に人に慣れるのを待つこともできるのですが、梅ちゃんの生活環境ではなかなかそうはいきません。

接するということがどうしても発生してしまう室内飼育の保護犬に関しては、適切な接し方をしなければ子犬は人を警戒したままか攻撃性を高めていく傾向も十分に考えられます。

なんの問題もないように見えても、日常的に繰り返させる小さな緊張が続くと年齢を経てから発作などの強い反応が繰り返される結果になることも予測できます。

そんな先の未来を考えてしまうとどうしてもきちんと接してあげる必要があることをお伝えすることが私の役割です。

そのきっちりさは難しいものではないのですが、怖がる犬をさすったりなだめたりすることをガマンできない人にはできないことなのです。

梅ちゃんの飼い主さんはものすごくきっちりと誠実に梅ちゃんに向き合ってくださいました。

一年経った今、梅ちゃんの行動の変化をみればそのことは誰もが認めざるを得ない事実になっているのです。

きっと梅ちゃんを見た人は「お利口さんですね。うらやましい。」と言われることもあるかもしれません。

梅ちゃんはリラックスして散歩ができ、室内で人のものをとったりテーブルに手をかけたりもしないし、人に飛びついたり吠えたり領域を侵すことをしません。

でも山歩きの最中には常に飼い主さんと共にいることを望み、その小さなテリトリーの中でたくさんのものに出会い探索し冒険しているのです。

山の中で梅ちゃんが社会的に自由に発達する姿を見て飼い主さんは「梅ちゃんが美しい」と感じているのです。

山で過ごす犬を見て美しいと思えるというのは、私が最大に飼い主さんに到達して欲しい境地なのです。

しかもその美しい犬は自分から離れて走り回る興奮する犬ではなく、一歩一歩を大切に自分と共に歩いてくれる一体感感じられる犬なのです。

日焼けとか絶対ダメ山歩き苦手です、と私に宣言した飼い主をトレッキング好きに成長させた梅ちゃんに、犬としてよくぞやったと感謝の気持ちでいっぱいです。

保護犬の梅ちゃんには山で過ごしたDNAが強く残っていたのだと思います。

日本には梅ちゃんのようなミックス犬がたくさんいたのでしょうが、今は保護時に怯えの強い犬になってしまい怯えたまま生涯を終える犬も少なくありません。

梅ちゃんには自然とつながるセンスがある上に、人との暮らしや関係が自分にとって大切であるということも知っています。そんな日本の雑種犬の梅ちゃんのこれからの変化がとても楽しみでなりません。

それにしても私は決して華奢でも小さな可愛さもないのですが、いつも少し遠巻きに私を見てくださった梅ちゃん飼い主さんには遠近法でそのように見えているようで自分にとっては都合が良いのでそういうことにさせていただきます。

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<受講生のコトバ・メイちゃん編>きっかけはトイレの失敗から。今では犬の行動を謎解く飼い主のひとりに変身

グッドボーイハートのクラスを受講した生徒さんからクラス受講の感想文をいただきました。

今回はコーギーのメイちゃんの飼い主さんからいただいたものです。

(※現在新型コロナウイルスで大変な中で「みなさんのお役に立てれば」と感想文を書いて下さった、前回のユイちゃん、今回のメイちゃん、次回予定の梅ちゃんの飼い主さんに心よりお礼申し上げます。)

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前のわんこを亡くして3年。

ひょんな事から、またコーギーを飼うことになりました。

令和元年5月1日生まれの女の子、メイです。

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前の子は、家の中で排泄が出来なかったので、
今度こそ、トイレシートで排泄できるようにしようと思いました。

みんなそうしているし、しっかりしつければできるはずだと。

ところが、思うようには行きません。

ブリーダーさんに言われたようにしても、
ネットで、検索して頑張ってみてもなかなかトイレを教えられませんでした。

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そのうち、軽い育児ノイローゼになりました。

そして、犬のしつけを検索しながらネットサーフィンするうちに、
グッドボーイハートのサイトにたどり着きました。

クラス紹介、事例紹介、ブログなど、読み回り、
ここなら私を助けてくれるかもしれないと思いました。

主人に内緒で、宮武先生にメールして、
カウンセリングを受けることにしました。

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「家の中で、トイレさせようとするのですが、上手くいかないんです」

「前の子は、大人しかったのに、この子はヤンチャで」
と、責任はメイにあるという言い方で。

先生は、「家の中でトイレするのは、犬にとって、不自然なことですよ。」

「外でトイレをするようにすればいいんです」

「きっと、できるようになりますよ」と言われました。

この言葉を聞いて「ああ、この地獄から抜け出せる」と、ほっとしました。

とは言え、主人になんと言えばいいのか…。
トレーニングなんかしなくていいと言われたらどうしよう。

と思い悩みましたが、すんなりOKが出ました。

きっと、毎日暗い顔して失敗したトイレの始末をしている私のことを、
主人は心配していたのだと思います。

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1週間も経たずに、初回のトレーニングの日が来ました。

テリトリーのお話から始まり、
メイの生活環境、庭の様子など見ていただきました。

それからは、プリントにしたがって説明を受け、
私が整えなければいけない環境、

メイに対しての接し方など、色々教えていただき、
宿題も出ました。

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クラスでの学びは、テレビなどでよく見られる対症療法的なトレーニングと違いました。

犬のことを理解し、犬の行動を学んで、
少しずつ、犬とのよりよい関係を作っていくということなのですが、
私はただ、先生の言われる通りに課題をこなしていくのが精一杯の毎日でした。

その中で、トイレの記録をとるという課題がありましたが、
今となっては貴重な記録です。

たまに、当時の記録を読み返して、
トイレ問題に悩んでいた日々を思い出します。

そうか、こんなに大変だったんだと。

毎週、与えられた課題が、何を目的にしているか、
課題をこなすと、何を得られるのかということがわからず、
目の前のことを、ただただこなしいくだけでした。

でも、ふと気がつくと、私の目の前には変わってきているメイがいました。

私にはわからない目標も、そこに続く道筋も、
先生にはしっかり見えているのですね。

私は先生に導かれ、目の前の道を、歩いていくだけです。

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トレーニングを始めて、7ヶ月。

メイは、トイレは、庭や散歩でして、家の中ではしなくなりました。

おかげで、胴長短足のメイのために、
歩きやすいように絨毯を敷くこともできるようになりました。

そして、飛びつき、甘噛みも私にはしなくなりました。

今では、
「こんなことなら犬を飼うんじゃなかった」という後悔の日々が、
「メイがいてよかった」という毎日に変わりました。

散歩での引っ張り、
来客や散歩で出会う知り合いへの飛びつき、興奮など、
まだまだ問題は山積みです。

でも宮武先生のご指導のもと、
もっと犬のことを知り、理解して、
メイとの楽しい生活を送りたいと思います。

宮武先生、不出来な生徒ですが、これからもよろしくお願いいたします。

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同じ犬種を飼われる飼い主さんは珍しくありません。

最初に家族となったコーギーちゃんはあまり困ることがなかったのに2頭目の犬には問題があると感じている場合、問題は人側にあるのではなく犬側にあるのだと思い込むこともよくある傾向です。

問題は犬にではなく自分たちの考え方ややり方にあるのだと思えるようになるまでが本当に大変なのですが、メイちゃんの飼い主さんはそのことに気づかれるのがとても早かったのです。

そのことが若いメイちゃんの行動に変化を起こさせるきっかけとなりました。

犬の排泄を室内でさせるのが当たり前の傾向なのか、より犬にあった環境とはどのようなものなのかなど
、犬の立場に立って考えなければいけないことがたくさん出てきます。

メイちゃんの飼い主さんのトイレチェックシートと行動チェックシートは、当初は起きていることや、なぜするのか?という質問がたくさん書いてありました。

そのノートが途中から、こうだからメイがこうなのだという風に自問自答する形に変わっていきました。

メイちゃんの行動を記録することが飼い主さんの考えるきっかけにもなったのですね。

今回の感想文もほとんどリライトせずに掲載せていただきました。

飼い主さんの真面目でまっすぐな姿勢がそのまま文章に表現されていて、メイちゃんもこんな風にまっすぐに育つのだろうなと感じさせてくれます。

これから1歳になろうかという若いメイちゃんの成長は飼い主さんにとっても楽しみでしかないでしょうが、私も一緒に楽しませていただきます。

Posted in 受講生のコトバ