グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

トップページ
お電話でのお問い合わせ
お問い合わせフォーム

春の雷

七山では雷がゴロゴロとなっています。
春の雷(ハルノライ)という季語にもあります。
この時期になると毎年聞いている気がするので、季節の風物詩なのかもしれません。

雨がさほどひどくなくても、遠くの方で聞こえるゴロゴロという音。
最初は雷だと思わず、山で石でも転がっているのかと思っていました。

梅雨のあの雷のようないさましさはありません。
春の雨と雷は暖かくなりますよーというお知らせのような気がします。

雷といえば、雷を怖がるいわゆる雷恐怖症とよばれる状態の犬たちがいます。
不思議なことですが、雷恐怖症の犬たちを山に連れてくると
自宅にいるよりも雷をこわがらないといいます。
自宅にいるよりも、というより、全く怖がっている様子が見られません。

山にいるときに雷に反応したいため、自宅でもしなくなったかなと思うと
自宅に戻るとやはり震えたり隠れたりするという行動が出るとのことでした。

雷は光や音だけでなく、そのものが非常に大きな自然のエネルギーです。
七山では犬も野生動物も人も、雷におろおろしているのを見たことがありません。

犬は何か「違い」を感じ取っているのですね。
そんな犬という動物が知っていることをもっとわかるようになりたいです。

218

Posted in 日々のこと, 犬のこと, 自然のこと

不覚

なんとなく底冷えがするなと感じながらも
頭の中で考えていることに気がいってしまってぼーっとして迎えた朝…。
外を見なくても察するこのいつもの朝とは異なる感覚。

いや、昨日みた天気予報では今週はずっと晴マークだったはず、と念じながらおそるおそる窓の外を見ます。

あー。つもってる。しかも半端なく真っ白です。
とりあえずトレッキングクラスの日程を変更していただくだめに生徒さんに連絡をします。

ところが今日は昼すぎには博多に行かなければなりません。
雪の日は坂道を降りられなくなるために前日に車を下の道まで下ろす必要があったのに、昨晩はそれをしていませんでした。
雪が降るとは思ってもいなかったから、ただそれだけの理由です。

でも、お知らせはありました。
何か底冷えがするなと、いつもより強い寒気を感じたことは事実です。
そんなときでも気持ちが備える方向へ向かっていないときには、
周囲の変化には鈍感になってしまいます。
朝から50メートルほどもある坂道の雪かきをせざるを得ない状況に追い込まれました。
追い込んだのは自分なのですが…。

さて、雪かきはいろいろと試した結果、最近になってデッキブラシが比較的有効であることを発見しました。
デッキブラシで1時間戦って無事に脱出します。

山の天気は女心といわれます。
コロコロと移りかわる天候による環境の変化に敏感でなければいけないのです。
それだけ自分の感覚が鍛えられるのですが
そんな感覚も少しの思考の偏りで鈍感になってしまうものです。

「Don’t think, feel.」 ということでしょうか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Posted in 日々のこと, 自然のこと

気になること

七山でパソコン作業をしていると、草刈機のエンジンの音が聞こえてきます。
窓の外を見ると近くの方が草刈をしながら山の方に入っていくのが見えました。
「えっと、まだ2月だけどなあ。」
と周囲の言動が気になります。

都会育ちの私は草刈がいろんな意味で苦手です。
これからの季節、毎年のことですが少しずつ延びてくる草を横目で見ます。
「今年も始まるのかな…」と少し人事。

もう少し伸びてくるとしばらく見るのを止めにします。
それでも視界に入ってくるので来校される生徒さんに「草が伸びてきているんですよね。」と遠巻きにヘルプを出します。

いよいよ。もうこれ以上はダメだなという段階に達したら、
黙って草刈機2台、鎌と鋏と3種の神器を取り出して、ただ無言で作業を進めていきます。
春から秋まで7ヶ月間の戦いが終わるまで黙々と向き合うだけです。


問題が悪化する前に取り組むほうがいいことは犬のことでわかっているはずなのに、
結局、私以外の何かが解決してくれないかなと逃避姿勢にあることがそもそもの問題です。

草は私に忍耐を教えてくれます。
自分と向き合う良い時間です。
3月から私もスタートします。

Posted in 日々のこと, 自然のこと

トレッキングシューズ

山暮らしが始まったときにすぐに購入したのが「トレッキングシューズ」です。

ところが、トレッキングシューズをはいて山を歩くと、粘土みたいにやわらかい土が靴底にどんどんついてきてシューズがどんどん重くなります。
これでは困るな~と思案しました。

こういうときは「犬に学べ」です。犬の足裏はパッドです。パッドはゴムの役割です。ただし鉤つめつきですけどね。
それでゴム長靴で歩くことにしてみました。
そうしたらなんと、長靴の方が歩きやすいではないですか。

私が長靴で歩いているのを見て、生徒さんたちは最初は抵抗を示されました。
ところが今では、みなさん長靴を履いて山を歩いています。
本当は足袋で歩きたいところですが、湿度が強すぎるので濡れてしまいます。
それで、山歩きの靴には、今のところは長靴がナンバーワンです。

山ではお役ごめんとなったトレッキングシューズを街中のアスファルト用に履いています。

以前知人が足首にウエイトをつけているのを見せてくれたことがあります。
訳を聞くと「平たいところばかり歩くので足が上がらずつまずいてしまうから。」ということでした。
ウエイトをつけていると足を上に上げようと意識するのでつまずくことがなくなったといわれていました。
その話を聞いたときに「では、都会でトレッキングシューズを履けばいいということかな」と思ったのです。

トレッキングシューズにもいろいろありますが、装備が強いものは重量がかなりあります。私の個人的な見解では靴の重量がある理由は「足をきちんと上げることと、岩場で足を挟まないようにするため」なのかと思います。

とりあえず、長時間歩くときには都会ではトレッキングシューズを履いています。
ちなみに3時間くらいは歩いていますが硬いアスファルトを長時間歩くと足の裏が痛く硬くなってきます。犬は大変だろうなと思います。

トレッキングシューズ。もうしばらくこの形で使ってみようと思います。


Posted in 日々のこと, 犬のこと, 自然のこと

写真撮影

ホームページをリニューアルするにあたり、真の入替も行うことになりました。
そこで、生徒さんにお願いしてトレーニング風景の写真を撮らせていただくことになりました。

久しぶりにご家庭を訪問したワンちゃんだったので「お鼻にキッス攻撃」の洗礼を受けました。話したいことがたくさんたまっていたみたいですね。
社会性がきちんと育っていて他者とのコミュニケーションを楽しめる犬は、犬のことを理解できる人といっしょにいることで社会生活に満足を得ます。社会性が育っているというのはそれだけ相手を観察でき相手のことも理解できるということだからです。

すでにトレーニングは修了されているので、撮影はポーズをとるような感じですすめられました。モデルになっていることがわかっているようで辛抱強く協力してくれました。

ルールが分かりやすく伝われば犬も安心して生活できますね。
よくルールを守る犬は飼い主さんに認めてもらおうとがんばっています。だから、犬がやりたいことに飼い主さんもつきあってあげるとお互い様ですね。

今日は協力してくれてありがとう。
またゆっくりお話しましょうね。

Posted in 日々のこと, 犬のこと

リンパマッサージ

リンパマッサージにいってきました。

以前、ヒーリングを習っていたときに少し勉強していたセルフマッサージ。
ヒーリングとままた違って、体が疲れているとき精神的にきつかったときなどに、セルフケアとしてときどきやっていました。
ここ数年手を抜いていたのですが、最近また車の移動が多くなり福岡では渋滞にはまったりするので目や肩が疲れてくる。
それで、再開しようとオイルマッサージを始めました。

ところが、久しぶりなのと思った以上に体のこりもひどかったりしてやりすぎてしまったりして…。
こういうときは人にしていただくことで体も覚えてくるし一度いってみよう、と思い立ちました。

近くのサロンを見つけて初めて利用させていただきました。
大木の梁のあるお部屋で木々に囲まれた素敵なお部屋でした。
こちらのサロンでリンパマッサージの勉強もできることを知り、来月から勉強を開始することになりました。

ドッグヒーリングのときにも「さする」「なでる」「はらう」といったタッチの方法を取り入れます。
犬にはオイルを使ったりはしないけど基本は同じだと思います。

学ぶことってたのしいですね。
それを実践できることはもっとたのしいです。


Posted in 日々のこと

見えざる巨人

春近いこの季節に七山の部屋で作業をしていると、毎年同じ現象がおきます。
部屋の天井の隅のほうから「ガサガサ」「ガサガサ」とすごく大きな音を立てている何かがいます。

そんなに隙間はないはずなのに、どんなに大きな昆虫か動物が動いているのだろうと
はじめ聞いたときには落ち着かずに何度も作業の手をとめては眺めていました。

そのうちに「音がなくなったな」と思ってホッとしていると、その音の主が天井に姿を見せます。

ちっちゃいね。
てんとう虫です。

このほんの数ミリのサイズしかない小さな虫が、なぜあの大きな音を立てるのかが今でも不思議です。
昆虫には自分を大きく見せるという技はあると思うけど、姿を現したらこんなにちっこいのでは逆効果ではないのかと不思議でなりません。

私の専門は「犬」ですが、動物にしろ昆虫にしろ、遺伝的に備えた不思議なシステムにはとても興味があります。
特に自分が目にしたり、生活でかかわることある身近な生物のことについてはなおさらです。

今年はすでにこの巨人が3匹部屋の中に入ってきました。
どちらにしても間違えているので見つけたら部屋の外に出します。
部屋の中の方が暖かいのだけど乾燥しているからかすぐに死んでしまいます。

環境って不思議。そしてとても大切ですね。





Posted in 日々のこと, 未分類

家具:木の肌触りが気になるようになったこと

今日は大川市まで行きました。
七山からは1時間くらいでしょうか。

大川は家具の町です。
車で移動しているので用事のある場所にしか寄らないのですが、車内から見る看板だけでも家具屋さんのものがたくさんみられます。

私は好きな家具屋さんにときどき用もないのに行きます。
いろんな木に触れたり、見たり、匂いをかいだり感覚を得たりすることが好きです。
オーク、アッシュ、バーチ、パイン、シダーなど、いろんな木の木肌に触れてみます。

アイアンの素材のものも好きです。
鉄の加工の仕方によって鉄の強さを温かみを感じることができます。
スチールも丈夫ですがやっぱりアイアンが好きですね。

作りの良い家具になると何百年も使われているものがあります。
木で何かをつくるなら、木がずっと生き続けるものに再生してほしい。
家具の職人さんは木のことを知り尽くしているのだと思います。

小学生のとき卒業文集には「インテリアデザイナーになりたい」と書きました。
中学生になると「犬の訓練士」に変わってしまったけれどどちらも身近になりました。



Posted in 日々のこと

大掃除

2月だというのに暖かい日。
山影に位置する七山スクールでもお昼になると日差しが部屋まで入り込んできます。

こんな日は窓を全開にして大掃除しよう。
それに今日は私的な記念日でもあるし、大切な日にはすっきりとして過ごしたいので好都合です。

掃除は大好きです。きれいになると気持ちいいからという単純な理由です。
でも、細かなところはなかなか行き届きません。
とても広い家なのでどこから手をつければいいのかといった感じです。

好きな掃除でも応援があるとさらにがんばれるものです。
前半はビートルズのBGMでスタートします。ビートルズは子どものころからなじみの音楽。
初期のころのアップビートなリズムで体も軽くなります。
疲れが出てくる後半はサザンのメロディで乗り越える。

ここでは近隣の家まで距離があるので窓全開で音楽をかけても迷惑にならないので助かります。
周りは土ばかりなので土ぼこりはすごいけれど、PMは福岡ほどひどくありません。
山が空気を浄化してくれているからでしょうか。

大掃除で私もすっかり浄化されました。
ちなみに犬は土の上を平気で歩いたりはするけど、家の中のゴミやホコリは苦手ですよ。
空気がきれいな環境が安心できるんです。



Posted in 日々のこと

立春

七山で暮らすようになってから、季節の移り変わりを身近に感じるようになりました。
暖かくなったり寒くなったりという外気の温度差が身にしみます。

「今日はわりと暖かいかも」「えー、また寒くなった」
と肌の感覚を味わいながら「こうやって暖かくなっていくのよね」と自分を落ち着かせる。
そろそろ春はもうすぐそこに来ていることのお知らせがいくつも届き始めます。
冬が来るときもワクワクしたのに、厳しい冬の終わりには春が来るのが待ち遠しくなる。
勇み足にならずに変化する瞬間を楽しめるようにと踏ん張ります。

犬は暦をみなくても風の臭いをかぎながら春の訪れを感じているようです。

春はもうそこまで来ています。

Posted in 日々のこと