グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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力量

七山校の裏山はとっても広いです。
移転したときに森林組合さんのすすめもあって
杉林を雑木に植え替えていただきました。

その雑木が育つまで下草を刈る「下刈り」なるものを続ける必要があります。
もちろん自分ではできないので、いくらかのお支払いをしてお願いするものです。

でも、山よりももっと近い家の周辺は自分でなんとかしなければいけません。

裏庭にあってどんどん背丈が伸びて、家の屋根に枝がしっかりとかかるようになった
木がありました。
幹がとても太く、登って枝を切ろうとチャレンジしたのですが、ひと騒動で
そのままになってしまいました。
チェーンソーとなると、さすがになかなか体力と筋力がいります。
特に生木の場合は跳ね返りが強いため、チェーンソーが自分の方に戻ってくることも。
数回チャレンジしたことがありますが、緊張すると筋肉や手が硬くなり難しいものです。

チャレンジしたいという気持ちもあるけど、自分の力量を知ろという気持ちもあります。

最近、知人がチェーンソーを使っているという話を聞き、早速相談しました。
幹は太すぎて無理だけど、上の方からなら…ということで切ってもらうことにしました。
おかげ様で屋根の腐食問題は一旦回避できました。

自然といっても家の周囲は放置するわけにはいきません。
切る必要のあるもの、植える必要のあるもの、背丈を短くするもの、
よくわからないのだけど、なんとなく感覚をつかみながらやっていくしかありません。

年々、筋肉も体力も落ちているような気がしてなりません。
今はオモチャのような電動式チェーンソーを使っていますが、
チェーンソーが使えるようになるくらいの筋力をつけることが先なのかも。

「薪ガール」という呼び名もあるそうです。
もうガールではないけど「薪レディ」くらいにはなりたいですね。


Posted in 日々のこと

小鳥たち

今日は七山で作業中です。
少しだけ暖かくなってきたけど、風が冷たいですね。
今日は小鳥たちがよく鳴きます。

鳥は声で聞き分けられるはずですが、なかなかわかりません。
聞き取れるのは、ウグイス、シジュウカラ、メジロ…くらいでしょうか。

色や形となるとますます区別がつきません。
ウグイスは鳴き声と共に識別できます。
シジュウカラは色が鮮やかなので分かりやすいかも。
あとは難しいですね。
それほど興味がないということなのかもしれません。

小鳥は、庭に降り立って何かをつついています。
土の表面にあがってきた虫を食べているようです。

小鳥をよく見るようになったということは、虫が出てきたということ。

虫はいろいろと面倒なので、やっぱり好きになれません。
生活に影響を及ぼさなければ、きれいだなとか、変わっているなとか
人事で済ませられますがそうもいきません。

虫→刺す→かゆい→跡になる
虫→部屋に入ってくる→増える→大変
とかですね。

人が自然を嫌う理由があるとしたら「虫」が一番なのではないかと思うくらいです。

犬の反応は様々ですね。
基本的には害のある虫、つまり毒性をもって攻撃をしてくる虫は避けます。
ただ動いているという理由だけで虫を殺したり追いかけたりするのは
何かストレスをかかえているのかもしれません。

オポのお墓に植えたしだれ梅が、つぼみをいっぱいに膨らませています。
咲くのかな、咲かないのかな。
毎日気になって仕方ありません。

咲いても咲かなくても、楽しみのひとつです。




Posted in 日々のこと

穴の中のおとなりさん

グッドボーイハート福岡は集合住宅なので住宅の中からよく音が漏れてきます。
ゴトゴトというイスを引く音とか、洗濯機が回る音とかいわゆる生活音のようなもの。
古い建物なのでお互いに注意はしているものの、横も上下も壁ひとつだから
どうしても通ってしまう音がありますね。
こうした雑音は、人が近くで何かをしている音という雑音として気にしないようにしています。

七山校はとても静かですが、人の気配とは違った音が聞こえてくることがあります。

数日前、日が暮れてからパソコン作業をしていると裏の小屋のあたりから音が…。

ゴト、ガリガリ、ゴトゴト。
家具を移動させているような、わりと大きな音です。

野生動物、たぶんアナグマでしょうね。

もう長らくいろんな音を聞き分けてきたので最近は驚かなくなりました。
それでもかなり長い時間、その音のする作業が行われていたので気になってしまい
一度表の電気をつけてから、少し近くまで様子を伺いにいき、そして戻ってきました。

翌日、音のしていた場所を見たところ、思ったとおりでした。
以前、アナグマが子供を産んでいた巣穴の近くに掘り返しのあとが見られました。

急に寒くなったので暖をとろうとしたのでしょうか。

翌日の暮れになると、その音はとても小さなものになりました。
穴におさまって過ごしているようでした。

野生動物を怖いと思われる方もいるかもしれませんが
実は怖がっているのは向こうの方です。

動物がかわいいといってえさを与える方もいるようですが
これは動物たちの生活を乱してしまいます。

野生動物が近くに生活しているというのは、彼らがこの七山校をよく観察した結果でもあります。
使っていない場所だし、多少の面倒が出ても対応できる範囲内なので
私は拒否もしないし手出しもしません。

お互いの距離感をわきまえる動物だからこそできることだと思っています。

あなぐまですが、顔が細くて無表情なところがきょとんとしているように見えてしまいます。

犬にもビックリしますが、追われなければ大丈夫です。
犬の反応は犬によって違います。よく知らない犬は追いかけてしまいますね。

環境の中にいる動物だということを知っている犬は、あなぐまを追いません。
よほど食べるものがなければ食べられますが、本来捕食の対象ではないですし
それに他においしいものを食べていますからね。

動物と動物の関係。
とてもおもしろいですね。





Posted in 日々のこと, 自然のこと

使役動物の行方

今日のニュースで「ロシアが軍用イルカを復活」の一文に目がとまりました。

イルカだけでなく、過去の戦争で様々な哺乳動物が訓練され
軍用として使われていた事実があります。
犬は軍用犬として使われていました。

「使われていた」という言葉通り、こうした動物は使役動物といいます。
使役動物の定義は曖昧になりがちですが、
人が作業のために使われる動物
人が作業をすることを教えて使う動物
といったところでしょうか。

「作業」の目的は軍用から荷物運び、福祉事業に入る盲導犬なども使役動物に含まれます。

どの目的が良いもので、どれが悪いものだという区別はできません。

人がいないと生存が成り立たない状態では、動物は依存性を高めます。
特に使役動物になりうる動物たちは人と同様に共感性が高く、
飼育や訓練を行う人の感情に敏感になります。
そのため、育て親になる人が喜べば作業の意欲は増していきます。

動物の側はとても純粋でシンプルな動物としての社会性や感情を動かされています。
だからこそ、動物を使いたい側の人間は、動物以上に社会的な存在であることを
求められている気がします。

伴侶動物、つまりペットといわれる人が飼っている犬は使役犬ではありません。
それでも、私たちは何かの希望や目的があって彼らを近くに呼んだのではないでしょうか。

対等であるということは、どこまでも難しいことです。
それでも、一歩ずつそちらに進んでいきたいという希望だけは持ち続けています。


Posted in 日々のこと, 犬のこと

都会で自然を探す

街中を歩いているとどうしても自然を探してしまいます。
最近はおしゃれなお店には自然の素材のものがたくさんあります。

美容室のお店のドアが木でできている。
病院の入り口にたくさん花を植えられた花壇がある。
デパートの中に大きな観葉植物が置いてある。
ショップの床が無垢の木でつくられたフローリングでできていたり。
マンションの表の細長い電光掲示板に、なんと小川の映像が流れているものも発見しました。うーん、さすがにこれは擬似にもほど遠いし少し悲しいですね。

いろんな形で自然を生活に取り入れようとしていることを感じます。

公園の木は高くなるのを防ぐためか、上を見ると中途半端な長さで切られていたりして
それは少し悲しい感じがします。
みなさんが求めている自然のひとつ、緑がもっと身近に戻ってくるように、新しくできる公園などがあったら森みたいにしてほしいですね。

東京の明治神宮は長い計画のもとに再生された森です。
森があると生き物たちが戻ってきます。

福岡オフィスの近くにある住吉神宮もひとつの森になっています。
都会の中なのに原生林のままなのかのびのびと空に向かって立っている木々があります。
住吉神宮をオアシスにしている人と犬も多いのでしょうね。
私もそのひとりです。

もっともっと自然の力が都会に戻ってきますように。


Posted in 日々のこと, 自然のこと

電話問題が解決

七山校の電話問題が解決しました。

電話をかけてこられたときに声がハウリングしてしまうという現象が起きていました。
すぐにNTTに相談をしましたが、電話回線には問題がないとのことでした。
それで電話機に問題がある可能性があるから調べてくださいといわれました。

電話機の会社に連絡していくつかの方法を試しました。
結局電話機を買い換えて新しいものをつけてみましたが現象は同じ、
つまり現象は再現化しました。

電話機会社から再びNTTに連絡してくださいと連絡先を聞き再度NTTへ連絡しました。

工事の方が来て外の保安器を交換したら問題は解決しました。
ハウリングはなくなりました。

どこにトラブルがありどのように解決をしたらいいのかわからない問題に対して
ひとつずつ何がOKで何がOKでないのかを確かめていかなければいけないのでしょうが
始めに問題がないといわれたことに対して、問題があるのではないかと再度連絡をすることに
すごく時間がかかりました。

確信が持てなかったからです。
もしくはとても困っているからどうしても解決したいという意欲にかけていたのかもしれません。

問題が解決したことで、他のこともなんとなくですが明るくなったような気がします。

小さなことも気になることはそのままにしてはいけませんね。
前向きに取り組む気持ちが問題を解決に導いているのかなと感じた「電話問題」でした。

Posted in 日々のこと

お勉強

勉強会にいってきました。
マッサージに関する内容の講習です。

しばらく長時間の外出をしていなかったので、外部で講習を受けるのは久しぶりです。
過去の勉強した内容もありましたが、復習にもなり勘違いを修正する機会にもなりました。


何よりグッドボーイハートでは教える側の立場であるため、
生徒として学ぶ機会を持つことを必要としています。
これまでに、たくさんのすばらしい先生との出会いがありました。

七山では、愛犬のオポが「オポ先生」になりました。

オポ先生も厳しいところが魅力的な先生でしたね。
案外お茶目なところでバランスをとっていた感じがします。


今日から早速、学んだことを自分で実践してみます。
次回の講習もとても楽しみです。

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気になる猫たちのこと

七山校には猫たちがよく遊びにきます。
遊びにくるというよりは、近くをウロウロしているだけなのでしょう。

過去のブログにも猫たちとオポやら近くの犬たちやらと
動物たちの楽しいいろんなことを紹介しました。

七山校の敷地をテリトリーにしている猫が数匹いました。
猫田(にゃんた)さんと名づけた白色の美人のお母さん猫と
そのお嬢さん猫から始まり、白色の猫はその後も何匹が見ていました。

ところが最近あまり見かけなくなりました。
かわりにブラウンと名づけた茶色のトラ柄の猫がウロウロとしています。

そういえばマイケルと名づけた大柄の猫が、以前白色一家の近くで番をはっていました。

実はそのころ、クロスケと名づけた黒色の猫が小屋の下に寝ていたようで
湧き水場で水を飲んでいるのをみかけました。

このクロスケとマイケルが戦っている様子がみられた後にクロスケがいなくなり
マイケルが残ったので、雄猫の勝負はマイケルが勝ったようでした。

ブラウンはマイケルと白色一家の子供だったのだろうか。
そう推測していたら、今日また白色一家から白い猫が出てきているのを見ました。

私はまだ自分のテリトリーを共有している猫族のことを把握しきれていないようです。


都市部では猫の不妊手術が必須になっています。
猫問題は今や大変な問題です。

里山でも人の接し方により猫の数はそれぞれだと思います。
ここ周辺では猫の数が増えているとは感じられません。
人が不用意にえさを与えすぎないということでしょうか?
飼っているという価値観もないように思えますが、真実はよくわかりません。


真実は猫たちの生活の様子だけです。

猫たちはよくねずみや小鳥を狩っています。
猫の狩りを見るのは楽しいものです。
小鳥はなかなかとることができません。
ねずみはたくさんいるので口にくわえて歩いています。
雪の日でもテラスや階段に猫の足跡がついています。

都会の室内飼いの猫のように長生きはしていないでしょう。
10年も生きていないと思います。
それでも、自由に冒険して自分の持っている力を使って生活をし
体も汚れておらずとてもきれいで、そして何より美しいです。
室内飼いの猫にみられるようにドッテリしていません。
とても締まっています。弓のような体をしています。

私は猫を室内で飼われることを否定はしません。
それぞれの価値観と必要性において動物を飼うのだと思います。

私は七山で猫がウロウロしているとつい観察してしまいます。
ビデオに撮っていたこともありました。

そのうち「猫語セミナー」が開催されるかもしれませんね。




Posted in 日々のこと, 自然のこと

環境を保護するのか、環境を保全するのか

今日はおもいっきり背中が痛いです。
というのも、昨日お手伝いしていただき、七山校近くの笹薮刈りを行いました。

千里の道も一歩からです。
ひとりよりもふたりでやるほうが勇気がわくので、本当に有難いことです。

野生動物の本を読んで動物の保全について考えるとき、環境保全は必須になります。
それで、荒れている場所が気になって仕方ありません。

笹は昔は畑仕事やいろいろなことに利用されていて、定期的に刈られていたので
藪になということはなかったそうです。

最近は畑にもビニールコーティングされた便利な支柱が使われていますので
笹は用無しになったのでしょうが、刈られずにそのままになっているところもあります。
結構背が高く、その背の上まで蔓があがっていって藪になります。

気になっていた場所を1時間くらい刈り続けていたら雑木のようなものが見えてきました。
目の高さよりも下に、本当に小さな白い花がひとつだけつぼみをつけています。

「梅ですかね…」
「梅だと思いますよ」

そんな風にその木の周辺の笹を刈っていきました。
そしたらなんと本当に梅の木でした。
太陽に近い場所にはたくさんの梅の花が咲いていました。

こんなに山の中に梅があったことと、笹薮の中で生きていたことにビックリです。
いつかどなたかが植えたのでしょう。
太陽の日をたくさん浴びて今年はもっと元気になってほしいです。

「保護」と「保全」は異なるといわれます。
その通りだと思います。

「保全」がどのような態度なのかは、まだ自分でもはっきりとわかっていません。
間違えもあるかもしれませんが、それも学びのひとつなので恐れず行動していきたいです。





Posted in 日々のこと, 自然のこと

職業としての

本を読むことは昔から好きです。
前はもっと大量の本を読んでいたような気がします。

本を読むというのは小さいころに習慣化されたもののようで
本を読む習慣がつくとよく本を読むようになるといわれます。
本当かどうかはわからないけど、確かに子どものころから本をよく読みました。

今の仕事をするようになってからというわけではないのですが、自然科学系統の本をよくよみます。
犬についての本は、よほど気になる本でなければ手にとりません。
率直にいって、おもしろいと感じないと読む気にならないからです。

小説は若いときのようには読まなくなりました。
それでも何かのきっかけや偶然が重なったり気になるワードが入っていたりすると
たまに小説を読むことがあります。

最近、村上春樹さんの「職業としての小説家」という本を読みました。
これは小説ではなく、自伝風というかご自分について書かれた本です。
ずいぶん昔のことですが、最初に村上春樹さんの本を読んだのは「ノルウェイの森」でした。
理由は単純です。大好きなビートルズの曲の名前だったから関心をもったのです。

そのあとは村上春樹さんの小説を続けて読むということはありませんでした。
もともと小説をあまり読まないから、他に読みたい本があったからという理由だけです。

今回少し幅を広げて読んでみようと思い、気になる小説を探していたところこの本を見つけました。
「職業としての…」という言葉にとても興味があり読んでみました。
もちろん、これまで読んだ村上春樹さんの作品がどこか心に触れるところがあったからです。
村上春樹という小説家に興味があったことは事実です。

本の内容はとても共感できるものでした。
なんども読み返したいなと思える本でした。

なんとなく好きだったことが人生の流れの中で職業となっている。
もちろん次元はまったく違います。
それでも自分が今こうして、子どもの時から夢見ていた犬のことをたくさん知りたいということを
そのまま職業としていることが不思議でなりません。
その機会を与えられたとしかいいようがない気がします。

職業としての家庭犬インストラクター…

うーん。なんとなくいまひとつですね。

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