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<自然のこと>唐津市のイノシシ猟師さんから聞いたお話し

行きたいと思っていたお店にやっといけました。

三瀬にあるGABAI(ガバイ)というお店で、イノシシ猟をしている猟師さんの食堂です。

イノシシ料理を食べて見たかったし、もし猟師さんがお時間があったら猟のことなど少しお尋ねして見たかったのです。

ダンナくんがわな猟師の免許を取得したので、わな猟について話を聞いてみようと前々から狙っていました。

猟師さんのとったイノシシの炭焼きを食べながら、ご主人である猟師さんのお話もたくさん聞かせていただきました。

なんと美味しくいただいたイノシシは七山のわな猟で捕らえた獲物とのことでした。

イノシシは冬しかとっても美味しくないことや、ただ捕獲するだけでは食べられる代物にはならないこと、仕留め方を間違えると犬のゴハンになってしまうことなど、くわしい話をたくさん聞きました。

また以前、猟犬として活躍していたドンちゃんというミックス犬がすばらしかったことや、良い犬は泥棒が持って行ってしまうこともあることなどのびっくり話もありました。

猟犬といってもみなが活躍できるわけではなく、うまく猟ができない犬もいるそうです。役割分担というところでしょうが、そうした遺伝子がなくなっているのも現実なのでしょう。

自然と関わりあって食べていこうというのは相当大変な上に、イノシシは害獣駆除対象の動物なので駆除される方には報奨金が出されるため、最近は多数が捕獲され頭数は年々減っているとのことでした。

七山の庭で普通に見かけるあのイノシシの数が減っていると聞いて驚きました。

野生動物と人が上手くやっていく環境が崩れ始めたため、人は猟を止めて家畜化した動物を食べることを他国の方に教えてもらいながら進めてきた文明の変化ですが、環境を元に戻すことができなければ稀少な活動とでしかないのかと痛感した時間になりました。

狩猟生活は失われるものになるのかどうか、今が問われる時期なのかもしれません。

こうして七山に学校があることで学ぶいろんな自然とのかかわりは、ただ気持ちいいーと叫ぶことではなくて、本当に深い人と自然のかかわりがあるのだなとその深さにはまり込んでいます。

仕留めたけどひとが食べられない猪肉は全部犬の餌、というくだりがなんどもあって犬たちはさぞ美味しかろうと思いました。

いつかほれぼれする猟犬に会えることを楽しみにしながら、猟のこと自然のこと犬のこと、またひとつずつ学んでいきます。

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